最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
○「神々の悪戯」 4 神アニメキタコレ、もう、キャラクターが全員神。……嘘は言ってない。 正々堂々たる乙女ゲーアニメ。キャラデザがカズキヨネの時点でもう準備万端だ。これまで乙女ゲーの題材として様々なモチーフが犠牲になってきたわけだが、事ここに至って、ついに乙女ゲーは神をも恐れぬ所業に出た。各国各文明の有名な神様と恋愛出来るようになったのだ。いや、考えてみりゃ神様が萌えキャラになるのなんてずっと昔からある文化だったんだから、それが女子向けになるのも何ら不思議じゃないな。それにしたって神様のキャラづけがいつも通り過ぎるだろ、とは思うけども。何せ最初に登場した5人の神の中にホモが2組も混ざってるからな。確かに「問題児の神々」には違いないな、と思ったけど、神々の恋愛感情が歪みまくって人間の倫理観では確実にイカれてるのって、ギリシャ神話の昔からの伝統だからなぁ。いまさらゼウスさんが是正のために学校を立ち上げてもしょうがない……っていうか、歴史的に見たら恋愛事情が一番ふしだらでぶっ壊れてるのって、ゼウスさんじゃないんですかね……。 この手のアニメにはお約束で突っ込みどころは本当に満載。あとは全てテンプレートの上を軽やかに滑っていくだけである。デザイン面は既に結果を出したもの、アニメとしての映像も綺麗だし、キャストも万全。ある意味安定のコンテンツだよ。そして、これを切れるかどうかでボクの今期の視聴本数も変わってくるわけなんですよね。…………ヒロインが、はやみんだからさぁ……もう、こっち目線だと「いかに酷いシチュエーションで早見キャラに変な声上げさせるか」っていうドッキリ番組なんだよな。あと、「BROTHER CONFLICT」ばりの素敵エンディングも見逃せないよね。ヘルプミー。 PR ○「龍ヶ嬢七々々の埋蔵金」 5 「ちょっとした冒険だな」ってチーフが言ってくれそうなオープニングだったにも関わらず、アバンが終わったら一切そういう要素が無くなったのでちょっとしょんぼり。ボウケンジャーは名作。異論は聞かない。 「ピンポン」はいかにもなノイタミナ作品だったが、こちらはそうでもない割と普通のラノベ。こないだどっかで「日本は太平洋上の人工島に学生住まわせすぎ」っていう突っ込みを見たことがあるが、まぁ、確かにそうだわな。学生をわざわざ特殊機関に隔離して育成する意味ってどれくらいあるんだろうな。学園都市、おめぇのことだ。まぁ、この島は一応「専門研修などの施設も充実して」っていうささやかなフォローは入ってたけどね。島全体が結界で覆われてたり、何かの封印があったりしなければいいんだけど。 当然この手の人工島でのお話なのでバリバリファンタジー要素が詰め込まれるだろうとは思われるのだが、1話目はそこまで焦ることなく設定が説明される。メインヒロインがどういう存在なのか、そしてそれに対して主人公はどのように考えるのか。いきなりの幽霊に面食らいそうになるが、作中のキャラ達があまりに普通に接してるもんだから、「まぁ、それでいいんかな」という気になる。幽霊モチーフのくせにあんなに存在がはっきりしてるのって、本間さんちの芽衣子ちゃん以来だよ(ノイタミナ繋がり)。悲痛な過去を背負ってるんだからもっと沈んだキャラであるべきなのだが一切そんな様子がないのも同じ。この設定だと、はたして彼女を殺害した犯人を捕まえる流れになるんだろうか? ならない気がするね。よく分からない超人たちがよってたかって捜査しても解けなかったって言っちゃったしね。じゃぁここから何するんだって、そりゃ埋蔵金探しなんでしょうね。ちょっとした冒険だな。 製作はA-1、監督は久しぶりにノイタミナに帰ってきた亀井幹太ということで、アニメとしての安定感は高い。キャラが動くのを見て何故か「エウレカセブンみてぇな絵だな」って思ったけど、言い換えれば安定して見やすいってことだ。安易な設定が多いのはしょうがないが、キャラも現時点ではあまり鼻につく行動は無くて見やすい。主人公が割と真っ直ぐで潔いのが見やすい理由かも。「おっぱいの代償として腕一本くらいっ」っていうのは潔さなのかどうか分からんけど。男女2人で一つ屋根のしたなんだから、もう少し直接的な描写があってもええんやで(まぁ、幽霊だけど)。現時点ではどういう筋立てになるのか分からないので「展開次第」としかいいようがないけど、良い方向に転がっていけばいいなぁ。 中の人は、なんと田辺留依が早くも2本目の主演。流石に初見で聞いてもまだ認識は出来なかったのだが、違和感が一切無く溶け込んでいたので、やっぱりこの子は割と上手いんだろうと思う。主人公は安定の小野Uであるが、まぁ、彼も器用だよね。「ハマトラ」の時みたいにヌルッとした変態っぽいのも面白いけど、やっぱりこういう分かりやすいキャラの方がしっくり来るかな。その他、回りを固めるのが阿澄・花澤・内山・伊藤かな恵と、相変わらずのラインナップ。なにも心配はいらない。 やべぇ、おもしれぇ、第2話。ただ、どっちかっていうとfunnyな方でおかしい。すげぇゲームだぜ。 第1話の時点であんまり明るい話はないんだろうとは思っていたが、何かよく分からん方向に深刻。女子中学生がカードバトルしてるだけなのに深刻。どんな世界だよ。いちいち面白いのが、ルールよく分からんのにカードバトルの戦術でドラマが構築されているところで、今回のバトルは、「ひどいハンデスで泣かされる」というお話。そりゃま、1ターン目リチュアル・リチュアルからHymnされて、更にセラピーフラッシュバックされたような訳の分からん攻撃を喰らったんだから、そりゃまだゲームはじめたての女子中学生は泣き出してもおかしくないが、相手も女子中学生だしなぁ。えげつねぇ。どっちかっていうと、1ターン目で手札空になるようなゲームは明らかにデザインの方に責任あるけどな。外野も「酷い……あんなのゲームじゃない」みたいなこと言ってたけど、冷静に「ルール違反ではないけど」っても言ってた。フォーマットリーガルなカードだったら別にいいじゃねぇか。そんなやべぇハンデスがあるのに先手とって自分で使わなかった方に責任がある。「WIXOSSには3つの段階がある、序盤がダイスロール、中盤がマリガンチェック、そして終盤は、第1ターンだ」っていう明言が聞こえて来そうですね。いやぁ、すげぇゲームだった。 多分、これ毎週笑えるんじゃないかな。どうやらカード販促アニメとしての使命感があるようなので毎週それなりにデュエルしそうだし。今回は「青がハンデスと留置の色」っていうのが分かりました。確かカラーリングはMagicと同じ5色だった気がするんだけど、黒は何するんでしょうね。毎度の突っ込みが楽しみだわ。いや、途中で投げ出す可能性の方が高いんだけど。 そして、このカードバトルで彩られる中学生の友情・恋愛模様であるが、真っ先にクローズアップされるのが近親関係ってのがまたすごい。「真っ直ぐなデッキで何が悪い」っていう文句の出所が、「真っ直ぐ近親恋愛で何が悪い」っていう感情から来てるっていうのがな。その結果主人公のるう子が「あんた何考えてるか分かんない!」とか切れられるしな。いや、お前の方がわからねぇよ。しかも相手の思い人がカードショップの店員さんだしな。どんだけ呪われてるんですか、WIXOSS。いいぞもっとやれ。ぼくも美人で優しいおねーさんがいるカードショップに「ちょっとデッキ見てもらいたいんですけどー!」って持ち込みたい。その結果「まだシングル出回ってなくてー」って言われて結局ブースターを大量に剥かされるなんて詐欺まがいの商法に乗っかってみたい。いや、シングルで出回ってないってことは多分レアリティ高いだろ。「なかなかでないな」じゃねぇよ。多分1箱剥いても出ねぇよ。ネットで買った方が早いわ。 いやー、カードゲームまじ怖い。 <青>
Adverse Conditions 逆境 (3)(U) U インスタント 欠色 最大2体までの対象のクリーチャーをタップする。それらは、そのコントローラーの次のアンタップ・ステップにアンタップしない。[末裔トークン]を1体戦場に出す。 末裔トークン付きの「霜のブレス(M14)」。ボーナスつきで4マナは「突然の嵐(BNG)」なんかでもお馴染みだが、占術1に比べて、末裔トークン1体は純粋に戦力であることに加えてマナ加速にも使えるために、かなり強力なボーナスといえる。おかげでこれまでコモンを守ってきたこの手のカードには珍しくアンコモンになってしまった。青は無色クリーチャーを増強するサポート、無色呪文に恩恵を与えるサポートもあり、この呪文1枚でもけっこう色々なデッキタイプを楽しむことが出来る。充分コストに見合うクラスのカードと見てよいと思う。まぁ、世の中には逆境になればなるほど燃え上がる人もいるみたいなので、相手の神経を逆なでしない程度に使っていくこと。
「強すぎない良いバランス!」ってことで認識されたのだろうか、なんと直近のセットから早くも再録である。そりゃまぁ、便利ではあるんだけどさ、果敢っていうぴったりの能力がある今のドラフト環境でもそこまで使われてるわけでもないんだよな。今回は本当に他のカードとのシナジーは一切無いので、純粋に穴埋め用。一応、クソ重いエルドラージをぶっ込んでデッキに引きムラがあるなぁ、なんて感じてるときには緩衝材として一定以上の仕事はするのかな。
Benthic Infiltrator 水底の潜入者 (2)(U) C クリーチャー・エルドラージ、ドローン 1/4 欠色 嚥下 〜はブロックされない。 今回各色に割り当てられた役職が分かりやすいコモンドローン。ライブラリ削りから派生したとも言える嚥下能力は青が中心色。そしてサブ色はエルドラージの中心である黒。つまり、昇華者を上手く使いこなしたい人は青黒から始めるとライブラリを削りながらのエルドラージライフが堪能出来るというわけだ。こちらのクリーチャーは、当初不安視されていた「嚥下って、ダメージ与えなきゃ意味がないんだから、かなり弱いのでは?」という懸念を強引かつストレートに解決した秀作。何しろアンブロッカブルである。パワー1とはいえ3マナでアンブロッカブルはコモンでは割と偉い方。ここから燃料をガンガン焚き付けて昇華者でガシガシ盤面をコントロールするのである。タフネスも4と大きくやたら死ににくいので、嚥下を無視してオーラで適当に強化して殴り切っちゃうのも手。赤緑とかだとマジで対処法がない気がするんだけど。
Brilliant Spectrum 輝く光波 (3)(U) C ソーサリー 収斂 - 〜を唱えるために支払ったマナの色数に等しい枚数のカードを引く。その後、手札を2枚捨てる。 コモン収斂呪文の1つ目。今回、意外なことに収斂呪文はコモンにわずか3枚しか存在しない。そして、そのうち2枚が青で、1枚は緑。つまり、4色以上に広げる場合には緑青から始めて、必要な色で肉付けする形が無難ということ。このカードは特に収斂を意識したデッキを後押しするカードになっている。何しろ青単で使う意味が全く無く、2色でもちょいとコスパが悪すぎるからだ。3色でも微妙なので、やはり4色を揃えて使いたい。そこまでいけば「思考閃光(RTR)」に並ぶレベルに。「それでもアドバンテージ1枚止まりって、大した効果でもないやん」と思われるかもしれないが、今作ではコモン、アンコモンレベルで直接的にアドバンテージを取りに行けるカードが非常に少ない。手軽なドロー、手軽なハンデスがあまり用意されていないので、この呪文だって替えが利かない唯一無二。遅めまでダラダラ流れてるだろうから、うっかり色が広がりきっちゃった人は諦め半分での確保を。
Cloud Manta 雲マンタ (3)(U) C クリーチャー・魚 3/2 飛行 なんか「噛みまみた」みたいな名前のフレンチバニラ。いわゆる一つの「噛みつきドレイク(M10)」。白の2/2フライヤーなんかでも触れたが、白と青で毎度お馴染みの飛行デッキを組むならばこのあたりの枚数がデッキの成否を計る規準になる。これまで通りの感覚でも大体の強さが理解しやすいので、それなりの順目できっちり確保しておきたいところ。ちなみにこの雲マンタ、マーフォークたちが空を移動する際の騎乗生物としてもよく使用されており、旧ゼンディカーでも「マーフォークの空偵者(ROE)」などにその姿が確認出来る。クリーチャータイプを見るとあくまでも「魚」と言い張っているが、果たしてこれを魚類と言っていいのかどうかは謎である。そもそもえら呼吸なら死ぬやんけ。どうなってんねん。
Clutch of Currents 掴み掛かる水流 (U) C ソーサリー 対象のクリーチャーをそのオーナーの手札に戻す。 覚醒3 - (4)(U) 今回のバウンス。今回はいつもの「送還」的系譜の2マナインスタントバウンスではなく、「虚空の罠(M15)」の系譜であるソーサリーバウンスだ。そう、この世界にはインスタントのバウンスは1枚たりとも存在していない。このことは戦闘を行う上で非常に大切なことなので覚えておかなければいけない。ただ、幸いにもそんな状況で与えられたソーサリーバウンスはなかなか優秀。1マナで使う分にはこれまで通りの使用感だし、覚醒を絡めれば実質「バウンスが出来る3/3クリーチャー」に。4マナ2/2の「分離主義者の虚空魔道士」や5マナ1/4の「虚無使い(RTR)」が活躍しているのだから、3/3土地が起き上がるモードだって文句無しで使えるだろう。青をやってるならとりあえず引いといていい呪文。ただ、今作はオーラの枚数が少ないしでかいトークンも出てきにくいので、テーロス・タルキールよりはややバウンスの価値は下がるだろうか。大振りのアクションばかりの馬鹿環境になれば価値も上がるだろうが……。
Coastal Discovery 沿岸の発見 (3)(U) U ソーサリー カードを2枚引く。 覚醒4 - (5)(U) 1マナ重たい「予言」に覚醒のおまけ付き。ドローカードとしてだけ見るとやや魅力に欠けるが、覚醒モードが前提だと考えるとかなりやりよる。何しろ6マナ4/4で2ドロー、かつてリミテッドで重用された「ファイレクシアのガルガンチュア(APC)」を超える性能なのである。こうしてマナフラッド予防のカードがあるおかげで心置きなくマナ加速に集中出来るのは良いデザイン。
Coralhelm Guide 珊瑚兜の案内人 (1)(U) C クリーチャー・マーフォーク、スカウト、同盟者 2/1 (4)(U):対象のクリーチャーはこのターンブロックされない。 マナフラッド防止役。2マナパワー2の同盟者ということで、とりあえず「湿地帯の水鹿」と同じ感覚で引いておくと初動の遅い青ならば他のデッキへの牽制になるだろう。ただ、今回の青はこれまでの次元とはちょっと事情が違うのは注意しなければいけない。実はエルドラージクリーチャーが一番多く所属しているのは何を隠そう青だったりする。しかもその陣容は序盤から攻め立てる嚥下つきだったり、末裔を連れてくるドローンだったり、低マナ域のクリーチャーも意外と多芸。これまでのような「低マナ域でクリーチャーが弱い青」のイメージとはちょっと違っている。そのため、何の目的も無しに2マナ2/1だからといってこのクリーチャーを無条件に投入する必要も無い。あくまで同盟者の数増しや、能力起動を視野に入れたデカブツ主義のデッキなど、きっちり役割を見据えた上での投入が望ましい。「エルドラージが1体でれば、それで勝てる」という状況が作りやすいのだから、そういうデッキは少なくないだろう。
Cryptic Cruiser 謎めいた巡航者 (3)(U) U クリーチャー・エルドラージ、昇華者 3/3 欠色 (2)(U)、対戦相手がオーナーである追放領域のカードを1枚そのオーナーの墓地に置く:対象のクリーチャーをタップする。 エルドラージで昇華者でタッパー。「意外にたくましい青」を体現するかのようにそれなりのステータスを持ち、さらにゲームを決められるタップ能力を持っている。今回のタッパーは、これまでのように「タップし続けて相手クリーチャーを1体無効化する」任務には向いていない。コストがでかいし、燃料が必要なので恒常性もない。あくまでこれは攻めのタッパーであり、頃合いを見て相手ブロッカーを片付けてワンパンチを入れるための道具なのだ。そう考えると、やはりこれは嚥下からのエルドラージビート用のクリーチャーといえる。今回の青は、白と組むなら色のあるカードで構築出来るが、それ以外の黒・赤・緑のどの色と組んでも大概は無色クリーチャーを優先した方がシナジー構築がしやすい。序盤のピックではその辺の全体像を視野に入れて役割分担を任せたいところ。どうも、青はすっかりエルドラージ色に染まってしまったようだなぁ。無色なのになぁ。フレーバーにはキオーラさんがギデオンにぶつくさ言っている様子が記録されている。キオーラとギデオン、ともにテーロスの神器をふるったことがある者どうしだが、正式な協力体制を敷くまでにはまだ時間がかかるかなぁ。
Dampening Pulse 鈍化する脈動 (3)(U) U エンチャント あなたの対戦相手のコントロールするクリーチャーは−1/−0の修正を受ける。 「困惑の石(CON)」の普通の世界バージョン。後の世界で活躍した「夜帳の憑依者(DGM)」などからも分かる通り、地味ながらも確実に一定以上の効果を持つ渋いエンチャントである。コスト分の働きが出来るかどうかは相手次第だが、これで末裔トークンなどの横に伸ばそうとする戦略は大きく瓦解することになるため、特定のデッキにはかなり刺さる。上手いことそういう相手に当たった時には、是非ともフレーバーにあるノヤン・ダールの罵詈雑言を相手に向けて叩きつけてほしい。その後の対応は自己責任で。
「Dispel/払拭(RTR)」 C 初出がワールドウェイクなので、実はこの呪文はゼンディカー原産。だからどうしたと言われたら困るが。「とりあえずサイドボードスタートでいいんじゃないかな」くらいしか書くことがないので、やっぱりここはフレーバーに注目しましょう。「目」に辿り付いてウギンとの邂逅を果たしたジェイスさん。大先輩の意見を聞いているわけだが、同じプレインズウォーカーでも年寄りとルーキーでは意見が分かれているようで……。ギデオン・ジェイスあたりの「エルドラージなんてみんなで協力すれば倒せるんだよ」派がどのくらい頑張れるか。今回はウラモグ1体だけなんだから、精霊龍のおじいちゃんも頑張って協力してくれれば何とかなるんじゃないかな。
Drowner of Hope 希望を溺れさせるもの (5)(U) R クリーチャー・エルドラージ 5/5 欠色 〜が戦場に出たとき、[末裔トークン]を2体戦場に出す。 エルドラージ・末裔を1つ生け贄に捧げる:対象のクリーチャーをタップする。 今回は青にもガンガントークンが湧く仕組みが与えられているのがちょっと違和感のある部分なのだが、色など選ばないのがエルドラージのモットーなのでしょうがない。こちらは6マナで合計7/7分のクリーチャーが出る、相変わらずの質実剛健っぷり。そして、青ならではの能力はタッパーである。1体タップするごとにクリーチャーを1体失ってるんじゃ話にならないので使えない能力のようにも見えるが、これまでの青とは使われ方が違うのだから既存の価値観は無意味だ。これまでの青は「タップで地上を守って空で殴る」。しかし、これからの青は、巨大なエルドラージに繋ぎ、ブロッカーは末裔トークンで寝かせてワンパンまかり通る。パワー8や9が素通しになるなら、何度もタップする必要など無いのだ。これすなわち鬼畜の所業である。ま、試合中盤以降だと思ったほど機能しないタイミングも多そうなので、レアとしちゃぁ地味な気もするけども。決め技持ちのデカブツってだけで、文句いうのは野暮だ。
Eldrazi Skypawner 空中生成エルドラージ (2)(U) C クリーチャー・エルドラージ、ドローン 2/1 飛行 欠色 〜が戦場に出たとき、[末裔トークン]を1体戦場に出す。 分かりやすい名前のドローン。2/1と1/1が出せる3マナのカードといえば「砂草原ののけ者」「ギラプールの歯車造り」と続いており、どちらもリミテッドの基盤を成すトップコモンになっている。そして、このカードはよりによって2/1の方が空を飛んでいるのである。どう考えても強いに決まっている。コモンから青をスタートさせる動機付けの筆頭。これ1枚押さえておけば次の手から飛行ビート、末裔戦術、無色コントロールと様々な方向に進むことが出来る。便利すぎる。
Exert Influence 影響力の行使 (4)(U) R ソーサリー 収斂 - 対象のクリーチャーについて、そのパワーが〜を唱えるために支払われたマナの色数以下であるならば、あなたはそのコントロールを得る。 青恒例のパクりスペル。ここ最近はオーラでパクるもの、クリーチャーの能力でパクるものが多かったので、ソーサリーでパクるのは久しぶりかもしれない。ソーサリーであることの利点は、エンチャント破壊やクリーチャー破壊で対策されないために誘拐が永続する部分だが、その分、大体はコスト設定が馬鹿みたいに高かったり、対象制限がきつかったりするものである。パクり呪文ってのはそれだけ影響力がでかいのでしょうがない。このスペルもご多分に漏れず、割と制限は強め。5マナなので収斂は最大値まで伸ばすことが可能だが、それでもパワー6以上はパクれない。そして、5色揃えるのも楽じゃない。普通のデッキでは5マナのソーサリーでパワー3くらいまでをもらってくることになるので、コストパフォーマンスで考えれば並くらい。きちんと収斂用の5色デッキが組めれば割と優秀、くらいだろうか。何もパワーが馬鹿でかい化け物が闊歩する世界でこんな制限つけなくても、とは思うが、「青なら相手のパワー下げる方法はいくらでもあるだろ! 頑張れよ! 諦めるなよ!」ということらしい。一番手っ取り早いのが「蛙変化」からのパクり。2枚のカードを使うが、それでも盤面上の差し引きはプラマイゼロだし、ソーサリーなのでターンエンドにパワーが戻っても大丈夫。これなら割と現実的……か? トータルで7マナかかるなぁ。神童ジェイスならパワーを−2出来るから相性がいい、なんて紹介もされているが……。
Guardian of Tazeem タジームの守護者 (3)(U)(U) R クリーチャー・スフィンクス 4/5 飛行 上陸 - 対象の、対戦相手のコントロールするクリーチャーをタップする。その土地が島だった場合、そのクリーチャーは、コントローラーのアンタップ・ステップにアンタップしない。 そうそう、ゼンディカーといえばスフィンクスがちょっとしたブームを起こした次元でもあるんだ。リミテッドでは「失われた真実のスフィンクス(ZEN)」あたりが活躍したが、それ以外に、構築レベルでついにフィニッシャーの座を勝ち取った「ジュワー島のスフィンクス(ZEN)」を産出したのである。このあたりでようやく、「青のデカブツ=スフィンクス」っていう図式が定着した気がするね。そんなスフィンクスにとってはホームグラウンドな次元での新作だが、ま、普通。5マナ4/5とサイズはよく、そこから上手く行けば毎ターンクリーチャーを塩漬けにすることが出来る。いわば1マナ軽い「霜のタイタン(M12)」。塩漬けにするためには島を大量にぶっ込んだ単色に近い構造にしなければならないが、今回は特殊土地に基本土地タイプを持つサイクルが収録されたので安定感はそこそこ。構築レベルに行けるかと言われると微妙ではあるが、ワンサイズ大きな「氷瀑の執政」として出番があるかも。
Halimar Tidecaller ハリマーの潮呼び (2)(U) U クリーチャー・人間、ウィザード、同盟者 2/3 〜が戦場に出たとき、あなたは対象の、自分の墓地にある覚醒を持つカードを手札に戻してもよい。 あなたのコントロールする土地・クリーチャーは飛行を持つ。 デッキの根幹を成す重要すぎるアンコモン。見ての通りに彼女がサポートするのは覚醒呪文。覚醒呪文の分布を確認すると、赤と緑がコモンに1枚だけ、黒はさらにアンコに1枚で計2枚、青だけがコモンに2枚の覚醒呪文を持っており、ついで多いのがアンコモンに2枚の覚醒を持つ白。青白マルチカラーも覚醒呪文で、つまりこの2色が「覚醒色」なのである。ということはこのおねーちゃんを使うのに一番フィットしているのは青白。青白で手っ取り早いデッキの作り方は飛行クリーチャーをかき集めてさっさとビートする方針なのだが、このおねーちゃんがいるなら渋い覚醒呪文を集めて土地の大群で相手を叩き潰すのもおしゃれだ。ただ、残念ながら覚醒呪文ってのは単体でも充分強い場合が多く、そういう戦術を狙いたいと思っている人間以外でも割と早めに引いてしまうことが多い気がする。他の戦術同様、「まぁ、何となくそういうサポートがあるよ」程度で無理に偏らせないのが吉。このおねーちゃんを使う場合、覚醒3くらいの呪文が1回使い回せるだけでも充分過ぎるくらいに強いのだから。
Horribly Awry 手酷い失敗 (1)(U) U インスタント 欠色 対象の、点数で見たマナコストが4以下のクリーチャー呪文を打ち消す。その呪文がこの方法で打ち消されたとき、その呪文を墓地に置く代わりに追放する。 コスト4以下を打ち消す「思考縛り(CHK)」の亜種。こちらはクリーチャーしか対象にとれなくなったが1マナ軽くなっているので、「取り消し」と「本質の散乱(M14)」の関係性と大体一緒。エルドラージさんの操る無色呪文なので、ついでに「雲散霧消」と同じ追放効果がついた。エルドラージばかりが発表される中で見ると「なんでぇ、デカブツ打ち消せないなら片手落ちやんけ」と思ってしまうが、冷静に考えれば、世間で暴れ回るクリーチャーなんてのはそのほとんどが4マナ以下である。そりゃ「龍王アタルカ」みたいな化け物もいるが、その前座を務めるクリーチャーは「包囲サイ」にしろ「雷破の執政」にしろ、4マナ圏が1つ目の山場となっている。そこをピンポイントで2マナ撃墜出来るのだから、充分構築級の実力。さらに、世の中で最も墓地に落ちてほしくないカードタイプは当然クリーチャーである。それを副次効果として追放出来るボーナスは無視できないだけの存在感。今回も新しいフェニックスが登場しているし、あの「死霧の猛禽」を後手でもシャットアウト出来るのはこの呪文ならでは。もちろん、追放した呪文を後の昇華者に繋げる役割も重要。今後の環境を(主にエルドラージ側に)牽引する重要な呪文になりそうだぞ。それにしても、このイラストの絶望感。
Incubator Drone 培養ドローン (3)(U) C クリーチャー・エルドラージ、ドローン 2/3 欠色 〜が戦場に出たとき、[末裔トークン]を1体戦場に出す。 シンプルに数を増やすドローン。単体サイズはエルドラージにしてはひ弱であるが、1/1トークンを連れてくるんだから青のコモンとしては充分なレベルだろう。そもそも青でマナ加速出来る時点でありがたいのだし。今回トークンを生み出すドローンが多いのは青と緑。デカブツを狙いたい場合、緑のマナ加速とも絡めてこの2色から入るのが一番素直。今回のトークンは単体でも戦力になり、トークンを並べるだけでも戦うことが出来るので、割と優先的に引いてしまって問題無さそうだ。
Mist Intruder 霧の侵入者 (1)(U) C クリーチャー・エルドラージ、ドローン 1/2 飛行 欠色 嚥下 青のエルドラージに求められる能力を端的にまとめた秀作コモン。そのボディに飛行と嚥下をまとい、隙あらば昇華のための燃料を稼ごうと待ち構えている。序盤に出せるフライヤーということで、とにかくダメージが通しやすい。普通に殴ってるだけだと大したクロックではないが、この小さなつまみ食いが後の大きな技の布石になるわけだ。うっかり試合が長引いて、最終的にライブラリアウトで勝っちゃう展開とかも、おっちゃん嫌いじゃないで。
○「エスカ&ロジーのアトリエ」 5 このタイトルは本当に大丈夫か、と思ってしまう病気の人。日本語だと「&」って「と」って読む場合もあると思うんですがねぇ……なんでこんな名前にしたし。 なんて酷い茶々入れはさておき、あのアトリエシリーズがついにアニメ化されたという。まぁ「あの」って言ってる割にはあんまり知らないんだけども。アトリエシリーズをやったことがないわけじゃないんだけど、まだゲームをやっていた時期との関係で、マリー→エリーで終了したんだよね。PS1やで。「あれからコンスタントにアトリエシリーズって発売されてるよなぁ。一体どれくらい出てるんかいのう」と思っていたら、アニメオープニングで堂々と「A15」と表記され、それが通し番号だと知って度肝を抜かれた。15本ってすげぇな。ドラクエなんかよりよっぽど出してるやないか(テイルズには負けるか?)。 そんなわけで、何となく雰囲気は知ってるけど多分10年以上ぶりに見るアトリエ感。そうね、こんな感じだったかもしれないわ。シリーズによって雰囲気は変わるのだろうけど、RPGといっても特に殺伐とするわけでなく、おつかいにコレクションを交えながら、少しずつ作れるもののバリエーションを増やしていく楽しさっていうのは何となく思い出せる。私の愛するボードゲームの概念とほぼ同じよね、拡大再生産のワーカープレイスメントだから。1話目は、エスカが錬金釜をつかって最初に作ったのがりんごのタルトだったのでほっこりしたが、その次に作ったのはまさかの「風車のシャフト」である。……やっぱ錬金術すげぇ。そりゃロジーさんも驚くわ。どこの家の錬金術マニュアルに「風車のシャフトの作り方」とか書いてあるんでしょうね。 世界観はフリーダムではあるものの、牧歌的でゆるゆる流れる「適度な新鮮さ」は割といい感じ。製作はここのところのりにのってるStudio五組で、監督はなんと岩崎良明。岩崎さんは割と好きな監督なのだが、最近あんまり仕事見てなかったよな……と思って確認したら「ミス・モノクローム」って書いてあった。知らんがな。まぁでも、この牧歌的でゆるゆると女の子の生活を描くタイプは割と岩崎さんの得意とするジャンルじゃないでしょうか。1話目からエスカが割と真っ直ぐに愛嬌がある。特に目を見張るほどの萌えキャラってわけでもないんだろうけど、「人に好かれるキャラ」という立ち位置の真っ直ぐ少女でよろしい。出来ればこのまま彼女が何くれとなく村の雑用を任されて色々と試行錯誤しながら錬成している様をのんびり見ていたい。元々のゲームもそういう目的やろ。私の知っているアトリエシリーズと違うのはダブル主人公で野郎がいるというところだが……まぁ、別に嫌味はないよね。最初に「都会ではこんなの見たことねぇよ!」って言い放った時には「お? やな奴か? 田舎馬鹿にすんなよ?」と思ったが、別にそんなヤな奴じゃなかった。まぁ、主人公だから当たり前か。あんまりくっついたの離れたのっていう目線でこの2人を見守りたくはないんだけどねー、出来れば男女の友情でお願いします。 そんなこんなで割と可愛らしいエスカであるが、まぁ、中の人頑張ってる。泣く子も黙るそんせんなしころもさんであるが、やっぱりお仕事してると美少女になるんだ。不思議だよなぁ……この人どこから出てきてるんだろうなぁ……ついに初主演まで掴んでしまったか……ついでにOPまで歌っており、こちらも随分達者で舌を巻く。りえしょん旋風は留まることをしらないけど、誰か止めてくれても良い、適度なとこで。 ○「シドニアの騎士」 4 SF。ぼちぼちロボものも増えてきたな。これは一目で「あ、ロボに力入れたいんだな」って分かる作品なので、何が出てくるか想像出来ない「キャプテンアース」なんかよりは見るのは楽そうである。 漫画原作のようだが原作未読。フルCGで描かれる世界は非常に自己主張が強く、かなり好みが分かれそうなアニメになっている。個人的には、あまり得手ではない。フルCGアニメというとつい最近は「アルペジオ」があったわけだが、サンジゲンの手によるアルペジオがかなり挑戦的で、まだまだ荒削りながらも「今後のアニメはこういう方向にも進んでいくのかもしれない」と思わせるものになっていたのだが、こちらのCGは、最新鋭は最新鋭なのかもしれないが、どこか懐かしさすら感じさせるいわゆる「CG」のイメージが強い。ディティールまで凝って作られているので「手抜き感」は一切無いし、ロボット戦闘パートなどは確かに電光石火で動くので頑張っているのは分かるのだが、逆に生気が無くなってしまった能面のようなキャラクターデザイン、そして重みが感じられない浮遊感を伴う人間のモーションなどは、なんだか初期の「堅い」CGそのままの印象。良く見れば本当に細かい動きまで意識的に作っているのだからアルペジオ以上の部分もあるのだろうが、このCGはあまり「みたいアニメ」の理想像になっていない気がする。 まぁ、アルペジオだって最初は「浮いてるなぁ」と思っていたから、そのうち慣れていくものなのかもしれないし、この無機質な感じこそが本作の狙った効果であるという気もするのだが……ニーズあるかなぁ。同じ無機質なモーションってんなら、俺は別に「てさ部」くらいでもいい気がするしなぁ。多分、求めてる方向性が違うんだろうね。いや、今後ガンガン戦うようになったら、このデザインの良さも見えてくるのかもしれません。漫画の中身自体はスタンダードながらもそれなりに見やすいものだったので、しばらくは絵に慣れたり慣れなかったりしながらお付き合いしていくしかないだろう。 そういや、なんで「てさ部」なんかが比較対象として出てきたかっていうと、当然モブ子がいたからだよね。すげぇナチュラルにモブ子とモブ江とモブ美がしゃべってるよね。もちろんあれも手抜きとかじゃなくてそういう世界設定なんだろうけど。クローンなのか、一般兵卒みたいな量産型亜人なのか。まー、メインキャラがアンドロギュヌれる世界なんだから何があっても不思議じゃないわな。こういう「普通じゃない設定」がしれっと出てくるあたりは面白そうだと思えるポイントよね。ふたなり本が捗る……か? この絵で? 中の人は逢坂君、ぺ、それにふたなりに豊崎という刺激的なキャスティング。さらにこれにモブ子役を必死のキタエリが担当する。上田麗奈も大変そうだったけど、まぁ、キタエリならやれるやろ(適当)。そして、長官っぽいおねーさまが素敵よね。また巨乳だったわね。おめん被ってるからとんでもない素顔なのかと思ったら、普通のおねーさまでしたよ。まぁ、この世界のデザインだと美人かどうかはよく分からんが。あ、あと相変わらずangelaが荒ぶっている。もう、やりたい放題やな。 ○「ご注文はうさぎですか?」 4 清川元夢を全力で無駄遣いする方向性のアニメ。流石にここまでの萌えキャラは、彼の長い長い役者人生の中でもなかなか無いのではなかろうか。 あれから2年くらい後の世界を描いた「きんモザ」の続編、って書いたら世界中で5,6人くらいは信じそうなアニメ。キャラデザが本当に本当にそのまんまみたいな形で作られており、原作者が同じなのか、それともアニメスタッフに共通の人がいるのかと思ったのだが、特にそんなこともないという。結局「掲載誌が同じ」というだけでここまで雰囲気が似るということなのだね。恐ろしいことである。テーマは一応「喫茶店日常4コマ」なのだろうか。その割には清川ウサギがいたり、何か不穏な空気が流れているのも気になるところ。まー、この雰囲気、この流れで最終回に怒濤の展開が待っているような流れは期待しないけどさ。 製作は「そにアニ」から続きでWHITE FOX。そして監督はその「そにアニ」にも関わった事がある人のようだが、名前は初見。とりあえず1話目は「なるほど可愛く出来ているね」というきららアニメには至極真っ当な評価のみが出てくるのだが、あまり強い押し出しはない、というのが正直な感想。きんモザは1話目がピーク的な劇的海外エピソードでぐいっとドラマに引き込んでくれたし(まぁ、ある意味詐欺ではあったのだが)、その他のきららアニメでも1話目ではある程度特徴となる設定、世界観を見せてくれるものなのだが、このアニメはそれが無くて、ただぼんやりと導入がながされた。これから先に作品が目指していく方向性を考えれば間違っていないし、良い導入になっているのかもしれないが、「ならでは」が見えてこないので誘致要因は少ないのが気になる。「毎週これが見られる」ことに安寧を求めるのか、刺激不足を愚痴るのか。まー、過去の経験からしたらするめのように味が出て、最終回では別れるのが辛くなってる可能性も高いのだけどね。どうとでもなるな、ここから。 中の人的には、相変わらずの佐倉さんの相手を務めるのは「恋愛ラボ」以来の登場となる水瀬いのり。そこにあややこと種ちゃんが絡む形。……アリスとカレンはまだかいのぅ。相変わらず若いキャストが和気藹々とする現場なんだろうなぁ、とは思うが、考えてみりゃこの現場に速水奨と清川元夢がぽつんと入っている形なんだよな……すげぇ雰囲気になりそう。 ○「彼女がフラグをおられたら」 5 潔いまでにラノベラノベしいラノベ。まぁ、タイトルからしてそうですしね。 1話目を見てもまだ感想がまとまりきってないんだが、とりあえずファーストインプレッションではキャラデザに違和感。基本、ちっこくてまるっとしてるんだけど、なんだか一昔前の少女漫画みたいな見た目で、これが動くとなんかもっさりしてる。「こりゃ萌えねぇな」と思ってみていたのだが、メインヒロインに木戸ちゃん、1話でかっ飛ばしたお嬢にかやのんで声はかなり打撃力がある。あげくエンディングまでいくと、歌唱に参加しているのが木戸・茅野・阿澄・花澤・日笠・(あと諏訪彩花)と並んでいて、確実に殺しに来ている。「やべぇ」と思って思わず公式ページを見に行くと、問答無用でエンディングテーマの実写PVが流れはじめ、コスプレ制服をまとった女の子が並んでいるところから始まるので、「おっ、第2のRO-KYU-BUか?」と思って見入ると、なんとコスプレしてるのが全員屈強な外国人女性というサプライズ。なんかもう、すげぇ迫力。踊り狂う顔立ちの濃い外国人軍団には黒人女性まで混じっており、素敵な笑顔でしゃきしゃき動くインパクトが絶大。正直点数低くしようと思ってたんだけど、このPVの迫力だけで点数あげた。責任者出てこい。あの子らもよぅこんな仕事受けたな。歌ってる声は普段から聞き慣れてる声だからそのギャップで余計笑える。多分、ポジション的には黒人さんのとこに日笠が入るんだろうなー。 とまぁ、アニメの中身と全然関係無いところで盛り上がってしまった作品。いっぺんポジティブ(?)な印象を抱いてしまうと中身の違和感なんて気にならなくなるし、シナリオについても「もうこれでいいか」って気になってくる。「フラグ」をテーマにした学園もの、っていうジャンルなら既に「マジェプリ」がやってしまっているが(??)、まぁ、この作品の場合はフラグ云々は口実だろうさ。妙なセッティングの主人公を用意して、最終的に女の子といちゃいちゃさせるだけだろうし。うん、「脳コメ」と同じだな。多分あそこまで破天荒な内容にもならないだろうけど、女の子が集まってきてからが本番だろう。正直、1話のかやのんだけでも充分な破壊力があったし。 それにしても、こういうラノベ的お約束の描写って、最近はもう何の説明も必要無いのな。異国の王女様が日本の高校で変な言葉遣いの日常生活を送ってることとか、その彼女のクラスは何故か前から2列目に謎の空いてる机があることとか。まぁ、最後列窓側じゃないだけでも新鮮な席な気もするけど。確かもこっちの席があの辺。 ○「ブレイクブレイド」 5 ちょっと特殊な立ち位置の作品。劇場から下ってきた作品ってのも割と最近多くて、有名なところでは「ヤマト」と「空の境界」があった。「空の境界」については特に感想を書くでもなく放置していたのは、正直言って中身がよく分からんかったからなのだが、この作品は分かりやすかったし、あまり劇場作品の特殊性は感じなかったので、普通の地上波アニメとして処理してもいいのかもしれない。 劇場版公開が2010年から、ということで4年前の作品ということになるが、流石に劇場で見せていたものなので今放送しても特別見劣りすることは無い(まぁ、この4年でそこまでアニメ技術が大きく変わったわけでもないし)。ただ、「ヤマト」の時のように「うわー、劇場版だからスゲー」と言うほどのパワーを感じるわけでもない。主人公機出撃時の水晶のような煌めき(あれが石英なんだろうか)なんかはかなり手が込んでいて見目麗しかったが、それ以外のパートはそこまで大きな動きがあるわけでなし、割と普通のアニメだった。まぁ、このくらいの方が逆に肩肘はらないで見られるから良いのかもしれないけども。導入は分かりやすかったから、次回以降に見るのにも不自由はない。まぁ、ありきたりといえばそれまでなのだが、やたら鈍重であまり派手さが無いロボ戦闘なんかは、確実に作り手側の意志のあるものだと分かるので、今後も注目してみていけるのではなかろうか。 まぁ、一回は終了してるはずの作品なので、そのくらい。 |
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