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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
サブタイトルはつまりこういうこと、第17話。もしくはこう。まー、そもそもこの作品のサブタイトルが「天使と竜の輪舞」ですからね。天使ってヴィルキスのこと? 天使要素ないやんけ。 今週は割と笑いどころの少ない回。その理由の1つはおそらく「すごく珍しいことだが、なんと作画があまり崩れてない」というのがある気がするが、作画がそこそこまともだと驚かれる作品ってのもひどい話だな。ま、一応キメにいかなきゃいけない大事なターニングポイントの回ですので、それなりにリソースは割いてもらわないとね。いや、毎回急展開してるアニメだけども。ほら、今回は特に……えーと、ちんこ噛み千切るところとかめっちゃ重要じゃないですか。 アンジュの帰還。あれだけ大仰に転移したにも関わらず、「あ、帰れるからそろそろ帰る?」ってんですぐにゲートを開いて移動しちゃうあたりはこのアニメのすごいところ。結局、転移ゲート(特異点)ってのはドラゴン側の意志で自由に開閉できるものだったのだろうか。だとしたら、アンジュがアルゼナルに勤務するまでの間、ず〜〜〜っとアルゼナルが機能していたのはなんでなんだろう。一応「これまではアウラの場所が分からなかったから探っていた」っていう理由付けは出来なくもないのだろうが、大体都市部がどこにあるかくらいは分かってるわけで、いちいち海の上に出てご丁寧にアルゼナルに狩られる必要は無かったと思うんだけどね。適当な町中に転移して暴れ回った方がエンブリヲに対して意趣返ししてる気分にもなれるわけだし……ドラゴンの皆さんはそんな無益な殺生はしたくない人たちなのかな。ひょっとしたらリザなんとかさんみたいなドラゴン・スパイは各国に多数送り込まれていたのかもしれない。ってことは、これまでアルゼナルがハントしてきたドラゴンを送り込んでいたゲートの開閉って、全部エンブリヲさんの差し金だったのか。どこまでも神様である。 そんなこんなでやってきた新地球。アンジュにとっては懐かしの故郷なわけだが、お出迎えしてくれたのがサブタイトルにもある「黒の破壊天使」ことブラック・ヴィルキス軍団である。「たったの5機」とのことだったのだけど、サリア・エルシャ・クリス以外の2人は誰だったんだろう。とにかく、エンブリヲさんもそろそろドラゴン側が乗り込んでくることくらいは想定済みだったようで(そりゃまぁ、自分からちょっかい出しにいったしな)、最大兵器を適当に量産した上で、更にリザなんとかさんを逆利用することでサラたちを返り討ちにしてしまった。あんだけの制圧力を誇っていたヴィルキスが一気に5体って、インフレってレベルじゃねぇぞ。こんなことが簡単に出来る時点で、エンブリヲさんに対抗する方法なんて無い気がするんだが……一応、ヴィルキスはノーマにしか使えないっぽいのが救いかねぇ。 そう、結局、数話前にエンブリヲさんが多重影分身を駆使してやっていた謎の慈善活動の目的はこれだったようだ。最初にサリアが敵として現れた時には「おっ、アンジュを迎え撃つために世界が全て裏切ってるぞ」って期待したんだけど、よく見ると、敵対してエンブリヲ側についたのは、あのときピンチを救われた3人だけだった。一度は死にかけたけどあっさり治癒しちゃったクリス、大切な仲間の窮地を救ってもらっちゃったエルシャ、そして「下半身デブ」というあり得ない断末魔の叫びを上げながら海に落下したサリア。3人とも、あのときの恩義でエンブリヲに従っちゃってる感じだ。いや、サリアさんだけは、どこをどう見ても心酔しきってるようだけども。あれ、でもわざわざエンブリヲさんが助け出したってことは、サリアはあのとき命の危機だったってことなんだろうか。あーあ、アンジュに悪口なんか言ったもんだからあわや殺されかけてたんだ……。 ここまで来て相変わらずよく分からんのはヴィルキスというマシンの性質である。一応今回の黒ヴィルキスは量産機ということで片付けられそうではあるが、ドラゴン族の人たちはヴィルキスに乗れるアンジュのことを「貴重だ」と言っていたし、突然歌い出したり、ハイメガ砲撃ったり、瞬間移動出来たりする能力は白ヴィルキス(とサラの赤ヴィルキス)の固有技能と見ていいのだろうか。特に白ヴィルキスはアンジュの「王家の指輪」と連動した能力もあるので、一応は唯一無二のオリジナル機体と見て良さそうだけど。結局、ミスルギの血ってのはなんなんだろう。エンブリヲさんの直系とかそういうことだとしたら、やっぱり逆立ちしてもエンブリヲさん本人には勝てない気がするんだけども。そもそも相手の開発した機体を頼みにして戦ってる時点で大して期待出来ねぇよな。 ヴィヴィアンの恐れを知らぬ空中大ジャンプなどで、なんとかサリアの新必殺技「輝薔薇三連繋(シャイニングローズトライアングル)」を打ち破り、ほうほうの体で逃げ延びた3人。気合いを入れれば特殊能力が発動するという、ヴィルキスのご都合設定が相変わらず眩しいばかりだが、更に連れてこられたワープ先は元アルゼナルという完璧な配慮。もう、ヴィルキスさんに足向けて寝られませんわ。おかげで無事に海中のチーム・ジルさんに再会することに成功した。海上に上がってきたメンバーはモモカ・ヒルダ・そしてロザリーの3人。この3人がわざわざダイバースーツで何してたのかは謎である。ヒルダがリーダー、マナが使えるモモカはいいとして、ロザリーさんはまったく役に立たない気もするんですけどね。あ、でもあのエンブリヲ大決戦を生き延びることは出来たのか。ロザリー頑張った。さっさと相方のクリスちゃんを迎えに行こうな。この2人の関係性だと、友情に訴えかけて相手を改心させるっていう流れが出来そうにないのが難点だな……まぁ、力尽くでねじ伏せちゃえばいいよ(主にベッドに)。そうそう、ヒルダさんが思いっきり握ってましたけど……そろそろレズビアンにも飽きたんですかね。今週はタスクのちんこ大活躍だなぁ。 あ、あと、なんで大巫女様が偉いか今週ようやく分かったぞ。あんだけ大量のキャストがいて、しかもほとんどが年上なのに、所帯もってるのって、大巫女様の中の人だけやねん……。 PR たまにはき出さないと溜まる一方なので、久しぶりにストック分から。
Round1・「みんね」 1,旅行鳩の異称。 2.お眠りになる。 3.中世ドイツの宮廷生活において、騎士が身分の高い女性に対して抱く高潔で達成しない愛。 4.近畿地方で水害を表す言葉。 5.古典派のピアノ演奏法の一。 Wiki見るとなんか現代小説とかのおしゃれな会話にも使えそうな単語であるが。「ドイツ宮廷で騎士の恋愛歌(ミンネザング)を歌った吟遊詩人はミンネゼンガーと呼ばれた」。みんねぜんがー。
Round2・「やみらみっちゃ」 1.大人の言うことを全く聞かない子供。 2.はっきり区別できないほどに混乱している。 3.どうしてもやめられない様。 4.ポーランドの家庭料理。羊肉に香草をつめて蒸したもの。 5.多数の女性と交際している人。艶福家。
Round3・「ぐろびげりな」 1.血中酵素の一種。は虫類の血中に多く含まれる。 2.中世の騎士が自決用に携帯していた針状の短剣。 3.有孔虫の一群。 4.キク科の多年草。七月から十月に紺色の花を咲かせる。 5.グリーンランド最高峰の山。
Round4・「うひじ」 1.隠居して悠々自適な生活を送ること。隠居。 2.泥。 3.トルクメニスタンの行政区画の一。古代より中央アジアの交易の要所として栄えた。 4.赤子が産まれて初めてする大便。 5.開拓されていない土地。ういじ。 検索すると「ひじ」という答えも同時に出てきて混乱するが、意味は同じ。
Round5・「こくあんあん」 1.それまでの意見をはるかに上回るような優れた案。 2.時が非常にゆっくりと流れる様。 3.一面真っ暗な様。 4.室町時代の処刑法の一。両目を潰し磔にする。 5.中華民国の軍人。孫文の死後、山東に勢力を築くが張作霖によって殺害される。
Round6・「まるちょい」 1.上唇裂症。みつくち。 2.マルティプルチョイスの略。 3.隠岐地方の祭事。魚を象ったみこしを担いで浜を練り歩く。 4.Qのこと。 5.18世紀のベルギーの画家。風景画に優れる。 だからせめてどこで使われてるかくらいは解説してくれ。
Round7・「ほこゆけ」 1.稲が豊かに実っている様。 2.矛をあやつって突きやること。 3.冷えた手足をいろりで暖める様。上越方言。 4.ほくろから生える太くて長い毛。 5.男性が女性に対して自身の教養をひけらかす様。
Round8・「しーちん」 1.ロシア南西部を流れる川。 2.アイヌ語でイカのこと。 3.多種の材料を集めてつくった中国料理。 4.(ロシア語)のどぶえ。 5.西安で生産された陶磁器。 「こんがらがる」の語源は不明だという、第17話。せっかくなので軽くネットで調べてみたけど、だいぶあやふやな説がいくつかある状態で、あんまりはっきりと出自は判明していないようだ。あと、僕は「こんがら『か』る」だと思ってたんですけどね。これも諸説あるみたいで、ひょっとしたら地方によっても違うのかもしれません。あぁ、こんがらかってきた。 今回はもう、サブタイトル通りのお話でした。トミーメイン回ということで、1期同様になんだか不思議と明るいイメージになるお話。他のメンバーだとひょっとしたらこんな風にポジティブな終わり方は出来なかったかもしれない。特に颯あたりは必要以上に難しく考える傾向があるからな。最後もこんがらがってたし。 トミーが今回置かれた状況ってのも、ちょいと微妙なものである。まず、「1人抜擢されてドラマ出演」は当然誇らしいことだろう。少ハリはシャチョウやてっしーによってどのように売り出しが行われているのかは定かじゃないが、1期の頃にはライブ以外にも歌番組やバラエティに出演していたわけで、ハリウッド東京を出てもそれなりに知名度のある「アイドル」にはなっている。そんな中、そこまで個々のスキルに差はないだろうし、実績にも差はない(キラだけちょっと特殊だけど)ところから、トミーだけが俳優業をやるということになった。どうやら先代トミーの声がけもあったようだ。この、言ってしまえば「出世のチャンス」で、トミーはどちらかというと浮かない顔で、劇場の方を心配してみたり、上手く演技が出来ずにへこんでみたり。その落ち込みの原因の1つに、「自分は先代トミーのように上手く出来ない」という負い目がある。先代トミーは現在でもきちんと役者業をこなしており、現トミーもそうした先輩に憧れてこの道に飛び込んだだけに、なんとか真似をして上手く役者業をこなしたいと思っている。しかし、もちろんまだまだ素人に毛が生えた程度のもので、そう簡単に上手くは行かずにへこんでしまうのだ。 更に、自分がいないことで少ハリのメンバーに「迷惑をかけている」とも考えている。アイドル業と兼任出来ずに片方で手一杯の自分に限界を感じ、こんなことをしていていいものかと悩んでしまう。5人で少年ハリウッドというのがこれまずっと維持してきた形なわけで、それが崩れてしまうことに拒否反応を示すのは致し方ないだろう。 しかし、そうしたトミーの悩みも、大きく2つの方向から解決することになる。1つはもちろん、先代トミーによるありがたいお言葉。現場で先輩から「アイドルじゃないけど、アイドルだ」というサブタイトル通りの言葉を貰える。これにより、必死に先輩の影を追っていたトミーも目から鱗。多少なりとも気は楽になり、メンタル面が軽くなれば役者業も上手く回りやすい。そしてもう1つは、色々と思い悩んでいるトミーを他所に、平気で盛り上がっている残りの4人の脳天気さである。フォーメーションの変更など、面倒なことにも文句を言うメンバーはおらず、むしろ普段と少し違う空気を楽しんでいる節すらある。実際、キラなんて楽しんでるのは間違いないし。基本的に行き当たりばったりな連中なので、割とこういう局面は平気のようである。 こうして「トミー抜きの少ハリ」が回っているところを見ていると、状況が状況なら割と不安な展開にも見える。「ひょっとして自分は少ハリにいらないのでは?」と居場所が無くなったように感じるかもしれないし、他のメンバーだって、「トミーばっかりソロで仕事があってずるい」と思いはじめるかもしれない。そういうドラマだって充分あり得る話。ただ、幸いこの面々はそういうシリアスとは無縁だった。4人はケロッとした顔で「トミー頑張れよ」と言ってくれているし、トミーはトミーで、自分のいない少ハリのステージを観ても「うわぁ、良いステージだぁ」と感心するばかり。うーむ、やっぱりこいつメンタル強いな。いや、実際に普段自分が中にいるはずのステージを外から観たら新鮮に映るのだろうけど。全ての要素はトミーにとってプラスの方に転がり、無事に「アイドル」としての意識を取り戻せたトミー。相変わらず「運気上昇担当」らしい安定したハッピーエンドであった。 それにしても、そんなトミーを見ていてもなんだかもやっとしてる颯の野郎がな……あんな可愛い妹がいるのに、何を悩むことがあるんや。 ゴスロリ様爆誕秘話、第16話。今回は完全に「お話」やな。しっかし、いかにもな水島作品である。 的確に不快感が伝わってくるというのも良し悪しである。今回のお話、予定通りに原作者リテイクからの理不尽な直しの嵐が押し寄せる。使えない編集者を間に挟み、要領を得ないメール、伝わらない努力、理不尽な押しつけ。どれもこれもあまりに理不尽で、ムサニ側から見ている視聴者からすれば許し難い扱いである。これまで太陽のような笑顔を見せてくれていた井口さんも次第に顔が曇り始め、出口の見えない暗澹たる仕事を手探りで進むばかり。救いの手は差し伸べられず、宮森のいる進行部屋も、例の新人のせいで雰囲気は悪くなっていく(タローがこういうシーンでピンポイントにいらつくことを言えるのはもはや才能である)。内憂外患、全く明るい兆しの見えないムサニ。これはぷる天の再来待った無し。我々視聴者も、こうして(かどうかは知らんが)散っていったアニメ作品を数多く見ているため、スタッフの悲痛はもちろんのこと、結局出来上がらなかった残骸のようなアニメ作品を見て絶望する関係者、視聴者の様子までをイメージすれば、胃が痛くなるような光景なのである。 正直、アニメでここまでキリキリする様子は見たくない。それだけ真に迫って恐ろしさが伝わっているということだが、やはり井口さんが理不尽に虐げられている様子を見ていると、どんどん気持ちは鬱になっていく。何故よりによって彼女が、ムサニのイメージガールとして、いつも朗らかだった彼女がこんな目に逢わねばならぬのか。そりゃぁアニメなんだからいつかどこかで解決することは分かっちゃいるが、どうしたって気持ちが沈むのは止められない。 と、そこでぐるりとお話が回転するわけですよ。ゆらりと現れ出でたるは、ムサニの守り神、作画班の大黒柱、ゴスロリ様こと小笠原さんその人である。井口さんのピンチを救えるのは彼女しかいないのは分かっていることであるが、その「助け方」が半端じゃない。全員で向かった彼女のオアシスがバッティングセンター。脅威の身体能力を投打で見せつけるゴスロリ様。その様子はまさに「アニメのごとく」。女ゴスロリ甲子園の幕が開き、世界は「鬱々とした現実の苦しさ」から、一気に「突き抜けたギャグでしかないアニメの世界」へと変貌する。このあたりの舵の切り方は流石としか言いようがない。このワンシーンのおかげで、我々視聴者はこれまで積み重なった鬱が一気に消し飛ぶ。どうでも良くなる。ご丁寧に小笠原さんのバッティングフォームが完全にガッツこと小笠原道大そのものである。もう、そのための名前だったとしか思えない。おかしいだろ。普通非力な女性があのバットの持ち方せんやろ。完全に長打狙いやないか。ピッチングの方は左のアンダースローって時点でモデルはいないだろうが、そもそもあれはピッチングっつうよりもボーリングだわな。多分、熱心にバッティングセンターに通い詰めた結果手に入れたオリジナルフォームなのだろう。しかし、よく見ると宮森もトルネードだし絵麻ちゃんも大リーグボール投げようとしてるし、本当にやりたい放題や。もう、来年のドラフト会議は囲碁部の指名待った無しやで! とまぁ、とにかく一気にギャグへと振ったBパート。割と現実的な話もしているのだが、「ゴスロリ様が突然首脳陣を説教」「ぐうの音も出ずに土下座する大人たち」「ゴスロリ甲子園」「鎧の秘密」と、一気呵成にたたき込む流れのせいで全てがギャグの内に処理される。冷静に考えれば、「そもそも井口さんに仕事回したのお前やんけ」とか「一番近くで見てたなら、まずお前が声かけろよ」とか思ってしまうわけだが、ゴスロリ様が言うならそれが正義になるのだ。もちろん、彼女の語る苦労話もそれなりに説得力のあるものになっており、「ひょっとしたらこういう人って実際にいるのかも?」という気もしてくる。実際、役者業とかで「なりきり」とか「切り替えスイッチ」のために衣装とか化粧で意識を変えるってのは案外メジャーな方法だし。小笠原さんの場合、それがちょっとだけ変な形になっただけ。誰も迷惑かかってるわけじゃないし、文句も無いだろう。 結局、このゴスロリ旋風の勢いで物語は快方へと向かう。相変わらずコミュニケーションが足りてない気もするが、強引に接触を持った原作者サイドからのオファーはなんとかクリア。ようやく制作がスタート地点に立つことに。ここからが大変なのは分かりきったことだが……ひとまず、我々はいつもの井口さんの笑顔が戻ったことに満足するとしよう。ここからは宮森たちの仕事。そして監督たちのお仕事である。監督は今回一番の萌えキャラとして活躍していたわけだが、「どこでも適当に相手を主役にする」っていうお話は悪い話ではなくて、むしろ監督の人柄が出たいい話だよね。各担当部署で話をしている時には、真剣にそこが「主役」だと思ってるから自然に口をつくだけだろうし。ちゃんと1つ1つの仕事に本気になってくれている証拠だと思う。言われた方だって悪い気はしないし、実際、こだわりを持って話し合い出来てるしね。まぁ、クオリティへのこだわりが、この後のスケジュールとの戦いでどの程度まで維持出来るかは定かじゃないが……。みどりちゃん、あまり監督をいじめないであげてね。 あと絵麻ちゃん、エンジェル体操はもっと人に見られないとこでやろうな。 ○「GO!プリンセスプリキュア」 6 プリキュア12作目。戦隊換算だともうライブマンまで来たわけですよ。2年放送した「ゴレンジャー」を「初代」「Max Heart」とまとめると11作目だからマスクマン。「スマプリはゴレンジャー」理論だと、こちらはサンバルカンになります(ちょうど3人だし)。でも敵組織はデスダークだからゴーグルファイブの可能性も。ん? デスじゃなくてディスダーク? ま、どっちでもいいじゃない。デスギラー将軍は恰好良かったよ。 戯れ言はさておき、結論からいうと、楽しそうなプリキュアである。一番最初に情報解禁されたイメージボードを見た時には「このキャラデザはどうかなぁ」と思ったものだが、PVなどで動く映像を見たらむしろ受け入れやすい方のデザインで、実際に1話目はプリキュアらしいまっすぐな元気の良さが出ている。顔の造形も、はるかの特徴的な眉毛の動きがいちいち楽しいし、背景との溶け込み方、変身モーションからのプリキュアフォームも見やすい。完全に好みの問題だが、第一印象は歴代の中でもかなり良い方である。唯一、今回の妖精だけは「流石にケモ過ぎる気がするが……」てな懸念はあるのだが、まぁ、多分2話目で慣れるだろう。犬のくせにもしゃもしゃしすぎじゃありませんかね? そして、今作は色々と新機軸の挑戦が盛り込まれた野心作でもある。一番の変更点は、プリンセスというテーマを中心に置き、そのために学生寮を設けて主人公を両親から離してしまったこと。なんと、シリーズ初の学園ものである(いや、今までだって嫌と言うほど学校は出てきてるけども)。ごきげんようのご挨拶で行き交う乙女の園。スカートのプリーツは乱さないように、白いセーラーカラーは翻さないようにゆっくりと歩くのがここでのたしなみ……かどうかは定かじゃないが、最初っから共同生活空間をメインに据えたプリキュアの関係性というのは初。学園自体も、「プリンセスを目指す」という謎コンセプトの施設であるため、現代が舞台のはずなのにどこか「名作劇場」のような時代性が感じられる。そう、これはおそらく、時代を超えたナージャの再来……ではないと思うけども、とにかく新鮮である。言ってしまえばクローズドサークルですからね。崖崩れでも起これば殺人事件が起こっても警察は介入できませんよ! そんな舞台で乙女と乙女がお姫様を目指してきゃっきゃうふふするお話に期待は高まらないはずがない。ルームメイトはおさげ地味眼鏡(CV佳村はるか)と基本を押さえており、1つのお部屋で和気藹々と友情を育みながら、今後はちょいとおてんば気味のはるかがこの学園で悪戦苦闘しながらも淑女としてのたしなみを身につけていくお話になるわけだ。普通に考えたら淑女は変身しないし、鉄拳制裁もしないし、「お覚悟はよろしくて?」なんて言わないと思うけど、そこはプリキュアワールドだからしょうがない。過去にも王族出身のプリキュアはそれなりの数いたけど、みんな拳と拳で語らってきたのだ(前作のひめだけちょっと頼りないけど)。相変わらず体重の乗ったいいパンチを見せてくれるキュアフローラさん。今後の荒ぶる姫修行に期待だ。閉鎖空間(仮)なので、これまでのプリキュアシリーズとは物語の構成も変わってくるだろう、というのも気になるところ。大体は同じような展開で問題無いだろうが、ちょいちょい挟まれるはずの家族関係の話が展開しにくくなるはず。そこは共同生活ならではのオリジナル要素で新しい姿が見られるのではなかろうか。 今作のディレクションを務める田中裕太という人は、これまでプリキュア関係の仕事を重ねながらも、メインスタッフを務めるのは今回が初らしい。1話ではコンテ演出も担当しているが、テンポの良い話の進め方と、戦闘シーンで見せた悪のりが過ぎるくらいの大仰なカメラワークがなかなか楽しい。拳をぶつけたときの振り切り方が気持ちよかったし、ローキックが映えるプリキュアってのも珍しい存在だ。1話目なので作画や動画がいいのは当たり前といえば当たり前だが、デザインは良さそうだし、モーションも良ければさらに言うことなしである。正直言うと、突然歌ってたらし込む前回のプリキュアはやや消化不良気味だったので、今作は遠慮なくプリンセスドレスで暴れ回ってもらいたい。1話目から既に2段階変身持ちってのも初めての試みで、バトルにも色々バリエーションが出せそうだ。まー、いうてもプリキュアですんで、正しいお客さんたちのためにあんまり無茶苦茶なことはしないと思うけどさ。敵キャラのデザインが久しぶりに「悪い!」って分かるデザインなのも個人的に好みだなぁ。ナマケルダさんとかベールさんとかウルフルンさんとか、悪役のくせしてどこかお茶目な愛嬌が先に立ってたからなぁ(いや、それぞれキャラとしては大好きなんですけどね)。 中の人は、メインを務めるのは、「Gレコ」に続いての抜擢、嶋村侑。この1年で一気に羽ばたいた彼女。一体何があったのか。真っ直ぐで分かりやすいヒロイン像ですので、1年間楽しくやってくれそう。そして、個人的には何と言っても荒鷲こと浅野真澄大先生によるプリキュアの業界侵食に大注目。絵本だけでは飽きたらず、プリキュアからも幼子をターゲットにしてきやがった。いや、別に何もおかしなところはないんですがね。実は声質も落ち着いてて聞きやすいので、きっちり役に入ってる時にはむしろ「朝アニメ向き」ですらあると思うし。多分これで一番喜んでるのは、もうプリキュア関係でやいやい言われずに済むようになったナバだと思う。そして3人目の黄色は、これまた意外なところから、山村響である。まだあまり代表役はないのだけど、アーティスト活動も含めればそこそこ声に聞き馴染みはあるという不思議なポジション。ハルナに続いてのこれなので、すっかり黄色いイメージが定着することに。オープニングを見るともう1人怪しい仮面のおねーちゃんがいるので、最終面子は4人になると思うのだが、あとは誰がきますかね。 とりあえず、今後の展開で「ごきげんよう」とか「お覚悟はよろしくて」の間にこっそり「御無礼」とか混ぜるの希望。 狩沢さんに料理を頼みに行くなんて無茶過ぎるよ(中の人的に)! 第4話。そうか、杏里は案外そういうとこ駄目なのか……。 まさかの、「今回まででプロローグ」的展開。確かに、1期はまるまる2クール使っておよそ事件2つ分くらいだったわけで、今回も1クールで事件1つと考えるなら、ここまでで下拵えしてそろそろ本番、ってのは妥当な分量なのだろうか。それにしても登場人物が多くて恐ろしい人口密度だよな。今回のエピソードでほぼ全員出きったかしら。まさかの張間美香まで登場して、新羅宅での鍋宴会は実に賑々しい。そりゃぁセルティだって幸せ満喫しますわ。今回の「プロローグ」は本当にセルティの幸せ池袋日記でしたね。たくさんの仲間に巡り会い、一番愛する新羅とこの街でやかましくも楽しく過ごせる幸せ。悠久の時を過ごしてきたセルティだが、この1年間はこれまでの彼女の人生の中で一番充実していたと。そりゃまぁ、こんだけ奇人変人が集まればな……なんだかんだでセルティは幸せになっているので何よりである。彼女から見たら静雄は「友達」だし臨也は「お得意先」だし、ほとんど敵らしい敵はいないんだよな。まぁ、約1名天敵がいるけども……怯えすぎだろ。まだ何もされてないやんけ。 今回の顛末の適度な噛ませ犬となってくれたのは、池袋の外からやってきたという暴走族集団だった。こいつらの目的は基本的にセルティ(の賞金)だったが、そのついでに折原姉妹にちょっかいを出したり、ダラーズだと気付いた帝人にちょっかい出したり、全ての面倒ごとを一つにまとめてくれる大活躍。おかげでワゴンチームとの合流、その他面々を一カ所に集めて様々な人材交流のお膳立てをしてくれたわけだ。さて、ここでの出会いにはどんなものがあったか。ダラーズ組は元々面識があったかと思ったが、意外にも自己紹介が初めてになったのはセルティとドタチン。ま、この2人はどっちも割と大人だし、懐も深いのであんな出会いでなくともすぐにわかり合えただろう。初めて筆記を通じてのコミュニケーションをとったはずのドタチンだが、特に困ることもなくすんなりとセルティの意志を理解してるのは流石である。湯馬崎、狩沢組はセルティのキャラ設定について喧々囂々。ツンデレ風味だけどもおねーさん的な妹タイプ? それ、まさに中の人のことでは……。くそぅ、セルティ可愛いよなぁ。幸せそうにしている彼女を見てるだけで満足してしまいそうだ。 折原姉妹も、そんな陰でこっそりと出会いを求めていた。彼女が会いたかったのも噂の首なしライダーであり、そのためにいかにも「折原」の血筋らしい策謀を巡らせていた。偶然の出会いのおかげで一介の女子高生がロシアヤクザ(?)をコントロール出来るようになっており、無茶苦茶な商談で強引にセルティとの接触を持つことに成功。いや、流石にそのプランはどやねん、と思うけども。素直に従っちゃう殺し屋さんも物わかり良すぎるだろう。一応命の恩人ではあるからなぁ。無事に100万もセルティの手元に戻ったのだから良かったことは良かったが、80万の依頼料はまだしも、20万の治療費は元々新羅への労働報酬なのだから、そこはねこばばしたことになるのでは……。まぁ、必要経費かな。誰も不幸になってないのだからこれでいいか。臨也の企みに比べれば可愛いもんである。そして、そんな双子をセルティと引きあわせていたのはどうやら波江さんの仕業であるらしい。双子とつながり、弟とつながり、それを通じて杏里たちにもつながれる。臨也に従ってはいるが、なかなかしたたかな波江さん。まだまだ活躍の機会はありそうだ。 そんな彼女の暗躍のおかげで出番が無かった臨也だったが、彼がこんな状況で黙っているはずがない。来週からはいよいよ本領発揮か。彼が目論んでいる様々な「火種」の話。1つは、本人すらも扱いかねている杏里の身体。どうやら罪歌の制御は未だ完璧なものではないらしい。うっかり刺されちゃった殺し屋さんもエラい迷惑だったが、使えたのだから良しとするか。彼女の暴走が、また一悶着起こすのだろうか。そして、臨也に対抗しようとしているのは、ここまで猫を被っていた黒沼青葉。どうやら彼はカラーギャング界隈では割と問題児であるようだが……何をしでかすつもりなのか。そして、彼が見た帝人の「笑み」がどのように状況を動かすか。帝人って、基本的にダラーズ設定が明るみに出てしまえば単なる一般市民扱いでも問題無いはずだったのに、まだまだそんなもんじゃ終わらない裏側があるのかね。 あ、そうそう、幽と聖辺ルリちゃんもいちゃいちゃしてましたね。彼女の(元)事務所の社長を巡って、ヤクザ界隈も穏やかじゃない様子。この街、ヤクザ多くね? 1月30日 ドラフト模様(FRF TKT×2) ピック順 【Thraxi】→【Sangriter】→【Alessi】→【Sea-chicken】→【Serra】→【Mei】→
新環境2戦目。まだまだ手探り足探りの状態でお送りします。流石にまだどこのコミュニティでもなかなか戦略的な部分でまとまった見解は出てないだろうしなぁ。現時点で明確に現れている問題意識は当然「土地」なわけだが、みんなして「土地が足りないよー」と言っているのに何故か2パック目、3パック目では平気で2色土地が14引きされてしまうという、この棲み分けが上手く言ってない感。しょうがない、今回もパックが悪いわ。だって今回の1パック目、6枚のレアのうち5枚が青絡みだぞ。基本的に1引きから動くのが下手な連中しか集まってないから、そりゃ揉めるわ。なお、1人「コモン土地1引き」という大英断を行った野郎もいる模様。さらに、その土地は結局色が合わなくてデッキに入ってない模様。そりゃそうだわ。 あと、今後の注目ポイントはそれぞれの色のセットごとの強さかね。タルキールは白が安定、2マナ域の多い緑がそれに続き、単体だと黒、赤あたりは辛かった印象だが、「運命再編」のコモンでそのあたりの状況がどう変わったか。引き続き調査が求められるのである。
そろそろたほいやを封印する儀式が必要になってきた。夜中の2時過ぎに広辞苑できゃっきゃうふふと盛り上がっている野郎どもの図は、怖い。
Round1・「がろあむし」 1.(がろあはガリアの訛)フランスかぶれの者。 2.ガロアムシ科の節足動物。コオロギに似るが、昆虫ではない。 3.カクテルの一種。コーヒーリキュールをベースに、ソーダやレモンを加えたもの。カルアージ。 4.意地汚い河童を罵った語。 5.モンゴル北東部に存在した有力部族。チャガタイ・ハンによって滅ぼされる。 6.ガロアムシ目ガロアムシ科の原始的な昆虫。体長約2センチメートル。コオロギモドキ。 7.イタリアの物理学者。火災により論文を消失したエピソードで有名。 ②は軽めの奇跡らしい。ちなみにWikiを見ると「一般人どころか研究者や愛好家でもまず目にかかることのない昆虫」とある。そんなもん載せんな。あと④。それも載せんな。
Round2・「つくえりゅうのすけ」 1.能学者。樹木希林の配偶者。 2.木製机に生えた木の瘤を人に見立てて言った語。 3.飛龍状に枝を配剪する盆栽の技法。 4.机にかじりついて、外へ出ずに部屋にこもりがちな子供をいう語。元は勤勉なことを言ったが、近年では侮蔑語として使われることが多い。 5.中里介山の小説「大菩薩峠」に登場する浪人の剣客で、虚無的なヒーロー。 6.小説家。耽美派。作「紅葉にうずもれて」など。 7.近畿地方の民話。文机のなかで龍の子を飼っていた貴族の子が主人公。 外野に知ってる人がいたし、確かに知ってて然るべき知識なのかも知れないが……でも、我々のコミュニティには①みたいな解答作る人もいるから……。なお、この問題でタイラントの連続無投票記録が11ラウンドで途切れることになった。
Round3・「ふみやわらわ」 1.大学寮の学生。ふやわらわ。 2.生地を足で踏んでこねること。 3.文字を習得するのが早い児童。 4.(笑いながら踏んで割ることから)薄氷。 5.弓道の練習に用いる、藁をまとめて的としたもの。 6.女流歌人の一人称。 7.あたりかまわず踏み荒らすこと。
Round4・「わなびろーど」 1.光沢をビロードに似せた安い繊物。 2.賊の侵入に対抗するために鴨居に据える天鵞絨(びろーど)。 3.織物の一種。キュロットの服飾等に使われる。 4.倭の奴の国の王。 5.アメリカのファンクミュージックバンド、Earth Wind and Fireの代表曲。 6.見た目、手触り等をビロードに似せた木綿地。 7.輪奈天に同じ。 ② ④ ⑤と爆弾の多い試合である。一応解説しておくと、④は「倭奴日・Lord」であるらしい。⑤は一瞬でも「そんなまさか!?」と思わせた時点で勝ちな気もする。いや、負けてるけども。
Round5・「うそつきまつり」 1.島根県で行われる秋の祭り。子供はこの日だけ嘘をついてもよく、面を被り般若に扮した大人が子供の嘘を見抜いて回る。 2.狂言。強がりで富くじがあたったと嘘をついた男が、まわりにせがまれてひどく散財させられ、最後には四人目の嫁に全てを告白する。 3.男児の精通を祝うこと。 4.冨士に伝わる呪術。呪術師の鈴の音を聞いた者は、恐怖のあまり身動きがとれなくなったとされている。 5.中国地方で12月8日の祝宴をいう。この日豆腐を食うと、一年中の嘘が消えるとされる。 6.(うそつきは卯月の意か)旧暦四月頭に行う春の訪れを祝う祭。 7.岩手県の風習で、来て欲しくない月の月祝をやらず、次の月の祝を行うことで、その月をとばすこと。 因習奇習ってすごいよな……。一応リンク張っときますね。
Round6・「りりえんふぇるとは」 1.中世ヨーロッパの錬金術研究集団。代表者フェルトの名に由来する。 2.→バイス派。 3.オーストリアの画家マチアス=ズダルスキーが完成したスキー術。一本の長い杖を持って急速回転を行うのを特徴とする。 4.地震波の一。初期微動であるP波がモホロビッチ不連続面を経ることで減衰して表出するもの。 5.地震波の一。進行方向を軸とした周方向の波の伝播。 6.1854年、リリエンフェルトの発表した「我が血肉に捧ぐ」に端を発したプロイセン文学の一派。民族主義に基づきドイツ独立を叫ぶビスマルクの鉄血演説にも影響を与えた。 7.フランスの劇作家。男女のロマンスを描いた作品を多く手がけた。代表作「メーテルリンクとドクトリンクの手紙」 本日の最大カオス。本当に息をつくように訳の分からないこと書くよな、広辞苑先生はさ。
Final Round・「ふなふな」 1.童謡。長期の漁に出る父親を見送る少年の気持ちを歌う。 2.夫が肉を食し、妻が野菜を食すという献立。 3.伝奇「富名美孫悟空」作中での散髪墓碑。 4.ふらふらとふらつくさま。ふらふら。 5.ふにゃふにゃに同じ。 6.(福井県の方言)蛤。 7.無為に。あたら。 ③「散髪墓碑」とは、孫悟空の必殺技の1つに、髪の毛を千切って息を吹きかけ、分身を作り出す技があるが、その「吹いた毛髪」のための墓碑であるらしい。 斎藤先輩が優しすぎて今回もちょっと危なかった第15話。イケメンでスポーツ出来て、なおかつ気遣いも出来るなんてどんだけハイスペックやねん。椿には勿体ないくらいだったな。 というわけで、前回ボロボロ泣かされた椿エピソードの終焉……なのかな。結局Aパートで終わったような、終わってないような。あの感じじゃぁ、椿は、まだ自分の足で前に進めてないんだよなぁ。公生がクソ鈍いってのも問題ではあるのだが、あそこまでお膳立てが整っても行動を起こせない椿側の方が病巣は根深い。今回、椿は先輩の優しさを突きつけられ、更に公生にも思い切り許容されることで、ようやく「自分の弱さ」を実感することになった。自分の本心を見ないようにしていた弱さ、色々なことを理由にして決断を先延ばしにしていた弱さ、そして先輩の優しさに甘えてしまう弱さ。そうした様々なこれまでの負債が、ついには抑えきれないところまで膨れあがって一気にのしかかってきた。 公生が遠くへ行ってしまうという事態の急転も原因の1つではあるのだが、自分で蒔いた種、先輩との関係性も大きな要因になっただろう。斎藤先輩は本当に優しい人だったので、椿の本心を理解し、椿の弱さ、狡さも全て知りながら、彼女が傷つかないよう、最善の方法で別れを切り出してくれた。そのことは、椿は本当に感謝すべきことだし、どれだけ「ごめんなさい」と言っても足りないくらいにありがたいことだった。しかし、先輩がそんな優しさを見せるために言った言葉の1つ1つが、彼女の心に刺さってしまう。「俺たちはお互いに違う人間を好きになった方が良い」。がさつな者同士、と先輩は言っていたが、先輩がもし好きになるなら、それは「ポテチを箸で食べるような」人のようだ。持って生まれたものが全然違っても、違うからこそ互いに求め合えるものがある。となると、椿が求めるものはなんだろう。大嫌いと言い続けて、自分を突き放してどんどん遠くへ行ってしまう音楽の僕。何を言っても笑ってそこに立っていて、「いてもいなくても同じ」ような存在感の奴。そういう人間が本当に必要なものだったと、最後の最後で先輩にまで教えられてしまったのである。もう、椿に逃げ道などないはずなのだ。しかし、彼女は結局最後の一歩を踏み出していない。それを邪魔するのは、弱さからか、宮園に対する負い目からなのか。椿の性格を考えるなら、自分みたいな人間が公生の将来を邪魔するわけにはいかない、っていう劣等感なんだろうなぁ。 椿のお話にはせめてもう一押しほしいところですね。その他のお話については、今回は軽めに。まず、謎幼女が木から降ってきた。公生に対して明らかな敵対心を持つ金髪幼女。上手いこと瀬戸さんに取り入って同門へと潜り込んできた彼女の目的は? ……公生は放っておくと女の子からいじめられるよなぁ。絵見ちゃんも虎視眈々と牙を研いでいるようで、今後のぶつかりあいが楽しみです。 そして、変わらず病床に伏すのが宮園さん。公生はなかなか彼女のお見舞いに行く勇気が出ないようだが、ああやってためらったり、遠慮したりするところを見ると、椿相手だと全然そんなことないのに、宮園相手だと完全に異性として見てるってことなんだよなぁ。何故その気遣いのひとかけらでも椿に向けてやれないものか。幼なじみ縛りってやっぱり厳しいのかしら。そして、そんな宮園さんもこっちはこっちでピンチ。どうも病状が芳しくないようだ。これまであまり具体的にその症状を描かれることがなかったのだが、今回「突然両足が動かなくなる」という割と重めの症状が出てしまう。どういう病気なんだろう。どう転んでも体力勝負のバイオリニストには厳しそうであるが……。うーむ。 |
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