最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
○「星刻の竜騎士」 4 ラノベ。当然のように不思議な力を持つ主人公が、すげぇ力を持つ幼女と手を組んで無双するお話。だと思う。 設定だけで言うなら近いのは「機巧少女」だけど、実際に乗ってるのはドラゴンのはずなので、なんかイメージしたのは「獣の奏者」だな。ただ、あんなにきっちり世界がある作品には見えないけども。むしろ「何か乗り物のために学校に通って特殊訓練を受けてる」っていう設定だと「IS」の方が近いかもしれない。じゃあ、目標は「IS」以上やね。低いはずなのに越えられるか微妙なハードルだな……。 設定に特に新しい部分は見あたらず、アニメ的にもあまり目を引く要素はない。台詞回しが説明的すぎたり、あり得ないことをぺらぺらしゃべっていたり、キャラ紹介のつもりで親切に書いたと思われる脚本が何か滑ってるのが悪い方向に目を引くくらいか。1話目で笑えたのは、「どう考えても大量のドラゴンが暴れ回るには小さすぎるグラウンドで一斉に実戦訓練開始」→「先生は対戦相手以外の竜にぶつからないように、と注意するだけ」→「実際にぶつかる」→「怒られる」っていう流れ。いや、流石に何組かに分けて練習しろよ。多分あのスペースじゃ柔軟体操がせいぜいだよ。 まぁ、今後の萌えキャラ次第かな……伊瀬ちゃんが頑張れるといいな。ちなみに、アニメ本編よりもAT−Xでやってる中の人メインの紹介番組の方がはるかに興味がある。伊瀬ちゃんが嫌そうな顔しながら渋々オタク向けサービスしてるの見るとゾクゾクしますね。 ○「ラブライブ!(第2期)」 6 勝ち組たちの凱旋だぁ! 当初の不安を押しのけて一大コンテンツへとのし上がった、まさにアイドル、まさにシンデレラストーリーな連中の2期が満を持してスタートだ。 1期の時点で既に固まっていたキャラを遠慮なく押し出すという、模範的な2期の構成。既にくどいくらいの9人の個性は充分に理解が及んでいるので、1話からぶっ飛ばしていても何の問題も無いし、むしろそっちの方が攻め手が多い。まぁ、そうはいっても冒頭の無闇にアメリカンな幕開けはびっくりしたけども……「うわぁ、穂乃果ちゃんの夢オチですわ」と思ったらマジで生徒会長になっててびびった。エリチカ、もっと責任もって推薦しろよ。確実に穂乃果が管理職向きじゃないことくらい分かるだろうに。挙げ句に職務が増えたらアイドルの練習に時間を割きにくくなるし……いい事何一つないぞ。いや、多分ことりママンにも頼まれたんだろうな……「学園復興のきっかけになったμ‘sのトップが生徒会長になってくれれば宣伝効果も高いから頼む」ってな感じで。意外と希あたりが金掴まされて説得したかもしれんしな(邪推)。 というわけで、本当に賑やかで退屈させない第1話。成功を約束された(放っておいてもある程度儲けが出る)作品なので当然手間を惜しみなくつぎ込んだ出来になっており、京極監督自らのコンテ、特にオープニングライブパートの出来などは流石の一言。気のせいかライブパートのCGも1期のころに比べてシームレスに繋がっているように見えるし、映像面もつやっつやに光っており、文句なしのラブライブワールドが展開されている。やはり西田亜沙子絵っていうのは無闇にフェロモンが出るよな。アップの時の穂乃果の顔とか、発情してるようにしか見えないもの。エロい可愛い女子高生。このつやつやキラキラがラブライブの売りなので、余計なことを考えずにそこを中心に盛り上げてくれれば良いかと。重たかったりシリアスだったりするのは、仙台の方のアイドルが全部やってくれるのでね。しかし、あれを見た後だとホントにこいつら軽いな……。 さて、そんな軽い面々だが、1話目から9人全員にちゃんと見せ場が作られているのが偉い。いや、単にこちらが見慣れているから見せ場のように見えるだけかもしれないけど。個人的には一年生メンバー推しなので、かよちん大暴走が見られただけでも割と満足。そして、何故か無闇に真姫ちゃんがにこと一緒にいるのが不可解。公式はにこまき推しなのかな? まぁ、真姫が片付いてくれた方がりんぱな推しやすくなるからいいや。ただ、やっぱりそうやってカップリングあわせていくと2年生組の誰かが余ることになるんだよな……誰も得しないカップリング論争は、戦争が終わらない原因になるのでやめましょうね。ひょっとしたら2期で新しいカップリングの芽が出てくるかもしれないからな! 中の人についてだが、スピリチュアル猛虎ネキの中の人が割と自然になってて驚いた。1期のころの、一言しゃべるだけで破壊力抜群だった面影が無くなっている。真姫ちゃんの方はまだ……まぁ、これくらいでいいです。 ○「極黒のブリュンヒルデ」 5 今時オープニングがインスト曲なちょっと珍しい作品。「歌ないのかー」って思って見てたら映像がどんどん凄惨な方向に向かってて「うひゃぁ」ってなる。 原作はよく知らない。岡本倫の名前はよく目にするけど、実は「エルフェンリート」も見たことも読んだこともない。基本的にどんだけ歳取っても少年誌だけで育ってる人間なので、青年誌の漫画ってほとんど知らないのよね。おかげで今作も一切事前知識無しでの視聴開始。オープニングの映像は一端忘れて見始めると天文台云々だったので「おっ、まにまにか」とか思ってたけど、まぁ、そんなことは無く。脇フェチ主人公(?)と何か間違った天然タイプのヒロインの出会いを描いたものだが、この先がどういう展開になるのかは全く分からないのでなかなか興味は湧く。漫画原作なので導入は割と親切で見やすかったし、スタッフに連なる名前はあんまりピンと来ないけども映像も悪くはない。原作の連載開始時期なんかをみると、どうせこのアニメだけでは完結しないのだろうけども、それならむしろ慌てずに原作を追っていけばいいんじゃないだろうか。 ただ、1話目がある程度親切とはいえ、なんかヘンなズレみたいなものがあるのも事実で、プールで死にかけた女の子のシーンで、みんなして慌てふためくところまではいいのだが、突然地面がボコォってなったのに誰も不思議に思わずに「運が良かった」で片付けてしまってるところなんかは笑いどころなのかどうか悩むところ。いや、おかしいだろ。ポンプの異常であっさり人が死にかけるプールもおかしいけど、突然の地盤沈下の方がよっぽど異常な事態。回りの連中は「たまたまパイプが壊れて良かったな」とか言ってるし、主人公は主人公で「運が良かったとしか言いようがない」とか言ってるし。こいつら、天然揃いなのだろうか。九九を知らないヒロインを笑ってられないぞ。この辺りのよく分からない脚本が原作通りなのか、アニメにしてはしょった結果生まれたものなのかは定かじゃないけど、あんまり続くと視聴が辛くなるので注意が必要。まぁ、重箱の隅だとは思うけども。 中の人は逢坂・種田という今をときめく2人がメインを務める。種ちゃんの黒髪安定だが、今回は馬鹿っぽさが先立つので今までの役とはちょっと毛色が違うかもしれない。あと、無線越しに会話してたのはあやっぺである。あやっぺ、ちゃんと仕事繋がってて良かったよ。この現場で種ちゃんとの接触に成功したので、じわじわとローダンセに圧力をかけていく展開になるのだろうか。何それ怖い。 ○「僕らはみんな河合荘」 5 珍しく原作既読の作品。僕の大好きなジャンル、「長屋もの」。アニメでは「まほらば」がすごく好き。未だに「宇宙賃貸サルガッ荘」がアニメ化しないかと密かに思っている。 そんな長屋のお話だが、ぶっちゃけると「まぁ、原作通りに」。元々キャラクターデザインはアニメ映えしそうな可愛らしいものだし、ギャグのテンポもそこまで無茶なものではないのでアニメにしたときに普通に回しやすいものになっている。書き文字による演出がちょっとうるさい気もするのだが、まぁ、このくらいは許容範囲内だろうか。声優ファンの人間としては、出来れば文字を必要としない状況では声だけで台詞を聞きたいとは思うんだけどね。また、独特の色遣いは最初ちょっと面食らったが、すぐに慣れるものだし、そこまで違和感を感じない。慣れてくると「セピア色」と「青春」が混ざった感じで案外面白いんじゃないかと思えてくるくらいのものである。 監督は「ブラッドラッド」の宮繁之。そういやあれもちょっと色遣いがおかしい作品だったけど、中盤以降は「悪魔の世界だから」っていうので慣れてしまったし、小うるさいと思ってた文字の演出も気にならなくなっていたので、この作品も同じように展開出来るんじゃなかろうか。まぁ、「ブラッドラッド」に比べればこちらの方がのんびりした作品だけど……いや、そうでもないかな。この作品も結構刹那的なところあるよな。多分1クールだろうから、メイン2人の仲がそこまで進展しないところで終わりそうな気もするので、ラブコメとしては「コメ」要素の方が強くなるとは思うけど。まぁ、ゆるゆる楽しんでいきましょう。 中の人は、まず主人公の宇佐君は「バクマン」や「はたらく魔王さま!」で良い仕事をしていた井口祐一。彼の声は、もうちょっと粘っこくすると石田彰になれるんじゃないか、っていうよく分からない期待をしている。そしてメインヒロイン律ちゃんには容赦無い花澤キャスティング。まぁ、十八番だからなぁ。個人的に「律」という名前のキャラには惚れやすいので注意しないといけない。あと、見のがしがちだけど住子さん役が小林沙苗っていうところね。レギュラーで声聞けるの久しぶりな気がする。そして、今作一番のお勧めポイントはなんといっても最低の発言しかしないサトリナである。ぼちぼち行きおくれキャラも切実な響きが籠もるようになってきたぞサトリナ。最近は飲んだくれでもヤサグレでも何でもこいだぞサトリナ。サトリナに隠語で虐められるだけでも幸せなれる作品に仕上がっていると思います。 ○「ヒーローバンク」 ー 今期唯一予約録画した夕方番組(もっとしてたかもしれんけど忘れた)。何故チェックしたかといえば、そこにキャスト表があるからだ、と答える。夕方アニメって深夜枠とはちょっと違う毛色のキャスティングが採用されることが多いのだが、まー、このアニメの顔ぶれたるや。見れば分かる。 そして、試しに見たら度肝を抜かれた。当然、夕方の子供向け、しかもコロコロコミック連載らしいのでテイストは想像しやすいだろうが、なんかもう、色々と酷い。キャッチコピーは「君のマネーを力に変えろ」だ。ざっくり説明すると、ヒーローなりきりのゲームが流行っている世界で(まぁ、ガンプラバトルみたいなもんだ)、そのヒーローっていうのが「金をかけると強くなる」らしいのだ。いや、課金厨が自分に課金するだけではなくて、パブリックビューイングみたいなシステムが整っており、応援したいバトル参加者には観客が課金できる。何それ、どんだけエグいお話なのよ。いや、実際はそんなシステムないんだろうけどさ。元々DSのゲームみたいだし。しかし、それにしたってえげつないお話やで。ちなみに、第1話は主人公が負けそうになったところで謎の男から「このアプリ強いで」と言って主人公機を入手し、見事勝利を収めるが、その代金が百億円だったというお話。これから主人公達小学生集団は、借金を返すために身体で払わなければならない毎日に……。どないやねん。情操教育も何もあったもんじゃないな! そして、そんなよく分からないバトルを彩るキャストは、主人公の少年(何故かリーゼント)が三瓶由布子。まぁ、これは定番だからいい。そして、その回りのお友達集団が、萌え袖眼鏡にみゆきち、図体のでかいでくの坊に中井和哉、更に大人しそうだけど1話目で闇堕ち確定した秀才君が神谷浩史である(その他、主人公機を渡したおっさんが銀河万丈、悪の総帥っぽいのは賢雄さん)。もう、キャストだけで宇宙の1つや2つ救えそうだし、壊せそう。特にみゆきちの萌え声が割と脳にダイレクトで来るのが危険である。 まぁ、来週から見るか分からんし、点数つけないけどね……最近の子供さん、大丈夫なんでしょうか。あ、ちなみにオープニングテーマは角田信朗です。 Bane of Bala Ged バーラ・ゲドを滅ぼすもの (7) U クリーチャー・エルドラージ 7/5 〜が攻撃するたび、防御側プレイヤーは自分のコントロールするパーマネントを2つ追放する。 マロー曰く、「滅殺能力が戻ってこないことは確定してたよ。あれは分かりやすく強すぎた、どうしようもない状況をさらにどうしようもなくするつまらない能力だったからね」。何 故 な の か。……まぁ、1体くらい以前のエルドラージの雰囲気が残ってるクリーチャーがいてもいいってことでしょうね。一応タフネスが若干低めに設定されてるから対処しきれないってほどでもないだろうし。こうして見るとやっぱり「ウラモグの破壊者(ROE)」って壊れてたんだな。一回殴れば大抵元は取れる。高速召喚から相手をハメてしまいたいエルドラージランキング第1位。
Blight Herder 荒廃を招くもの (5) R クリーチャー・エルドラージ、昇華者 4/5 あなたが〜を唱えた時、あなたは対戦相手がオーナーである、追放領域のカードを2枚、そのオーナーの墓地に置いても良い。そうしたなら、[末裔トークン]を3体戦場に出す。 シンプルに子供を育む昇華者。緑にはノーコストで3体を育むドローンが存在しているが、そちらは6マナ3/3。こっちのレアは昇華コストがかかる分だけサイズとコストに恵まれている。きっちりコストが捻出出来ればトータルサイズは5マナで7/8と脅威の数値をはじき出す。そりゃレアだからね。ここからさらにラージサイズのエルドラージに繋ぐもよし、一気に数とサイズで押し進むも良し。「エルドラージと一緒に頑張っていこう」と思えるデッキのスタート地点に。
Breaker of Armies 軍団を破壊するもの (8) U クリーチャー・エルドラージ 10/8 全てのクリーチャーは、可能ならば〜をブロックする。 ルアー付きエルドラージ。ルアーというのは緑の固有能力であり、大抵の場合は最後の一撃を見舞う際に1体を囮にするのに使われる。緑に接死能力が与えられてからは、シナジーが強力すぎるというのでルアー能力はあまり扱われない傾向にあった。しかし、そんな長年の歴史など一切気にせずにぶっ込んでくるブレイカーこそがエルドラージ。そして、こいつの場合は囮でもなんでもなく、「ブロックした奴ら全員なぎ倒す」だけの話である。幸か不幸かタフネスの方が小さい設定なので、全軍ブロックすれば倒せるくらいのギリギリの値ではあるのだが、もちろんブロッカー軍団も壊滅するだろう。エルドラージとは、そういうものなのだ。まー、考えてみりゃ「ウラモグの破壊者(ROE)」だって全軍ブロックでもして一発目で倒さないと負けだったんだし、後のこと考えればルアーなんて大した問題じゃないのかもよ。
Conduit of Ruin 破滅の伝道者 (6) R クリーチャー・エルドラージ 5/5 あなたが〜を唱えた時、あなたのライブラリから点数で見たマナコストが7以上の無色のクリーチャー・カードを探し、公開してもよい。そうしたなら、あなたのライブラリを切り直し、その後そのカードをライブラリのトップに置く。 あなたが各ターンに最初に唱えるクリーチャー呪文のコストは(2)低くなる。 日本語名に修正をくらった可哀相なクリーチャー。過去にも「ファルケンラスの貴族(ISD)」&「ファルケンラスの機種(DKA)」で似たような事件は起こったが、流石に同一セット内での不祥事は初。日本語スタッフは一体どういう管理体制を敷いてるんだかね。さておき、いわゆる「教示者」能力を持つ先導役。6マナでまだ先導ってのが流石のエルドラージであるが、やってることはあの「ウギンの目(WWK)」とほぼ同じわけで、先導役としての確かさは歴史が保証している。加えてこいつの場合はレジェンドではないので重ねて置くことも出来るし、何より普通に5/5として殴れるのだ。こいつが生き延びれば次のターンには引いたばかりの8マナ以上のエルドラージが確定。殺さなきゃヤバいのは分かっちゃいるが、次に相手がもっとヤバいエルドラージを引いてくるのも確実なわけで、そのために除去を温存しなきゃいけない気もする。堂々めぐりのエルドラージ2択である。まぁ、その選択肢も「除去があれば」の話だが。ちなみに、トップに置く教示者能力を設定されているのに、世界には同じくエルドラージの嚥下能力が蔓延してるあたり、謎のマッチポンプが期待されている模様。まー、その場合には他の呪文が軽くなる単なるマナソースとしても別に不満はないんだけどね。あと、持ってくるクリーチャーは無色であればいいので、いっそ「ドラコ(PLS)」を積み込むために「ドラコ爆発」に入れるっていう電波を受信した。各自自己責任で。
Deathless Behemoth 不死のビヒモス (6) U クリーチャー・エルドラージ 6/6 警戒 エルドラージ・末裔を2体生け贄に捧げる:〜をあなたの墓地から手札に戻す。この能力はあなたがソーサリーを唱えられる時にのみ起動できる。 割とさっくり帰還出来る能力を持った、疑似無敵エルドラージ。サイズ感が早くも麻痺してきているので6/6ってのがどの程度なのかピンと来ないが、現環境でいうたら6マナ6/6警戒って「空網蜘蛛」と同じサイズなわけで、それが殺せないとなると結構な事件だ。警戒という能力選択が実に嫌らしく、とりあえず立っておくだけでもプレッシャーになるし、回収にマナがかからないので復帰するのも案外早かったりする。まぁ、そうは言っても末裔2体はそこまでお手軽なコストというわけではない。2体以上の末裔を生み出すカードは限られているし、一応1/1を2体費やすと考えれば結構な消耗なわけだし。手軽に運用出来るのはコモンでも簡単に末裔を増量出来る緑と組んだ場合。というか、それ以外だと普通のデカブツとして認識した方が無難かも。
Desolation Twin 荒廃の双子 (10) R クリーチャー・エルドラージ 10/10 あなたが〜を唱えた時、10/10で無色のエルドラージ・クリーチャー・トークンを1体戦場に出す。 「場に出た時点で双子」というクリーチャーは大抵強い。このデザインの先駆けは「スタング(CHR)」らしいのだが、成功して歴史に名を刻み始めたのは「若き群れのドラゴン(ALA)」からだろう。同様のギミックだった「カロニアのツイングローブ(M15)」は今ひとつ活躍の場が無かったが、最近でも「風番いのロック」が結果を残している。このエルドラージのすごいところは、いかにもエルドラージらしく、唱えた時点で弟(?)の方が先に着地する部分。これまでは「分身キャラは本体を倒せ!」みたいなノリでカウンターさえ間に合えば2体同時に対処出来たはずなのだが、このクリーチャーはそれすら許さない。そりゃま、10マナっつったらウラモグさんと同じコストなんだから多少無茶しても怒られないわけだが、小細工無しでひたすらサイズ感だけで絶望感を与えようとするエルドラージの鑑のようなクリーチャーである。ただ、唱えた時の誘発効果なので、名前にあやかった「欠片の双子(ROE)」との友情タッグは成立せず。惜しい。まぁ、成立したら双子どころじゃなくおそ松一家すら超えるからな。
Eldrazi Devastator エルドラージの壊滅させるもの (8) C クリーチャー・エルドラージ 8/9 トランプル 「コモン」「8マナ」「エルドラージ」ということで、旧作でいうところの「ウラモグの破壊者(ROE)」と同じポジション。最近モダマスでも出てきて相変わらずの活躍を見せてくれたアイツだ。滅殺が失われた代わりに攻撃強制がなくなり、タフネスが上がってトランプルもついた。ワクワク度合いは減ってしまったが、コモンの落としどころとしてはこんなところではないだろうか。まずこいつにアクセス出来るかどうかが、デカブツエルドラージデッキの成否を分ける大切な指針になるはず。相手に出されたら……まぁ、頑張れ。今回のセットで無条件にデカブツを殺せる除去はエルドラージの「存在の一掃」(7マナ)を除くと白の「大物潰し」と黒の「骨の粉砕」の2枚のみ。うーん、ハードモード。ちなみに、このカードのフレーバーには、かつて「血の長」として吸血鬼氏族のトップに立っていたカリタスさんのありがたいお言葉が刻まれている。こいつらエルドラージの応援なんかして、今後の人生どうするつもりなんだろう。
Endless One 果てしなきもの (X) R クリーチャー・エルドラージ 0/0 〜は+1/+1カウンターがX個置かれた状態で戦場に出る。 シンプルに伸縮自在。これまでこの手の可変クリーチャーのひな形といえば「キヅタの精霊(ODY)」であり、これをもっと現代風にコテコテにすると「霧裂きのハイドラ(THS)」みたいな危険物が出来上がる。今回はそうしたコテコテ要素が無いのにレア。何故かといえば、無色であるという利点を最大限に利用して、旧作連中よりも常に1点分マナ効率が良いためだ。「ハイドラ」たちは2マナからスタート、5マナで4/4くらいが目安だったが、こいつの場合は5マナで5/5。マナレシオという言葉がよく引き合いに出されることからも分かる通りに、コストあたりのサイズ比ってのはクリーチャーにとってはとても大切な要素なのである。まぁ、4マナ域ではまだ「包囲サイ」に負けるんだが、あっちが化け物過ぎるんだからしょうがない。エルドラージの利点はでかいマナ域になってから。中盤戦でも自在に暴れられるのは鈍重なエルドラージの中ではこいつだけの利点である。あと、「集合した中隊」から出せるよ。死ぬけど。あとエルドラージのくせに「絹包み」で包まれるってのも愉快。どんだけサイズが上がっても包まれる。可愛い。
Gruesome Slaughter 陰惨な殺戮 (6) R ソーサリー ターン終了時まで、あなたのコントロールする無色のクリーチャーは「(T):このクリーチャーは対象のクリーチャーに自身のパワーに等しいダメージを与える」を得る。 まさに虐殺。エルドラージの無慈悲な殺戮を端的に表した無色のカード。エルドラージという存在を無色のカードで表す時、問題になってくるのはカラーパイという概念である。今回は「有色だけど無色」という強引な手段でこの混乱を極力回避しているわけだが、それ以外にも、純粋に無色ながらも「エルドラージっぽい」というニュアンスの問題だけで何となくクリアしているものも。この「一方的格闘」とでもいうべき能力は現在赤に与えられた特性だが、エルドラージならそりゃこれくらい酷いこともするでしょ、ってな感じ。まぁ、これを他の色で実行出来るようになったからといって、そこまでゲームバランスがぶっ壊れるわけじゃないしね。そもそも「重い」の一点でエルドラージらしさになってるわけで、そんなに気楽に使えるもんでもないしな。リミテッドなら当然ゲームエンド。構築クラスでもある程度頭数が揃うなら一方的なラスゴ効果が見込めるが、流石に重いのかな。もう1段階軽い「チャンドラの灯の目覚め」でええやん、っていう話にもなるし。ちなみに、イラストで描かれているのは現在の海門の様子らしい。ここの奪還作戦をやるのか。うーむ。
Kozilek’s Channeler コジレックの媒介者 (5) C クリーチャー・エルドラージ 4/4 (T):あなたのマナ・プールに(2)を加える。 小粋な中堅エルドラージ。その名前にはコジレックさんが関わっているようだが、直接的に彼をイメージさせるような能力ではなく、その姿からなんとなく「ウラモグ氏族ではないな」って思わせるくらいのもの。コジレックさん、今頃どこで何をしてるんでしょうね。さておき、5マナから2マナ加速させて次のターンに8マナ。エルドラージジャンプアップに丁度いい橋渡し。別に大物が後ろに詰めていなくても、その時には5マナ4/4で充分仕事ができる。「シッセイの指輪(7ED)」に1マナ追加しただけで4/4がついてくるのだからとんでもない時代になったものだ。これがコモンで拾えることで、デカブツ戦術の基盤はリミテッドでも充分整えられるようになっているってことだ。ただ、「これで8マナ楽勝だぜ!」とか勘違いすると今度は5マナに到達することすら出来なくなるので注意が必要。普通の環境では、5マナはホップステップジャンプの「ジャンプ」の位置なのだ。そこでまだステップ踏んでるエルドラージ世界は、なかなかバランス調整が難しそう。
Oblivion Sower 忘却蒔き (6) M クリーチャー・エルドラージ 5/8 あなたが〜を唱えた時、対象の対戦相手は自分のライブラリを上から4枚追放し、その後、あなたはそのプレイヤーがオーナーであり、追放されている土地・カードを、好きな数だけあなたのコントロール下で戦場に出しても良い。 エルドラージのクリーチャーには大きく2つの種類がある。親玉クラスの「エルドラージ」と、落とし子などを引き連れてそのサポートをする下っ端の「エルドラージ・ドローン」である。このカードは6マナとそれなりに軽いが、刻まれたタイプは立派に「エルドラージ」。親玉の方である。旧セット最小のエルドラージは「ウラモグの破壊者(ROE)」の8マナだったので、時代が進んでエルドラージも随分シェイプアップが進んだことになる。で、そんな軽量エルドラージだが、それでもやはりでかい。6マナ5/8はマナレシオで見れば充分過ぎる値で、この辺は流石の神話レア。さらに、187ですらなく、唱えた時点で一仕事終えているのも旧作神話レアと同じ。コジレックのドロー、ウラモグのパーマネント破壊、そしてエムラクールの追加ターンなどに比べればこいつの効果は地味ではあるが、後に続く援軍を導く堅実なマナ加速である。めくった4枚の中から土地をかすめ取るだけならば期待値的には2枚弱、大した効果ではない。しかし、この効果は「めくった4枚から置く」ではなく、「相手がオーナーの追放されたカードから置く」のである。事前に追放領域にカードを溜めておけば、このカードからニッサもびっくりの爆裂マナ加速が実現し、次の瞬間にはウラモグに手が届くことだって。神話怖い。神話強い。ちなみに、「ケラル砦の僧院長」や「前哨地の包囲」など、赤お得意の疑似ドローもカードを追放する効果なので、今後はそういうカードが敵に塩を送る可能性があることに注意が必要だ。
Ruin Processor 破滅の昇華者 (7) C クリーチャー・エルドラージ、昇華者 7/8 〜が戦場に出たとき、あなたは対戦相手がオーナーである追放領域のカードを1枚そのプレイヤーの墓地に置いてもよい。そうしたなら、あなたは5点のライフを得る。 その名に「昇華者/Processor」の名を持つ、そのまんまなコモン昇華者。追放領域を餌にする昇華者のポジションはエルドラージ全体でもそこまで数が多いわけではなく、リミテッドベースで見るためにコモンだけに絞るとわずか4体しかいない。分布は無色1,青2,黒1となっている。餌を食べるデッキを作る時の参考程度に。この昇華者の特徴は、「別に餌を与えなくても充分強い」というところ。そりゃ5点のライフはかなりのご褒美であるが、単なるバニラファッティとしてもサイズは充分。無理に昇華用のデッキメイクせずとも、(エルドラージを出すマナの用意さえすれば)コモンで手軽に使える。また、ライフゲインは今回黒に大量に用意された「ライフを得たら」系クリーチャーの燃料にもなるので、黒のデッキによりフィットするデザイン。適材適所で。
Scour from Existence 存在の一掃 (7) C インスタント 対象のパーマネントを追放する。 単純明快、エルドラージによる暴食、破壊を端的に表した除去。土地すら対象に取れる範囲の広さ、インスタントという身軽さ、そして追放領域に送り込む周到さ、なるほど完璧。世が世ならアンコモン以上になるはずの呪文だが、この世界ではこれがコモンだ。まぁ、7マナだしな……。「イシュ・サーの背骨(MBS)」と同じだと考えれば打倒なコストだよなぁ。無色呪文はエルドラージからマナのサポートもあるし、案外この辺りの呪文がリミテッドで基盤を成すことになるのかも。構築の場合は、「完全なる終わり(KTK)」が使われていない時点でお察し。
Titan’s Presence タイタンの存在 (3) U インスタント 〜を唱えるための追加コストとして、手札から無色のクリーチャー・カードを1枚公開する。 対象のクリーチャー1体を、それが公開したカード以下のパワーを持つなら追放する。 エルドラージチラ見せ除去。旧環境でも似たようなギミックで「絶望の誘導(ROE)」のようなサイクルがあったが、今回は公開出来るカードが無色クリーチャーに限定されてしまっている。まぁ、「手札にデカブツエルドラージさえあればどんなクリーチャーでも消し飛ぶよ」ということ。イラストを見てもらえば何が起こってるかは大体分かるだろうさ。条件付きなのでデッキは選ぶが、今回はエルドラージ軍を選択していればコモンにもそれなりに無色のカードは存在している。条件さえ満たせば除去としては最高級。個人的には、これを撃って「魔導師輪の対応者」を公開するような侠気溢れるデッキが見てみたいものですね。もしくは「搭載歩行機械」を公開するとか。単に見せたいだけやん。
Ulamog, the Ceaseless Hunger 絶え間ない飢餓、ウラモグ (10) M 伝説のクリーチャー・エルドラージ 10/10 破壊不能 あなたが〜を唱えた時、対象のパーマネント2つを追放する。 〜が攻撃するたび、防御側プレイヤーは自分のライブラリを上から20枚追放する。 さぁ登場しました、全ての悪を代表するエルドラージ三巨頭の1人、ウラモグさん。10マナドローのコジレック、15マナ追加ターンのエムラクール様という2人の芸達者に挟まれた中間職のウラモグさんは、187効果がやや地味だったこともあって影は薄かったのだが、それでも破壊不能という安心感から各所で活躍した実績を持つ。そんな質実剛健の彼だけが、現在はゼンディカーに留まって破壊の限りを尽くしており、とりあえずニッサやギデオンの目的はこのウラモグさんを調伏することであろう。さて、今回のウラモグさんは、前回にも増してシュートでシャープ。シェイプアップに成功してコジレックと同じ10マナまでコストダウンを果たしたくせに、場に出たときの効果は倍以上の強さに。破壊不能は相変わらずだし、より現実的な勝利をお約束してくれる存在だ。滅殺が無くなってしまったので攻撃時の絶望感はやや減少しているが、それでも2回アタック宣言すれば勝てちゃうのは同じ。もう、やりたい放題すぎるわ。今後はあらゆる環境での活躍が期待されるスーパーレア。夢の新旧ウラモグコラボもどこかでお目にかかれる日が来るかもしれない。
Ulamog’s Despoiler ウラモグの強奪者 (6) U クリーチャー・エルドラージ、昇華者 5/5 〜が戦場に出るに際し、あなたは対戦相手がオーナーである追放領域のカードを2枚そのプレイヤーの墓地に置いてもよい。そうしたなら、〜は+1/+1カウンターが4つ置かれた状態で戦場に出る。 アンコ昇華者。その方向性はエルドラージらしく徹底的にサイズ志向。普通に出すと6マナ5/5という冴えないコモンどまりであり、こいつを使うならば餌の準備は必須。食べる量が2枚とそこそこ多いのできちんと準備したデッキでないと6マナ圏までに食卓が整わない場合も多いと思われる。バニラっぽいのに案外デッキを選ぶのだ。そして、きちんと用意が整っていれば6マナ9/9の理不尽モンスターが爆誕。丁寧にもてなした甲斐があるってもんだ。嚥下デッキの1つの目標地点になるカードである。今回のブロックはこうした脳筋エルドラージをたっぷり堪能してもらうためなのか、白にありがちなタッパーは1枚もいないし、黒にお約束の再生クリーチャーもいない。さらに青に「アンタップしない」系オーラも無いし、白コモンに「平和な心」系もない。とにかくデカブツが止まらない環境になっているのだ。堪能しよう、そのナイスバディ。
Void Winnower 虚空の選別者 (9) M クリーチャー・エルドラージ 11/9 あなたの対戦相手は点数で見たマナコストが偶数の呪文を唱えられない。 あなたの対戦相手は、点数で見たマナコストが偶数のクリーチャーではブロック出来ない。 ギデオンさん曰く、「エルドラージは私たちの知る、知性のある軍勢のようには動きません。(中略)奴らは食えるものを食らい、そして去っていくだけです」(Uncharted Realmsより)。つまり、エルドラージの行動に理由を求めても意味はない、やつらは何となく動き、何となく破壊するのである。過去にもMagicのカードで「奇数・偶数」という要素を取り上げたことはあった。過去に3枚あるカードのうち1枚は私も知っている「アシュリングの特権(LRW)」だが、残り2枚は随分古い。そして、この2枚はどちらも「Chaos」という言葉をその名前に持っているのである。つまり、この奇数偶数による峻別は、Magicの中では混沌を表すためのいち手段ということである。まぁ、その結果として単に「理不尽な制約」を課すことが目的なんだろうけど。自身のコスト、そしてパワーもタフネスも奇数になってるあたりがちょっとおしゃれ。レジェンド連中のように唱えた時に確定する効果もないし、除去耐性も無いクリーチャーだが、一度着地してしまうとこれを殺せる除去は理屈の上では半分に限定されてしまう。2マナ除去、4マナ除去では絶対に殺せないのだ。まー、そういって考えてみようと思ったら、今の世の中でこれを殺せるカードって、ラスゴ系も含めて奇数が多かったからそこまで問題無い気もするのだが……。まぁ、リミテッドでは色々理不尽だろうが、それはどのエルドラージでも同じだから。ちなみに、これが出てるとどう頑張っても「搭載歩行機械」がプレイ出来なくなるってのがちょっと面白い。
○「ベイビーステップ」 4 今期の日曜夕方はバレーボール→テニスという、よく分からん微妙なスポーツラインが繋がる時間帯になっている。ジャンプアニメ、マガジンアニメと繋がるわけやな。まぁ、土曜夕方もマガジン→サンデーだけども。 こちらも原作は既読だが、連載開始時から正直そこまで真剣に読んでなかったのであんまりはっきり覚えてるわけじゃない(マガジンは基本立ち読みなんでね)。この漫画で残ってる思い出というと、随分昔、テニス経験者と話をしてたときに「そういえば、最近マガジンでやってるテニス漫画は(テニヌなんかと比べると)割と真面目でリアルなテニスやってるよね」って言ったら、「あれでもよっぽどファンタジーです、誤解しないで下さい」って割と真顔で言われたこと。まぁ、経験者からすりゃそうなんだろうけどさ。 原作はとにかく真面目な作品だし、着実に連載を繋げてるんだからそれなりに面白味もある。これも「ハイキュー」同様に案外良いアニメになるんじゃないかと思ったのだが、I.G.とぴえろというスタジオの差なのか、民法とETVという放送枠の差なのか、こちらの方が明らかに質は落ちる。何が悪いといえるほどはっきりと駄目な部分があるわけじゃないのだが、全体的に作画がユルく、見せ場も上手いこと定まってない感じがする。まぁ、1話って本当にテニスも何もしてないからしょうがないのであるが……「ひたすらノートを取って作戦を考えて地味にレベルアップしていく奴」が主人公のアニメって、言われてみればかなり難しいような……。まぁ、オープニングのコート64分割シーンなんかはかなり笑えるビジュアルになってたし、今後の盛り上げ方次第ではあるだろう。そんなに慌てて結果を求めるような枠でもないしね。メジャーやらファイブレインやらバクマンやら、ダラダラと長期が確保出来る枠なんだから、余計なことを考えず着実に原作を消化出来ればいいか。それにしてもエーちゃんの髪型くどいな! 原作だと全然気にならなかったのだが、あいつあんなファンキーな髪型してたっけ? あれだけで生活指導くらうレベルやぞ。 中の人は、エーちゃん役はあんまり名前に見覚えがない村田太志という人。お、若手か? と思ったら結構歳いってた上に、履歴みたら色んなところでモブとして出まくっててちょっとびびった。多分念願叶っての悲願の初主役なんだろうなぁ。よく知らないけど頑張れ。そして、女性キャストはメインで絡む役がほとんどいないのだが、唯一といってもいい絶対的ヒロイン、なっちゃん役に寿美奈子である。こういう素直な仕事の美奈子は本当に色っぽくてよいね。 ○「ハイキュー!!」 5 新しい午後5枠は真っ直ぐなジャンプアニメ。時期的にもスタジオ的にも「黒子のバスケ」の後をつぐ形になるが、スポーツアニメが立て続けにアニメ化するなんて、ジャンプじゃないみたいだな。 原作は当然既読だけど、まぁ地味な作品だよね。テニヌよろしくバヌレー(?)になることは決してなく、かなり真っ当な路線でバレー漫画やっている。おかげでバヌケのように超次元な展開になることはないが、過去の午後5枠だと「おお振り」みたいなスタンスになっており、むしろ動画で映える分、アニメ化向きなんじゃないか、って気もする。バレーって言う題材は珍しいのだが流石にルールをまったく知らないってこたぁないだろうし、何となく見るスポ根の題材には割としっくり来る。これでアニメが丁寧に作られてファンが増えれば儲けもの。要所でこだわりが見られれば充分価値があるし、1話目だとクライマックスの横っ飛びの絵なんかが恰好いいを通り越してシュールなくらいの映像になってたのが楽しかった。制作はI.G.だし、監督は満仲さんだし、割と安定感はありそう。個人的には「マギ」よりこっちの方がゆっくり見られそうな気がする。 中の人は、主人公日向役には「ガッチャマンクラウズ」のるいるいや、「マジェプリ」のパトリック君などの薄幸少年役を重ねてきた村瀬歩。今作の日向は鬱陶しいほど真っ直ぐ系の主人公なので、新しい仕事が出来そう。相方は鉄板イケメン石川界人だし、その他の面子もがっつりと男性キャストが固まっている。こういう作品はどうしてもキャストの数が増えるので、次代の男性声優の卵を見つけるのに良い場所かもしれません。 「Z/X IGNITION」 4→4 結局最後まで何がやりたいかよく分からんアニメだったな。主人公が多すぎんねん。 枠としては、近い作品だと「BLAZBLUE」だと思う。主人公っぽい立ち位置がたくさんあって、各々がやりたいことを好き放題やってるんですごいとっ散らかってまとまらないお話。ただ、「BLAZBLUE」よりはこっちの方が1つのシナリオとしてのまとまりはあったので、見ていてまだ焦点は絞りやすかった。まぁ、絞ったところでそれが完成していたかと言われるとはなはだ疑問ではあるのだが。結局この世界全体で何を主張したいのかが分からなかったんだよね。ゼクスとの関係性を良いものとして扱っているのか、忌むべきものとして扱っているのか。誰の正義が最前提として用意されているのか、何が完了したら物語に決着がつくのか。一応最後に大ボスっぽい立ち位置の敵がいたのでハッピーエンドっぽくはあるのだが、だからってこの世界のいざこざにはさっぱり影響は無いんだしなぁ。 一応、「色んな勢力があってごちゃごちゃしながらも能力バトルで頑張ってるよ」ということは分かったし、それをやるための下地だけはある程度整っていたとは思うのだが、ここからカードゲームをやりたいとは全く思わないので販促アニメとしてはアカン結末だろう。コンテンツとしても「この世界をもっと知りたいな」という展開にはならなかったし。本当ならもうちょっとキャラ萌え要素を強めに出すつもりだったのかなぁ。「クイーンズブレイド」みたいな吹っ切れ方になればもう少し違う結果にもなったのかもしれないんだけども……。 まぁ、最後まで乗り切れなかった理由は全部下野の変な関西弁のせいにしてしまえばいいと思うよ。しゅが美外道天使ちゃんが可愛かったです。 |
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