最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
まーそーなるわなー、知ってたわー、それしかないわー、最終話。……で、何がどうだったんだ? とりあえず、史上もっとも全裸がフィーチャーされたアニメなのは間違いないだろう。一番のエロボディは満艦飾ママンだ。 理屈は求めちゃいないけど、まぁ、それなりに常識の範囲内で終わりましたな。おかげで特に書くことも……ある。Bパートを見れば主人公はやっぱり流子ってことになるのだろうが、Aパートだけを見たらどうだろう。多分、この作品の主人公は蟇郡さんだったのである。まさか最初期の登場シーンからは想像も出来ないような優遇っぷりは、マコという重要なキャラクターと結びついたが故であろうが、最終的にマコよりも蟇郡さんの方がフィーチャーされてるという事態にまで。だって、四天王のくせに3人で立ち向かおうとして手を焼いてた敵を1人でやっつけちゃうんだぜ。しかも、縛りの装の究極形態は、誰がどう見てもガンメン。サイズ不定でおっきくなったりちっちゃくなったりしてた蟇郡さんのことだもの、多分、あのときのサイズはグレンラガンくらいは会ったに違いない。グレンインパクトとはちょっと違うけど、お腹蟇郡さんのガンメン圧力によって世界が救われているのは事実。そしてエンディング画面でもフィーチャーされてたのはやっぱり蟇郡さん。タキシードに花束で一体誰に何をしようとしたのでしょう。見ようによっては相手は皐月様とも取れるわけだが、普通に考えて皐月様にコクろうとしたら猿投山や蛇崩さんが協力してくれるとも思えない。ということは……ねぇ! 命を賭して守った「本能字の学生」ですから! お幸せに! あと、個人的に気になってたキャラの1人は針目縫。前回「出来れば凄惨な最期を迎えて欲しいなぁ」と思っていたわけだが、まーまー、予定通りのけじめではあったかな。最後の最後まで笑顔を残し続けたのはあっぱれ。ああして「羅暁に吸収される兵器」として最終局面を迎える展開になると、その前に吸収された鳳凰丸は何だったんだ、って話になるんだけどな。 あと、純潔に出来れば何かチャンスをあげたかった、っていうのは叶わないまま終わってしまったのだが、それ以上に予想外の破壊力を持っていたのは、純潔を脱いだ皐月様の普段着姿である。普通に可憐な乙女過ぎてびびった。この姉妹、多分素材はすごく良いんだろうな。皐月様は鬼龍院の後押しや本能字のシステムがなくても今まで通りに強く生きていくことになるんだろうけども、出来ればこれまで通り女王然として活躍して欲しいと思っていたのだが……あの凜とした可愛らしさを見せられると、もうこのまま平和に暮らしていけよ、という気もする。まー、あの妹がいたんじゃ、平和にはならないかなぁ。 そして、ハッピーエンドだらけの最終話にちょっとだけビターな後味を残したのが、神衣鮮血さんであった。あそこで鮮血が犠牲になる必要はなかった気もするのだが、確かにこれから先の時代、鮮血が生きていく目的も無いし、人々に「着られる」恐怖が残っている限り、服の形をした生命戦維は恐れの対象になる可能性もあるからなぁ。あそこで綺麗な未来を夢見ながら散っていく方が彼にとっては良かったのかもしれない。「良い服を無くしたもんだ……」っていうと、単に片付けが下手な人みたいでちょっと寂しい。 良い番組を終わらせたもんだ…… PR すでに涙腺がボロボロなの。助けて。安藤監督、マジで勘弁して。 ラス前エピソード。ここで最大のクライマックスとなるお船引である。これまで蓄えられてきたものが一気に放出されるカタルシスを伴いながらも、まだまだ予断を許さない状態で最終話にもつれ込む。もう、何が来ても辛いんじゃないか。どうなったらみんな笑顔で終われるかな……。 前回「最終戦その1」が片付いた。要はさゆの優しさに出会い、孤独な人生にピリオドを打った。今回、彼はめでたく幸せを手に入れたことを存分にアピールしており、後腐れのないように紡に全てを話し、ちさきを託した。もちろん彼の中でちさきへの気持ちに整理がついたわけではないだろうが、現時点で彼がちさきのために出来ることを考えれば、自ずとそういう答えが出るのである。さゆという後ろ盾が出来て自分にも自信が持てるようになった今、多少なりとも紡との対話にも前向きで臨めたに違いない。そして、そんな彼の気持ちをはっきりと示すシーンが、荒れ狂う海の上、船から飛び込んでまなかを追おうとしたシーン。他の4人はまなかを追ったが、要だけは再び船の上に戻ってきた。そう、彼はさゆを守るために戻ってきた。それは、5年前のお船引でちさきを守るために海に放り出されたシーンと綺麗に対照を成している。かつては自分をかなぐり捨てて好きな人を守るために暗い海の底へ。現在は、自分を好きでいてくれる人を守るために、信頼出来る仲間に後を託して自分は陸へ。他の面々がエナを手に入れたりして常に海を目指している中で、要だけは地上を選択したことがはっきりとした意思表示として現れているだろう。自分のことなんてどうなってもいいと捨て鉢だったあの頃と違い、彼は、好きな人のために自分を守ることも覚えたのである。 そんな要の協力により、どうやら片がついたようなのが、「最終戦その2」、ちさきと紡の関係である。伝言係からちさきの本心を(改めて)伝えられた紡は、全ての決着をつけるべく、一切捻らずに真正面からちさきに突っ込んだ。「どう考えてもお前が好きなのは俺のはずだけど、それを納得させる方法を考えている」。こんなに傲岸不遜で斜め上の発言もなかなか無いだろうが、不思議と紡だったらそれしかないんだろう、という気にもなる。案の定、そのとんでもない発言を聞いて、ちさきは理路整然と丸め込まれつつあるのだ。前回も確認した通り、元々ちさきの持つ感情の方が理不尽なものではあった。止まってしまった時間に振り回され、過去と決別出来ず、自分を許すことが出来ない奇妙な感情。それを打ち破るためには時間を動かすしかないだろうと思っていたのだが、紡はそれを待たずに、「間違ってないはずだから確認する」というプロセスでねじ伏せたのである。そして、ちさきがねじ伏せられた背景には、実は要の存在も関わっている。今回ちさきは改めて「自分だけが幸せになって良いはずがない」と涙ながらに訴えていたが、彼女よりも先に、要が1人抜けだし、「新たな時間」を刻みはじめたのである。これにより、ちさきの「自分だけが」という気持ちは多少なりとも軽減されることになった。紡がそのタイミングを計ったのかどうかは定かじゃないが、「時間が進みはじめるタイミング」というのは感じ取れたということなのだろう。 そして、ちさきの呪縛が解かれることで、その中心となっていた光に向けられた矢印はいよいよ残り2本のみとなった。今回意外だったのは、ネックレスからの声に美海が改めて驚いていたことだ。てっきりまなかの気持ちについては美海も了承しているものだとばかり思っていたのだが、言われてみれば、はっきりと言質を取るタイミングは無かったか。紡に対して「何故言わなかったのか」と問い詰めていたが、それに対する返答もまた紡らしくてちょっと苦笑いである。しかし、この「まなかの思い」に直に接してしまったことで、美海の置かれている立場が本当に苦しいものになってしまう。普通に考えれば、相思相愛の2人の間に割って入ろうとしているお邪魔虫でしかないのだ。それを実感すればするほどに彼女の気持ちはどうしようもなくなる。そして光のことを思えば身を引くことが最善だとは分かっているのに、それが出来ずに必死に現実と向き合おうとしている。まだ幼い中学生の女の子に、この試練は本当に辛く厳しい。海岸で光に対して「もっと!」と迫るシーンは、光が「どんな趣味だよ」と突っ込んだ通りに滑稽ではあるのだが、それを迫った彼女の心中を思うと本当に辛い。光の口から本心を聞くことで自分を納得させる。それが出来るなら、今までこんな苦労はしていないのに。 光を好きな自分がいて、同時にまなかを好きな自分もいる。美海はそんな葛藤とひたすら向き合いながらまなかと接し続ける。お船引の夜、まなかの命を最優先に考え、真っ先に飛び込んだ美海。ネックレスに封じられた「まなかの気持ち」を共有していたために、美海に与えられたエナは再び海中に溶け込み、それはまなかにも伝わる。そして、そんなまだるっこしい感情共有だけでなく、美海ははっきりとまなかに自分の気持ちを伝える。これでおあいこ、完全にフェアな2人の立場に立てる。しかし、そうして溢れる「好き」を、海神は放っておかない。新たなお女子として封じられた美海は、解放されたまなかの気持ちを聞きながら、自分の胸の内にある気持ちとも何度も向き合う。紛れもない「好き」がそこにあることを、目の前の光を見ながら実感する。光がいて、まなかに気持ちが戻って、自分が退いた理想の世界。それが叶って目の前にある。全ては、願いの通りに。 しかし、笑顔に涙を浮かべた美海は、おそらく気付いている。まなかが戻ったはずのその世界でも、目の前の光は必死に抗っているという現状に。美海が失われて得られた世界など何の意味も無いのである。どこに向けて「好き」が現れようとも、それが苦しさに繋がろうとも、世界には光がいて、まなかがいて、美海がいなければ駄目なのだ。好きは海に似ている。しかし、海には好きだけでなく、苦しさも悲しさも混ざり合って出来ている。どれか1つだけを抜き取っても、本当の海ではない。光は、ここから最後の「海」を見つけなければならないのである。 次回、海の底の村から始まったこの物語も終わりを迎える。海は、最後にどんな姿を見せるだろうか。 「スペース☆ダンディ」 6→6 何も終わってないじゃんよ。語ることなんてなんも無いわ! 一言でまとめるなら、「ずるい」。 もう、やりたいことを散々にやり散らしているだけ。「そにアニ」の感想でコレと2つが今期の「野放図系作品」と位置づけ、過去に「ギャラクシーエンジェル」が同じジャンルとして存在していると書いたが、おそらく、野放図度合いで1つ次元が違う、まさにX次元へようこそな作品がこいつだ。他の作品は一応作品の枠を作り、ギリギリその枠内だと分かるような話がほとんどだが、この作品には守るべき枠すらほとんどないのである(まぁ、GAも時たま怪しかったが、あれは1話15分だから)。この作品の下敷きにあるのは、「BBPの3人が同じ船にのって移動している」という事実と、全力で馬鹿、ぼんくら、ポンコツであるということだけ。宇宙人ハンターという設定すら普段から怪しいし、ダンディと関係している設定のゲル博士まで行っちゃうと、存在しているのかどうかすら怪しくなってくる。ひょっとしたらこの宇宙はラガード星人が記憶を書き換えた後なのかもしれないし、どこにカメレオン星人が潜んでいるかも分からない。世界はオカマを掘られたことで超越現象が起こるかもしれないし、未だどこかでオッパイ好きな旋盤工とバーで飲み明かしている世界だってあるかもしれない。とにかく、この世界にはルールがない。 そして、そんな世界を広げていくためのアニメ製作にもルールがない。元々、意欲のあるスタッフを集めて、毎話好き勝手やらせることが目的の「土台」でしかなく、かつて「全話監督が違う」なんてイカれてチャレンジをした「迷い猫オーバーラン」と同じような、いや、こっちの方がよりおかしなことになっている。宮地さん、クレジット名に☆入れてる場合じゃない。おかげで毎回やりたい方向性はてんでんばらばら、ダンディのキャラは毎回別人かと思うくらいに変わってしまうし、オチは投げっぱなしなのでシナリオ間の接続なんてもってのほか。もう、次に何が出てくるかなんて分かるはずがない。 しかし、そんな「野放図」なのに、ダンディはダンディなのである。この紙一重の「まとまり」を任されるのが、中心に位置している渡辺信一郎ということになるわけだが、やはりナベシンの采配センスは素晴らしい。特に今作は氏の真骨頂である音響部分へのこだわりが強く、こちらもなにやら信じられない数のスタッフを集めてやりたい放題やっている。毎回癖の強い音楽がバックグラウンドじゃないレベルでながされているのだが、その馬鹿馬鹿しさ、ありえなさが、全てダンディという不条理に収束するように感じられてしまうのだ。そこが「ずるい」作品作りであり、空中分解してしまいそうな作品を繋ぎ止める最大の牽引役となっている。こんな作品作りもアリなんやなぁ。色んなものの無駄遣いが、最終的に無駄になってないという謎。これ、7月からのシーズン2で何か発展があるのだろうか……いや、多分今回と同じような困惑に包まれることになるのだろうな……ヤバいわ。確実に変な病気貰うわ。 気付けば「じゃんよ」をつけてしまえば何でも楽しいほどにダンディはその存在を我々の脳に焼き付けた。もう、色んなものの勝利には違いないが、やっぱり僕は「(CV:諏訪部順一)」をつけてしまったが故の結末というのも大きいんじゃないかと思っている。すっかり新しい看板として定着した諏訪部ダンディ、いつも通りながらもダンディとは違う方向で魅力を十全に引き出されたよっちんミャウ。どちらも「いつも通り」の完璧な仕事。そして驚いたのが、QT役の佐武宇綺。1話時点で既に驚いていたけども……やっぱりこの子上手いよね。QTはすごく良いキャラになってたよね。アイドルなの? 歌手なの? ……このまま速やかに声優業界に定着してもらうといい。かなりの衝撃だぞ。今後もこういう伏兵の動向はしっかり見守っていきましょうね(まぁ、本人が声優業界に来る気がなければ意味ないんだけどさ)。 「中二病でも恋がしたい!戀」 6→7 大好きですけど何か?!(逆ギレ)。正直配点は維持にするかあげるかちょっと悩んだのだが、1期の時の感想確認したらあげてたので、「2期が1期より劣っていた点は……特にないな!」と思って同じように加点した。僕はこれが観たいんです。 おそらく世間様ではそれなりに賛否が分かれる部分もあったことだろう。ラストの寸止め展開はその端的な部分だが、七宮の扱いとか、中二病というファクターそのものの扱いとか。もっと明確なシナリオがあった1期の時ですら「シリアス展開が邪魔」なんて過激派が存在していたわけで、この作品に求めるもの、この作品がクリアすべきハードルはかなり視聴者のスタンスによる部分が大きい。しかし、私が観たいのはこれだった。そして、「中二病」にしか求められず、正面から受け止めてくれる「正道」はこれしかないとも思っている。「中二病」と「恋がしたい」なんだぜ。この2つを足しあわせたタイトルに、これ以上の何を望むだろう。 むしろ意外であったのは、「よくもこんなに六花と勇太の恋愛要素だけで引っ張って密度を維持出来たもんだな」ということ。2期製作決定の報を聞き、先行上映会で監督の話を聞いたときには「おそらく2期はサブキャラたちを中心としたどうでも良い話をオムニバスで繋いでいく構成なのだな」と考えており、実際に中盤はそういう側面もあったが、思いの外「六花と勇太」にお話があった。七宮という新規の要素も加わったが、彼女の存在も異物として感じられるわけではなく、2人のもどかしい関係性の延長線上にある「もう1人の六花」として描かれており、すっきりとメインシナリオがまとまっている。むしろ最初の予想より凸守たちのお話が足りないことがご不満なくらいだ。いや、4話の時点で既にお腹いっぱいでしたけども。常に森サマとセットで扱われることになってしまったわけだが、これはこれで正しい方向性だったのだろうなー。 まぁ、1つ1つのファクターについては各話感想で書いた通りなので、結局得られる結論は「カワイイは正義」ということだ。今作は六花・凸守という愛くるしさの権化のような存在があまりにも活き活きとしすぎており、それだけに依存性の高い萌え成分が提供され続ける。更に今期は真っ直ぐな恋愛感情が眩しい七宮という伏兵も加わり、多方面から様々な萌え心がくすぐられる。シンプルに小動物的な可愛らしさを愛でてもよし、時にちょいと背伸びした背徳的エロスに欲情するもよし、まだまだ青い恋愛感情に悩む少女たちを観てヤキモキしながら涙ぐむもよし。これまで京アニが培ってきた各方面からの「可愛い」がズラリと揃っているのである。やっぱり、あの画のデザインは魔性だと思うわ。 さぁ、3期はあるのか?! こればかりは神様仏様京アニ様でもわからねぇ。石原監督はやはりこっち方面での采配を振るって欲しいので、期待に期待を上乗せして待っています。邪王真眼よ永遠なれ。 「未確認で進行形」 6→6 可愛くて良かったです(直球)。萌え袖がいいなって思ったのは多分初めてなんですが、「そもそも萌え袖の原点ってなんだろう」って考えたら、多分「オバQ」のハカセだな。いや、欠片も萌えないけども。 いわゆる日常系なんだろうと思っていたら、割と普通にラブコメ要素あり、妖怪変化との交流物語ありで、少なくとも同型と思っていた「ゆゆ式」とか「あっちこっち」「Aちゃんねる」なんかよりもずっと主軸があった。おかげで最終回の小紅と白夜の結ばれ方なんかはとても満足度の高い1つの「結末」として受け入れられ、この手の作品によくある「通過していくだけ」という感覚がなく、きちんと物語としてまとまっているように感じられる。そして、今作はたとえば「ちびっ子小姑」とか「ロリコンお姉さま」とか、人物設定が割としっかり人間関係に絡んでくる要素だったため、主軸をしっかりもって人間関係を彫り込むことで、それが萌え要素の補強に直結していたのは良いポイントだったと思う。小紅ちゃんの巨乳設定だけちょっと持てあましてた感があったけどね。 メインシナリオのメリハリがそれなりに効いていて、「未確認生物」設定と恋愛感情が素直に繋がっていたし、未確認生物設定のおかげで真白ちゃんの浮世離れしたキャラも痛々しくなく、むしろ微笑ましく見ることが出来た。白夜のキャラは、最初は「これで良いのか」って感じだったけど、中盤以降はきちんとネタとして、男としてキャラも活きてきたし、多分萌え漫画の男キャラとしてはこれくらいの立ち位置が無難だったのだろう。あとは百合要素が適当に恋愛要素をカバーしてくれるさ。藤田咲は何故か百合作品御用達になっていて、大体可哀想なスタンスに回されるよな。でも、このはちゃんの立ち位置はすごく好きだったわ。 こうしてみると製作スタジオ繋がりで「ゆるゆり」と同じような楽しみ方をしてたのかもしれない。ただ、こちらの作品にはもう1つ大きな誘致要因があり、それはメインを務めた3人のキャスト、つまり「みかくにんぐっ」の3人が軒並み新人だったのに、かなりしっかりこなしていたということ。特に真白ちゃん役の吉田有里はかなりのお気に入りになりました。こうして若手の声優を見つけて今後を見守る楽しみっていうのは、声オタの本懐ですよ。 げぇーーっ! 凸守の新技だぁー! 最終話。基本的には卍固めの形だがそこにミョルニルハンマーを重ねることで、絶対脱出不可能の必殺技へと昇華させた! ミョルニルホールドと名付けてはどうかね! まぁ、本人も痛いらしいけど! とまぁ、小ネタから入ってみましたが、大団円ですよ。まさか最後の最後まで寸止めで終わるとは思わなかったけども……もう、この2人にはこれで丁度良い気がしてきた。クラスメイトに「高校2年生の夏」って言われて「そういやこいつら高2だったー!」でもう一回「げぇーーっ!」。確かに、高2とは思えない奥手っぷりだが……まー、そういうタイプがたまたま2人くっついたからこうなったと思えばしょうがないよね。余計な茶々を入れずにプラトニックな関係を応援していけばいいと思う。別に勇太だって悪い遊びを覚えるわけじゃないんだし、むしろ求めない彼氏の方が高望みされてないっぽくて気楽じゃない?(女心なんて面倒なもんはしらねぇ) というわけで、根本的には何一つ変わらなかった最終話だが、七宮の騒動を総括し、これから六花たちがどうやって生きていくのかが仄めかされただけでも今作には相応しいエンディングだと思う。あと、最後の最後で六花の本音が漏れ聞こえてきたことで、ここからの進展も期待出来るしね。結局、このカップルの問題って中二病とかそれ以前の話で、「六花がアホな上に極度に奥手」っていうのが一番の原因なんだよ。彼女が何を考えているかなんてただでさえ鈍感な勇太が察するのは無理なことだし、いちいち邪王真眼フィルターを介してたら、そりゃ睦言だって捗るまいよ。どれだけ擁護しても、どれだけ六花の一側面として大事だとしても、邪王真眼は最後には障壁にはなるんだ。それが、上級契約という名を使って強引にステージを進める気になったことが分かっただけでも著しい進歩。「闇とか言っとけば喜ぶと思ってるんだろアイツー!!」には爆笑してしまった。アカン、六花さん、あんたがそれいったらあかん。間違ってないけどあかん。いやー、やっぱりこの子も普通の女子高生ではあるんだよな。結局、作中で一番六花から邪王真眼が「引っぺがされた」のってこの瞬間じゃないですかね。ま−、それが嫌なら真っ当な恋愛を目指しなさい、ってことだわな。何も無い最終回とはいいながら、実は史上最大のちゃぶ台返しが起こっていた回と言えますよ。 というわけで、六花さんはめでたく「ちょっと大人」になれたんじゃないでしょうかね。今作はそれが見られるだけで充分最終回です。「雌の顔をした小鳥遊六花」が僕らにとって最大のご褒美なんです。あといつも通りに「卑猥なこと考えて赤面する凸守」も。最終回はサービス回、ってことで六花の進路相談会が銭湯で行われたわけなんだが、エロさより幼気さの方が先立っているのがこの作品の不思議なところよね。六花ちゃんが幼児体型と見せかけてそれなり、っていうのは朗報ですよね(薄い本的に)。凸守は(略)。ただ1つ納得いかないのは、森サマが凸守の裸体を見て「ちっちゃ」ってコメントを残した事よね。もう、森サマは凸守の裸体なんて見飽きてると思っていたのに(脳内設定)。まぁ、裸の付き合いも終わったし、これからよ、これから。きめらが勝手に随分先に行ってるみたいだけど頑張れよ。しかし、きめらのお相手の体色ってどんなんだ? あんだけカラフルなお子さんたちが生まれるなんて……まさにキメラやないか。 ま、「なーんやそれ」なエンディングではあるが、これがベストなのは間違いない。だって、考えてもご覧なさい、結局キスもろくに出来ていない。森サマの将来は何も決まっていない。七宮だってきっと新しい恋があるに違いない。何もかもが「日常」として続いていくこのお話には何があると思う? そう、3期だよ。3期をやるしかないよ! あ、一色はもういいや! お幸せに!! もう11回目かぁ。現時点で結局登場したのがまだ14キャラしかいないんだよなぁ。……でも、今回は割とサブキャラ(既出)多め。こういう広がり方は悪くないんだけど。
○第31話 「たいへんだ!」 登場犬:兵庫・福島・沖縄 ネタもオチも無い話! これは衝撃。しかも登場キャラに兵庫がいるのにイイハナシである。なんだこれ! コレジャナイ感が半端無いけど、ちょっとほっこりした気がする自分が悔しい! 俺ちょろい。 激しく口論する福島と兵庫。兵庫が「どんくさいやっちゃな!」と叫んでいたことから、どうも2人のテンポの違いで揉めていたようだ。やっぱりせっかち代表の兵庫と、のんびり屋の福島ではどう考えてもうまくいかないのは目に見えている。まぁ、兵庫はかつて群馬相手にも「おもんないわ」と言い放っているので、誰とでもあんまり相性が良くない可能性はあるのだけども。 しょんぼりして帰る福島が見つけたのは、なにやらうめき声を上げて苦しんでいる沖縄だった。「どうした?!」と尋ねると、沖縄が謎の呪文を吐く、聞こえたまんまだと「てーじわたやみーそー」と言っている。意味は不明だが、ググったところ「わたやみ」は「腹痛」の意味らしい(腸病みか)ので、まぁ、何となく「すごくお腹が痛い」くらいの感じなんじゃなかろうか。福島はちゃんとそれを聞き取ることが出来て、「大変だなし!」と沖縄を背負い、そのまま病院へ駆けようとする。しかし、赤べこは捕まって移動するのには向いていない乗り物(?)である。腹痛に苦しむ沖縄を乗せては安定して走ることが出来ない。と、そこへたまたま兵庫が通りかかる。事情を聞いた兵庫は「ウチが支えたるからあんたは全力で走り!」と協力を申し出て、そのまま触手を伸ばして福島の上で沖縄をガッチリホールド。その結果、福島は勇ましく病院へと駆け込むことが出来たのである。 沖縄の病状は単なるラフテーの食べ過ぎだったらしく、結果を聞いた2人も一安心。「どんくさいなんて言ってごめんな、めっちゃ速かったで!」と無事に仲直り出来たのでした。 うむ、イイハナシだった。まぁ、福島の上で必死に手を伸ばす兵庫はややキモいかもしれないが……適材適所(?)を確認することで友情が深まるのはお約束ネタですからね。まなじりを決した兵庫も福島もなかなか恰好良かったですわよ。
○第30話 「空からの贈り物」 登場犬:福島・愛媛・茨城 リア充爆発の色恋エピソード。今回も愛媛犬は惚れられる側なのか。そしてなんと、旧作では赤い魔物である福岡に恋慕されていたが、今回は「赤い猛牛」こと福島に惚れられる。まず、2人は夢について語り合っている。夢見る乙女である愛媛の空想は随分ベタなファンタジックさであり、「ポンジュースが出る蛇口」という地元名物から話を広げ、「空からキャンディーが振ってきたら?」「雲がわたあめだったら?」と続く。これに対し、どうにも性根がネガティブらしい福島は「洗濯のときにはこまっべな」「ぶつかっといてぇなし」「町がべちょべちょになっちゃうべ」と残念な答え。「福島は夢がないねぇ」と言われると、「そんなことねぇよ!」と夢を語りはじめる。が、偉くなった後に何をするか、という肝心なところで口ごもる福島。「はっきりゆーて!」とどやしつける愛媛に対し、勇気を振り絞った福島は「愛媛ちゃんは、とってもめんげぇなぁ」と突然の告白タイム。頬を赤らめる2人はもじもじしながらも必死に愛を語らう……はずのタイミングで、突然上空から落下してくる茨城。「やっぱ空から降るならいがぐりだっぺ」という謎のコメントを残して颯爽と立ち去るだけ。「もう!ええとこだったのに!」と愛媛ちゃんもお冠でしたとさ。 茨城、一体何してたんだ。「やっぱり空から降るなら」の台詞から考えると、その前の「キャンディーが」の話は聞いていたみたいなので、ひょっとして純粋に2人の良い雰囲気を邪魔したかっただけなのだろうか。だとすると、今回の恋愛事情も複雑な三角関係って可能性が……いや、でも茨城はそんな気も無さそうなんだけどな。言動が謎過ぎるわ。ちなみに、旧作の愛媛はどれだけ恋愛フラグを立てても天然なのでどこ吹く風だったが、今作バージョンは割と素直に乙女しているため、福島の告白にまんざらでもない様子で頬を赤らめている。柔軟に動くCG表現ならではの、ちょっと可愛らしい表情は見どころかもしれない。この場合、犬に萌えてることになるのか、伊予柑に萌えてることになるのか……。
○第33話 「意外にすごい」 登場犬:沖縄・青森・愛媛 今回の舞台は雪山。スキー場というには断崖絶壁でかなり安全面に不安のある立地だが、3人はスポーツに勤しんでいるようだ。主に雪国出身の青森が主導し、それに従うのが南国の2人である。 まず、青森がそりで滑走しながら牽引して、沖縄が水上スキーと同じ要領でスノボを引っ張られる。こういうスポーツがあるのかどうか良く分からないが(あっても難しいと思うが)、外野の予想に反し、沖縄は巧みな滑りを見せて2人を驚かせる。「沖縄ではマリンスポーツが盛んだからさー、ウェイクボードとコツは同じさーねー」とのこと。なるほど、意外にアクティブで本当に万能な沖縄さん。 続いて同じ要領でチャレンジする愛媛(ボードは可愛らしい伊予柑がら)。しかし、流石に沖縄のように上手く滑れるはずもなく、本来ならジャンプして綺麗に着地を決めるはずのコースで、ロープを放してボードから吹き飛んでしまう。あわや大事故?! と思われたその時、必死に耳を上下に動かして滞空する愛媛の姿が! ダンボと同じ仕組みで、何となく飛べたらしい。まぁ、本当に滞空する程度であとはゆっくり下降してきたから「飛んだ」わけじゃないんだろうけど、一時でも空中で体制をキープ出来たのはすげぇ。呆然とする愛媛に、残り2人は「すごい特技だ!」と大絶賛を送るのであった。 まぁ、オチらしいオチも無い話だが、スポーツがテーマなので無駄に疾走感のある動画がさわやかで楽しい。今作は旧作と違ってカメラの押し引きも豊富で、沖縄が見事な演技を見せた大回転も、臨場感のある画面で迫力満点。旧作も別の意味で動きにキレがあったけど、今作は真っ当な「動き」が見られるのが良いですね。まー、今更こいつらが空を飛んだところで驚きはしないけどねー。2度目の登場となる青森だが、特徴のある津軽弁が何とも可愛らしい。「家族ゲーム」(鈴城芹・作)では読んだことがあったけど、「へばねー」って本当にいうのね。こういうところで「方言女子」の可愛らしさって出てくると思うの。木戸ちゃんはもっと青森キャラを押していけばいいんじゃないかな。いや、ラジオとか聞いたことないから、ひょっとしたらもう押してるのかもしれないけども。
ちなみに、これまで少しずつキャラが増えていたエンディング映像だが、この度兵庫が加わってめでたくレギュラーが勢揃いした。せっかくなのでこの機会に全員のやっていることをまとめておくと、動きが賑やかなのは当然茨城と兵庫で、茨城は例によって外れてしまったイガを追いかけて駆け回っているし、兵庫はリフティングやけん玉などフリーダムに遊んでいる。群馬は写真のフレームの影からちょろちょろと顔を出すだけ、あざとい。沖縄さんは当然一歩も動かずに寝ているだけである、ブレない。何故この映像が福島メインなのかは謎だが、今回の31話を見ていると、彼の動きが一番見応えがあるからなのかもしれない。 サブタイトル通りだったよ、第21話。最近の中ではあまり動きのない回だったが、それだけにこのアニメが迎えようとしているゴールがうっすら見えるような気もする。どうやったって無茶苦茶には違いないが、最後の最後に一体何を謳って終わるのかで最終的な印象も変わってくる。愛だろ愛。愛ってなんだ。躊躇わないことさ。 澤田灰司の正体に迫るのが今回の目的かと思っていたのだが、どうもアイツの存在は今後もふわっとしたまま行くようで。一応前回の感想で彼の存在する意義、動機などについての分析(というか正当化?)はしたので、まぁ、その延長線上に今回のお話が有るということにしておこう。澤田灰司は「いるけどいないもの」であり、「悪の無くなったこの世界において、羽佐間の内面から産みだされた最後の『悪』」である。ただ、これまでほとんど他人の目に触れることの無かった澤田が、今回は後藤とはっきり会話しているし、12倍良く見えるアックスアイによって一応目撃もされているようだ。つまり、前回羽佐間が懸念していたような「羽佐間にしか見えない脳内妄想」というわけではない。まぁ、現時点で目撃してるのは、最初から妄想狂の気がある要と、脳内彼女とよろしくやっていた後藤ってのは気になるところなんだけど。もしくは外界の中でも一番羽佐間との関係性が密だった2人ともいえるな。 改めて定義するとまた覆されそうなので澤田の詳細に言及することは避けるが、ひとまず「羽佐間の内面から生まれた悪」という設定は良しとして、そこに「澤田灰司」という一個人が存在していたことも事実として認めるべきなのだろう。サムライフラメンコがデビューし、世間に現れたあの夜、羽佐間の説教は世界を変える力を持っていた。それは、最終的に「大宇宙さん」に繋がっていく「羽佐間が作る正義」を打ち立てる橋頭堡であったことに加え、「羽佐間が存在することの強さ」を刻んだ日でもあった。彼の正義が大宇宙さんにたどり着いたとき、羽佐間が望んだ1つの完成形であるサムライフラメンコが終わりを告げたわけだが、あの日歪み、新たな道を歩み始めた世界が、その「終わり」を拒否したのだろう。サムライフラメンコの正義を下敷きにした世界だったのに、それが無くなってしまっては基盤が揺らぐ。その「揺らぎによる困惑」を体現した存在が澤田であり、「サムライフラメンコは居て然るべきだ」という揺り返しが彼の悪を呼んでいる。「世界を是正する力」の依り代となったのが、あの日羽佐間に世界を変えられ、「愛を教えられた」澤田という少年だったのである。 ん、まぁ、よく分からないし、多分に妄想なので脚本の倉田さんは全然違うこと考えてそうだけど、こうして世界設定に勝手な理屈をつけていくのって視聴者の特権だからね。今回は、そんな「正義」の問題に加えて、新たに「愛」という軸も提唱されている。Aパートは要師匠の病室がメインで、フラメンジャーの面々と要の奥さん、それに原塚さんなどによる「羽佐間の回りの人コント」が繰り広げられる。もうこのアニメも終わるので、そろそろ回りの人間たちの関係もまとめて行くってことなのだろう。しかし、レディアックスこと要の奥さんもなかなか強烈な人だよな。ピンクとの小競り合いは胃に穴があくレベルなのだが、あの中で平然としていられる要師匠はやはり大物だ。そりゃ目も耳も常人離れしてるに決まっている。更に、要家にはいつの間にかグリーンが養子に誘われていたことも判明。確かにあの夫婦は子宝に恵まれなかったみたいだから寂しいのかもね。ブルーは馬鹿だから養子候補にならないって……案外下世話ですね、奥さん。 そんなコントに紛れて大切なことを教えてくれるのが要丈治という男。誰にも頼れず、どんどん回りの人間が傷ついていくことに苦しむ羽佐間が「ヒーローがピンチの時は誰に頼ればいいのか」と尋ねると、「ヒーローは誰にも頼れない」と答える。ヒーローの最大の敵は孤独なのだと。しかし、同時にそれを乗り越える方法も教えてくれる。それが愛なのだ。確かに師匠の回りには(色々問題はあるが)愛が溢れているし、かつて地球を救ったヒーローは必ず愛を語った。愛と勇気だけが友達のやつすらいた。最後にヒーローを救ってくれるのは、愛という随分怪しげなものらしいのだ。しかし、残念ながら羽佐間にはそれが分からない。「幼い頃からヒーローのことばかり考えていたので愛を知らない」。これはこれで問題だ。最終的に、「愛を知らない」という1点において、羽佐間は自分と澤田が同質の存在であると結論づけた。確かに、羽佐間には人間的に何かが欠けていたのは事実なのだろうし、純粋正義の対極にある純粋悪(純粋反正義)は、絶対値を取れば同じものなのかもしれない。そして、そんな澤田の羽佐間への思いも、1つの愛であるという。澤田との関係性に決着をつけるためにも、羽佐間は自分なりの「愛」を掴む必要があるようだ。 そして、愛といえば後藤さん。そして恋多き女性集団ミネミラの面々。まぁ、うち3人は澤田の手でぶっ倒れちゃったけども。このアニメは相変わらず作画がしんどいのであるが、何故か萌たちがぶっ倒れたときの白目フェイスだけは丁寧に描かれるという謎サービス。どこにニーズがあったんだ。大切な仲間を2人も傷つけられたまりちゃんが次週どのように動くのかが最大のポイントであり、彼女の「愛」は後藤の凝り固まった「愛」を打ち砕くのに必要なパーツであろう。もちろん、萌たちチームメイトへの愛だって煮えたぎっているかもしれない。ただ、一方のごっちんこと後藤さんは相変わらず。彼の携帯の中にいる「彼女」は、「このままでいいのか?」と後藤に問いかけていた。究極の自作自演であるが、一度外界に切り離された存在であるが故に、「彼女さん」は後藤の本心に問いかけるくらいの能力はあるようだ。これまで彼女からどんなメールが来ていたかを見直して見ると色々面白いかもしれない。 そして、最後に大事なお仕事をこなしたのが石原さんである。正直言うと、師匠に「愛だ」と言われた後に「いや、でも羽佐間って彼女いないよな。まりちゃんは後藤一筋だろうし、あと回りにいる女性っていうと……石原さん? ……ナイナイ」とか思っていたので、今回石原さんが割と積極的に羽佐間のために動いてくれたのはかなり意外だった。「最初っから知ってたわ」発言などで羽佐間にショックを与えると、彼に「愛」を手にするためのとっかかりも提供してくれた。彼女自身が羽佐間に対して恋愛感情を持っているかというとかなり微妙なところだが、何らかの「愛着」があるのは事実。また、羽佐間は今回の事件で一度後藤にフられた後なので、石原さんは「後藤にすら無視された案件を聞いてくれた唯一の人間」でもある(師匠も聞いてくれてたけど、彼がどの程度マジだったのか定かじゃないし)。最終的に、愛に目覚めた羽佐間が石原さんと何となくいい感じになって終わるのも綺麗かもしれない。でもなぁ、やっぱり羽佐間は後藤さんとくっついているイメージが強すぎるんだよなぁ。 僕らのサヨナラは常にたほいやで語られてきたのさ! というわけでお別れたほいや会。今回もなかなかハイレベルな争いです。ちなみにMVWは、とある初心者参加者が発した「『むすこびや』って知ってます?」に決定。数ヶ月前だったらお前がヒーローだった感と、「やっぱりオレらのセンスってどっか一緒なんやな」感が最高の盛り上がりを産みだしたのであった。
Round1・「のびれ」 1.中世ヨーロッパの教会音楽で用いられた弦楽器。バイオリンの原型。 2.垂直を測るための器具。南米でピラミッド建設のために用いられた。 3.イタリアの軍人・探検家。北極探検飛行を試み、遭難し、救助されたが、救助に赴いたアムンゼンがかえって遭難し、死亡した。 4.ポルトガルの政治家。第二次大戦後に独裁政権を築いた。 5.着物を着る際の正しい手順。 6.行進曲。コスターノビレ。 7.石川県南砺地方を中心に行われる祭礼。
Round2・「てたにー」 1.北アイルランドの政治家。北アイルランドとイングランドの連合成立に反対し、啓蒙書「ジャガイモの民」を著した。 2.ヨーデルの歌唱法の一。鼻から抜けるような高音で歌う。 3.セミエビの幼生。 4.英語で「悪目立ちした」を意味する形容詞。 5.フランスの新王即位式で用いられる銀製の王冠。 6.20世紀初頭、イギリスで若者を中心に怒った大規模なデモ運動。 7.主に上肢前腕、指などに起こる特有な痙攣発作。
Round3・「いよねすこ」 1.ブラジル語の挨拶、また会おうの意。 2.チリに本社を置く鉱山開発企業。主にスペインの出資で1958年に設立された。 3.珊瑚の白化現象。 4.北アメリカの地名。黒人解放運動の本拠地として知られる。イオネスコ党・イオネスコ会議。 5.ロシア南西地域特有の大麦によって作られるパン。階段状の形が特徴。常食される。 6.フランスの劇作家。不条理劇の第一人者。戯曲「禿の女歌手」 7.ローマ教皇。第一次世界大戦に際し、フランスに亡命。
Round4・「となめ」 1.トンボの雌雄が交尾して互いに尾を組み合い、輪になって飛ぶこと。 2.フランス、サニーニ地方の郷土料理。練った小麦粉で羊肉を包み、蒸し焼きにする。 3.九州地方の妖怪の一種。夜中に家の中に侵入して主に金物をなめるとしている。 4.サンマ科の海魚。日本近海ではオホーツク海周辺を回遊する。 5.メキシコの蒸留酒。バナナを原料とする。 6.一年の終わりの時期に長く降り続ける雨。 7.女装した男性の別称。おとなめ。
Round5・「ろいまちす」 1.フランスの宮廷芸術家。印象派の画家として知られる。戯曲「鉄の門」。 2.ドイツの精神科医。著書「行動と原理」において分裂症の原因を生前の胎内環境に求めたが、後にラカンらに否定された。 3.ドイツの軍人。第二次大戦後、戦争責任を問われて処刑された。 4.オリオン座のβ星、リゲルの俗称。中世ヨーロッパの占星術で凶星とされた。 5.神聖ローマ帝国の科学哲学者。オットーⅠ世に重用され、イタリア侵攻を進言した。 6.骨、関節、筋肉などの運動器の疼痛とこわばりを主現象とする疾患の俗称。リウマチ。 7.平安時代の女性が炉端で男性の夜這いを待ち受けること。
Round6・「ほたぎ」 1.国家が危機に瀕した際、国家安寧を祈願して地中に埋める神木。 2.夜釣りの際、魚類をおびき寄せるのに使われる光、またはその漁法。 3.馬の鞍の鐙にかける縄のこと。 4.夏に着用する薄着。 5.しいたけを栽培するために刈ったシイ、クリ、クヌギなどの木。 6.恨みの心から泣き叫ぶこと。また、その際の声。 7.山林の環境保全、管理を行う役職。共同体内で持ち回りで担当する。
Final Round・「ごるじゅ」 1.ギリシャ神話に登場する英雄。白いライオンの化け物を倒した。 2.ウールの一種。中でもラクダ、アルパカの毛を用いて織られた毛織物を指す。 3.ロマネスク様式の建造法に見られる装飾の一。渦状の紋を特徴とする。 4.登山用語で、両側の岸壁が狭まっている谷。 5.ベルギーの生物学者。ゴルジ体の発見で知られる。姉はスケラー・ゴルジュ。 6.クラゲの足の先端部にある器官。海水温度を感知する機能を持つ。 7.西洋風釣鐘を支柱に固定する付け根の部分。
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