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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 みんな、がばい学園のことはそっとしておいてやれよ、第13話。前回ボコられて、今回は3人の機体からパーツ寄せ集めてなんとか復活しようと思ってたところだったのに……いや、なんで出てきたし。

 ホント分かりやすいお話が続きますね、このアニメは。前回登場した雪音クリスちゃん似の銀髪美少女、シアちゃんは、セカイに的確にガンプラ修復技術を教えて去っていったが、実はガンプラ学園の3人目のレギュラーだったのだ! ……ん、まぁ、名前みりゃ分かるし。っつうかこのタイミングで出てくる新キャラなんて基本的に敵だけですし。前回登場した状態ではもう少し浮世離れして素直クールに寄ったキャラになるかと思ってたけど、セカイに助言した理由が「敵が弱いとつまらない」っていう割と俗っぽい理由だった。1期で同じ銀髪美少女枠だった我らがアイラちゃんに比べると非常にシンプルな強キャラということになりそう。ガンプラ学園は指導者が優秀なおかげか、多分3人が3人ともビルダーとしてもファイターとしても優秀なんだろうね。更にアドウ・キジマ・スガと並べると、全員徒手空拳のレベルで強いらしいし、とにかく弱点らしい弱点がない。キジマは今回「やはり次元覇王流か!」って言ってたし、ひょっとしてセカイたちの流派もその道じゃ有名なんですかね。

 一応、前回の個別バトルで目標が定まった感のあったトライファイターズの面々。しかし、そんな主人公サイドの物語をさておいて、相変わらず敵キャラの方がキャラが立つのがこの作品。アドウは不遜な態度ながらも真っ直ぐに剛胆なバトル好き、チームの司令塔の役割を果たすであろうキジマは冷静さと知力、そしてガンプラ愛を兼ね備え、最もメイジンの称号に近いとおぼしい人物。そしておそらくシアちゃんはビルダーとしての腕が一級品の女の子。どれもこれも癖は強そうだけど、強いチームにありがちなチーム内での軋轢みたいなものは感じられず、互いに高め合うライバル関係にあるという良いチームである。アドウとキジマの絡みとか、こっちのチームを見てる方が真っ直ぐに楽しいバトルが拝めそうな気もする。ガンプラ学園が全力でメイジンを叩き潰しに行くお話とか無いものかしらね。まぁ、キジマさんは「全力で戦いたい」って言ってる割に、セカイのバトルスタイルに合わせて武器を手放しちゃうっていうとんちんかんなこともやってますけどね。いや、相手がどうあれ、言ったからには全力でやれよ。どう見てもビルドバーニングなんてアウトレンジからいたぶった方が勝てるってことは分かってんだから。その辺のノリと勢いは相変わらず謎の世界なのであった。

 そういや、杉田ボイスの乱入者も登場しましたね。キジマに相手にされてなかった時点でこの先活躍しそうな目はあんまりないのだが、一応まだ「対ガンプラ学園用」の隠し球を持っているらしいので、1期でいうところのレナート兄弟くらいの活躍はしてくれるんだろうか。あー、でも変な三つ子もちょいちょい出てきてるので、あっちの方が謀略型っぽいなぁ。あと余ってるポジションっていうと……ニルス? ひょっとしてルワンさんって可能性もあるけど。次週、続々「ライバル達」が出てくるらしいので、せいぜいそこに埋もれないように頑張ってほしいもんです。ほら、がばい学園には合掌しておこうな。

 さて、そんなこんなで引っかき回されている本筋ですが、今回は大きく盛り上がるパートが2つ用意されていた。1つはやっぱりバトルシーン。チームメイトの2人が必死に一日かけてメンタリティを向上させていたのに対し、セカイはというと、女の子とちょっといちゃついただけでパワーアップイベントをクリア。「優しくはめて♥」の一言でガンプラって強くなるらしい。おかげで次元覇王流の伝達効率も上がり、謎のバーニングフェニックス拳を発動することに成功した。さしものガンプラ学園もこれにはびっくり。そして撃った本人も機体大破でびっくり。あげく試合フィールドのオブジェクトである月まで粉砕してシステム管理者だってびっくりだ。あの月をぶっ壊すと太陽が昇ってシチュエーションチェンジするとか、無駄に凝ったスーファミ時代の裏技みたいな設定である。登る朝日を背に浴びて立つビルドバーニングの図が無闇に格好いい。「ガンプラは壊してナンボ」の世界ですよね。

 そして、今回の見どころの2つ目、というか、他の追随を許さない最大の山場ですが……そりゃもちろんフミナ先輩の百面相ですよ! 何あれ! 先輩可愛いじゃない! あんな顔もするのね! いやー、ギャン子とやり合ってる時なんかは割と余裕があって、「やっぱり先輩おっとなー」って思ってたのに、今回はそんな我々の憧れを見事に打ち砕く腰の軽さ。何なの? やっぱり気になっちゃうお年頃なの? 大事な弟を取られちゃった保護者の気持ちなの? もー、先輩ったら素直じゃないんだからー。でもちょっと安心しました。やっぱり本命はセカイ×フミナでいいわけね。まー、シアは敵側だからこれ以上積極的にかき回す展開にはならないと思うんだけどね。出来れば先輩の顔芸はもっと見たいので、必要以上にちょっかいを出してくる展開希望。ガンプラバトルより女の子バトルやで。

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「甘城ブリリアントパーク」 5→5

 ようやく今期の番組感想も最後の1つになりました。今期は中間期なので27本とそれなりの数(そういや結局蟲師は書いてないけどまぁいいや)。終わったからと言って休む暇など与えられない。第2第3の新番組が……無限ループって怖くね?

 さておき、個人的には「やもめで子供の養育費に頭を悩ませてるような役にうりょ子をキャスティングしてやるなよ」っていうのがずっと気になっていたっていう印象の作品。さらに今期のうりょ子は「自分が女性という性を持つことに抵抗があって恋愛に臆病になった」役も担当していたという(コックリさん)。声優ってどんな役でも出来るからいいよね!

 戯れ言はさておき、色々と惜しい作品だったという気がする。基本的に京アニシンパなので、京アニデザイン、京アニモーションで動くだけでも割と楽しい作品になる。今作はテーマが「テーマパーク」であり、賑々しくも大仰な京アニのカラーとマッチしており、様々な部分から「華やかさ」を打ち出す画面は相変わらず見事なものだ。「ファンタジーの皮を被った現実の権化」というネタの仕込みも充分であり、メイン3キャストのどす黒さ・下衆さや襲い来る幼稚園児達の悪鬼羅刹のごとき形相など、単に綺麗で可愛いというだけに終わらないネタ振りもお手の物。その上で可愛いキャラはきちんと可愛く、緩急もついて描かれているのだから、総じて見ればやはり「流石京アニ」と持ち上げるのに抵抗はない。

 ただ、そうした綺麗に出そろった道具立てによって描かれたメインシナリオが、どうしても役者不足である。「境界の彼方」の時もそうだったのだが、「他では見られない映像」でもって盛り立ててくれる中でも、「別に見なくてもいい話」をされてしまうとやはりモチベーションは下がる。今作の場合は原作にどの程度ウェイトが置かれていたのか定かでないが、「ファンタジーの振りをした下衆の集まり」というパークの設定の時点で既に出落ちになってしまった感がある。マカロン、ティラミーといった個々のキャラクターを紹介するところまでは楽しめるのだが、そのキャラたちがよってたかって、いざ1つの物語を作ろうとすると、なんだか1つ1つの脚本が適当になる。西也がひねくれ者のキャストたちと心通わせるまでのお話、パーク内の封印されたアトラクションを探索に行く話、異世界とゲートが通じて本当の修羅場を客にアトラクションだと思わせる話、エレメンタリオの4人がそれぞれ罰ゲーム大会に挑む話、下衆い秘密道具を持ち出してエロネタに走る話。どれもこれも、「この初期設定があるなら、とりあえずこういうお話で一本シナリオが作れるよね」と思いつくまっとうなもので、1つのショートストーリーとしてきちんとまとめてはいるのだろうが、個々のシナリオが楽しいかと言われても、そうでもない。何ともベタだし、整合性にこだわっているようにも見えない。そして最終的に帰結するはずの「パークの経営を救う」という物語に大したカタルシスがない。おそらく、個々のサブエピソードが単体で散らばっているだけで、有機的に結びつくような構造になっていないためだ。これだけ色々と「面白そうな要素」が転がっていたのだから、もうワンランク上の内容になってもおかしくなかったと思うのだが……どうにも腑に落ちないものになってしまった。まぁ、京アニ文化に慣れてしまったせいで起こっている贅沢病なのかもしれないが……個人的には、きちんとメインの部分で見せてくれた分だけ「Free!」の方が好きだったかなぁ。

 ま、キャスト面は充分楽しめたからいいんですけどね。モッフル、マカロン、ティラミーの3強は外見や声とのギャップでの売り込みは素直に面白かったし。メインヒロインを努めた加隈ちゃんの意外な起用、そして藤井ちゃんの真っ直ぐな愛らしさ。こういう楽しみ方なら無問題だ。あと、「金髪褐色美人秘書」っていう新ジャンルを切りひらいてくれたことには感謝している。ビルドファイターズのベイカーちゃんの更に上を行く逸材だ。もっと彼女が輝く世界があったはずなのだがなぁ。

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 くくく、年が変わっても一切遠慮はしないぜ、13話。ほぅら、突っ込みどころしかないだろぉ? どっから突っ込んでいいか分からないだろぉ? クロスアンジュは今年も元気です。

 オープンエンドが変更になっての後半戦だ。OPはまさかの高橋洋子。アニソンいつぶりだよ、って思って確認したら「パンプキンスザーズ」以来らしいので、なんと9年ぶりである。そんなに久しぶりだったかー。映像的にはオープニングもエンディングも大した変更はなく、とりあえず脱ぎ散らかしておけばいいか、って感じの映像だな。アンジュとほっちゃんがその他大勢と絡んでた最後の1枚絵だけちょっと気になるけども。

 さて、そんなわけで新年の祝賀砲は馬鹿兄様からの襲撃の狼煙。アルゼナル軍はお兄様の戯言を信じるわけはなく、ジルの号令で戦闘態勢へ。ただ、流石に急すぎる展開なので何がどうなっているか理解が追っつかない連中もいるようで、なかなか「足並み揃えて」ってわけにはいかない。ジルさんも「志に賛同するものは地下最深部まで来なさいよ!」って号令だけだしておいて、「ただし現地集合だからどうやって来るかは責任もたん、あと、パラメイルに乗れるヤツは各個撃破任務な」と割といい加減。自分だけ便利そうなエレベーターでさっさと移動しておいて、上層部でのドンパチは知らん顔なのだからひどいもんだ。そりゃサリアさんだって焦る。緊急事態なのでそれぞれの肝の太さが問われる状況であり、一番腹が据わっているのはやっぱりヒルダさん。いの一番にジルの号令に乗ると、そのままパラメイルで迎撃体制。そんなヒルダと未だ冷戦状態だったクリス・ロザリー組は去就が定まらず、降り注ぐ銃弾のなかでも小競り合いだ。クリスちゃん、前回はまた小心者に戻ってたみたいな顔してたのに今回はちょっと拗ねてる。キャラが定まらねぇな。サリアちゃんは自分がヒーローになることが不可能だと言うことを骨の髄までたたき込まれたため、「せめてバックアップとして愛しいアレクトラ姉さんの役に立とう」と躍起になるが、相変わらず押しつけられると反抗したくなるというアンジュの面倒な性分に振り回される。あの状況、アンジュがサリアに文句を言う道理もなかったように思うのだが、全部が全部、命令されるととりあえず暴れたくなるらしい。面倒な女だよ。

 しかし、アルゼナル内部の惨状を目撃し、更に神出鬼没のエンブリヲさんに状況報告され、アンジュもようやく出撃体制。サリアは「アンジュとヴィルキスは何としてももってこい」って命令されてたけど、まぁ、普通に考えたらアンジュが乗ってそのまま移動した方が楽に決まってるよな。あの無茶スペックなら滑走路がなかろうと関係無いし、海中を進軍する潜水艦に乗り込むくらいのことは出来そう。そもそも敵軍迎撃に一番向いてるのはヴィルキスなわけでね。無理矢理引っ張り回すよりもアンジュの自主性に任せた方が都合が良かった。アンジュが活路を開き、ヒルダ隊はそれに便乗、しかし、なんかよく分からん流れ弾でクリスが撃沈。弔い合戦モードのヒルダ・ロザリーは割と発憤してくれていた。一応仲良し。サリアはせっかく出撃してくれたはずのアンジュに「お前はとりあえず逃げろっつてんだろ!」としがみつく。いや、ヴィルキスが奪われたらまずいのは確かだけど、あのヴィルキスがたかだか敵艦隊に止められるとは思えないよな。ビームサーベル一振りするだけで戦艦真っ二つにする化け物やぞ。「出撃したなら、あとは自力でジルと合流して」って連絡すれば良かったんじゃなかろうか。どうせアンジュだってそれ以外に選択肢なかったんだしさ。哀れ、物わかりの悪いサリアさんは下半身デブのアンジュからマジ殴りを喰らい海の中へ。これで今回サリアだけ死んでたらそれはそれで笑える。

 さて、そんな渾沌とした戦場であるが、混乱の原因は色々ある。まずはお兄様率いる皇国軍の動き。「第1目標はアンジュ」←分かる。「第2目標はヴィルキス」←まぁ分かる。「第3目標はメイルライダー」←?。これはどういうことなんでしょうね。鹵獲して改めて兵器として転用するってことかな。でもパラメイルごとひっ捕まえるなら分かるけど、乗り手だけを確保しても機械の方が既に崩壊してると思うんだけど。エンブリヲさんに頼めば代用品は作れるのかな。それだったら、別に既存のメイルライダーでなくても、改めてノーマの幼女を持って帰ってライダーとしての教育を施せばいいだけな気がするんだけど。殺しちゃったよ。まぁ、おそらく手っ取り早く洗脳とかして即戦力にする手段があるんでしょうね。面倒なオーダーを出された一般兵士達も良い迷惑で、いちいち確認しなきゃ敵兵も殺せないので戦闘が圧倒的不利である。ノーマもいっぱい死んだけど、皇国軍の兵士もいっぱい殺されたなぁ。そして、そんな人海戦術をあざ笑うかのように、空中には大量の謎円盤が浮遊している。あれなんやねん、すごい技術力やな。やっぱマナってすげぇな。あんなんあるんだったら別にアルゼナルいらんやろ。あれ大量生産したらドラゴンなんて余裕やろ。あれだけの数を同時にコントロール出来て、そこから強襲爆撃、捕獲移動などのマルチな機能をコンパクトなボディで一度にこなせる。夢過ぎるマシンや。あんな超技術があるのになんで負けるのか不思議なレベル。軍艦はやたらレトロなのがまた笑える。本当にこの世界の科学水準が分かりませんね。

 そして、今回最大の謎としてぶっ込まれたのが、謎の歌い手(笑)のエンブリヲさんである。単なる科学者崩れなのかと思っていたのだが、今回の動きを見るとやっぱり「神様」なのかな。同時に多数の場所に出現し、鼻歌交じりに瀕死の人間を癒す。ヴィルキスと同タイプのパラメイルを(操縦席にいないのに)操り、歌の力もアンジュ同様である。すげぇぞエンブリヲ、やりたい放題だぞエンブリヲ。ヤツの正体が分かるまでは、まだこのアニメもちょいちょい引っ張れそうですね。彼の活躍により、「こんな死に方かよ」と苦笑しか出なかったクリスちゃんが大復活。悲しみに暮れるエルシャも一安心だ。しかし、ああして関係者たちを治して回った理由はなんなんでしょうね。どう見ても慈悲の力って感じじゃないし、クリスはまだしもエルシャのところの子供を治したのはアンジュの動向に直接関係なさそうだし。単なる気まぐれなんすかね。

 一応他の面々の動向も確認しておくと、エマ監察官は最近ひどい目にばかり遭っていたけどなんとかご存命。保健室の先生やババアも無事に生きて潜水艦に移動出来たし、整備班もメイちゃんを筆頭にそれなりに生還した。あとはサリアがどうなるか、ってのと、ヒルダ・ロザリー組は鹵獲されずに生き残れるか、ってところ。敵軍に強奪されて黒化するオチかと思っていたヴィヴィアンはタスクに救出され、次回の「ドキッ、男と女とドラゴンの島編」に続く模様。あと最大限のギャグをかましながら死んでいったお兄様と違って、お付きのサキュバスはまだ元気っぽいな。

 あとは、えーと、えーと……まさか関さんが歌うとは思わなかったよなぁ……その展開は全く予想してなかった。笛のお兄さんと紅白歌手という、NHKデュエットが聴ける日も遠くないのかもしれません……。

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○「ユリ熊嵐」 6

 あ゛あ゛〜〜〜〜〜あ゛〜〜〜〜〜あ゛〜〜〜染められていく〜〜〜何かあかんものが遠慮なく押し寄せる〜〜〜ようこそ幾原ワールド、さよなら人類。

 先人達は大切なことを言ったよ、「考えるな、感じろ」。しかし私は「ピングドラム」で反省したのだよ。幾原作品は「感じる」なんてお為ごかしの通用する世界じゃぁないんだ。考えなきゃいけないんだ。この人のアニメは、「何となく」で作られない。何がやりたいのかを読み解けば、きっとそこには唯一無二の素敵なものがざっくざっくと詰まっている。だから私は、この作品と正面から向き合いたいと思います。

 ……あ゛〜〜でも駄目なんじゃ〜〜、もう脳髄になんか張り付いてくるんじゃ〜〜。もうね、本当に極まっちゃってるわね。ピンドラの時から何一つ変わっちゃいないわ。「興味ねぇならついてくんな」とばかりの圧倒的理不尽第1話。どこから突っ込んでいいか分からないプロローグ、全てが謎だらけの幕開け。これを平気で垂れ流せるからこその幾原ワールドですわ。たまらんね。そして、「ちゃんとペイがある」って確信もありつつ見てるもんだから、いちいち気持ちいいのさね。いや、元々わたしゃ百合好きですしね。更に小動物も大好きですしね。ペンギンの次に差し向けられた刺客は熊。しかも一斉決起した人食い熊。さぞかし恐ろしい存在だろうと思ってみれば、なんなのこの可愛い生き物は。熊が可愛くて女の子が可愛くて、そりゃトータルで可愛くなるに決まってるんだけど、ガルガル言ってる熊のやる気のない野生にはラブしか感じられませんわ。一応「人を食う」らしいけども、百合が絡んじゃうお話だと「食っちゃう」も完全に別な意味になるしね……やっぱり「熊になって人を食う」っていうのは「本能」の還元なのかしら。つまり、人が人を食いたい欲求(食欲じゃない別な欲求の方)を表しているのかしら。こいつぁやばいぜ。1話目からガンガンスロットル回してたけど、「桜Trick」なんか鼻息で吹き飛ぶくらいに純粋な、肉と肉、精神と精神の交感が味わえそう。真正面から投げ込まれてるはずなのに何故か変化球に見えてしまうという脅威の「百合」に、私は立ち向かうことが出来るのだろうか。この情念、受け止めることが出来るのだろうか。否、やらねばなるまい。百合、受けて立とう。熊、甘んじて受けよう。嵐、……分からん。

 というわけで、何から何まで「知らん」としか言いようがない1話目でしたが、大丈夫、最後まで観ればそのうち40%くらいは分かるはずだから。多分。相変わらずのイクニ節といえばそれまでなので、かっ飛んだ脚本を心穏やかに受け流せれば、画面自体にはピンドラでそこそこ耐性はついているのさ。オープニングから炸裂する濃厚な絡みも、どこか時代遅れな感がありながらも絡みになるとねっとりしまくるキャラクターデザインも、どれもこれも「百合」と「熊」を描くための大事なセッティング。あとは「なんで百合と熊を描く必要があるんだよ」という根源的な問題さえ解決すればいいのさ。なに? それが分からないから困るだと? しょうがない、ここは一つカンニングしてしまおうじゃないか。ちょっとWiki覗いてくるわ。……「タイトルは『ユリと熊が出会って嵐が起こる』という意味が込められている」…………OK、俺が悪かった。しばらく待ってくれ。時間が、時間が解決するはずだ。

 もう私のなかで「ショ〜ック! クマショック!」が流行語になりつつあるくらいにキているのです。ここまで徹底的に自分ワールドをあけすけに展開出来る作家ってのは昨今のアニメ業界では本当に少ないので、やっぱりイクニワールドは大好き。遠慮も何も必要ない。このまま呆然とする我々を放り出してあさっての方向に全力疾走して欲しい。僕らはただその足跡を追い続けるだけなのですから。

 百合作品ということでキャスティングにも期待が集まるが、熊代表に選ばれたのは、なんと「ピンドラ」からの続投で荒川美穂姉ぇである。ピンドラで気に入られたかな。もう片方の熊である生田善子や主人公の山根希美はあんまりデータが無いので何とも言えない。でも2人してガウガウゴリゴリしたり走ったりしてる様子は可愛いかも。何故かこの若手2人はどっちも岡山出身っていう不思議な共通点があるのですが、多分何の関係も無いな。そして、百合仕事もお手の物の小倉唯。あおちゃんなんかを加えて後は自然な化学反応を待てばいいのである。楽しみだ。なお、ユリ裁判中の男面子の濃さについてはもう触れないことにする。1人キャストが男じゃない気もするけど気にするな。

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<無色>

 

Abundant Maw 甚だしい大口 (8) U

クリーチャー・エルドラージ、ヒル

6/4 現出(6)(B)

〜を唱えた時、対象の対戦相手は3点のライフを失い、あなたは3点のライフを得る。

 現出クリーチャーの割り当ては青・黒・緑の3色。その内、メインとなるのはこれまでの色特性だった「調査」を没収された青と緑で、コモンからレア(緑は神話レア)までのレアリティを揃えている。黒はサポート的な立ち位置で、こいつも含めてアンコとレアに1枚ずつだ。そんな基本となるこちらの黒現出は、アンコとはいえ割と普通。現出クリーチャーは8マナか9マナの2択で現出コストになるとそれが1少なくなる、つまり、基本的には3マナのクリーチャーを3ターン目に出し、4ターン目に現出出来るかどうかというのが1つの指針になる。黒の場合、ゾンビは死んでも平気な連中というのが一応のスタンスなので、「死んでもいい肉」はそれなりにいるだろうか。4ターン目に着地すれば、その時点で3点ドレイン+6/4は割と世界が変わるサイズ。でもまぁ、着地してしまえばだだのバニラなので、相手はおそらく2対1交換での対処を図るだろう。こちらは現出時にクリーチャー1体潰しているのでトントン。ドレイン分でやや得、くらいか? もちろんこれは互いに何もしなかった場合の話で、「かそけき翼」で飛ばしてみたり、「奇怪な突然変異」のバックアップを駆使したり、コスト域に似合わぬ体躯を活用する手段はそれなりに用意されている。なかなか主軸を見出しにくいクリーチャーだが、早めに引くなら、是非輝ける舞台を模索してあげよう。

 

Decimator of the Provinces 州民を滅ぼすもの (10) M

クリーチャー・エルドラージ、猪

7/7 トランプル 速攻 現出(6)(G)(G)(G)

あなたが〜を唱えた時、あなたのコントロールするクリーチャーはターン終了時まで+2/+2の修正を受けるとともにトランプルを得る。

 緑のレア現出は「孔蹄のビヒモス(AVR)」の焼き直し。そういえばアイツもイニストラード出身なんだよな。コストこそ重くなったが、そこは現出効果で微調整が可能。この能力を頼みにする時点でクリーチャーを並べることは確定なので、その中でパワーの値とマナコストが一番アンバランスな重めのヤツをサクれば、ある程度現実的なコスト域でこいつが出せるはず。187能力ではなく唱えた時に誘発するため、ご丁寧にビヒモスよりもサイズアップしている(ビヒモスと違って自分の能力の恩恵が受けられないから)のも親切で、こいつが7/7トランプルで転がりつつ、3〜4体も増強出来れば当然ゲームが終わる。使い方は「ビヒモス」と一緒で、いくらか選択肢が広がっているのだからそりゃ強いだろう。現出の活用が現実的なら構築レベルも無くはない。でもまぁ、下の環境なら墓地やライブラリから一本釣りしても効果を発揮するビヒモスで安定だろうなぁ。

 


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「ガールフレンド(仮)」 5→5

 放送が終われば、そこに一切の余韻も、心残りも無しに去って行くのみの存在。それがこの「声優動物園アニメ」である。お疲れ! (以下の記事では、キャラの名前はほとんど覚えていないので全部キャスト名で表記されますが、仕様です)

 特にいうこともねぇよ。毎週毎週ラジオのごとく流してるだけで楽しかったよ。今作ではメインとして絞られたキャラクターが何人かおり、しゅが美・サトリナ・かもさん・そして丹下桜といったあたりがフル回転している。その中心人物が見事にストライクゾーンを射貫いているため、聞いてるだけで本当に落ち着く世界であった。「とても共学とは思えない」でお馴染みの高校のセッティングとか、それぞれがやってる部活動とか、そんなこたぁどうでもいいんだ。そこに声優がいるんだ。しかもたくさんいるんだ。それでええやないか。「萌えアニメには中身など必要ない」というのははっきり言って暴論だし、是が非でも反論しなければならない論旨だと常々思ってはいるのだが、自分自身、こういうアニメに容易く転がってしまうとどうにも肩身が狭い。違うんだ! 中身が無い萌えアニメに満足してるんじゃないんだ! 単に声優パラダイスに満足しているだけなんだ! 最終回のアフレコ現場とかどうなってるか想像するだけで満足なんだ!(言い訳する気が無い模様)

 アニメの中身なぁ。そうね、これだけのヒロインが溢れかえる作品のわりには、中心軸がぶれずに案外まとまっていたんじゃなかろうか。「1話1キャラでも全く足りない」というとんでもない尺のなか、一応目先を変えて様々なヒロインを扱ってはいたものの、ベースとなるのは上記のキャラであり、そこを中心に、「今回は生徒会メイン」「今回は小説でも書いてみようか」という風に軸をずらし、そこにサブキャラとして大量の女の子を噛ませるっていう采配は悪くないバランスだったと思う。万一、個々のキャラの熱烈なファンがいた場合には「出番が少ないじゃねーか」というクレームが入る可能性もあるが、まぁ、このアニメ、このゲームって、そこまで1人のキャラに熱を上げて身を捧げるようなものでもないでしょ。何となく集合概念としてキャラを見て、そこから焦点として1キャラに定める程度のもので、たくさんの女の子がわいわいしてた方が楽しいはず。シナリオのバリエーションにしても、まっとうに新体操を頑張る話、勉強会をやろうと思って出来ない話、バンドが学園祭でドタバタする話、生徒会長マジつかえねー話、クロエさんもう少し親御さんに日本のことを正しく伝えて下さい話など、ギャグとシリアスのバランスもほどよく、特にストレスを感じることもなかった(まぁ、面白いかと言われりゃそうでもないのだが)。個人的には放送部の後輩ちゃんが頑張る話は割と好きだったわ。あとヘンテコ小説ね。あんまりキチガイ方向に振り切れてるわけではないので、後々まで記憶に残るようなものでもないんだけども。

 ま、元々こんなもんだと思ってたし、そこから1ミリもずれなかったのは一安心だ。それ以外でこの作品であった収穫は大きく2つ。1,ニコ生ではじめて丹下桜の人となりを確認したら、割とマジで危険な人間だったこと。この業界の奥様方はなんでこんな危険人物が多いんだい? そして2つ目は、オープニングを早見沙織が歌ってくれていたこと。早見ソングは割と色んなところで耳にする機会があるが、ここまで甘々でどぎついテイストの曲は初めて聞いたかもしれない。……こういうのも……ありやな……。

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 もうたほいやは控えようかと思います。最近マジでやりすぎだし、こんなことしてる場合じゃないし。いや、マジだって。

 

Round1・「たれんぼう」

1.父が誰であるか分からない子。

2.乳離れできない子の意。甘ったれに同じ。

3.スカートをはいた男子。なよなよした男子を嘲る際にも用いる。

4.つららの異称。

5.城や宿場街などで用いられた、多くのお膳を同時に運ぶための棒。

 

Round2・「しんもすりん」

1.せき止め薬。1906年、アメリカの製薬会社が開発、販売したが、アレルギーショックを引き起こすとして回収された。

2.アイヌ語で「熱い大地」の意。

3.「莫大小(めりやす)」に同じ。

4.綿織物の一。80㎝前後の広幅の金巾を捺染または無地染にして柔らかく仕上げ、布の毛立ちと手触りを純毛モスリンに模したもの。

5.赤燐マッチ。黄燐マッチに対して用いる語。

 

Round3・「ずん」

1.重量のあるものをわずかに推し進めるさま。

2.大幅に進むさま。

3.山頂から吹く雨を含んだ風。

4.次第にめぐること。次第。

5.「ずむ」の音便。「むず」の異体か。

 ググっても絶対正解は分からないので、知りたい方は広辞苑を調べて下さいね。

 

Round4・「りゅうぐうのおとひめのもとゆいのきりはずし」

1.瀬戸内地方でウミヘビのこと。色鮮やかな紐のように見えることから。

2.巾着袋をとじる紐のこと。

3.財産目当てにやってくる遠い親戚を罵って言う語。

4.アマモの別称。

5.太宰府天満宮に現存する、新羅代の耳付き陶磁壺。国宝。

 「ずん」からのコレっていうギャップがすげぇ。調べると「最も長い名前」らしいです。我々のたほいや史上でも最長記録やな。もう、みんなこの辺で力尽きた。③の答えを作れたセンスは逆にすげぇぞ。

 

Final Round・「ぱんじゅう」

1.パンステーキ。

2.一般住民の略。

3.当たり前に、そうであるように。

4.パンとまんじゅうとを折衷した菓子。大正末期に流行した。

5.脾臓にあるパンス島から分泌される消化液。

 ①は「パン、じゅぅ〜」だそうです。本人も後悔していたので触れないであげて下さい。もう、今回の試合はテンションがキツかったから最終問題でみんな限界だったんだよ!

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○「探偵歌劇ミルキィホームズTD」 5

 おい、これどういうテンションで見たらいいのかわかんねぇよ。1話目見終わった時点でもまだわかんねぇよ。「ミルキィホームズ」の名を冠した作品は、テレビシリーズだけで3作、たとえて言うなら、ものすげぇ珍味として重宝されるしょっぱいしょっぱい塩辛と、別に大して味は無いけどほんのり甘い麩菓子みたいな作品があり、今回は、目隠しされた状態で「そのどっちかが口に突っ込まれるかもしれません」と言われて口開けて待ってる状態。どっちの方で心の準備したらいいんだよ。結果的に、「ほんのり塩辛味の麩菓子」を口の中に突っ込まれたんですが、身体が受け入れるべきかどうか迷ってるよ。

 基本的なスタッフは3期(フェザーズ)を踏襲している。監督は錦織さんだし、キャラデザも沼田版ではない。その他ちょこちょことスタッフ変更はあるものの、基本的には3期準拠でいいはずだ。しかし、3期は正直「望まれざるミルキィ」であった。だって、基本的にミルキィホームズは添え物だったし、ギャグ無し尺無し捻り無しで、メインとなるフェザーズの友情物語を描いた作品。単品で見れば取り立てて悪いものではないはずなのだが、ミルキィ成分を補充したい人間からしたら慰めにもなりゃしなかった。僕らがみたいのはトイズを駆使するミルキィホームズじゃないんだ。延々ラードの神と戦い続けるミルキィなんだ。いや、ぶっちゃけるとトゥエンティが見たかっただけなんだ。

 今作は、はっきりと意識してギャグの方に揺り戻し、1期2期に近いテンションにしようという狙いが見て取れる。オープニングのシャロの泣き顔は不覚にも笑ってしまったし、理不尽なネタ回しは確かに1期2期を彷彿させるミルキィの世界だ。なにより、1期2期の記憶を「無かったことに」と言っているはずの本人達が、1話時点では一度たりともトイズを使ってない。ひょっとしたらまだ失われたトイズが戻ってないのかもしれない。しかし、これじゃまだ足りない。まだまだ足りない。この世の全てを放り投げたあのバリツの味を、我々は知ってしまっている。あれだけ頑張った2期ですら「ややトーンダウン」と言われてしまうほどの理不尽極まりない世界を知っている。やっぱり森脇版でないとあそこまでの最高球速は出ないか。なまじメインシナリオが存在してしまうので、なかなかそこから弾けて飛ぶのは難しそうだなぁ。「TDってなんやねん」って思ったけど、放送中のCMを見る限りではブシロードの新しいソシャゲタイトルなのか。確かに前からCMではちょこちょこ聞いた名前で、「トイズドライブってミルキィかよwww」と思ってたんだが、まさかマジでミルキィだとは思ってなかった。大アイドル時代ねぇ……まぁ、確かにアイドルアニメも群雄割拠、アイドルグループとして一日の長があるミルキィホームズには有利な部分が……無いよなぁ。いや、これからどんな方向に壊れるかはまだ分からない。きっとミルキィなら奇跡を起こせると期待しよう。この広がった無限の世界に期待しよう。「さっそく白と黒の存在持てあましてるじゃねぇか」とか、「怪盗帝国だせコラ」とか「こころちゃんさえいれば何とかなるよね!」とか、そういう邪念を捨てるのだ。シャロ達なら、私たちの待ち望んだものを、いつかきっと提供してくれるはずだ。「まだですー」。

 中の人については、「μ‘s結成まであと5人」っていうのが当然出てくるところよね。元々「シャロとネロと小衣ちゃんがアイドル活動してる」ってのはよく言われてたことで、今回はわざわざ穂乃果ちゃんが出張してきてくれた。このままいけばμ‘sも確実にトイズが使えるようになるな。その代わりにG4や怪盗帝国の面々が生け贄に捧げられてしゃべれなくなってたが……そのへんはおいおい出てきてほしいもんです。新田恵海は今回歌唱目当てでのキャスティングだし、またいい方向に活動が広がりそう。何が笑えるって、今回の音楽担当がエレガで、プロデューサーに上松氏が参加してるところよね。もう「作中で歌うアニメ」は全部ヤツに任せておけばいいっていう業界の決まりなんだろうか。また一暴れしそうだなぁ。

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○「アブソリュート・デュオ」 4

 ヤー、新番組の時間がやってきたよ! まだ前クールの評価も終わってないのに気の早い話だぜ! ちなみに、この冬の私は個人的に鉄火場っていうか、マジで修羅場になる予定だから、アニメ感想なんて大して書かないぜ! 書かないといいな!

 そんな記念すべき2015年一本目の作品は、タイトルだけ見て何となく「アルドノア・ゼロ」っぽいのを待ってたら、全然違うのが来た。いわゆるラノベだ。どっちかっていうとなんちゃら使いのなんちゃらとか、なんちゃらのなんちゃらに近いヤツだ(各人補完してくれ)。前クールからの印象だと「おっ、トリニティセブンの続きかな?」みたいな感じだ。単に主人公の声つながりだが、「美少女いっぱい学園」に入ってくる男主人公はやっぱり松岡キャラになるんだな。「俺の武器ってなんで弓なんだろう」主人公が前クールにいたけど、今回は「俺の武器ってなんで盾なんだろう」主人公だな。弓はミラクル起こせたけど、盾は難しそうだよなー。ティンベーで守ってもつくためのローチンがないとなー。いや、「鉄壁! よって無敵!」ってワンピースの初期のキャラも言ってるから多分大丈夫だよ。

 典型的ラノベスタートながら、一応「入学式でいきなりつぶし合い」という部分はちょっとだけ新鮮。「今から皆さんに殺し合いをしてもらいます」ではないが、たまたま隣に座っちゃったっていう理由で殴り合い、「こいつがメインヒロインかー」って思った戸松がまさかの1話退場というのはちょっと面白かった。普通、あの導入だとアイツがモッピーポジションになると思うよね。あの地味な子はもう出てこないのかな。更にタイトルにもなっている「デュオ」とやらもたまたま隣どうしになった縁で素直クールなロシアっ娘に決定。適当過ぎる展開なんだが、まぁ、新学期の出会いとか友達付き合いなんて運ゲーなところもあるので、ある意味リアルといえるかもしれない。

 いつも通りの導入ながらもそれなりに新鮮な部分もあり、「じゃぁ、ちょっと面白そうか?」と思う部分はありながら、でもやっぱり引っかかる部分ばかりが多くてスタートは渋め。まず、1話目だけどもそこまで画に求心力が無い。制作はエイトビット、監督はあんまり聞かない名前だけど、来歴を調べると撮影監督が主な業務で、そこからCG絡みなど全面的なコンポジッター業務を続けてきた人らしい。こういう来歴の監督ってどれくらいいるのかな。最近はちょこちょこ画作りの仕事もしていた人みたいで、同じエイトビットの「東京レイヴンズ」では副監督なんてクレジットもされている。ということは、とりあえず指標は「東京レイヴンズ」かな? あっちはまずまず可愛いキャラもいたけど、今作は本当に紋切り型の造形ばかりで、ずらっと「精霊使いの剣舞」や「星刻の竜騎士」と並べられると識別出来なくなりそう。一応メインヒロインだけは少し可愛かったけども……長続きするかなぁ。

 あと、どうでもいいところではあるのだが、画面のディティールがかなり適当。一番気になったのは大切な入学式の戦闘シーンで、あれだけの大人数が狭いホールにぎゅうぎゅう詰めになっていたのに、戦闘が始まると突然誰もいないカットが出てきたり、あんだけ並んでた椅子が全て消え去ったり、どうにもやっつけ感の強い画面である。そういや「星刻の竜騎士」の時も「そんな狭いグラウンドで竜を寄せ集めて実戦練習とかすんなや」って突っ込み入れててたけど、大体同じスタートラインってことだよな。あと、どう見ても洋風の宿舎なのに何故か主人公の部屋にはちゃぶ台があるとこなんかはギャグなんですかね。ラノベ原作アニメって、「具体的に描かれていなかった部分をいかに画にするか」っていうのが勝負どころのはずなのに、そういうところでサボるのはあかんよな。全体的に駄目要素は多いです。

 でもまぁ、とりあえずヒロインをモチベーションにしばらくは見学かな。一番驚いたのは、これのメインヒロイン、中の人がのじょさんなんだな。正直、普段からラジオテンションののじょさんしか聞いてなかったので全然分からなかった。やっぱり彼女は器用な役者なんだ。エンディングの歌唱も流石のシンデレラである。実はメインヒロインってすげぇ久しぶりだ(みならいディーバ除く)。のじょさんのためにも、なんとかいいアニメになってほしいもんです。

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