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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 作画ァ! 第95話。しっかりしてくれよ! このクライマックスであの画はないやろ! 最初の方で殴られてるシーンだけアヘ顔なのかと思ったら、けっこう全部のシーンがアヘ顔になってたやないか! もう次の相撲アニメにリソース割かれてるんじゃあるまいな……。

 というわけで、顔の造形ばかりが気になってなかなか本編に集中できなかった今回。やってることもなにげに酷いんだけどね。特に地上。「サターンの側近」という重要なポジションを任されたエウロパ・ミラーコンビ。もちろん最終的に負けることは織り込み済みではあるのだが、まさかの一週間決着、しかもミラーさんに至ってはダイヤモンドダスト一発でKOと、いいとこ無しで終わってしまったのが本当に勿体ない。そりゃ氷河だって伝説の聖闘士なんだから強いのは分かってるけどさ、もうちょっと追い詰める描写があってもよかったんじゃないかな。大技ぶち込んでも相手が氷河だとポーカーフェイスだからいまいち伝わってこないんだよね。あげく最後に送られた言葉が「拍子抜け」だよ。こうなってしまうと、結局側近コンビって四天王よりも圧倒的に格下ってことになってしまう……あ、でも一応タイタンは星矢1人とほぼイコールだと考えれば、氷河1人とイコールで結ばれるミラーさんはタイタンクラスと考えることも出来るのか。タイタン=星矢、アイガイオン=一輝、ハイペリオン>紫龍+フドウ+貴鬼。ハイペリオンさん最強過ぎるわ。なお、ガリアさんは(略)。

 あまりに可哀想だったミラーさんに比べると、まだ見せ場があったのはエウロパさん。まぁ、これまでの引き延ばしに引き延ばしまくって悪態をついてきた「曲者」像の割にはあっけない最期だったのは間違いないが、悪役の晴れ舞台である「みっともなさ」を存分に見せてくれたので、キャラが立つ分だけまだ美味しい退場シーンだった気はする。ネビュラストームに一応勝った(?)という実績は残したわけだし、マッチメイク次第ではもう少し活躍も出来てたのかもしれないしね。ボロボロになり、四天王以外のパラサイト兵としては初めて(だと思う)「クロノテクター無しで立って歩く」という姿を披露。なんか変な衣装だし、基本的になよなよした体型なのでちょっと笑ってしまったが、顔面が歪んでボロ雑巾のようになりながらも任務遂行のために立ち上がった気概は評価出来るだろう。まぁ、その結果、瞬たちの戦いを黙ってみてたおかげで体力温存してたタイタンさんの憂さ晴らしの標的になってしまったわけだけども。「うちのパラスちゃんに手ぇ出したらただじゃおかん!」とお父さん檄おこ。完全にオーバーキルですがな。そりゃエウロパさんだって命乞いしたくなるくらいにはおっかない。「世界の半分」って、どういう基準でプレゼントされるんだろうなぁ。地球を2つに分けて南半球もらってもしょうがないしなぁ……ま、サターン様に進言したところで「はあ?」って言われて終わりだと思うけどさ。

 結局、地上の方はそんなタイタンのすっきり顔で幕引き。本戦試合会場はサターン城である。到着まで一週間かかってしまったためにサターン様も「ようやく来たか」と一安心。開戦早々に青銅軍団が各個出撃して一撃を見舞おうとするも、全員がアヘ顔になりながらぶっ飛ばされるという醜態をさらしてしまう。いや、今更神相手になんで単体攻撃仕掛けるんだよ。せっかくみんなできたんだから、少しはチームワークを大事にしろよ。いいとこ無しでぶっ飛ばされた光牙たちは、惨めに這いつくばってうめき声を上げるだけ。こうなったら頼りになる大先輩、星矢に任せるしかない。ただ、その星矢も単体で突進していくだけなので「お前もかい!」と突っ込まざるをえないのだが、星矢が一人で全て背負い込んだのには理由があった。それは、「サターン戦では光牙たちのΩが使えない」ということを理解していたから。なるほど、確かに目覚めのきっかけが昴の存在だったわけで、「友を思うことで得られる強さ」をかつての友に向けて使うことは出来ない。星矢はそのあたりを全て分かっており、「愛するものを討つ」辛さを光牙たちに味わわせないため、単身サターンに攻撃を繰り返したのである。言われてみれば納得の行く話ではある。

 もちろん、星矢だって馬鹿ではない(いや、馬鹿ではあるけど、割と成長はしている)。Ωは得られずとも、かつてパラスを討ちもらしてしまった後悔から、彼はちゃんと学び、乗り越えていた。もう2度と同じ過ちは犯さない。たとえ相手が昴だと分かっていても、彼は「正義」を貫くために全力でぶつかることを決意している。大恩あるアイオロスから受け継いだ射手座聖衣をボロボロにしながらも、土壇場でサターンの懐まで潜り込んだ星矢。その手に握られていたのは、あの日パラスを討つために使えなかった黄金の短剣。「神をも殺す」と言われる最終兵器を、この時のために必死で取っておいたのだ。なるほど、無策で突っ込んでいたわけではないのである。こんなに頼りになる先輩もなかなかおるまい。見事に星矢の狙いは成就し、短剣はサターンの胸元に深々と突き刺さる。どうなる星矢? どうなるサターン! で、以下次回。

 まぁ、当然致命傷にはなってないわけなんですけども……どうなるだろう。サターンの聖剣くらいは封じられるのかなぁ。それか、短剣の力で内に眠る昴の心をいくらか呼び覚ますとか、そういう展開だと美しいのだけど。最後の最後になって、星矢が全ての聖衣を失い、トレードマークである赤シャツとジーパンになってたあたりは気が利いてて良い。まぁ、一体歳いくつなんだ、って気もする恰好だけど、星矢は多分死ぬまであの恰好だろうしね。そういや1期もずっとあの恰好だったんだよな。

 ところで、今回すげぇ気になったんだけど、今回栄斗ってまともな台詞あった? 全員がぶっ倒れてるところで、1人ずつ悔しそうにコメントしていくっていうお約束のシーンがあったんだけど、栄斗だけ無言だったんだよね。「ウッ」とか「グッ」とか呻いていたとは思うけども……この期に及んで扱いが悪い忍者。次回こそはちゃんと6人で活躍して欲しいもんです。どさくさに紛れてエマたちまで石化してたみたいだけど、地球大丈夫か。

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 色々辛いなぁ……第9話。クライマックスなので劇的な展開はもちろんあるわけだが、各方面から的確にいなりの心をえぐってくる……一介の女子中学生にはなかなか辛いものである。

 一度は片付いたからそれでいいものだとばかり思っていた丹波橋君へのラブレター騒動。7話の時点で桃山さんにとっては完全なとばっちり以外の何ものでもなかったのだが、ひょんなことからいなりの失策が明るみに。そのきっかけが、「桃山さんがいなりに気を遣って丹波橋に声をかけたこと」っていうのがまたやるせない。桃山さんは完全に善意のみの存在で、彼女が涙しなきゃいけない理由なんて何一つないんだよね。今回最終的には問題もなんとか片付いたが、丸く収まった理由は全て「桃山さんが泣き寝入りしたから」である。ここまで不幸な娘、なかなか見たこと無い。

 面倒なのは、いなりに悪意が無かったとはいえ、今回の件を傍から見たら責任は全ていなりにあるということ。「手紙を捨ててしまった」のは事実であるし、その報告を怠ったのも事実。ある種の事故であるとはいえ、そんなことは外野には判断出来ない。今回桃山さんのために立ち上がった観月さんたちからしたら、いなりの行いは「非道」であり、相応の報いを与えようと考えるのも致し方ないこと。そして、中学生女子に出来る報いなんて、せいぜい「シカト」がいいとこなわけだ。まぁ、それがあまり気持ちよくない方向に向いてしまうのが、日本の伝統文化の悪いところではあるのだが。「陰険なことをされたのだから陰険な形で意趣返ししよう」というのは何とも、ね。

 観月さんの行いはあまり褒められたものではないだろうが、一応道義は存在している。それが最終的に「観月さん一派が謝る」という結果に終わったのは、いじめを行う側の集団心理や歪んだ心情の暴走による。観月さんが学年の中でどんだけ権力を持ってるのかは定かでないが、いなりたちがクラスメイトも含めて完全にシカトされるようになってしまうということは、観月さんはそれなりに影響力の強い子なのだろう。そして、あまり関係の無い子まで気が進まずともシカトを実行してしまったため、丸ちゃんが酷く傷つくことになってしまった。コミュ障を自称する丸ちゃんのなけなしの勇気が簡単に崩れてしまったことの代償はでかい。せっかくチャレンジしたのに失敗すると、コミュ障は実際の5倍ぐらいの大きさでショックを受け、更に長い期間引きこもることになるからだ。挙げ句、観月さんの側近らしき茶髪の子は、言うにこと欠いて「オタク菌がうつる!」である。○○菌もいじめの定番だが、地味に傷がでかくなるからやめた方が良い。しかも「オタク菌」なんて言われた日にゃ、「やっぱり回りからはキモがられてたのか……」と落ち込み、更に引きこもり期間倍増。もう、この一連の流れだけで丸ちゃんが廃人になってもおかしくない。最後はなんとか笑っていたが、彼女には強く生きてほしい。ちなみに他の2人はシカトされても割と平気。もともと他人に興味がなかった三条さんは、どう見ても単なるヤンキーです。台詞回しが手慣れすぎてて怖いです。墨染さん、惚れる相手考え直した方がいいと思いますが、多分今回の一件でますます「頼れる王子様」になってしまったのだろうなぁ……お嬢タイプの子は不良に惚れやすいからなぁ。ちなみに墨染さん自身は、これまでも友達がいなかったのでシカトされても割と平気みたい。この子、地味にタフだよね。

 そして、そんな風に友達にまで影響が出たことでいなりの感情は制御が効かなくなり、レイプ目からの神通力暴走という終末感溢れる現象へと突入する。「キライ」という感情からの発露というのはかなり良くない状態であり、「神の力」の消耗が最悪の形で現れてしまった。観月さん側から見たら「逆ギレ」になっているというのもいただけない。やはり、子供に与える力としては、神通力ってのは強すぎたのだ、ということだろう。うか様の自己犠牲によりその場面だけはなんとか収まったが、事態は急変、一触即発の状態に。うか様は天照謹製の天の岩戸を自力でぶち破るほどの神通力を消耗したのだから、普通に考えればそのまま消えてしまってもおかしくないくらい疲弊してしまっているだろう。成り行きで燈日が告げた真実を知って、いなりは判断を迫られる。もちろん、ここで悩む理由などなく、選択肢はたった1つ、「うか様を助ける」以外に無いだろう。謎の狐連携で現場までの道は開かれた。あとは、うか様の望む「いなりと別れたくない」という願いをどのように片付けるかが最終問題だ。艱難辛苦は続くのである。特殊エンディングはうか様自らの歌唱による「誰よりも大切な人へ」。なんとか幸せになって欲しい2人だが……。

 今週の燈日お兄ちゃんはそれなりに真面目で恰好良かった気がするんだけど、一人きりで部屋にいるときも何となくポーズが中二病っぽいのがなぁ……

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3月14日 ドラフト模様(BNGTHS×2)

ピック順 【Thraxi】→【Sea-chicken】→【Metallica】→【Serra】→【Mei】→【Alessi】→

 

 新世代突入の序章。今回、長いお別れを告げるラストドラフトとなる某氏は気合いも充分、そして今回は、その後を引き継ぐ(予定の)ニューカマーも加えての試合展開。何かドラマティックな最終回が演出されるのかなーと思ってたら……来週も来るそうです。どないやねん!

 というわけで業務連絡。元々開催されない予定だった次週のドラフトですが、「最後のドラフトの2回目」と称して面子が集まり次第開催されますので、よろしくお願いします。次こそ最後! 次こそ最後だから!

 

 


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 地震速報がエンドレス、第22話。震度5はしょうがないな……文字表記が多いアニメだから、地震速報と重なるとかなりのカオスである。「何か知ってる地名多いわー」と思ったら、めだかボックス知識だった。そんな珍しい地域での地震。

 さておき、速報の後ろで展開されたアニメは王道まっしぐらの展開である。実にあっけない流子の復活。そして、「鮮血の中に皐月の血を取り込んだ」ことが覚醒のファクターとなったらしい。これまでずっと苦戦を強いられてきた針目縫を相手取り、なんと流子がワンサイドゲームを展開。強さがインフレする作品ではあるが、大した説明も無しに長年の宿敵である針目を手玉に取るまでになるというのは流石に驚きである。両腕を切断して戦力を削ぎ、更に新たな能力である「生命戦維機能停止」を披露。これによって針目を一気に無力化させることに成功したのである。鳳凰丸の機転によってとどめを刺すまでには至らなかったが、どうやら、直接対決の天秤は大きく流子側に振り切ってしまったよう。今までのような余裕の表情が欠片も無くなってしまった針目は、後は最終決戦兵器の製作業務に(両腕がない状態で)当たるだけ。何かどでかいことをやらかすキャラになるかな、と思ってたけど、どうやら、このまま悲壮な死を遂げる普通の悪役キャラで落ち着きそうやね。逆に、未だ素顔が見えてこない鳳凰丸の方が腹に一物ありそうで怖い。

 無事に針目を撃退した流子一派は、ついに正式に皐月様との同盟締結へと至る。互いの生命戦維を鮮血・純潔を通じて交換した姉妹は、これまでの因縁を全て忘れるわけではないが、だからこそ強い結束も感じられる。素直じゃない流子は「一発殴らせろ」と迫るが、本能字四天王の晴れ舞台にそんな意地は野暮ってもんだ。蟇郡さんも猿投山さんも恰好いいわ。ちょっと心配だったけど、ちゃんと「皐月様を殴るなら俺を殴れ!」シーンに犬牟田が出てきてて良かった。その直前のバトルシーンでは、戦ってる面子が4人いたから四天王かと思ったら、犬牟田じゃなくて黄長瀬だったんだよな。まぁ、実働部隊じゃないから。とにかく、「変なヤツに助けられている」どうしということで、無事に姉妹喧嘩は終焉を迎える。皐月と流子、どちらも一筋縄ではいかない女性であるが、理解し合えばこれほど頼もしいタッグも無さそうだ。

 二人同時展開の人衣一体を披露し、嫌が上でもクライマックスへの高まりが感じられる。鮮血が空を飛び、純潔がそれを追う。あとは細かいことは気にせずに、2人がどのように羅暁を相手取るのかを見守るだけ。当然、羅暁側の方が戦力は充実しているので、外野にも脅威は及ぶ。伊織の極制服姿が初披露されたが、まだ四天王の方は戦闘準備が整っていない。そんな窮状に分かりやすい怪物デザインのCOVERSが襲い掛かるわけだが……そこに現れたのは、なんとあの喧嘩部部長、満艦飾マコ!! 7話時点でちょっと予想(というか妄想?)してた展開だけども! まさか本当に駆けつけることになるとは……ところで、マコが出てきて四天王より役に立つ可能性ってあるんでしょうか? そういや今週は蟇郡さんとの絡みが無かったな……。

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 まったく! エナのバーゲンセールだぜ! 第23話。まぁ、紡も美海同様に血統的には権利があるわけだけども。

 予想外の方向に波紋が広がっていく展開。前回明かされたまなかの真実、「愛するという気持ちが失われた」。これによって、光たちとの関係がどうなり、この世界がどうなってしまうものかと思ったが、確かに言われてみれば、「だからなんだ」ってなもんである。しばらく誰も気付かなかったことからも分かる通り、まなかの生活に変化があったわけでもないし、まなかがそれで特別不自由を感じているようにも見えない。いくらか記憶を失いはしたが、それだって冬眠の影響の1つと考えれば、「エナが無くなった」に比べれば大した問題にも見えないだろう。要の言う「本人次第」というのも1つの見方であるのだ。そう考えてしまえば、世はことも無し、まなかの回りの諸問題もひとまずオールグリーンという解釈も出来る。

 しかし、この作品において、そう簡単にことを収めるわけにはいかない。まなかは光にとって一番大切な存在。それが変調をきたし、少なくとも「幸せでは無さそうに見える」ことだけでも許し難い状況であるし、何より、光の憧れたまなかに最も重要な要素が失われてしまっているのだ。「好き」が無くなってしまったまなかは、既にまなかではないのである。躍起になって解決の糸口を探す光に対し、「チーム大人」は案外冷淡。要は自分なりの正論を振りかざすし、ちさきもなんだか心ここにあらずといった感じで、「好きって気持ちがなければ安心出来るかもしれない」と光が期待したのとは真逆の意見を漏らす。こうした大人たちの「当たり障りのない意見」に腹を立て、さゆは要を非難し、光も席を立ってしまった。

 この「大人チームと子供チームの対立」は、実際に要が言ったような事実確認の問題を孕みつつも、たまたま大人チームが面倒な状況にあるという悪条件が重なった結果だった。何しろ、惚れたの腫れたのでちさきの回りは一触即発の状態になっており、ちさきも「いっそ何も考えなければ楽だったのに」とふさぎ込んでしまうのも無理はない。間違いなく紡に惹かれている部分があるはずなのに、自分の恋心は光に向いていると認識しているし、要からはずっと告白されて逃げ回っている状態。こんな面倒なことになるなら、いっそ気持ちごと切り取られた方が楽、と思うのも仕方ない。同様の気持ちは、要や紡にもあったのだろう。要の「冷静に現状を見るべきだ」という一見お利口そうな意見も、自分が恋愛感情に揉まれて右往左往しているために漏れ出てしまった逃げの一手でしかないのである。

 その点、子供チームは、真っ直ぐだし、他人思いである。さゆは大好きな要の態度に激昂し、彼の間違った性根をただそうと決意する。「好きって気持ちは何よりも大切」という理念を振りかざし、要相手に告白をぶつけてしまおうと画策中だ。さゆの場合は小細工なんて向いていないので、このまま要にはっきりとした爆弾を投げつけてしまうべきだろう。そして、同様に素直に「好きという感情」の大切さを理解している美海。ただ、彼女の場合には状況が複雑で、まなかが現在の状態のままならば、光を巡るライバルが減ったままである、という事実が後ろ髪を引く。まなかには元に戻って欲しいし、それを光が望むのならば、何を差し置いても協力したい。しかし、その協力は自分の恋心を苦しめる結果にしかならない……。葛藤する美海の気持ちを後押ししたのは、やはり光だった。彼はまなかのためなら何でもするといい、「好きだった相手、紡に頼めばどうにかなるかもしれない」と提案する。彼の現状も美海にとてもよく似ており、好きな人のために尽くせば尽くすほど、自分の気持ちを裏切る結果しかまっていない(と思ってる)。それでも光は一切迷いを持たず、「まなかの幸せのためならば、紡と気持ちを共有させることも厭わない」という変わらぬ姿勢を貫いている。そんな光を見てしまったら、美海は諦めるしかないではないか。自分が大切なのは誰でも同じ。しかし、やっぱりまなかが幸せになれないでいるのは我慢出来ない。自分の気持ちのためにまなかを放っておくなんて、出来るわけがないのである。未だ自分の状態を認識しきれていないまなかを見てボロボロと涙を流したが、それは悲しさからだったのか、自分の情けなさへの悔しさだったのか。

 現時点において、まなかを戻すための方法は想像すら出来ない。とにかくやれることを全てやるために、光は紡に協力を仰ぐのだが、紡はその見当外れのアイディアを一蹴し、拘り続ける光に容赦無い対応を見せる。「まなかは本当に紡が好きだったのか」という問いかけ、そして、自分が好きなのはちさきなのだ、という告白だ。前者については、「光も本当に鈍いよな」という呆れもあるが、内心、まなかの回復に助力できない自分の立ち位置への口惜しさもあるのかもしれない。そして、大人チームを揺さぶっていた全ての根幹である、ちさきへの恋心の暴露。これによってフェーズは大きく動くことになる。折悪しく(折良く?)告白をちさきに聞かれてしまったために、なし崩し的に舞台は海の中へ。本当ならば極寒の海の中で死を待つのみだったはずの紡だったが、「エナの音」を耳にすることで海神の何らかの感情を共有、更にエナを獲得してついに光やちさきと同じステージへ。彼がエナを手に入れられた理由は定かではないが、血統的な優位条件が1つ、そして、海神との接触でも重要な要素であると考えられる「他者への思慕」が非常に強い状態で飛び込んだことも大きく関与しているのではないだろうか。まなかはエナと共に「好きという気持ち」を失っているわけで、海中に散ったエナや海神の感情が、「好きという気持ち」に密接に繋がっており、紡に接続されたというのもあり得ない話ではないだろう。無事に自力でちさきに追いついた紡は、あとは持ち前の強さでちさきを説き伏せるだけだ。何ともポエミィな切り出し方ではあったが、彼が長年かけて培ってきたちさきへの気持ちは、ちゃんと本人に届くだろうか。

 今回の顛末でかなりはっきりと「ちさきと紡のゴール」が見えてきた感があるが、こうなると可哀想なのは要である。ただ、今回彼にも救いは見えており、持ち前の「背伸びした大人意識」に対しさゆが正面から反論し、本音で要とぶつかっていたことは、彼の生き方にも大きな影響をあたえそうに見えた。要にも新しい世界が見えるといいのだけれど。

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 辛いよう、心臓がギチギチするよう、第10話。七宮は何であんなに良い娘なんだろう……。

 すっかり七宮が中心のお話になっている。それもそのはず、このお話は既に六花と勇太が相思相愛に結ばれた時点で終わっており、何かが進むとしたら他の部分に変化を求めるしかないのである。登場時は「六花の背中を押す触媒」として機能していた七宮だったが、六花が反応を終えて順風満帆の幸せな状態になったことで、残された「触媒」の七宮自身もついに変化を余儀なくされてしまった。分かっちゃいたことだが、本当に辛い。

 「中二病をこじらせた人間が自らの恋心と向き合う」というシチュエーションは1期の六花と同じはずなのだが、七宮が抱えている問題は難度が全く違っている。まず、六花の患っていた中二病の根幹は、父親の死からの逃避であった。彼女は外界全てにうちひしがれている時に勇太の中二病に出会い、それが救いとなったために勇太に憧れを抱き、恋心と中二病を切り離すことが出来ずに苦心した。しかし、自問自答を繰り返していけば、そこにははっきりとした区分は存在しており、家族との関係性という根幹にメスが入れば、六花の気持ちは矛盾を解消し、前に進めるものになったのである。多少時間はかかってしまったが、六花の持つ「勇太への憧れ」は中二病と同じ方向を向いており、同時に進行することに抵抗はないものなのだ。

 しかし、七宮の場合にはこれが真逆である。彼女の場合はまず真っ先に「勇太への恋心」があり、それを否定し、自己肯定を産みだすために中二病を全うすることを決意したのである。既に恋を捨てて魔法魔王少女として生きることを誓った彼女には、自分を肯定しながら勇太への思いを成立させる術が無い。勇太への気持ちを形にするためには、一度大規模な自己否定を伴わなければならないのである。その葛藤が、今回雨宿りのシーンで描かれた彼女なりの「戦い」ということになる。まぁ、あんな物理的に響くようなダメージがあるのかどうかは分からないが、少なくとも現時点においては「恋愛を否定する魔法魔王少女」主体で彼女の意志が動いており、襲い来る「恋心」という外敵を撃退している。

 しかし、残念ながら自制でどうにもならないのが恋心というもので。本当に空気が読めない、とんでもないことをしでかした勇太の不意打ちのせいで、彼女は完全に打ちのめされてしまった。一番心が弱り切り、油断していたタイミングで突きつけられた「事実」に、彼女の魔法はキャパを越えてしまったのだ。雨の中で抑えきれず吹き出した涙と、彼女を魔王たらしめている歪んだ笑顔、そして、全てが無に帰したことを如実に表して剥がれ落ちてしまう頬のシール。痛い痛い痛い。何故彼女がこうも苦しまなければならないのか。

 そう、七宮の恋が六花と違うもう1つの側面は、「六花がいる」という事実そのものである。既に勇者には相思相愛の相手がおり、これまでの七宮はそれを推し進めてきたという事実がある限り、彼女の勇太への思いはどうあがいても正当化されない。それは彼女自身が一番強く戒めている部分であり、誰が自由恋愛を謳おうとも、本人が許せないのだから仕方ない。退くにしろ進むにしろ、彼女を待ち構えているのは茨の道のみである。この世界には「善人」しかいないのだが、そんな中でもここまで苦しめられてしまうことになるという、何とも皮肉なお話であった。

 七宮の恋は正直どうにもならないと思うが、この世界は六花の身の上も温かく包み込んだ「優しい世界」である。十花さんがいち早く七宮の存在に気付いていたことも、救いの可能性ではある。世話焼きババアの森サマなんかの助力も得て、どうにか丸く収まる道を模索してほしい。いっそ開き直った七宮が猛アタックをはじめて両手に花の俺たちの翼エンドとかでも構わないんだけども……勇太はそういうのを絶対許さないタイプだからなぁ……後はもう……NTRしかない。嗚呼、どっちに転んでも不幸しかないけど、これはこれでたまらんシチュエーションでもあるのよ。

 今週の凸守・チューブトップのJKのくせに、エロさは欠片もありませんでした。七宮がいい感じでエロいので差が際だちます。

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 また新キャラ無し。エピソードも既存のものの焼き直しが多くて今ひとつの回。いや、レギュラー陣は可愛いからいいんだけどね。

 

○第25話 「やさしいね」

登場犬:茨城・兵庫・福島

 暇だから何をするか相談する3人。「おしくらまんじゅうでもすっべぇ」と茨城。自分の身体のことを一切理解していない恐怖の発言に兵庫は戦々恐々。「あんたそれ本気で言ってるん? あんた自分の身体見たことないんかいな?! あんたと一緒にそんなんやったら、ウチらの身体穴だらけになるわ!」ともっともな突っ込み。「福島もそう思うやろ?」と振るも、福島は一切返事をしない。「いつもと違って全然頷かないな」と2人がいぶかしがると、なんと福島の鼻先には一頭の蝶が止まっていた。どうやら、福島はその蝶々が驚かないよう、動けずにいるよう。なるほど、確かに優しい。旧作の山梨を彷彿させる。しかし、折悪しくたんぽぽの綿毛が鼻の穴を直撃。くしゃみが止まらなくなり、結局蝶々は逃げてしまった。止まらないくしゃみに、いつにも増して福島の首はかくんかくんと揺れ動くのであった。

 ……目を引くのは茨城のマジキチ発言くらいかな……でも、あのイガはキャストオフ出来るんだから、おしくらまんじゅうがやりたいなら脱げばいいだけ、って意見もある。ただ、たんぽぽの花が咲いているような穏やかな季節に押しくらまんじゅうってのがそもそもどうかと思う。あと、兵庫はどんどん口調が中の人寄りになってきてる気がする。

 

○第26話 「ナンバースリーがやってくる?」

登場犬:群馬・茨城・栃木・埼玉

 相変わらずの3人組の会議。慌てて飛び込んできた群馬は「埼玉が来る! あのおじさん、何か企んでるみたいなんさ」との情報を持ち込む。「このままだと、関東ナンバー3の座は埼玉になっちゃう!」と心配顔。いや、何をしたらナンバー3が確定するのかはよく分からないけども。「仲間割れしてる場合じゃないんさ」と共闘を訴える群馬に、残り2人も合意。紳士協定を結び団結して埼玉を打倒することに。しかし、相変わらずの茨城が余計な提案を持ち出す。「まずは埼玉を倒すためのリーダーを決めっべ」。……後はお察しの通りに。ブチ切れた茨城の「この田舎もんが!」っていう台詞に喧々囂々ですが、まぁ、どんぐりの背比べな気も……遠くから見ていた埼玉も、「もう、東京呼んでくっか」とあきれ顔である。

 でもなぁ、東京ってあのアナゴだろ? あれを呼んできてもあんまり影響力は無いような気も……。

 

 

○第27話 「ホントに赤が大好き」

登場犬:兵庫・福島

 9話のネタの続編。2人で雑談しながら歩いている兵庫と福島(何故か兵庫はぴょんぴょん飛びながらの移動)。ちなみに話の中身は「沖縄犬について」で、兵庫が「沖縄といるとペース狂うわ」と愚痴ると、福島が「でも癒されるよ」とフォローし、兵庫も「確かにな」とまんざらでもない感じ。流石の沖縄、登場してない回でもその評判は上々である。

 と、2人の前に突然道路が現れ、向こう側へ行くための横断歩道、そして歩行者用信号まで用意されている。この世界に自動車があるのか? とか、そのたった一本の舗装道路に何の意味があるのか? とか、突然のセッティングに嵐のような疑問が去来する。なかなかこういう現代的な(?)背景って出てこない作品なので、違和感が半端無い。一応栃木が工事現場の鉄板に張り付いた話とかもあったけども……どこかで自動車が登場するチャンスがあるのだろうか。

 さておき、そんな存在意義の分からない道路でも、ちゃんと交通法規は守らないといけない。信号は丁度赤に変わったところで(歩行者マークが人ではなくて犬になっているこの世界の特別仕様信号機だ)、いらちの兵庫は「タイミング悪いわぁ」と不満げ。それでもきちんと止まって信号を待つつもりだったのだが……「赤」を見た福島が途端にヒートアップ。以前同様に「もう我慢出来ないモォ〜〜!」と理性を失い、突撃を試みる。

 友人の豹変に慌てる兵庫だったが、「飛び出したら轢かれてまうで!」と身体を張って必死に福島を止める。しかし牛の力は強く、彼女にも限界がある。そこで一計を案じた兵庫は、思い切り力を込めると、「ぶしゅぅぅぅぅ!」の声とともに大量のタコスミを信号機に向けて噴出。信号が真っ黒になったことで、福島は平静を取り戻す。「ボクは何してたんだべ」と戸惑う福島だったが、とりあえず落ち着いたのを見て一安心。「何してたやないで、もぅ」とため息をつく兵庫だったが、スミをはき出すために思い切り気合いを入れてしまったために、その顔は真っ赤なゆでだこのごとく。新たなターゲットを見つけた福島は再び理性を消し飛ばし、兵庫を追いかけ回すのであった。

 この世界に「信号機」と「道路」があったことが驚きである。旧作では一応「自転車」はあったわけだが……普段どういう生活してるんでしょうね。あ、でも兵庫が一日で有馬温泉と甲子園とかを行き来してたわけで、公共交通機関はあるって事なのかな……。更に、兵庫がスミを噴出出来るという新たな能力も判明。身体の体積に比してかなりダイナミックなバーストでしたよ。色々と話題性に事欠かないキャラである。

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 この期に及んでシリーズ最大のサプライズを連打、第19話。話数から考えて流石にこれが最後の一捻りだと思うのだが、世界は一体どこへ向かうのやら。

 前回「宇宙の意志」が伝えた世界のゴールは、夢オチでも何でもない紛れもない事実。しかも、羽佐間だけがその終わりを認識したのではなく、世界中が「サムライフラメンコによる終焉」を認識しているという。この世界に起こった全ての出来事は事実であり、この世界はたった1人のヒーローによって救われた後の世界だったのである。「悪」と呼ばれる存在が無くなり、英雄となったサムライフラメンコも事実上のお役ご免。そこには理想化された素晴らしい世界が待ち受けており、おばちゃんはちゃんと朝になってからゴミを出すし、羽佐間を見れば誰もがにこやかに声をかけてくれる。羽佐間が裸一貫の「正義」から成し遂げたがった世界がここにある。しかし、そんな理想郷を前にしても、羽佐間はなんだか「もやもやしたもの」を残していた。表面的には「正義の執行が出来ないことによる物足りなさ」がまりに近い感情として残っているのかとも思ったのだが、羽佐間はそうしたエゴイスティックな感情はあまり持たないタイプの人間。純粋に、この世界に違和感を残しているようである。

 そして、事態を動かすのはもう1人の主人公、後藤であった。世界が平和になり、ようやく激務と不思議空間から解放された後藤は長年の願いだった彼女とのデートにこぎ着けるが、そのことに反感を抱いたまりの強引なストーカー調査により、そのデートが後藤の抱えた最大の傷であることが明かされてしまう。これまで幾度となく作中に登場し、ターニングポイントで後藤を支えてきた「彼女」の存在は、何と後藤の自作自演による架空の存在であったという。もう、どうしていいか分からないサプライズだ。まさかの「独り相撲」オチはこれまでの後藤のキャラクター像からあまりにかけ離れた、絶望的な事実である。あれだけ常識人であり、あれだけの人情をもって真っ直ぐに羽佐間と対話してくれていた「世界の中心」であった後藤が、まさか一番「世界を見ていない」人間だったとは。彼の普段の言動は、たった1点での心の闇を臭わせることなど無かったために、この衝撃はかなりでかい。改めてシリーズ全部見直さないことには確認も出来ないが、あのときも、あのときも、あのときも、全て後藤は一人で悩み、一人で答えを出し、一人騙し、騙され続けていたのである。あまりにも悲しくて、あまりにもやるせない真実ではないか。

 結局、世界に「悪」は無くなったが、「悲劇」が無くなったわけではない。後藤の彼女が巻き込まれた神隠しの真相は明らかにされていないが、事故にせよ、事件にせよ、過去に起こってしまった不幸は今更取り返しがつかない。そして、過去に傷ついた人の心に対して、羽佐間は何も出来ない。これまでずっと自分を助けてくれた「親友」の一番の悲しみに何も出来ていなかったことを知り、世界を救った英雄はひどく傷つくのである。もちろん、どうしようもないことではあったのだろうが、結局単純な「ヒーロー」が振りかざす正義と、人々の幸せはイコールでは結ばれないことなのだ。そんな当たり前の事実を今更確認することで、これまで重ねてきた「正義」の多重構造は、あっさりと意味を失ってしまう。一体どこまでいけば、羽佐間は自分の求める「正義」にたどり着けることだろう。

 そして、最後にはもう1つのサプライズも用意されていた。意気消沈しながら帰途につく羽佐間の前に、1人の少年が現れる。握手を求められたので羽佐間が素直に接触すると、突如として少年は長口上を語りだす。そう、第1話でサムライフラメンコが立ち上がり、正義への道を駆け上がることになった全ての起点である、あの公園での説教の文言だ。一字一句違わずに「サムライフラメンコ始まりの言葉」をそらんじた少年は、「久しぶりだ」と語り、澤田という名を名乗る。彼はあの夜、確かに羽佐間が対峙した若者グループの中にいた1人であった。改めて1話のシーンを振り返ると、あからさまに素性の悪そうな若者集団の中に、微妙に浮いた雰囲気の澤田の姿が確認出来る。彼は羽佐間をボコボコにする若者たちとは微妙に距離があり、一切動かずに立ち尽くすだけの存在だったのだ。あの日は、最後に後藤が駆けつけた際に仲間に手を引かれて退場しているが、どうやらあの場でサムライフラメンコに対して「何か」を感じた存在なのは事実らしい。彼の自己紹介と時を同じくして、付近のビルが爆発する。「悪」が存在しないはずのこの世界で、何故またそのようなことが起こったのだろうか。

 「悪」でないならば、澤田と名乗った少年と、爆発の原因は「悪以外の何か」ということになる。「正義の対極」として真っ直ぐな悪を志したキングトーチャー、別軸のフラメンコとしてもう1つの可能性を提示していったビヨンドフラメンコ、国を守るために正義をねつ造した奥崎総理、個体を消し、同化を行うことで悪の相対的な消失を狙ったフラメンコ星人。たくさんの敵が現れては消えていったが、次なる「正義」は一体何なのか。もう、考えることに意味は無い。羽佐間正義の最後の戦いを、刮目して待つべし。

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 水着回なのに終始荒天という前代未聞の状態、第9話。まー、このアニメでサービス回とか言ってもあんまりありがたみないけども……一番のサービス要員は水着ですらない状態で頑張った良田さんなので、そこはOKとする。

 「はい、花澤さんこっからここまでずっと壊れてて下さいね〜」というディレクションがあったか無かったかは分からないが、とにかくみのりが壊れっぱなし。残念ヒロインなのは分かっていたが、最近は「ヒロインとして残念」以上に「もう何もかも残念」になっていてとても素敵だわ。花澤壊れキャラの歴代上位に食い込む躍進振り。やっぱり方言がいいアクセントになってるのかねぇ。あまりの壊れぶりは、レイプ目になっても楽しそうな状態を維持し続け、最終的には耕作たちを巻き込んで、史上初の「学校のグラウンドにおける海水浴」を実現させた。耕作がトチ狂うのはいいだろう。継も最初からぶっ壊れてるようなもんだから問題無い。しかし、あの流れで林檎までイカれてしまったのはどうかと思うぞ。前々回友情タッグが成立したおかげで、みのりの様子を見ていたたまれなくなってしまったのか、それとも純粋に耕作たちに染まりつつあるからなのか。ま、おかげで「泥まみれのスクール水着」再びですけどね。

 しかし、ぶっ壊れパートはAパート前半で終了。良田さんを集団レイプして盛り上がっているところに、どう見ても捨てキャラでしかないビーチバレー部を名乗る野郎2人が乱入し、「どうやって収拾つけんだコレ」と思っていたら、割と真っ当な理由で理性的ストップがかかった。「田んぼがヤバい」。いや、こないだトマトなんかで同じように慌ててたんだから、今回だって最初から田んぼの心配しとけよ。みのりにつられてぶっ壊れてる場合じゃなかっただろうに。この前半後半のテンションのギャップがすごい。そして、田んぼを守ったことによって訪れる謎の達成感。そりゃまぁ、ロープを張るところの手際なんて見事なものでしたけどね。ああいう緊急措置の方策ってのは実際にピンチに陥らないとなかなか身につかないものだが、耕作たちの対応は非常にスムースで、まるで何回も経験しているかのようだった。岐阜県ってひょっとしてものすごく大変な土地柄なのだろうか。そして、更にマイクロバスを運転するだけでお手軽に感動まで巻き起こす謎展開。「いや、そこは一旦バス停めてからワイパー探せよ」とか思うけど、突っ込んだら負け。「自動車を発車させ、停止させる」だけでこの達成感は一体何なのか。

 相変わらず「ちゃんと農業もやってますよアニメ」。今週もコシヒカリについての豆知識なんかを学ぶことが出来ました。あと海のない県の分布とか。農業関係無い? そうね。

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