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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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3月7日 ドラフト模様(BNGTHS×2)

ピック順 【Sangriter】→【Alessi】→【Serra】→【Mei】→【Thraxi】→【Metallica】→

 

 お久しぶりです。通信の更新としては3週ぶり。その間に私がいないところでドラフトやってたみたいですが、そんなこたぁ知りませんので、その時に勝った人間の記録は残らないし、負けた人間の記憶も抹消されます。まぁ、私はその全てを知らないわけですが。

 さて、春は出会いと別れの季節ということで、我々もドラフトの運営について色々と考える時期にきております。次週、めでたく我々を裏切って足抜けすることになった某氏のドラフト最終回となりますので、みんなでせいぜいフルボッコにして送り出すことにしましょう。ちなみにその他1人が仕事と法事が重なって「2件までならまだ片付けられたがドラフトはまでは無理や」とのことだったのですが、その空いた穴にはピンチヒッターから繰り上げで正規メンバー入りを目論んでいる(目論んでいるのは俺ね)1名が加わる予定です。このままの調子で頭数を揃えて安定運用を目指したいところですね。

 

 


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 犬牟田いらない説、第21話。四天王連携プレイのくだりも、別に犬牟田の手順なくても問題なかったよね。その他のパートも3人だけで動いてるシーンが多かったし……。

 今回は……特にいうことが無い! だって! 予定調和だし! いくらなんでも流子さんは尻軽すぎやしませんかね! あんだけ絶望的な寝返り展開だったはずなのに、もう鮮血にほだされちゃったの?! お前、そのくだり何回目やねん! もう少し捻りないもんかねぇ。そりゃ鮮血は頑張ったんだと思うけども、マコも頑張ってたけども。前も同じようなことやってるんだよなぁ。一応、マコ劇場に乱入(スポットライト対抗)して流子がマコ劇場を打ち負かそうとしたところがちょっと新しいところではあるか。まぁ、作中最強のマコはその程度では動じなかったけどね。なお、そのどさくさに紛れて蟇郡さんはちゃんとノルマの「満艦飾!」を達成していた模様。この2人さえ見られりゃ満足だからそれでいいやあ。

 その他、冒頭は全裸の流子・縫・羅暁という珍しい3人の全裸ショットが展開されたり、相変わらずみんなして惜しげもなく脱いでいるのでサービス作品と思って観ればそう見えないこともない。更に、半裸で変態にしか見えない鮮血のあのフォームも、実は生命戦維との接触面積を少なくして人間が「着る」ことを維持しようとする技術的な意味があったということも判明した。すげぇ、伊達に変態じゃなかったんだね。でも、別に鮮血だったら問題無かったような気もするし、皐月様が着てた純潔だって充分変態レベルの露出度だったけどね。

 そんな換装パートはどうやら今回で終わってしまうらしく、流子は純潔を手づかみでビリビリにしてしまった。出来るならはよやれ。いや、でも流子は本当に悪役の方が似合っていたので、このまま流子がラスボスでもありだった気もする。改めて振り返ると、皐月様の方が圧倒的に主人公だからな。友情で努力で勝利だからな。彼女の四天王に対する信頼の厚さはまさに仁義の物語ですよ。流子の場合は相手があのマコのせいでなかなかピュアな友情って見せにくいからねぇ。いや、好き合ってるのは分かったけども。高潔を維持し続けた皐月様が地べたを這いつくばって昨日の敵の救出に尽力し、汚れる姿はゾクゾクしますね。

 さて、純潔はビリビリになっちゃったけど、今回の顛末で完全に打倒したと見ていいのだろうか。普通に考えると、鮮血が流子の手に戻るなら、やっぱり皐月様が純潔を装備しないと恰好がつかないよね。縫の手さえ及ばなければ、普通の武器としては強いだろうし。ラスボスは原初生命戦維取り込み羅暁なのかな。鳳凰丸が隠しラスボスとかだったら面白いけども。藤村歩ボイスのラスボスなら、「ガルガンティア」に続いて2作目だぞ。

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 海神様が完全に悪霊扱いやないか、第22話。元々「海神様が頑張ってたから海も地上も守られていた」はずなのだが、今回の話を聞くだけだと、完全に海神様が世界を滅ぼそうとしてるように聞こえるんだよな。

 物語は転がり続けるのである。まなかの復活、そして海神の気配であるぎょめんそうの出現と、徐々に世界は「明かされる」方向へと向かっている。わだかまりは何1つ解決をみていないが、世界はなるようにしかならないのだし、役者が揃えば自然に収束する部分もあるはずだ。しかし、世界はそのわずかな希望も削り取ってしまう。「想い」として残された海神の遺産は、地上を滅ぼす前に、そこに生きる若者たちの人生をも蝕んでいく。

 とりあえず、ぬくみ雪などに象徴される「地上の終わり」は、一切改善されることなく進行していることが確認された。「冬眠」に入ったはずの光たちが目覚めたことで「あれ? 地上の衰退はもう終わったの?」と思っていたのだが、決してそんなことはなかったようだ。ぬくみ雪の範囲は更に拡大しているというし、この度うろこ様の口からはっきりと「進行」が仄めかされてしまい、長期的な視点で見れば、この世界には希望は無い。あれだけ必死に調査を進めている紡たち研究チームの頑張りも、世界的な衰退を止める役には立たなかったようである。まぁ、それも致し方ない。元々神の力をもってしても止められないと言われていた現象なのだから、少しばかり賢しくなった人間があがいたところで焼け石に水ということだろう。皮肉なのは、わずかな希望だと思われていたあの「打開の潮流」が、実はまなかの切実な願いを体現したものであり、それを辿って至ったまなかの救出が、予想通りに海神の怒りを買う行為だったということ。紡が海流調査などせずに、ただまなかを黙って眠らせていれば、このような展開にはならなかったかもしれないのである。

 しかし、光の心情を考えればそうもいかない。「打開の潮流」を産みだしたのは、まなかの「想い」である。海神の想いが天変地異を作り上げるのと同じように、代理でお女子様になってしまったまなかの想いも、地上へ助けを求める命綱の役割を果たした。その「神をも恐れぬ」行為には当然代償が必要であり、彼女は地上へのSOSを発信するためにエナを失ってしまったという。更に、「お女子様の地上への帰還」は、本人が望む望まざるに関わらず、神話に体現されるように「海神を裏切ったことへの代償」が必要になってしまう。民話レベルではそれがエナであると思われていたわけだが、実際には、「海神と添い遂げる」ことを強いられたお女子様は、愛情そのものをむしり取られてしまっていた。

 なんと残酷な仕打ちであることか。惚れた腫れた、好いたのくっついたのが全てのこの世界で、まなかは突如として、そこに参加する権利を失ってしまったのである。おかげで過去にまなかの恋愛に関係する記憶は全て失われており、そこには大切な光もいなければ、憧れの紡の姿も無い。彼女に残された記憶は、あくまでもクラスメイト、幼なじみとしての「知り合い」たちである。持って生まれた性根のおかげで人当たりの良さは変わらないが、そこにはもう、あの頃のような無鉄砲な気持ちは無くなっている。自分の身すら犠牲にしても他者を想うまなかはいない。博愛の固まり、感情の発露こそがアイデンティティといえたまなかから「愛情」が失われるというのは、考えようによっては死よりもむごい仕打ちではないか。輝きを失ったまなかの瞳を見れば、光でなくとも天を仰ぐのも無理はない。この世界の中心だった「想い」は、ぽっかりと空虚に消え去ってしまった。

 まなか自身はそのことを気にすまい。一通り「普通に」困ったそぶりは見せるだろうが、誰に迷惑をかけるでもなし、何より迷惑をかける相手に対する「想い」はもうないのだ。彼女は地上に上がったお女子様の残りカスとして、この後の人生を平凡に、きわめてつまらなく過ごすことも出来なくはない。だが、それを回りの人間が許すはずがない。全てをなげうってまなかを守ろうとしていた光、その光のまなかへの視線で少しずつ傷ついていく美海。中心にいたはずのまなかがいなくなってしまっては、この2人もどこに怒りをぶつけていいのか分からない。美海は「ライバルがいなくなる」という風に捉えることも出来るわけだが、そんな人道にもとる考え方が出来るような娘だったら、これまであんなに苦しんではいないのである。抱えていた想いも悩みも弄ばれたようで、2人はやり場のない想いにのたうち回っている。これから先、この世界から失われたもの、「まなかの想い」「エナ」、そして「平穏」を取り戻すことが出来るのだろうか。海神の力が本当に強いのなら、これほどまでに絶望的なシチュエーションもないのだが……。

 ちなみに、流石に今回は「まなか事変」のショックがでかすぎるために、その他の人間関係については割と見やすいままの状態を維持している。「紡→ちさき←要←さゆ」の図式はそのままで、今回は要の減らず口のせいで無駄にさゆちゃんが傷ついた。この期に及んでふざけたように軽々しくちさきに揺さぶりをかけられる要の精神力は大したもんだが、悪役、軽口に逃げて現状を認めたくないという態度が前面に出ているようでなんだか不憫だ。紡がはっきりと言葉にしてちさきの囲い込みに動いているために、要としても太刀打ち出来ずに焦っている部分はあるのだろう。投げて寄こした飲み物が「無糖のコーヒー」の時点で、要が紡に勝てる未来が見えない。

 あとはそんな要をうまいことさゆちゃんが拾えるかどうか、っていうところにかかっているわけだが……さゆちゃんも素直になれなそうだからなぁ。光にぶつかられた時に咄嗟に出てきた「このタコスケ!」はすごいと思う。普段あんな言葉つかってないだろうに、何ですらすら出てくるんだよ。さゆちゃんの罵詈雑言は昔から衰えないなぁ。あと、うろこ様の下世話さもね。やらしさ満点の神様だけど、今回は一応親切に核心を全部語ってくれた。「海の連中が寝てるから暇なんだ」っていうのは、「やっぱりそうなのかー」って思って聞いてた。あれだけセクハラ出来るのにエロ本は好きなうろこ様がなんだか嫌いになれません。

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 きめらもちゃんと連れていくのね、第9話。まぁ、富樫家に置いていったら可哀想だしね。我が家の場合、1日くらいなら餌と水を用意しとけば旅行くらいは行ってたけど。

 水着回ってことでサービス回なのだが、シナリオ的には割と大事な展開を色々と孕んだエピソード。「どういう方向でこのシリーズをまとめるのか」というのは視聴者ならば誰しも興味のある部分だろうが、今回のエピソードで、大まかな舵取り、この物語の落としどころは見えてきたのではなかろうか。まさか樟葉が積極的に関係してくる流れになるとは思ってなかったけども。

 大きなターニングポイントとなるのは、当然のことながら六花の態度ということになる。これまでのお話は「勇太との関係性を育む」という方向で進み、目的はそれなりの進捗を見せていたわけだが、「単なるラブコメ」としての収束を迎えてしまってはこの作品である意味が無い。何らかの答えを与える必要があるのは、やはり中二病要素。今回は「六花が力を失う」という形で端的にその問題が提示されている。「力を失う」はもちろん比喩的なものであり、あくまでもその本質は「六花がこのままでいいのか自問自答する」こと。1期終盤にも彼女が邪王真眼を失ったことはあったが、あれはあくまでも外的要因によって変化を迫られたことが原因であり、今回のように「内面から変化を意識させられる」状態ではなかった。勇太との関係性がある程度進展したことにより、「この後の自分たち」を考えざるをえないところに来ており、その結果として、「自分の中の邪王真眼」の存在意義を自省することになったのだ。

 普通に考えれば、これは「やめる」が正解である。成長するにつれて抜けていくからこその中二病であり、六花は1期のクライマックスで一度「抜ける」チャンスを逸してしまったものの、改めてその機会が回ってきたということに。六花の心が揺れている状態に更に「幼子」という追加要素もあり、「ごっこ遊びも限度があるぞ」という至極当たり前の事実を、真正面から忌憚なくぶつかってくる子供の木刀がたたき込むことで自省は加速する。あれほどの自信を持ち、不動の存在だった邪王真眼は揺らぎ、魔法魔王少女には身も世もなく「失いかけているし、存在を忘れることすらある」と泣きつくまでに「更正」しかけた六花。これで次の日に眼帯もカラコンも外れていれば綺麗な「ゴール」だったのだが、そうは問屋が卸さない。何しろ、勇太との関係性は「邪王真眼も含めた六花」との契約なのだ。「邪王真眼は無くなった」といえば勇太も別に納得してくれるだろうし、それはそれで良いと思うだろうが、やはり勇太は今の六花が一番いいと思っている。今回わざわざ外部監査機関として十花まで登場してその勇太の心中を確認しており、今期の微妙な揺れ動きの中では初めて、勇太の口から「六花はあのままでいいし、あのままがいい」という言質を取れたのである。これで、問題の1つは完全に解決した。六花はこのまま邪王真眼を維持し続ける。もちろん、大人になる中でその運用方法については学んでいくことになるだろうが、少なくとも勇太との関係性においては、彼女は「永遠の邪王真眼」を貫き通すことになるのだろう。そして、それは2人の間でも「幸せな結末」として受け入れられることになるのだ。

 そして、そんな「1つの決着」を迎えた中にも、新たな課題が浮上してくる。1つは当然、七宮の気持ちである。これまでの「勇太と六花の物語」において、七宮は常に六花を導く側として機能してきた「維持するか、捨て去るか」という選択を一足先に解決した「先輩」であり、六花の悩みを一番親身になって考えられる存在だったためだ。その導きは六花を見事に立ち直らせ、七宮も選び得なかった「新たな邪王真眼」(フルアーマー?)へと至らせたのである。七宮にとって、この達成は喜ばしいものであり、自分が見つけられなかった新たな地平である。しかし、そんな「新しい地平」を見せられてしまったことは、過去の自分の限界をも否定することに他ならない。「中二病も、恋愛も、両立させることは出来るんじゃないか」ということが分かり、しかもその成立条件に大きく寄与したのは、過去に自分を悩ませたあの勇者であるという。そりゃまぁ、揺れ動いてしまうのも無理ないことだ。別にここから三角関係になる、ということではないだろう。七宮は六花のことが大事なのだし、勇太との関係性を壊すようなことはしない。あくまでも六花が今回乗り越えたようなハードルを越える試練が待っているだけである。もちろん、その中で彼女は「勇者」という存在を乗り越えていかねばならないわけだが、それはまた、六花たちのお話とは別の課題。こうしてみると、まさにこの作品は「中二病でも恋がしたい!」なんだよなぁ。七宮が次週どのように動くことになるのかはなかなか興味深い。

 そして、なんかよく分からないけどもスポットが当たっちゃったのが、樟葉ちゃんである。彼女は十花の誘いに惹かれているようなそぶりを見せていたし、翌日の料理対決でもこれまでにない表情を見せていた。今回その伏線が回収されなかったことを考えると、彼女の「夢」が最終回に向けて関係してくるのは間違いないと思われるのだが……何がどうなるというものか? 彼女のスタンスでメインシナリオに絡んでくるとも思えないのだけどねぇ。「樟葉がイタリア行きを決意する」→「ますます富樫家が広くなる上に、勇太と六花の2人きりの同棲が十花の監査に引っかかる」→「七宮が監視役として富樫家に入り、三角関係が進展」とかかなぁ。

 さて、そんなメインシナリオの内容が濃かったために、回りの連中は今回割と軽めの扱い。森サマなんて単なる「金儲けに目が眩んだ世話焼きのおばちゃん」ポジションやないか。凸守は水着でのサービス(??)に一番積極的だったけど、「六花に無茶振りする酷いサーヴァント」ポジションになってたし。あ、でも海に入って水を吸ったミョルニルハンマーって強そう。ボクも沙苗ちゃんのミョルニルトルネードを喰らいたいです。新キャラ・チェントちゃんは上述の通りに六花の触媒役なのであまり意味はないんだろうけども、やっぱり本作に登場する女の子なので可愛いことは可愛い。CVはすっかりお馴染みとなった山岡ゆりですね。京アニ幼女枠をがっちり確保だ。

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 ??? ……第18話。常套句なんですが、改めてこの言葉を使わせてもらいますね、「なるほど、分からん」。バックスクリーンも遙かに超える超長距離の投げっぱなしが来ましたわ。

 いや、どこかで「収束」はあるものだと思っていたが、なんか、全部が全部一回りくらい早いよ。思えばこの世界が変わったのはあのギロチンゴリラから。その登場にしても、「1話くらい何か抜けてるんじゃね?」と思うほどの急展開だった。その後のキングトーチャー編はかなりしっかりと「地に足がついた」展開ではあったものの、間を抜いてラスボスのトーチャー基地へ向かったのは事実であるし、フロムビヨンドも流石に数の多さに比して滅び行くのが早すぎた。国民の支持率は急降下して総理が駆逐され、フラメンコ星人はワンパンチで哀れ宇宙の彼方である。「なんでやねん!」と聞かれたら、世界はこう答えたのだ「羽佐間がそれを望んだから」と。

 ……これがセカイ系って奴なんでしょうか。ある意味、圧倒的多数が予想し、そう願った「夢オチ」と言っても差し支えない展開であり、羽佐間自身も何故か割とすんなり納得している様子。いや、お前が納得しちゃうとさ、こちらとしても文句が言いにくくて困るんだけども……内心では気付いてたのかな、「この展開無茶だな」って。「嘘くさいな」って。作中の主人公と視聴者が同じ感想を持ってしまったら、そりゃぁあとは「ゴール」に収束して何事も無かったことにするしかないわけだが……どうにもこうにも。まーねぇ、ここまで「全てのヒーローを描いたフィクションを駆け抜ける」お話だと、最終的にはメタフィクションに着地しなきゃいけないのは必然ではあるからな。一番生々しいな、と思った説明部分は、「君の活躍は娯楽として閲覧されることになる」っていうトーチャーさんの語り。まぁ、そりゃ売られてますけどね、ブルーレイがね。まさか作品世界の中でまで「その目的」が共通していたとは……。現代アニメの販売形態は、宇宙の意志すら認めた方法ってことだヨ!

 なるほど分からん。そしてここから先もどうなるか分からない。「フラメンコに深い意味は無い」とかぶっちゃけられてしまったし、今までの出来事も「別に夢や幻ではない」とも言われた。「敵がいなくて平和な世界」が訪れるというが、それはあくまで羽佐間にとってのものである(羽佐間が望んだ世界が実現し、それに回りの人たちが巻き込まれたのだから他人の意志は関係無いはずだ)。ひょっとしたら、また新しく「だれかの意志」を含んだ物語が立ち現れるかもしれないが、次週のサブタイトルを見る限りではそういうことにもならなそうだし……今週何となく思ったんだけど、実は本当のラスボスって後藤さんなんじゃねぇかな。「羽佐間の物語」ってどこまでいっても「後藤の物語」でもあるし、結局どっちが「主人公」なのかはっきりしてない。となると、キャスティングボートを握る権利は後藤にもある気がするんだよ。流石にこのまま後日談だけでこのアニメが終わるとも思わないので、それこそ「裏次元に四次元、深層心理の世界」まで想定される中に、「後藤の世界」があってもおかしくないような……考えすぎかなぁ。分からない……分からないけど、俺が受け入れかけてるってことは、間違ってない!(暴論)

 今週はフラメンコ星人役の安元が楽しそうで何よりでした。「興奮、激高、我々にはほど遠い感情だ……」とか言ってた割にはその後すぐキレててワロタ。落ち着いてSit Down

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 新キャラは1人。そして、かつてないくらいに哀愁を帯びた、ネタの切れ味を一切求めない回。まー、スピードとパワーを優先させていた旧作では実現しえないスタイルだ。オチを一切求めないってのは新しい方向性でアリだが……新キャラが活きてこないなぁ……。

 

 

○第22話 「悪役がやってきた」

登場犬:群馬・茨城・兵庫・福島・沖縄・埼玉

 いつもの5人が7話以来の久しぶりの戦隊ヒーローごっこ。毎回名乗り台詞が違うようなので、今回もご当地アピールの前口上を全て記録しておこう。

「千円札の野口英世の故郷だない! 赤べこレッド!」

「みんな上毛カルタ大好きだぃね! だるまイエロー!」

「一千万ドルの夜景はめっちゃロマンチックやで! タコピンク!」

「牛久大仏のでかさにはどこもかなわねぇべ! マロンブラウン!」

「よんな〜だったら一番さ〜! ゴーヤグリーン!」

『五人合わせて、ご当地戦隊ファイブドックス!』

 ちなみに、よく分からないので調べたら、沖縄のいう「よんなー」とは琉球方言で「のんびり、ゆっくり」の意らしい。「一番ののんびり屋だよ」と自己紹介してるってことなのかな。みんな、ちゃんと地元アピール台詞がスラスラ出てくるのはなかなか偉いが、兵庫が「ロマンチック」とか言い出すのだけが「お前がいうのか」と思ってしまう。さておき、そんな戦隊ごっこだが相変わらずの悪役不在。名乗りだけあげといて「悪役がいないなー」という流れになり、福島なんてあっさりと「そろそろけぇっべ〜」と満足げ。名乗りさえ出来ればいいのだろうか。

 しかし、「まてぇ〜い!」の声とともに颯爽と現れたのは、子供と遊んでくれる優しいおじさん、埼玉である。わざわざ古めかしい兜まで被って悪役をやってあげる気満々のようで、名乗りからいつもの持ちネタである「そうかそうか、草加せんべい〜」も交えての長口上を繰り広げる。でもね、最近の子供は大人の話なんて聞かないんだよ。「おじさんの話、長いからみんな帰りよったよ」と一人残った沖縄に告げられ、メンタルが弱すぎる埼玉は再び割れてしまうのであった。合掌。チョーさんは現在「マギ」でどえらい悪役をやってるので、マジになったらすげぇんだぞ、っていうイメージが強いのだが、こちらの悪役はちょっと儚げですね。まぁ、単なるおっさんやからな。

 

○第23話 「おじさんもやってきた」

登場犬:群馬・茨城・兵庫・福島・沖縄・埼玉・和歌山・三重(山路和弘)

 改めて戦隊名乗りを上げる5人組。しかし、今回はそんなごっこ遊びの模様が描かれるわけではない。なんと、この5人の名乗りシーンは、おっさんたち3人組が居間(?)のテレビでくつろぎながら観ているワンシーンだったのだ!! どういうことよ、あの戦隊ものはどこかの放送局で放映された番組だったのか?! そして、それを何故おっさんたちがダラダラと見ているのか?! 考えても意味のないことばかりだぜ!

 まぁ、その辺の事情は置いとくとして、新登場の三重犬も含めたおっさん3人衆は、絶妙な加齢臭が漂ってくる気だるげな感じがセールスポイント。三重犬の中の人は、最近だとプリキュアでベールを演じていた山路和弘。東映作品なら「仮面ライダー剣」でレギュラー出演しているあたりからこっちの業界でも名前が出始めた人のようである(正直あんまり知らない)。ベールは悪辣とした渋いおっさんだったわけだが、三重犬はぬらりと長いボディが魅惑的な、くたびれた中年犬である。素材は三重の名物の1つ「なが餅」である。こちらも、食べたことはないので詳細不明。興味がある人はWikiでも見て勉強しよう。どうせ今回も岡山のきびだんごと同じように、「どんな素材の具現化犬か」は特に関係無い。

 テレビの中ではしゃぐ群馬たちを見て、「若いってええなぁ」とつぶやく三重。「ワイにも、若い頃があったんやけどなぁ」とこぼす和歌山。気ばかり若い埼玉は「そんなこと言ってるとますます老け込んじゃうよ!」と2人にはっぱをかける。そして何故か「俺たちもいっちょやってみんべよ」という謎の流れに。以下、おっさん3人の急造戦隊の名乗り台詞。ちなみに、三重、和歌山の両名は、若い連中のコスチュームに触発されたのか、その辺に転がってた3D眼鏡(青と赤の古式ゆかしいアレ)を装着して適当な変身感を出している。

「伊勢神宮は最強のパワースポットやでー、なが餅ホワイト」

「ワイんとこの備長炭かて日本一やでー、柿オレンジ!」

「関東ナンバー3はもちろん彩の国! せんべいブラウン!」

 ちなみに手持ちのアイテムは、三重がフライ返し(なが餅を焼くときに使うのか?)、和歌山が備長炭、そして埼玉は兜に合わせた戦陣指揮のための扇である。実際に名乗ってみると意外に楽しかったようで、くねくねと艶めかしく揺れる三重の決めポーズは割と決まっているし、和歌山も巧みな備長炭さばきで大道芸のような身軽なアクションを見せる。この辺りは「昔取った杵柄」なのかも。それにあわせて最後に名乗ろうとした埼玉もキメてくれるかと思ったのだが……文字通り、「腰が砕けた」。これまで物理的な原因では決して割れることの無かった埼玉だが、無理な決めポーズが祟ってしまったのか……ピクリとも動けずにピンチの埼玉を尻目に、残り2人は「うちらまだまだいけそうやな」とちょっとご満悦。「2人あわせて、親父ドックス!」と楽しげにその場を立ち去る。一人取り残された埼玉は寂しげに、「ねぇ、肩貸して……」頑張れ埼玉! ちなみに、中の人の実年齢は山路さん59歳、チョーさん56歳、石井康嗣が53歳だそうです。役者っていう人種はまだまだここからが円熟期よねぇ。

 

 

○第24話 「いいもんですなぁ」

登場犬:埼玉・和歌山・三重・茨城

 腰は大丈夫だったのだろうか、何故か夕日の沈む砂浜にやってきたおっさん三人衆。ただボーッと夕日を見るだけなのだが、「何も無い日常」の平和をかみしめ、若いもんがいない落ち着いた雰囲気を満喫する。途中、茨城がイガを転がしてしまってかぶり物オフの状態で目の前を通り過ぎるシーンがあるが、普段なら事件が起こりそうなシチュエーションでも、何も無いように通り過ぎてしまう。そこにはただ、ちょっとした哀愁だけが残され、オチなどない。たまにはこういう余韻があってもいいのかもしれない。以下、おっさん三人の会話を全て記載しておく。ゆっくりしましょう。

埼玉「おっ、今日はいいんねぇ〜」 和歌山「綺麗やのぉ〜」

三重「……いやほんま、しばらく夕焼けなんかゆっくり見てへんかった気ぃするわ」

埼玉「確かにねぇ〜」 和歌山「そやなぁ〜」

埼玉「たぁまにゃ、こういう時間もいいもんだいね〜」

和歌山「いっつも若い子ぉらに引っかき回されてるさけぇ」

三重「そうやねぇ、こんな平和な時間必要やねぇ」

ーーー茨城が通過ーーー

三重「それにしてもエラい平和やな」

埼玉「……あっつい風呂にへぇりてぇ」

和歌山「……ふやけてまうで」

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 「各班に千和を1人配布するので、好きなように料理して下さい」みたいな話、第8話。一切限界を見せない脅威の存在、彼女の向かう先には一体何が待っているというのだろうか。

 前回までのいい流れはどこへと霧消したのか、理屈抜きで最低最悪(褒め言葉)の回となった。これ、原作だとどういう扱いのエピソードなんだろう。各巻からベッキー登場部分のみを切り出して繋げたとか、そういう魔改造じゃねぇだろうな。何にしても、3分放送に乗せるだけでもキツいベッキーがまるまる出ずっぱりというのだから、視聴者のSAN値はガンガン削られてしまう。登場シーンからオチまで、あの手この手で一切テンションを落とさず攻めきるベッキーのキャラは、悪魔としか表現のしようのないものだ。結局、この作品の「ふざけたパロディ要素」はここに集約されるのである。それも、もっともどぎつい形で。それにしても、色んな漫画に精通した良く出来た40歳であることよ(それについていく生徒さんたちも偉いと思うけど)。

 全編ネタでしかないので個々にいじる意味は全くないのだが、どうしても「千和劇場」という側面が強いために中の人の存在ばかりが浮き彫りになり、「タカトシとうおみーの絡みはこういう方向性もあったのかー」という驚愕があり、「早く若旦那がしゃべりはじめてベッキーを魔女化してくれればいいのになー」という切実な願望まで出てくる。「シャルとラウラがいるんだから会長1人くらい何とかコントロール出来ねぇかな」とかも(こうして考えると、千和は最近生徒会長を2つも歴任してるんだな)。

 孤独を突き進む40歳の中の人はご家庭を持つ立派な奥様(もうすぐ33歳)なわけで、こんな役は完全にギャグとして愉快に演じることも出来るわけだが、今回の執拗な40歳独身ネタで傷つく人なんて、いないよね。あ、優雅な独身貴族を貫き続けるあさぬママは気付けば38歳になってしまっているが、彼の場合はあんまり悲壮感は無いものね。……ん? 林檎ちゃんがどうかしたって? 別に関係無いよな。そうだよな。問題無いよな。あと、繰り返される貧乳ネタとかも、どうなんだろうな。残念なことに、今作のキャストは誰も彼も……まぁ、巨乳が売りの声優なんてそんなに数はいませんからね。今作でトップは文句なしでバイオ鈴木の中の人。

 結論:最近は落ち着いた役を多くやるようになってきた千和だが、いつまでもこのベッキー精神を忘れないキャスティングをお願いしたいものである。いや、何もここまでヨゴレ役でなくてもいいのだが。

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 イオリ模型に居候2人を養うほどの収入があるとはとても思えません、第21話。ひょっとして選手権の優勝賞金がものすげぇことになってるとか? レイジも王族ならてめぇのところで養えよ。

 長きに渡る因縁、アイラとの決着。本作でもぶっちぎりの人気ナンバーワンキャラ(俺調べ)のアイラちゃんのクライマックスということで、いやが上にもテンションが上がるお話。これまで準備してきた全てに加えて、はっきりとアイラの過去が明らかになり、彼女の救済のための土壌は全て整った。いや、委員長使ったネックレス作戦なんてのはすげぇ適当な思いつきなんだけども……まぁ、考案したのがセイだったらしょうがないよね。これまでの回想でも描かれていたので何となく分かってはいたことだが、アイラが戦う理由はとにかく貧乏だったから。一体どこの国でどのようにさすらってきたストリートチルドレンなのかよく分からないが、身よりもなく彷徨っていたアイラを引き取ったのが、彼女のニュータイプ能力に目を付けたフラナ機関。「相応の代価」を与えることで、彼女に肉体的な苦痛を強いた状態でのガンプラ装置へと仕立て上げた。もう、エンボディシステムに悶えるアイラちゃんを見ているだけで、どんどん夏コミの薄い本が熱く、厚くなっていくのが分かる。多分、現時点に於いても相当量のアイラちゃん陵辱本が作成されていることだろう。催眠要素強め、大体の本は目隠し拘束必須である。オチのページは「BATTLE ENDED」って書かれてるはず。

 とにかく、そんな悲壮な境遇に生まれてしまった悲劇の少女を、今のところバックグラウンドが分かっていない風来坊王子のレイジが怒りに任せて救い出すという至極分かりやすい展開である。ぶっちゃけ、キュベレイパピヨンのニュータイプ能力は真っ向から戦うには強すぎるのでレイジもニュータイプに目覚めるんじゃないか、って思ってたのだが、最終的にはエンボディシステムは感情論でぶち破ってしまった。あのネックレスがキーアイテムになったんだから、今回の大金星は委員長ってことになるのかな。一応ステルスビット対策とか、セイも真っ当なアイディアは出してるんだけどね。エンボディ解除後は予測精度が落ちたのか、それとも安心して勝つ気が無くなったのか、割とあっさり殴り飛ばされて負けてるあたりが可愛らしい。ストライクのナックルが「未来予測してもかわせない」って言われてたってことは、エンボディを解除せずに正面から殴り合ってもレイジたちが勝てたってことになるのだが……まぁ、そういうことじゃないんだろうな。あの救済後のいちゃいちゃバトルは、ちゃんとバトルに決着をつけるため、っていうのと、あんまりしんみりした雰囲気になりすぎないように、二人の痴話喧嘩で会場を盛り上げるためにあった展開だからね。結局アイラちゃんは機関から離脱することが出来たのかなぁ。何事もなかったかのようにレイジとつるんでたけど。

 今回はとにかく、アイラ役のはやみんの頑張りが際だったお話。アイラちゃんはこれまででも全部可愛かったが、今回はシリアスにめいっぱい叫んだり喘いだりしてくれたので、アイラの魅力が3割増し。幼少期の感情の無いような状態から反抗期に口調が粗っぽくなり、それを強制されて今のアイラが出来上がるまでの過程もよく分かった。マシーンモードのアイラと普段の食いしん坊がさつ少女のギャップは初登場時に驚かされたことだが、元々がさつ少女の方が本当のアイラちゃんだったんだものね。ぴゅんぴょん飛び跳ねて子供っぽい悪口を言い合うキュベレイの図が腰砕けるほどに愉快。見れば見るほどレイジとお似合いなのが許し難い。

 お似合いといえば、キララちゃんといちゃいちゃしてたイタリアの伊達男も、今回良い活躍をしてくれました。試合に負けた人間がああやって主人公チームを激励する展開ってのは燃えるよね。しかもレイジが怪我してないってことは、フェリーニさんは大人なのに試合を控えたレイジの身体を気遣って一方的に殴られてるんだよね。おっとこまえ。

 本日のNot男前:マオ君。そこでみさきちゃんは関係無い。

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 いつまでたっても問題は消えず、第8話。サブタイトルは「波乱」だけど、毎回毎回波乱ではあるよな。

 WUG内での問題は前回の藍里騒動で一段落したかと思われたのだが、残念ながら何一つ片付いてはいなかった。前回「こいつが一番悪いんじゃね?」と突っ込んだ菜々美がついに牙を剥いた。前回の態度に「次回からみんなで力あわせて頑張るはずなのに、こいつ駄目やな」と思ってたら、本人は全くそんなことを考えてなかったっていう。確かに光塚云々は前から言っていたし、別に目的意識が違うことは悪いことじゃないが、そのことをメンバーに一切打ち明けずに黙々と練習に参加してるってのはどういう腹づもりなのだろうか。わざわざ人払いして松田マネにこっそりと離脱の意志を伝えており、本人の中では既に「アイドルの祭典とか出ないし」と思っているはずなのに、素知らぬ顔をして合同練習に参加するってのは、他のメンバーからしたら迷惑以外のなにものでもないだろう。最終的に1人抜けたところでそこまで影響は無いのかもしれないが、前回の顛末のおかげで佳乃や真夢は「この7人で頑張っていく」っていうモチベーションを高めているわけで、本番が近づいてから「いや、やらんけど」とか言われたらキレる。もう参加しねぇんだったら、さっさと他のメンバーに伝えて離脱すればいいのに。今のところ、どう考えてもメンバーで最低なのは菜々美である。まー、藍里との対話なんかを見てると、本人もまだ迷っている部分はあると思うんだけども。

 そして、そんな不穏分子に加えて、根本的な「実力不足」も引き続きメンバー全員の足を引っ張っている。藍里が性根を入れ替えて上昇志向になったのはいいのだが、他のメンバーたちはそんな藍里の「出来なさ」に甘えて油断していたところもあったのだろう。プロアイドルに比べると大したことない程度の練習でも「頑張っている」と自己満足してしまっていた。そりゃ、素人の女子高生集団だったら仕方ない部分ではあるんだけどね。社長とマネが実際のステージに対してはほとんどコメントをくれないので、これまでの活動には外からの目がほとんどなかったのだ。早坂が加わったことでようやくその「管理」が始まったわけだが、いきなりの温度差についていけてないことは前回から分かりきっていたこと。今回も早坂が少し目を離していたせいで、求める目標値がどうしても低くなってしまっていた。そして、そのことを原因に再び真夢と佳乃がぶつかることに。

 今回の件に関しては、はっきり言って真夢が正しい。別にI−1と比べずとも、「他のアイドルと呼ばれる存在に比べてまだまだ努力が足りない」というのは客観的な事実なのだろうし、それを主観視点でもジャッジ出来るのは、実際にアイドル活動をしていた真夢しかいない。今まではどうしても「I−1と比べると」という発言は角が立つので遠慮していた部分があったが(藍里との2人練習のシーン)、早坂に煽られたことで、勇気を出して禁忌と思われていた「I−1と比べて」という切り札を切った。メンバーに覚悟が出来ていればこれは充分に効果的なものだったはずなのだが、やはり「素人集団」では目先の苦労ばかりが気がかりで、なかなか真夢の求める理解は得られない。そんなメンバーの意見を肩代わりして、佳乃がぶつかることになってしまったのだ。客観的に見るならば、佳乃の言い分にはあまり理がない。「練習量が足りなかったから早坂に怒られた」のは事実であるし、それを訴えた真夢に対して「I−1は関係無いだろ!」と切れるのは筋違いである。ただ、佳乃の気持ちも分からないではない。実際はそうじゃなくても、「前に在籍していたグループの基準でものを見るメンバー」は気持ちのいいものではないだろうし、今のWUGでは、真夢がそういう態度に出た、と思ってしまうのも不思議ではない。そうした不信感をリーダーなりの裁量で裁いた時に、「真夢をたしなめる」というのは1つの選択肢だ。そして、これを機会に「真夢とI−1」というわだかまりを解消させてしまうことが今後のグループ運営に必要なのも事実。社長の言うように「膿を出し切る」ことで、佳乃が本当の意味でのリーダーになれるということだろう。ただ、その選択肢は相当な茨の道なのは間違い無いのだが……真夢が「I−1と比べて」っていう地雷を踏まずに上手くメンバーにはっぱをかけられたら良かったんだけどねぇ(まぁ、その場合でも菜々美爆弾は残ったままであるが)。

 残った話数を考えると、WUG内に残った課題は菜々美・真夢・佳乃だけで終わりそうだ。今回のエピソードは序盤だけは割と和気藹々としたシーンが多くて、現段階でのいい感じの立ち位置がチェック出来る。実波、未夕は完全に平和チーム。このアホの子っぽい2人で食い物の話をしているときが、WUGに一番平和な空気が流れている時間。藍里は前回の復活劇があったので、健気に頑張るチームの礎。今回も真夢がイラッとしてしまうくらいにダンスで後れを取っていたわけだが、もう余計な後ろめたさが無くなったので、その「出来なさ」を武器にして、とにかく「努力」を訴える存在に。この3人がムードメーカーになるわけだが、残る1人、夏夜の立ち位置も実はこっち寄り。真夢と佳乃の喧嘩を必死に仲裁しようとしたのも夏夜ちゃんだったしね。見た目はややケバい方だが、悪い子じゃないんだろうね。現時点で唯一個別エピソードが無さそうなのが不憫だけど、画面に映ってると目立つから、何とか存在感を出せるように頑張れ。もう、いっそのこと菜々美がいなくなった方がバランス取れる気もしてきた。

 こうして子供たちが頑張っているわけだが、相変わらずこの世界は大人たちがクールに頑張っている(松田を除く)。いちいち感心してしまうのはI−1社長の白木さん。彼の持つアイドル業の信念って、実はすげぇ真っ当でリアルなんだよなぁ。全て正しいとは思わないが、少なくとも正解の1つではある。純粋な「商品の生産者」としてここまで純度の高い教育が出来る人間ってのも貴重。「集中ほどファンの心を掴むものはないのです」っていうのは名言だ。「休まない! 愚痴らない! 考えない! いつも感謝!!」 まー、ブラック企業の影もちらつきますが、アイドル業なんて元々ブラックなもんだしな。「考えない」を取り除けば割といいコピー。そして、そんな白木社長と楽しげに盛り上がる早坂も相変わらずのリアリストで、なおかつロマンチスト。彼が教えてくれるのはたった1つのシンプルな事実、「甘ったれんな、努力しろ」。至極真っ当なスポ根だなぁ。

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