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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 新キャラは1人。そして、かつてないくらいに哀愁を帯びた、ネタの切れ味を一切求めない回。まー、スピードとパワーを優先させていた旧作では実現しえないスタイルだ。オチを一切求めないってのは新しい方向性でアリだが……新キャラが活きてこないなぁ……。

 

 

○第22話 「悪役がやってきた」

登場犬:群馬・茨城・兵庫・福島・沖縄・埼玉

 いつもの5人が7話以来の久しぶりの戦隊ヒーローごっこ。毎回名乗り台詞が違うようなので、今回もご当地アピールの前口上を全て記録しておこう。

「千円札の野口英世の故郷だない! 赤べこレッド!」

「みんな上毛カルタ大好きだぃね! だるまイエロー!」

「一千万ドルの夜景はめっちゃロマンチックやで! タコピンク!」

「牛久大仏のでかさにはどこもかなわねぇべ! マロンブラウン!」

「よんな〜だったら一番さ〜! ゴーヤグリーン!」

『五人合わせて、ご当地戦隊ファイブドックス!』

 ちなみに、よく分からないので調べたら、沖縄のいう「よんなー」とは琉球方言で「のんびり、ゆっくり」の意らしい。「一番ののんびり屋だよ」と自己紹介してるってことなのかな。みんな、ちゃんと地元アピール台詞がスラスラ出てくるのはなかなか偉いが、兵庫が「ロマンチック」とか言い出すのだけが「お前がいうのか」と思ってしまう。さておき、そんな戦隊ごっこだが相変わらずの悪役不在。名乗りだけあげといて「悪役がいないなー」という流れになり、福島なんてあっさりと「そろそろけぇっべ〜」と満足げ。名乗りさえ出来ればいいのだろうか。

 しかし、「まてぇ〜い!」の声とともに颯爽と現れたのは、子供と遊んでくれる優しいおじさん、埼玉である。わざわざ古めかしい兜まで被って悪役をやってあげる気満々のようで、名乗りからいつもの持ちネタである「そうかそうか、草加せんべい〜」も交えての長口上を繰り広げる。でもね、最近の子供は大人の話なんて聞かないんだよ。「おじさんの話、長いからみんな帰りよったよ」と一人残った沖縄に告げられ、メンタルが弱すぎる埼玉は再び割れてしまうのであった。合掌。チョーさんは現在「マギ」でどえらい悪役をやってるので、マジになったらすげぇんだぞ、っていうイメージが強いのだが、こちらの悪役はちょっと儚げですね。まぁ、単なるおっさんやからな。

 

○第23話 「おじさんもやってきた」

登場犬:群馬・茨城・兵庫・福島・沖縄・埼玉・和歌山・三重(山路和弘)

 改めて戦隊名乗りを上げる5人組。しかし、今回はそんなごっこ遊びの模様が描かれるわけではない。なんと、この5人の名乗りシーンは、おっさんたち3人組が居間(?)のテレビでくつろぎながら観ているワンシーンだったのだ!! どういうことよ、あの戦隊ものはどこかの放送局で放映された番組だったのか?! そして、それを何故おっさんたちがダラダラと見ているのか?! 考えても意味のないことばかりだぜ!

 まぁ、その辺の事情は置いとくとして、新登場の三重犬も含めたおっさん3人衆は、絶妙な加齢臭が漂ってくる気だるげな感じがセールスポイント。三重犬の中の人は、最近だとプリキュアでベールを演じていた山路和弘。東映作品なら「仮面ライダー剣」でレギュラー出演しているあたりからこっちの業界でも名前が出始めた人のようである(正直あんまり知らない)。ベールは悪辣とした渋いおっさんだったわけだが、三重犬はぬらりと長いボディが魅惑的な、くたびれた中年犬である。素材は三重の名物の1つ「なが餅」である。こちらも、食べたことはないので詳細不明。興味がある人はWikiでも見て勉強しよう。どうせ今回も岡山のきびだんごと同じように、「どんな素材の具現化犬か」は特に関係無い。

 テレビの中ではしゃぐ群馬たちを見て、「若いってええなぁ」とつぶやく三重。「ワイにも、若い頃があったんやけどなぁ」とこぼす和歌山。気ばかり若い埼玉は「そんなこと言ってるとますます老け込んじゃうよ!」と2人にはっぱをかける。そして何故か「俺たちもいっちょやってみんべよ」という謎の流れに。以下、おっさん3人の急造戦隊の名乗り台詞。ちなみに、三重、和歌山の両名は、若い連中のコスチュームに触発されたのか、その辺に転がってた3D眼鏡(青と赤の古式ゆかしいアレ)を装着して適当な変身感を出している。

「伊勢神宮は最強のパワースポットやでー、なが餅ホワイト」

「ワイんとこの備長炭かて日本一やでー、柿オレンジ!」

「関東ナンバー3はもちろん彩の国! せんべいブラウン!」

 ちなみに手持ちのアイテムは、三重がフライ返し(なが餅を焼くときに使うのか?)、和歌山が備長炭、そして埼玉は兜に合わせた戦陣指揮のための扇である。実際に名乗ってみると意外に楽しかったようで、くねくねと艶めかしく揺れる三重の決めポーズは割と決まっているし、和歌山も巧みな備長炭さばきで大道芸のような身軽なアクションを見せる。この辺りは「昔取った杵柄」なのかも。それにあわせて最後に名乗ろうとした埼玉もキメてくれるかと思ったのだが……文字通り、「腰が砕けた」。これまで物理的な原因では決して割れることの無かった埼玉だが、無理な決めポーズが祟ってしまったのか……ピクリとも動けずにピンチの埼玉を尻目に、残り2人は「うちらまだまだいけそうやな」とちょっとご満悦。「2人あわせて、親父ドックス!」と楽しげにその場を立ち去る。一人取り残された埼玉は寂しげに、「ねぇ、肩貸して……」頑張れ埼玉! ちなみに、中の人の実年齢は山路さん59歳、チョーさん56歳、石井康嗣が53歳だそうです。役者っていう人種はまだまだここからが円熟期よねぇ。

 

 

○第24話 「いいもんですなぁ」

登場犬:埼玉・和歌山・三重・茨城

 腰は大丈夫だったのだろうか、何故か夕日の沈む砂浜にやってきたおっさん三人衆。ただボーッと夕日を見るだけなのだが、「何も無い日常」の平和をかみしめ、若いもんがいない落ち着いた雰囲気を満喫する。途中、茨城がイガを転がしてしまってかぶり物オフの状態で目の前を通り過ぎるシーンがあるが、普段なら事件が起こりそうなシチュエーションでも、何も無いように通り過ぎてしまう。そこにはただ、ちょっとした哀愁だけが残され、オチなどない。たまにはこういう余韻があってもいいのかもしれない。以下、おっさん三人の会話を全て記載しておく。ゆっくりしましょう。

埼玉「おっ、今日はいいんねぇ〜」 和歌山「綺麗やのぉ〜」

三重「……いやほんま、しばらく夕焼けなんかゆっくり見てへんかった気ぃするわ」

埼玉「確かにねぇ〜」 和歌山「そやなぁ〜」

埼玉「たぁまにゃ、こういう時間もいいもんだいね〜」

和歌山「いっつも若い子ぉらに引っかき回されてるさけぇ」

三重「そうやねぇ、こんな平和な時間必要やねぇ」

ーーー茨城が通過ーーー

三重「それにしてもエラい平和やな」

埼玉「……あっつい風呂にへぇりてぇ」

和歌山「……ふやけてまうで」

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 「各班に千和を1人配布するので、好きなように料理して下さい」みたいな話、第8話。一切限界を見せない脅威の存在、彼女の向かう先には一体何が待っているというのだろうか。

 前回までのいい流れはどこへと霧消したのか、理屈抜きで最低最悪(褒め言葉)の回となった。これ、原作だとどういう扱いのエピソードなんだろう。各巻からベッキー登場部分のみを切り出して繋げたとか、そういう魔改造じゃねぇだろうな。何にしても、3分放送に乗せるだけでもキツいベッキーがまるまる出ずっぱりというのだから、視聴者のSAN値はガンガン削られてしまう。登場シーンからオチまで、あの手この手で一切テンションを落とさず攻めきるベッキーのキャラは、悪魔としか表現のしようのないものだ。結局、この作品の「ふざけたパロディ要素」はここに集約されるのである。それも、もっともどぎつい形で。それにしても、色んな漫画に精通した良く出来た40歳であることよ(それについていく生徒さんたちも偉いと思うけど)。

 全編ネタでしかないので個々にいじる意味は全くないのだが、どうしても「千和劇場」という側面が強いために中の人の存在ばかりが浮き彫りになり、「タカトシとうおみーの絡みはこういう方向性もあったのかー」という驚愕があり、「早く若旦那がしゃべりはじめてベッキーを魔女化してくれればいいのになー」という切実な願望まで出てくる。「シャルとラウラがいるんだから会長1人くらい何とかコントロール出来ねぇかな」とかも(こうして考えると、千和は最近生徒会長を2つも歴任してるんだな)。

 孤独を突き進む40歳の中の人はご家庭を持つ立派な奥様(もうすぐ33歳)なわけで、こんな役は完全にギャグとして愉快に演じることも出来るわけだが、今回の執拗な40歳独身ネタで傷つく人なんて、いないよね。あ、優雅な独身貴族を貫き続けるあさぬママは気付けば38歳になってしまっているが、彼の場合はあんまり悲壮感は無いものね。……ん? 林檎ちゃんがどうかしたって? 別に関係無いよな。そうだよな。問題無いよな。あと、繰り返される貧乳ネタとかも、どうなんだろうな。残念なことに、今作のキャストは誰も彼も……まぁ、巨乳が売りの声優なんてそんなに数はいませんからね。今作でトップは文句なしでバイオ鈴木の中の人。

 結論:最近は落ち着いた役を多くやるようになってきた千和だが、いつまでもこのベッキー精神を忘れないキャスティングをお願いしたいものである。いや、何もここまでヨゴレ役でなくてもいいのだが。

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 イオリ模型に居候2人を養うほどの収入があるとはとても思えません、第21話。ひょっとして選手権の優勝賞金がものすげぇことになってるとか? レイジも王族ならてめぇのところで養えよ。

 長きに渡る因縁、アイラとの決着。本作でもぶっちぎりの人気ナンバーワンキャラ(俺調べ)のアイラちゃんのクライマックスということで、いやが上にもテンションが上がるお話。これまで準備してきた全てに加えて、はっきりとアイラの過去が明らかになり、彼女の救済のための土壌は全て整った。いや、委員長使ったネックレス作戦なんてのはすげぇ適当な思いつきなんだけども……まぁ、考案したのがセイだったらしょうがないよね。これまでの回想でも描かれていたので何となく分かってはいたことだが、アイラが戦う理由はとにかく貧乏だったから。一体どこの国でどのようにさすらってきたストリートチルドレンなのかよく分からないが、身よりもなく彷徨っていたアイラを引き取ったのが、彼女のニュータイプ能力に目を付けたフラナ機関。「相応の代価」を与えることで、彼女に肉体的な苦痛を強いた状態でのガンプラ装置へと仕立て上げた。もう、エンボディシステムに悶えるアイラちゃんを見ているだけで、どんどん夏コミの薄い本が熱く、厚くなっていくのが分かる。多分、現時点に於いても相当量のアイラちゃん陵辱本が作成されていることだろう。催眠要素強め、大体の本は目隠し拘束必須である。オチのページは「BATTLE ENDED」って書かれてるはず。

 とにかく、そんな悲壮な境遇に生まれてしまった悲劇の少女を、今のところバックグラウンドが分かっていない風来坊王子のレイジが怒りに任せて救い出すという至極分かりやすい展開である。ぶっちゃけ、キュベレイパピヨンのニュータイプ能力は真っ向から戦うには強すぎるのでレイジもニュータイプに目覚めるんじゃないか、って思ってたのだが、最終的にはエンボディシステムは感情論でぶち破ってしまった。あのネックレスがキーアイテムになったんだから、今回の大金星は委員長ってことになるのかな。一応ステルスビット対策とか、セイも真っ当なアイディアは出してるんだけどね。エンボディ解除後は予測精度が落ちたのか、それとも安心して勝つ気が無くなったのか、割とあっさり殴り飛ばされて負けてるあたりが可愛らしい。ストライクのナックルが「未来予測してもかわせない」って言われてたってことは、エンボディを解除せずに正面から殴り合ってもレイジたちが勝てたってことになるのだが……まぁ、そういうことじゃないんだろうな。あの救済後のいちゃいちゃバトルは、ちゃんとバトルに決着をつけるため、っていうのと、あんまりしんみりした雰囲気になりすぎないように、二人の痴話喧嘩で会場を盛り上げるためにあった展開だからね。結局アイラちゃんは機関から離脱することが出来たのかなぁ。何事もなかったかのようにレイジとつるんでたけど。

 今回はとにかく、アイラ役のはやみんの頑張りが際だったお話。アイラちゃんはこれまででも全部可愛かったが、今回はシリアスにめいっぱい叫んだり喘いだりしてくれたので、アイラの魅力が3割増し。幼少期の感情の無いような状態から反抗期に口調が粗っぽくなり、それを強制されて今のアイラが出来上がるまでの過程もよく分かった。マシーンモードのアイラと普段の食いしん坊がさつ少女のギャップは初登場時に驚かされたことだが、元々がさつ少女の方が本当のアイラちゃんだったんだものね。ぴゅんぴょん飛び跳ねて子供っぽい悪口を言い合うキュベレイの図が腰砕けるほどに愉快。見れば見るほどレイジとお似合いなのが許し難い。

 お似合いといえば、キララちゃんといちゃいちゃしてたイタリアの伊達男も、今回良い活躍をしてくれました。試合に負けた人間がああやって主人公チームを激励する展開ってのは燃えるよね。しかもレイジが怪我してないってことは、フェリーニさんは大人なのに試合を控えたレイジの身体を気遣って一方的に殴られてるんだよね。おっとこまえ。

 本日のNot男前:マオ君。そこでみさきちゃんは関係無い。

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 いつまでたっても問題は消えず、第8話。サブタイトルは「波乱」だけど、毎回毎回波乱ではあるよな。

 WUG内での問題は前回の藍里騒動で一段落したかと思われたのだが、残念ながら何一つ片付いてはいなかった。前回「こいつが一番悪いんじゃね?」と突っ込んだ菜々美がついに牙を剥いた。前回の態度に「次回からみんなで力あわせて頑張るはずなのに、こいつ駄目やな」と思ってたら、本人は全くそんなことを考えてなかったっていう。確かに光塚云々は前から言っていたし、別に目的意識が違うことは悪いことじゃないが、そのことをメンバーに一切打ち明けずに黙々と練習に参加してるってのはどういう腹づもりなのだろうか。わざわざ人払いして松田マネにこっそりと離脱の意志を伝えており、本人の中では既に「アイドルの祭典とか出ないし」と思っているはずなのに、素知らぬ顔をして合同練習に参加するってのは、他のメンバーからしたら迷惑以外のなにものでもないだろう。最終的に1人抜けたところでそこまで影響は無いのかもしれないが、前回の顛末のおかげで佳乃や真夢は「この7人で頑張っていく」っていうモチベーションを高めているわけで、本番が近づいてから「いや、やらんけど」とか言われたらキレる。もう参加しねぇんだったら、さっさと他のメンバーに伝えて離脱すればいいのに。今のところ、どう考えてもメンバーで最低なのは菜々美である。まー、藍里との対話なんかを見てると、本人もまだ迷っている部分はあると思うんだけども。

 そして、そんな不穏分子に加えて、根本的な「実力不足」も引き続きメンバー全員の足を引っ張っている。藍里が性根を入れ替えて上昇志向になったのはいいのだが、他のメンバーたちはそんな藍里の「出来なさ」に甘えて油断していたところもあったのだろう。プロアイドルに比べると大したことない程度の練習でも「頑張っている」と自己満足してしまっていた。そりゃ、素人の女子高生集団だったら仕方ない部分ではあるんだけどね。社長とマネが実際のステージに対してはほとんどコメントをくれないので、これまでの活動には外からの目がほとんどなかったのだ。早坂が加わったことでようやくその「管理」が始まったわけだが、いきなりの温度差についていけてないことは前回から分かりきっていたこと。今回も早坂が少し目を離していたせいで、求める目標値がどうしても低くなってしまっていた。そして、そのことを原因に再び真夢と佳乃がぶつかることに。

 今回の件に関しては、はっきり言って真夢が正しい。別にI−1と比べずとも、「他のアイドルと呼ばれる存在に比べてまだまだ努力が足りない」というのは客観的な事実なのだろうし、それを主観視点でもジャッジ出来るのは、実際にアイドル活動をしていた真夢しかいない。今まではどうしても「I−1と比べると」という発言は角が立つので遠慮していた部分があったが(藍里との2人練習のシーン)、早坂に煽られたことで、勇気を出して禁忌と思われていた「I−1と比べて」という切り札を切った。メンバーに覚悟が出来ていればこれは充分に効果的なものだったはずなのだが、やはり「素人集団」では目先の苦労ばかりが気がかりで、なかなか真夢の求める理解は得られない。そんなメンバーの意見を肩代わりして、佳乃がぶつかることになってしまったのだ。客観的に見るならば、佳乃の言い分にはあまり理がない。「練習量が足りなかったから早坂に怒られた」のは事実であるし、それを訴えた真夢に対して「I−1は関係無いだろ!」と切れるのは筋違いである。ただ、佳乃の気持ちも分からないではない。実際はそうじゃなくても、「前に在籍していたグループの基準でものを見るメンバー」は気持ちのいいものではないだろうし、今のWUGでは、真夢がそういう態度に出た、と思ってしまうのも不思議ではない。そうした不信感をリーダーなりの裁量で裁いた時に、「真夢をたしなめる」というのは1つの選択肢だ。そして、これを機会に「真夢とI−1」というわだかまりを解消させてしまうことが今後のグループ運営に必要なのも事実。社長の言うように「膿を出し切る」ことで、佳乃が本当の意味でのリーダーになれるということだろう。ただ、その選択肢は相当な茨の道なのは間違い無いのだが……真夢が「I−1と比べて」っていう地雷を踏まずに上手くメンバーにはっぱをかけられたら良かったんだけどねぇ(まぁ、その場合でも菜々美爆弾は残ったままであるが)。

 残った話数を考えると、WUG内に残った課題は菜々美・真夢・佳乃だけで終わりそうだ。今回のエピソードは序盤だけは割と和気藹々としたシーンが多くて、現段階でのいい感じの立ち位置がチェック出来る。実波、未夕は完全に平和チーム。このアホの子っぽい2人で食い物の話をしているときが、WUGに一番平和な空気が流れている時間。藍里は前回の復活劇があったので、健気に頑張るチームの礎。今回も真夢がイラッとしてしまうくらいにダンスで後れを取っていたわけだが、もう余計な後ろめたさが無くなったので、その「出来なさ」を武器にして、とにかく「努力」を訴える存在に。この3人がムードメーカーになるわけだが、残る1人、夏夜の立ち位置も実はこっち寄り。真夢と佳乃の喧嘩を必死に仲裁しようとしたのも夏夜ちゃんだったしね。見た目はややケバい方だが、悪い子じゃないんだろうね。現時点で唯一個別エピソードが無さそうなのが不憫だけど、画面に映ってると目立つから、何とか存在感を出せるように頑張れ。もう、いっそのこと菜々美がいなくなった方がバランス取れる気もしてきた。

 こうして子供たちが頑張っているわけだが、相変わらずこの世界は大人たちがクールに頑張っている(松田を除く)。いちいち感心してしまうのはI−1社長の白木さん。彼の持つアイドル業の信念って、実はすげぇ真っ当でリアルなんだよなぁ。全て正しいとは思わないが、少なくとも正解の1つではある。純粋な「商品の生産者」としてここまで純度の高い教育が出来る人間ってのも貴重。「集中ほどファンの心を掴むものはないのです」っていうのは名言だ。「休まない! 愚痴らない! 考えない! いつも感謝!!」 まー、ブラック企業の影もちらつきますが、アイドル業なんて元々ブラックなもんだしな。「考えない」を取り除けば割といいコピー。そして、そんな白木社長と楽しげに盛り上がる早坂も相変わらずのリアリストで、なおかつロマンチスト。彼が教えてくれるのはたった1つのシンプルな事実、「甘ったれんな、努力しろ」。至極真っ当なスポ根だなぁ。

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 にいちゃんの画力が三峯クラス、第7話。別に中二病の人間がイラストに長けてるわけではないからな。しかし、いくら恥ずかしい嗜好だとしても、あんだけ強烈なものを描くだろうか……。

 前回までで「友達編」が完結し、残り4話はクライマックスに向けて、改めて「いなりとうか様」の関係が綴られていくという。今回はそのとっかかりとなる物語であり、神通力を持ってしまったが故に悩まなければいけなくなったいなりの苦悩から、更にうか様が悩ましげな状態になってしまう。「力がコントロール出来ないために暴走してしまう」っていうのはいかにもなセッティングだが、その暴走の結果が「ちょっとだけくじの結果を変える」程度というのがこの作品らしいところである。そして、そんな些細なことでも大いに悩まなきゃいけないもこの作品らしい。確かに、いなりがやってしまったことは「ずる」であるし、故意にやったのだとしたらそれはあまりいい事とは言えないだろうが、無意識にやってしまったというのが難しい問題。誰が損をしたわけでもないし、謝ろうにも相手もいない。だったら大人しく現実として受け入れてしまえばいいかというと、そういうわけにもいかないのはいなり自身の問題としてとてもよく分かる。ここで「ずるしたこと」を自分で認めてしまったら、今後も同じようにして神通力を使うことに歯止めが利かなくなってしまう。そうなると、人間としては「駄目な奴」には違いないのだ。ここで「うっかりだけどラッキー」などと思わずに、反省してふさぎ込んでしまうのは、いなりがとても素直でいい子であることの証明である。

 しかしまぁ、分かっていない人間からみればこれほどまどろっこしくて、やるせない状態もあるまい。願って手に入れたはずのポジションを反省から手放してしまうし、その理由も説明されないのでは、クラスのみんなだって困惑するし、渦中で振り回された丹波橋君もいい迷惑。あげく渡したはずの手紙を風に飛ばして処分されてしまった桃山さんなんて完全にとばっちりだ(彼女が頑張って書いた手紙が誰かに拾われないことを祈るばかりだが……)。独りで悩むだけならしょうがないが、他人に迷惑をかけてしまうのは良いことではないだろう。この辺りが不器用なのが、いなりの面倒なところである。結果的には丹波橋君との関係は崩れるどころか前に進みはじめたので怪我の功名ではあるのだが、神通力を巡る諸問題を解決しないかぎりは、今後のいなりの人生が根本的に解決したとはいえないのである。頑張ってもらわないとなぁ。ちなみに、純粋な距離だけで言ったら丹波橋君に近いのは桃山さんである(京阪本線路線図参照。ちなみに墨染さんも同様に近い)。

 そして、神通力を与えた側、うか様の方も一悶着あって上手いこと行ってない。ちょっと面倒をみたために「気になる人」にまで格上げしてしまったうか様の存在に悶々とする燈日お兄ちゃん。そりゃな、年頃の男の子がうっかり部屋に女性をあげてしまったのだし、平静でいろっていう方が無理だわな。相手は一応神様だけど、とてもじゃないけどそんな風には見えないからな(壁抜けとかするけど)。一方、うか様の方でも「一緒にいて楽しい殿方は……」と問われてうっかり燈日のことを思い浮かべてしまうという事案が発生。「それ、一緒にいて楽しいのは燈日様じゃなくWii様ではないのですか?」とも思うのだが、相談出来る殿方は「いるわけない」と即答しちゃうようなうか様じゃぁ、一度思い始めたら止まらない。2人して距離感を計りかねる状態で、気付けばやいのやいのと揉めはじめる始末。まぁ、あの中二病兄貴が面倒なだけな気がするけどね……うか様にも後ろ暗いところがあるからあんまり積極的に話しかけられないのは悩ましいよなぁ。これ、万一燈日に話をつけて高天原に連れて行ってたら、所帯を持ったりできるもんなんだろうか。神と人の繋がりなんて、いなりとの交友関係すら危ういのに、婚姻関係なんて結べるわけないよな。神様の婚活が人間と完全に一緒なのもどうかと思うけどさ。

 現状、いなりの恋路は進展ありだが大きな課題も残っている、うか様の方に至っては恋路と言っていいのかどうかすら怪しい。これを解決するのにあと3話でどのように落としどころを見つけるのでしょうか。ひとまず、三条さんと墨染さんをくっつけて様子を見るっていうのはどうでしょうかね!

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 ハービンジャーさん、ちゃっかりお留守番に回ったもんだから生き残っちゃいそうだよ、第93話。散々囁かれた牛さん死亡フラグとは一体なんだったのか。

 1話まるまる使って、ついに目覚めたサターン様との人間問答。約1年に渡って昴として人間と行動を共にした蓄積があるのだから、サターン様はもう少し共存関係について悩んでもいいはずなのだが、結論は最初から決まっていたように「否」である。どうせその結論が揺るがないんだったら、わざわざ記憶を消して人間と一緒に旅するなんて面倒な観察旅行しなくても良かったんじゃないですかね。光牙たちは旅の道行きで何をしたら合格出来たんだよ、っていう。そもそも、光牙が「人間の素晴らしさを学んだじゃないか!」って訴えたら「人間は愚かだから争いごとが絶えない」って反論してたけど、昴が地上に顕現してから起こってる争いごとって、全部お前(サターン)が原因じゃないか。そりゃ戦争してない時代なんて人類の歴史には無いのだろうが、サターンがパラスに余計なこと吹き込まなければ、もう少し平和な世界も観察出来たはずだぞ。ひでぇマッチポンプを見た。

 「昴がラスボス」という、我々からしたら周知の事実も、光牙たちにとっては寝耳に水。ショックを受けながらもあの手この手で昴に必死に呼びかけを続けるのだが、サターン様はいちいち反応が薄くて、「Ωに目覚められたよ!」→「Ωなんてお前らに早すぎるわ」など、これまでの積み重ねをことごとく全否定。「地上には害悪でしかないからやっぱ人間滅ぼすわー」と、ポセイドンさんなどと同じ結論をいとも簡単に決定。こういう時の「神」の立ち位置ってのもよく分からないよね。彼らは何を守りたくて人間を滅ぼそうとしてるんだろう。地上から音が消えた結果「ようやく静かな世界が出来た」って喜んでいたけど、人間以外の生物が暮らす地球がお望みなのだろうか。人間がいない状態で神が存在する意味ってなんなんだろう。今更そんな哲学的思索に陥ってしまいそうな、サターン様の酷い決めつけ。「争いが絶えないから人間とか滅べばいいよ」って言ってるのに、自分はどさくさに紛れてアテナとパラスを亡き者にしようとしているという行動矛盾。あかん、このラスボス、駄目な子や。まだ純粋悪だったアプスさんの方が分かりやすかった。さっさと昴に情で訴えて倒すしかない。現時点では、「真・永劫輪廻」というどう見ても剣じゃない剣を一振りするだけで(疲弊状態とはいえ)タイタンさんを吹き飛ばすくらいの実力はあるので、「Ωに目覚めた」といって強さのレベルが頭打ち状態の光牙たちがどうやって勝つのかは謎。1期目では実現しなかったので、いっそのこと6人の合体技みたいな青銅魂を見せつける「友情パワー」をフィニッシュホールドに用意してほしいところだが、聖闘士星矢っていう世界は最終的に個人の意志に託されることが多いからなぁ。今後栄斗に「クッ」とか「ウッ」以外の決め台詞が回ってくるチャンスはあるのだろうか。

 現時点では、「サターン城」とやらにいるのはサターン様1人だけ。尺の都合を考えると、今から光牙たち6人のために新しい敵を用意する余裕はないだろうから(そして、そんなことやられても面白くもないから)、多分残ってるマッチは星矢も含めた7人が延々サターンに向かっていって、飛ばされては立ち上がり、倒されては起き上がることを延々繰り返す展開になると思われる。……うーむ、盛り上がるかな……いや、だからといってアモールさんが双魚宮で呼び出したみたいな「誰やねんお前」レベルの追加戦力を出されても困るのだけど。

 その点、地上のバトルは刺激が多いので安心だ。まずは、何故か先週必要以上にボロボロになっていたハービンジャーさんと、今回マジで神の強さを見せつけるためだけにぶっ飛ばされたタイタンさん。タイタンはせっかく過去の主君に立ち向かうために一人で立ち上がったのに、ものすごく素っ気なく「邪魔だ、どけ」と言われてぶっ飛ばされたのがちょっと可哀想。大人しくパラスの保護者をやってるしかない状況は不本意かもしれないが、多分となりでアテナのお守りを任されたハーさんだって釈然としてないだろう。隣にはずっと打倒を願っていた男がいるわけだし。そんな不思議なコンビをいじめにきたのは、ミラーとエウロパの仲良しコンビ。この2人はだいぶ前から仲の良さそうなところを見せていたので、サターンの両脇に控えていてもあんまり違和感がないね。ただ、今更知ってちょっと気になるのは、「エウロパ」とかその他のパラサイトの名前って基本的に太陽系惑星(多くはもちろん土星)の衛星からつけられてるんだけど、ミラーさんだけ違うらしいんだよね(Wikiを見るとくじら座のミラ、って書いてある)。変幻自在のスタンスのおかげでちょっとイレギュラーな名付けになってるんだと思うのだが、彼の正体にもうひとネタ仕込んだりしてないもんだろうか。流石に無理かなぁ。

 そして、そんなミラーさんにまたまた追いついた瞬と氷河。ミラーさんは駆けつけた瞬たちを見てちょっと驚いていたが、そりゃ追いつくだろ。っつうか、よく逃げられたよな。「地の果てまででも追い詰める」はずのネビュラチェーンからいとも簡単に抜けてしまうミラーさんマジ最強。パラサイト時代は跳ねっ返りの「はぐれもの」だったわけだが、あのキャラ作りは「パラス軍に属しながらも、四天王の命令なんかはシカトして好きに動けるように」っていうアイディアだったのだろうか。自由奔放な顔を見せずにごく自然にサターンに付き従っているミラーさんを見るとちょっと寂しい。また昔みたいに傲岸不遜なダーティープレイを見せてほしいもんだけど。エウロパさんは良くも悪くも今まで通りか。エラく待たされたけど、ようやく彼の本気を見ることが出来るのかしらね(なお、所持武器はやっぱりチャクラムの模様)。

 そして、何故か知らないけどパラス城の外ではこれまでやっつけたはずのパラサイト(エーギルさん!!)が復活して、残りわずかになったアテナ軍に攻め入るという謎イベントが発生する。てっきりパラス城にいた精鋭以外はサターンの時止めで完全にやられたと思っていたが、鋼鉄聖闘士クラスでも割と平気で動けたようだ。そのあたりの「取りこぼし」を回収するためにサターンが改めてパラサイトを差し向けたってことなのか。意外と大したことないぞ、サターン様の力。そして、何故か全く分からないが、ここに来て邪武さんにスポットが。前回の予告で出てきたので期待されていたが、今回は「ただ立っている」だけだった。次回が本番か。確かに、檄、那智、蛮、市さんあたりがあれだけ活躍してたのに邪武だけ今期一切出てきてなかったからね。ここいらでラストチャンスを与えておかないと。

 これで大体全員出そろったかな……あれ? インテグラさんは?

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 封切りから暫く経ちましたが、見てきました。結局アイマスは見るチャンスを逃してしまったのだけど、こちらは流石に見ておきたかったもので。まぁ、地元の映画館ではアイマスの予告が流れて「近日公開!」になってたんだけど。映画の日程って随分地域差があるもんなのね。

 

(以下、一応ネタバレありかもしれないので注意)

 


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 さぁ、来ましたよ、結果発表です。今年は一体どんな話題があるのかな? 毎年の事なので、1つずつきちんと見ていくことにしましょう。昨年度の結果寸評や、色々残念な今年の結果予想はリンク参照のこと。


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 本日の蟇郡さんの「満艦飾」は1回、第20話。もう絡むチャンスがほとんどないと思われながらもギリギリで残るこの絆。全裸どうしでもずっと仲良し。

 それにしても流子の体たらくったらどうしたものだろう。前回鮮血に対してキレたあたりで「相変わらず困った主人公だぜ」とは思ったものだが、残念なことにヤサグレ状態は1話で解消することはなかった。それどころか、あっさりと羅暁に取り込まれての純潔モードは、完全に悪役ポジションにまで落ちてしまった。こないだの精神仮縫いの時は自力で打破出来たと思ったのだが……やっぱり鮮血無しだと使い物にならないのかなぁ。「勝手にどんどん兄弟増やすんじゃねぇ!」には笑ったけども。そりゃこっちの台詞だよ。針目縫も落ち着くところに落ち着いたなぁ。姉妹喧嘩、親子喧嘩が今作のメインだとするならば、今週だけを見れば間違い無く主人公は皐月様ですからね。もう、それでいいような気もしてきた。

 ヌーディストビーチは頑張っていると思うが、それでも反攻作戦のメインは間違いなく四天王の皆さんである。今回は皐月様の復活にかける四天王の熱い思いが実に恰好良くて、4人が仲よさげに喜んでいる姿を見ると、一番の愛されキャラってあの4人なんだな、っていうのがよく分かる。オールヌードの皐月様を見たときの反応も四者四様で、データを見ちゃってるしあんまり興味が無い犬牟田、同性だからどうでもいい蛇崩さん、「見るなぁ!」と必死に(視聴者からも)隠しちゃう純朴な蟇郡さん、そして、「見られねぇ! 見せてよ!」と悶える猿投山さん。蟇郡さんは本当にむっつりスケベだよな。猿投山さんは真っ直ぐ過ぎる性格のせいで、2人もひねくれ者がいる四天王では損してる役回りね。こうして全員集まってるのを見ると本当にいいグループだよ。

 その他の面々は、ヌーディストビーチの2人は相変わらずなご様子。毎回必ずスローモーションを入れてくる美木杉のあざとさ(誰に対してのアピールだ)、この期に及んで純潔モードの流子に何とか渡り合う黄長瀬のわけの分からないタフさ。今回はこれに宝多までが参戦し、案外日本国民も頑張ってたんだな、ということが分かるのである。宝多さん、良いキャラだったからもう一回出番があって良かったよ。そして、そんな管理下に置かれているのは満艦飾家御一行。マコは相変わらずのテンションだったが、今回のヤサグレ流子はついにマコ劇場をも打ち破ってしまった。一番の親友さえも置き去りにする流子の非情さが際だつ。まー、そりゃショックだったのは分かるけどさー。「マコが動いたら全部解決」というこの世界の理まで打ち破ってしまうとはねぇ。そんなマコが帰ってきたおかげで、お父ちゃんたちも元気いっぱい。ただ、あいつらがついてきてどういう役に立つのかは相変わらず不明。一応鮮血の世話役なのかな。ちょうどさぁ、「銀の匙」で厳格な八軒の親父さん役も賢雄さんがやってるのよ。ホントにギャップがすげぇなぁ、って。

 結局、総力戦で本能字を強襲したおかげで、皐月様奪還作戦は割とあっさり成功。羅暁も管理が甘いんじゃないか、とは思ったが、多分彼女は余裕があるからわざと皐月を引き渡したんだろうな。その方が姉妹喧嘩が白熱して面白いし。元々流子に純潔を着せることは決まってただろうから、その流子に皐月を始末させるところまで織り込み済みだったのだろう。問題は、その皐月が鮮血をまとったことである。まさかの換装対決。これはちょっと予想してなかった。完全に悪役になってしまった流子をさっさと叩きのめしてほしいところだが、現時点ではどちらにも先んじる要素が無いので互角の戦いなんだよな。鮮血の思いがどこまで届くことになるのかしら。

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