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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「棺姫のチャイカ AVENGING BATTLE」 6→5

 もう、最終回シーズンなのですね。早いよ、何もかもが早すぎるよ……はぁ。毎度のように、10話しか無い角川枠が最終回一番乗り。この枠が10話しかないことで、誰か得する人間っているのか?

 終わり良ければ全て良し、という言葉があるわけだが、それが真であるならばその逆もまた然り。いや、この場合逆を取ろうとすると「全て良ければ終わり良し」なので真に決まってるんだけど、私が言いたいのは逆じゃなくて裏だ。「終わり良くなければ全て良くない」となる。決して納得出来ないエンディングってわけじゃなかったけど、やっぱり最終回はすっきりさわやか、ってわけにもいかない。あのエンディングをむかえるのなら、もう少し中盤での構成をいじって時間的な余裕を持たせることが出来なかったものか。「全て悪し」でこそないものの、ちょいと評点を下げざるをえない最終回だったのは間違いないだろう。

 原作は未完らしいのでそれらしいエンディングを作らねばならず、「最終回」と銘打つためにはどうしたってガズ皇帝には消えてもらわなきゃいけない。その上でチャイカにもトールにも納得いく物語を提供しなきゃいけないってんだからムリゲーにもほどがあるが、それをやる覚悟を決めたとするなら、この最終回はちょっとピントがずれていた。黒チャイカと地上の面々の対決くらいならば別に構わないし、ああいうレベルで派手でなくともまとまったバトルがあればそれで満足出来たはずなのに、最終回の1つ前の段階でガズ皇帝を強く描きすぎた。そのためにどう足掻いても1話で収束する話にはならず、ニーヴァの裏切りがすげぇ適当に処理されてしまった。むー、せめてもう1話あれば、トールとチャイカの絆の描写、そしてニーヴァとの友情の描写を増やして、最終決戦でトールとチャイカが手に手を取ってガズ皇帝に抗う姿なんかも見られたかもしれないんだけど。ラストバトルでチャイカ・トール・アカリが全員バラバラになってるってのはどうにもねぇ。勿体ない、実に勿体ない。

 というわけで、シリーズ構成のまずさで後味が悪くなってしまうという、同じ枠の「デート・ア・ライブⅡ」と一緒の結末になってしまった本作。ただ、この最終回の残念感を除けば、トータルでは決して悪い作品じゃない。作画面までもが足を引っ張った「デート」と違い、本作は最初から最後まで作画に関しては完璧だった。常にチャイカは可愛く、アカリもふてぶてしく。そこまでバトルシーンで盛り上がる作品でもないが、ガンドを中心とした色んなヘンテコ武器の描写もそつなく出来ていたし、「ファンタジーラノベアニメ」としてはお手本のような出来。脚本部分もどこか懐かしさが感じられるものになっており、「古き良きラノベ」の姿にちょっとしたノスタルジーすら感じさせる(まぁ、古きラノベも良きラノベもあまり詳しくないんだけども)。1期の頃の、「とにかく遺体集めまくるぜ!」って言って諸国漫遊するおかげで得られるバラエティは2期では失われてしまったが、その分「無数のチャイカと、その生い立ち」という本作のメインボディといえる部分にきちんと切り込めたし、決して視聴を終えて後悔するような作品にはなっていなかったと思う。

 そこまで目新しさも無い中で、何故毎回それなりに楽しみながら見られたのだろう、と振り返ってみると、やっぱりチャイカが可愛かったからなんじゃないかね。独特なチャイカ語による彼女の立ち居振る舞いは、安定した映像面の恩恵もあって、かなりキャラが立っていた。銃火器を振り回しながら命懸けのバトルを繰り広げるゴシックドレスの少女っていうビジュアル面もキャッチーで、「流石に厚底ブーツは脱いだ方がよくないか?」と心配しながらも、一張羅を着て浮かれはしゃぐ孫娘を見るかのように、穏やかな目で見守ってしまうのである。その他にも安定して駄目人間を貫き通したアカリの兄様ラブの力強さとか、赤チャイカ、半チャイカなんて適当な名前をつけられちゃった面々が「自分たちも主人公やで!」と頑張っているのも微笑ましい。これでガズ皇帝がもっともっと頑張ってくれて、おっさんキャラにも魅力が出てくればもう一歩上に行けたんだろうけどなぁ。ガズ皇帝の「絶対勝てるわけないやん」感は最近じゃ珍しいくらいだったのですごく恰好良かったよ(最終回ラスト10分まではね)。あと、トールも分かりやすい主人公キャラで悪くないスタンスだ。いつの間にかすっかりチャイカの保護者役が板について、恋愛感情やら欲情やらってのに一切縁が無いキャラになったので見やすかったってのはあるかも。

 てなわけで、そんなキャラクターを彩った中の人たちだが、当然チャイカがナンバーワンなので安済知佳が一番ってことになる。まぁ、完全にチャイカ語でインプットされてしまったので、今後他の役で声を聞いても気づけないとは思うんだけど(実際、ビルドファイターズで頑張ってたのに、未だにチャイカがしゃべっている気がしない)。また、同様にチャイカ役を務めた藏合紗恵子についても、その独特の声質はインパクト充分。次世代の小林ゆうポジションを狙えないもんだろうか。「かすれ声声優」って突き詰めれば面白い位置取りだと思うんだけどね。あとアカリ役の原優子も、まだキャリアが浅いのに凄く安定してていい人材だと思うんだけど、他の所では全然見かけないんだよね。将来的に原由実、原紗友里、原優子、原涼子っていう謎のユニットを組んだ声優グループをデビューさせるのはどうだろう。まぁ、その時まで原涼子ちゃんが声優やってるかどうかは知らんが。

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12月12日 ドラフト模様(TKT×3)

ピック順 【Mei】→【Serra】→【Sea-chicken】→【Alessi】→【Thraxi】→

 

 年の瀬もさし迫り、皆さんお忙しいことと思います。ちなみに私は人生初の腱鞘炎(原因不明)を患い、現在もこの原稿を書くのにいくらか不自由しています。「腱鞘炎」でネットを漁ると不安になる記事しか出てこねぇよ。慢性化したらやだなぁ、とか以前に片手が封じられてるので日常生活に大きな支障が。例えばシャッフルとか、カットとか。

 閑話休題、そんなわけで2週続けての5人戦。やっぱり5人戦は今ひとつ不完全燃焼になりがちなので、ちょいと欲求不満気味ではあります。そして、次週も5人戦になる可能性があるとかないとかで、5人だった場合にはまた5人ドラフトになるのかしら、嫌だわね、っていうお話とともに、いよいよ年末企画である統率者戦の開催予定日でもあるわけです。まぁ、盛り上がるかどうかは責任持たないけど。絶対試合中に「つまんなーい、ドラフトしたーい」っていう奴が出てくるに1000ペリカ。一応、確認のためにレギュレーションを確認しておきます。

 

1.デッキは統率者を含む100枚ちょうど(つまりデッキ本体は99枚)。それ以上でも以下でも駄目です。基本土地以外のカードは11枚までのハイランダー。我々の特別ルールとして、基本土地以外をサーチするカードもほぼ禁止されています(ひょっとしたら配布してるかもしれないから、それは別に使ってもいいとは思うけど)。

2.試合形式(現在の予定)は、初戦が1対1の個人戦(初期ライフ30点、先手ドロー無し、2セット先取)。これの勝者3名と敗者3名に分かれ、三つ巴の順位決定戦(初期ライフ40点、先手ドロー有り、1セット勝負)を行う。その後は、あとは全員で泥沼の多人数戦。

3.サイドボードは原則15枚まで。初戦では1R終了後、3人戦、多人数戦は最初からカード入れ替えOK。ただし、デッキ枚数は変えてはいけません。

 

以上、さて、どんなデッキが出てくるやら。個人でカード購入した人(約1名)は自分の所有カードが分からなくならないように記録しておいて下さい。

 


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 浄化、第10話。長きに渡って描かれてきた有馬公生の苦闘の物語に、ようやく1つ目の決着がついた。Bパートラストの母親の幻影の表情の変化。そのたった1コマのためだけに、まるまる10話が費やされてきたのである。

 ただひたすらに公生の演奏を眺めるだけのエピソード。もつれ始めた演奏は一向に復調する気配もなく、慌てる客、困惑する客、失望する客たちが見守る中、おとずれたのは「演奏中断」という最悪の結末。やはり、わずかな練習期間では、十年にもわたり積み重ねられた母親の呪縛から完全に抜け出すことなど不可能だったのだ。しかし、「中断する」という行為そのものが、彼にとっては大きく2つの意味を持つものになっていた。1つは、呪縛に囚われ続けたこれまでの自分の演奏を一度「断ち」、次のステージへと進む準備段階という意味。そしてもう1つは、同じ「演奏中断」という行為によって公生との関係性を無二のものとした宮園かをりとの接続。コンクールは「賞を取るための場」である。それが、母親にたたき込まれた公生の生き方。そのコンクールで一度でも演奏を中止してしまえば、そのたった1つの選択でコンクールそのもの、そして自分の存在意義すらぶっ壊れてしまう。しかし、そんな場所であるにも関わらず、かつて宮園かをりは笑顔のままで演奏を中止した。そこには、公生が見たこともないような、全く別世界の音楽がある。彼は、母親との演奏に別れを告げ、宮園という新しい世界へ歩を進めるため、一度全てを捨て、演奏を中止することを選んだのだ。

 なげうったものがあれば、そこから返ってくるものもある。再び奏でられた公生のピアノは、決して手放しで上手いと褒められるようなものではなかったようだが、絵見の耳には確かに届いていたし、絶望した武士にも届くものがあった。そこに込められた景色は、あくまでも観客の中の唯一人、宮園かをりにだけ向けられたものである。特訓を重ねたあの音楽室、無防備に寝こける彼女との、不思議な時間。長い無音の映像に白一色の画面など、彼の込めた「想い」は不可思議な引力を持つ画面にも集約されていく。そんな思い出が感謝や思慕と共に音としてあふれ出した。そのことを確かに受け取れた人間は多くはないが、観客たちにもただならぬ何かは届いたようである。

 彼の音を受け取ったのは大きく4人。1人は武士。「3人の人間が演奏しているかのよう」と漏らした公生の劇的な変化に新しい展開を察知している。絵見も彼の見せる景色の不可思議な力を感じており、新たな有馬公生の誕生を確信した。そして当然、宮園かをり。悲願となっていた新たな一歩。公生の歩み始めた姿を見て、彼女は思わず涙を流す。ただ1人、公生が音楽を向けた彼女に、その気持ちはきちんと届いていたようだ。そして、そんな彼女の涙を見て、何とも複雑な表情を見せる椿の様子も注目すべき部分ではある。新たな旅立ちに、回りの面々はどう反応するべきなのか。

 そして、彼の音を聞きつけた最後の1人は、Cパートで登場した謎の女性。これまでの誰とも違い、彼女は公生を「凡才」と呼び、小憎らしく笑ってみせた。さぁ、次なるステップでは一体何が待ち受けているやら。

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今回は割と「全員が正解ビット」展開が多く、そろそろ解答作成傾向にも変革が求められている感があります。いや、それ以前に大きな問題はあると思うが。

 

Round1・「たいじる」

1.退治する。ほろぼす。

2.(名古屋で)生前に田を分割する。

3.(魔のものを)はらい清める。退治する。

4.タイのヨンパーにあるブラジル人村、トンペ村の通称。山田長政命名。

5.胎児から出る汁。東洋では精力剤、中国で不老不死の妙薬、日本で気付け薬として知られる。

 

Round2・「きつねけん」

1.三浦梅園の屋号。

2.拳の一種。二人相対し、両手を開いて両耳の辺りに挙げるものを狐、膝の上に両手を置くのを庄屋、左手の拳を握って前に出すのを鉄砲といい、狐は庄屋に勝ち、庄屋は鉄砲に勝ち、鉄砲は狐に勝つとする。

3.狂言。嫁入り前の狐の娘のところに犬の一族が転がり込み、子を産むの産まないので大揉めする。

4.山形県の古い別称。かつては狐たちが多く住み森を賑わせていたが、そんな狐たちも乱獲により姿を消し、見ることはもうない。

5.中国の青島で生産されていたドイツビールの銘柄。ハイネケンのコピー品。

 これは申し訳なかったかもしれない。全員解答前は「知らない」と言ったが、説明を聞いてから「あぁ、それ」と分かってしまうパターンだった。余談だが、「じゃんけん」のWiki、無駄に充実してて面白いな。

 

Round3・「わかんどおり」

1.漢の時代建設されたという日本と中国をつなぐ道。

2.皇室の血統。皇族。

3.札幌市の中央を貫く大通り。テレビ塔を中心に市内を東西に分割する。

4.和歌、漢詩の手本集。荻生徂徠ら著。

5.年若かった頃。

 

Round4・「ておふらすとす」

1.第3から第5あたりの陸生哺乳類。進化せず絶滅。

2.ギリシアの哲学者。アリストテレスの弟子で、その後継者。著「人さまざま」。

3.白亜紀に繁栄した小型肉食恐竜。恐竜の中で初めて、卵の化石が発見されたことで有名。

4.古代ローマの職工の名とされる。治水の技術に秀で、集水機構を有する雨どい、トゥーラツの由来となったという。

5.ギリシャの野人。哲学や政治があるから悩むのだと野にかえる。後ルソーに多大な影響を与えた。27歳で死去。

 

Final Round・「とらがいし」

1.盆栽の育成技法の一。伸びた枝が鉢の底より下まで垂れるように誘導する。

2.虎のように苛烈な意思で難事に取り組むこと。

3.手術用の医療道具の一。鋭い三又の先端部で術部の開転、簡易な固定を行う。

4.源満仲が発明した金剛石製武器。その力は虎にも匹敵すると言われたことから。

5.曾我十郎の愛人であった遊女の虎御前が化したもので、美男でなくては持ち上げられないと伝える石。

 

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 酒々井さんのちょっとイッちゃってるラリ顔がまた素敵ですね、第10話。ほんと、あの声の女はマジできゃんきゃん言わせたい(切実)。

 クライマックスへ向けての答え合わせ回といったところだろうか。これまでゆっくりと着実に動いてきた朱ちゃんが、必要に迫られて急速に各方面へのレスポンスを起こし、それによって事態は主人公である常守朱のところへと収束していく。こうしてみると、なるほど割と脚本部分はカチッとまとまっているのである。その上で今作が1期に比べてやや分かりにくい、無茶な部分が多いと評されることがあるのは、おそらく「槙島を超えるイレギュラー」として設定された鹿矛囲の存在が、流石に実体を持たずに漂いすぎていたためだろう。槙島を登場させ、解決に至るまでが2クールだったのだから、「それ以上」を1クールで収めるのはそりゃ無茶ってもんだ。

 今回はほぼ既知の事実の確認、予想の範囲内でのシナリオ進行だったわけだが、これまで想定していなかったパーツが2つほど現れ、それはどちらも鹿矛囲に関するもの。そして、1つは「どないやねん」で1つは「なるほど」である。「どないやねん」な1つ目は、今回鹿矛囲が取った行動そのものである。地下鉄占拠から一体どのように動くのかと注目していたのだが、なんと彼は大量の人質をそのまま「人質」として使うのではなく、「大量のドミネーター使用先」のターゲットとして活用したのである。曰く「一度に大量の潜在犯を処理すると、いくら大容量のシビュラでもしんどいから、その時だけバイパス経由でバックアップ回線を使うらしいねん。これでシビュラの場所が割れるよ」という。うーむ、そんな設定は聞いてない。そしてシビュラの弱点、案外分かりやすい。あれだけのシステムを構築し、圧倒的データ量で勝負していたはずのシビュラのくせに、いざとなるとたかだか500人の潜在犯を同時処理するとサーバーが飛ぶらしい。いや、とんでへんけど、とにかく脆弱になるらしい。そもそもそんな脆弱性の情報を掴まれる時点でアカンわけで、鉄壁を自負していたシビュラも案外しょぼかったことが分かる。まぁ、流石にこんなトンデモ反逆者のことまで想定してないだろうし、今まで同様「それくらい鹿矛囲って凄かったんだぜ!」ってことなんだろうけども、正直、あまりに多方面に万能過ぎてひくわ。流石に二十歳そこそこの若僧がどれだけ頭を捻って、全力でコネクションを作って作戦立案したとしても、こんな無茶が実行出来るとは思えない。こんな無茶を可能にしたのは、どれだけ陰でこそこそ悪事を企んでもばれない「透明人間」能力と、協力者を同時に擬似的な「透明」状態にするメンタルケア能力なわけだが、その根幹となるメンタルケア能力がどういう由来のものかがろくすっぽ説明されていないのがね。そこが欠けているせいで、鹿矛囲という存在は、どうしても「真実」になりきれず、切迫感を感じさせるまでのものになっていないのである。

 他方、「なるほど」と思ったもう1つの視点は、「集団としての鹿矛囲」と「集団としてのシビュラ」という対比構造のこと。なるほど、確かにあからさまに提示された要素であったのに、これまで全くそういう見方は思いつかなかった。鹿矛囲が透明になった理由は「群体である」というただ一点であり、それはシビュラにも同じこと。何故頑なにシビュラが鹿矛囲のことを「裁かずに消そうと」していたかといえば、それは「鹿矛囲を裁けば己も裁かれる」という自己矛盾を引き起こしてしまうから。確かに言われてみればそういう話になるのか。実際、鹿矛囲が切り貼りだらけのフランケンシュタインだからといって、実際に存在しているのは1人の人間には違いない。シビュラ様がやろうと思えば、そこに適当な色相を当てはめて「規定する」ことは出来たはずなのだ。それを何故やらなかったかと言えば、シビュラにとっての「人」「色相」とはあくまで個で特定されるものであり、「集団的色相」が認められないから。認めてしまうと、神が神でなくなるから。ふむ、その理屈の付け方は(どこかおかしい気もするが)視点としては面白い。そして、そんなシビュラが自家撞着を引き起こすような問題提起を思いついてしまう鹿矛囲もなかなかすごい。自分の生まれ育ちを振り返り、自分の肉体が東金財団によって作られた「小さなもうひとつのシビュラ」だったことに気付き、己をさらけ出すことによってシビュラそのものを叩く。なるほど面白い。この辺りの「無茶だけどSF的になんかアリ」な部分がもうちょっと分かりやすく提示されてれば、鹿矛囲の目的意識もはっきりして見やすくなっていたのだろうけども。まぁ、あくまで鹿矛囲の行動は「捉えどころのない謎」のままでいてほしかったのだろうし、このくらいの引っ張り方はしょうがないということか。

 で、そんなややこしい状態になってしまったシビュラと鹿矛囲の(ある意味で)親子げんかであるが、普通の人間はそんなこたぁ理解出来ない。一般人代表の美佳ちゃんだって、現在自分が何をやらされて、何が起こっているかなんてさっぱり分かってない。自分が結果的に同僚のばあちゃんを殺したことなんて、さっぱり分かってない。でもしょうがない。それがシビュラを前にしたときの「人間」の限界なのである。しかし、我らが常守朱はそうじゃない。一度はシビュラと対等の位置にまで届きかけた女。いつの間にやら全部調べあげ、いつの間にやら全部理解し、いつの間にやら狡噛さんをスタンドとして呼び出す能力まで手に入れた。おそらく吉良吉影が大ピンチでパイツァダストを発現したように、朱ちゃんも色相がピンチになると自動で狡噛慎也を呼び出す能力を手に入れたのだろう。久しぶりに登場した狡噛さん(の幻影)は、いい事を言うだけ言って姿を消し、壊れかけた朱ちゃんのメンタルは復旧。そして禁じ手である「シビュラと殴り合う」決意に至る。「もう、鹿矛囲のやりたいようにやらせようぜ」ってなもんで。確かに、元々朱ちゃんが愛憎半ばする感情を抱えたシビュラに対して変革を迫る鹿矛囲という存在は、朱ちゃんの中では完全に「敵」とは言い切れないものなのである(まぁ、犯罪者だから敵なのは間違いないんだけどさ)。事態は三つ巴の最終局面へ。シビュラ対鹿矛囲、シビュラ対常守朱。敵の敵が味方になるかどうかは定かじゃないが、今のところ、確実に真っ黒なのはシビュラ側の代表責任者である東金朔夜さんその人である。安定してぶっ壊れた犯罪係数を見せつける変態東金さん、ついさっきばあちゃんを殴り殺してきたばっかりの東金さん。彼はドミネーターで飛び散るわけにはいかない(何しろママですからね)。となると朱ちゃんにやられるのだろうか? 待て次回。

 なお、仮にここで鹿矛囲が死んじゃうと、その後の酒々井さんがどうなるか全く見当がつかないのでそこもワクワクポイントです。鹿矛囲を目の前で殺されてトチ狂ってくれないかしら。どうせ殺すなら、酒々井さんは青柳さんよりもむごい死に方してもらわなきゃいけないからねぇ。待て待て次回。

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 キララちゃん羽ばたいてた、第10話。ごめん、なんかもう突っ込みどころが多すぎて細かいネタを拾いきれない。とりあえず、熊可愛い。

 手に汗握る決戦を終えて、ちょっと休憩の幕間の一コマ。ベアッガイさんといえば1期ではいいんちょのトレードマークとなっていたマスコットキャラクターであるが、今作ではミライさんのマシンとして、新たな可能性を秘めての活躍を見せる。こりゃ1期同様に最終回の決戦でもママッガイさん待った無しやで。

 基本的に「熊可愛い」と連呼しておけば大体片付くエピソードだが、夕方アニメに似つかわしくない高濃度萌え成分はクマーだけに留まらない。妖艶な魅力をたたえてしまったハリウッドスターのミホシさんもそうだが、これまで活躍した女性キャラにはほぼ出番が用意されており、そっち方面の博覧会としても楽しむことが出来る。キララちゃんは「ガンプラからスタートしてスターダムにのし上がった」とのことで、寝食を惜しんでたたき込んだガンダム知識が彼女の夢の実現にしっかり役だったのは喜ばしいことである。一体どこで改名して本名を名乗るようになったのかは定かじゃないが、彼女の幸多き人生は素直に祝福したい。ところでフェリーニさんはどこで何をしてるんでしょうね。

 その他、たとえば前回株を上げたヨミちゃんは、敗北直後のへの字口が抜群に可愛い。その後のちょいとふくれてスガの野郎を引き回している様子も愛らしく、今更ながら「もうちょっと活躍のシーンが多くても良かったかな」という気も。今作って退場する女性キャラって大体つがいになってから消えていくのよね。いちいち許せん。他方、フミナ先輩は思ったよりも出番が少なかったが、きっと普段から水着と大して変わらないような痴女設定のために水着回の意味がなかったせいだろう。仕方ない。代わりに、フミナ先輩のお母様が初登場。CVがナバなんですよね。愛嬌のあるお母さんで、セカイはちゃんとホシノ家に嫁いで幸せになってほしいと思いました(?)。

 そして、今回メインとなったミライさん。クライマックスの覚醒なんかはある程度予想通りの展開だったので特に驚く部分ではないが、これまでの「単なるストーカーお姉ちゃん」からは確実にアップグレードを果たしており、愛嬌も根性も、「さすがカミキセカイのお姉ちゃん!」といったところ。ただ、確実に天然清純キャラで売っていたのにあのフィニッシュブローはちょっと……相手が一般人だから良かったが、ガンプラとシンクロできるセカイとかだったらマジで死んでた可能性もある。女って怖いねー。彼女がユウマと一緒に頑張ってこさえたママッガイさんも性能はそこそこだが、気付くとラストバトルはユウマお手製のプチッガイさんだけで勝ってるのはどうかと思ったけども。結局ビルダーとしてはユウマが一枚上手なんだよな。何しろ、背中にしょってるプチッガイさんは状況に応じて自動で表情を変えるという無駄過ぎる機能まで搭載していますからね。ハイテクすぎだろ。しかし可愛い。そして、「プチッガイ」とか「ママッガイ」っていう名前、もう既に「ベア」の要素が何一つ無い。

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 まさに「何がクニだよ!」からの「クンニしろオラァァァ!」の流れに爆笑、第10話。ラッキースケベにちゃんと2度目で突っ込んでくれるヒロインってのは大事よね。なお、実行した本人はそのせいで死にかけたので決してラッキーではない模様。アンジュは下も金色。同人誌を描くみんな、ちゃんとチェックだぞ。

 大体元サヤに戻ってきたお話。ま、ここまでが「序章」ですわな。2クール作品ってことなので、残りのエピソードでアンジュが一体何をしでかすのかというのが本当のお話である。そのための分かりやすくも強引な舞台設定が、ここまでの10話だ。まず、「ノーマ死すべし」の思想については、視聴者の皆さんも嫌になるほど、もしくは一緒にシュプレヒコールしちゃうほどにご理解頂けただろう。物語の設定的に「迫害されてる民なんやで」と言ってもいまいち伝わらないという事例は「まおゆう」とかでもたくさん見てきたが、ここまで徹底的かつ理不尽に迫害されている様子を見れば、流石に納得してもらえるはずだ。ま、必要条件としてはシルヴィアの裏切りだけを見せれば充分だったんじゃねぇかって気もするけど、ここまで全力でやらないと脳内お花畑のお姫様は目が覚めないのでね。大丈夫、「アンジュやあのお兄様と血を分けた兄弟」っていう時点でシルヴィアもクズなのは確定してるんだから。そんなに違和感はないわ。冒頭の鞭打ちシーンとか素敵よね。「これは馬から落とした分! これは足が使えなくなった分!」。そこは一括払いにしろよ。大体同じだろ。「奈央坊にむち打たれる権利」は、多分オークションなら高値で取引される案件です。

 今回最大の収穫は、これまでのアンジュ脱走劇がすべて茶番だと分かったところ。散々突っ込ませてもらっていたわけだが、それもこれもすべて脚本家の掌の上だったわけだ。そりゃそうだね、どう考えてもモモカがアルゼナルに侵入したのはおかしかったもんね。モモカのマナ通信の周波数に合わせて脱走を企てさせて引き込んだシルヴィアさんの畜生ぶりも評価されるべきよね。ま、あの時点でどうやって脱走させるかまでは考えてなかった気がするんだけど。あれ、たまたまヒルダがいたから脱走できたけど、アンジュとモモカだけだったら脱走失敗してたからお兄様の計画はおじゃんだったぞ。あの慰問にきた姫様もお兄様の差し金なのだろうが……もし今年失敗してたら次は来年の運動会まで待たなきゃいけなかったんだよね。それまで「新生ミスルギ皇国」建国の詔は出せなかったっていう。お兄様、予想以上に使えませんわね。次回予告でお付きの人との濡れ場とかあるしね。お前の濡れ場は別にいらん。

 ただ、これまでの流れが全部茶番だと分かったことでシナリオ構成の汚名が返上されたと思いきや、その直後、すぐさま「ガチ処刑シーンからアンジュがやすやすと脱走」という、これまた無茶なプロットが登場して「やっぱこのアニメどないやねん」という気持ちに着地するのはいかがなものか。いくらなんでも憲兵弱すぎやろ。一応、「ノーマにはマナの捕縛が効かないので実体兵器で攻める必要がある」→「そこにマナが使えるモモカが絡むと、2面攻撃を同時に仕掛けなきゃいけないから攻略が大変」っていう理屈は分かるのだが、今回の場合2人の手かせを取るまでのスパンがどう考えても長すぎだろ。お互いに解錠しあってるシーンを、あれだけの警備がいて黙って見てるだけっていう。まぁ、そりゃこの国は滅んだ方がいいのは確かですね。国民の総意である「吊せコール」については、まぁ、公開処刑による意気の高揚ってのは古来より行われてきた行事でもあるので特別おかしいとも思わないが、仮にも元皇女の処刑であんな下卑たコールが入るあたり、国民のモラルも底が知れている。そりゃアンジュさんもキレますわ。豚呼ばわりしますわ。まぁ、「あんたも鏡見て」って思うけど。はっきりと「世界をぶっ壊したい」欲求がどす黒く渦巻いたのは清々しくて良いのではないでしょうか。もう、いっそここからルルーシュ・ランペルージュが成し遂げられなかったピカレスクヒーローを目指してほしい。とことん腐って、とことん悪になれるならばアンジュも輝ける。でもまぁ、1話アバンとかアルゼナルの存在意義を考えるとそういう方向にはいかないんだろうけどね。ルルーシュっていうかキラさん的存在であるタスクが便利すぎるあたりも、シナリオがしょうもない一因になっているので、いっそタスクが先に死ぬのはあり。そういや今気付いたけど、偽キラさんであるタスク、中の人もキラなんだな。お、急に新世界で神になれそうな気もしてきた。

 閑話休題、そんなこんなで戻ってきたアルゼナル。アンジュの方は外界でのしがらみをすべて切り捨てて帰ってきたので快眠快便後のように大変すっきりしていらっしゃったが、まー、脱獄囚ですからね。けじめはけじめ。司令のものすごくしっかり腰の入った(でも変なかっこの)腹パンで一発KO。そこからクソ真面目サリアさんのお説教へのコンボをつないで、アンジュはしばらく塀の中。同じく50人にマワされたと噂のヒルダさんもおり、案の定、正式な友情タッグ成立である。ヒルダさんはお付きの2人に見放されて自らぼっち宣言しちゃったのが大きかったね。ま、こうして人脈が繋がっていくのは良いことです。またゼロからの出直しだからね……いや、アルゼナルに慣れてる分のアドバンテージがあるからそうでもないな。っつうか、あれだけやらかして未だにアンジュのことを悪く思ってないヴィヴィアンみたいなおかしな奴もおるしね。

 一連の騒動の末、一番変わったのはやっぱりクリスちゃんであろう。きっとあの運動会で優勝したことも自信に繋がったに違いない。今では生まれながらの舎弟気質であるロザリーが最下層民。ゾーラに従い、ヒルダに従い、最後には相棒である唯ちゃん、ちがう、クリスに従い。どっちも良いキャラしてんなぁ。ロザリーみたいな本当に使えなそうなキャラって、最後の最後で活躍するとそれだけで輝きが増すのよ。今後の彼女の動向に期待したい。1つだけ寂しいことは、ジワジワとガチレズ要員が減り続けていることです。よし、アンジュが釈放されたら結託してシルヴィアを拉致監禁調教する流れにしよう。あの子、割と簡単に堕ちそうな気がするし(朝凪脳)。あ、あとモモカがお咎め無しなのはどうかと思うんですが。ジル司令に頼んで調教してもらおう(月野定規脳)。

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 途中で離脱しちゃったけど、参加したところまではあげておきますね。

 

Round1・「いぬだまし」

1.闘犬の戦術の一。試合前の顔見せで弱い犬を相手に見せ、その後強靱な犬とすり替える。

2.キタキツネの別名。

3.幼児遊びの一。片手の薬指のみを立て、目をつむり互いに指を探って手を振り回し、他人に触れると大声を出す。

4.カサゴ科の一年草。深紅の果実に毒を持ち、殺鼠剤や虫除けの原料となる。

5.狩猟で猟犬を連れて参加した者に与えられる、犬の分としての配分。

 おい、ググってヒットするページに、マジでこれがあったぞ。ワロタわ。

 

Round2・「めとり」

1.道で女を捕らえて強姦すること。

2.火事場泥棒のこと。

3.小川未明の童話。平仮名の「め」と「り」が旅をして他の平仮名と出会い成長する。

4.歌舞伎において、主要な役を担う演者。

5.フェノロサ最後の嫡男。父親との長年の確執で有名。後に欧州に渡り、帰国後出家した。

 なお、ググった場合は案の定「→めんどり、雌の鳥」となる模様。

 

Round3・「ろり」

1.ロシアで用いられる長さの単位。1露里=約4㎞。

2.江戸期に用いられた距離の単位。一里の四分の一。四半里。

3.ユダヤ教におけるヤハウェの奇跡の一。世の真実をすべて詳らかにし、衆生に幸と革新をもたらす。

4.フランス出身の印象派画家。水と女性の裸体をモチーフにした作風で有名。作「滝壺の妖婆」。

5.ロシアの道程の単位。1066メートルに当たる。

 

Round4・「むがむが」

1.声が小さく、番犬として役に立たない犬を罵って言う語。

2.(古語)特にかゆを食べる際に用いられる擬音語。

3.「もぐもぐ」に同じ。

4.アフリカ南部、喜望峰近海を中心に生息する海鳥。羽は退化し飛ぶことが出来ず、主に貝類を食す。まれに食用。

5.怒りを表す言葉。子供が言うことを聞かないとき大声で言って聞かせる。

 グーグルヒットしない案件。一応、実際に使われてる例はあります。

 

Round5・「にんりょく」

1.みごもる力。

2.暗緑色のこと。本来は鍛え上げた直後の日本刀の刃の色を指す。

3.ニールセン・リューベクの漢名。

4.黒みがかった緑色。古くはワカメを煮込んで作った。

5.人の力。

 これもヒットしない案件。もう、俺たちの広辞苑は偽物なんじゃなかろうか。

 

Round6・「ちょろけん」

1.古代中国の神事。蛇の腹に小石を詰めて焼き、石の焦げ方で吉凶を占う。じゃんけんの起源とされる。

2.東洋舞踊。7世紀頃にトルコを経由して西洋に伝わったとされるが、詳細は不明。チョリデ。

3.江戸時代、京坂地方で数人一組となり、大きい張抜き籠に目鼻を描いたものを被り、黒塗りの大笠をいただき、町々を歩き銭を乞うた者。太鼓などで調子を取り、「ちょろが参じました」などと唱えた。

4.じょうろを上品に言った語。

5.宮本武蔵が著書「五輪書」で西洋剣術を嘲笑して用いた言葉。ちょろちょろとくすぐられてこそばゆいという意。

 出題者も当てられること覚悟で出してる感あるよな。検索すると色んな画像がヒットします。今で言うゆるキャラショーみたいなものなのかしら。Wikiにも詳細があるが、まさに「余談」にある通りのことが起こったのであった。

 

Round7・「どむ」

1.ロシアの河川。ウラジオストクを縦断し日本海にそそぐ。

2.一カ所に集まる。かさばる。

3.トムが訛った言葉。江戸時代の洒落本「どむが家から出てこねえ」で使われたものが広まった。

4.目がどろりとして視力を失う。

5.国内金融操作。Domestic Operation of Moneyの頭辞語。

 ググっても()。正解は4だそうです。もう、真偽の確認のしようがない。

 

Round8・「れう」

1.ルーマニアの貨幣単位。複数レイ(lei)

2.「憂う」を縮めた言葉。

3.古代ギリシアの建築家。パルテノン神殿の設計に携わった。

4.(オランダ語)ライオン。

5.闘牛用語で、安全のため闘牛士がつける革製のサポーター。倒した牛の数を刻印する。

 Wiki情報「レウはルーマニア語でライオンを意味する語である」。これはもう分からんね。

 

Round9・「あるへいぼう」

1.真珠湾。空軍暗号に由来。

2.江戸時代において舶来の棒付きアメを指す言葉。南蛮アメとも。

3.床屋の看板に用いる赤・白・青のらせん模様の棒。

4.大塩平八郎の幼名。

5.酒を飲み過ぎた際にのどに突っ込んで吐くための棒。世界保健機構推奨。

 

Final Round・「うしのたま」

1.フンコロガシの異称。

2.失命。亡くなった者。

3.お盆に飾る、茄子と木の棒で作る牛の名称。

4.肉牛の額に生じた毛のかたまり。

5.西洋せっけん。明治初期、牛の脂からせっけんが製造されていたことから。

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