最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
1月17日 ドラフト模様(THS×3) ピック順 【Thraxi】→【Mei】→【Metallica】→【Sangriter】→【Serra】→
前回に引き続きの5人戦ってことでちょいとしょぼん。かてて加えて今回は開けたパックが色々しょぼん。所謂エースコモンの圧倒的不在感に、全員が全員、迷走するはめになってしまったのである。具体的な不在ッぷりをあげると、白 天馬の乗り手1、神聖なる評決1、ラゴンナ団の長老0、希望の幻霊1 青 航海の終わり、雨雲のナイアードともに0、蒸気の精1、前兆語り1 黒 灰色商人、鞭の一振りともに1、草毒、ファリカの療法0 赤 死呻き、稲妻の一撃、サイクロプスが全部1 緑 アスプ0、旅するサテュロスと蠍とネシアンの狩猟者1 一体何が回っていたんだ、という不遇っぷり。このため、ピック中はどの色も枯れているように見えるので、「被ってる?」「どこの色が空いてる?」の疑心暗鬼が加速、全員が少なからず色をフラフラするはめに。逆に考えるんだ。次回開ける残りのパックはめっちゃ強いと。
ただ、残念なお知らせですが、次回は1人欠席確定。更にもう1人が日寄って逃げ出したため、多分中止になります。翌週、1月30日が今環境の最終戦です。もし来週やりたい人は、日寄ってる奴(名は伏せる)にプレッシャーをかけて大人しく出席しろ、と説き伏せて下さい。現状、私は開催されないものとして行動しますので、開催される運びになった際にのみ、連絡を回します。
PR ○「マケン姫っ!通」 5 誰に望まれて帰ってきたんだろう、と不思議に思った第2期。1期の時の感想確認したらやっぱりいい印象にはなっておらず、これも始まる前から一切の期待をせずに見たけど……あれ、案外悪くないぞ。 もちろん、決して「すげぇ面白い!」というわけではないのだが、1話目を見ていても大した嫌悪感は無かったし、あまりに馬鹿馬鹿しい流れは非常に微笑ましいものだった。こんなんだったかな、と思って確認したら、なるほど、スタッフが総取っ替えされているのである。脚本の黒田洋介だけが一緒だが、他はほぼ新スタッフと言ってしまっていい。まず、監督が金子ひらくである。おっぱい馬鹿の総本山と言っても過言ではない彼の手に渡ったことで、今作最大の武器(多分)である乳成分は見せ方としても、ネタ要素としてもプラス修正があった。そして、これは非常に個人的なところだが、キャラクターデザインが高見明男になっていたのはでかい。道理で画面を見てても嫌悪感が無かったはずだ。いや、この人のデザインや塗りは個性が出るので、原作ファンがどう思ったかはしらないし、疎ましく感じる層もあるのだろうが、私は高見デザインの丸っこさが好きなのでね。高見さんがいるってことは、当然製作会社はXEBECである。作品としては「うぽって」以来のお仕事ということになるのだが、いつも通りのクオリティが期待出来るだろうか。 1期のマイナス点を振り返ると、「エロギャグをやらなきゃいけないのに半端に熱血バトルが絡んだせいでどっちも中途半端」という感想が書かれていた。「フリージング」のようにバトル自体が陵辱劇になっていてエロに繋がるならまだいいのだが(いいか?)、今作の場合、エロは基本的にギャグ寄りのネタである。真面目にヒロイン勢が戦いはじめると、なかなかそっち方向に魅力を発揮出来なかった。今期がどのような流れになるのかは分からないが、少なくとも1話は清く正しい「エロくて馬鹿な話」である。多分、今回の犯人は乳魔道に落ちた奴なのだ。こういう振り切れ方をしてくれれば、いくらか見やすい作品になるのではないか。「スケベ」を強く押し出した主人公って最近は珍しいんだよねぇ。前野君の変態紳士ぶりは安定しておる。 というわけで中の人。前シリーズに続いて、キャストは同じなので基本的にはエース勢になっている。確か1期では富樫美鈴がオープニングを歌っていたのが気に入ってたんだけど、今回は人数が増えてSweet ARMSになってしまった。いや、別に悪くはないんだけど、4人で歌われるとまだ区別がつかないんだよな……。メインヒロインズは、野水・パイセン・下屋という、作品と正反対に胸が可哀想な揃い方をしている(ノリちゃんはそうでもないか)。あ、あと気になったのは、合田彩が引き続きキャスティングされているのだが、確か改名したんでなかったか。改名前に取った役の場合はクレジットを統一してるのかね。合田と内田、同じ作品の出身者なのになんだか仕事量に差がついてしまったなぁ。 サタンっていうかモッさんだよね、第2話。あの声の悪魔は全部可愛くなる法則でもあるんだろうか。 1話が全力パロディで荒ぶりすぎていたため、2話目は多少落ち着いた雰囲気だろうか。割と分かりやすい方向のギャグアニメになって、刺激は減ったけど相変わらずとぼけてるので見てて退屈はしない。特に犬が可愛いのが良い。桃太郎軍団からまさかのシロだけ2話連続出演という、よく分からない優遇ぶりである。地獄の犬たちは何故かキャスティングが無駄に豪華で、シロが小林由美子で無闇に可愛らしいのに加えて、今回出てきた上司の犬夫婦はツダケンと横山智佐という謎の配置。あの地獄は楽しそうだから是非落ちてみたいもんである。キャストといえば、あの子供鬼コンビの柿原じゃない方、とぼけた声しててなんか気になる。中の人は青山桐子さんという人で、あんまりアニメで聞かない声だったので印象に残った。 更に延々中の人の話を続けるが、オープニングが2回目の視聴でなんとか笑わずに聞けたのだが、相変わらず安元がふざけてるのかと思えるくらいの全力バリトンなのがインパクト抜群である。小野坂ウェディングのネタを思い出してしまう。今作では安元の悪ふざけがそこかしこで見られるようで、AT−Xファンにはたまらないものがありますね。多分、安元もカッパ橋で包丁の2本や3本は買ってるだろうし、奴なら寿司くらい握れても不思議じゃない。 ん、どこへ行きたいアニメなのかはよく分からんけど、多分どこにもいかないアニメなんだろう。それでいいや。 Aパート終わりが酷すぎて笑った、第14話。満艦飾マコ完全復活。やはり今作最強がマコであることが証明されてしまったな。「流子」と「欲に目が眩んだ流子」は違うクリーチャーだが、「マコ」と「欲に目が眩んだマコ」は同じものです。 やったぜ都道府県対決。「都道府県代表がご当地感をだしながらのバトル」というだけで何となくテンションが上がってしまうのは我ながらどうかと思うのだが、あまりにもテンプレな京都・大阪・神戸の三都物語を、いつも通りのクオリティで敵キャラ化。まぁ、本能字学園が北関東にあってあんなんなんだから、関西がどれだけ異形の進化を遂げていてもおどろかんわな。こんにゃくいもが名産ってことは、皐月さんは群馬県民ってことでいいんですかね。 ジャージが一番似合うことで有名な蟇郡が向かったのが、異人さんたちの町、神戸。「神戸」→「外国文化」→「アメフト」って、適当過ぎる繋ぎ方ね。ボリュームのあるアメフト軍団と対峙するのは蟇郡さん率いる子飼いの風紀委員たちで、鉄よりも硬い校則の象徴たる生徒手帳を武器に戦う。蟇郡さん自身は「俺のターン、ドロー」みたいなポーズで指示を出すばかりで今回ほとんど戦ってないのだが、これまでの戦闘スタイルが極制服頼みだったから仕方ないね。一番最初にアメフト軍団の頭に生徒手帳が刺さるシーンがなんだか榎本チック。結局、秘蔵の米軍横流し戦車やお肉アーマーも、超硬度を誇る生徒手帳を打ち破ることが出来ずにあっさり撃退。三都の中では割と影の薄い県であった。 続いて蛇崩さん率いる部隊が進軍した京都。こちらは八坂さんちっくな謎の祭礼施設で迎え撃たれ、どすえどすえうるさい変な京都人が陰陽で攻めたててくる。でも、実際の攻撃は単なる(?)電磁波干渉だったようなので、「古き良き」というよりは案外最先端な戦い方だったのかも。絡め手には弱かった蛇崩さんは謎の四神攻撃に戸惑うも、乱入してきた犬牟田によってあっさり解決。あとは比叡山の僧兵みたいなのがゴリ押ししてくるだけなので、蛇崩さんの吹奏楽部だけで勝てた。一応今回は四天王の皆さんの汚名返上パートの意味もあるので、犬牟田のサイバー感が役に立ったり、楽しそうにしている蛇崩さんが見られただけでも良かったかもしれません。今時ブルマな女の子、素敵ですね。ちなみに、今回の関西編の敵キャラキャストは、きちんと全員が純正ネイティブで構成されている(必ずしも出身県では無いけども)。完全使い捨ての京都4人衆の中には、こっそりと大阪出身、津田健次郎の名前もあるのですよ。 そして関西の要所、大阪戦に参じたのは、四天王最強(仮)の猿投山さん。彼だけは極制服がなくてもかなり身体能力が高く、最近流行りの「めっちゃ硬い竹刀」で金の力(物理)にものを言わせる相手大将と互角に渡り合う。竹刀を取り出す時に確実に鞘から抜いてたと思うんだけど、あんな長いのをどうやって背中から出せたんだろう。ただ、それでも抗争は激化して大阪全土を巻き込んでしまうことになり、最終的には皐月様の投入にまで至ったのであった。こうして見ると、結局皐月がサポートに出た大阪、実質四天王二人がかりだった京都と比べて、1人で全てを片付けた蟇郡さんが有能だった気がする。ちなみに大阪軍首領の宝多金男、こいつもかなり良いキャラしている。綺麗にベタな「大阪人」のイメージなのだが、何故かその汚さがあんまり嫌みじゃなくて面白い方向に出ている。キャストの人のベタッとしたえげつない演技も聞きどころで、どんな人なんだろうと思ったら、プロの声優ではなくて舞台メインの人らしい。劇団☆新感線所属らしいので、多分中島かずき繋がりでの登用なんだろう。こういう刺激があるのは良いとこだね。 まぁ、結局なんやかんやと3つの砦が陥落していくよ、というお話なので、同じパターンを3回見せられるだけなのだが、そんな中で新しい動きを見せた人物が2人。1人は美木杉。「教師としての美木杉の終わり」と語っていたことから、物語が完全に次のステージにシフトしたことが分かる。ヌーディスト美木杉の晴れ晴れとした気持ち悪さは相変わらず。光輝く時に優先的に股間が光るのはなんとかなりませんかね。そして、美木杉に報せを受けて鮮血奪還作戦に乗り出した流子……はいつも通りなのでいいとして、どさくさに紛れて大阪に来ていたマコである。「大阪に来たのに遊べない」→「いや、遊びに行こう」→「でもお金が無い……」→「あった!」という見事な展開。久しぶりにフルタイムで楽しめたマコ劇場と、その後の見事な大阪解説の流れに脳がやられる。堪能してらっしゃるなー。また、一般生徒に捕まって宙づりにされたときのセクシーショットなんかも見逃せない。まぁ、中の人ネタ的には、大阪じゃなくて神戸の方にいって、是非とも美人おねーさんを含む西さんのご家族に挨拶してもらいたかったもんですけど。次の舞台は石なんちゃら県になるといいですね。 変わったり、変わらなかったり、第15話。激動の前回を受けて、どこがどうなっているのかを確認するためのエピソード。色々と入ってくるものは多いのだが、これでも山ほど残った問題があるってんだから驚きである。 今回のテーマ(というか常にこうした作品に与えられるテーマ)は「変化」である。光という特別な存在を中心にして、「変わったか」「変わっていないか」をキーポイントにそれぞれの気持ちが揺れ動いていく。一番分かりやすいのは「変わっていない」光であろう。彼にとってお船引はついさっきのこと。突然のタイムスリップで回りが一気に年を取ってしまっては、流石についていけないのも仕方ない。真正直な彼ですら目を覆ってしまうほどに、この大きな変化は衝撃的なものであった。まぁ、そりゃ仕方ない。救いになるのは、回りの人たちもそんな光の異状をきちんと理解しており、それなりに配慮してくれていることだ。所謂タイムトラベルものとかだと、「未来からきました」「過去からきました」という事実を周りの人が許容するのは大変なのだが、今回はあくまで「冬眠」なので、周りの人も一応光がどんな状態なのかをイメージすることは出来る。町の人たちはお船引の立役者である光には優しく、色々と気を遣って接してくれていた。そんな中で最も光のことを思っていたのが、美海ということになる。彼女の光への思いは、対象がいない状態で何年も蓄積され、徒に大きくなってしまったものだろう。実際の光への思いが本当はどんな感情なのか、まだはっきりしていない可能性はある。しかし、なんとか光のためになろうという意識は強く、そこで、自分ばかりが何も分かっていないこと、自分だけが「子供のまま」であり、「変わっていない」ことを嘆くことになった。しかし、彼女も間違いなく時は刻んでいる。光の慟哭を漏れ聞いてしまったことで、ようやく彼の気持ちを察して、「あのときのままで」動くことが出来るようになった。彼女は、変わっていないわけがない。当然のように変化し、それは彼女のための、彼女が望む変化であったわけだ。 良くも悪くも変わっていない人物というと、紡の存在がある。結局、彼はどこまで言ってもオブザーバーの立ち位置から出てくることが出来ない。常に冷静沈着、陸の人間としての視点を持ちながら、不思議と汐鹿生側のスタンスも持ちうる彼の思慮は、全てが「最善の方向へ」いくように舵取りされている。幼いころの「イケメンぶり」は常に彼が正しすぎたから起こっていたことであり、現時点においても、彼は物事の本質は見抜く力に長けている。光も、そんな紡にぶつかったからこそ、目をひらく切っ掛けを手に入れられたのかもしれない。ただ、紡が全く変わっていないかというと、そういうわけではない。彼だって立派な男になったのだ。一つ屋根の下にいる女性に対して、何も思っていないわけはないだろう。 そんなわけで、今回の「変化」というテーマを全て背負い、体現したのが、ちさきということになる。彼女は冬眠に入らなかったことで、「普通に成長し」、「普通に変化した」。それは別に何も悪いことではないのだが、彼女は昔からずっと、「人のことしか考えられない」性格である。おかげで、彼女には「光の目に映る自分」が恐ろしくて仕方ない。変わってしまった自分。光を置いて大人になってしまった自分。そんなものは、光に見せることすらままならない。あのとき憧れていたはずの存在が、自分の「勝手な変化」によって、罪悪感の対象へと姿を変えていたのである。光が戻ったという報告を受けた彼女が、思わず後じさってしまったのは、非常にショッキングなシーンだった。光に自分を認識されたくないという思いが、彼女を責めさいなむ。 このままちさきがふさぎ込んでしまうのか、と思われたが、そこは流石の主人公だ。光は、互いに恐れていたはずの衝撃の対面の席で、見事にちさきが一番欲しがっていた一言をくれた。「変わっていない」と。これによってちさきが救われることになり、結果、光自身も救われることになる。「光が眠っている間に全てが変わってしまった」のではない。変わったものは確かにたくさんあるが、変わっていないこと、地に足をつけて生きてきたあの村は、きちんとそこにある。ちさきだって、変わらぬ気持ちでそこに待ち続けていたのである。光はやはり、旗を振るのが似合っている。彼の力で、ちさきを救い、最終的にはまなかも救い出すことが出来るのだろうか。 今後の焦点の1つは、「変わっていない」と笑ってみせた光と、「変わったな」と穏やかに告げた紡の差異である。奇妙な話だが、実はこの2つの言葉は、どちらもちさきが求めていたものである。幼い頃から大人びてはいたが、結局子供でしかなかったちさき。彼女は事件以後、成長しなければ、と思い続けていた。そして、光の前では「変わりたくない」という人類不偏の望みも口にしていた。どちらからも望んだ通りの言葉が聞かれた今、ちさきの心ははたしてどちらに振れることになるだろうか。まぁ、普通に考えると、流石に紡と一緒になった方がいいとは思うんですけど。結局、まなかがいつ目覚めるか、っていうのが一番の問題なんだけどね。 オチなかった! 第2話。良い話っぽい展開になったのでどんな酷いオチが待ってるんだろうとと思って見ていたら、意外にもそのまま収束してしまうという逆サプライズ。こういう展開もありなのね。油断出来ない作品だわさ。 ラーメンの話で、CV諏訪部・吉野の猫っていうだけで、京都下鴨の猫ラーメンが頭にこびりついて離れなくなったよ。あげくエンディングがやくしまるえつことか、数え役満。異次元も四畳半も大して変わらない可能性が? とにかくひたすらラーメンを食い続けるだけのお話。深夜アニメでこの話って、単なる飯テロなんじゃないかって気もするのだが、ラーメン自体は宇宙風味でサイケデリックなのであんまりうまそうじゃないのが救いだろうか。あ、でも最後にじいさんが出したラーメンはちょっと食ってみたい。ちょっとワームホール探してくる。 今回のコンテは山本沙代。そのおかげなのか分からないが、1話に増してポップな印象が強く、宇宙なんだか保育園なんだか分からないような見た目でとにかく騒ぎ立てる。話の中身は何もないので、とにかくどったんばったんしてるのを見せるだけである。1話は割とメタ度の高いネタで笑わせてくれていたが、今回は作中設定でのネタが多かったのも変化の1つだろうか。ラーメンは宇宙を代表する食文化になった。そして、ツイッターは宇宙規模のコミュニケーションツールになった。ひたすらラーメン画像をあげ続ければ、いつしか世界を革命する力を手にすることも出来るのかもしれない。っつうか、ミャウは最後のラーメンが食べられなかったのはしょうがないとして、せめて写真だけでも押さえておけば「プロツイッターラーメン評論家きどり」の面子が保たれたのにね。個人的に、ラーメン屋で写真撮ってる奴にはイラッとする派。伸びるからさっさと食え。 1話に比べると大人しくなってしまったが、多分こっちの路線の方が長続きするんだろう。動画は相変わらず元気だったし、監督の性格からして、1回限りの捨てネタよりも、全体的な画面の質で見せたい作品になってくると思うし。まー、個人的には検査員のおねーさんが出てくるだけでなんの問題もなく正座視聴するんですけどね。宇宙に桑島法子がいるのに、死にそうにないというだけで僥倖である。今期はちょいちょい仕事があるので俺歓喜。 <青>
Alhammarret, High Arbiter 高位調停者、アルハマレット (5)(U)(U) R 伝説のクリーチャー・スフィンクス 5/5 飛行 〜が戦場に出るに際し、各対戦相手は手札を公開する。あなたはこの方法で公開された土地でないカード名を1つ選ぶ。 あなたの対戦相手は、(〜が戦場にある限り)選ばれた名前の呪文を唱えられない。 スフィンクスの偉い人。彼はジェイスの生まれ故郷の次元であるヴリンでジェイスの才能を見出して育て上げた、いわゆるお師匠様である。実際は自分の調停業務のためにジェイスのテレパス能力を体よく利用してた感はあるものの、実際に彼のおかげでジェイスが大きく成長出来たので、師匠であることは間違いない。最終的にジェイスに全ての記憶を奪われ、その結果呼吸をすることすら出来ずに死んでいくという、なかなか悲劇的な最後を遂げているのだが、彼の死後にヴリンがどうなったのかは謎。さておき、そんな師匠はスフィンクスとしてはスタンダードな仕上がり。7マナ5/5フライヤーという平均的なボディを持ち、フィニッシャーとしての圧力はそれなり。そして、彼特有のお叱り能力は、これまで「ジュワー島のスフィンクス(ZEN)」といった様々なスフィンクスが追い求めてきた「安全安心除去耐性」の1つの形といえる。場に出るに際して呪文の使用を禁止するのは「翻弄する魔道士(ARB)」と同じ。しかし、お師匠は「相手の手札から見えたカードだけしか宣言出来ない」という制限を持っており、相手のコンボを封じたり、動きを積極的に阻害するような性格のカードではない。しかも、7マナのクリーチャーが登場する時に相手が持っている手札などさほど多くはないだろう。なかなかピンポイントで有効なカードを宣言出来る可能性は高くない。しかし、こうして得た確認機能により、彼は登場後そうそう簡単に死なない不可思議な防壁に守られることになった。「除去られなければ強いんだけど」はファッティのお約束だが、相手の少なくなった手札から的確に1枚の除去を封じることが出来れば、この「除去られない」に極限まで近づくことになる。相手も大抵の脅威に対しては「英雄の破滅」を構えておけば安心だと思ってのんびりしているかもしれないし、ひょっとしたら手札に3枚の「焙り焼き」を抱えてボーッとしているかもしれない。呪禁対策に「命運の核心」を持っている可能性だって高いだろう。そんな状況を全てシャットアウトしてしまえるのがコイツ独自の強み。もちろん、その後別な除去を引かれればあえなく退場することにはなるが、「宣言したカード以外の別種の除去を引きこむ」というのは、「何らかの対策カードを1枚以上持っている」確率よりも格段に下がるのは間違いない。もちろん、除去が無い場合には次のターンに出てきたらやばそうな「龍王シルムガル」や、そろそろ勝負を決めようと思っていた「精霊龍、ウギン」を宣言してしまってもいいわけだ。なるほど、これは先見の明を持った賢いスフィンクスでいらっしゃる。まぁ、あとは7マナのフィニッシャーとして使いたいかどうかだが……まだ現時点では各種龍王を優先した方が時流にはあってるのかなぁ。
Anchor to the AEther 霊気への抑留 (2)(U) U ソーサリー 対象のクリーチャーを、そのオーナーのライブラリの一番上におく。占術1を行う。 「時の引き潮(M14)」に占術がついてお値段据え置き(ただしアンコモン)。「時の引き潮」が強いんだからこれは更に強く、オーラ剥がしに使えるし、高名もリセットされるので今回も相変わらずバウンスの点数は高めである。これでインスタントだったら相手の占術に嫌がらせ出来て最高だったんだけども。
Artificer’s Epiphany 工匠の天啓 (2)(U) C インスタント カードを2枚引く。あなたがアーティファクトをコントロールしていないなら、手札を1枚捨てる。 コンセプトとしては、かつて名脇役として活躍した「知識の渇望(MRD)」と大体同じ。「アーティファクトをいっぱい使えばアドバンテージが取れるドロー呪文」である。「知識の渇望」はアーティファクトを手札から捨てることで、この呪文は場に用意することで1枚分のアドが取れる。コストも同じ、使った後の手札の枚数も同じなのでかなり似ている気がする。ただ、残念ながら流石にアンコモンの「渇望」には惜しくも届かない。何故ならば「墓地に捨てること」もメリットに変換出来るため。特に魔巧能力があるこのセットにおいては、出来れば「知識の渇望」の方がほしかったが……まぁ、コモンでそこまでは高望みしすぎ。条件を満たさずとも「目録(8ED)」と全く同じで、満たせばインスタントの「予言」だ。やろうと思えばこれ1枚であっという間に魔巧条件を満たすことも可能。アーティファクトが有っても無くてもとりあえずデッキに入れておけばいいのでは。
Aspiring Aeronaut 飛空士志願者 (3)(U) C クリーチャー・人間、工匠 1/2 飛行 〜が戦場に出たとき、1/1で飛行を持つ、無色の飛行機械・アーティファクト・クリーチャー・トークンを1体戦場に出す。 工匠たちが元気なチャンドラの出身次元カラディシュ。そんな機械次元の日常風景が描かれたのがこちらのカード。どういうシチュエーションかはよく分からないけど、なんかすごく楽しそうなのは良いと思いますよ。カード1枚でリソース2つ。4マナでフライヤー2体ということは大体「深夜の出没(ISD)」とか「未練ある魂(DKA)」と同じくらい。ということは、先輩カードがインスタントだったり、3マナだったり、フラッシュバックしたりするのに比べると、このカードはかなりもっさりしているということに。まー、これらのカードは両方ともアンコだし、片や環境を支配した最強カードなんだから比べる相手が悪すぎるんだけども。正当な比較対象は「歌鳥の売り手(RTR)」かな。アイツが1マナ追加で空を飛んだと考えれば我慢出来るパフォーマンス。カラディシュデッキはアーティファクトの数を揃えることが重要なので、そのための安全策としても機能する基本的なコモンになりそう。
基本セットに入ってるとそれなりに強そう。ただ、今回は高名がある関係上、割と速い環境になりそうな気がするのでこのコスト域はちょい微妙かも。
Calculated Dismissal 計算された放逐 (2)(U) C インスタント 対象の呪文1つを、そのコントローラーが(3)を支払わない限り打ち消す。 魔巧 - 占術2を行う。 「マナ漏出(M12)」が1マナ重くなってちょっとおまけがついた。同様のデザインとしては「紛糾(ONS)」や「賢人の消火(MOR)」などがあるが、これらの呪文は前評判こそ良かったものの、やはり環境にある2マナカウンターが強すぎたために、結局トーナメントシーンなどで見られることはなかった。しかし、現在はそうした有力なライバルは多くなく、対抗するのは2マナ域の「シルムガルの嘲笑」、そしてほぼ同型と言っていい「解消(THS)」ということになる。ドラゴンの有無で優先度が変わるわけだが、汎用性の高いこちらのカウンターも、今後はそれなりのアピールがあるのじゃなかろうか。リミテッドの場合、コモンのカウンターはこれの他に「否認」と「骨を灰に」の2枚。とりあえずメインならばこれで確定だろう。よくお世話になる(もしくはよくイラつく)呪文になるんじゃなかろうか。
Clash of Wills 意思の激突 (X)(U) U インスタント 対象の呪文1つを、そのコントローラーが(X)を支払わない限り打ち消す。 3枚立て続けにカウンター呪文。イラストで描かれているのは、若かりしジェイスさんが師匠であるアルハマレットと対決しているシーン。なんでも、PWの灯が点いたジェイスは師匠に「なんかやべぇ力に目覚めたんスよ」と報告したのだが、PWの力が危険であると考えていた師匠が「いやー、それ危ないやつだわー、たまたま危ないヤツ出てきただけだわー、気にしないで忘れた方がいいわー」とか言ってごまかしてたのを、ジェイスが師匠の記憶を読んだせいでばれちゃったらしい。怒ったジェイスは使い慣れない力を暴走させて師匠にたたき込み、師匠はあえなく死んでしまう。何ともかわいそうなお話。ジェイス、5/5のスフィンクスをサツガイする力とか持ってるなら、一度でいいからPW能力でそれを見せて欲しいもんであるが。さておき、昔からよくあるタイプのカウンター呪文だが……なんと、このデザインはこれが初! まだまだMagicには「そんなところに史上初?!」が潜んでいるものである。古いプレイヤーならば何といっても「魔力消沈(6ED)」のイメージ、最近のプレイヤーならば「中略(RTR)」や「精神振り」でお馴染みの打ち消し方なのだが、おまけが一切付いていない素材のみの味わいの呪文はこれが初めて。もちろん、過去に先人達が結果を残しているのでその効果を想像するのは容易いだろう。普通は「マナ漏出」なんかと比較して「X呪文だから基本的なコスパは悪いよね!」って言われるものなのだが、現在は「マナ漏出」もなければ「誤算(USG)」も、「魔力の乱れ(7ED)」すらない。これからの時代はこいつが規準、こいつがルールなのである。「取り消し」とどっちが優先されることになるんだろう。いや、「取り消し」もあんまりデッキに入ってないけどさ。
強いのはいいんだけど、テイストがこわいのです。シチュエーションを想像するだけでぞっとする。
Day’s Undoing 一日のやり直し (2)(U) M ソーサリー 各プレイヤーは自分の手札と墓地をライブラリに加えて切り直し、その後カードを7枚引く。もしあなたのターンであるなら、ターンを終了する。 神話なら何してもかまわないシリーズ。今度は何と「Timetwister(2ED)」である。どうした製作チーム。一体何に挑んでいるんだ。ま、一応特殊な設定でもってターンを強制終了させる措置が採られたため、このミラクルなドロー能力を使っての簡単コンボや無条件ブーストは出来ないようになっているわけだが、さて、世界中のデッキビルダーたちは一体どんな方法でこのカードを調理するのだろうか。……これ、めっちゃ速いデッキに突っ込んどけば、とりあえずハイパードローとして充分強いのでは……。ちなみにテキストには直接書かれていないが、殆どの場合はこのカードは解決中にターンが終わるために、そのまま墓地に置かれず追放されることになる点に注意。
Deep-Sea Terror 深海の恐怖 (4)(U)(U) C クリーチャー・海蛇 6/6 〜はあなたの墓地にカードが7枚以上ない限り攻撃出来ない。 今回の海蛇枠。青の海蛇枠は「〜が無いとなぐれなーい」というのがお約束であり、極まっちゃうと「ダルガーの宿敵」みたいに「基本的になぐれなーい」まで行ったりする。これは、海蛇の身体がでかすぎる上に水棲生物だから、あんまり敵陣に攻め込めないということの現れである。普通は「相手が島を持っている」「戦場に島がいっぱいある」なんかで「海蛇の進路」を表現するわけだが、今回は「墓地が深いと前に進める」というギミック。7枚といえば、奇しくもあのスレッショルドの枚数である。これまでオデッセイ環境以外で墓地の枚数を事細かにチェックする奴なんてジェイスさんくらいのものだったが、今後はこの海蛇さんもスレッショルドを確認する有力なカードになる。なにしろ、ファッティ本舗の緑でさえ、今回のコモンは6マナ5/6「巨森を食うもの」なのだ。純粋にサイズ面で緑を圧倒出来る貴重な機会である。普段の海蛇枠よりも使いやすそうなので、青だからと言ってこういう筋肉馬鹿を無下にするもんではない。
Disciple of the Rings 輪の信奉者 (3)(U)(U) M クリーチャー・人間、ウィザード 3/4 (1)、あなたの墓地にあるインスタントかソーサリー・カードを1枚追放する:次のうちから1つを選ぶ。 ・対象の、クリーチャーでない呪文を、そのコントローラーが(2)支払わない限り打ち消す。 ・〜はターン終了時まで+1/+1の修正を受ける。 ・対象のクリーチャーをタップする。 ・対象のクリーチャーをアンタップする。 なんか無駄にテキストが長い青の親和枠。「オジュタイの模範」のヘンテコ性能といい、最近の神話業界ではこういう選択式が流行っているのだろうか。青のクリーチャーで「いっぱいある中から能力起動」っていうと真っ先に「変異種(USG)」が思いつくわけだが、ぶっちゃけこいつはそこまで器用じゃない。起動コストが余計にかかる部分もそうだが、実は1つ1つの能力で直接ゲームを左右するものは多くないのである。一応火力で狙われた時にはステータスアップで対抗出来るので除去耐性があるといえばあるし、タップ能力を1ターンに複数回起動出来るので、ゲームエンドのシーンを演出することも不可能ではないが、そのためには墓地の用意をしなければならず、わざわざこいつのための専用デッキを作るほどでもない。そりゃ単体で見たらスペックは高いだろうが、それだけで使われるほど甘くはないわけで。「オジュタイの模範」も「岸砕きの精霊」も使われないってことは、そういうことよ。まして5マナでは。一応、上手いこと「クリーチャーじゃない呪文がめっちゃ墓地に溜まるデッキ」が組めたならば、エンドレスで相手呪文をカウンターし続ける機械になれる可能性はあるか。クリーチャー呪文はこいつ自身が相手するしかないな。
「Disperse/分散(M14)」 C こちらもすっかり基本スペルとして定着しましたね。もう「ブーメラン(10ED)」が戻ってくることはないんだろうか。
Displacement Wave 変位の波 (X)(U)(U) R ソーサリー 全ての点数で見たマナコストがX以下の土地でないパーマネントを、そのオーナーの手札に戻す。 ダイナミックバウンス。彼我ともに影響の同じ呪文なので、もし運用するとしたらあまりパーマネントを並べないデッキ、つまりコントロールということになるが、それだったら「命運の核心」みたいな全体除去をキープする方がよっぽど安全なので、見た目の派手さほどに使い道があるわけではない。「相手が軽いクリーチャーをいっぱい並べて、自分が重いカードだけを使う」っていうマッチメイクならテンポは稼ぎやすいが、「軽いものをたくさん戻す」ってことは、相手も修復するのはさほど難しくないわけで。クリーチャー以外を戻すことが出来るという特徴も、かえってオーラなんかが戻っちゃうので普通のバウンスより使いにくかったり。ただ、相手がトークンだった場合だけは話が別。何しろこのカードはわずか2マナで「全てのトークンを破壊する」と書かれているのである。そうした運用法ならばかなりキラーなサイドボードとして活きる。今後もジェスカイトークンみたいにトークンを前面に押し出したデッキが出てくるようなら、このカードの出番かも。
いらないよ! そんな適当な優しさいらないよ! もう私ライブラリ削るのやめる! (当然の結果だと……思っています……)
Faerie Miscreant フェアリーの悪党 (U) C クリーチャー・フェアリー、ならず者 1/1 飛行 〜が戦場に出たとき、あなたが他に〜という名前のクリーチャーをコントロールしているなら、カードを1枚引く。 「同じカードをかき集めると強いよ」サイクルの青は、ボーナス付きの「西風のスプライト(M10)」。単純に1/1フライヤーなのでそこからのヒッターとしてのニーズがあるかもしれないし、2枚目以降がキャントリップになるならばデッキインするのをためらう必要はない。たとえ何枚戦場にあろうが効果は変わらないが、枚数を集めればそれだけ戦場に残る確率が高まり、潜在的にキャントリップの量が増える、つまりアドバンテージが稼ぎやすくなる。これだけでデッキを埋めてしまえば延々スプライトを生み出し続けることだって可能になるのかもしれないのだ。実際にそうはならずとも、このステータスの生き物を入れたくないっていうデッキはそこまで多くないはず。例によって「引けたらラッキー」の精神で。
Harbinger of the Tides 潮流の先駆け (U)(U) R クリーチャー・マーフォーク、ウィザード 2/2 あなたが〜を唱えるためにさらに(2)を支払うなら、〜が瞬速を持つかのように唱えても良い。 〜が戦場に出たとき、対象の、対戦相手のコントロールするタップ状態のクリーチャーをそのオーナーの手札に戻す。 渋いサポートが光るレア。2マナ2/2マーフォークというだけでもそれなりにニーズがあるだろうが、そこに込められている能力が更に2つも。1つ目は「サラカーの消し去り(WWK)」などがたまに持っている制限つきバウンス。制限付きとはいえ元祖「大クラゲ」よりも軽い脅威のバウンス能力。これだけでもアンコモン以上の価値はあるだろう。そして、これを更に磨くためにもう1つの瞬速能力が加えられている。4マナで瞬速、場に出たときにバウンスといえば、あの「造物の学者、ヴェンセール(FUT)」クラスの能力。そしてヴェンセール先生には2マナで出すオプションはなかったのである。こりゃ凄い。マーフォークであるということは下の環境にも影響が与えられるということだし、青のマナシンボルが2つってことは、今の時代ならば「これで波使いさんが捗る!」という意味にもなる。2ターン目素出し、3ターン目「岸砕きの精霊」、4ターン目の相手エンドにコイツを出してバウンスし、5ターン目の波使いからトークンが8体。色々とひろがりんぐ。
Hydrolash 水撃 (2)(U) U インスタント 攻撃クリーチャーは、ターン終了時まで−2/−0の修正を受ける。 カードを1枚引く。 毎度お馴染みパワー修正カードの新作。技の名前とやってることだけだと「打ち寄せる水(M15)」と同じようなイメージがあるが、キャントリップであることを考えるとこちらならばけっこう使えるタイミングはありそう。「目潰しのしぶき」の半分のカードってことになるわけだが、5マナと3マナでは運用のしやすさは雲泥の差だし、数で攻めてくる相手には効果覿面。逆ラッパだと思えばその影響もイメージしやすいだろう。ようやく、こういうパワー下げる系トリックも日の目を見るときがきただろうか。結局、カード引ければ万事解決やねん。ちなみに、フレーバーには「水術師の反逆者」というどこの次元だかよく分からない人のコメントが寄せられているが、その名前だと水術っていうよりは妖怪ウォッチ使ってそう。
京都水族館は良いところですよ。第2話。規模は小さいけど、展示が近いしコンセプトの打ち出し方も割と丁寧。まー、遠くからわざわざ訪れる必要はないのかもしれないけども。チューブ型水槽でアザラシが脱糞した時の衝撃は忘れられない。ジャパニーズジャイアントサラマンダー(オオサンショウウオ)も可愛いよ。 2話目から、予告されていた通りの圧倒的甘々展開。もう、勘弁してほしいくらいのいちゃいちゃぶりだが、この作品に限ってはこれが見たくて視聴しているのだから致し方ない。正直言うと、今回みたいな「勇気を出して行動」→「無難な結論」っていう展開を1クールかけてやっていくのかと思ってたんだけど、流石にそこまでダラダラするわけにもいかないか。お節介ババア森サマーのおかげで、思いの外スムースに(そして強引に)事は運んだのである。六花と勇太のつかず離れずの関係性って、高校生にしてはあまりにも初心過ぎるっていう見方も出来るし、いっそそういう次元を通り越して老夫婦みたいな安定感があるっていう見方も出来る。いや、本人が言ってるんだから前者に決まっているんだけども。六花が幼すぎるせいで「まぁ、この子らならしょうがないかな」とか思ってしまうのだが、実際には高2なんだよな。天然記念物か。 結局「六花可愛い」を全力で振り切ることのみを目的としているために、今回みたいなたっぷり2人がいちゃつくお話は、それだけで破壊力が高い。水族館に入ってからのお話ももちろんだが、その前日に2人がどんな気持ちで一つ屋根の下にいたのかとか、妹ちゃんはこんな2人をどう見てるのかとか、考えはじめると色々止まらなくなる。自転車+ローラーでの走行シーンなんかは青春の王道みたいな画が出来てるのにすげぇ滑稽なことやってるあたりがこの2人らしくて凄く愛らしい。視界が不明瞭なら大人しく2人乗りすればいいのにね(犯罪らしいが)。多分あの機動がやりたかったんだろうなぁ。あ、ただ、色々と智恵が足りていない部分も含めて可愛い六花だが、流石に20万超の散財はどうかと思った。あそこまで経済観念が弱いと、将来家庭を持つ段になったら深刻な問題である。勇太お母さんが何とかしてくれるとはいえ、六花は恋愛云々よりも、中二病をこなしながらでもいくらか社会常識を学ぶフェイズが必要なのではなかろうか。勇太が今の六花でいいと思ってるならそれでもいいんだけどさ。中二病要素を上手くコントロール出来れば、六花って扱いやすそうだからなぁ。 その他の面子の活躍は、森サマーを除くと今回は少なめ。凸守は赤面するシーンだけでも充分だという話もあるが、一番の萌えポイントは青い宝石を六花と寄り添って眺めてるシーンだと思うの。マスターと同じ目線になってるときが一番幸せそう。そして、高校に進学してもクラスメイトからの信頼が厚くて本当に良い子やで。学年主席の成績で入ってきて、こんなに気立ての良い子がいたらクラスの仲間も幸せだろう。このまま放っておいたら、凸守がクラスの男子から告られる展開があってもおかしくないな。足払いで一蹴されそうだけど。 森サマーは、今回常に燃えたぎってお節介ババアの仕事に全力だった。実際は彼女だって中学時代はあんなんだったわけで、恋愛経験なんて欠片も無いはずなのだが、なんでこんなに上から目線なんだろう。いざというときは「恋愛に詳しい」っていう訳の分からない友達頼みだったし。いや、それでも本人が楽しそうだからいいんだけどね。部室で勇太に詰問してるときの森サマちゃんが、何故か格ゲーキャラの選択画面みたいに上下に小刻みに揺れてたのが妙にツボった。なんやねん、あの動き。 そしていよいよ、「良くないこと」らしい新キャラが登場。1期1話の六花と全く同じ構図で舞い降りてきた闖入者は一体何者か。そして何をしでかすのか。こうご期待。あー、スーパーに「デコモリ」っていうスパイス置いてないかなー。 ○「銀の匙(第2期)」 5 ちょっと明けての分割2クール目。特に変わらないわけだし、あんまり書くこともないかな、と思ってたんだけど、なんと監督のクレジットが変わっていた。 2期から、伊藤智彦監督ではなく、出合小都美氏という名前に変わっている。確認したら1期目から割と中核を担っている人だったので、多分伊藤さんが他の仕事で手が空かなくなったので、持ち上がる形で任されたのだろう。出合氏の名前には覚えがなかったのだけど、調べてみたら割と好きなものに関わってる人だった。特に「となりの怪物くん」のOP作ってた人だと知って興味は湧いた。ま、なかなか個性を発揮するようなタイプの作品じゃないのだが、きっちりやってくれればそれだけのペイはある土台だからね。期待してもいいんじゃなかろうか。ちなみに伊藤さんは1期でも兼任していた音響の方にだけ名前が残っている。ちょうど「地獄少女」シリーズにおける大森監督のシフトと同じ現象。うーん、伊藤さんの画も見たかったんだけどね。個別回でコンテやってくれればいいんだけどな。どこの仕事に回ってるんだろう、と考えると、答えが「SAO」しか無い気がしてちょっとテンションが下がる。 というわけで、ちょっとだけスタッフの入れ替えがあった2期スタート。まぁ、だからといって大きく変わったところがあるわけではない。元々地盤が固い作品であるし、2期目ってことでキャラクターを全部分かった上で見られるので気分も楽。世界が広げられるので1期よりも楽しみは多そうだ。1話目から微妙にもやっとした色恋沙汰(?)が関わっているので気にはなるけども、この作品であんまり暗い展開にはならない気もするしね。八軒は優秀な主人公だよ。 |
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