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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
まさかの全編エアボーイズ、第5話。常に狙いが明確で感心させられる本作であるが、まさかここまで徹底してくるとは。この姿勢は恐ろしくすらあるな。 これまで数話かけて準備してきた「エアボーイズ」公演の本番。一体どんな内容なのか、気になるような、そうでもないような。正直「ぽっと出駆け出しアイドルの不慣れな演劇」なんて現実では全く魅力が無いわけだし、これまでの練習風景を見ても別におもんないやろな、という印象しかなかったのだが、作中では、なんとそのまま「おもんない」をダイレクトに引き出してきやがった。なるほど、確かに演劇ってこういう空気だよなぁ。脚本の突拍子の無さもすごく「それっぽい」気がする。「こんなんわざわざ金払って見に来る奴がいるのかよ」と思ったが、観客席を見ると、まず埋まってる座席数の時点でそこそこリアルだし、客の大半は若い男のアレコレが見られりゃそれでいいや、みたいなマダームがほとんどである。そうか、こういう客層に向けてサービスするのが少年ハリウッドなんだな……なんだかすごく納得した。 「つまらない演劇」「素人集団の頑張り」。そうしたものを見せるために、今作は相変わらず尖った演出方向を見せている。「全編作中劇」という時点でも割と挑戦的ではあるのだが、普通は「作中劇」というものは「作中劇らしく」見せるものである。昨今のアニメならばライブシーンを描くことが多いが、ほとんどのライブシーンはPVのように「なるべくいい絵」が見えるように、非常に凝った造りを見せることがほとんどだ。演劇シーンにしてもそれは同じであり、「演劇」だけでなく「演劇をしている空間すべて」が描かれるのが常。古いところだと「CCさくら」の桃矢たちの女装演劇なんかが思い出されるし、そこそこ最近では「スタードライバー」の「戦争前夜」なんかがある。アニメ全体の構成を考えれば、「作中で演劇をやっているシーン」を描くことに意味があるわけで、そこには「演劇の演劇」という二重構造を明確に示すことが最低条件であるわけだ。 しかし、今作の場合はそうした二重構造は極力排除されている。作中、わずかに観客席が映る場面もあるが、ほとんどのシーンにおいて、カメラは「観客目線」に固定されており、構図の変化はあってもズーム程度で、とにかく徹底的に「劇を見る視点」が維持される。また、「劇である」ことを示すために、普通はこうしたアニメ演出ではメタ視点が多く導入され、たとえば台詞をとちって焦るモノローグが入ったり、積極的に観客とのインタラクション(笑い声などを含む)を入れて二重構造が見えやすいように装飾するものだが、今回はそれがほとんど無い。唯一、「視野の外」が見えるのは生馬が台詞をトバして固まってしまうシーンだけなのだが、その時でさえ、モノローグなどは一切入らず、事実として「台詞が無い時間」が産みだされるに留まっている。そのため、視聴者目線でも、観客同様に劇中演出の一環のように見えていたのである(つまり、視聴者もキラのアドリブに救われたわけだ)。 こうして、我々はいち「観客」として彼らの演劇をほぼ全てフラットな目線から鑑賞できた。正直、それがすごいことだとは思わないし、得をしたり、良い物が見られたとは思わないのだが、少なくとも今回我々は「少年ハリウッドファン」と目線を同じくしたのである。彼らの成長の第一歩を、完全にファン目線から目撃したのである。登場直後に「気持ち悪いもの」として提供されたアイドル活動は、現在でも引き続き「気持ち悪いもの」であり続けているし、今回のチープな脚本の演劇を見ればまだまだ「青臭いもの」であるが、それでも1つずつ、「ファン目線」をすり込まれることで、いつしか我々は少年ハリウッドのファンとしての権利を与えられ、彼らの物語を「良い物」として眺めるための下地を着実に作り上げ(させられ)ているのかもしれない。 何とも不可思議な視聴感。実際、癖になってきてるのかもしれません。 PR 緑茶に砂糖って普通の文化なのか、第4話。まぁ、カレン先生はどう見ても日本文化がベースじゃないから、他国の文化形態なんだろうけども。やっぱり抵抗あるよなー。 今回は前半ギャグ、後半シリアスの流れ。シリアス方面は思わせぶりな発言が多方面から飛び出す割には新情報が1つも出ていないので何とも語りようがない。クロとカレン先生の接触には一応意味があるのかな? でも、あの人が真面目に働く姿はちょっと想像出来ないし、そもそもクロってのが「奇跡のような」産物であるなら、そこに誰かの邪悪な意志が働いてるってこともなさそうだしな。珍しい存在だから誰かに狙われるってのはあるかもしれないけども。正直、今作でそういう「邪悪」って一切存在してないからなぁ。切嗣ですらあんだけのんびりした世界だもんな。 あと、ちょっと気になったのはカレン先生のキャラデザ。今回の作画だけなのかもしれないが、なんか微妙にバランスが悪い。今回はこれまでのエピソードの中では一番安定しない作画だったのだが、そんな中でもイリヤとクロのディティールは割と丁寧に作られているんだ。その分の影響を被ったのが回りのキャラクターで、特にカレン先生はなんだか顔の造形がちぐはぐな印象を受ける。ヘアスタイルがアシンメトリだからバランスが難しいのかなぁ。このキャラデザだと目の形を綺麗に作るのが難しそうなので、そこが髪型とのバランスで違和感を与えているのかも。 まぁ、そんなディティールはどうでもいいとして、シリアスな保健室パートを取り除くと、残るのはドキドキ小学生ドッジボール対決(一部社会人あり)ということになる。毎度のことながら今作の幼女に費やすエネルギーは見上げたもの。今回のテーマはブルマ幼女ですよ。今時ブルマですよ。もう世界中どこにも残されていない世界遺産なのではなかろうか。しかも、このブルマ描写が無駄に凝っていて、とにかくそこに全勢力を傾けられている。ワンシーンとてブルマが「単なる線」で描かれたカットは存在せず、タッツンをダイナミックなあおり構図で描いたドキドキカットに始まり、常にブルマはしわ、筋が描かれている。そこには無駄なリアリティがあり、無駄な努力の結晶が詰まっている。このアニメを作る人間は、そういうところに力を入れられるのである。ザッツミラクル。 やっぱり幼女が躍動している時が、この作品の一番輝く時であるなぁ。 夏休みスペシャルその2。多分その3は無い。
Round1・「おたあじゅりあ」 1,ロミオとジュリエットを原作とする黒岩涙香の翻案小説。 2.(フランス語で)らせん階段。 3.(フランス語)跳ね橋。開閉橋。 4.朝鮮人キリシタン。1612年のキリシタン禁令によって伊豆大島神津島へ流刑。神津島では毎年ジュリア祭を挙行。 5.アイルランドの方言できらきら光る羊毛の意。 6.劇作家サエリアの代表的な歌劇。 しょっぱなからいきなりのMVW。倍付けルールでこれの出題者が最後まで逃げ切った。
Round2・「やちわた」 1.漢方学の用語で、身体のすみずみ。五臓六腑。 2.日本神話に登場する神。ヤチワタノミコト。 3.大海原。 4.越後地方で、泥炭。 5.秋の季語。稲刈りを済ませた田の意味。 6.エイの精巣。珍味として知られる。 「相変わらずgoogleでもヒットしないなぁ」という人は「さるけ」とセットで検索しましょう。
Round3・「かせくしす」 1.(ラテン語)仲間、絆。 2.頭蓋骨から顔面を復元する技術。造顔法。 3.片身に悪を携える者。ローマ哲学の一概念で、性悪の弁証に用いられた。 4.ある人を愛する、ある者を嫌うというような対象へのプラスまたはマイナスの関心がいつまでも続くこと。 5.古代ギリシアの哲学者。万物の根源は無であると唱えた。 6.みっともなくのたれ死ぬこと。転じて、虫が体液を出して潰れている様。
Round4・「そろれーと」 1.ミャンマーの政治家。中国に対する融和政策を主張した。 2.バラモン教の一派。ソロレー派を進行する人々。 3.(音楽、歌唱で)静かに、ゆっくりと。 4.妻が死んだ後、その夫が妻の姉妹と再婚する制度。 5.イギリス領香港で用いられた、独自の通貨流通システム。特区内でのドル兌換制に制限を設ける。 6.ポルトガル人工芸人。出島でギヤマン皿などを作成し、将軍家などに献上した。
Round5・「かわかしわ」 1.天皇の食膳に鮎を供えること。 2.江戸時代、境に存在した服貸業の商業組合。 3.巨岩の後方に土砂が堆積して出来た中州。 4.秋田県北西部の市。 5.漆塗りの技法の一。伸した金の層を重ねることで、あえてごく薄い盛り上がりを残す。 6.精進料理の一。湯葉を揚げて甘辛く味付けしたもの。 googleさん無能シリーズ。焼鳥屋しかヒットしねぇよ。
Final Round・「おとめなし」 1.近江地方でユリ科の球根。同じく花はオトメユリと呼ばれる。 2.おとがめなし。 3.拘留されていた罪人を釈放すること。無罪放免。 4.(枕詞)夜・闇などにかかる。 5.(福島県いわき地方で)産婦。 6.権力者が横暴な態度を黙認されること。 「広辞苑独自の掲載語をググると何故かハングルのページがヒットする」現象の理由はなんなんでしょうね。
なんかキャラ作画がちょっとゆるい、第5話。まぁいかにP.A.とて画面が崩れることはあるし、そんなに大ダメージでもないので特に気にはならないのだが、こんだけキャラの1枚絵が印象的な作品だと、やっぱりちょっと目立つか。ただ、その分重要なシーンである木漏れ日、草原とか、橋の上の風景とかはがっつり決めてくるので文句は無い。 相変わらず、1つ1つの断片を拾い集めてくるようなジリジリとしたお話が進む。ただ、今作の場合は割とキャラクター全員が衝撃耐性が高いというか、結構なことをやっているはずなのにあまり表に出さずに飲み込むタイプが多いので、インタラクションが明示化されていないという実態はある。たとえば幸ちゃんなんかはその最たるもんで、あれだけ明らかな祐のアプローチに対しても、淡々と受け止めてそれを透子に流しているだけである。このスタンスは非常にたくましい。しかし、あの2人の関係性もまだまだ何という名前をつけるべきなのか悩むようなものだね。祐の方は確実に「デートをする間柄」である。そりゃあんだけ頑張って部屋まで入れたのだから、そりゃぁ一大成果といえるでしょう。まぁ、やることといえば本を読むことだけなのだが、それだって充分に「デートの所産」だと思えば。無理してカミュなんか読もうってもんですよ。ただ、残念ながら幸ちゃんの方がそれをとても軽々しく受け取っているのでね……。さらっと祐の来訪を透子に漏らしてしまう時点で、彼女の中の祐の扱いなんてそんなもの。わざわざ間男みたいな真似して窓から逃げたってのに、その意味を全く考えてくれないのである。一体どんな気持ちで窓から逃げてく祐を見守っていたのだろう。「透子と顔を合わせたくない理由がある」とか考えてたのかしら? ある意味とても残酷な子。 そんな透子は、今作では唯一と言っていい、「リアクションをちゃんと顔に出してくれる」子である。カフェでびっくり、幸ちゃんにびっくり、そして駆にびっくり。色んな世界が自分の知らない次元で動いていることに対処しきれていない様子。幸の件については置いとくしかないので直接的な関わりはないのだが、意外だったのはやなぎと駆の関係性。透子さんもこれにはびっくりであった。 今回の主役となったやなぎさん。前回の「坂道」で何か変化したのは間違いないのだが、まさか、本当にダビデをダビデ像のごとく「独白の相手」として使ってしまうとは。もちろんそれは、彼に対する不信感の払拭、信頼の現れではあるのだが、何とも不可思議な信頼感である。自分の雪哉への気持ちを伝えてしまい、更にそれを「透子に伝えて」と伝言まで頼んだ。透子と駆の関係性はそれなりに深く見積もってもらっても構わないのだが、一番不思議なのは「何故直接自分で伝えなかったのか」という部分で、やはり、どれだけ気にしないとは言っても、「雪哉に告白された透子」というのは何らかの心理的障壁を持った存在なのだろう。その繋ぎとして使われた物言わぬ駆は、最後の最後で石膏像の職務をやや逸脱してしまったが、ほぼ狙い通りの動きを取っている。そういう意味ではやなぎさんの人を見る目は確かだったのかもしれない。 現時点においても、駆という人間の心中は謎のままである。大胆不敵にも透子を呼び出して「親父の手料理」という謎の歓迎を行い、更に自分のお気に入りの場所に彼女を連れ込んだ。一体なんやねん、とは思うものの、彼が寝転んだ木漏れ日の中に光る「輝き」を見る限り、ぼんやりと彼の狙いが見えてくるような気もする。2人を繋ぐ唯一にして最大の接点であった「未来の欠片」。その欠片は、透子の目には「輝き」から飛び込んでくる。そんな「光」の形態として、駆は透子にあの場所を提示したのではなかろうか。ひょっとしたら、彼の耳にも、あの場所は何か特別な影響を及ぼしうるのかもしれない。なかなか本意のつかめない謎めいた男ではあるが、とりあえず「イケメン」なのは間違いないようである。前回、映画で寝ていた祐は大ブーイングものだったが、今回、勝手に寝っ転がってしまった駆は非難を受けるよりも先に幻想性が際だつ。まー、適材適所って奴ですかね。 そして、最後のクライマックスは、当然サブタイトルにある通りに橋の上。前回のサブタイトルとは対照的で、「坂道」は一方的なのぼり、くだりという「差」を示すが、「橋」は「接続」を表す。予告通りに行われたやなぎの告白だったが、その「繋ぎ」方は彼女の強い意志を反映するように、実に一方的で、明確なものになった。彼女の心中は、おそらく今回雪哉にはき出したものが全てだろう。ここまではっきりと伝えた上で、雪哉にレスポンスは求めていない。あくまでも「自分のため」と割り切った告白。雪哉の方も、そんな彼女の独白を顔色を変えずに受け止めていた。一度「透子に告白したことを知っている」と伝えたところだけは顔をしかめたが、やなぎの好意自体については、特に驚きは表さなかった。普通に考えたら、彼の中には「透子」という優先項目があるわけで、前回の学校でふて腐れてはいたものの、まだその思いは変わっていないはず。そんな中で「家族」から告白を受ければ普通ならば慌てふためくだろうに、彼は至って冷静。「そんな風に考えられないから現実感がない」ってだけなのか、それとも、本当に興味が無いのか。……まだ分からんけど、やなぎの心情を考えるに、出来れば前者であってほしいね。一つ屋根の下にいると忘れがちだけど、なかなかいい女なのだからさぁ。下ネタへの軽妙な返しとか、たまらんよね。 タイトルになっている「橋」は、本来岸と岸を繋ぐためにある。しかし、「橋の上」で告白をしたやなぎは、「渡る」ことなくその橋をとって返した。駆がどのように動いたかは画面の中では描かれておらず、その橋の下を、電車が割ってはいるように通り過ぎただけである。この描写の意味は、後々分かることになるのかなぁ。 ちなみに今回冒頭で「未来の欠片」が出てきたのでチェックしておきましょう。【欠片4】「笑っている駆」。……まぁ、どうとでもなるシーンやな。 機会があったので見ることが出来ました。Vシネ版キョウリュウジャー。ゴーバスの時のVシネも実にひどいものだったので(褒め言葉)、今回も期待大。いやー、笑わせてもらったわ。これ、充分劇場でやって金取れるレベルなんだからもっと大々的にやってもらってもよかったんだけども。まー、こういうギャグの方向性だと、どうしても正しい客層であるお子さん方の望むものとは違ってしまうので、なかなか「正統派作品」として売り出せないってのは悩ましいね。でも、今作だったら子供でも割と楽しめる気がするんだけどなぁ。
<以下、ネタバレを多分に含みます>
元々ギャグテイストは強めだったキョウリュウジャー。それが本放送の縛りをはずされて何をやってもいい状態になれば、フリーダム加減はより威力を増す。こないだ製作されたハリケンジャーが10 years afterで驚きだったってのに、今回は100 years afterである。この時点でもう何がなにやら(まぁ、タイムレンジャーは1000 years afterから来てるわけだが)。一体どうやって「100年後」を表すのかと思ったら……ほとんど力点はそこになかった。「100年後でもあんまり変わらないね」って、いや、そんなわけないやろ、っていう。でもまぁ、とにかく「元祖キョウリュウジャーのひ孫」っていう設定がやりたかったんやろな。考えてみりゃ、恐竜自体が数億年レベルで過去なんだから、100年程度の時間差は誤差の範囲内だろう(?)。とにかく、随分と印象が変わったキョウリュウジャー2代目のお話。そう言えば、ダイレンジャーの最終回もこんなんやったな。今回は色ごと入れ替わった状態で登場するからより衝撃が大きいけども。 まずネタ度合いで言ったら一発目からフルスロットル。居並ぶ地味な色の戦隊戦士。シアンとブルーが並ぶだけでも間違い探しみたいな状態だったのに、更にそこにネイビーまでぶっ込んでくる。なにげにトバスピノでの変身はこれが初めてっていう。そして本放送時は別に気にならなかったけど、確かにグレイとシルバーも全く区別はつかない。これでいいと思っちゃったキャンデリラがおかしいわ。そして、そのことを指摘してくれる親切な敵軍。一応デーボス軍は退治されたはずだが、先代デーボス軍の諸々に似ている謎の存在である攻撃団四季の皆さんは、一言でいうと「制作費節約」である。デーボタンゴセックとかデーボアキダモンネとか、色々いたっけなぁ。この中だとかなり強敵だったデーボクリスマスが印象的ね。更に、百面神官改め洗面……違う、千面神官ガオス様が、嫉妬、卑屈、後悔というなんかやりにくそうな戦騎たちを連れてくる。もう完全にギャグやな、と思ってたら、ちゃんと最終戦の伏線になってるあたりはそつがない。まぁ、8割ネタだけども。特に嫉妬の戦騎ホシイガロンについては、ほぼいじられるネタ要素もなく、なんだか可哀想な存在だった。 今作で非常に興味深いのは、「自分の(祖先の)色を探す」というプロットである。「色」がとても大切なのはどの戦隊でも同じはずなのだが、普通は各々の色というのは自然に決まっているもので、特にこだわる部分ではなかったはずだ。しかし、今作では各々のキャラがどの獣電池を使っても変身出来るために、「何色になるか」というところが最大のポイントとして浮き上がっている。「自分の色探し」というのは、子供が戦隊ごっこをやる時にレッドの奪い合いをやる光景にも似ていてどこか共感を覚える。ブラック・ピンクあたりの色発見のくだりはかなり適当なのだが、グリーンの一子相伝の「緑の血」はなんだか歴史のドラマを感じてしまうし、ブルーが受け継いだキャンデリラのほのかな愛情もニヤッとさせられる部分。ゴールドのくだりはギャグには違いないのだが、わざわざガブリボルバーじゃなくてガブリチェンジャーを選択するあたりも気が利いている。とにかく、「あの色」に向かっていくそれぞれのドラマが、1つ1つ思っていたところに収まっていく様が気持ちいいのである。相変わらず登場キャラが多いので1人1人についてはそこまで掘りさげるわけではないが、こうしてストーリー全体に「全員の目的」が共通して設定されているおかげで、少ない時間でオリジナル版のドラマが蘇ってくるのは上手い設定である。 後は、個々のキャラいじりですわね。主人公のダイ君はメインなのであまり笑いはないのだが、きちんと主人公としての責務を果たしていた。最終的にたどり着いた「ブレイブ」の一言にたまらないカタルシスを感じてしまうのは我ながらちょろいと思った。また、ダイゴとアミィを見て「ひいじいちゃん」「ひいばあちゃん」というあたりにやっぱりニヤッとさせられてしまう。まぁ、あの最終回ならそうなるやろなぁ。ボウケンレッドとピンクがどうなったかは誰も分からないが、少なくともダイゴたちについては公式設定で完全に結ばれたということである。弥生ちゃんが不憫でならねぇが、あそこまでやられちゃぁ割ってはいるのも野暮ってもんだよな。 イっちゃんとウッピーに関しては、今回完全にネタ枠なのであまり掘りさげる部分はない。イアンとアイガロンの絡みがもう少しクローズアップされるかと思ったのに、そこは全然無かったからなぁ。代わりにスネルドさんがキョウリュウゴールドを見て「なんか苛つく」と言っていたので、そこは一応伏線回収。スネルドさんは中身に誰が入ってるんでしょうね。ウッピーについては、そんな方向性でシリアスやってる余裕はなく、頭から尻まで徹底的にネタ要員として頑張っていました。しかしキモ過ぎる……。あの何とも救いようの無いキャラは、中の人である丸山さんの影響があるのだろうか……。いいぞもっとやれ。 唯一存命だったソウジのおかげで割と尺を貰えたのがソウジロウ。あんまりひいじいちゃんとキャラが変わらなかったので安心して見てられるって部分はあったけど、その分歴史差が感じられなかったので得したのか損したのか微妙。あんな短時間の稽古だけでフェザーエッジを譲られてしまうのもどうかと思う。トリンは命を賭して譲ってくれたものだったのに……まぁ、流石に100年も預かってたらソウジも疲れるわな。ちなみにソウジといえば、高校時代にお付き合いし始めたりんちゃんと無事に結婚したってことがめでたいですな。今回久しぶりに見たけど、りんちゃんもやたら活躍してて楽しかった。こんな可愛かったっけ。 そして、今作で個人的に一番嬉しかったのが、ノブ太とキャンデリラの流れ。「賢神キャンデリラ」の時点で割と笑えるのだが、何もかもを忘れて雰囲気だけでトリンの後をついでいた彼女が、ノッさん=ブルーということだけははっきり覚えていた、っていうのがすごく良い。ちゃんと「1人だけ合ってる」という状態が、「色さえ合えば新世代も頑張れる」ことの証明に一役買っており、結果だけを見れば、キャンデリラのほのかな思いが100年後の世界を救ったとも言えるのだ。彼女のファンとしてはこんなに嬉しいことはない。いや、キャンデリラファンっていうか戸松ファンですけどね。今回は本当に大活躍のキャンデリラ様。まさかの戸松バージョンでオープニングフル歌唱。「「どうせ歌い始めたらすぐ画面からフェードアウトするやろ」と思ってたら、まさかのワイプで延々歌唱。戸松、顔がうるさくてたまらん。もう、このシーンだけでもファンは買いでしょう。恵まれすぎた配役だったなぁ。ラッキューロも相変わらず可愛かったですよ。まー、少女漫画に対する台詞が全部クソオタクのそれだったのはどうかと思いますが……。100年も現世にいるのに何学んでたんだ、こいつら。 とにかく色々サービス満点。こういう方向でのOVAが毎年出るんだったらこれはこれで嬉しいかも。やっぱりこうしてみると面白かったな、キョウリュウジャー。 夏休みスペシャルその1。いや、その2があるかどうかは知らないけども。
Round1・「だうらぎり」 1.カリブ海にある島諸国家。タウリア島と約50の島からなる。 2.約束を守らない人間。口先者。 3.まげを落とし短く刈りそろえた頭髪。ざん切り。 4.ネパール西部、ヒマラヤ山脈の高峰群。 5.根菜の切り方の一。棒で軽く叩いた後、表皮を削ぎ、輪状に切る。
Round2・「ぴくる」 1.塩漬けにした野菜から塩を抜き、酢に漬け直すこと。 2.中国沿岸から東南アジアにかけて、主として海運で用いられた重量の単位。1ピクルは約60㎏にあたる。 3.フランスの画家。印象派の台頭に反対し、原色に絞り込んだピクリズムの祖となった。 4.西洋風の漬け物。ピクルス。 5.ドイツの古生物学者。1962年イグアノドンの全身化石を発見した。 6.フィンランドの妖精。子供を騙し、谷へ連れていく。 検索でヒットしにく……くもないんだけど、余計なヒットが多すぎるのはしょうがない。「ピクル - Wikipedia」って違うページしかないやんけ。ちなみに、「ピクルは2ピクルくらいだな」という矛盾文が好評。
Round3・「からておどり」 1.今後見込まれる利益の一部を譲渡することを条件に借金をすること。 2.古代インカの伝説上の生物。神鳥ケツァールと対立する存在として描かれた。 3.ポルトガルの航海士。1520年フローレス諸島を発見。バニラを持ち帰ったことで有名。 4.猟師たちが収穫のなかった時のむなしさを紛らわすために踊った踊り。 5.ギリシアの数学者。ミュンヘン大学教授。 6.「裸踊り」参照。
Round4・「ちゃけー」 1.タイのチター属の弦楽器。象牙や骨のピックで弦を弾いて演奏する。ワニの意。 2.フランス南西部の州。プロバンス地方を構成する。州都ナント。 3.メコン川流域を中心に生息する淡水魚。 4.ソビエトの政治家。レーニン政権下で食糧問題解決にあたる。後に副大統領。 5.(欧州飲料規格による)茶類のK種。緑茶などが含まれる。 6.ボリビアの革命家。後にアメリカに亡命し、教育学者となった。マンハッタン・チャケ・ハイスクールの名誉理事長。 内輪ネタ(?)
Round5・「こおれえぐす」 1.(沖縄奄美地方で)内地から移住してきた者たちの集落。 2.スズカケノキ科の常緑樹。スギ花粉対策のため近年植林に用いられる。 3.一人称の最上級。俺様。 4.古代キリスト教の神学者。労働の尊さを説いた。アミナ派の一人。 5.(沖縄で)とうがらし。 6.沖縄の調味料。青唐辛子を油に漬けたもの。 何となく思い当たった人が多かったのでちょっと問題があったかも。言われてみて「あー」っていう感じ。
Final Round・「はらめんぼう」 1.図々しく人を抑えつける様。居丈高。 2.アメンボ。 3.江戸中期の洒落本作家。原敬は子孫にあたる。 4.胎児。 5.島根県で初夏に行われる子宝祈願の祭り。 6.はらみ節供に少年が嫁の尻を叩いて回る小さな棒。 文句なしに今回のMVW。まだまだ容赦がないぜ、広辞苑先生よぉ……。 「花山打」って書くと、すごく体重が乗ったいいよさこいをぶちかましてくれそう、第4話。天性の握力で鳴子もブチ割れる。 いや、そんなことはどうでもよくて、4人目のヒロイン、たみちゃんのメイン回である。ぶっちゃけここまでの3話は割とどうでもいいアニメに分類されており、今回だって特別面白かったってわけでもないのだが、今回はなんだか演出にマッチしたお話だったな、という気はするのです。これって各回担当のさじ加減にもよるのかもしれないけど、いしづか成分が弱めで普通のアニメっぽくなってる部分はありつつ、やっぱり夜のシーンとかで色味が変わるとじわっと独自性が浮き上がってくる。そして、そのちょっと変わった風合いは、「悩み多き女の子の日常」に自然に溶け込んでくるのである。今回の主人公であるたみちゃんは、非常に現実感に乏しい「お姫様」キャラであるが、そんな彼女の「自己表現への憧れ」みたいなものが、どこか異世界的な演出方向とマッチしていたのかもしれない。まー、冷静に見れば単なる「富める者の贅沢な悩み」ではあるのだけどね。バレエやめたのは自分の判断なわけだしなぁ。それでも、最終的になるのところにたどり着く「自分探し」のルート取りはそこそこ説得力を持っていたように見えるのは、雨の中で思い悩むたみちゃんの気持ちが浮き出た画面効果の役割も大きかったのではないかと。 で、そんなたみちゃんについて書きたかったことは、実は画面効果の話よりも中の人の話なんです。たみちゃん役は大坪由佳。何故かこの手の女の子ユニットにはお呼びがかかることの多いバウムであるが、今回の役どころはちょっと珍しいお嬢様役。そして、声質はこの辺りが一番安定して聞ける気がするんだ。かつては色んなところで「大坪は声優としてアカン」という意見が多数出ており、正直フォロー出来ないレベルだったのは事実だと思うのだが、それでも仕事を重ねて、きちんと成長を見せていることはポジティブに捉えて良いと思う。今回のたみちゃん役はまた1つ新しいバウムの可能性を示唆するものであり、こういう穏やかな発声の方が、実は彼女の良さが出てくるんじゃないかと思ったのである。どうしても歳納京子の(あと本人の)イメージが強すぎるのでトバし気味のキャラを回されるが、あんまりガッと押し出す発声ではなく、1つ1つ丁寧に処理していける役の方が、安心して聞けるし本人のトレーニングにも良いのではなかろうか。あ、でも「リドル」の壊れねーちゃん役は割と面白かったけどな。 今更気付いたけど、これで竹達のハニワ役って2つ目だね、第3話。我がフェイバリット都道府犬の1つ、埼玉犬以来のハニワ役。新人キャストが多い中で、無駄に安定感のあるpetit miladyによるハニワ2体。可愛いホー。 案の定、普通のおちゃらけアニメとして落ち着いてしまった感のある3話目。このままだとあとは単なるありきたりな学園ドタバタにまっしぐらな気がするが、その流れにストップがかかるかどうかは微妙。うん、やっぱり今期の「がをられ」枠と見て問題無いんじゃないかな。今回はとにかく「ハニワ可愛い」というところばかり見ていたわけだが、他にもトピックがあることはある。たとえばハニワは破壊されても再生可能であるとか、ハニワと宇宙人のメカの戦闘力は大体同じであるとか……ハニワ縛り。 いや、そうでなくて、今回メインだったのは意外なことに魔法少女であった。いや、メインっていうほど出番があったわけではないのだが、桜庭先輩というこの世界ではあり得ないくらいの天使と出会うことで、彼女の怪しげな「魔法」がようやく発動したのである。結果的にポイントも取り返し、一応これで戦力としてカウント出来るようになったか……と思われたが、次回予告の扱いなんかを見る限りではまだまだ今まで通りかな。魔法起動シーンで色々と思わせぶりなモノローグがフラッシュバックしてたのは気になるところだが、多分このアニメ、そんな大層なストーリーが展開するところまでいかんだろ。 結局、覇権を争う5組の中で、ガチ最強はキリハさんということで確定のようである。今回は多少あくどいことも狙っていたようだが、実際に身体動かしてたのは本人だし、身体能力は高そう(最後に幼女と相打ちしてたのはどうかと思うが)。一応メカ補正があればティアも同じ土俵には立てるみたいだが……相変わらず彼女の科学力は謎だなぁ。応援団を一瞬で牛耳る程度の実力があるなら、孝太郎たちを抑えつけるのも簡単な気がするんだけどね。何か特別な理由があるのかなぁ。まぁ、最大の疑問は、「あの胸、絶対ブラジャーなんかしてないよね」ってところだけども。ソースはヴィニエイラ様。 メインヒロインの座についている(ようにみえる)早苗さんはすっかり突っ込み役に収まってしまった。なるほど、こういう流れになるから、メインヒロインって損をしやすいのかもしれない。今回はお題が悪かっただけかもしれないけど、全く目立ってないわ。何かで盛り返さないと存在感がヤバい。 友田ぁ! 第4話。CV日野聡というのがまた彼の一途さに拍車をかけている気がする。確かに春原とかそういう連中って、もし彼ら視点での物語を書いたら中心に来るのは主人公になるよなぁ。 今回は新キャラが登場しない。ようやくこれで作品世界も出そろったのかと思いきや、まだまだオープニングに知らないキャラが残ってるんだよな。ラストの引きで出てた担当編集も何か地雷持ちみたいな気がするし。どこまでこのカオスが続くことになるのだろうか。オープニング映像だけを見ると、見た目でそこまでヘンテコなキャラがいるわけではないのだけれども……しれっと変なのがこの作品のいいところよね。今回もぬる〜くどこか笑えるお話。そして、その中心には常にみこりんがいるという。 Aパートはみこりんがギャルゲーを攻略するお話。「イケメンで調子乗りだけどヘタレな姫体質」っていうのがみこりんのステータスなわけだが、あれだけ苦汁をなめ、自分の弱点を認識しているのに、何故こうも必死にすけこましキャラを維持しようと頑張っているのか。もう野崎だって千代ちゃんだって内面を完全に理解してることくらい分かりそうなもんなんだから、いい加減に諦めて素の自分のままになればいいのに。やっぱりあれかな、自分に輪をかけて朴念仁くさい野崎がいると、ちょっと背伸びしてみたいと思っちゃうのかな。また、そんなみこりんが苦しんでいるのに、回りの女子からの反応は悪くないんだよね。声をかければ女の子は寄ってくるし、みこりんがドギマギしてる間にも別に回りの子たちはひいたりせずに勝手に盛り上がってくれている。ある意味ではきわめて恵まれたハーレム体質ではあるのだが……あれだな、本人が本能的に女性を求めてないんだろうな……やはりホモなのだろうか?! いや、二次元に突撃したところを見ると単なるオタク気質か……。 普通のオタクキャラってのは「二次元最高!」を標榜してゲームなどに没入するが、みこりんの場合はそうでなくて「現実の女性に勝てないというコンプレックスの対策」のためにギャルゲーに挑んでいる。ゲームなんてちょっとプレイを重ねればそこに現実との壁が見えて別次元の趣味になるはずなのだが、素直で良い子なみこりんは、あくまでも現実の女性の延長線上にギャルゲーを置いている。だからあれほどまでに根を詰めて挑んでいるし、野崎にゲームをやらせる際も、どこか突っ込みに回りきれずに二人して振り回されることになる。どんだけ可哀想な連中なのやら……。すげぇな、ここに千代ちゃんを入れて3人になっても基本的に突っ込み不在だからな。やっぱり世界はみこりんを中心に回っている。 Bパートは合コン回ということだが、実際の合コン現場はほとんど出てこない。そして、こちらはみこりんメインというよりも、「やりたい放題の野崎メイン」である。野崎のキャラって未だに謎な部分が多いのだが、こいつの感性って優れているのか、壊れているのか。あんな図体で遠慮なく女性になりきろうとして、嫌な方向にリアルな立ち振る舞いになるあたりがすごい。少女漫画家なのにキャラ設定が「ガツガツしすぎてる女」なのもすごい。そんなキャラ漫画に出したことあんのかよ。千代ちゃんも混ぜれば多少マシになるかと思ったが、千代ちゃんは突っ込みキャラというよりは巻き込まれキャラであり、野崎の傍若無人っぷりを糧に自分の世界を構築して突っ込みどころじゃない。これだけ好き勝手やってるのに、本当に一途。どこの世界にウサ耳つけた190㎝の野郎に惚れる女性がいるやら……いや、これはこれでニーズが? とにかく、回りをお花畑にしてひたすら野崎のことをまくし立てる千代ちゃんは大変可愛らしかったです。 最終的には鹿島オチという無難な幕引きであったが、野崎・千代ちゃん・みこりんというこの作品の基本となるトライアングルのバランスの良さが確認できるよいお話であった。まぁ、どうにも野崎が暴走を始めると、「調子に乗った中の人のまんま」って気がするのだが。中村って何故か他の男性キャストと話してる時に突然オネエキャラになることが多いような。あの声でよ。 |
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カテゴリー
プロフィール
HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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