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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 たとえ火の中水の中絵の中夢の中、第19話。相変わらずライオスさんは平気な顔で色んな危険に飛び込んでいくのに、最近はめんどくさいんでいちいち詳細を説明しなくなってるな……。

 放っておいても問題は向こうから飛び込んできてくれる、それがダンジョン。襲撃してきたのはシュローパーティに取り残された謎の黒子、その名はイヅツミ。黒子の時点で充分キャラが立ってたと思うのだが、そこにさらに猫耳半魔少女という要素を加え、さらにさらに作品上では初の「食事の観念が雑なやつ」という謎属性まで。本人は至って真剣に生きているのだろうし、獣化の呪いは死活問題だから暴れたくなる気持ちもわかるのだが、どうにも常識からかっ飛んだライオスパーティとは波長が合いにくいようで。マルシルを人質にとりよく分かってない黒魔術関連の駄々を捏ねて我を通そうとしたが、いざ食事する段になると、さらに強い我を持つセンシによって強引にその牙城を崩され、ペースを握られてしまった。ダイナミック陰陽師な式神カーズにもめげずに突っ走るセンシ、ほんとにこの人はブレないわね。最近センシのセクシーショット多くない?

 センシが奮い立った理由はただ1つ、「食という不可欠な行為を蔑ろにする若者が許せない」というもの。普段から固っ苦しいテーブルマナーを大切にしているようなキャラではないはずだが、マナーというのは単なる形式の話ではない。突き詰めれば「どのような心持ちで食事というイベントに対するか」という精神性の話。食べ方が汚くても美味しいものを美味しいと思い、感謝して食べるならそれは許されるのだろうし、完璧なマナーで食したとしても、そこに敬意がなければそれは間違っている。彼の生き様においてイヅツミは悪であった。

 普段はなかなか見せない俊敏な動きでイヅツミの間違いを正すために特攻するセンシ。どこまで狙っての行動だったのかは定かでないが、結果的には彼女の命を救い、呪いを解くことに一役買った(主な功績は鍋によるものだが)。これで1つ目の呪いについては一旦解決したらしいが、あとは「魂の混ざり合い」と称された獣化現象の方。こちらはファリンの問題と同根らしいので、最後まで解決しないヤツな気がするのだが……マジでここからパーティの一員として同行することになるんでしょうかね。

 そんな新規メンバー(?)の加入もそっちのけで次に襲いかかるは「夢魔(ナイトメア)」というこれまたその解釈が面倒なモンスター。Magicの世界では「mare」という名前にひっかけてウマのような造形で描かれる怪物だが(ムマとウマも綺麗にかかっている)、なんとこの世界ではどうみても貝。ちょっと質のいいハマグリみたいなやつ。こんなもんがこっそり枕に入り込んでいたかと思えばそれだけでも充分にキモいのだが……どっちかというと「夢魔」という存在になぜ作者が貝を当てはめたのかがよく分からんから気になる。古代中国では貝が蜃気楼を吐き出すという妖怪のイメージはあったらしいが、そこに「夢」が結びついたアイディアなのだろうか。ちょっと前例を見たことがないので詳細は分からぬ。でもまぁ、ライオスがあんだけあっさり受け入れてるんだから、この世界ではごくごく一般的な存在なのかもしれない。……正体知ってるならマルシルが寝てる間に枕をひっぺがして取り出すだけじゃダメだったんでしょうかね? あと、毎晩寝る前に枕チェックはしておこう。

 夢に苦しめられるマルシルを救出する方法はただ1つ、どこぞのシャドウミストレスばりに相手の夢へダイブすること。残念ながら淫魔じゃないライオスたちは自在に夢に飛び込んだりはできないはずだが、ファリン直伝の秘術、「相手を枕にして寝る」で強引に突入(ちょっと色っぽいと思ってしまった)。シャミ子もこの方法で桃の中に入ればよかったのに。そして夢の中では好き勝手にイメージで遊べるというのもお約束だが、アホみたいにシンプルでやりたい放題になったライオスの夢と比べて、マルシルの夢はいささか重厚かつ複雑。夢は精神性の表れと言われているが、一見ぱっぱらぱーに見えるマルシルも、エルフという立場もあってその内面性は案外複雑だ。そしてその根幹にあるのは、やはり人間族との生命観の違いのようである。ヒンメル一行を1人ずつ見送っているフリーレン、御神体として巫女を代々見守っているエルダ。エルフは人間を何世代にも渡って見守り続けることが義務付けられているのだろうか。必死に学問を修めていたマルシルも、その目的の根幹には、友人との関係性を少しでも長く、平和に続けることが動機にあったのかもしれない。……まぁ、それが理由で黒魔術に傾倒したらちょっとまずいのだけど……。

 マルシルの抱える孤独をあまりに強引な手段で共有できたライオス。夢の記憶こそはっきり残っていないが、少なくとも彼女の脳内にあった孤独はバカ犬との珍道中に書き換えられたようである。彼女が将来長きにわたって抱えるかもしれない孤独も、ライオスたちとの旅路の記憶があれば、ちょっとは楽しくなるのかもしれない。さすがはヒンメルだね。

 

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 まともなヒロイン枠など……いない! いらない! 第5話! 壊れた世界だからこそ壊れた恩恵があるのです。我が家のレコーダー、ぼちぼち買い替えが検討されるくらいに年代物になってるんですが、CMカットのために自動でチャプター区切ってくれる機能で、なぜかおっぱいシーンにチャプター打ってくれてるんですよね……まだまだ頑張れるな……。

 今回も金崎さんのコンテ演出回ということで謎のパワーに満ち満ちている。金崎さんは総監督名義に繰り上がってるはずなんだけど、こんだけ関わってるってことは実質監督業務もがっつりやってくれてるってことなんだよな。このすばの命はやはりその絶妙なテンポ感。ギャグをザクザクと容赦無く繋いでいくシーンがあるかと思えば、冒頭のエリスの間のような放送事故ギリギリ(アウト)の容赦ない静止画をぶっ込んできたりする。さしもの私も「あれ? 一時停止ボタン押しちゃった?」と思ってタイムカウンター確認したもんな。これだけの暴虐を平然とやってのけるのは、長年の年季と作品への信頼があるからである。そういうテンポを許容できる主人公、それがカズマさん。

 魔王軍の王都襲来という、ある意味で史上最も大きな戦争を描いているはずの今回のお話だが、どうにも雰囲気はゆるゆる。めぐみんを賛美していた雑魚兵士の言葉から、「こんな小競り合いがどこまで本気か分かんないくらいのテンションで延々続けられてるんだろうなー」っていう謎の諦めが伝わってくるのよね。今期は次回予告を(元)魔王軍幹部が持ち回りで担当していることもあり、「この世界の魔王軍、多分優秀な芸人派遣事務所みたいなもの」っていう認識が完全に定着しちゃったし。王都に攻め込む軍勢の大半をコボルトで構成してるあたり、人間サイドも舐められてるだけなのかもしれません。まぁ、その度に必死で撃退してるんだからどっちもどっちだけどさ。ちなみに今回の戦果だけから判断すると戦力としてはアクア<コボルト1匹<カズマ<コボルトの大群<<<<<<めぐみん。まぁ、戦争の規模が大きくなればなるほど、めぐみんの雑火力は使い所が生まれますからね。ただ、今回衆目の前で大活躍してしまったことにより、「ここ最近王都の周りでクソでかいクレーターが大量発生してた事件」の犯人が明るみに出た気がするんですが、めぐみんが指名手配されたりしませんかね?

 なんとかとめぐみんは使いようだし(めぐみん=なんとか)、アクアは単体での戦闘はクソ雑魚だが、一応は女神の力があるのでこちらも使い方次第でヒーローにもなれるが、多分知性とラックの低さで全てが無駄になっている。そしてダクネスはというと、嬉々として魔王軍の攻撃の渦中に突っ込んでいくという趣味優先の物見遊山だったようだが、結果的にそれがタンクの正しい仕事になっているので評価された模様。こうしてみると、カズマパーティーってステータスが極振りなだけでポテンシャルが高い駒が多いから、ちゃんと目的を持って戦場に投入したら普通に活躍できるんだよな。やっぱ一番弱いのカズマさんじゃん。まぁ「死んでも女神の好意で生き返れる」の時点でチートすぎる性能ではあるのだが。どこぞのナツキスバルさんの苦悩を思えば、日帰り旅行感覚で蘇生してるカズマさんの胆力も凄まじいものなのかもしれない。

 そうして各方面で戦場に爪痕を残したカズマさんだったが、Bパートでは打って変わって「人格入れ替わり能力」とかいう、ドタバタギャグではベタ中のベタをいまさらやるというびっくり展開。どういじったところでありきたりな展開にしかならないはずだし、実際にオチも含めて完全に想定内のネタ回しなのに、なぜだかそれで面白いのが腹の立つところ。入れ替わりCVの部分で高尾奏音が我が意を得たりとばかりにカズマ役をのびのびやってくれたのが素敵でしたね。すでに自宅で散々エロいこともやってるはずなのに、未だダクネスとのお風呂シーンに憧れ抱きすぎのカズマさん、彼こそが永遠のなろう系主人公です。こんだけ好き勝手やってるのにエロいシーンはちゃんとエロくしてくれるのほんと助かるし、常識人だと思ってたおつきのクレアさんもいとも容易くぶっ壊れたのもありがたいですね。最後の常識人はもう1人のおつきの人の方だが、さて……。

 ところで、ダクネスやクレアさんはおっぱい強調した半裸を披露してくれましたが、アイリスちゃんの脱衣シーンは(規制)

 
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 紙一重で惜しい、第5話。なんかこう……絶妙に作劇がもっちゃりしてるんだよなぁ……それくらいの作品だと思われてるならしょうがないんだけどさ。

 未だ面白いかどうかよく分かってないんだけど、何かしら気にさせる作品なのは間違い無いのよ。お話はどっち方向に転がってるかもよく分かんないけど、ようやくティナーシャの過去に言及する流れも生まれたし、もう少し彼女の人となりに迫るお話になっていきそう。最初の引きがティナーシャというキャラそのものだったのだから、もっと彼女を掘り下げてお話を作ってもらわないと刺激が続かないのよ。ちなみにティナーシャ(の中の人)が気になって観ているおかげで、彼女がちょっとテンパった時に声が上ずるタイミングがとても好き。普段は某史上最強の魔法使いみたいな声で話すティナーシャが、ちょっとテンパったり夢でうなされたりするとアーニャとかいろはに寄ったような幼い声も出すのよね。そういうとこは引き続き好き。

 ただ、いかんせんアクションシーンを中心に作画が低空飛行でして。いや、その辺の地獄なろうに比べたら全然悪くはないし、1枚絵が綺麗な時はティナーシャの美しさも表現されてるんだけど、油断すると突然ヘナッとなっちゃうタイミングがあるのよね。そしてアクションになるとその傾向が強いというか、なんかアクションの作法が分かってないような妙なモーションがそこかしこに滲み出てしまっている。今回が特にダメだったということもないのかもしれないが、魔獣の口に魔法の玉突っ込むところとか、なんかオスカーの動きがギャグみたいで笑ってしまった。

 まー、その辺の出来不出来については制作スタジオに頑張ってもらうしかないので、ひとまずこれが普通だと思ってこの世界を見守っていくしかない。ちなみに冷静に見守ろうと思っても「無駄に広すぎてどう考えても王様が可哀想」みたいな玉座を見て笑ったりしてしまうのだが、その後玉座の間は戦場になり、「えっ、もしかしてこのだだっ広くて無機質で硬そうな部屋って、中で魔法大戦争をやる前提で作られてたの!?」と伏線回収した気分になったり。絶対そんなことねぇんだけどさ。

 ティナーシャさんに敵対する何かがいるってことはこれまでも何となく匂わされてはいたのだが、今回はティナーシャさんがうなされる悪夢に始まり、明確に悪いことしようとしてる女の子も正式に突っ込んできたもんで一気に不穏分子が増えた感。今回潜り込んでたあの子って、以前男と2人で思わせぶりな会話してた子だよね? 魔女さんの長い人生の中ではそりゃ敵くらいなんぼでも作るだろうが、悪そうな奴らとどういう関係なのかはさっぱり明かされてないので気にはなる。悪い子たちはオスカーたち王族が目的なのか、それともやっぱりティナーシャ憎しなのかも分かってないからね。オスカーの「俺の女」宣言で露骨にイラッとしてたのでティナーシャと関係ないってこともないのだろうが。

 オスカーが「もうティナーシャでいいじゃん。早く孕ませたいんだけど」と無茶苦茶なコミュニケーションをとり続けた結果、ティナーシャさんは過去のトラウマと重なってちょっと暴れたりもするし、王様も「いやぁ、別に魔女に拘らなくても……」と至極当然の心配を持ち出してくる。そして何より、ティナーシャさん本人がオスカーとの結婚を忌避しているのは「生理的に無理」とかではなくて彼女の過去に原因があるっぽい。ってことはティナーシャの問題を解決してあげれば奥方問題も一気に解決する可能性がある。よかったなオスカー。あとはお前が頑張るだけだ。怒りに任せてレイプまがいの行動に出てるはずなのに肝心なところで相手をお姫様抱っこしちゃう王子様ワロタ。

 

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 生まれてしまった……承認欲求モンスターが! 第5話! でもね、どこぞの後藤さんみたいに街を破壊して回るのはまずいですけど、承認欲求ってのも至極真っ当な自己発現ですからね。今回のお話は前々回のキウイちゃんエピソードにならんで、なんか好きなお話になりました。

 必死に作り上げたJELEEの動画は何と呪いの動画だった。念の為に確認したらマジで前回のエンディングの時点で「呪いの言葉」が入っていて(当然まったく気づいてなかった)、作り手側のこだわりが感じられるのは素敵な部分。まぁ、作中のまひるたちからすればせっかくのプロジェクトに余計な傷がついてしまったようにも感じるかもしれないが、配信者としての側面もあるなら、どんな形でも話題になるならそれは勝ち。怪我の功名をうまいこと追い風に、JELLEの評判は一気に広まることに。

 そうして訪れる1つ目のつまずきはまひるから始まった。元プロの花音、(一応)現プロともいえるキウイ、そしてしっかり学校でもお勉強してスキルを磨いている専門家の卵でもあるめい。そんな3人と並ぶとどうしても自分だけが霞んで見えてしまうというのはしょうがないところ。今の世の中、ありとあらゆる創作物はなかなかたった1人の手では生み出せない。さまざまな人間が関わり生まれ出た完成品の品評に、関わった1人の評価が色々とくっついてくるのは当然のことである。そして、そんな中で「不揃い」であることを指摘されるのもまた当然なのである。

 再生数や登録者数が伸びて浮かれまわる4人の気持ちはとてもとてもよく分かる。かくいう私もどっちかというとコミュ障のくせに承認欲求モンスターという後藤ひとりタイプの人間で、他人から悪く言われるとありえないくらい落ち込んで引きずるくせに、他人に認めてもらいたくてエゴサなんかバシバシやってしまうタイプだ(このブログについては流石に諦めているが)。Twitterでバズるだけでも気持ちよくなるもんだし、褒め言葉なんて目にしようものならそりゃぁ1日中上機嫌である。そんなもん、人として生まれたからには誰だってあることだろう。そして、そういうものに敏感な人間というのは、えてして悪評の方ばかりを気にしてしまうのも事実で。おそらく、今回のJELEEの動画について、コメントを全部見れば、きっとヨルのイラストを評価する声だってたくさんあったに違いない。というか、普通にYouTubeのコメント欄の性質を考えればベタ褒めの嵐だろう。その一部に、もしかしたら歌の方が好きすぎて絵を落とすような書き方をしてしまったファンもいるかもしれない。そしてそんなネガティブな部分ばかりを拾ってしまうまひるの性格も、なんだかとてもよく分かるのだ。

 気にしなくていいと言われても気にしちゃう。そしてタイミングの悪いことに、そこに明らかに「自分より上手い」と思っているイラストレーターからのファンアートまで寄せられ、どうしたって自分の技術と比較して後ろ向きになってしまう。これもまぁしょうがない。「上を向いたらキリがない」とはいうものの、一時的にでも「配信でバズって、自分だっていっぱしの絵師の仲間入りしたんだろ?」と思ってしまったわけで、「いやいや、プロの人と比べられてもそりゃあっしなんて……」と根っこの部分で思っていたとしても、心のどこかに「でも、負けてしまってるんだ」という嫌な引け目は感じてしまう。これは自己評価が正しいとか間違ってるとかじゃなくて、「比較するものがあれば比較してしまう」という当然の摂理なのだ。

 そうしてネガティブな感情が重なってちょいダウンしてしまったまひるだが、正直、今回の彼女の心の動きはとてもとても健全だと思うし、あまりネガティブな話だとも思わなかった。冒頭でも書いたが、自己発現の真っ当な方向性の先に「妬み」ってもんはあるのだ。「負けて悔しい」からそう感じるわけで、「負けて当然ですので」からは負の感情も生まれないが、その代わりに進歩も生まれない。悔しさをバネに飛び跳ねて、人は強くなっていく。まひるの「落ちた」感情はきっと花音に出会う前にはきっと生まれえなかったもの。「自分は何の取り柄もない」と落ち込んでいた一般人の光月まひるには起こりえないものだ。花音によって絵描き「海月ヨル」が復活したおかげでこの感情が呼び起こされた。そして、落ち込んだまひるを刺激してくれるのはやっぱり花音なのだ。とても真っ当な青い情動の巡り合わせ。青春ストーリーとして、とても正しい姿を見せてもらった気がします。

 そして、そんなまっすぐなヨルがあまりにも眩しくて……なんか花音さんが予想外の方向にアクセルオン。事前に水族館にデートに行っていたのが完全に伏線になってますね。「女の子どうしのカップルこそ水族館に行け!」とどこかの偉い人が言ったとか言わなかったとか。水族館を経たカップルは、その蜜月も末長く続くことでしょう。……まぁ、過去の大先輩たちに比べると、この2人はお互いに全く自分の感情を整理できてないっぽいが。次回、花音さんの方からどういう動きに出るかに要注目。……その時にキウイちゃんがお父さんみたいなポジションで「まひるはお前にやらん」と言い出したらちょっと面白い(修羅場やん)。

 
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 心臓キュッってなる、第5話。もういろんなカットで本当に痛いくらいにキュッってなる。これまで何シーズンも放送されてきたから忘れがちだが、これだけの作品が何事もないかのように放送されてるのって奇跡なんですよ。ここまでさまざまな粋を集めた結晶がしれっと味わえてしまうのは「致命」なんですよ。そんなことを思い出させる、1つ1つが精神を着実に溶解させていくような、そんなお話。みんな、ちゃんとNHKに受信料払えよ。

 毎年さまざまな出来事が起こっていたあがた祭を舞台に、今年の吹部も煮詰まっていく。その中心にいるのは間違いなく黒江真由。今回はいよいよ彼女を巡っての物語に焦点が絞られていく緊張感が嫌でも感じられる展開。1年生の問題や求の悩みなど、名伯楽・黄前久美子の手によって次々に処理されてきた結果があるだけに、そんな久美子自身が渦中に立たされ、向き合わなければならない問題が出現した時の恐ろしさがじわりじわりとにじり寄ってくる。

 起点となるのは、今年度から採用することにした「オーディション強化制」とでも呼ぶべき新体制。これまでも実力主義を標榜してきた北宇治だったが、この度更なるテコ入れとして大会ごとにオーディションを繰り返すという過酷な決定が下された。麗奈が口火を切るなら「高坂さんまた……」みたいな気持ちにもなったかもしれないが、実際最初に提案したのは秀一。つまり、3年生全体の合意として、そういう空気は流れていたということなのだろう。一番の負担増が懸念される滝センがOKを出したことによってこの方針が正式採用。更なる部活の過酷化に1年生あたりからまた不満も上がってくるかもしれないが、ここでも見るべきは久石奏の周到さ。騒然となるミーティングの中で当たり障りのない質問から「自分は当然部長のご提案に賛成ですよ」という意見をさりげなく加えることで、教室の空気を有無を言わせぬ賛成の流れに持っていった。久美子や麗奈と違って、奏はこういうことを全部計算づくでやってのけるから恐ろしい。しかしそんな久石メソッドにも微動だにせぬ女、それが黒江真由。彼女の心配は、ただただ「またやっちゃいました、が嫌だな……」という懸念。真の実力者たる真由がここで本気を出せば確実に部長の面子を潰す。真由はそう思って善意から及び腰になっているが、その姿勢こそが北宇治の体制を揺るがす不穏分子になってしまうという、何とも皮肉な展開である。

 真由をめぐる問題にはさしもの久石奏も目が曇る。去年あれだけ「実力が無い奴がでかい顔してるのはおかしいやろ」と(心の中では確実に)考えていた奏。もちろん基本スタンスは変わっていないが、そんな彼女でも恩義ある久美子に対しては目が曇る。真由と久美子。現時点での実力はどうなっているのか。奏はおべんちゃらで持ち上げるようなことはしないだろうから、現時点では本気で久美子のソロを疑っていないだろうが、その姿勢がかつて自分が唾棄したものと重なることに、いつか気づくことになるのだろうか。それとも、噂に聞いた巨大なリボンの信念を継承することになるのか。

 もちろん、真由自身もそうした自分の危うい立ち位置は承知しており、何とか既存の部員たちとの関係を深めようと彼女なりに努力している。しかしその静かな圧力の強さに、黄前久美子が初めてその信念を曲げ、思わず真由と対峙することを拒否してしまった。「流されタイプ」の久美子にしては珍しく我欲が勝ってしまったシーンだが、それだけに久美子の中でも真由との関係性は難しいということなのだろう。幸か不幸か、あがた祭の予定については麗奈から突然の「うち今日親いないんだけどサァ」(いるけど)という爆弾発言で辻褄を合わせることはできたが、問題は事実ではなく、「嘘をついてしまった」という久美子の自省の方。真由への負い目ということは、つまりは自分の実力への負い目。最終学年黄前久美子の目標は、このどうしようもないコンプレックスを弾き飛ばすことになるのである。

 祭りの情景をバックに描かれるさまざまな人間模様。求はすっかり憑き物が落ちたように周りの部員との交流を深めるが、もちろん彼の中での目標到達地点は川島先輩である。浴衣姿で当社比351倍可愛くなっている緑輝。少しでも距離を縮めるために、がんばれ男の子。ちなみに元カノ(?)がお祭りに来てすらくれなかった秀一はちょっとかわいそう。ほんとがんばれ男の子。ちなみに奏さんは真っ先に梨々花との約束を確定させています。がんばれ女の子。

 そしてそんな祭りの喧騒から離れての逢瀬となったれいくみ。思い返せば2年前。祭りの醸し出す不思議な喧騒を超え、大吉山に登ったあの日の情景。霊所へと至って繰り広げられた魂の交感は2人の関係性を決定的に変えたが、この度はそんな祭りの「ハレ」をあえて避け、自宅という「ケ」の場所へと辿り着いた。すでに2人にとってこの関係は「特別」ではないのかもしれないが、改めてその頑強さを確認するための重要な儀式。気の詰まることもなく、ただ2人に流れる時間こそが貴重である。ここに今、ユーフォの真髄が宿っている。

 と、ただただくみれいの尊さに頭を垂れていれば良いかと言われると、どうにもそうじゃないのが今作の恐ろしいところで。祭りの会場、喧騒の中で、真由ははるか天上へと舞い上がる2つの火の粉を見ている。あたかも手の届かぬところに至っているかのように見える久美子と麗奈の関係性だが、世に絶対の不可侵などない。少しずつ、少しずつその2人の間ににじり寄る「3人目」の影が見えるだろうか。絶対不可侵だと思われた麗奈の自宅スタジオ内での2人の演奏。偶然ではあるが、久美子の手に抱えたユーフォの色は「銀」である。久美子は自ら、普段あまりやらない行動としてお祭りの金魚を取り、2匹いた水槽に追加の1匹を加えた。ラストカットはおそらくオーディション会場の様子だが、2つ並んだ審査員の机の間には、明らかに割ってはいる構図で受験者の椅子が挟み込まれている。「2」の間に差し挟まる大きな大きな「1」。これが何を意味するのか。特別とは何なのか。たっぷり悩んで、がんばれ女の子。

 
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 カタストロフッ! 第4話! 視聴中はいつも通り(?)うえしゃまネタから切り出そうとぼんやり考えながら観ていたのだが、ラストにそんなこと言ってられない展開になっちゃったので正座した。いくんか水口。

 世界の狭さが身に染みる展開。女の子どうしの惚れた腫れたを扱ってる作品、もう中心の2人だけ見ておけばえーやん、というのが情報キャパの乏しい人間なりの考え方なのだが、そんなことしても作品は萎縮するだけ。世界は広がり、キャラクターは増え、そしてダイレクトに絡んでいく。……ダイレクトに絡みすぎだけどな……。

 ひまり・ヨリ関係についてはそこまで大きな進展はない。前回時点でヨリがバンド活動の再開を決めて強引にひまりとの距離を詰める道具立てを探し始めたが、その結果ひまりと会える時間が減ってしまい、お互いに寂しい思いをしているというヘンテコ矛盾状態。まぁ、お預けした方が会いたい気持ちは募るのも間違いなく、ヨリに会えなくなってしまった(わけでもない)ひまりは露骨に寂しそう。かつて小糸侑さんは「付き合いはじめてからの方が1人の時よりも寂しく感じるのはどういうことだろう」という疑問を呈していたが、ひまりも似たようなもんである。

 そしてその解消法を探すうちに、手軽に参加できる文化部を発見。そこに待ち構えていたのが我らが上田麗奈だ。「まぁ、今回は直接主人公にちょっかい出すポジションではなさそうだし、流石に2人に割って入って恋の鞘当てを演じるような奴じゃないから平和なうえしゃまだろ」と思っていたのだが、ラストになんか知らんけど別なバンド少女が出てきた。そして、この世界の常として多分この2人もいい仲である(ヨリのバンドのドラムとキーボードはもう多分デキてる)。同性愛作品のお約束、百合もホモも1組みたら10組はいると思え。部長さんのと謎のバンド少女、絡んでくるとしたら当然ヨリのバンドと何かしらぶつかることになるのだろうが……その時にしゃま部長はひまりにどんなアクションを仕掛けることになるんだろう。

 そうして私が「これ、最終回までにまたプリキュア濃度が上がることになるんだろうか……」などとどうでもいいことを考えていたのだが、亜季はそんなふざけるつもりは1ミリもなかった。普段が飄々としてるキャラなだけに、ガチモードでスイッチが切り替わった時にびりっとくる空気感はふつーに怖い。なにしろこの作品の中でも一番ガチめで想い人のことを考えていた人物。一度アクセルを踏む決断をしたら容赦なくなるのは当然のことだろう。いや、別にひまりを害そうとしているわけじゃないとは思う。亜季からすればひまりにプレッシャーをかけて彼女が折れてしまったらそれこそがヨリの一番悲しむ結果であり、ヨリのことを第一に考えればひまりとの距離感はもうちょい慎重になってしかるべき。しかし、多分亜季さんは根っからの姉気質というか、問題をそのままに放っておくことができない性格なのだろう。「こいつが半端な態度で保留してるもんだからヨリが色々悩んでるじゃん」と思ったらもう脳内でゴーサインが出てしまったのではなかろうか。無茶を承知の好き好き問答。年下のひまりはどう受ける。

 いちいち亜季さんが動くたびにピリッとする空気が愉快でもあり、重苦しくもあり。彼女の胸中を考えるとほんとは苦しいところなのだが……こういう奴が悩んだ末にどういう行動に出るかを見るのが一番の楽しみですよね。「静かな決意」って言ってるけど、ここから波風立たないわけないんだからさ。

 
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 意外とシンプルな話な気がしてきた、第5話。悪い奴はシンプルに悪いだけなのかしら?

 「高貴な宮内に巻き起こるドス黒い権謀術数と血みどろの権力争い……」みたいな展開を想像していたのだが(まぁ、実際そうなってもいるのだが)、面従腹背の対抗馬・長束さんが割と分かりやすい悪役だった。勝手にもうちょいクレバーなタイプかと思ってたんですけどね。声の影響かもしれませんね。前回若宮のところに襲撃してきた連中がいたので「こりゃまたダイレクトに襲ってきたもんだな」とも思っていたのだが、一応実行犯としては以前雪哉がちょっかい出した貴族の息子の血筋の奴がピックアップされ、ものの見事に「粛清」を受けた。ただ、ここでダイレクト惨殺ってのも非常に分かりやすい処罰になっており、相手方の陣営がゴリゴリに武闘派も揃っているし、殺しも含めて悪どいことは平気でやりそう。あげくトップであるはずの長束がその会合の現場にまで現れており、いかに「実際に指示を出すわけではなく周りが勝手に忖度するだけ」というお題目があったとしても、あんだけの修羅場に顔を出していたってんなら難癖つけられても文句は言えない立場。暗躍するなら徹底して現場にはノータッチで近づかない方がいいと思うのだが……マジでそれがコントロールできないくらいに忖度のみで動く組織なんでしょうかね。怖いんだか怖くないんだか。

 こちらの若君はせいぜい臣下を賭場で売り払うくらいで(?)別に悪いこともなく。ただ、人身売買の茶番すら雪哉の耳には届いておらず、余計なストレスにマッハでハゲそうである。雪哉目線からしたら「たまたま売り飛ばされた先で敵方の首脳会議が行われてるやん。密偵として潜入できた俺ラッキーだし有能」とか思ってたかもしれないのに、それもこれも全部若宮の掌の上。世知辛いもんである。まーそれだけ有能な人物の下につけているということでもあるのだろうが……「七夕はめんどくさいから行きたくない」は多分本音なんだよな……天才って人格破綻者が多いし、雪哉は今後も引き続き振り回されることになりそうである。

 そして「七夕」というキーワードでようやく動きを見せた各家の姫君たち。今回は西家の子と東家の子が姿を見せたが、意外なことに「着物を縫って若君に来てもらうんやで」というイベントに一番真剣に取り組んでいたのはクール系に見えていた西家の子(名前は「真赭の薄(ますほのすすき)」というらしい。ムズい)。あれ、意外と尽くしてくれるタイプなんですかね。そして1話目ではメインヒロインと目されていた東家の子があせび。こちらは「この音とまれ!」以来となるアニメ内での琴の演奏で何やら思わせぶりなアイテムを見せつけている。おつきのおばちゃんが反応したあの琴はいったい何なのだろうか。ちなみに他の2家の姫君は今回出てきていないが、どーせ七夕でも出てきそうもない若宮相手に、他の面々がどれだけ本気になっているかは謎である。みんなしてどれくらいのモチベーションで入内したいんだろうなぁ……。

 
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○「僕のヒーローアカデミア(第7期)」 ―

 オープニングTKなんかい。なんか合わんような気もするけど、ここまで煮詰まった作品の大舞台、これまでにないテイストをぶっ込んでいく意味はあるのかもしれん。

 というわけで、つないでつないでここまできた第7期。ここまで丁寧に、熱量を落とさずに続けられるシリーズ作品なんてなかなか無いよね。他に何があるかを考えると例えば「文豪ストレイドッグス」なんかは似たような続き方で5期まで放送されているわけだが、気づけばどっちも制作はボンズだった。そういう性質の会社なのかもしれませんな。

 前シーズンが1年前まで放送されており、そこそこの休止期間を経ての再開。一応お話としては大きな区切りがあったのでこのブランクもあまり気にはならないのだが、作品世界内ではかなり逼迫した状態になっているので全然「新たなスタート」という感じにはなっておらず、いきなりクライマックスみたいなド派手なバトルが繰り広げられてエラい騒ぎに。これをやってのけるからこその看板作品なのだと改めて思い知らされる。ことここに及んで作者の趣味が全開なのか、元々そういう狙いの作品だったのか、アメリカン・ヒーローのテイストがゴリゴリに押し出されており、画面もこれまで以上にバタくさくて暑苦しい。この方向性に振り切れてることこそが今作をオンリーワンたらしめているので、もう何も恥じることなく突き抜けてほしいもんである。

 ちなみに今期から監督がスイッチしているが、引き続き長崎さんが「総監督」名義でクレジットされているので体制が大きく変わったということはなさそう。あとは気になるのは、中途半端な時期にスタートしたけど全何話構成なのかってことですかね。短いシーズンなのか、ちょっと長いシーズンなのか……。読売は金曜夜に大きなアニメ枠を立ち上げたこともあり、土曜夕方枠の使い方も色々考えさせられる。

 
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 焦らすねェ〜、第14話。よりによって来週メエメエ回とか、ずるいくらい引っ張るやんか。

 というわけでまゆちゃんテンパり全力振り切れ回。「あのまゆちゃんがうちに!?」というだけで一大事だし満足できるわけですが、それを見守るユキちゃんがもうね。このまま史上初の「仲間になる前に1回闇堕ち挟むプリキュア」とかになってくれねぇかな。「まゆは絶対に渡さない」で暴れ散らかしてこむぎにとどめをさし、犬猫論争に終止符を打ってほしいまである。まぁ、実際はユキちゃんは優しい子なのでそんなことしませんけどね!(ね?)

 人間ではよくあるけど動物であんまり聞かない気がする「最近の疲れが溜まってたんでしょう」という病状で一時預かりの身となってしまったユキ。まぁ、基本的に1日の運動量がそこまで多くない猫にとって、通常の猫業務に加えてプリキュア活動をするのはオーバーワークになってしまうのだろう(え? ユキがプリキュアなわけがないって? そりゃそうです)。食欲も落ちて、今日も元気にテンパるまゆの不安の種になってしまった。それだけでもユキとしては忸怩たる思いだっただろうが、それを餌にしたかのようにしてまゆが犬飼家に取り込まれてしまい、病み上がりの身で終始歯噛みをガリガリガリ。猫って普段そっけないくせにこういうとこで独占欲強い感あるよね。それをよりダイレクトに表現してくれるのが犬なんだけど、猫の場合は基本がツンデレなもんで、まゆが心配だし、こむぎたちが憎らしすぎるんだけど、その感情を表明することもままならないという。狭いキャリーケースの中で、療養中だったはずのユキちゃんはかえってフラストレーションを溜めてしまいましたとさ。

 そして、お泊まり回ってことで空気を読んでこれまでにない時間帯に登場するガルガル。この手の「女子中学生主人公もの」は条例の関係もあり(?)あんまり変な時間に活動はしない設定になっているのだが、シナリオの要請上、稀に時間外勤務みたいなことを強いる場合がある。ちなみに小学生魔法少女である「CCさくら」の場合も、クロウカードの一部が夜間に出没したり、人がいない水族館でことを構えるために夜間徘徊したりもしていた。夜遊びは不良の始まりなので気をつけなければいけないですが、アニマルタウンはその点も健全。夜間ではなく「早朝」という時間を選ぶことで、プリキュアの隠密性をギリギリで維持しつつまゆとの関係性を進展させる。

 そう、今回はお泊まりを口実にした最大の転機、カミングアウト回でもあったのだ。じれたこむぎによってついに暴かれてしまった犬飼家の真実。ぶっちゃけこむぎも「もぅまゆの前くらいは喋ってもいいやろワン」くらいの気持ちでやっちゃった感はあるのだが、彼女はその隣にいる猫が最大の問題児だということまでは認識していなかった。まぁ、多分ユキちゃんも薄々勘付いてるってレベルじゃなく気づいてた気もするのだが……ついにここでニャミー側から一方的に正体判明という流れに。「あいつらがまゆを引っ張り回さなきゃまゆは危険な目に合わずに済んだし、私も余計な仕事に駆り出されなかったものを……」みたいなことを思ったかどうかは定かじゃないが、相変わらず犬猿ならぬ犬猫の仲のようである。ここから連携を取れるようになるには苦労も多そうなのだが……まぁ、最終的には全部「まゆは可愛いからしょうがないニャア」になりそう。全人類そう思うのでしょうがない。

 ところで、まゆに対しては「一緒にプリキュアやろ!」と提案したこむぎだったが、最初の協力者である悟にはその提案しなくてよかったんでしょうか。すでに制限解除されてるんだから、悟もプリキュアにして駆り出す選択肢もあったんやで。いや、大福さんがお許しになるかどうかは分からんが。


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