最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
今年もまた、1つの歴史が幕を下ろしました。1年間のお疲れ様、戦隊ヒーローの最終回には、独自の寂しさと、「また1つ歳を取ったのか……」という絶望感が付きまといますね。これでリアルタイム視聴が達成出来た戦隊は3本目とまだ多くはないのだが、必死に追いかけているので実際に完走した戦隊はこれで21作目になった。よし、半分越えた。もう一頑張りやな。「戦隊なんて、週に何本も一気に見るもんじゃねぇよ」って言われたんだけど、まぁ、そこはそれさね。 結論から先に行ってしまえば、1年間たっぷりと楽しませてもらってかなり満足したキョウリュウジャー。ギャグに寄せたテイストだったので中盤は非常に気楽に見られたが、終盤の締め方はかなりシリアスな方向に振れて、一番最初に思っていた「ガオレンジャー」にやっぱり近かった気がする。「ガオ」との類似点をあげていくと、パワーアニマルと獣電竜の立ち位置が非常に似通っていたこと、メンバーのノリがかなりお気楽であること、敵組織も横の繋がりを大事にしてコミカルであったこと。あとは追加戦士が敵側から登場するあたりも似てるかな。もちろん、他の戦隊も色々似てるところを取り出せばきりが無いのだから「何に似てる」という意味はあまりないのだが、全体を通した総評的に近いのは「ガオ」だ、というのが個人的な印象なのである。ガオレンジャーとの違いで一番嬉しかったのは、敵側から最終的に離反・改心したキャラが出てくれたところかな。あれだけ愛らしかったツエツエとヤバイバは結局敵としてのスタンスを貫き通してしまったからねぇ。キャンデリラ様の最終回の活躍はお見事でしたよ。 どうしても最終回の印象が強くなってしまうのは仕方ないところだが、実はラスト1話だけを見ると個人的にはあんまり好きな終わり方じゃないんですよ。デーボスがショボかった、というのもそうなんだけど、最終的にキングが1人で片付けちゃったでしょう。もちろん「その背中を預けられる仲間がいて、みんなの力があったから勝てた」ということは強調しているのだが、実際に戦ったのがレッド1人だけ、というのは最終決戦のエピソードとしてちょっと残念。やっぱり5人or6人全員に活躍の場が欲しかったなぁ、と。ただ、それは1話だけ切り取った場合の話で、今作はラスト3話全部込みでの最終回だからね。先週既に素顔名乗りをやってしまったのだから、文句を言うのも無粋ってもの。その他では特にアイガロン、ドゴルドの最期が非常に印象的で、そのあたりも含めて敵側の見せ方がとても良かった。アイガロンなんて最初の非道な行いがあるからどれだけ改心したって許せないだろう、と思っていたのに、あの散り様を見せられたらイアン同様に納得するしかないんだよ。「悲しみの戦騎」のエピソードがやっぱり一番泣けるってのは憎らしくて良い。ドゴルドさんも、うっちーとのコンビネーションで最期を飾るあたりが本当にそつのない脚本で、1つ1つのバトル、個々のキャラの絡みが全て綺麗に収まるのがお見事だった。イアンとアイガロン、ドゴルドとうっち−、そしてソウジはトリンとの繋がり、もっさんはキャンデリラだ。残るキングとアミィがどうなるのか、と思っていたら、最終回が完全に2人の世界。流石に戦隊ヒーローでそこまで完全にラブしちゃうのもどやねん、と思ったけども……まぁ、落としどころとしてはあの二人をくっつけるのが一番手っ取り早いからなぁ。弥生ちゃんがあまりにも可哀想なんだけども、そこでドロドロして第2のジェットマンにしてしまうわけにもいかんし。キングとアミィの破天荒なカップリングが一番しっくりくるんだよね。「キング1人のカリスマで強引に引っ張る戦隊」っていうデザインは、奇しくも同年放送のドキプリに似てたような気もするな。 全体的なシナリオ展開は、本当に無駄が無くて、キャラの1人1人が活きたのはお見事だ。その他、戦隊シリーズとしてのエポックメイキングなところは、やはり「10人戦隊」という無茶な設定をきちんと消化したところが一番の手柄だろうか。スピリットレンジャーっていう設定がうまくて、8人目以降のメンバーは「そこまで前面に押し出さずとも不自然じゃない追加戦士」という独特の立ち位置を守った。更には4人ものメンバーが作中で世代交代をするという挑戦的な試みも行われており、延べ人数で言うと14人もの人間が変身した壮絶な戦隊ファミリーである。まー、流石に2代目グレーは無理があるだろ、とは思ったけども。「1作で2人の戦隊メンバーを2役でやった」というのも史上初かなぁ? ボウケンシルバーにお疲れ様。 そしてなんと言っても、声優オタにはたまらない中の人の優遇っぷりも目を引くポイントだ。戦隊シリーズは割と中の人で遊ぶことも多いのだが、今作は戸松の大活躍に加えて、ほぼ敵側キャストが顔出し総出演しているのが嬉しい。トリンの中の人も出てたし、本当にキャストの垣根の低い作品。最終回のダンスで菅生さんにまで踊らせてたのがすげぇよ。あんなお仕事して下さって、本当にありがとうございます。もう、どうせだったらデーボス役の大川さんにも踊ってもらえば良かったのに。 とにかく、好きか嫌いかで言えば間違いなく大好きだった戦隊でした。来週からアミィのおみ足やのっさんの親父ギャグ、うっちーの困り顔が見られなくなるのはやっぱり寂しい。でもまぁ、次があるのが戦隊だから。シリーズ38作目は、話題騒然のトッキュウジャー。ブレイブからイマジネーションへ。さて、どんな奴らが飛び出すやらね……。 PR 間に入るCMで劇場版BDの映像が見えるとちょっと切なくなる第5話。劇場版の画は良さそうなんだよなぁ。ほんと、何話になっても安定しないのがなぁ……。 今回はなんと小俣真一によるコンテ回。なのだけど、氏の妙味を味わおうにもどうにも画の崩れの方が先に出てしまうのでなかなか入り込みにくいのが非常に勿体ない。これまでに比べるとまだいい方なのかもしれないけど、やっぱりモブ寄りのキャラになるとすぐに崩れてしまうのだよなぁ。あのブラックロックシューターを作ってくれたOrdetはどこへいってしまったんや。 まぁ、画のへなへな感について毎週愚痴っても仕方ない。今回はいよいよ動き出したライバル(?)、I−1との対決を描いたエピソード。もちろん、「対決」とは言っても誰が見ても分かる通りに格が違い過ぎるため、正確に言うなら「完膚無きまでに打ちのめされる」回ということになる。ここまでレベルが違えば、負けた方もあんまり悔しくはないけどね。I−1というグループは、現代でいうならAKBみたいな「勝ち組アイドル」の象徴。もしAKBが仙台公演に来て、それを見て地方アイドルの駆け出しが「勝ってやる」なんて言ってたらそれこそお笑いぐさである。あくまでも目標としての「ライバル」であるが、そこに負けること自体には、今作のテーマ的にあまり大きな意味は無い。どちらかといえば、中心となっている島田真夢のごたごたを処理するエピソードとしての性格の方が色濃いだろう。 「アイドル崩れ」としてWUGに参加している真夢。彼女の下へ、わざわざI−1メンバーの1人が訪れ、すげぇ嫌味なことを言い捨てていった。「戻ってくるのは勝手だが、迷惑を受けた人間がいることだけは覚えておけ」って、わざわざ会いに来てまでいいにくるのはどんだけ粘着質なんだ。確かに、立場の確立したアイドルグループから誰かが抜けるとなるとそれなりにスキャンダルだし、グループ内でも何かとギスギスしそうであるが、彼女らの場合はそんな脱退を乗り越えて現時点で成功してるんだから別にいいと思うんだけどね。よっぽど真夢に固執する理由があるんだろうか。そのあたりは劇場版も見てないのでちょっと想像がつかない。真夢が過去にセンターに位置していて、彼女が抜けることで大打撃を受けたとかいう事実もないよな。I−1候補生のトレーニング現場を見る限り、彼女たちの中ではアイドル活動は戦争であり、生存競争だ。もう、レッスンスタジオっていうかアイドルブロイラーみたいなところだ。そこから1人転げ落ちていったのだから、残った連中は貪欲に感謝してもいいくらいだと思うのだが……割り切れない何かがあったんだろうなぁ。 そして、そんな真夢が参加しているWUGは、当然のようにライブで客を呼ぶのに失敗した。あのサイズのステージであの客数ではちょっと寂しいのだが、ステージパフォーマンスを見ると、そりゃ仕方ないか、って思えてくる。本当に「地方アイドルの駆け出し」なんだよな。「これからがんばろう」と克己するお話だとは分かっちゃいるが、流石にあのクオリティのライブで板に上げるのはちょっとプロ意識に欠ける。熱血重視の物語なら、ライブ後にもっと落ち込んでもいいレベルの出来。あの会場にいた熱心なファンはどうか知らないが、少なくともテレビの前で見てる人間は「頑張ってくれ!」と応援するよりも「もっとしっかりやれや」と思ってしまう。でも、ひょっとしたら本当の駆け出しなんてこのくらいがリアルなもんなのかな……失敗の原因は多々あるだろうが、先輩ユニットからは「距離感」の問題を出されていた。仲間内のギクシャク感。やっぱりまずは実践的な練習より、グループ内での呼吸の合わせ方なのかね。後はひたすら慣れること。こればっかりは数をこなさないとどうにもならん。どの程度の覚悟で1つ1つのステージに挑めるかで、今後の成長度合いも変わってくるだろう。真夢が気持ちを新たにしたことで、今後の進展があるものと期待したい。まぁ、社長がまた胡散臭いのに捕まってたけども……。 今週も色々と沈む話題の多い本作だが、個人的に勝手な盛り上がりポイントは、先輩ユニットが練習を見て苦言を呈するシーン。何せ戸松・花澤という当代きっての舞台数をこなす芸人、違う、アイドルからの助言ですからね。sphereもRO-KYU-BUも、ちゃんと喧嘩してる? sphereは割としてそう(してそう)。 ハーさんの男一匹晴れ舞台、第90話。冒頭からしばらくは色々と茶化そうと思ってたんだけど、どんどん恰好良くなってきてしまい、最終的にはいじるのが申し訳なくなった。これまでために溜めてきた大舞台への挑戦権、見事に実ったあっぱれな花道である。 思えば、黄金聖闘士というのも不思議なスタンスである。88(+α)ある聖衣の中でも最強の12の聖衣。それを着られるものはアテナに選ばれた真の聖闘士のみであり、この世界では最大の名誉である。しかし、この「聖闘士星矢」の世界も時を重ねて、いつしか黄金聖衣の価値も下落をはじめる。バトル漫画の常であるインフレの影響がもちろん大きいわけだが、それ以外にも、「なんでお前が黄金聖衣着られるの?」みたいな間違った連中が現れてしまったためだ。古くはあじゃぱーデスマスク。ただし、彼は「聖衣に見放される」という結末を迎えたために、なんとか黄金聖衣の矜恃は守っている。他にも変な奴らはちらほら見受けられたが、まぁ、それなりの理由があったり、なかったり。そして世界は「Ω」に入り、黄金聖闘士が完全なる逆賊として現れてしまった時点でその価値は底値を更新する。変態としか思えない蟹座、どう背伸びしても白銀レベルがいいところの蠍座、確実に「悪」以外の要素が見あたらない魚座、そしてついに呪いの聖衣とまで言われるようになってしまった水瓶座。黄金聖衣業界もさんざんな風評被害に悩まされる。 そんなΩの時流の中で、何とも微妙な立ち位置だったのが、牡牛座だった。確かに彼は矜恃を守っていた。元々タウラスの聖闘士の持つ特性は豪放磊落。分かりやすい獅子座のような気高さとはちょっと毛色が違うが、そこには正面から戦闘を楽しむ器の大きさと、その中に見え隠れする気高さを併せ持つ。過去の牡牛座は誰もが「牡牛」の名を頂くのに充分な人物だったといえるだろう。しかして、この世界の牡牛座であるハービンジャーはどうだったか。正直、今までの彼は合格水準に達してたとは言い難かった。唯一のまともなバトルは昨年の光牙戦のみだが、ただひたすら「骨が折りたい、心が折りたい」と叫び続ける壊し屋は、迫力こそあったものの、そこに気高さは欠けていた。正面から戦って若者の強さを認めるおおらかさこそあったものの、大望を抱くだけの器の大きさを見せることはなく、気まぐれな喧嘩屋のイメージは払拭していなかっただろう。そんな彼が、突如アテナの聖衣を任されることになり、その守護のせいでこれまでガリア・ハイペリオンといった強豪との戦闘にすら参加させてもらえない始末。残された敵はタイタンのみとなってしまい、世間ではいつしか、こんなハービンジャーを「噛ませ牛」と揶揄することさえも。しかしそれもしょうがない。何しろ、タイタンはパラス軍最強の男なのだ。黄金聖闘士3人がかりでも聖剣しか折れなかったハイペリオンすら凌駕する(とおぼしき)男に、単なる喧嘩屋が挑んで勝てる道理などない。誰もがそう考えるのは仕方ないことだ。「ハービンジャーは負ける」。これが世間の当然の認識だった。 そして今回、Aパートでは実際に予想通りの展開が続いた。猪突猛進、「闘牛の牛のよう」とタイタンに馬鹿にされたハービンジャーは、いつものように悪ぶった様子で突っ込むだけ。今更タイタンが黄金聖闘士たった1人に臆するはずもなく、黄金聖衣は容易く砕かれ、天神創世剣で紙のように切り裂かれた。「ゴミための虫けら」では、神にも並び立つタイタンに一人で挑むなど無謀過ぎたのである。しかし、ハービンジャーはそれだけで終わる男ではなかった。圧倒的な実力差を見せつけられてなお、彼は立ち上がる。タイタンの持った疑念は、実は視聴者サイドと同じものだ。「何故立ち上がる?」と。「守るものもない、戦士たる誇りもないお前が、何故そうまでして戦う」と。 その答えは、「怒り」であったという。「何故奪う」と問いかけるハービンジャー。彼は、パラスの非道を、最も当たり前の視座から問いただしていた。事ここに及んで、神と神の対決、愛のあり方など、ややこしい事態が紛糾する中で、彼の胸中にあるのは実にシンプルな反感、「何故奪う」。彼を奮い立たせていたのは、「怒り」を発端とした義侠心。罪もない人々を苦しめ、守るために生きた仲間達を亡き者としてきた暴虐に対するものである。神の意志も、神の愛も関係無く、ただ人が虐げられることに対するものである。ただの荒くれ者だと思われていたハービンジャーだったが、その目で見てきた仲間達の戦いの中で、彼も様々なものを受け取っていたのである。そんな彼の訴えに、誰が異論を挟むことが出来るだろう。純粋な怒りは力となり、たった1人で天神創世剣をへし折るまでに至った。「アテナ・エクスクラメーションでようやく天地崩滅斬を折れたのに、1人で聖剣壊せるのか!」と驚く部分はあるが、彼の激情を目にした後ならば、その信念にもなんだか納得出来る気がする。この長い戦いの中で、彼は黄金聖闘士として、立派に成長していたのである。その猛々しい勇姿には涙を禁じ得ない。 最大の見せ場で、片角の折れたメットを取り出したハービンジャー。今までどこに持っていたのか、なんて疑問はあるものの、最大最強の一撃を放つための「牡牛座」としての見せ方はけれん味たっぷり。問答無用のグレートホーンを放ち、相手の武器をへし折り、ギリギリで踏みとどまってアテナの聖衣を守りきった。彼の生き様の全てがあの一瞬に凝縮され、それが見られただけでも今週はなんの文句も無い。黄金聖闘士という立場が危うかった本作の中で、最後の最後に、立派に「黄金聖闘士らしさ」を見せつけてくれた彼の大活躍に感謝したい。そして、彼が実にシンプルな「正義」の姿勢を打ち出し、それをアテナと共有出来たことにより、次週に続く「女神の戦い」の動機付けも補強されることになった。冒頭、1人テラスに立つパラスに忍び寄るエウロパ。彼の陽動によって、パラスはアテナを殺すことを決意する。一見するとこのシーンはエウロパが「我が神」の陰謀によってパラスを焚き付けたように見えるが、別にエウロパがおらずとも、パラスはどこかで彼女の抱える自己矛盾と向き合う必要はあった。「愛しているが故に殺す」という結論も、おそらくは不可避のものだったのだろう。この「殺すほどの愛」という純粋なエゴイズムを、ハービンジャーは真っ向から否定し、タイタンをたじろがせたのである。ハービンジャーを形成するに至った「真の愛」であるアテナと、「悩める愛」を抱え続けるパラスという対決図式をはっきりさせた上で、次週の女神対決がすんなりとはじめられる。何ともそつのない脚本ではないか。 非常に気骨のある、よいエピソードだったわけだが、最終的に水入りの形でハービンジャーとタイタンが双方生き残ったのは意外であった。ハーさんは深傷を負っているが、まだ戦えないという状態でもなさそうだし、ひょっとしたらここからもう1段階の活躍があるのかもしれない。となると、割とアテナ側にも戦力は残されてるんだよな。星矢がパラス・タイタン戦である程度消耗する流れになれば、後は「あのお方」との最終決戦が青銅勢のお仕事ということになるのか。……今の流れだとタイタンと共闘する流れもなくはないけど……それだとちょっと強すぎるかなぁ。 今週もうか様可愛いよタイム、第4話。しかしこのアニメは全員可愛いからうか様に集中できないのが困ったものだな。墨染さんが本気出し始めて、その流れで三条さんまで頑張ってしまうとなると……。 上映会で見て、一週間ぶりの2回目視聴。やっぱり笑えるし、やっぱり良いお話。上映会で五味Pが言っていたのだが、いなりが帯を締めたり、おめかししたりして出かけるシーンはアニメオリジナルだそうな(原作持ってないから正確には分からないけど)。なんでも、お祭りの日に、いなりが気合いを入れて、好きな男の子に会う前に頑張っているその健気さをより強く描くことを狙ったらしく、「そういうシチュエーションでは、一体どんな出来事が起こるものか」と女性スタッフなどに相談した結果、「着付け」というイベントが追加されたとか。何気ないシーンでもしっかりと変顔なんかでアピールするあたりにメインヒロインの如才なさが確認出来ますね。ワンカットたりとものんびりせずにせっせと百面相に勤しむいなりちゃんはやっぱり可愛い。うか様の悲鳴が聞こえた時の全身全霊をもっての「うん、気のせー!」が眩しすぎる笑顔でな……。 お祭りを舞台にしての、少年少女の青臭い思いの数々。それを傍から見ているおっさんが私なわけだが、聖地巡礼にいったおかげで今回のお話が大体どのあたりの場所なのかが分かるようになってちょっと嬉しい。京阪の駅で墨染さんと待ち合わせ、そこから正面じゃなくて脇道を通って境内にあがり、そこから丹波橋君とは順路通りに上がっている。うか様が燈日やトシ様とやいやい言い合っていたのはおもかる石の前の場所だね。狐の形をした特徴的な絵馬が目印です。真っ赤な鳥居に囲まれた境内は雰囲気を醸し出すセッティングとしても心憎いものになっており、祭りの灯が赤いおかげで、紅潮した表情に気付かれない、といなりが感謝していた。「君と目が合うたび赤く染まる頬を沈みかけたオレンジのせいにした」っていうのはnano.RIPEが歌う劇場版「華咲くいろは」のテーマソング「影踏み」の一節にもあるけど、こういう嬉し恥ずかしの若々しい感性って、おっさんには本当に眩しいんですよ。きゅんきゅんしますね。あんだけべったりくっついておいて今更恥ずかしいもないだろ! って思ってしまうけど。今のいなりにはあれが精一杯だなー。「私死ぬ」だもんなー。 そんなわけで、いなり・丹波橋君の関係性はお祭りの良い雰囲気(と丹波橋ママンの協力)のおかげでかなりの進展を見せている。1話のやりとりや学校での雰囲気なんかを見てると、あまりに全方位イケメン過ぎる丹波橋君はいなりに対してニュートラルな感情しか持ってないのかな、と思っていたのだが、最後のちょっと気恥ずかしそうな顔を見るとまんざらでもない。丹波橋君は墨染さんに告ってたような気もするけど……高嶺の花よりも、背中の上の身近な子、ってね。決定打こそないけれどもいなりだって割とガンガン行けるタイプなので、この2人の関係性は案外とんとん拍子ですすむのかも。 そして、それ以外のところで謎の急展開を迎えているのが、この後2話で語られるらしい、「いなりの回りの友達篇」ということになるのだろうか。漫画の王子様的な登場でいきなり墨染さんのハートキャッチしてしまった三条さん。男っぽさは画に描いたような「王子様系女子」であり、女子校だったら毎年大量のチョコをもらうタイプ。墨染さんがお熱なのも仕方ないところか(?)。まぁ、個人的にはこういう「あからさまに男役」な女性が絡む百合はストライクゾーンから外れるのだけどね。あくまで男の代替物みたいなものだから(だが、決して嫌いとは言ってない)。まぁ、墨染さんの場合はほんとの一目惚れだから、そのうちどこかで片がつくんじゃないかしら。問題なのは、最後の最後、台詞無しですげぇ意味深な視線を墨染さんに見せてた丸太町の方なんだよなぁ……彼女のあの視線、一体何を意味しているものなのか……次週以降に注目です。 そして、もう1つシリアスなのは、おそらく7話以降に描かれることになるであろう、「いなりとうか」の関係性である。今回はアホ兄貴コンビの活躍のおかげで、その辺のシリアスな部分も浮き彫りになってきた。「不老不死の神」と「人間」の関係性は、つい最近「ぎんぎつね」でも描かれたばかりのテーマだが、この手の作品では常に付きまとう命題である。うか様は最初二次元に恋して現世に出てきたのだから、そのまま画面に張り付いていればある意味では「永遠の恋」が成就したかもしれないのだが、流石にそれだけでは人間界に居着くわけにもいかない。成り行きとはいえ、いなりと切っても切れない縁が出来たことで、一気に人間との距離を縮めた。そんな妹の過剰とも言える動きを危険視するトシ様。普段の言動がナニなので今ひとつ説得力に欠けるが、一応訴えていることはまともな話だ。神通力を返すにしろ返さないにしろ、今後のうか様がいなりとこれまでのようにつきあえるわけではない。はたして、アニメ10話でそのあたりのことが描かれることにはなるのだろうか。 うか様は非常に真っ直ぐな性格で、人間の扱いもとても丁重。天照様みたいにあんまり長いこと人間界と接触してると、人間に飽き飽きしてぞんざいにもなるのだろうが、まだそういう段階じゃないってことだろう。燈日のことを「友達」と言っていたのもそうだし、冒頭でいなりに「丹波橋君は毎年家族で祭りに来ているから」と教えてあげたってことは、ちゃんと下界の人間がどのように活動しているのかを観察、把握してるってことである。こういう真面目な神様ばっかりなら、もう少し神と人間の関係性も違った形になるのかもね。僕もうか様と結婚したいです。残念ながら、伏見稲荷では会えませんでした(等身大パネルにだけ会えました)。 2月7日 ドラフト模様(BNG、THS×2) ピック順 【Thraxi】→【Mei】→【Metallica】→【Serra】→【Alessi】→【Sangriter】→
良い子のみんな! 年に3度のお楽しみ、新環境だよ! まぁ、第2エキスパンションって一番変化が乏しいからあんまりインパクトないんだけども。しかも今回のセットは、あんまり前評判も高くない地味なセット。昨年の同時期がセット総入れ替えのギルド門侵犯だったので、その差は歴然。一体どうなることかと思ったが……やっぱり1/3パック変わるだけでもけっこう手応えは変わってくるもの。流石に慣れて幾分惰性で引いていた見慣れた面々も、2パック目、3パック目で出会えると懐かしの我が家に帰ってきたような味わいがあります。試合はまだまだ始まったばかり。今後、この新しい世界はどんな展開を見せてくれるのでしょうか。
皐月が動いた! 第17話。遅かれ早かれこういう流れになるとは思ったが、流石にキルラキル、大展開のターニングポイントはすぐに訪れる。 「展開が早い」ってわけじゃないんだ。今回起こったことってほとんど無いから、脚本が詰まってるって感じは一切ない。でも、やるだろうと思ったことを一番効果的な要所で回している。皐月の反乱は、はっきりと「生命戦維を打倒する」と宣言したものだった。もちろん四天王たちもそれを知った上で動いていたし、これまでの様々な伏線がここにきてきっちりまとまった。あくまでも皐月は本能字学園のトップであり、その学園こそが彼女の武器。今回はわざわざ30分かけて徹底的に「学園内の設備の荘厳さ」を高めてあり、ここから彼女が世界を敵に回す覚悟が示される。まぁ、親子喧嘩に巻き込まれた形の流子はぽかーんだけども。 もちろん、動いたからといって、現時点では皐月の心中を全て読み取ることは出来ない。鬼龍院の家に育った彼女が、どのタイミングで羅暁への反乱を決心したのか。その動機はなんなのか。彼女の目指すゴールはまだはっきり示されていない。ただ、「服に着られる人間」という歪んだ理想像に対して嫌悪感を抱いているのは確かなようであり、そこだけを見れば流子とも通じるものがあるだろう。皐月の性格から考えて流子と手を組む展開はなかなか見えてこないのだが、最終的には羅暁という巨大な敵を前にして、2人が共闘する姿が見られるに違いない。ま、オープニングがそんな感じですし。結局、ここまで徹底的に「悪」ではなく「傑物」として描かれ続けた皐月が敵になるわけがないんだよな。彼女がラスボスだと、四天王とも正面から敵対しなきゃいけないから、なんか寂しいもんね。今作で一番愛されてるのって四天王の面々なんじゃなかろうか。ちなみに、形式上「ラスボス」と言ってみたものの、現時点で羅暁がラスボスであるかどうかは定かではない。その奥にはCOVERSという存在もあるはずだし、「羅暁がすげぇ強い」かどうかすら今は分からないから。少なくとも、次回予告を見る限りは剣で刺されるくらいじゃ死なないのは確か。 そんなわけで、鬼龍院家のごたごたばかりが描かれてしまったために、今週も主人公(のはずの)流子の存在感がどうにも薄い。マコ劇場があるおかげでシーンごとのインパクトはそれなりなのだが、どこまで行っても巻き込まれ型。なかなか寄って立つところが出てこない。黄長瀬の過去話とか、ゆっっっっくりと白衣をはだけていく変態チックな美木杉とかの方が見るべき部分が多かったような。あ、でもどんどん仲むつまじくなっていく鮮血との関係性は良いね。美木杉たちに真実をしらされてしまったせいで、鮮血が本当にしょんぼりしてるのがちょっと可哀想だからね。いっそ鮮血はマコに着てもらうのはどうだろう。細かい悩みとかどうでもよくなるぞ。まぁ、マコは着らんないんだけど。 そろそろ最終ステージ近くになってしまうので満艦飾家のおちゃらけもなりを潜めるかなぁ、という気もするのだが、どれだけ鉄火場になっても容赦しないのがあの一家。今回は親父が蟇郡さんと直接対決するという見せ場が。「マコはどこに行った」って蟇郡さんに聞いてたのは、「多分お前がマコについて一番詳しいだろ!」みたいな世間の風潮を加味したからに違いない。現時点での四天王の役割は、猿投山=実働部隊の統括、蛇崩=同じく装飾・音響関係統括、犬牟田=情報制御、蟇郡=マコの子守り。 実に静謐な緊張感、第18話。この画が作れるのがこの作品の一番すごいところだなぁ。 光、要、美海による汐鹿生探索。美海に与えられた聴覚能力によって、不可思議な海流のヴェールに保護されていた汐鹿生に進入することが出来た。そこにあった光景は、確かに光たちの生まれ育ったあの村には違いないが、冬眠中の村なのだから、当然「生」の痕跡は全く感じられない。初めて見る廃墟のような村。そしてまるで時間が停止したかのようにそのままの姿で眠りにつく村人たち。美海が「怖がって」しまったのも致し方ない光景。美海は憧れていた明るく輝く海の底の村が見たいと思い、光はそんな美海に自分の生まれ育ったあの明るい村を見せたいと思っていた。双方ともに願いとはずれてしまったために、多少ぎくしゃくした雰囲気になってしまう。こんなところにも、生まれ育ちの壁というものは存在しているものだ。 鹿生の様子は、個人的に想像していたのと随分違っていた。5年もの歳月が経ったのだからすっかりぬくみ雪に覆われているのかと思ったのだが、案外そうでもない。外で「門番」していたおっちゃんにも大して積もっていなかったし、村自体のせいぜい積雪5〜10cmといったところだろうか。海流の守護のおかげで、眠りについた時から雪の影響は止まったようだ。また、てっきり全員がおうちの中でひっそりと封印されたり、もしかしたらうろこ様の力で地の底に封印でもされるのかと思っていたのだが、割と普通にその辺に寝てた。光の心配が「起きたら腰痛ぇぞ」だったのも何となく分かるかも。あのまま5年って、大丈夫か。光の父ちゃんはちゃんと布団に収まっていたが、それでも掛け布団は掛けずに着の身着のままで固まっていた。眠りに入る瞬間って、どんな様子だったのだろうか。 汐鹿生のこんな光景は光たちも想定していたものではなかったようで、動揺した光たちは一旦自宅に戻って落ち着くことを提案する。しかし、家族の顔が見たいってのは分かるけど、その間美海を見知らぬ土地の見知らぬ街角にぽつんと置いていくのはどうなのよ。普段フェミニストな要ですら「絶対動かないで待っていて」とちょっと配慮に欠けたことを言っていなくなるし、美海ちゃんにしたら結構な災難である。「怖い」って言ってるんだから、せめて一緒に連れていってあげればよかったのに。美海ちゃんも美海ちゃんで、「しょうがないか」みたいな顔でポッキー食べてるし。海の中でも全く湿気らずにパキッと音を立てるポッキーは有能過ぎるな。 別行動の結果、光は父親に経過報告、そして美海は相変わらずの不可解な音に導かれて光たちの通っていた学校へ。暗く沈んだ校舎内に一度は消沈するも、そこに感じられた過去の生活の息吹を見て、少し気持ちが高揚する美海。念願叶って、元の母親の教えてくれた「海の底の村」に来られて、更に思いを寄せた異性の過去の記憶を共有出来た。そのことに、ひとまずは満足するのである。しかし、ここで登場したのがうろこ様。彼は、美海が探していたものがまなかである、という申告を嘘だと断じる。「あれがお前の探してきたものなのか」と。相変わらず謎の多い性格である。うろこ様は監視役なので眠っていなかったのではないか、というのが光たちの推測。だとするならば、うろこ様の歩んできた歴史も、何とも過酷なものだ。この5年というもの、村には人っ子一人いなかったのである。そんな中をずっと1人で見守り続けてきたというのなら、それはやはり寂しいのではなかろうか。神の間尺で考えれば一瞬なのかもしれないが、あれだけ怠惰と享楽を好んでいたうろこ様が、1人静かに眠ったような時を過ごすことに満足していたとも思えない。5年ぶりの闖入者に対してちょっかいを出すのも仕方ないことなのかも。もちろん、あくまでただの鱗、という彼のスタンスからすれば、冬眠に際して特に感情を持たなかったのかもしれないし、妙な形で眠りが終わりを告げそうなことの方が問題なのかもしれないが。 そしてまたあの音に誘われて、3人はついに目的地へたどり着く。「お女子様の墓場」という何とも壮絶な景色の中に、まなかはいた。うち捨てられた大量の木偶は生気などあるはずもなく、まさに「墓場」という言葉が相応しい。暗い海の底に一際暗く淀んだその空間で、唯一生命を持つのがまなか。彼女はあかりの代わりを買って出たために、最後のお船引でお女子様として引き込まれてしまっていたのか。相変わらずしゃりしゃりと不思議な音が聞こえる中で、うろこ様は「何かが現れれば何かが失われる、それで足し引きが釣り合う」と意味深な言葉を漏らす。まなかの肌から少しずつエナが失われていることに気付く3人。「失われたもの」とは彼女の海の人間としての生活なのか。それでは何が「現れた」ものなのか。普通に考えれば、代わりにエナが現れた人間がいるということだが……これまでずっと美海を呼び続け、招き寄せたまなかの存在は、今後どのように物語を動かしていくのか。 今回のお話は、キャストロールでいうとわずかに5人のみという、非常に「狭い」お話。その中で、時間の止まった汐鹿生、そしてお女子様の墓場と、およそ人智を越えた「異境」が姿を見せ、終始緊張感のある画面であり続けた。やはりこういう画面作りこそがP.A.の真骨頂である。無音で張り詰めた海の底の景色は、一触即発で、何かの拍子でぐらりと崩れそうな人間関係に繋がっている。眠り続ける海の民は、抑えられ続ける心中の密かな感情に似ている。このまま、世界も心も「眠り」続けるわけにはいかない。何もかもが、いつかは「目覚める」ことになる。その時になって、この白く静かな世界がどのように動いていくのか、今後も目が離せない。 CM中に「昼寝 大会」で慌ててググったのは言うまでもない、第5話。一応あったのかよ! まぁ、全くなかったらこんな話作らないのかもしれないが……スペイン人恐るべし。 誰がどう見てもくみん回。前回が凸×森のコンビで1話だったのに、くみん先輩だけ1話まるまる使うのはズルい。しかもこんな異色のお話になってしまったし……いや、異色でもないか。いつも通りだけどネタがおかしかっただけやな。おそらく2期が始まるにあたって、脚本会議でくみん回をやらなきゃいけない、ってことで、「もう、いっそ昼寝で対決でもします?」とか、深夜3時くらいに決まったに違いない。それでこんだけやっちゃうんだからすげぇよな。いや、馬鹿なのは間違いないんだけど。 基本的に、わたしゃ凸守・六花・森サマーの順で好きなので、残念ながらくみん先輩にはあまり興味が無い。今回も正直言えばそういう理由からベストエピソードに推すことは出来ないのだが、ゲストキャラとして中原麻衣を呼んでくる、というのは心憎い気遣いである。確かにあれは眠そうだ。そして、真剣に昼寝しそうだ。京アニ史上でも屈指の平和さを誇る岡崎渚さんを連れてくれば、真剣な昼寝だって達成出来てしまうかも(次点で北白川たまこを呼ぶという手もある)。 あとはまぁ、話はどうでもいいから回りの人間のあれこれを見て楽しむのがこの作品の正しい接し方。森サマは今回コスプレ担当。あの子は演劇部にも出入りしてるってことでいいんだろうけど、なんで衣装のまま部室に来るのよ。会長選挙であれだけ回りの目を気にしてたくせに、スッチーだのアリスドレスだので校内うろついてるんだから、前回不審者扱いされたのって完全に自己責任やんね。もう、選挙で敗れて吹っ切れたのかな? っつうか、大して日も経ってないはずなのにコロコロと着用衣装が変わる演劇部ってどうやねん。なんの演目の練習してるんだ。まー、変な同好会の集まりを見ても分かる通り、この学校ってあらゆるものがゆるいんだけども。あのカオスな集まりは六花がかすむレベル。なんか「日常」とか「ぱにぽに」っぽいのがおったな。そんな環境にいたら森サマの常識が歪むのも致し方ないことなのかもしれない。別に彼女にとっては部室が無くなっても大した影響はないのに、昼寝に付き合ってくれる彼女の優しさ。そして駅では「電車に気をつけるのよー」など、完全におかん。年を取ると布団の中で足とかつりやすくなるのかも。 そんな森サマと絡む凸守は、前回の激情などなかったかのように平常運転。やっぱりマスターと息のあった悪戯してるときが一番楽しそう。一時は結社の総帥の座を譲られかけたのに、それについてはあんまり反応してなかったのは、やっぱり六花の下について動いてる方が楽しいからなのかな。相変わらずの耳年増キャラでやたらいじられているのだが、考えてみりゃ高校1年生だろ。あれくらいでちょうどいいんじゃないかね。森サマの手から直接せんべいをかすめ取るシーンが今週のハイライト。どこをどう見てもラブラブなんだよなぁ。 六花は冒頭の会議出席までのくだりがハイライト。ああいう場面でスラスラと中二病台詞が出てくる瞬発力はすげぇといつも思うのだが、やっぱり反復練習の賜物なのか、適正の問題なのか。そして、いざまともなことをやろうとすると今までの威勢がかき消えて下向いてしかしゃべれないあたりが立派なコミュ障。原稿を早口で読む六花のしゃべり方がいかにもそれっぽくて笑ってしまう。真礼は良い仕事しよる。 あとは、今週の七宮は……出てこなくても問題無いレベル。まぁ、一色よりは出番多いから。せっかくのくみん回なのにかき消される一色は不憫。あれだけ一途なんだからいっそ同好会に入れてもらえばいいだけなのでは。 先週の上映会にも感化されて(?)、行ってきました「いなり、こんこん、恋いろは」の聖地、伏見稲荷大社。すぐ行ける場所なのに1回も行ったことないってのも勿体ないしね、この機会にね。ついでに知人の合格祈願と、俺の人生なんとかな〜れ〜祈願。お狐様にも限界はある気がするけど。 まぁ、「行ってきました」っつうても「行ってお参りして帰ってきました」だけなので、ここに書くことも特にないのだが……とりあえず1st プライオリティがあったのは「数日前から設置されたという、うか様のパネルを見に行く」である。既に丹波橋君や三条さんは通りがけに見ていたので、こりゃご本尊たるうか様も見に行かねばと思いまして。とりあえず京阪・伏見稲荷駅はいなりちゃんにお出迎えされる。 駅のホームにいきなりデンと置いてあるので撮影はやや恥ずかしい。基本的に不審なおっさんが平日昼間からうろついてる状態なので、何をするにも恥ずかしい。ちなみに、知らない人のために付記しておくと、伏見稲荷駅は構造全体が神社を模した朱塗りの木造意匠になっている(写真後方)。これだけでもなかなかの特別感。そして、駅から徒歩数分ですぐに稲荷大社の表参道につけるのである。まさに門前町といった感じ。そこに至るまでの道にはお約束通りのお土産物屋が並ぶが、ちらほらと「いなこん」のポスターを貼ってくれているお店もある。そりゃ伏見稲荷が協賛としてついてくれてる作品だからね。ただ、あまり真剣に探したわけじゃないが、特製コラボグッズとかがあるわけではない。多分そういうのはアニメイトに行って探した方がいいだろう。 そして驚いたのは、うか様のパネルのポジショニング。なんと、本殿の顔とも言える大きな門の脇に堂々と鎮座している。参拝に来た観光客ならば絶対に目につく、神をも恐れぬ配置である。(すげぇ分かりにくいけど、楼門の右下らへんにいる)。 当然、観光客はこの立派な楼門前で記念撮影なんかをするわけで、知らん人も「なんやこれ」ってな感じで見ていたよ。ここまでしてもらったら充分過ぎるなぁ。
もう、このうか様を見ただけでも満足だったから帰っても良かったのだが(?)、流石にそれだけじゃ電車賃も勿体ないし、どうせ時間もあるし、というのでとりあえず稲荷山のてっぺんを目指すことにする。日頃の運動不足解消にはちょうどよかろう。天気は一応晴れ。何故か珍しく雪が舞っているのだが、お日様は出てるから問題無しだ。全行程で1時間くらい、って案内図にも書いてあるし、いくら日頃動かない人間でも、これくらいなら大丈夫。 まず、かの桑島法子も持ち上げた(否、持ち上げようとした)「おもかる石」に触るところから始まり、迫力の連ね鳥居をくぐりながら参道を行く。と、途中でなにやら脇道を見つける。分岐には「京都トレイルコース」とあり、奥になんちゃら神社があると書いてある。せっかくなので回れるところは全部回ろうと思い、あまり人がいない細道へ進行。フラフラと適当なコースで歩けるのは一人身の良いところ。そのまま、かすれて読めないような古い案内を頼りに奥へ奥へと進んでいくと、竹林に囲まれた本格的な山へ。歩いてると、雑木林にしか見えないところに時たまぬっと鳥居があったり、どこへ行ってもお狐様がいたりと、なかなか油断出来ない。 しかし、それにしてもけっこうハードな山道……汗が出る、足がしんどい。これ、本当に参道か? とか考える前に、「何故上から下りてくる客がいないのか」に気付くべきだったんだよな……どうやら、迷ったってほどではないが、どマイナーな方のルートを選んでしまったらしく、タオルも飲み物も無いのに割とガチな荒れ道を歩くことに。やっぱり運動不足だった。正直、途中で怖くなったりした。「これ、どこに出るんだよ」って思った。途方に暮れて挫けかけたタイミングで、登山慣れしてる風の(多分地元の)おじいちゃん2人組に出会い、「山頂に行く道ってどれですかね」と聞くと「間違っちゃいないよ」との答えが帰ってきて一安心。ついでに「そっちから登ってくる人は初めてみたな」とかも言われる。無事に裏道から正規の参道に合流し、なんとか稲荷山の頂上に到達出来ました。割と急ぎ足で登ったので結果的には1時間くらいの道のりだったのだが、途中で不安に駆られたせいでやけに長く感じた。山頂でゼーハーゼーハー言ってた不審なおっさんを見た人がいたなら、それは私です。雪降ってるのに、汗だくです。 くだり道は正規のルートを帰ってきたので、すげぇ楽だった。途中で4〜5歳くらいの男の子が一人ですたすた登っていって「すげぇ」って思ったら、その数分後にすれ違った男性が「すみません、子供が1人でいませんでしたか?」って聞いてきた。「しゃきしゃき登ってました」って言ったら慌てて駆け上がっていったよ。子供とすれ違った時に呼び止めてあげれば良かったのかな。どっちにしろ事案だしなぁ。まぁ、他の観光客もたくさんいたし、多分無事だったろう。 帰りにはちゃんと麓でうずら串を食して帰ってきました。うずらってほんとにバリバリ食うのな。串の先に頭が突き刺さってるのは怖いとか通り越してシュール。身は締まっていて美味しかったよ。本当はその後にアニメで出てきたロケーション探しとかもしたかったんだけど、考えてみりゃ手がかり無いから「あの坂道」とか探しようがなかった。境内内部が見られただけでも充分。いなりが丹波橋君におんぶされて歩いたあの鳥居、意外と道は細いんだなぁ、とかね。最後にうか様に挨拶して帰宅です。なんか、参拝っつうか登山だった。皆さんが行かれる場合は、大人しく案内通りにメインの参道を使った方がいいと思われます。現在、絶賛筋肉痛。みんなもアニメを見て筋肉痛になろう。 |
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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