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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
「シドニアの騎士」 4→4 「シドニア」を歌うと無駄にテンションがあがりますよね、というのが一番の感想だったりする番組。いや、嫌いなわけじゃないんだけども。 結局、初見の印象が最後まで維持された作品だった。特に、この作品の場合には映像面について触れないわけにはいかないだろうから、そちらメインの話にしよう。直近で放送された「アルベジオ」と同じくフルCGでメカのみでなくキャラクターまで全て網羅した作品として話題になった今作。ただ、そのCGはやや堅いものであり、海外産のいわゆる「CGアニメ」よりも、どっちかっていうと「てさ部」とか「ピーピング・ライフ」なんかに近い。つまり、映像面での見得を優先するよりも「手間の削減ツール」としてのCGだ。もちろん、メカ戦闘やガウナの書き込みを見れば決して手抜きのために使っているのではないことは分かるのだが、やはり細やかな表現力において、まだまだ手書きアニメに迫るものにはなっていない。「アルペジオ」も似たような堅さを伴っており、特にキャラクターが大きく動くシーンでは動作のぎこちなさが気になる部分もあったのだが、アルペジオの上手いところは、「実はあんまり人間のキャラクターは動かない」っていうところなのよね。物語の中心になるのはほとんどメンタルモデルであって、あいつらは別に「不自然な動き」が自然な存在なのだ。生身の人間である群像たちは、潜水艦の中でじっとしてることが多かったので、「キャラクターのモーション」については、そこまでハードルが高くなかった。残念ながら、この作品の場合にはそこが如実に出てしまっているわけだ。 また、アルペジオはフルCGといいながらも、あくまで「アニメ的な演出」を重要視しており、既存のアニメの方法論に落とし込めるように、極力CGを「使いすぎない」ことを意識し、情報量を絞った画面を形作っていた。この作品の場合、どうもそうした「アニメの演出」としての練度が劣っているような気がする。これはもう「マクロスF」の時点で(ひょっとしたらアクエリオンの時点で)気になっていたことなのだが、メカなどをCGにすると、モデルが一括して動かせるために、情報量は際限なく増やすことが出来る。巨大なマシンの全てのパーツを別個に動かすことだって出来るし、戦闘シーンでは見たこともないようなアクロバティックなアングルで、画面全体を使った表現が可能だ。しかし、そうした「盛り込む」演出は、時として人間の認識を越える。あまりに画面に情報が入りすぎると、何が起こっているのかが処理しきれなくなり、ただ「何かが動いている」画面になってしまう。今作の戦闘シーンでもそうした現象は起こっており、最終回のベニスズメ戦などは、「なんかすごいスピードで戦っている」ことは分かるのだが、「何が起こっているか」が非常に分かりにくく、結局オペレーターのアナウンスで状況を伝えるしかないという、何とも勿体ない状態になってしまっている。アニメーションというのは「省略の美学」であるから、なんでもかんでも見えるものを入れ込めば良いというものでも無いのだ。このあたりは「惡の華」でのロトスコープ論争と根っこは同じである。「なんかすげぇ」が伝えたいのなら、「マジェプリ」のクライマックスのようにひたすらありえない方向を追求するとか、「アルペジオ」の覚醒コンゴウのように「もう、何が起こってるか分からなくてもいいくらいヤバい」状態での演出にすべきである。もしくは、手書きアニメの良作がそうであるように、「全体は動かすが、そのことによって表現すべき事象はシンプルで、画面から情報を得やすい」構成を心がけねばならない。 こうした「やりすぎ」と「固すぎ」のCGワークがどうしても気になってしまったのが1点。あとはまぁ、シナリオ部分が結局何をしたかったのかが(まだ完結してないから)ピンと来なかったってのが1つ。いかにもSFらしい興味を引くガジェットはてんこ盛りなのに、それがおまけみたいに見えてしまうのが勿体ない。播種船という舞台の独自性、生物学的なおかしさなど、個々に見て面白いポイントは多かったのに、結局最後は「選ばれし主人公の最強物語」になってしまうんだよなぁ。個人的に一番盛り上がったのは、下手したら生体尿道カテーテルが刺さった瞬間かもしれません。尿道で頬を赤らめたり、尿を飲んで生き延びたり、「人間にとって尿は欠かせない存在」ということを知らしめるための作品だったのかもしれない(やべぇ)。 まぁ、こんだけ文句は言ってても、星白は可愛かったですけどね。ヒロイン勢が、「化け物に食われて変質した触手生物」「ふたなり」「クローンモブ子」「仮面」「熊」(?!)と並ぶ時点で、すげぇ作品なのは間違いない。2期目でもう少し独自性のある盛り上がりに期待しよう。 PR 「エスカ&ロジーのアトリエ」 5→4 取り立てて何もなかった作品。本当に、びっくりするくらいに、徹底的に何も無かった。でもまぁ、考えてみたらアトリエシリーズって大体そんなもんだった気もする。どっちかっていうとごちうさよりもこっちの方が「日常もの」だった可能性すら。 シナリオの適当さは「星刻の竜騎士」なんかにも並ぶレベルで、いかにもゲームのシナリオの断片を切り取ってんだろうなぁ、という、イベントとイベントを繋いでいくだけの構成になっている。そりゃ「錬金術師がお客の依頼を受けて少しずつレベルの高いものを作れるようになっていくことを楽しむゲーム」なんだから、依頼がどんどん繋がっていくだけなのは当たり前なのだが、ゲームと違ってアニメの場合にはエスカのレベルアップが実感出来ず、ずっと同じことを繰り返しているように見えるだけなのが辛い。その分、回りの人間との関係性や、少しずつ広がっていく仲間の輪なんかで時間経過を表現していくわけだが、「いがみ合ってたあいつらがどんどん仲良く!」みたいなのは一切ない。何しろ、エスカって大体において第一印象からかわんない子だから。出会った直後から大体みんなしてエスカの仲間だし、彼女に悪いことなんてしない。一応、ロジーとの関係性は少しずつ深まったかなぁ、というところくらいが一応の成長ポイントなのだが、最終回での別れがあまりにあっさりしすぎてたしなぁ。本当に「蓄積」の少ないアニメであった。 そういう意味で「日常系」なんだ。一応ラスボス(?)を巡るメインシナリオはあったけど、おとぎ話を交えた骨子は何ともぼやっとしていて、終わった感じがしなかったのもなんだか日常ものっぽい。捉えどころの無さでは今期随一。ただ、だからといってすげぇつまらなかったかと言われると、案外そうでもないんだ。結局、「みんなでエスカを見守る保護者の会」みたいなスタンスが基本にあるので、エスカがわーきゃーいいながら楽しげに日常生活を送ってくれていればそれでいい。個人的にはエルルゥから時を経てやってきた新たなしっぽ系ヒロインとして、エスカはしっかりと脳髄にインプットされている。studio五組の割には作画がヘタレたところも多かったのだが、それでもエスカだけは可愛くあり続けた。なんかもう、それでいいような気がする。「可愛ければいいか」だからごちうさと同じ点数。うむ、ぶれてない(?)。 あとはもう、エスカを楽しむっていうか、村川梨衣を楽しむしかないでしょうね。多方面に活躍中のなしころもさんですが、単独メインヒロインは今作が初。そして、ほたるんやあおいちゃんのような「おっとり系女の子」と違って、エスカのテンションは禍々しいりえしょんパッションハイテンションに(わずかながらも)近い。そのあたりを無我の境地で楽しむという「りえしょん劇場」が一番正しい楽しみ方だったんじゃなかろうか。他にも、聞いているだけで心の底からホッとする「アホの小清水」とか、「眼鏡の植田佳奈」とか、お約束に満ちたこのキャスティングが、どこか嫌いに慣れなかった一番の要因なのかもしれない。あと、クローネ役の山村響が面白い仕事をしているのが印象的であった。なんか、見かけるときは必ず人造生命の役ばっかりやってる気がする。 「ご注文はうさぎですか?」 4→4 圧倒的安定感を誇る日常枠。可愛いは正義を地でいくきらら系アニメに、更に動物の愛らしさまで加われば鬼に金棒、当初の期待通りのものが出てきた作品である。 しかし、不可思議なことに、私はあんまり心ぴょんぴょんしなかった勢。こればかりは本当に何が琴線に触れるかさっぱり分からないので謎なのだが、基本的に日常枠には点数が甘めだったはずなのに、いまいちピンと来なかった。中の人的にもかなり恵まれた作品だったのに、一体何故なのだろう。 理由を考えるに、どうも最近、身体が変な方向に慣らされた感がある。まさにあの依存症コピペのごとく、日常もの、「きらら系」という枠の中に、脱法ハーブのような致命的な何かが含有していたのではないだろうか。振り返れば、昨年のこうした枠に含まれていた作品といえば、禁断の果実だった「ゆゆ式」、出版社は違えど圧倒的依存度を誇った「のんのんびより」、そして鬼畜の王様「きんいろモザイク」と、「日常ものに見せかけて確実にネジがはずれている」作品ばかりだった。純粋に「普通」を愛でるひだまり路線からはずれていたのである。ゆゆ式患者としてリハビリに苦しみ、にゃんぱすと鬼畜こけしの影に怯えながらすごした日々を思えば、この「ごちうさ」のなんと穏当なことか。あまりに穏当すぎて、不必要なひっかかりを生むことなくスルリと認識の隙間にこぼれていった。そんな印象なのだ。何が悪いということはない。いや、むしろ同系統の作品と並べて見ても、品質は高い方だったと思う。しいていうならば、「時期が悪かった」ということになってしまうのだろうか。そろそろ日常ものには休ませる期間が必要だと思うんだ。 WHITE FOXの手によるアニメーションは相変わらずの安定感であり、メインの5人の可愛らしさは圧倒的。特に個人的にはシャロ推しであるが、強力すぎるキャスト陣の力もあり、「可愛い」という部分には何の異存もない。その上でもう一歩及ばなかったのは、その「可愛い」を印象づけて、病的なまでに神経に刻み込むまでの一押しが足りなかったためだろう。まー、やっぱりこういう作品ってのはどこかでがっつりはまって、正座して見るようにならないと抜けてしまう部分が多いからなぁ。ゆゆ式だって、私の中ではスルーされるべき作品であったはずなのだ。うっかり「何か」に捕まってしまうと、抜け出せない恐怖の世界なのだ。今回は心ぴょんぴょんワールドに取り込まれずに済んだ私は幸運だったのかもしれない。 それにしてもPVの種ちゃん可愛すぎるな。 「ブレイクブレイド」 5→5 時間の関係でそこまで真剣に見られたわけではないのだけど、やっぱり劇場版前提なのでそりゃ強いわ。これ、大画面で観られたらもっとインパクト出ただろうなぁ。 今作の売りはなんといってもロボ。実体弾がメインウェポンで、その挙動はメカニックが事細かに気にしないとすぐ駄目になる。「石英を動かす能力」がベースなんだから一種の超能力マシン、スーパーロボットのはずなのに、そういうスーパーな部分がなくてとにかく泥まみれで走り回るマシン。このほこりっぽさは他ではなかなか無い。戦記物としても遠慮なく物語に没入することが出来るようになっており、女性キャラこそ多いものの、いわゆるサービス要素はポイントを絞り、割とゴリゴリに殺し合い、醜い我の張り合いが展開される。結局最終的に戦争が終わるところまではいかないので、今後この世界がどうなってしまうのかが気になるが、「国と国との戦争」を書きたいならばこれくらいの身尺が良い振れ幅だったのかもしれない。 ただまぁ、それだけじゃなかなかアニメとして引っ張っていけないし、せっかくの男の子アニメ、ロボものなのだからだんだん無茶は出てくる。特にジルグさんの人智を越えた一騎当千ぶりはこの世界の無茶の中でも群を抜いており、「ニュータイプでも無理やろ!」という突っ込み待ちの状態。そこでかっ飛ばしちゃうと、なんか異次元だなー、って気分で笑いが先に立っちゃうな。元々泥臭さが売りだっただけにね。いや、すげぇアクションだから見てたら楽しいんだけども。最終的にどこをメインに見るべきなのか、勝手に迷ってしまったのよね。やっぱり、ロボもののテンション調整は難しい。 「蟲師 続章」 5→5 特に書くことが無い……予定通りのものを、予定通りの品質でご提供して頂いた、ただそれだけのアニメ。 本当に1期の時から変化は無く、「見たい画をそこに」置いているというそれだけ。そして、今作に求められるのはそれだけなので何の問題も無い。分割2クールのくせに間に特別番組が入っちゃう編成になったあたり、スタッフ大丈夫なんか、とは思うが、だからって他の話数がグダグダだったわけでもなし。これに文句を言ったら罰が当たるってもんだ。 とはいえ、1話感想で書いた通り、10年近く前に感動したあのときの「蟲師」とはやはり時代が違っており、「素敵だが、そこに唯一無二の存在感を感じるほどでもない」というのも事実。まー、余計なデコレーションが出来るような作品でもないので、慎ましく、「地味なのにすげぇ入念に」というのを徹底してもらえたことは相変わらず幸せなのかもしれません。秋クール分も楽しみに待ちましょうね。 「ノーゲーム・ノーライフ」 5→6 恵まれしブラジリアンラノベ。いや、ブラジル要素欠片もないけども。結局略称はなんなんだろう。 加点減点の要素が多く、なかなかジャッジが難しい作品になってしまったのだが、やっぱりいしづかあつこというクリエイターの仕事については一定以上の評価があってしかるべきだろうと考えて加点。この独特の世界構築は、玉石混淆のアニメクリエイター業界の中でも注目に値するものだと思う。奇しくも本作は「はったり」がテーマの作品であり、シナリオの中身以前に「どれだけ威圧感を与えられるか」という勝負になっていたわけで、氏の産みだした世界が、このアニメに最大級の結果をもたらしていたのは疑いようが無い。そういう意味で「恵まれし」である。 初回の時から懸念していた通り、「知略もの」としては本当にグダグダになってしまった。放送途中で知人と話をしていたときにも「しょせんラノベなのに何を期待したものか」と目が覚めたのだが、やっぱり「天才」の「俺ツエー」なんて描ききれるわけがない。まぁ、本作の場合はまだ「天才性」についてはなんとか描出しようとしている部分はうかがえるし、割と筆を割いて表現、構築しようとしている努力はみられる気がするのだが、それでもやっぱり荷が勝ちすぎているのは間違いない。世間的には初回のチェスへの非難が多いが、その後のしりとりだってひどいもんだったし、最終回のコイントスですら、カイジと利根川さんにはボコボコにされるくらいに穴だらけの試合である。「ルールを厳守し、それを逆手に取る」ことを狙った主人公チームのくせに、そもそも世界のルールに穴がありすぎて、まともに考えることすらままならない程度の設定になっているのである。そういう視点から見ると、本当に身の丈に合っていない、駄目駄目アニメである。そもそも世界設定自体がざっくりしすぎているので、色んな可能性を全部考えはじめると、まともにゲームの内容なんか見てられなくなる。そして、その可能性のほんの一部を取り出して、「ほら、裏をかけた」とドヤ顔されても「知らんがな」としか言いようがない。「複数解が多すぎて答えを網羅できないよぅ」と思ってるところに1個だけ答えを持ってこられても、「サボってんじゃねぇよ」とか「出題者ふざけんな」と言われておしまいなのである。 まー、結局頭脳バトルを目指すとそういう問題は大なり小なり出てくるわけで、はじめから覚悟した上で、上記のように「ラノベなのに何を」と思ってしまえばそこは目をつぶることが出来る問題ではある。そして、アニメスタッフも最低限そのあたりの「嘘臭さ」「後ろ盾の無さ」がネックであることは分かっていたはずで、それをコテコテに塗り固め、勢いで押しきるためにアニメという媒体が用意された。幸い、この方向性は見事に功を奏し、「画面を見てるだけでも十分面白い」という恵まれたクオリティで提供されることになった。決定打となった11話は言わずもがなだし、思わず飛びついてしまった2話とかもたまらん出来。つまり、「あんまりものを考えずにすむ」時のこのアニメがとびきり面白いのである。久しぶりにマッドハウスの本気を見せてもらったような気がする。もちろん、単に突っ込んだ費用がでかいというだけでなく、「はったり」で回すための工夫も諸々凝らされており、8話エンディングのような興味を引く演出も、「分からないなりの」世界から視聴者を離さないための効果があっただろう。1つ1つのシーンに手を抜かない。それだけのことで、やはりアニメのグレードはググッとあがるもんである。 かてて加えての、あまりに素敵な萌え方向への誘致要因。最後に彗星のごとく現れた純正萌えキャラのいづなが全部持っていくかと思われたが、白、そしてステフの鉄壁さは微塵も揺るがなかった。作品的には白の完勝ってとこだろうが、個人的には立ち位置の関係もあってステフが一押し。11話を見ていても、「これ、絶対最後ステフが決めるだろ」と安心して見ていられるポジショニングが最高。日笠劇場、茅野劇場、そして沢城劇場。もう、本当にお腹いっぱいです。最後に進藤尚美の京都キャラ無双というのも実に贅沢なサプライズである。 結論、「ステフがアホ可愛いから、シナリオとかどうでもいいくらいにこの世界は満たされている」。 Ajani Steadfast 不動のアジャニ (3)(W) M プレインズウォーカー・アジャニ <+1>:対象の、最大1体までのあなたのコントロールするクリーチャーは、ターン終了時まで+1/+1の修正を受けるとともに絆魂と先制攻撃と警戒を得る。 <-2>:あなたのコントロールする各クリーチャーに+1/+1カウンターを1つ置き、その後、あなたのコントロールする他の各プレインズウォーカーに忠誠カウンターを1つ置く。 <-7>:あなたは、「いずれかの発生源があなたかあなたのコントロールするプレインズウォーカーにダメージを与えるなら、それを1点に軽減する」という紋章を得る。 【4】 前代未聞の出来事。なんと、つい2ヶ月前に新作を登場させたプレインズウォーカーが、立て続けに新たな形態を産みだしてしまったのである。これまで、新規カードが登場したプレインズウォーカーが1年以内に新たなカードになるということは無かった。それが、まさかの隣接セットという、最短距離まで一気に更新してしまったのである。彼のイラストに描かれているマントはエルズペスがまとっていた遺品とのことで、「ただでさえ白単のプレインズウォーカーって少ないのに、あの娘死んじゃったから俺ががんばらないと……」みたいな義務感が感じられる。どこぞの傭兵のおっさんは何してるんでしょうね。 さて、そんな新生アジャニの能力だが、割と過去の作品に似てる部分が多い。特に小マイナスは初代アジャニのものとほぼ同じであり、コストが大きくなった代わりにプレインズウォーカーの面倒まで見てくれるようになった。これを起動してまだ1年は活躍出来るペスたんにカウンターをのせてやるのが彼なりの優しさというものだろう。まぁ、共闘するなら緑アジャニ使えよ、って話だけど。プラス能力も過去のアジャニがやってきたことに似通っているが、付与される能力が割とやりすぎ。先制と絆魂つくだけでどんな木偶の坊でも必殺兵器になってしまう。初代アジャニのプラス能力が「2点のライフを得る」だったことを考えると、この成長はヤバい。一応「自身を守れる能力じゃない」というのがネックにはなってくるだろうか。そして、100点のライフにはもう飽きたのか、奥義も割とガチンコである。その能力をもっと早めにマスターしておけばペスも死ななくて済んだんじゃないか、って気もするが、終わってしまったものはしょうがない。カウンターが7つ溜まったら即起動し、その後安心して2枚目を出すのが鉄板である。コスト4マナで、登場時に忠誠5という骨子も安定しており、引き続き白はプレインズウォーカーメインのゲーム展開がやりやすい。10月までの期間は「群れの統率者」も加えて総勢3種のアジャニを楽しむことが出来るので、いっそこれに「アジャニの群れ仲間」や「アジャニの存在」、お友達の「ブリマーズ」までぶち込んだアジャニデッキを作ってみるのも良いかもしれない。まー、1種類しか場には出せませんけど。
Dauntless River Marshal 不屈の河川司令官 (1)(W) U クリーチャー・人間、兵士 2/1 〜はあなたが島をコントロールしている限り+1/+1の修正を受ける。 (3)(U):対象のクリーチャーをタップする。 M13でサイクルとして登場した「隣の土地があると強くなるよ」サイクルが今回も登場。あのときは次のセットがラヴニカということで、多色(ギルドランド)への橋渡し役を務めるサイクルとして機能していたが、流石にタルキールは多色ではないだろうから、単に「友好色っていう概念を基本セットで提示するのに丁度良いアイディアだったね」ってことなんだろう。サイズアップするのは単純に強く、「火打ち蹄の猪(M13)」は予想以上の活躍で構築でも暴れ回るほどであった。今回は、前回とは逆回りの関係性になっており、白のクリーチャーが島を参照する。2マナ3/2は「真紅の汚水這い(M13)」と同じスタイルだが、残念ながら同じ2マナ域でも割と相打ちには取られやすいので、クリーチャーとしての素体はそこまで魅力的ではない。その分、タップ能力が終盤まで活かせる形になれば図抜けて強力になるので、よほど相手がもたつかない限りは、長期戦用のクリーチャーとみた方が良いだろう。前回のこのサイクルが全て前のめりでサイズを武器にしたクリーチャーだったのに対し、今回は割とコントロール寄りでも使えるのは面白い対比になっている。
Soul of Theros テーロスの魂 (4)(W)(W) M クリーチャー・アバター 6/6 警戒 (4)(W)(W):あなたのコントローするクリーチャーは、ターン終了時まで+2/+2の修正を受けるとともに先制攻撃と絆魂を得る。 (4)(W)(W)、あなたの墓地にある〜を追放する:あなたのコントローするクリーチャーは、ターン終了時まで+2/+2の修正を受けるとともに先制攻撃と絆魂を得る。 各色神話に用意された「よその次元の魂」サイクルの白。白はやはり、主神のヘリオッドさんの顔を立てる形で、まだできたてほやほやのテーロスから出張してきた。このセットを全て見ると、「テーロス」「ラヴニカ」「イニストラード」「シャンダラー」「ゼンディカー」「ニューファイレクシア(ミラディン)」というラインナップになっており、ドミナリア近辺の昔の次元以外の多元宇宙は割と制覇していることが分かる。オンスロート以降の次元で出てこなかったのはローウィン、アラーラ、そして神河の3つ。まー、色の特性は見いだしにくいかなー。さておき、そんなテーロス代表だが、起動型能力がやや重く、その分半端なく強い。起動してしまえば最低でも自身が8/8絆魂警戒先制であり、これだけでゲームに勝てちゃうレベル。直接場に影響をあたえる能力なので、墓地に行った後の泣きの一回にも大いに意味があるのはありがたい。絆魂のおかげで「手遅れ」パターンがかなり減るだろうし、このセットで推している召集戦術にもがっちりフィット。やりよる。
Warden of the Beyond 彼方の管理人 (2)(W) U クリーチャー・人間、ウィザード 2/2 警戒 〜は、いずれかの対戦相手が追放領域にあるカードのオーナーである限り、+2/+2の修正を受ける。 この期に及んでまだ出てくる新機軸。今回は「追放領域をチェックする」というよく分からないギミックがぽっと出のアンコモンに内蔵されている。条件を満たさなくとも2/2警戒ならギリギリレベルだが、トリガーがオンになればコストパフォーマンスは充分。あの「ロクソドンの強打者」すら上回るカードを単色で出せてしまうのである。白という色を考えると、一番現実的なのは同じカラーリング、同じコスト域の「払拭の光」や「放逐する僧侶」といった除去カードと併用すること。これなら無理なくファッティ気分が楽しめる。ただ、これら白のリング系除去は「追放領域から帰ってきちゃうかもしれない」というリスクがある。それを背負い込みたくないならば「存在の破棄」のような完全除去を使ってしまうのが一番安全。他にも追放するだけならば色々とカードに選択肢はあり、たとえば「ドライアドの闘士」「罪の収集者」「セレズニアの魔除け」など、「そういえば、あれも追放だったな」なんてカードは探せば結構出てくるもの。そうなると、これって結構な確率で4/4なのでは。リミテッドでは積極的に狙いにくいので、むしろ構築で期待がかかる珍しいカードである。
「一週間フレンズ。」 6→6 終わってしまったなぁ。いや、ここから先で何をやれるかって言われても、多分何も思いつかないから終わってしまってよいのだけども。藤宮さんに会えなくなるのがちょっと寂しいです。 正直、メインのネタの比重を考えるなら、九条の登場前、大体夏休みくらいでこの作品は完結していた。「一週間でリセットされる記憶」というメインプロットが持ち出され、それが機能し、「治癒していく過程」を真っ直ぐに描いたのはそのあたりまでだからだ。別に10話以降が蛇足だったなどということではなく、1つの物語としての帰着点は、おそらくあそこだったんだろう、ということ。最終回視聴後すぐに原作コミック既刊分を読ませてもらったけど、コミックがこれだけ続いていることに一番驚いているのは作者自身のような気がするし。そこまで長く引っ張れるようなシナリオラインではないのだ。 「問題を抱えた女の子を相手に、ただひたすらがむしゃらな男の子が突っ込んでいく」というだけのラブコメ。それが本作の中身であり、「そう言われると大したことないな」と思えるかもしれないが、実をいうとこういう作品って昨今のアニメでは本当に少ない。「女の子のために頑張る男の子」像っていうと大体バトルとかが絡んできてしまうし、日常的なラブコメというとどうしても少女漫画のヒロイン視点からの作品ばかりになる。「男主人公+恋愛」というと、何故かハーレムものになってしまうのが現代日本の抱えた深刻な病状であるのだ。そういう時代に、この作品は本当にただただプレーンな味わいのラブコメを、遠慮なくやってくれた。ぽわぽわして淡いデザインもこうした緩やかなラブ風味にしっかりとマッチしていて気持ちよかったし、この絵だからこそ藤宮さんはあそこまでのピュア・ヒロインとして成立したのだと思う。生い立ちが特殊とはいえ、普通に考えたらあそこまで純粋培養な高校二年生女子って、「カマトトぶりやがってよぉ!」と言われるのがオチだ。藤宮香織だったからこそ、それをはねのけて存在し続けることが出来た。まぁ、簡潔にまとめると「藤宮さん可愛い」なんだけど。 その他、今作きっての聖人君子である将吾の、無償の愛。今作きっての問題児である山岸さんの、阿漕過ぎる天然模様。今作きっての可愛い奴九条の、意外な素直さ。今作も、疲れた心に優しい「悪人のいないアニメ」なのである。だからこそ、本当にだからこそ、長谷の野郎の要所での弱腰には本当にイライラさせられたわけだが。今作で一番頑張っていたのはそりゃぁ長谷なのだろうし、彼がいなかったら物語は始まらなかったのだから、今作の立役者といえば長谷しかいないのだが、どうにもピンポイントでイライラさせられることが多くてなぁ。そんな彼だからこそ、こうして長きに渡る藤宮さんとの対決が成立していたとは言えるのだが……。彼が本当の男を見せていれば、より爆発度合いの高い、完全リア充ラブコメが楽しめたかもしれない。幸い、原作コミックの方はアニメとちょっと違う展開になっており、「お、長谷の心無い態度が改められてるやん」と思ったら、5巻の最後でもう一回心折れそうになった。……しっかりせぇや長谷よぅ……。 というわけで、「主人公には色々イライラさせられたけど、ヒロイン勢可愛いし、お話もじんわり楽しめたのでOK」ということで。マイベストヒロインは……やっぱり藤宮ママンかな! あ、藤宮さんももちろん可愛いですけどね! 雨宮天のヒロインデビュースタートダッシュとしては実に良い舞台でしたね。(ブレイドアンドソウルはまぁ……) 爆ぜろリア充、はじけろカップル、最終話。もう、こうなることは分かってたんだ! 長谷め! というわけで大団円。いや、そもそも九条問題が解決した時点でもう何一つ禍根は残っていなかったわけで、そこでハッピーエンドでも良かったはずなのだが……相変わらず長谷がなぁ。将吾をして「気持ちは分からなくもない」って言われてたけど、正直分からんぞ。そんな微妙なところで神経を削るような性格なら、最初から藤宮さんに声かけてないだろ。行けるとこまで行っちゃったんだから、あとは余計なこと考えずにゴールまで突っ走ればいいのに。結局、最後の最後で長谷が原因で藤宮さんを泣かせてしまうという大ボーンヘッドをやらかしてしまっている。まー、その荒療治のおかげで長谷の目も覚めたみたいだから結果オーライというべきなのかもしれないが。 結局、藤宮さんの症状さえ改善されてしまえば、この2人は「すごく普通の初々しいカップル」以外のなにものでもない。互いに困難を乗り越える意志を確認し、これからの人生を共に生きていこうと思った時点で、あとは冒頭の一行に戻るわけですよ。藤宮さんが感情を爆発させる様子はなかなか見られなかったので、泣いちゃってるのを見て不覚にも萌えてしまうのが今回最大の悩みどころ、かな。このカップル、同じタイミングで泣き出したり、「旅行に出てる」って嘘ついてるはずなのに平気で外ぶらついてばれたり、案外似たもの同士なのかもしれん。 藤宮さんが泣き、長谷も泣き、山岸さんも泣いてた。この中で一番気になる存在といったら、山岸さんかな。相変わらず不器用なので将吾相手に何言っていいか分からない山岸さん可愛い。「事実上プロポーズしたら怒られたから、近づかないようにしてたのに」「避けてたらまた怒られたからどうすればええねん」「え? 別に近づいてもいいの?」「これからずっと面倒見てくれる?」という、なかなかのガチクズマインドがたまりません。それに対する将吾の返答も「やむなし」ですからね。こっちのカップルの方が今後見守っていくのは面白そうな気がする。一週間フレンズが終わって、「一生間介護生活」みたいなのがスタートします。ずっと山岸さんの面倒見る生活は、それはそれで楽しそう。 最終回らしく、ラストは雨宮天ちゃんの「奏」2番以降で締め。今作で色々と出来て、ミューレの新鋭はグッと前に出てきた印象。良い仕事もらったなぁ。 |
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プロフィール
HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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