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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 運命って便利な言葉、第5話。「んなわけあるかいッ」って展開も、それは運命のいたずらで説明できてしまうのです。でもやっぱり、んなわけあるかいッ。

 クルクルと運命は回っていくよ。3ピースバンドとして着実に流れができつつある新川崎(仮)。「厄介」なボーカルの仁菜が歌うことに積極的になったことが最大要因で、客前で歌うことに快楽を覚えてしまっては、そりゃぁライブ欲求も止まらない。元々生活のためにも演奏したかった桃香、とにかく青春を謳歌すべく好きに邁進するすばるの2名も当然その流れに乗るので、このままバンドは安定期に入るかと思われた。

 しかしそこにダイナミック運命のいたずら。かつて桃香が喧嘩別れ(?)したバンド・ダイヤモンドダスト、通称ダイダスのボーカルがなんとかつての仁菜の知り合いだったという。しかも詳細はまだ分からないが、「友達だったのに絶交した」といい、フラッシュバックした過去の記憶でも仁菜相手にかなり痛烈な当たり方をしている様子が描かれている。もしかしたら仁菜がこの度Tシャツに「不登校」を抱えることになったのもこの子が原因だったのだろうか。とにかくそんな因縁の相手がかつての憧れの中心に居座ってしまったがため、仁菜の反抗心はストップ高。桃香に惚れ込み、崇拝にも近い観念で応援していたバンドだっただけに、新たなセンターを入れての変容は受け入れがたく、それは現在の桃香の状況を見ても覚える感覚。「ダイダスはどうなってしまうのだろう」という漠然とした不安に、最悪の回答が突きつけられた形なのだ。

 もちろん、新たなボーカルの子が入ったからと言って、ダイダスがどれほど変わったかはまだ分からない。テレビに映る様子なども加味すると間違いないく「桃香が脱退してしまうくらいには違う」ことはわかるのだが、新たに発信する音楽性を仁菜が受け入れるかどうかは別問題。もしかしたらこれはこれで肌に合うスタイルになったかもしれないのだが、坊主憎けりゃのたとえの通り、真ん中に鎮座しているのが「絶交野郎」では、受け入れられるはずもなく。仁菜の中では「かつて好きだったバンド」が「桃香を弾き出したバンド」におちぶれ、この下降線の先にぴったりの「自分の大っ嫌いな奴が居座ったバンド」に成り下がってしまった。繋がらないはずの因果を強引に繋げ、今日もやっぱり仁菜さんはプリプリくさくさ。

 そんな仁菜に対する桃香の応対は全て正論正論で返す言葉は一切ない。「自分が脱退した後のことだから関係ない」はそうだし、「お前1人のものじゃないのだからバンドの好きにさせろ」もそうだ。「人間だろうがバンドだろうが、それは変化し続けるもので良し悪しは別問題」という意見だって全くもってその通り。仁菜の勝手な憤りは的外れだし理不尽なのだ。その結果、女子高生と酒飲みが居酒屋で液体を掛け合うという地獄絵図へと展開し、多分サービスだったろう烏龍茶がとても勿体無い結果に。でも、強引にでも仁菜を黙らせようとした桃香の心境だって身につまされるものがあるだろう。自分だって今のダイダスは多分嫌いだろうに、「大人の正論」でなんとか納得しようとしていた桃香。彼女の必死の虚勢も空気を読まない仁菜には通じず、浴びせた冷や水はそのまま返ってくる。もはや、2人の関係性はそれほど肉薄した殴り合いでなければ解決しないのである。この殴り合いができる距離なのである。

 桃香は仁菜の気持ちもわかっているが飲み込んだ。しかし飲み込んだ言葉はいつか表に溢れ出す。今回はそれを歌に乗せ、バンドとしての「CRY」に転じた。はみ出し者の3人組。そんな3人が精一杯小指を立てて作り上げた初めてのスタジオライブをしっかり噛み締めよう。やっぱり今作の映像作成は面白い部分が多く、ライブシーンにしてもバンドリプロジェクトとは全然違う見せ方になっている。動きの硬さみたいなものはどっこいどっこいだと思っているのだが、こちらはライティングの派手さとか、とっぴなカメラの振り方が特徴的でより動的な印象が強い画面。すっかり鼻つまみ者となったこの3人にはお似合いの駄々っ子みたいな愉快なプレイスタイルであった。

 個人的には今回のお話ですばるの株が一気に上がりましたね。自分の問題だと単なる面倒クセェわがままっこだったが、それがバンド仲間のことになって責任が無くなると、持ち前の適当さというか、底意地の悪さみたいなものが滲み出てきて大変よろしい。ドラムってのはリズム隊、バンドの音の基盤を成す大事なポジションなので、こうして全体を俯瞰して調整役に入ってくれるとホッとしますね。こいつが調整役って、やっぱ残り2人がヤバすぎるってだけなんだろうけどな。

 
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 2人だけで親睦を深める食事に味集中カウンターを使うな、第4話。まぁ、2人の「世界」の間に大きな隔たりがあるということを示すメタファーなのだろうけど……あのカウンター、確か取り外せるんだよな。

 ついに怪異とかほとんど関係なくなったお話。冒頭の畦目先生のツノ以外はもはや単なる団地妻と女学生の触れ合い物語である。そして、視聴者としてはそれで構わないと思っているのが大きな問題(化野の動向に触れる気は無い)。多分、一番見たいシーンは超乳三十路フリーターが自宅でストゼロキメながらダラダラしてる様子である。怪異もホラーも無いお話ならば、多分菫子さんのおっぱいが一番のファンタジーだ。ちなみに1話からずっと登場しているストゼロライクのアルコール飲料の名称は「STRIKE TWO」。……ツーアウトってところか。いろんな作品で「安くてアルコール度数の高い酒」のデザインとしてパロディが量産されてるストゼロ、いわば安酒界におけるマクドみたいな存在だが、そういうイメージを代表する存在になったのはメーカー側としてはOKなのだろうか。

 一応何かしらの怪しさを感じさせるファクターは、冒頭で菫子さんの部屋に侵入した黒猫くらいだが、あいつも「やたら警戒心が薄い」という要素以外は普通の猫っぽくもある。というか、ここで突然菫子さんが謎の存在に付きまとわれる理由もないし、ほんとにただの「春ののどかさを醸し出す背景」だった可能性もある。個人的に一番怖かったのは、安酒かっくらいながらスーパーの刺身食ってキーボード打ち続ける作家ワナビーの存在で、「酔っ払ってキーボードにストゼロぶちまけたらエラいことになるで……」と気が気じゃなかった(余計なお世話だ)。ちゃんとおうちを片付けた方がいいと思うよ……って言おうとしたら乙ちゃんがきてくれたので、無事に団地妻の団地が片付けられたのでした。……人間同じ部屋に住み続けてると謎の超密度圧縮が行われるので、いざものを捨てても捨ててもどっからかものが出てくるという亜空間に住むことになりがちです。私は体験したから知っているのです。おかしいんだよなぁ、長年溜め込んでたカードを大量に売り払ったはずなのに、特に部屋が広くなった気がしないんだよなぁ……。

 などという謎だらけの生活を送っている菫子さんなわけだが、本来なら謎は乙ちゃんの側にあるはず。団地妻とは微妙な距離感を保っていた乙ちゃんだが、今回のルームシェアで多少なりとも距離は縮んだのだろうか。乙ちゃんがこれまで菫子と距離を置いていたのは「お兄ちゃんが取られそう」みたいな嫉妬が第一要因だったと思うのだが、今回のあれこれで性格の部分でも若干合わない部分は見つかったかもしれませんね。菫子は悪い人間じゃないのは間違いないのだが……まぁ、歩く生物兵器みたいなところもありますからね。思い切りぶん殴ってボクササイズでもするといいと思うよ。普段からエロすぎるせいでお風呂シーンがあっても特段エロが加速しないのはもはや問題なのではなかろうか。

 対抗するようにして乙ちゃんが披露したのは、お風呂・サウナシーンに加えてお着替えシーン、そしてトイレ……ラインナップがマニアック。まぁほら、毎週言ってる気がするけど、ホラーとエロはやっぱり切っても切れない関係にありますからね。乙ちゃんもホラーアニメのいちヒロインとして、できる限りのサービスは頑張ってください。

 まじでなんの回だったんだ?(これはこれでいいです)

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 コンテ雨宮哲かい、第18話。まぁTRIGGERが担当してるんだから何もおかしなことはないが……よりによって今回みたいな話で担当してるのがなんか草。

 先週までのどちゃくそシリアスから一気にここに戻って来られるあたりがさすがのライオスパーティー。いよいよ因縁の階層へと足を踏み入れたにも関わらず、どうにも雰囲気はユルいままである。まー、なんの計画も立てないまま勢いで狂乱の魔術師討伐まで掲げちゃったし、いまさら細かいことでジタバタしてもしょうがないってことなんだろうけども……今後はシュローたちのサポートも一切見込めないし、正直ネガティブな要素しかないんだよな。

 そんな中で、新たな階層は環境が最悪、そしてそんな環境に適応した面倒極まりないモンスター・シェイプシフターとの遭遇。これまであれやこれやとモンスターの生態について生物学的に分析してきたライオスだったが、今回のシェイプシフターについてはもう「そういうもん」として受け入れてしまっている。形状的に宝箱に似せたミミックや生まれながら財宝を模した宝虫なんかと違って、今回の「変身」は純粋に魔術的な要素。そこになんらかの生態系を考えてもあまり意味はないか。「シェイプシフターにもいろいろな種類がいる」と言っていたので、もしかしたらライオスが「地元にたまにいた」と言っていたシェイプシフターは今回のタイプとは違うものだったのかもしれない。正体を見たら明らかに九尾の狐でしたし。普通に「狐にばかされた」の豪華バージョンだったわけだが、1体で4人分の幻を複数セット一気にコントロールできるって尋常じゃない技ですよ。多分、魔力をもっと別な使い方に回してればもっと簡単に獲物を狩る方法があったんじゃないでしょうかね?

 まぁ、そういうふうに生まれてきちゃったならしょうがない。今回はモンスターが云々というよりもライオスたちがお互いにパーティメンバーをどう見ているかを改めて確認するフェイズだったのだろう。シュローたちのおかげで対比的にライオス・マルシル・チルチャックの腐れ縁は再確認できたわけだが、そこにセンシが混ざった4人パーティはまだまだ結成から日が浅く、いろんなところにつけ込まれるんじゃないかとヒヤヒヤもの。でもまぁ、結果的にライオスが自分の記憶に惹きつけて謎を解いてくれたし、一応はリーダー(?)の面目躍如ってことでいいのかしらね。多分、視聴者目線で最大の収穫は「センシがライオスの脳内で美化されすぎてる」ということかもしれない。まぁ、最終的に間抜けの烙印を推されていたし、結局誰1人得しないままで傷ついたっていうエンドですけどね。ちなみに気になったんだけど、偽ライオスの中でくそデカかったのってやっぱりチルチャック目線のやつなんでしょうかね。

 ライオスの気合いと謎の象形拳でモンスターの討伐に成功し、改めて互いの姿を見合って理解を深めることができた(?)面々、その前に現れたのは……前回の騒動で「足抜けした」と言われていた黒子さん。仲間を捨てて逃げた扱いでシュローたちから見放されて1人この階層に残っちゃったのか。自業自得ではあるが、前回の顛末を見ちゃうとしょうがない気もするけどな……どういう交渉になるのかしら?

 
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 がんばれダクネス、負けるなダクネス! 第4話! 悲鳴オーバーラップのオープニング入りとかいう謎の新技術まで身につけましたね。

 まさかのサブタイトルに騙されるという斜め下の展開。先週の「義賊云々」の話の時点で「いや、クリスじゃね?」って想像したんだけど次回予告で「イケメン義賊」とか書いてあったもんで「ほなクリスと違うかぁ」って思ったら「クリスやないか!」っていう。まさかカズマさんの妄言がサブタイトルに採用されるなんて誰も思わないじゃんよ。そしてここでクリスという既存のキャラが絡んできたせいで、ますます「この王都編はどこに向かっているんだ……」っていう大きな目標行方不明が継続。まぁ、結局今作は大冒険なんかしないでカズマさんがお布団の中でうだうだ言ってるのが一番面白いってことなのよね。原作小説だとどう考えても単行本1冊で1つ山場を作る必要があると思うのだが、この巻のクライマックスはどんな展開で訪れるんでしょうね。

 登場人物のだいたいがクズということで、いつも通りの風景を見ているはずなのに何故か飽きないこのすばマジック。いけすかない貴族の屋敷にしばらく居候することになったカズマたちは、遠慮という言葉を知らないアクアを筆頭に贅沢三昧。アクアはさ、そりゃまぁ女神だったから元々羽振りのいい暮らしはしてたんだろうけど(そもそも神にそうした経済概念があるかどうかもよく分からんが)、こっちの世界に来てからそーとー時間が立ってるんだし、最序盤の馬小屋暮らしの時期も長かっただろうに、なんでこう、ちょっと油断すると贅沢自堕落生活を続けようとするんだろう。結局精神性がびっくりするくらいカズマさんとリンクするからお似合いの2人には違いないんだよな……唯一の難点は、2人きりだったら生活力がゼロを振り切ってマイナスになっちゃうってことくらい。不労所得があって食っちゃ寝できる生活なら、ここまでカズマさんとバイオリズムが合う人間(人間?)もなかなかいない。

 元々裕福だったわけじゃないめぐみんはそれなりに分をわきまえてはいるのだが、それでも頭のイカれた紅魔族のセンスはなかなか一般人には理解してもらえない。めぐみんはめぐみんである限りは永久に歩く爆発物でしかない。王都の周りにクレーターを量産するのは、もう完全に討伐案件だと思うんだけど、王都周りってそんなに遊ばせてる土地が多いもんなのか?

 こうなると大変なのはダクネスで、ひたすらに頭を下げ続け、そろそろ真剣にパーティーと縁を切ることまで考えたほうがいいとは思うけど切れないのが面倒臭いところ。ダクネスのドM設定って普段困ったことされてもオンになったりオフになったり色々と都合が良くて(?)、たとえば汚っさんからのアプローチなんて脳内妄想ではきっと捗るんだろうけど、いざ実際に経験すると及び腰になっちゃうっていう。まぁ、金しか見てないおっさんからのモーションは貴族として嫌というほど経験しちゃったから飽きたってのはあるかもしれんけど。常に新しい刺激を求め続ける求道者でもあるダクネスにとって、刺激に事欠かないカズマパーティはやはり魅力的なのだろうな。

 そしてお久しぶりに登場のクリス。「こんな完璧な被害者体質だったっけ?」と思ったが、単にカズマさんの周りの人間がカズマの暴虐に慣れちゃって新鮮な反応を返してくれる人間が最近少なかっただけか。カズマさんはなろう系主人公なのにちゃんと誠意を持ってセクハラしてくれるのが責任感のあるところですね。常日頃ノーパン女神とか巨乳くっころ騎士を侍らせてても、その毒牙が周りに及ばないってわけじゃない。揉めるもんは揉んどけの精神。改めてそんなクリスから告げられた新規ミッションは「神器の収集」というこれまたハードルが高そうなもので、ご丁寧にもミツルギを久しぶりに登場させて「あぁ、あんときのアレみたいなことね……」という謎の復習までしてくれる親切設計。クリスがなんで神器の回収をしてるかはまだよくわかってないのだが……単に「溢れすぎると問題があるから」ってだけですかね。どこぞのバカな先輩が後先考えずにバンバンチート武器を送り出してた可能性もあるしな。カズマさんは何故か分からないけどクリスと絡む時だけやたら女神エリスに祈りを捧げたくなりますね?

 さて、すったもんだの末にとりあえず「街を襲った魔物討伐」という次なるミッションが発生。ほんとに今期は行き当たりばったりで話が進んでるように見えるのだが、これこそがカズマ流なんだろうな。異様にラック値の低いダ女神とか戦場に連れて行かないほうがいいんじゃないですかね?

 
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 いっぺん床に落ちた角砂糖は使わないほうがいいと思います、第4話。ご丁寧に直後に「時間を戻せるわけじゃないので」って言ってるから、単にシュガーポットの中に魔力で戻しただけなんだよな。どういう衛生観念の時代なのかは分かりませんが、王族の人がやることじゃなかろうよ。

 なんともぬるっと進行するお話なのでつかみどころがなくて大変。前回はもう1人の魔女ルクレツィアさんが登場したが、彼女がティナーシャとお友達なのか喧嘩仲間なのか単なる悪役なのかもなかなか見えづらく、「久しぶりの挨拶がわりじゃない」とかいいつつオスカーのことは平気で殺そうとしたり、ダイナミックNTRイベントみたいな展開にしたり、ざっくりヤベェことしすぎの世界。今回もそんなぬるっと大事件がそこらじゅうにばら撒かれており、特に「なんとなく従臣の心を操って暗殺者にしちゃった事件」は割とヤバめ。あんな簡単にマインドコントロールできて、しかもそれが王族に強く繋がってる人間だったりしたら、いくら警護を厚くしても殺される時はちゃっちゃと殺されちゃうんじゃなかろうか。今回はたまたま狙われたのがオスカーじゃなくてティナーシャだった上、たまたま遊びにきてたもう1人の魔女がいたおかげで治療までスムーズに進められたが……一歩間違えば国家転覆の危機じゃんね。操られっ子ちゃんも、とんでもない目にあっているのに何事もなかったかのように処理されてちょっとかわいそう。後で事情を知らされたらけっこう深く傷ついてると思うぞ。

 そうして周りにきな臭い雰囲気が漂い始めたせいか、ティナーシャはここにきてオスカーにスパルタトレーニングを行うことにする。王族の執務を行いつつの隙間時間トレーニングとはいえハードなのは間違いない。何がキツいって、いわゆる少年漫画的修行展開のはずなのに、なんでそんなことしてるかよく分からないこと。普通、修行パートに入る時って「誰それに絶対勝ちたい!」とか「ほにゃららを手に入れなければ!」みたいな絶対目標が用意され、そこに向かって努力するものなのだが、オスカーの場合は「まぁ、強くなれば将来的に選択肢も増えるから」とかいうふわっとした理由でけしかけられてしまったので、どんだけ頑張ったらいいかも分からず、何をもって修行のゴールか決まっていないので努力のしがいがない。それでも黙々とティナーシャのいうことを聞いて修行を続けるオスカーさんのストイックさには頭がさがる。まー、見てる感じではもちろん「今より強くなりたい」というモチベもあるだろうが、「形はどうあれティナーシャと2人っきりでイチャイチャできる時間だし」ってんで納得してる部分もある気がする。実際、修行後のセクハラもしっかりこなしてるし。すけべのくせして相手がひよこババアだから許されてる王様、パワハラとセクハラを同時にこなしながら同時に対策されてる珍妙な図式。まー、元々プロポーズの言葉が「俺の子を孕め」だった時点でまともな交際なんて出来るはずもないんですけどね。ティナーシャがそれで納得してるなら別にいいか。

 実際、今作はこうして各方面にぬるっとした温度感なので何を楽しめばいいのかがはっきり分からない不可思議な状態なのだが、2人の生ぬるいイチャイチャ関係がどこかクセになる味わいになってるのは間違いない。「最終的にどこでティナーシャが折れるんだろう」というのを見守りたい気持ちはあるしね。嫌いじゃないならもう付き合っちゃえよって、どこぞの僧侶も言ってたよ。

 
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 まーたちかぺが飲んだくれてる……第4話。こんなにも酔っ払いキャラが回ってくるってのはやはり本人の人徳(?)なんでしょうね。

 さて、4人そろって本格始動のJELLE。絵師・歌い手・作曲家・動画職人という実に現代的なメンバー構成だが、その人となりもなんとも現代的。前回正体を明かした我らがキウイちゃんは花音との初対面でも対人関係でハードルが1つあったが、「花音は悪いやつではない」というので無事に乗り越えることができた。ま、キウイちゃんはたまたま今の段階で学校行ってないだけで、別にそこまでコミュ障ってわけでもないからな。1度手痛い失敗はしたが、その教訓から改めて立ち上がれる聡明な子だ。というか、多分4人の中では一番現実が見えてるしクレバーな判断ができる子だと思うよ。

 まひるという「共通の友人」を介した出会いではあったが、馴染んでしまえば割とずけずけものを言えるのもキウイちゃんの強み。花音はかつて所属していたアイドルグループ「サンフラワードールズ」(通称サンドー)にはまだ色々と面倒くさい感情を抱え込んでいるようで、今回飛び出した無茶振りは「あいつらのCDの発売に合わせてこっちも曲出すぞ」というもの。さっさとキウイからツッコミを受けていた通り、そんな頑張ってまでやることじゃないし、そもそも相手がメジャーデビュー済みの有名アイドルユニットの時点で、一介のマイナー配信者が動画出したところでそこに意味なんてあるはずがない。それでも花音がこだわってしまったということは、彼女の中でサンドーとの関係性がまだまだ消化しきれていないことの表れ。一応は脱退後にけじめをつけたみたいなことを言っていた気はするが、やはりその胸中は複雑なのだろう。これが「あのグループを見返してやりたい」みたいな敵愾心オンリーだと困りものだが……でも話を聞いてると、母親との関係性にしても他のメンバーへの思いにしても、純粋に憎んでるってわけでもない気はするんだよなぁ。親御さんと正面から話す機会があればいいのだろうけど、現状だとまだ無理っぽいので時間が解決するのを待つしかなさそう。幸い、飲んだくれねーさんは一応理解者ではあるようだし、今後JELEEのステージが上がってちょっとサンドー側から見てもらえるようになれば、対話の基軸も生まれるのかもしれない。

 一応これまで引っ込み思案のまひると世間知らずのめいを引っ張っていたリーダー格が花音だったわけだが、キウイの加入(?)と今回の騒動で、その関係性はだいぶフラットなものになった。特にキウイが思ったことを全部言ってくれるのがとてもありがたく、イエスマンのめいだけだとまひるも関係性をコントロールしづらかったところだろう。花音がいい加減なことをいう、めいが推しの言動に全乗っかりする、それをキウイが突っ込む、という形になれば、結論をまとめ上げる仕事はまひるに回ってくる。そして、そんなまひるは今回予想外の家事力でもって存在感を示す。あれ、この子以外に有能なのでは……とりあえずみんなの心は胃袋から掴むんや。すでに花音とキウイはまひるを見る時の目の色が違うんだよなぁ……キウイちゃんは幼馴染なのにどうにも距離感を気にしてるよね。単に花音に「一番の親友」であるまひるを取られちゃいそうなのが嫌なのかしら。花音も元々は「ヨル先生」として尊敬していたという履歴はあるが、女子高生まひるに対してもすでに敬慕の念を持っている気もする。この主人公、全方位型か?

 こうして着実に4人の結束が深まってくると、対抗勢力のサンドーの存在も気になるところ。ぶりぶりのアイドル活動なので全くもって方向性は違うし、「花音はこの活動から一足先に抜けといて正解やろ……」とは思うが、これはこれで立派な芸能活動だ。プロデューサーの意向が全て正しいと信じて疑わないメンバーと、そんなプロデューサーを務めた母親から逃げ出した花音。どこかでぶつかる日が来るんでしょうかね。

 
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 もう無茶苦茶だよ!!!!!!! いや、分かってたけどね! 東映さん! こんな無茶苦茶なものを世に出しちゃダメだよ! 最低だよ! 分かっててやってんだろ! まとめて変換すると「これがドンブラ地獄だ!」。

 

 

<というわけで以下ネタバレ注意ですが、バレも何も、ネタしかないです。絶叫上映とかあったらみんなツッコミで喉枯れると思います>

 


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 バスの二重奏でエンディングを迎えるアニメ、渋すぎる、第4話。まぁ、相変わらずその後のエンドカードでぶち壊しなわけですが……今回は本編もそこまで重い話じゃなかったので軽めのギャグでも許してあげよう。

 というわけでコントラバスコンビのお話。今回はコンテが山村卓也氏ということでいつも以上に安心して観ていられる内容で、コントラバスという題材を意識してのものか、どこかゆったりと重めのテンポで運んでいくシナリオラインは明快。個人的にはクライマックスで久美子と求が対峙するシーン、車のヘッドライトによって久美子から「伝染った」明るい何かを見せる演出なんかはシンプルだが効果的で感心するなど。

 メインの2人に触れる前に周りの諸々から処理してしまおう。まずは気付けば早いもので3回目となるサンフェス。今回は尺の都合上、実際の演奏シーンがカットされてしまったのは非常に残念で、我らがドラムメジャー・高坂麗奈のエロいコスなどを堪能できるシーンはもっともっと欲しかったところ。過去2年分はそれなりにちゃんと見せてくれていたし、せっかくだから「田中あすかを超えた」と久美子に言わしめた勇姿をとくと拝見したかった。でもまぁ、その分演奏後に麗奈がきちんと新人ちゃんのところに行って声がけしている様子が見られたので、ひとまずはそれだけで満足しておくか。一瞬「久美子に言えって言われたのでは?」って勘繰ってしまったが、その後の会話でちゃんと麗奈が独自の判断で行ったことが確認できたので一安心。高坂麗奈は堅物だけど馬鹿ではないし、この3年できちんとコミュニケーションのなんたるかも学んでいるので、最低限のフォローはできるのです。隣の黄前相談所がハイスペックすぎるせいで霞むだけなのだ。あそこでちゃんと1年生とコミュニケーションがとれるというだけで、確かに「田中あすか以上」なのかもしれません(あいつは絶対やらん)。

 サンフェスといえばなんといってもマーチングバンドの強豪・立華の梓ちゃん。相変わらず「中の人もあずさだからなー。あと1人でハロハピ全員集合になるのになー」と思いながら見てたりするわけだが、こうして躍動する梓ちゃんを見ていると「マーチングバンドもアニメ化せんかなぁ」とは思ってしまう。改めて1から描こうとすると時系列が行ったり来たりするのが悩ましいが。京アニさん、いつまでもお待ちしております。

 そして晴れ舞台の裏でも暗躍し続ける銀色の悪魔・黒江真由。久石奏は久美子の必死の部長業務を「暗躍」と称していたが、我々(先の展開をある程度知ってる)視聴者目線からすると、真由の行動の方がよっぽど「暗躍」。まー、彼女に悪意が1ミリもないので「暗」でもないし「躍」でもないのだが……入部からほんの数ヶ月でここまで浸透して部員の心を掌握する黒江流ママみ術には舌を巻く。確かに黄前部長に決定的に足りないのはママみと包容力だから……いや、でも一年生からしたらどっちも頼りになる上級生だよな。大丈夫だ久美子。おっぱい以外は負けてないぞ。

 などと脇の動きも気になるところですが、とりあえず今回はコントラバスの2人。ここまでスポットが当たりそうで当たらなかった吹部のお姫様・月永求。彼は当時この学年に焦点が当たった「誓フィ」でもそこまでフィーチャーされなかった不遇の身だったが、ここでようやくお当番回をもらえたし、これまでの鬱憤を晴らすようにめいっぱい緑輝先輩とイチャイチャできたので満足してもらえたのではなかろうか。彼の抱える問題って、(人の死が関連してるという部分だけは重たいが)これまで吹部が抱えてきたような重篤で厄介な人間関係の問題の中では割とさっぱりしてる方。あくまで家族の問題なので吹部内でゴタゴタする理由にはならないし、求も別に祖父のことが嫌いなわけでもなく、単に話せば分かってもらえる程度の問題なので、1話でさっくり解決しても特に違和感はない。それでもこの短いエピソードの中で黄前相談所がしっかり機能していたことが分かるのが流石。放っておいても自然に解決しそうな問題ではあったが、久美子が最後に選んで「刺さった」一言は「気持ちは演奏に出るよ」。緑輝のいう通り、求は面倒な性格ではあるが音楽に対しては非常に素直。そんな求に一番効果的な言葉は、「お前がウジウジしてると演奏にも影響出るやろ。そんなん、上級生は聴いたら一発で分かるんやで。お前の憧れの輝先輩だってそうや」ということ。いちいち最大効率の言葉を選べるのが黄前久美子の強さである。

 そして、そんな求との関係性の中で久しぶりに掘り下げられた感があるのが川島輝という女。考えてみりゃ、怪物が多い北宇治吹奏楽部においても一際異彩を放つ存在がこの輝なのだよな。どれだけドロドロぐちゃぐちゃな状況下でも一切衰えることのない生まれながらの光属性。入部からこれまで一度たりとも演奏に文句をつけられたことがない完璧なスキルと、求のような難物をあっさり取り込めてしまうカリスマ(求がお姉ちゃん子だったという理由は明かされたが)。実は高坂麗奈や田中あすか以上の化け物がこいつなのだが、輝の一番恐ろしいところは、そうした化け物じみたスペックを周りに感じさせず、威圧感を与えない人心掌握術である。そう、あすか、みぞれ、そして麗奈といった最強集団が唯一抱えていた傷を、こいつは持っていないのだ。作中最大のジョーカー的存在。こいつのおかげで仲良し4人組がうまく回っているという側面もあり、今の吹部首脳陣を裏で操っているのは輝だったとすら言えるのである。……そりゃ求も犬になるわなぁ。

 今日の結論:奏と求の間の関係性をいじろうとすると、緑輝よりも先に梨々花の影がちらつきます。

 

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 同人誌で目をつけられるタイプのママンだ! 第3話! ……娘さんに恋の波動を感じたらココアを入れて語ってくれる系のお母さん、とても良い……。

 さて、お返事をしませんと。我らがひまりさんは「恋愛なんて分からないよぅ」という反応でわたわた。これで今期は「花野井くん」のほたるちゃんに続いて2人目の恋愛わかんない系女子であるが、よくよく考えたらこれって割と当たり前のことで、惚れた腫れたなんぞ高校生まで経験したことない人間はざらにいるよな。経験したことがなければそりゃ「私には分からない」というのが正常な判断なわけで、ほたるちゃんはややそのことに固執し続けて頑なになっていたタイプ(その分籠絡すると脆かったが)、そしてこちらのひまりちゃんは、純粋に「今まで考えたこともなかったわー」というだけの、「ただ事実を受け入れた」だけの子。その精神性にあまり問題はない。ちなみにこれを拗らせたチャンピオンが小糸侑さんだったのだが、彼女も籠絡されるまでにそこまで期間を要したわけではなかったし、あれは相手役の燈子との共同作業での面倒構築だった気もする。

 さておき、そうしてごく当たり前のメンタルを持つひまりさんに、憧れのヨリ先輩から告白という爆弾を叩きつけられた状態。今までろくすっぽ恋愛について考えてこなかった人間が告白されて戸惑うのは当然だし、その相手がまさかの憧れの同性だったってんだからテンパり具合もひとしお。なかなか1人で飲み込んで解決できる問題ではない。しかし残念ながら人生にはそうして向き合わなければならぬ人間関係というのはあるものだ。ひまりさんは相手がちゃんと考えてくれるタイプの人間だったからまだいい方。さらに目の前には相談役になってくれる親友もいるし、家に帰れば優しくノロケるママンもいる。各方面からのヒアリングでもって、無事に穏当な答えに辿り着くことができました。まぁ、いうたら「お友達から始めましょう」ですよね。出会って数日で何が分かるわけもなし。距離を縮めてもっと互いの人となりが見えてから結論を出しましょうというのはごく当たり前の判断である。まぁ、こと恋愛に関してはその「当たり前」に辿り着くのが難しいのだけれども。

 ひまりの方は周りの全員が理解者で協力者なので話は簡単。多少ややこしいのはむしろヨリの方で、こちらは今後どのようなムーブを見せるか分からない水口亜希という爆弾を抱えている。……でも彼女も別に悪い奴じゃないし、ヨリのことを最優先に考えて動いてくれそうな気配があるんだよなぁ。そりゃま、今回の展開はショックだったし動じてたみたいだけど……ここからいきなり動くわけにもいかないし……って思ったらヨリが軽音部に転がり込んでくるのか……まだ分かりませんね。このチャンスに狙い撃ちはあり得る展開。なかなか微妙な立場に立たされるヨリ。背中に大輪の百合を咲かせてる場合じゃねぇぞ。

 ところで、今回ちょっと気になったのは演出の方向性。今回やたらと「画面がズームアウトして白画面に消える」って演出が多用されてたんだけど、前回までもずっとこんな感じだったっけ? 画面をコマとして捉えて動かす演出技法はどこか安藤正臣っぽさもあるんだけど、今回のコンテ処理は単に場面転換のパターンとしてあまり考えずに多用してる感があり、場面にフィットしてないような、どこかもたついてるような妙なイメージがあった。作品全体の雰囲気を考えての演出方向には見えなかったんだが、何か意図があるのか、それとも単なる手癖か。まぁ、どうでもいいっちゃどうでもいいんですけど、なんか浮いててちょっと気になったんです。あと、猫がもうちょい可愛いと嬉しいです(願望)。

 
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趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
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