最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
腐川さんよだれ口臭可愛い、第10話。事ここに及んで腐川さんはまだ可愛いのだ。ジェノサイダーもいいけど、やっぱり腐川さんの方が上かなー。なんの話ダー。 既に10話ってことで、残すところあと4話。これで5章6章をまるまるやることになるのだろうが、筋を追うので手一杯だから多分最終回のカタルシスとか無いんだろうなぁ、と今から諦めムード。しかし、今週分の5章前半は凄かったよね。超展開なのはアニメではいつも通りだけど、この5章の凄いところは、アニメだけじゃなく、原作でも超展開だったところだ。今週明かされた様々な事実について、ぽかーんとしたのはアニメ組だけではない。原作プレイ時も、丁寧に筋を追っていたはずのプレイヤーたちの大半は「は? 何言ってんだお前ら」が乱舞したはずだ。もう5章からは「推理もの」というくくりから外れる展開になるし、正直ルールもクソもなくなるので、それまで頑なに守ってきた様々なルールがぶっ壊されていく中、プレイヤーはただチャートを追いながら見守るしかなかった。戦刃むくろ? 夜に苗木の部屋に来た奴は何がしたいの? モノクマ止まるの? 全国中継? 何がなんだか!! まぁ、5章は特にシナリオ上の破綻も多いしね……あとは勢いで見守るだけだ。 というわけで、今週分の超展開は「非常に原作再現度が高い」ということが出来る。次から次に訳の分からないことが起こり、どこまでが本当でどこまでが嘘なのか、何を信じてシナリオを追えばいいのかが分からない展開。まぁ、これも含めてのダンガンロンパだと思えば、この5章こそが真髄なのかもしれません。きちんと死体もあって推理劇が展開される部分はある意味サービスみたいなもんだよね。これ、アニメ組に対してはいっそ霧切さんの登場を来週まで持ち越した方がもやもやして面白かったと思うんだけどね。彼女が登場した時点で「ひょっとして?」という疑念じゃなくて「どないやねん」にしかならないからね。いや、それが正しいんだけどさ。 とにかくひたすら筋を追っていくだけのアニメなのだから、毎回アニメ独自の楽しさは探しているわけだが、今回は腐川さんのどアップアヘ顔だけでもペイするな。……うん? 流石にやるせないか? じゃぁ、モノクマの鮭サンドバッグとか。ホント、不満をぶちまける原作派に対抗するには「でも、アニメはモノクマが動くんだよ!」とアピールするくらいしか方策がないのが困りものだが、やっぱり動くモノクマは可愛いよね。まぁ、今週とかホントにそれくらいしか言うこと無いけど。 PR 手に汗握るとはまさにこのこと、第22話。総力戦となるガチバトルは久しぶりなので、今回はまるまるバトルですわ。やっぱり盛り上がる。 いよいよ開始された、地球の命運を賭けたラストバトル。作戦概要は前回説明された通りなので、今回はとにかく全力をもって進軍、撃滅である。戦闘になっちゃった理由が「たまたま敵の出撃と被っちゃったから」っていうのが何とも間抜けだが(だったら何でドーベルマンが偵察に行ったときにルティエルさんがあんなとこで張ってたんだよ、って話だが)、地球側は全ての国、全ての勢力を合わせた連合軍、ウルガル側は、とりあえずそこにいたっていう理由でルティエル軍とドルガナ軍の2大勢力とのバトルになる。まぁ、残念ながらイズルは予定通りにお留守番ですけどね。それにしても……オペレーションスタッフたちのあのまったりした空気はなんなんだろうね。どう考えても今回のおにぎりのくだりは必要無かったような……まぁ、ああして緊張感のあるシーンでも確実に抜いてくるのがマジェプリらしさなんだろうけども。そうかぁ、リンリンはカロリーが気になるか……スタイルあんなにいいのにねぇ。どっちかっていうと酒浸りのおやっさんの方がそういうことを気にした方が良いきもするのだが、現場で働いてる人間はそういう心配無いのかな。彼女はおにぎりにすら酒要素を求めているのだから大したものである。 さて、戦局の方であるが、最前線で戦える機体はブルーワン・ローズスリー・ブラックシックスの3体。当初の作戦ではこの3機のうちどれか1つでもいいからゲートに到達することが勝利条件だった。敵の数はやたら多いが、「陣形が乱れている」ということでこれまでほどの圧力は無く、3機+連合艦隊の援護射撃で何とか地球側も進軍出来る状態。戦場が賑やかなのでアンジュさんもやたらめったらテンションが上がっているが、先週注意していた言葉遣いについては早速忘れている模様(それとも、気を遣ってあのレベルなのだろうか)。元々機動力に優れている期待はローズスリーなので、アサギは最初タマキにいかせようとしていたのであるが、タマキの視界に入ってきたのはあの特徴的なルティエル機。流石のタマキでも「パトリックの仇」ということだけは覚えていたらしく、作戦そっちのけでそちらへ突撃を開始した。普通はこういう場面で私情に流されて作戦無視ってのはこれ以上無いくらいの負けフラグなのだが、これまで多くの死亡フラグに打ち勝ってきたタマキの場合は、これすらも死には結びつかない。あと一歩というところまで追い詰められるも、スルガ+ゴディニオン砲台の援護がギリギリ間に合って何とか命を長らえた。脅威の巨乳対決は1対1ではドローという結果に。サイズだけならタマキだけどお色気ではどう考えてもルティエルさんやな。 その後、結局手が空いたブルーワンが進攻の任務を請け負うが、援護要請を受けたルティエルが韋駄天の速さでディフェンスに戻ったおかげで、ここで再び、ウルガル幹部クラスとは3対1の構図になる。今回最大の見せ場はこのブルーワンとルティエルの対決シーンだろう。圧倒的強さでパトリックを打倒し、直前にはローズスリーすら一撃で落とそうとしていたルティエル機。戦力的に一番ぼんやりしていたブルーワンが一時とはいえ1対1の構図になってしまい、「うわぁ! アサギ死ぬぅ!」と思ったものだが、ルティエルの余裕の一撃をすんでのところで回避した。普段使っている刀での受け流しではなく、腕部から何かコイル状のエネルギーが出て相手の攻撃を受け流したように見えたが、アサギもひょっとしたらハーモニックレベルが極限まで上がっているのだろうか。見事にルティエルの虚を突くことに成功したアサギは、そのまま残った2人に敵機をパス。ここでアンジュの機転がさえ、なんとローズスリーから出ている実体ケーブルを利用してルティエル機をふんじばるという荒技に。相変わらず宇宙の戦闘とは思えない突飛な戦法で見せてくれる連中である。そのまま、パワー一番のローズスリーに拘束され、身動きが取れなくなったところにスルガからのゴディニオン砲撃が直撃。哀れルティエルさんは宇宙の藻屑と消えた。最後の最後まで美しさに拘る姿勢はなかなか立派な変態さんであった。 強大な敵を撃破し、「どこで死亡イベントが来るんだ!?」と冷や冷やさせながらも、なんとアサギがあっさりミッションコンプリート。拍子抜けなんてものじゃないが、まぁ、元々は敵のいない隙を縫ってアンカーをさしにいくつもりだったのだから、ここまでのミッションが割とすんなり行くのも予定通りといえばそうかもしれない。見事な巨大レーザーでゲートが破壊……されませんよねぇ。そうですよねぇ。まだ22話ですもんねぇ……。さぁ、アマネさんの作戦が根本から狂ってしまった。頼りにしていたレーザーはゲートには効かない。実体弾で攻めろって言われたって、ここまで来るだけで大変だったのに、更に物量も押し込めなんて無理な話。となれば、当然誰かが直接撃つなり斬るなりしにいかにゃならん。そして、一番近くにいるのは最前線で戦っていた3人だ……さて、一体誰が命を賭して突っ込む役回りになるやら……。 ちなみに、今週のジアートさんは「ボクの好きなあの子がいないから戦闘パス」とサボり宣言。イケメンキャラだから許されてるが、やってることは家事手伝いを嫌がってるもこっちと同じレベルである。地球側は最後の手段としてイズルの投入があり得るが、イズルを出すと相手側からジアートも出てくるという……ままならぬ。 何を言ってるだ、夏が終わるわけないだろ、第9話。だって、そんな、まだ、俺は、何も……あぁ、涼しくなってきた…… その一週間、どれだけ生産的に生きてきたかをチェックするバロメーターとして最適なのがこの作品! いやぁ、今週はホントに胃がキリキリした。自分が本当に何もしないまま一週間を過ごしたからなぁ……いいんだ。言い訳したんだ。「今週一週間は本当に怠惰に過ごして来週から本気出す」って決めたんだ。だからいいんだ。もこっちとは、違う、ん、です………………。 アニメだから! これ、楽しく観て心の平安を得るための道具であるアニメだから! 別に辛くないから! いやぁ、もこっちは残念だったね! 優ちゃんとの予定がキャンセルになっちゃってね! 優ちゃんは本当にええ子だというのがよく分かるねぇ。高校デビューで必死に回りに合わせているから大変、っていう設定らしいけど、とてもじゃないけどそうは見えないくらいに板についているじゃないか。可愛い制服着てケーキショップの店員なんて、女の子の憧れの1つじゃないか。素晴らしい適応力だよなぁ。まぁ、行ったこともないし、そんな知り合いもいないから全部憶測だけども。多分、叔父さんも優ちゃんがあんな風に可愛くなったからバイトをお願いしたんだろうしなぁ。これがもこっちだった場合は……以下オチ参照ね。 Aパートのオチは今回素直に笑えるものだった。相変わらず間違った方向なら何故か引っ込み思案が消えてしまう謎のもこっちモチベーションにより、突如降って湧いた「ケーキ関係のアルバイト」。普通の引きこもりは、まずアルバイトという時点でハードルが高い。実際私は人生初バイトをするために電話をかけるまでに、一週間くらいは受話器を取ったり置いたりで悩んだりしたものである。多分、今新しくバイトを始めようと思っても同じことをするだろう。しかし、もこっちは(母親経由とはいえ)やろうと思ったらすぐ行動。しかも本人の希望は接客業だ。妄想シアターの中とはいえ、ちゃんとお客の相手をする自分がイメージ出来てるだけでも立派だ。ちなみに、妄想シアターの本当に酷い諸々については、もこっちのイマジネーションの限界なのか、それとも単なる駄目人間の拭い消えない臭気の表れか。妄想してる時のもこっちの息づかいのキモさは特筆ものである。中の人がよくこういう声出してるよね。 まぁ、ケーキ関係のバイトっつっても色々あるわけでね……ちゃんと行く前に確認すりゃ良かったのに……いや、逆に考えると、コミュ障だったらライン作業の方が人と接する必要が無いから楽なんじゃないか? まぁ、実際そんなこと言ったら工場勤務の人にどつかれると思うけど。どれだけ人と接するのが嫌な人間でも精神が危うくなるのがライン業務だっていう噂もあるしな……でも、あのもこっちの仕事はどう考えても楽な気がするのだが……1日でやめていくらぐらいの稼ぎになったのかなぁ。 傷心のもこっちが家に引きこもった後に訪れるBパート。今回はついに実の母親が敵キャラとして登場。この作品の良いところは、もこっちの回りの人間の言っていることは100%正論であるという部分。うん、単に出来の悪い娘だね。しかし、弟君は弁当まで自分で作るのか。よっぽど姉を反面教師として成長したんだろうなぁ。そりゃ比べられるのも辛かろう。中の人的には、出来の良い妹と比べられる兄貴をやってた分、その辛さも分かる気もするのだけどね。わずか1回の家事手伝いでキレるもこっちに対しての、おふくろさんの「私は毎日それをやってるんだ!」という台詞は本当に重みがあります。専業主婦って、大変なんだよね……いつの日だって母親への感謝は忘れないようにしています(感謝しながらすねをかじります)。 その後、物置(?)での謎博覧会などを経由し、もこっちの一人飯のシーンで物語は終わる。直前の自宅台所のシーンでは3人分の食事が並んでいたように見えるのだが、もこっちは晩飯くった後に更にカップ麺とおにぎりを買ってきたのだろうか。ろくすっぽ動いてもいないのにそんなに食べたら……でももこっちは明らかにガリ体質だな。羨ましい。猫に懐かれるのも羨ましい。なんだ、もこっち、意外と幸せじゃないか! 猫さえいれば大体の世界は幸せだよ!(錯乱) Gods Willing 神々の思し召し (W) C インスタント 対象の、あなたのコントロールするクリーチャー1体は、ターン終了時まであなたの選んだ色1色に対するプロテクションを得る。占術1を行う。 今回多数登場する、「ついでにちょこっと占術」スペル群の1つ。サイクリングとかもそうだったけど、基本形にちょい足しするだけで新しい世界のカードになるってんだから、便利なもんである。まぁ、アヴァシンの時の「ちょっとだけライフ足し」は世界観もシステムも関係無かったから何が何だかよくわからんかったけど。この手のカードの欠点は、一切コメントで書くことが無いという点。だってこれなんか「リミテッドで入れておくとそれなりに便利」くらいしか言うことないやん。あと「神様の思し召しっつっても、割と微々たるもの」とか。まぁ、最軽量の占術カードだし、固め打ちするときには便利なのかもね。
Heliod, God of the Sun 太陽の神、ヘリオッド (3)(W) M 伝説のエンチャント クリーチャー・神 5/6 破壊不能 あなたの白への信心が5未満である限り、〜はクリーチャーではない。 あなたのコントロールする他のクリーチャーは警戒を持つ。 (2)(W)(W):2/1で白の、クレリック・エンチャント・クリーチャー・トークンを1体戦場に出す。 このテーロス世界を象徴する5柱の神々のサイクルが、このゴッドサイクルである。コストからは想像も出来ないほどのステータスに破壊不能、それに全軍にキーワードを付与する常在能力と、更に休眠状態でもサポート出来る起動型能力のパッケージが共通仕様。ただし、神様とは言っても割と世知辛いところがあるので、信仰心が一定数以上にならないかぎりは重い腰を上げてくれないというデザイン。白のゴッドは、明らかにゼウスがモチーフであろう太陽の神である。ステータスは充分、起動型能力は警戒持ちの2/1が無制限に湧き続けるというなかなか節操のないクオリティ。白は序盤からパーマネントを並べやすく、この神様に満足頂ける戦場を作り出すのも比較的容易だろう。エンチャント推し環境でもあるので、元々エンチャントが得意分野だった白ならば、万一墓地に行っても「オーラ術師」で回収するなんて荒技も可能だ。まあ、やっぱりこのサイクルはマジゴッドだよ。
Hundered-Handed One 百手巨人 (2)(W)(W) R クリーチャー・巨人 3/5 警戒 (3)(W)(W)(W):怪物化3を行う。 〜が怪物的である限り、〜は到達を持つとともに、各戦闘で追加で99体までブロック出来る。 一瞬「むかできょじん」と読みそうになるが、多いのは足ではなく手である。振り仮名は「ひゃくしゅきょじん」。千手観音の1/10と考えると、仏教はテーロス神話の10倍の力を持つハイパーな宗教であるということが出来る。すげぇぞ仏。さておき、Magic史上初めて、テキストに「99」というとんでもない数字が現れたカード。まぁ、どう考えても「門なしの守護者」と同じテキストで構わないと思うのだが、「欠片の双子(ROE)」コンボで一億二千万体の「やっかい児(LRW)」に殴られたりした場合には、こいつの場合は文字通り手に余る状態になるわけだ。まぁ、絶対モダンやレガシーには出てこない生物だろうけども。4マナ3/5警戒というナイスがっちりレア体型であり、更に2ターン後には6/8到達になって攻守にわたり大活躍。本当に攻め入る隙が一切無い、スーパー頑張りゴールキーパーとなって相手の進軍をがっちりホールドである。まぁ、レアだしね。でも、パックから出てもそこまで心躍らないのはなんでだろうね。完全に出落ちキャラだからだと思うよ。
Phalanx Leader 密集軍の指揮者 (W)(W) U クリーチャー・人間、兵士 1/1 英雄的 - (あなたのコントロールする各クリーチャーに+1/+1カウンターを1つ置く。) 現時点で判明している情報だけを見ると、ヒロイックで与えられた誘発型能力は、割と強力なものが多い。このクリーチャーはその最たるもので、なんと2マナアンコモンの身でありながら、前人未踏の全体カウンター載せが実現するというのだ。身体は小さくても、このポテンシャルは圧倒的脅威である。まぁ、これだけのものがアンコモンにあるってことは、やっぱりヒロイックでいちいち対象に取るタイミングってのはなかなか無いという判断なのだろうけどね。確かに、リミテッドのデッキで自軍クリーチャーを対象に取りたい呪文なんてせいぜい3〜4枚程度。そんな状態で見返りを期待するには、この1/1はいささか不安かもしれない。でもまぁ、1回起動出来れば充分元が取れるレベルの能力だしなぁ。よし、シミックのデッキにぶち込もう(色マナは各自でご用意下さい)。
Venquish the Foul 邪悪退治 (5)(W) U ソーサリー 対象の、パワー4以上のクリーチャー1体を破壊する。占術1を行う。 直球和訳が笑いを誘うカード。アンコモンに与えられた除去なんだから嫌でも期待は高まるのだが、さて、なんだろうこのもやもやは。どう見ても「大物潰し(ISD)」なのに、占術1をつけただけで2マナも重くなり、あげくソーサリーになってしまった。流石にこんだけ弱体化するのはちょっと……トロスターニさんならインスタントで何とかしてくれてましたよ。うーむ、それだけ、この世界では「大物潰し」が貴重なカードということなのだろうか。確かに、怪物化する連中のおかげで「パワー4以上」との遭遇率はリミテッドでは大きく上がっている。使用頻度が上がるのに、コモンに「大物潰し」があってほいほい壊されていたら、愛好者たちも嫌気がさすかもしれないので、怪物には怪物なりの楽しさを味わってもらうための配慮として、このジャンルの除去は弱めに設定を……って、そんな気遣いは今求められているんでしょうかね。……まぁ、リミテッドなら使うけどさぁ。
Wingsteed Rider 天馬の乗り手 (1)(W)(W) C クリーチャー・人間、騎士 2/2 飛行 英雄的 - (〜の上に+1/+1カウンターを1つ置く。) イラストと名前だけを見て、「ははぁん、ヒロイックで対象に取ったときだけ空を飛ぶタイプだな」と思ったら、最初から飛んでました。白は毎回そういうジャンルのクリーチャーがいる気がするのだが、こいつはそんな適当な予想をはるかに上回る、コモンのエースクラスのクリーチャーだった。何しろ花形ステータスの3マナ2/2フライヤーである。「太陽塔のグリフィン」に比べるとちょっとひ弱だが、そこは一回でも能力が使えれば余裕でおつりが出るレベルだ。適当なオーラを着けるだけでも一気に決戦兵器になりうる、攻めの要である。ダブルシンボルなので信心稼ぎにも重宝しそう(普通の世界では「マナ拘束が厳しい」と表現する)。
Artisan of Forms 形態の職工 (1)(U) R クリーチャー・人間、ウィザード 1/1 英雄的 - (〜が対象のクリーチャーのコピーとなり、この能力を持つことを選んでも良い。) 英雄的なクローン! どういうことやねん。英雄なのかコピーなのかはっきりしろや。……まぁ、過去には伝説的クローン! もいたのできっとものまね師業界も色々と事情があるのだろう。とにかく、登場してから一手間かかるクローンである。……まぁ、軽いのはいいんだけどさ、クローンがそこまで軽いメリットってあるのかな。後で衣替え出来るところがセールスポイントか? でも、こいつの着替えのためにわざわざスペルを用意してやるのもどうかと思うしなぁ……そもそもレジェンドルールが改正されたせいで、クローンの仕事ってほとんど無いような……なんかすげぇ色拘束の厳しいカードをコピーして信心の足しにするとか? 相手陣営に現れたゴッドをコピーしたはいいものの、信心が足りなくて置物になったりとか?
Curse of the Swine 豚の呪い (X)(U)(U) R ソーサリー 対象の、X体のクリーチャーを追放する。この方法で追放された各クリーチャーにつき、そのコントローラーは2/2で緑の猪・クリーチャー・トークンを1体戦場に出す。 なるほど、フレーバーはよく分かる。確かに、魔法使いってのは相手を豚に変えちまうもんだ。千と千尋だって神隠されたりするもんだ。しかし、そんな不思議学園魔法組なフレーバーを再現するためとはいえ、青にこんなカードを作ってしまうのはいかがなものか……完全に対象を絞って、一撃で相手をなぎ払える「全体除去」である。そりゃま、2/2が残る部分は青にとっては簡単な課題ではないかもしれないが、それでも相手陣営のクリーチャーが全部クマ、じゃなくて豚になるなら、対処法はいくらでもあるだろうよ。ご丁寧に対象のカードは追放しちゃうから、たとえば「ゲラルフの伝書士」みたいなカードでも後腐れなしで処分出来ちゃうし。コストはそれなりにかかるけど、4体まとめて片付けても6マナだろ、充分実用レベルやんけ。これ、すごくない? リミテッドで「怪物化!」「豚におなり!」とか言われたら立ち直れないぞ。
Lost in a Labyrinth 迷宮での迷子 (U) C インスタント 対象のクリーチャー1体は−3/−0の修正を受ける。占術1を行う。 なるほど、ギリシャ神話がベースなら迷宮もあるだろうし、迷宮があるなら迷子にもなるだろう。出来れば、道に迷うことには定評のあるフブルスプさんの意見も聞いてみたいところだが、残念ながら次元が違うので彼は迷宮には入れない。「迷子ってのはね、こんなもんじゃないよ。ちょっとパワーが下がるだけの迷子なんて可愛いもんじゃないか。本当に迷子になったらね、気付いたらライブラリの上にいる。そういうもんだ」。カードとしては特に触れたい部分は無いです。
Master of Waves 波使い (3)(U) M クリーチャー・マーフォーク、ウィザード 2/1 プロテクション(赤) あなたのコントロールするエレメンタル・クリーチャーは+1/+1の修正を受ける。 〜が戦場に出たとき、あなたの青への信心に等しい数の、1/0で青のエレメンタル・クリーチャー・トークンを戦場に出す。 神話マーフォーク業界に新たな挑戦を仕掛けてきた謎の新人。4マナと言えば先輩のターランドさんと同じコストであり、トークン製造業で勝負を挑んできたのも真っ直ぐだ。ターランドさんは後出し型だったが、こちらは登場時に187で不特定多数のエレメンタルを産みだす。1/0という斬新過ぎるステータスを持つトークンだが、彼自身のご加護で実質2/1、このコストで2/1トークンが複数湧くカードというだけでもポテンシャルは高い。当然、これだけの能力だとブリンクされたりなんだりで悪用されているのが目に見えているので、基本的にはこの人がいなくなるとトークンが全滅するようにセッティングされたわけだ。しかし、「センギアの従臣(TSB)」のように直接的に一蓮托生になっているわけではないので、たとえば「幽霊の将軍」を置いておけば道連れを回避出来たりする。また、こいつはレジェンドではないので、複数体並べてガンガンクリーチャー・トークンを増やすのもなかなかおっかない展開だろう。エレメンタルだったらなんでもサポート出来るので、新世代のホープである「若き紅蓮術士」に人員確保のオーダーを任せるのも強力である。ま、結局はコイツが死んだら元も子もないので非常に扱いが難しいのだが、予防のために持たされたプロ(赤)のおかげで存外しぶとい仕上がりになっているし、赤単が相手ならば防壁と人員を同時に調達出来るので非常に強力なアンチカードになりうる。結局どこの誰かは分からずじまいだが、今後の環境の赤の頑張り次第では、波間から顔を出してくるかもしれない。
Omenspeaker 前兆語り (1)(U) C クリーチャー・人間、ウィザード 1/3 〜が戦場に出たとき、占術2を行う。 2マナで1/3,戦場に出たときにちょっとだけライブラリを覗けるというのは、この秋に1年間のお勤めを終えて引退する「ボーラスの占い師」に似ている挙動。様々なデッキで活躍したスーパーサブとは違い、このクリーチャーではアドバンテージが稼げないし、掘り進む枚数も1枚少ないが、スペル偏重のデッキでなくとも無難に使えるという汎用性が彼女にはある。リミテッドならば序盤の壁を作りながらじっくりデッキを吟味出来るだろうし、タフ3の壁ならば、最低限の役割は構築でも果たすことが出来るかもしれない。ただまぁ、やっぱりアドバンテージが無いのは雲泥の差かなぁ。先輩が強すぎただけだとは思うけど、コモンでは荷が勝ちすぎているか。
Sealock Monster 海檻の怪物 (3)(U)(U) U クリーチャー・タコ 5/5 〜は防御側プレイヤーが島をコントロールしていない限り攻撃出来ない。 (5)(U)(U):怪物化3を行う。 〜が怪物的になったとき、対象の土地1つは、他のタイプに加えて島になる。 今回の海蛇枠はタコである。なんだかよく分からない書き方だが、言わんとすることは何となく分かるよね。この「半分Islandhome」クリーチャーは青のファッティでは長い伝統を持つもので、やはり代表選手といえばベテランの「シー・モンスター(10ED)」ということになるだろう。あの蛇は相手が用心深くて海に近づいてこない場合には一切殴れなかったが、このタコは多少なりとも触手のリーチが長い。怪物パワーを発揮すれば強引に縄張りを拡大して8/8の巨大タコが街へ上陸する怪獣映画の始まり。キャスターさんと竜之介が悦に入っていた冬木市みたいな状態になる。5マナでナイスサイズの壁が置けて,7マナ揃った時点で8/8がパオーン出来るんだから、決め手の1つとして飼っておくのは悪くない相談である。あと、アメリカ人とかはタコが苦手だっていうしさ。知り合いのアメリカ人は「刺身もウマいよネー!」ってニヤニヤしながら日本酒飲んでましたけど。
現役ドール大集合、第9話。残された最後の1体、翠星石が登場し、ようやくこれで全てのドールが画面に登場したことになる。まぁ、全てって言っても既に2体いない状態だし、そこまで賑々しくなるものでもないが……1体だけ別なフィールドで遊んでる子は合流出来るのカシラー。 無事に爆誕した第7ドール雪華綺晶。狙い通りにジュンが作ったドールに宿ることに成功し、斎藤さんたちが頑張って作っていた演劇の舞台を利用して実にドラマティックな登場シーンを演出してみせた。「やっと出てきやがった」と嬉しそうな銀様に対し、「なんでアイツ出てこられるの?!」と驚きの真紅。銀様が教えてくれなかったおかげで、雪華綺晶が実体として顕現したことに真紅もマジおこである。こうして実際にことが起こっちゃった後に振り返ると、刹那主義的な銀様のお茶目は正しい判断だったのかどうかが非常に疑わしくなってくる。何しろ相手が万全の状態で登場することが分かっていた上に、そのボディが蒼星石のものであるならば、今回のように双子の姉が押しかけて寝返ることまで視野に入ってくる。流石にジュンのパワーが見る見る雪華綺晶に吸い込まれてどんどん潤むところまでは計算できなかったかもしれないが、銀様が気付いた時点でジュンの暴走をとめていれば、ひょっとしたら別な未来があったかもしれないのに。まぁ、その場合に真紅の命がどうなっていたかは定かでないが。 結局、雪華綺晶は巻かなかったフィールドで全力全開、蒼星石パワーも確保してやりたい放題の白薔薇(ロサ・ギガンティア)祭り開催である。銀様と真紅の2人を相手取り、更に自分のボディが完全に馴染むまでの時間稼ぎが出来るという、これまで実体が無かったとは思えないシュートな活躍ぶり。真紅は「花びらで攻撃」がメインなのに、白薔薇は「茨で絡め取る」という悪辣な攻め手をメインに使っているのもなかなか気が利いている。やっぱり最後に登場する追加戦士の白は強いよなー。目的意識も真っ直ぐだしなー。「ジャンクにもなれない、ただの幻よ!」なんてジャンクな人から言われても落ち込む必要はないです。いざボディを手に入れても、「なーんだ、このボディ、ジャンクじゃない」って捨てたりしないで下さいね。あ、今はもう大丈夫なんだっけ? とりあえず、無事にラスボスが顕現したおかげでようやく幻想ではないガチバトルが展開されることになった。ま、元々この作品のバトルってのは雰囲気重視なので何がどうなってるのかよく分からない試合が多いのだが、今作は演劇で使っていた舞台を利用し、薄闇の中で紅・黒・白というそれぞれの色がぶつかり合う演出で見せ場を作っている。各々の色が鮮明に浮かび上がるため、どこに誰の力が働いているのかが分かりやすく、それぞれの色相の占める割合がそのまま各々の勢力関係として現れているので、非常に見やすくなっている。バトル自体はそこまで大きな動きがあるわけでもないし、おしゃべりしながらの戦闘なので幾分もっさりしてはいるのだが、どうせ雰囲気バトルなのだから、大見得を切りながら展開する、まさに舞台演劇のような演出の方が、この作品にはしっくり来る気がする。ちなみに今回のコンテはわたなべひろしである。ディーンと言えばやっぱり彼だが、最近はあんまり名前を見かけなかったね。 そういえば今回も一切作中の空気など読まずにブックスときわプレゼンツの次回予告が元気でしたが……流石にこんだけドールが入り乱れてファンタジックバトルになっちゃったら、バイト先の本屋に出番は無いよなぁ。……斎藤ちゃん、時間が動き出したら舞台の上はどうなっちゃってるのかなぁ……。 スーが全く我関せず可愛い、第9話。ちっちゃいのによく食べる娘やなぁ。まぁ、それに輪をかけてくってる藪崎さんがどうなんだ、って話だけど。今作のオタク女(の一部)は容赦無くデブキャラなのでなんかホッとする。大野さんがデブじゃないのはおかしい。ゆかな、太ろう。 波戸君成長物語もまもなくクライマックスを迎えようとしている。学園祭という大きなイベントに向けて、げんしけんの各メンバーが自分なりの準備を進めており、その中でも一番のステップアップが求められているのが波戸君だった。そのわきでは色々と自己投影して悶々としている荻上さんもいるわけだが、彼女の場合は彼氏が何とかしてくれるからね(ケッ)。今ひとつ頼りにならない感がぬぐえない笹原であるが、まぁ、彼はあのヌルッとした空気が愛される理由の一つであるので、尖りまくった面々ばかりで気の休まる暇の無いげんしけん生活に疲れた荻さんにはちょうどいいんだろう。この作品、「常識人」を探すのってなかなか難しいから。まぁ、笹原だって学生時代のあれこれを思い出せば決して善良な一般市民とは言い難い気もするのだが。 そんな先輩の指導を受けて、ようやく一つのノルマをクリアすることが出来た波戸。創作活動もサークル活動も、とりあえず別人格として仮の名前を冠することで、2つの人格の間で揺れ動いている問題は一時棚上げだ。本人たちは意図していないのだろうが、「男の自分」「女装の自分」でメンタリティが違うことに悩んでいるのだったら、ひとまず女装している状態を「完全に違う他人」にしてしまうっていうのは面白い解決法かもしれない。責任の所在が変わってくるし、こうして別人格を少しずつロールプレイとして乖離させていけば、いつの日かノイズの除去された2つの人格の合一が行われることもあるのかもしれない。まぁ、残念ながら問題はそんなに簡単には終わらないみたいだけども……波戸君の煩悶については、基本的に共感は一切出来ないので、あとは面白人間の珍事件として見守っていくしかないね。 そして、学園祭というビッグイベントを迎えたことで、ここに来て大量に登場する新キャラクター。それも全て女の子である。地味にキャストの多い現場なんだよねぇ。矢島の友達が1人、吉武のところが2人(キャスト表が出てるのは1人)、そして波戸君のとこが2人。それぞれの高校時代の生活が垣間見えてなかなか興味深い。そして、今作はキャラの描き分けとキャストの使い方が割と面白い。特に波戸君の知り合い2人はデザイン的にも非常に分かりやすいキャラクターになってて、目の大きい方の子はなんかちょっと違和感があるのにどこか可愛い。ちなみにCVはチョイちゃん役でお馴染みの山岡ゆり。なるほど可愛い。ちなみにお供の黒目っ子は種田梨沙。相変わらずどこにでも出てくる種田マジックである。 こうしてたくさんの女性キャラが登場して場が華やかになっているはずなのに、何故か斑目がメインヒロインというスタンスだけは微動だにしないという……波戸君、BL妄想をしながら「僕たちみたいに」って言ってたけど、別に斑目はホモじゃないからな(多分)。 封切り日直後にムービーデイってことで、さっさと見に行きました。しかし……封切り直後+安い日+日曜日のコンボを舐めてましたね。普段は割と落ち着いてから観に行くことが多い上に、そもそも私が観に行くような映画ってそこまで人がなだれ込むもんでもないので油断してたのだが……1時間前に行って既に最前列以外は埋まっているという状態。待つのも癪なので、せっかくだから人生初、劇場の一番前で映画を観てきました。最初は首が痛くなるかと思ってたのだけど、そうでもなかった。問題はどっちかというと、画面が視野に収まりきらないことだね。そこまで動きのある作品じゃなかったのが幸いだったが、これでディティールやアクションで見せる作品だと、多分情報処理がおっつかなかっただろう。実際、この作品でも画面の全部を常に意識に入れるのが無理だったので、ところどころ情報が散漫になってしまった気がする。つまり、また今度空いたあたりで見に行った方がいいってことで……うん、考えておく。 というわけで劇場版「あの花」である。事前情報では総集編的な立ち位置で再編集された作品とのことであったが、内容をうっすら忘れたくらいの状態で行ったところ、割と新鮮な部分が多かったように思う。実際の尺ではどうだか分からないが、体感的には編集と撮り下ろしで半々くらいのイメージかな。多分これは、物語を再構築して見せた構成の巧さによる新鮮さが大きいのだと思う。今作で最大の(?)焦点となるのは「泣くか、泣かないか」だった。ほら、だってさぁ、人がいっぱい入ってる劇場で、小汚いおっさんがぐずぐず鼻すすってるのもみっともないじゃない。家で地上波版を見てた時は最終回で号泣してたわけなんだけど、出来ることならスッとスマートに観て帰ってきたいな、と思ってたんですが……まぁ無理ですわ。やっぱりクライマックスで同じように泣きますね。いや、別にいいんだ、どうせ会場中でみんな鼻すすってたわけだしね。地上波でちゃんと観てたファンの人なら、今一度あの世界に立ち戻って心のデトックスになること請け合いですわ。 具体的な内容については、上記のような物理的な理由とメンタル的な理由であまり詳しく思い出して書くことが出来ないのだが、この劇場版で最も評価出来る部分は、「あの夏の出来事から1年後」という絶妙な舞台設定だと思う。めんまの発見・喪失が行われてから、5人がどのような人生を生きて、どのように成長したかを、改めて「めんまへの手紙」の形を借りて描出していく。そこには、本当に明るくて前向きな「成長」の物語だけがある。作中では辛く苦しい思い出もたくさんあり、胸を締め付けられるような事件、傷つけ合う人間関係がたくさんあったわけだが、それら全てが成長の糧となり、この1年の間ですっかり顔つきの変わったお馴染みの5人の表情が丁寧に記録されている。この、「前向きな未来」というテーマが一番の朗報である。めんまが残していったものは、やはりとびきり明るく、とびきり綺麗なものであって欲しかった。そうした未来への願望が、きちんと作品の形で一つにまとまったのである。それだけでも、シリーズのファンには至上の喜びではないだろうか。 具体的に書いていくと、男の子3人は、それぞれグッとイケメンになった。薄汚れた引きこもりニートとして渦中にあった仁太はすっかり「リーダー」としての力強さを取り戻し、ぽっぽはどこか精悍さを備えて一回り大きくなったように見える。ゆきあつはクッソいけ好かないイケメンぶりが板について、どこをつついても二度とあんなボロなんかでない、完璧なリア充ぶりである。1つ1つの場面でいちいち奴がドヤ顔をするだけで、なんか知らないけどにやけてしまう。僕らのゆきあつは、もうワンピースで着飾って深夜徘徊する不審者ではないのだ。 そして、そんな男連中との関係性で一喜一憂している女性陣2人の可愛らしいことといったら。まー、ぶっちゃけ、作品の質の6割が彼女たちの成長記録の満足度で支えられていたと言っても過言ではない。すっかり素直になった知利子は、ゆきあつとの関係性をあまり内に隠すこともなくなり、真っ直ぐに自分の好きなものに打ち込めるようになった。そのおかげで鳴子とも気楽に話せるようになり、女友達と普通の女子高生らしい生活も楽しめるようになっている。ゆきあつとセットでいじられるといちいち頬を赤らめるのが本当に甲斐甲斐しい。いや、元々つるこは可愛かったけどね! テレビ版でもずっと可愛かったけどね! そして鳴子である。わたしは個人的に最初から知利子派なのであるが、今回の映画ではあまりに真っ直ぐなあなるの魅力に転げてしまいそうであった。知利子のようにしっかりと現状を見据えて成長を続ける可愛らしさではなく、まだまだ成長過程で、自分の気持ちもなかなかまとまらないような、とても拙い可愛らしさ。もう、彼女の1つ1つの情動が何とも一途で愛おしい。どんだけ良い子なのよ! 仁太はまだ彼女をほったらかしにしているようだが(そして鳴子もそれを望んでいる節があるが)、高校2年の夏も終わりましたし、そろそろ2人にも新しい季節が来てもいい頃かもしれませんよ。 そして、そんな5人の記憶を支え、新しい一歩を踏み出す礎となったのが、めんまであった。今回の劇場版ではあくまでも思い出の中にのみ登場した彼女だったが、回想のみの登場でも、圧倒的存在感で今作の中心として機能している。幼い頃の思い出も新規でいくつか挿入され、本間芽衣子がどのようにして超平和バスターズを結成する原動力となり、更に「ずっとなかよし」であり続けるために力を尽くしたか。彼女の「死後の人生」が、どれだけ思いに満ちたものであったかが、じわりじわりと染みこんでくる。本当に、彼女がいてくれて良かったと、回りにいる人間全てが思える、そんな存在である。一度たりとも新しい時代には姿を見せない彼女が、新たな物語を紐解き、結んでしまったというのは、驚くべきストーリーテリングの妙であった。 やはり「あの花」というのは凄まじい作品だ。わずか11話の中にぎちぎちに詰め込まれたあの怒濤の物語もさることながら、そこから生まれた全ての可能性が、こうして何とも不思議な形でまた新たな作品として生み出され、そこでもまた、あの時の思い出がフラッシュバックしてくる。今回の劇場版、基本骨子は当然総集編としての立ち位置であるが、それだけでは留まらない、新たな広がりとしての「あの花」の世界も十二分に堪能出来るものだった。これだけストイックな作品作りが実現したのも、やはり長井監督による綿密な世界作りの賜物であるし、このような変則構成ながらも、見事に舵取りをこなしてみせた岡田麿里女史の類い希なる手腕の集大成といえる。是非とも、劇場で「もう1つの夏の日」の思い出をたっぷりと味わってみてほしい。 私は、多分もう一回地上波版をリレーすることになると思いますのでね。 Chained to the Rocks (岩への封鎖) (W) R エンチャント・オーラ エンチャント(あなたのコントロールする山) 〜が戦場に出たとき、対象の、対戦相手のコントロールするクリーチャー1体を、〜が戦場を離れるまで追放する。 なんと、1マナ軽くなった「未達への旅(ZEN)」。自分のクリーチャーが対象に取れなかったり、書式がM14以降のものになっていたりするが、まぁ、およそ使い方は「未達への旅」と同じわけで、構築での採用実績を持つ万能除去が更に軽くなったのだから、そりゃ強いに決まっている。一番大きな変化は、当然妙なかたちで与えられた使用条件である。イラストを見れば分かる通り、このカードは敵をふんづかまえてどこぞの山奥に拘留するカードなので、自分の領地に山がなければ使えない。一応のデメリットとして「山を壊されるとこれも壊れる」なんて違いもあるが、そんな心配はほとんどなかろうから、一応「ボロス限定でしか使えないよ」ということだと思えばいいだろう。まだまだギルドランドは元気なのだし、デッキ次第では充分有用な白除去として運用出来るはずだ。どうせだったらうら若き女性クリーチャーをふんじばって悦に入りたいカードである。ラヴィニアさんあたりが「くっ、殺せ!」って言ってる薄い本が出るかもしれないぞ。
Elspeth, Sun’s Champion (太陽の英雄、エルズペス) (4)(W)(W) M プレインズウォーカー・エルズペス <+1>:1/1で白の兵士・クリーチャー・トークンを3体戦場に出す。 <-3>:全てのパワー4以上のくリーチャーを破壊する。 <-7>:あなたは「あなたのコントロールするクリーチャーは+2/+2の修正を受けるとともに飛行を持つ」という紋章を得る。 【4】 早速登場、毎度お馴染みセットの目玉、プレインズウォーカー様のご登場だ。今回は2年休んで3バージョン目のお披露目となるエルズペスさん。愛する終の棲家(予定)であったアラーラのバントはニコルさんの慰みものにされ、応援要請を受けて駆けつけたミラディンはあえなくファイレクシアの手に落ちた。数あるプレインズウォーカーの中でも「頑張ってるけど報われない」ランクの高い彼女に、今度はどんな物語が待っているのだろうか。 さて、見ての通りの6マナプレインズウォーカー。重たくなるとブーイングというのがこの業界のお約束であるが、書いてあることは当然きな臭さが止まらない。まず、プラス能力がかつての小マイナスである。この変更はガラクが4マナから5マナになったときにも起こったもので、「1マナ追加しただけでその変化はどうなのよ!」と驚きの声が。確かに6マナはキツイが、一度出してしまえば、そこからは自前の防衛線がいともたやすく張れてしまうのだから、それだけで期待感はムンムン。更に驚くべきことに、普通なら最終奥義に認定されるべき全体除去が、登場直後に起動出来る小マイナスになっている。巨大な怪物と殴り合う世界観を反映してか「大物潰し(ISD)」風の味付けだが、出てきた直後にアドバンテージをかっさらい、相手のプランをガタガタに出来るの6マナソーサリーは充分使えるラスゴである。しかも、即起動でも死なずに生き残るあたりがどこぞの闇の領域の人とはものが違う。 基本的に、この2つのモードさえあれば完結している存在といえるだろう。相手側に大物がいればいったんリセットを起動、それ以外の時は手軽に増員。これを繰り返していけば、いつかは1/1の大軍勢が相手を押し潰すことが出来るのだ。流石にそれだけでは悠長すぎるという場合のために、ゲームを早く終わらせる最終奥義の紋章モードも搭載しているので、そこは各人自由に使ってくれて構わない。こうしてみると「迷える民衆を率いて巨悪を打ち倒す孤高のヒロインエルズペス」のイメージが実に見事な絵になっていることが分かる。困った時には彼女の背中を追いかければいいじゃない。ちなみに、隣にギデオンさんを置いておくと彼もエルズペスにどつかれたりする。まぁ、彼の場合は殴られても死なないからいいんだけど。仲良く仕事しようぜ。
Gift of Immortality (不死の贈り物) (2)(W) R エンチャント・オーラ エンチャント(クリーチャー) エンチャントされたクリーチャーが死亡したとき、そのカードをオーナーのコントロール下で戦場に戻す。次の終了ステップの開始時に、〜をそのクリーチャーにつけた状態で戦場に戻す。 「まやかしの死(MMQ)」「不浄の契約(AVR)」など、色を転々としている「死んだら復帰」オーラの豪華版。ただ、先輩たちは青や黒の特性を持っていたのでクリーチャーが死んだ時に持ち主のいかんを問わずにパクってくるという能力を持っているが、このカードはあくまでも白の不死性を表すものなので、純粋に自分のクリーチャーを保護する目的のためにしか使えない。破壊不能を与える「不滅」に近い効果になるわけだが、大きく違うのは殺されることによって戦場に出入りするという点。どこぞの天使の例を見ずとも、世界は常に187能力を中心に回っている。そういうクリーチャーにこれをつけることで、永続的にムーヴが楽しめるという寸法だ。リミテッドレベルだと殺しても殺しても帰ってくるクリーチャー+オーラに対処する方法は限られているのでとてもやっかいである。一応、オーラが戻ってくるタイミングがクリーチャーとずれているのが抜け道なので、どうしても処分したい場合は2回分の除去をまとめてたたき込むしかないだろう。まぁ、「オーラを割る」とか「張られるのに対応して殺す」っていういつも通りの方法が一番の答えなんだろうが。
こいつが海星かぁ、第9話。ここまで全然姿を見せなかったし、今回も思わせぶりなカット割りでなかなか顔が分からないようになっていたので、このまま最後まで正体不明のままでいくのかと思っていたのだが、なんか、すげぇ半端なところでへろっと出てきた。うん、ぱっつん可愛い。まぁ、久米田絵だけども。 前回までで父親との記憶については一区切り。後は物語の終盤に向けて、偽右衛門選挙が物語の焦点になっていくことになるだろうか。争う勢力は、総一郎の直系である下鴨矢一郎、そして、弟であり、事実上下鴨家に離反した夷川早雲。一体何を巡っての争いなんだろう、とこれまではぼんやり見てきたものだが、今回、選挙前の会合が行われ、そこには京都の山から多数の狸が押しかけていた。なるほど、確かにあれだけの数を取り仕切る元締めともなると、大切な役職なのは間違いなさそうだ。しかし、司会の人物(狸物)も含めて、集まったお歴々には割と年配のお客もいたように見えるのだが、偽右衛門の座に矢一郎のような若造が就任するのは構わないものだろうか。海星の言葉じゃないが、流石にまだ「器じゃない」と言われても仕方ない気がするが。父親の死が早すぎた影響は、こういうところに出てしまっているのかもしれない。 今回、矢三郎に与えられたミッションはざっと分けて4つ。1つ目は、久しぶりに登場した淀川先生への見舞い。どうやら次の金曜倶楽部のための狸が見つかっていないとかいうお話で、わざわざそれを聞きに行った矢三郎が、母上に心配されていた。流石に旦那を食われただけじゃなくて息子まで食われてしまっては、いくら自然の摂理とはいえ、人間を恨まないわけにもいかないだろうからね。淀川先生は狸を前にしても相変わらずのマイペースぶりで、なんだか困っていることまで含めて楽しそうだった。憎めないおっさんである。この人はなんで金曜倶楽部に参加してるんだろうなぁ。あの会合、何が楽しいのかよく分からんのだけども……弁天様かぁ。じゃぁ仕方ないかぁ。 2つ目のミッションは件の選挙前会合であり、相変わらずの夷川のこすっからさが素直にイラッと来る。今回、早雲という人物が下鴨家にとっては因縁浅からぬ「敵キャラ」であることが語られ、今後の対立構図も分かりやすくなった。おそらく総一郎の弟である早雲は一角の人物なのではないかと予想されるが、どうもあの馬鹿息子どものせいで小物の印象が強い。アニメではまだあんまり活躍してなくて、船合戦の時にちょろっと出てきたくらいだからよく分かりませんね。 そして、そんな早雲との選挙にかり出されそうになって駄々をこねている薬師坊を説得するのが、3つ目のミッション。……このじいさん、駄々こねて面倒かけるの何回目だよ……いや、なんか可愛いから憎めないんだけども。どうも、我々視聴者目線だと矢三郎の見た赤玉先生ばかり印象が強いので、矢一郎を含む他の狸どもが怯え敬っている「大天狗」としての薬師坊が全然ピンと来ないね。今回も単に構って欲しそうにしてるだけだったし。狸どもは大事な偽右衛門選挙の決定権をあんなじいさんに与えてしまっていいのだろうか。ただでさえ下鴨家の三男とつるんでることが知られているのだから、どう考えても中立のオブサーバーにはならないと思うのだけどね。まぁ、天狗はアンフェアなジャッジなんかしない、っていう判断なのかね。ちなみに、今回は姿が見えなかったが、先生よりもえらそうな天狗になってしまった弁天様ならば、その力は存分に見せつけている。既に「薬師坊を上回る」という話もあったし、あの下鴨総一郎が射すくめられたように化けの皮を剥がしてしまうというのも衝撃的なエピソードである。山1つに化けられるほどの、文字通りの「化け物」すら飲み込んでしまう弁天という存在。一体どこまでの器だというのだろう。 そして、4つ目のミッションが、今回のサブタイトルにもなっていた、海星との銭湯対話である。今作では2度目の「お風呂回」ということで、時間をたっぷり取ったサービス回(?)だ。前回はお風呂回にも関わらず野郎でジジイで相撲取りだったが、今回はちゃんと女の子の入浴シーンも描かれてます。まぁ、あんまり色気とかエロとは繋がらないお話でしたが、意外に「可愛らしさ」は出てたんじゃないでしょうか。そういや一体何歳なのかはさっぱり知らなかったわけだけど、あの阿呆兄弟よりも確実に年下なのだから、実は案外ロリっ子だった。矢三郎と同い年くらいの勘定か、それよりもちょっと下くらいか。夷川の家の中では明らかに良識派の海星は実の兄を「馬鹿」と呼んでいるが、それでも他人に罵られるとかちんとくる部分もあるという。その上で、何となく矢三郎のことも悪くは思っていないことも伝わってくる。なかなか複雑な乙女心である。今後の展開で、彼女が選挙戦にどのように絡んでくるのかは気になるところだ。矢三郎に対してもう少しあからさまにデレてくれると可愛らしさも増すんだろうけど、この作品ではあんまりそういう露骨なシーンが見たいというわけでもないし、バランス感覚が難しい。今くらいの「触れられない」立ち位置が丁度良いのかなー。 ちなみに、前にも一度書いた気がするが、海星のCVが佐倉綾音というのは個人的にお気に入りのキャスティング。あやねるはデビュー直後の見事な棒っぷりの印象がまだまだ強いが、最近は落ち着いてきて、役によっては非常に良い物を見せるようになってきている。そして、個人的にはとても「いい声」だと思っている。ちょっと強めに出したときの何とも言えない「強さ」と「幼さ」の配分が良い。海星も、そうした二面的なあやねるの良さが出ている声だと思うのです。中の人の残念さはいったん忘れて、海星の良さを今後も探っていきたいところだ。 |
ブログ内検索
リンク
最新記事
(03/19)
(03/19)
(03/18)
(03/18)
(03/18)
(03/17)
(03/17)
(03/16)
(03/15)
カテゴリー
プロフィール
HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
アーカイブ
|