最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
こんな時間に焼き肉飯テロとか許すまじ、第6話。別にうまそうな食事シーンってわけでもないが、あれだけ懇切丁寧にホルモンの美味さを説かれたら腹減るやろが。 四天王最後の1人、マネー金上登場。最後の1人が5人目っていうカウントに良田さんが含まれてることにまず驚いたが、前回の騒動が一切なかったことになって全然別の話になってるのも驚いた。バイオとウッドマンは再登場したけど、ローズなにがしは出てすらこなかったし。統率感のない四天王だな(当たり前だが)。しかし、この最後の1人、なかなかのくせ者。最初に登場したときは男かと思ったのだが、胸もとのハイライトがやけに色っぽく、「あれ? 女?」と思ってたら、少しずつ女性らしさがこぼれ出てくるという。浴衣姿も様になってたし、何もしてなきゃ普通に良い女なんじゃなかろうか。そんな子と2人っきりで焼き肉デートなんて、耕作はどこまでも恵まれたハーレム主人公体質なのだな(なお、キスしたのは男)。ちなみに金上の中の人は東内マリ子という若手だが、緒方・齊賀・時田などに繋がるかもしれない「男前女性声優」枠の模様。意外にこの手のファミリーも増えてきた(ちなみに反意語は山本和臣)。 今回は何とも農業アニメらしい(?)お話で、作中でも「生産者様のため」とか、金の稼ぎ方のモデルとか、色々と生々しい話が出てくる。しかし、良田さんと議論してるくらいのところでは一応農産物の話だった気もするが、あっという間に単なる萌えオタ釣りの阿漕な商売に流れた。「消費者が求めているものを売ることの何が悪い」ってのは一応正論だよな。これに更に「消費者に渇望を誤認させる」っていう手練手管が入ってくると若干グレー気味になっているが、特にそうした戦略を使わず、真っ当に「売れる萌え商品」の路線に乗せるだけならば、確かに金上のいう通り、ノウハウを学ぶためのシミュレーションとしての練度はかなり高い。ここまで割り切って商売に全霊で打ち込める金上は、実は四天王なんて言葉でひとくくりにするのは申し訳ないような切れ者なのかもしれない。まぁ、問題はそれを県立高校でやってる、ってことなんだろうけどね。いや、でもあれだけ萌え卵路線でガンガン売って利益を出しておきながら、その後の闇商売は学校側が取り締まるってのもどうなんだろう。金上のアイディアで学校側もそれなりに潤ったんちゃうんかい。エゾノーだったらもう少し情状酌量してくれそうだけどなぁ。 意外に志が高く、くせ者ながらもいいインパクトを残した金上。彼女のおかげで他のキャラはちょいと今回薄い。金上にはA組の人間はひとまとまりで認識されていたみたいだが、「優秀な連中」と言われていたってことは、みのりや林檎も一応優秀な学生として機能してるってことなんだろうか。ちなみに一番の謎だったのは、継が途中で突然抜けることを宣言したところである。まぁ、あの男も(良くも悪くも)切れ者なので自分なりの判断で引き際を見極めたのかもしれないが、その後の展開で彼の行動の結末が描かれなかったため、正直よく分からんかった。継が手を引いたからみのりたちも耕作から離脱した、っていう描写だったのかな。結局金上に引きずり込まれた「大将」は耕作だけだったし。 そして、大した出番でもないのに一番の貧乏くじを引かされたのがウッドマン林太郎。あの弁舌で籠絡されてしまっては、彼には同情するしかない。結局一番の軟派思考はアイツなんだよなぁ。そして、自業自得の極みながらも、一切反省の色を見せないバイオ鈴木。彼女はどこにいても楽しそうで何よりである。今回もひでぇ台詞を惜しげもなく披露してくれていたし。色々残念だけど基本的に可愛いんです。今回嫌でも名前を覚えたのが「イラストレーターの切符先生」なわけだが、今まで全然知らなかったこの人の名前も、「バイオ鈴木をデザインした人」と考えると「よくやった」と感謝したいところである。椎茸アイのキャラは人気が出ますよ(適当)。ちなみにすげぇ余談だが、「バイオ鈴木」で画像検索を行うと、当然椎茸アイの彼女の画像がたくさん出てくるが、それと同じくらい「バイオハザードをプレイする鈴木史朗」の画像もヒットする。すげぇコラボ。 PR 金髪大活躍! 第19話。まさかの千和ツインテ復活に俺歓喜、ニルス消沈。そして、実は本作で一番可愛いのは秘書さんなんじゃないか疑惑まで。ニルスが負けた後のぽかん顔の素晴らしさといったら! ま、女の子の話は置いとくとして、セイたちの2戦目である。相手になるのは「天才科学者」ニルス・ニールセン。やってることはどう見ても忍者なのにサムライボーイと呼ばれる勘違いジャポネスクの化身。その勘違いっぷりには、思わず名人カワグチも突っ込みをいれてしまうほどだが、考えてみりゃ「戦国」って名前は日本に特定する名詞でもないんだから、発勁を使ってもいい気もする。いや、ガンプラが発勁使っていいのかどうかは別にしてね。とにかく、そんなサムライボーイの試合だが、これまでの経過から懸念されていたのは、「ちょいちょい登場してたけど、別にメインキャラとの絡みがあんまり無かったから試合が淡泊になるのでは?」という部分だ。既にセイたちはガチタイマンのフェリーニ戦、マオ戦を経験しているわけで、どれだけ強敵でも「単に強い科学者」相手じゃ、今作の売りである熱血バトルは実現しない。 そこで、今回は珍しく、温厚なセイを焚き付けるほうに話が動いた。セイきゅんといえば、持っているパーソナリティは「ガンプラ好き」のみであり、そんなセイを焚き付けるには、「ガンプラとかおもちゃだし」と馬鹿にしてやればいいだけである。PPSEの策謀により、ニルスはセイたちとの試合に求めていたプラフスキー粒子の秘密を賭けてしまう。この試合で勝とうが負けようがあんまりPPSEはいい扱いをしてくれそうもない、ってことで、とりあえずセイたちと裏取引をするという、実に如才ない判断を行ったわけだ。大人としては、実は割とありな選択肢。彼の言っているwin-winの関係性は本当であるし、確実に彼の求める成果を得るためには、これがベストと言ってもいい。流石に天才、物事の判断にも無駄がない。しかし、残念ながらガンプラバトルは単なる商取引ではなく、まさしく「子供の遊び」だったのである。子供の遊びに理屈は不要。楽しければいいし、そこには意地と名誉がかかっている。残念ながら、セイのポリシーはニルスの打算に真っ向からぶつかってしまうことに。まぁ、こればっかりはしょうがない。これが理由で2人が完全に袂を分かってしまうことになると流石に後味が悪いが、きちんと試合後に共通認識を経て友情タッグは成立したみたいなので、少年漫画的にもオールオッケーだったのである。この「インスタント因縁」の作り方は、割と大雑把な割に案外上手いシナリオ運びだ。 で、そんな因縁の対決は、ビーム兵器が効かないというチート性能を持つ戦国アストレイが相手であるために、まさにガンダムファイトの様相。なかなか実体剣を持っている機体もなく、ビルドストライクは基本的にビーム兵器メインだ。その機体でビームが効かないんじゃ、そりゃステゴロになる。刀対拳ってのも嫌なハンデマッチだな、と思ったが、「拳の速さで位相をズラした?!」というよく分からない勢いでもってビーム破壊剣を撃破。あとは「ナックルVS発勁」というグーパー対決に。ま、この試合は全てを通して「なるほど分からん」なのであるが、相変わらずガチの削り合いになるあたり、セイたちは本当に消耗が激しくて大変そう。あげく、秘書さんの介入で一時的に試合が中断するなんて裁定まで飛び出し、試合はよりカオスな方向へ。あれ、どういうルールなんだよ。「双方の機体が健在のまま、試合続行が不可能な状況になった場合、1分のインターバルを置き、速やかに戦闘態勢を整えること」っていうルールがあるのかな。1分ってすげぇ短い気もするんだが……素組みでなんとかなるもんなんだな。セイはちゃんと抜け目なく発勁対策まで施す余裕があったし(まぁ、なんでナックルが撃てたのかはよく分からんかったが)。結局、応援する女の子のクオリティの差が直接モチベーションに影響し(?)、ニルスはついに破れたのであった。 ほんと、単に殴り合ってるだけの喧嘩なんだが……ガンダムが顎ぶん殴られてしかめ面してるだけでも面白いのが悔しい。観客の皆さんのボルテージもマックスだったし、ママさんに乳を押しつけられたラルさんもヘヴン状態。誰もが幸せな結末に終わったこの試合は本当にいいことずくめ……でもないんだよなぁ。これでセイたちは準決勝進出決定。そして、その相手側のブロックを勝ち上がってくるのは、アイラちゃんである。一方的に素性を知ってるアイラちゃんは、セイたちとの試合が刻一刻と近づいてくることを感じて辛そうである。レイジとの対決、はたしてどういう結末になることやら……次週はまだフェリーニ戦が残ってるので、そっちの処理からの正体判明かな。まぁ、キララちゃんとよろしくやってるフェリーニはさっさと負ければいいと思ってます。決勝トーナメントに入ったら、キララちゃんはお役ご免なのね。 メインキャラたちの名前が覚えにくい理由が何となく分かった第6話。こいつら、なんか名前の雰囲気が似てるんだ。マユ、カヤ、ミユ、ナナミ、ミナミ。ヨシノとかは覚えやすいはずなのにキャラがまだ前に出てきてないのよね。 前回までで真夢の顛末は一段落といったところ。雲の上の存在であるI−1とのあれこれはさておくとして、突如ねじ込んできた鈴村ボイスの音楽プロデューサー早坂の手によって、またまたWUGは急速に回り始める。前回登場した時には「また胡散臭いのが増えたな。これでまた面倒ごとが降りかかるパティーンか」と思ったものだが、早坂は今のところ「悪人」ではなかった。いや、それどころかグループにとってみれば転がり落ちてきたぼた餅、千載一遇のチャンスと言っていい存在。何しろI−1をてっぺんまで導いた実力を持ちながら、純粋に育成欲のみでWUGに飛びついてきたために、一切ギャランティが発生しないという最高のコストパフォーマンスを誇るのである。仮に売れなかったとしても、一線級の人材がレクチャーしてくれるなら、いくらか時間を割く価値はあるだろう。実際、レッスンの内容はピンポイントで「今不足しているもの」を補う内容になっているのだ。何かと強運のWUGであるが、ここにきて最大のラッキーが舞い降りたことになる。 しかし、残念ながらそんな状況でもメンバーの顔色はパッとしない。一気にI−1レベルまで引き上げられた要望は、片田舎の「芋」アイドルには荷が重すぎた。激しいレッスンに疲弊し、日々の生活との両立で心身ともにグロッキー。中にはこのままの生活に耐えられないと思い始めるメンバーも出る始末。何事も身の丈にあったゆっくりした成長が求められるということか。しかし、この場合「高みを求める」早坂と、「流石に厳しすぎる」と訴えるメンバーのどちらが正しいと言えないのは困ったところである。ちょうど、前回のエピソードでは「ステージ勘はライブの数こなさないとどうしようもない」という感想を抱いたわけだが、ちょうどその「ライブの数」をクリア出来る好条件が勝手に下りてきたのだから、多少の待遇には目をつぶっても、やはり早坂の指導は正しいものであると思うのだが。 見るべきは、早坂は特に嘘偽りを口にしているわけではないという点。駄目なものは駄目、使えないものは使えない、ただそう言っているだけだ。その上で、「駄目だからやっぱりいいや」とも言わないのは非常にシビアな大人の対応。肉体的に厳しくなってくるとブラックな匂いがしてくるようにも見えるが、アイドルなんて稼業は元々世間の常識が通用しない業界であろう。何千何万という候補の中から生き残って晴れ舞台に立とうという「大それた」望みを抱くのならば、それに見合ったリスクを抱えなければならないのは必然だ。それを分かりやすく体現しているのがI−1の練習現場であり、早坂は同じ方法論を、よりマイルドにして仙台に持ってきただけなのである。藍里を呼び出した時に即刻首にせず、他のメンバーにも判断を委ねたあたり、まだ人間味があろうというものだ。 さて、この状況で他のメンバーが選択すべき正解はどちらなのか。「じゃぁやめます」ではその程度の覚悟ということになる。かといって「藍里は切ります」というのが正解かというと、それも流石に身も蓋もない。アニメ的にはやっぱり7人揃ってのステージに意味があるわけだが……3対3で分かれるくらいがグループとしてはバランスがいいのかなぁ。一番丸く収まるのは、藍里が自力で「アイドルに向いていない」という早坂の診断を覆すこと。「足りない」と言われたのだから、それは受験で点数が足りなかったのと同じ。埋め合わせる手段は、本人の努力以外にないだろう。相変わらず「アイドルとは」という命題を突きつけ続ける作品である。 分かりやすい悪者がいなくなって、今作のテーマ性はより深刻に、難しいところを突いてくるようになった。単純に答えが出せない問題が多く、視聴者側としても、どこに視点を置いて、誰を応援して見ていいのかが判然としないので悩ましい。これはこれでかなり強烈なメッセージ性といえるだろう。面白いのは、普通なら単純に「悪役」になるはずのI−1側の社長ですら、決して悪人ではないというところ。彼は非常に前時代的なスパルタを門下に科しているが、それは「意味がある」からであり、単なる非道ではない。また、大成しているはずのI−1を抱えてなお、木っ端アイドルであるWUGに目を付け、「油断を怠るな」というメッセージを発信し続けている。かなり器がでかい。はっきりいってWUGにこの体制を崩すのは不可能だろう。そういう「理想の1つ」としてI−1は存在しているのだ。今のWUGメンバーのメンタリティでこの分厚い壁を乗り越えるのはかなりの難行に見えるが、さて……。 今回はそこそこ作画状態も安定しており、多少は安心して見られるようになっていた。多くは望まないので、最低限今回くらいの品質を維持してもらえれば、しっかりアニメの中身が見られていいと思います。まぁ、しっかり見たら見たで悩みが多いのだが。 きたぞきたぞ新戦隊。年に1度のお楽しみだ。既に放送開始前からボルテージマックスで待ち構えていたんだ。 劇場版見ていない人は、多分我々が劇場で感じたあの衝撃を感じてもらえていると思うのだけども、とにかくウゼェ。軽いノリ、キモい集合シーン、訳の分からないノリカエシステムによる入れ替わり……カオスだ! この見事なカオスを、出し惜しみなく全てやりきったかなり盛りだくさんの第1話。こりゃ楽しくならなきゃ嘘ってもんだぜ。あのしゅっしゅっぽっぽな整列シーン(小さく前ならえのポーズ)は今回無かったが、あれが揃えば馬鹿馬鹿しさは完璧。今回は敵に乗り込んでいく時の駆け出すシーンでちょっとだけ小さく前ならえしてたな。「どう考えても格好悪いだろwww」と思うが、冷静に考えてみれば「ギンガマン走り」だって恰好いいかと言われれば微妙だったはずで、定着させれば恰好いい・悪いの問題ではなく、全て戦隊のトレードマークとして馴染んでいくもの。エッジの効いた部分でがっつりと特色を出していこうとする貪欲な演出部分は大歓迎ですよ。 さて、笑いを先取りしていたキョウリュウジャーに負けず劣らずのユルい戦隊。1話目から5人のチームワークはグダグダで、ブルーが必死にテンプレ守ろうとしてるのが痛々しく思えるくらいに自由。今回、レッドが2世代続いて天衣無縫なキャラなので多少被っているきらいはあるものの、キングは「有無を言わせぬカリスマ性」であり、ライトは「他人を引きつける自由な想像力」というカテゴリか。メンバー全員が幼なじみっていうのも実は新しい設定で、今後彼らの過去がどのように絡んでくるのかは期待したいところ。エンディング、まさかのどんでん返しに「すわっ」と驚くが、まぁ、このカラーでシリアス過ぎる展開にはならんでしょうよ。小林靖子がこれだけふざけた設定でどのようにシナリオラインをいじってくるのか、期待してみたい。最近の東映は「果物でライダーやって下さい」とか「電車ギャグやるんで」とか、ライターに無茶な注文しすぎやな。 1話で全員集合、更に巨大戦まで片付ける内容だったので、中身はかなりの駆け足。おかげで個々のメンバーの特性まではまだよく分かっていないが、1話で分かりやすかったのは2号(ブルー)と5号(ピンク)かな。5号の「思い込めば何とかなる」設定は強すぎる気がするんだが、劇場版パンフを見ると「ポテンシャルが一番高いのは5号」らしいので、その片鱗ってことだろうか。ピンクが一番強いって、ダイレンジャー以来の設定やな。決め技のバズーカが変幻自在ってところはゴレンジャーやジャッカーなんかの初代戦隊の必殺技オマージュか。まぁ、コミカル路線でいくならこの設定を取り入れない手はないよね。毎回の「なんやねんそれ」が定番化しそう。 しかし、一番気になるのは、結局「なんで電車やねん」という理由がさっぱり説明されてない部分だな。戦闘シーンなんかは完全にデンライナーだったわけだが、敵も味方も、何故電車モチーフで活動しているのかっていう理由付けは特になかった。まぁ、最後までないのかもしれないけども。敵組織なんてどう見ても貴族の方々なのに、やってることが鉄道路線経営っていうのは謎過ぎる。電車と貴族って、何一つ被るとこないやんけ。まー、「闇」と「光」っていう二分化は分かりやすくていいと思うけどね。シャドーラインの中の人たちは、貴族風なのに関西人がやたら多いのが謎である。そのうちテンション上がって「ルネッサ〜ンス」とかやりだしそうで怖い。福山はつくづく「黒い」役に縁がある。ダークフレイムマスターが敵ってのは、割と強敵感あるよな。 そして話題のトッキュウオー。案の定、見事にダサい。動けば恰好いいのかと思ったが、まさかの電車パンチに電車キック。もう、制作側も恰好よく見せようと思ってないんじゃなかろうか。顔部分の変形シーケンスで「ドア、ひらきます」は予想の斜め上過ぎる。もう、このままひたすらネタ路線に突っ走って巨大戦はコントにしちゃえばいいと思うの。まー、今考えればカラクリボールとかだってコントみたいなもんだしな。合体の時にちゃんと連結確認を指さしでやるのは丁寧でいいよね。どう見ても全自動で合体してるけどさ。 個人的に今後楽しみなのは、ノリカエシステムをどのように活用してくるか、という部分。1話を見れば分かる通りに、「単に色が変わる」だけだと実はあんまり意味が無い。所持武器が変わるけど、武器の交換なんてどこの戦隊でもちょいちょいやってたわけで、わざわざ色を変えてまでやることじゃない。ここに新たなイマジネーションをぶち込む余地があるわけで。たとえば両手に装着したら2色混ぜちゃえるとか、そういうのがないかな。まぁ、既にゴーカイシルバーがやってるが。あと、戦隊では定番なので避けて通れないと思うのが、メンバーの1人とか2人が欠けた状態で残りのメンバーが怪人と戦う、っていうシチュエーション。その場合、メンバーの名前が1〜5号になってるトッキュウジャーは割と不自然なことになる。「1号!」「2号!」「3号!」「5号!」ってなると、なんかすっきりしないからね。そういう時にどう名乗りを上げるのか、っていうのも今から気になるところ。まー、こいつらだったら気にせずに飛ばして名乗りそうな気もするけどさ。名乗りシーンの無駄な疾走感は恰好よくて好き。 さぁ、とにかくとっ散らかっていて収拾がつかない感じで始まった。次週語られる「メンバーが集められた理由」がいきなり1つ目のクライマックスだが、細かいことは気にしなくていいよ! 過去には「たまたまバードニックオーラを浴びた5人」とかいう適当な戦隊だってあったんだからさ。 長きに渡る姉妹喧嘩の決着、第91話。今回のお話を一言でまとめると「お姉ちゃんの方が強い」で片付くっていう。今まで1年もかけてじわじわ奪ってきたアテナの命とはなんだったのか。 前回、漢一匹ハービンジャーさんが見せつけてくれたあっぱれな活躍でアテナの聖衣を死守。今回ついにアテナがそれを身にまとい、同様にクロノテクターを装着したパラスとの直接対決である。文字通り「直接」「対決して」おり、長かった聖闘士星矢史上でも初(だと思う)の「女神対女神」のガチ殴り合いである。流石に本職の聖闘士たちに比べると動きはややもっさりしているものの、鬼気迫る表情で斬りつけてくるパラスの覚悟は、流石に1年かけて鬱憤溜めてきただけはあるなぁ、とは思えるものに(作画は所々アレだったけども)。一番驚いたのは、パラスの時衣装着シーンでのパイオツカイデー感でした。普段の姿見てもそんなに巨乳になったとは思わないのだが、単にクロノテクターの胸部装甲が厚かっただけなのだろうか。だとしたら、あれを授けたどこかの誰かもちゃんと採寸くらいしておけよ、とは思う。おそらくタイタンさんと同じ過保護な性格で、「あの幼いパラスさんも、成長したらぼいんぼいんの立派なレディになるに違いない」と思って大きめにデザインしたんだろうな。 女同士の殴り合いとは言っても、一応神と神がぶつかる一種の聖戦である。配下の連中は基本的に邪魔立て禁止。2人の殴り合いに他の面子が乱入したらどうなっていたかは定かじゃないが、きっとあまりの神格に吹き飛ばされていたに違いない。何しろ、十二宮編を解決した伝説級の神器であるアテナの盾が軽々と吹き飛ぶくらいなのだから。まぁ、そうでなくとも、かつて星矢が(満身創痍とはいえ)あれだけ重そうに担ぎあげたシールドを軽々と片手で扱ってたんだから、アテナの筋力も相当なもんだよな。「聖衣になったから軽くなったのかな」とも思ったのだが、はじき飛ばされて地面に落ちるときにおもいっきり突き刺さってたしな。多分見た目通りの重量があるし、アテナの杖も同じような重さがあるんだろう。それに対抗するのは、パラスが持った最強の聖剣、「永劫輪舞」。英語に直すと「エターナルロンド」である。他の4本の聖剣に負けない、なかなかの厨二ネーミング。ただ、その実力は結局未知数のままであり、アテナに直撃することは一度もなく、あっさりと制圧されてしまった。これまで必死に溜めてきた試合の決着としては非常にあっけない終わり方になってしまったが、あくまでも今回の試合は「最終戦3本勝負」の初戦。どうせ見た目にも派手にはなりにくいし、この辺りで片付けておくのが賢明な判断かもしれない。一応、アテナの決めの台詞が「私は残酷でした」っていうのが、アテナらしいといえばらしいのかもしれない。 結局、「アテナ単体に向けられた偏執的な愛など、アテナの持つ博愛に比べたら些末なこと」というのが姉妹喧嘩の結論。「その愛をもっとちゃんと運用して下さい」というお姉さんのお叱りによって妹は沈黙し、アテナも過去の反省を活かして、苦渋の決断ながらもパラスにとどめを刺そうとする。しかし、そうは保護者が卸さない。ここで我慢の限界、タイタンさんの乱入だ。星矢はアテナの試合を見守るために拳を握り過ぎて流血していたわけだが、多分タイタンさんは奥歯をかみしめすぎて2,3本折れてるレベルの我慢だっただろう。あそこまで耐えただけでも頑張った方だ。パラスが育んできた「愛」は、少なくともタイタンさんの中ではしっかりと結実していた。さぁ、ここからは本気の野郎の喧嘩だ。姉妹喧嘩が終わった今、この2人で揉める理由はあるのか、とは思うが、これだけはゆずれない戦いだ。かつて邂逅したあの日の思い出話を振り返り、「覚悟もない奴に負けるはずはない」と豪語するタイタン。てっきり星矢は「幼い子に手をあげるようでは聖闘士ではいられない」と正道を解くのかと思われたが、なんと「あのときの俺だと思うなよ」と開き直ってみせたのが驚き。星矢、どれだけ大きくなっても挑発されたら真正面から返すヤンキー気質は変わらないのか。いや、来週は「星矢の真実」が明かされるらしいので、ひょっとしたら何か隠された真意があるのかもしれない。 今回はクライマックスにしてはかなり地味な展開だったのだが、唯一にして最大の見せ場が、パラスの守護に入ったタイタンさんの名乗りシーンであろう。天神創世剣を投げ捨て「もはや不要」と断じ、「真のパラサイト」を自負する男。既に「あのお方」との関係性は切れ、純粋にパラスを守るだけの愛の戦士である。恰好いい。恰好いいけど、それなら同じく「あのお方」からもらったジェネシステクターも投げ捨てないとフェアじゃない気がするんだけどな。ちなみにジェネシステクターは残る黄金聖衣ってことで、当然双子座・乙女座・射手座の3つの組み合わせ。明らかにチート過ぎる三位一体である。噛ませ以外の何ものでもなかったフォトンテクターに謝れ。同じモチーフを用意された星矢は、本気を出す合図として何故かスカーフを外して臨戦態勢に入り、いっぺん聖衣を脱ぎ去って改めて神聖衣(?)としてのサジタリウスをまとった。聖衣を脱いでから着るまでの最短記録更新。ついに見られる星矢の本気。黄金3人分の実力を持つタイタンとタイマン張れるのかどうか、主人公の活躍が見ものだ。 ちなみに、本当の主人公であるはずの光牙たちは、未だに必死に廊下を走っている。次回予告を見ると来週はようやく現場につけそうだが、なかなか長い道のりであった。今回は昴が突然弱気になって足止めされるシーンがあったが、「神になる男」だったはずの昴の突然の弱気には、仲間達だけでなくて視聴者も一瞬困惑。「お前がそれをいうのかよ」と思ったものだが、昴は既に自分の中にある異物を見てしまっており、「神に抗う」ことに対しての不安を抱えてしまっているのだろう。既に「神になる」ことではなくて「人の力で神を凌ぐ」ことを理想に抱いているわけで、昴にとって神との関係性は非常にデリケートな問題だ。ここでも昴をフォローしてあげるのは「神の子」エデンの役割だった。もう、このままの関係性でいくと、最終的に「あのお方」が目覚めた昴を説得して押さえ込めるのってエデンなんじゃないかって気がするんだけど、光牙の出番、大丈夫かな。 隣の芝生は、というお話、第5話。こりゃギスギスするわなぁ……、やっぱり友達と旅行なんか行かず家から出ないのが一番だって、はっきりわかんだね。 女の子同士の友人関係というのは非常にややこしいというのは、よく言われる話。実際がどうなのかはこちとら野郎なので定かじゃないが、まぁアホな男同士の付き合いよりも面倒ごとが多いってのは、この話を見てる限りだと本当なのかもしれない(原作者は女性だからね)。もちろん男でもギスギスすることはあるけどね。嫌いな奴はほんとに嫌いだしね。僕は嫌いじゃない人間との関係性でも神経すり減らすタイプです! 今回の4人の顛末を1人ずつまとめて行くと、まず、一番脳天気なのは当然いなり。意外だったのは、彼女は墨染さんの恋心ははっきりと認識し、それを応援する姿勢を取っていたこと。確かに4話時点で墨染さんの熱視線には気付いていただろうが、まさかなんの疑問もなくそれを支援する立場に回るとは思ってもみなかった。まー、彼女のなかではひょっとしたら「墨染さんは京子ちゃんのことが大好きみたいやから、きっと友達になりたいんやろうなぁ」ぐらいの軽い考えだったのかもしれないけども。思いの質はどうあれ、仲良くなることを取り持つことは決して悪いことじゃない。ただ、残念ながらいなりは阿呆なので、あまりよろしくない部分が2つあった。 1つは、恋する乙女の視線には目ざとかったが、逆に疎んでいる視線には鈍かったこと。仲良し三人組はどんな感情でも共有出来ると思ったのか、自分が仲良くなれた墨染さんならみんな仲良くなれると思ってしまった。しかし、どうやら丸太町さんは異物を受け入れられない様子。そのことに気付かず、4人セットでの旅行を計画してしまったのである。旅行に行けば仲も深まるはず、という彼女の考えも間違っちゃいないのだが、普段他人と直接コミュニケーションを取ろうとしないコミュ障にとって、いきなりの泊まりがけイベントは荒療治が過ぎる。そして、もう1つのよろしくない部分は、ろくに後先を考えずに変身能力を使って墨染さんの純心を弄んでしまったこと。いなりからしたら「ここでヒーローの京子ちゃんが助けに来れば墨染さんも喜ぶやろ!」くらいの気持ちで行ったのかもしれないが、残念ながらアフターフォローまでは考えが及ばなかった。無茶苦茶不自然な偽三条さんの行動のせいで、墨染さんは痛く傷ついてしまったようだ。いなりは、やっぱり残念な子であった。 今回のごたごたのなかではそこそこ部外者であるのが、三条さん。彼女は墨染さんの持つ熱視線の意味に気付いてはいない様だが、墨染さんに対しては割と親身に接している。「今まであんまり仲の良い友達がいなかったから、いなりのいる仲良しグループに入りたい子なんだろうな」くらいの認識だろうか。別に人付き合いが苦手なわけでもないので、あれこれ懐いてくる墨染さんに対しても無難な対応。ただ、口をついて出てくるのがいなりの話題ばかり、というのがちょっとよろしくなかったという。まー、でもこれは言いがかりやな。いなりのご両親が監督としてついてきてる旅行なんだし、そりゃいなりの話題が中心になるのは仕方ないだろう。現時点で、三条さんと墨染さんを繋ぐ分かりやすい話題はいなりの話なわけだしさ。それを墨染さんがちょっと過剰に受け取ってしまうのは、三条さんが悪いわけじゃない。多分、彼女の一番悪いところは「修羅場になりそう」と思ってるのにさっさと自分だけ蚊帳の外に出て寝ようとするそのずぼらな態度である。彼女が積極的にフォローに回れば、墨染・丸太町関係ももう少しソフトに移行できたと思うんだけどな。元々がさつな性格だろうし、そういう細かい機微はあんまり得意じゃないのかも。 そして、今回最大の問題児が、基本属性がオタクという丸太町さんである。ぶっちゃけ、今回のトラブルは彼女が悪い。「良い子だと分かってはいる」と認めておきながら、たった4人しかいないコテージで墨染さんのことを完全拒否。コミュ障ってレベルじゃない。流石にもう少し努力をしてほしい。あげく最後には「いなりのせいや」とまで言い出してしまい、よかれと思ってやっていたいなりを傷つけてしまうことにも繋がった。もうちょっと器用に立ち回らないと、今後の人生が辛そうだ。ただねぇ、彼女の気持ちは良く分かるんだよなぁ。安寧が得られるグループがあって、もうそれ以上の関係性は必要としてないのに、世界が無理矢理新しい関係性を押しつけようとしてくる。これが人見知りには拷問なんですよ。「余計なことすんな」とキレたくなる気持ちは良く分かるんですよ。……どうすればいいんでしょうね、私も答えを知りたいんです。手遅れになる前に。 そして、そんな丸太町さんの態度に悪戦苦闘する墨染さん。彼女は、やっぱりどこからどう見ても良い子だった。「人付き合いが分からない」と漏らしていたが、ちゃんと丸太町さんの視線には気付いており、それに遠慮する気遣いは持ち合わせている。その上で、なんとか仲良くしたいという前向きな向上心もあり、自分に問題が無いかと内省までしている。本当に良い子だ。もう、彼女の思うままにことが運んでいれば問題など起こらなかったはずだったのだ。しかし、残念ながら人見知りのメンタリティはそういう人には理解出来ないもの。悩んでいるところに偽三条さんの奇行まで重なり、彼女もちょっと参ってしまったようだ。 「伏見さんになりたい」という彼女の願いは、いなり自身も回想していた通りに1話の「墨染さんになりたい」の裏返し。結局、人は自分にないものばかりを求めてしまう。そして、いなりは一度それで失敗しているために、「それでは駄目なのだ」ということを知っている。その上で、なんとか墨染さんの力になれないかと必死に望む。そんな状態で一体何が起ころうとしているんだろうか。うか様にもらった神通力は変身能力だけなのかと思ったが、思念の強さで何か別な働きかけを起こしてしまうようだ。来週一体どうなるのか……ほんと、いなりが何かするたびにうか様の苦しそうな様子を中継するの勘弁してほしいよなぁ。心が痛むなぁ……乙女ゲーやってる場合じゃないよ……。 ちなみに、三条さんと丸太町さんが2人でコテージで話している時につけたテレビから聞こえてきた天気予報が、噂の海平和アナである。確かに上映会で五味Pが言っていた通り、BGMにしちゃぁちょっと音量が大きかったかもしれない上に、フェードするまでがやたら長くて笑ってしまった。別にあそこ、テレビつける必要無いシーンだったけどな。この瞬間が海平アナが声優デビューに繋がるとは、まだ誰も予想していなかったのである……。アナウンサーの方が圧倒的に安定した職業だ……。 2月14日 ドラフト模様(BNG、THS×2) ピック順 【Serra】→【Metallica】→【Sangriter】→【Mei】→【Thraxi】→【Alessi】→
バレンタインデイピィ〜ック。野郎しかいないけどチョコはある。そんな恵まれた現場からお送りしております。IH調理器とフライパンでガトーショコラを作ろうとする系男子とかいます。そしてそこそこ成功します。「パティシエを名乗るにはまだまだだな」とよく分からない反省をしてます。やだ恰好いい。 そんなこととは関係無しにに「神々の軍勢」2回目。なんかねぇ、絶対このセットが入ったらカードプールが弱くなって地味な試合になると思ってたんだけど、2戦やった段階での感想はそうでもないのよね。そりゃ2パックあるテーロスの存在感が相変わらず強いのはそうなんだけど、よく分からない絶妙な何かが回っている感じ。まぁ、パックが地味なのは事実だと思うんだけどさ。1パック目にやや地味なパックを開けて、そこからテーロスに入っていくっていう流れが叙情詩的なのかもしれん(すげぇ適当)。 あと、以前プレリの暗号騒動で出ていたヘンテコカードセットの発売が正式に告知されたりしました。ドラフト専用の新セットってことですげぇ気になる。1回はやってみたい……けど、来年6月ってもうドラフト面子が6人いないんじゃないかな……。どうかな? どうなるかな?
業務確認連絡。次週は通達の通りにお休みになります。また、再来週は私が参加出来ません。好きにしてもらってかまいませんが、別にスケジュール調整のサポートとかしませんので、そのつもりで。自分が参加出来ないドラフトなんか知らんわ!
なるほどそう来やがりますか……第18話。皐月と流子の共闘はこれまでの展開からなかなか認めがたいと思われていたが……それならしょうがない。 皐月の反乱。それはほぼ失敗することが約束された下克上。仕方ない。だってまだ18話だもん。この流れだと羅暁(原初生命戦維)がラスボスでほぼ確定だろうから、ここで皐月の反乱が成功するはずがない。あとは流子との共闘が自然にいけばいいな、と思っていたのだが、なんとまぁ、血縁関係ですって。一番手っ取り早い因縁の回収のしかた。今週張った伏線を今週回収しちゃ、それは伏線とは言えないのだけども……まぁ、分かりやすいからいいか。あとはもう、とにかく羅暁の圧倒的な力と、それに抗するために立ち上がった皐月の高潔さを見せるだけのエピソード。純潔を身にまとい舞い踊る皐月の姿に酔いしれるがいい。本当のところ、皐月様が無様に敗北する姿は見たくなかったのだが……致し方ないよなぁ、シナリオ上なぁ。 マッチメイクは至極簡単。何しろ羅暁サイドには羅暁とお供の執事(鳳凰丸というらしい)、それに針目縫の3人だけ。この3人を相手に、皐月・流子の連合軍が全ての戦力をたたき込めるのだ。実際は、今回皐月と羅暁は完全にタイマンだったので、残りの戦力が配下の足止めに回っている。鳳凰丸の強さは未だはっきりしないが、皐月の一撃を余裕でいなしたことを考えると相当な手練れ。そして、相変わらず飄々とした図太い強さを見せる針目。彼女の場合は声のインパクトのせいでかなり「どうしようもなさ」が際だっているわけだが、今回はまさかの四天王全部ぶち込み。最初は蟇郡さんたちが羅暁戦のサポートに回り、針目対策は猿投山1人で担当するのかと思って期待していたのだが、残念ながら流石に1対1で渡り合えるほどではなかったらしい。猿投山さん、結局1人だけでの活躍があんまり無いなぁ。まぁ、四天王の共闘シーンは見ていて楽しいからこれはこれでありがたい。今作の中でも一番仲良しっぽいグッドな関係性、それが四天王なのだ。この4人がいればなんとか針目は抑えられ……なかった。圧倒的すぎるな。しかし、そこで流子が間に合って完全にタイマンの2マッチが成立。一時は羅暁の精神仮縫いの餌食になって「主人公、先週に引き続きボロボロやないか」と思ったが、そこは強引に羅暁の呪縛を打ち破ってなんとか面子を守った。自分の脳に絡んだ糸を引きちぎるシーンってのは(現実感がなさ過ぎるとはいえ)かなり痛そうなのでグロ苦手な身としてはきついですわ。 驚いたのは、覚醒後に流子が「なんかすげぇ調子がいい」ってんで針目を圧倒したことである。四天王相手ですら眉1つ動かさなかった針目。しばらく眺めながら「もう、最終回間際でブチ切れながら断末魔をあげる針目が見られるならそれでいいかなぁ」とか思い始めていたのに、案外早く焦り顔を拝むことが出来た。おそらく鮮血と流子はお互いの目的を理解し合い、完全に通じ合えたことでワンランク上がったってことなんだろうね。羅暁によって皐月が「服に着られていた」と断じられたわけで、こうなると「服と互いに着つつ、着られつつ」している流子の力こそが最終決戦の鍵になることは必定。今回針目を圧倒したことはその布石ってことでいいのかな。針目は最終的にどうやって負けることになるかなぁ。ちなみに鳳凰丸は最後までどの程度本気で戦っているかは分かりませんでした。 しかし、結局最終的には羅暁と原初生命戦維の強さは圧倒的。首の糸一本から余裕で復活し、思い切り皐月に鉄拳制裁を見舞う。純潔は奪い返され、我々視聴者は皐月の敗北姿という絶望と、ババアの半裸という絶望を同時に味わう羽目に。いや、羅暁さんも良い身体してるんだけどね。ぶっちゃけこの作品の半裸はあんまりエロくないからね。変形前の純潔着てる姿も「学生のコスプレしてるオバハン」みたいでちょっときつくないですかね,羅暁さん。皐月さんもこの母親には負けたくなかっただろうなぁ……。そして、「もう一人の娘」がここで見つかってしまったわけだ。纏一身博士が残した最終兵器は鮮血だけでなく、COVERSのラボから引き取った「失われたはずの命」そのものだったってことで。とにかくこれで皐月様との共闘の大義名分は出来た。現時点でボロボロだが、まぁ、流子に至っては何度目のボロボロかも分からないくらいですから、なんとかしろ。次週は復活出来るのかどうか……。 って、来週なんでマコまで行方不明なんだよ?! どこ行ったのさ。大阪土産で民衆を誘導してるところまではいたと思うのだが……流子が消息不明になると、マコまで一緒にいなくなるのかな。今週はマコの活躍があんまりなくてちょっと残念だったが、ちゃんと蟇郡さんとは絡めたので良しとするか。常に「満艦飾!」って言いたくてしょうがない蟇郡さん。一般女子生徒をどんだけ信用してんねん。実は作中で一番美しく正しい男女関係なんじゃなかろうか。 ちさきオンステージ、第19話。前回登場出来なかった鬱憤を晴らすかのように、今回は完全にちさきオンリー。圧倒的なエロさと可愛さ、綺麗さを併せ持つ完璧超人のような萌えヒロインっぷりである。1つ1つの仕草が本当にキュンキュン来る。 前回の探索により、ついにまなかを発見した一行。しかし、まなかの目覚めはまだ訪れない。そんな中で、引き続き「変わったか」「変わらないか」という言葉をキーワードにしての葛藤が続く。今回はちさき視点がほとんどだったわけだが、彼女の中で「変わる」「変わらない」と同じように大切になっていたのが、「大人」と「子供」というタームである。5年の歳月で、4人の仲間達の中から1人だけ逸脱してしまったちさき。彼女は光が目覚めた直後には「変わってしまった自分」を直視できずにふさぎ込んでしまったわけだが、あのときは光に「変わってないな」という一言をもらったことで立ち直ることが出来た。今回はその続き。「どこが変わったか」「どこが変わっていないか」、そして「変わったことは良いことなのか」「変わらないことは良いことなのか」という本質的な部分についての自省を進めることになる。 まなかが現れたことで何が大きく変わったかというと、それは当然物語の中心に位置する光であろう。これまでがむしゃらに汐鹿生の行く末に気を揉んでいた光だったが、今回まなかが救出できたことで一安心。心の内をひっそりとまなかに向けて吐露するようになった。そして、それを見ていたのが美海である。彼女は「自らの力で」まなかを救いだし、光の力になれたわけだが、その行為が自分自身を苦しめるということも前回から分かっていたこと。まなかと2人で時間を過ごす光を見て心を痛める。そして、「まなかを見る光を見る美海」を見るのがちさきである。美海の表情に明らかな恋心を感じ取り、そこに同時に「幼さ」「若さ」も見ている。5年前の自分と同じ目、同じ思い。「もうあんな目は出来ないかもしれない」と独りごちるちさきは、既に自身の光への思いも変わっているのではないか、と考えている。 そんなちさきの変化を左右するもう1つの極には、紡と要という2人の男がいる。光が永遠の「子供」として輝きを放つのに対し、この2人が司るテーマは「大人」だ。要は、5年前の時点で非常に「大人な」立ち位置の人物であり、自分を大人っぽいと思っていたちさきをも上回る卓見でもって、4人の関係性を常に最上段から見守っていた。現時点においても、あまり感情に流されないように行動を続ける要は、自分のことを「大人っぽい」と感じていたはずである。しかし、食卓での会話によって、その自信は下支えを失ってしまった。紡とちさきは、背伸びでもなんでもなく、確実に5年の歳を取った「大人」になってしまった。ここでは既に要が感情論を振りかざす「子供」なのである。もちろん、要はそのことをすぐに自覚し、為す術を失って黙り込むしかなかったわけだ。 「子供」である光への憧れを持ちながらも、確実に「大人」になってしまった自分に葛藤するちさき。中学の制服を持ち出して着てみたのも子供への回帰を願ってのものだったろうが、無情にも小さな制服は「変化」ばかりを強調する。かといって大人になりきれていない部分も抱えており、背伸びして酒を飲もうとしても、やっぱり上手くいかずに紡にいなされてしまう。光による「子供」への誘因、紡が支える「大人」への成長。ちさきは未だ、その間で揺れ動いている状態だ。しかし、今回の描写は確実に「大人」へ進みはじめていることを表しているだろう。最終的に「光に憧れている」ことについては自覚を変えていないが、そこに幼い頃のような気恥ずかしさも負い目もなく、純粋に憧れを意識出来るようになっている。また、美海に対しての目線や、「大人になろうとする意志」は、明らかに「子供からの脱却」を意識しはじめたもので、これ以上は光との繋がりを求めない方向性への変化である。「子供の頃のヒーロー」としては光の絶対性は揺るがないが、彼女はようやく、次のステップへ歩き始めている。その先にいるのが紡なのか、それとも要なのかは分からないが、今回はようやく、紡がちさきに対する感情を言葉にしてくれた。紡の求めるものと、ちさきの憧れるものは、おそらく同じものである。要には申し訳ないが、この2人はすんなり収まるところに収まるだろう。 今回のコンテは安藤真裕ですね。ちさきの情感がたっぷり籠もった動きの1つ1つが本当に綺麗。縁側での2人の語らいシーンは非常に分かりやすくちさきの心情の揺れが分かるし、グラスなんかの小物の使い方もお見事である。本当に、「綺麗な世界」の画だけでも引き込まれる世界。 |
ブログ内検索
リンク
最新記事
(08/25)
(08/25)
(08/24)
(08/24)
(08/23)
(08/22)
(08/22)
(08/21)
(08/21)
カテゴリー
プロフィール
HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
アーカイブ
|