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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
素晴らしい密度の百合回なのに作画がががが、第5話。なんだよぅこれ。もっと頑張れよボンズ……。 ということで、感想は「作画がががが」しか出てこないんです。せっかくキムがものすごく可愛い顔してくれたり、水着回と風呂回のセットだったりしたのに、なんでこんな勿体ないことになってしまったのだ。アバンの濃厚な百合妄想のあたりはギリギリ維持出来ていたのが救いか。まぁ、元々そこまで作画面で気合いの入ったアニメではないのだが……よりによって今回この結果かぁ……あ、でももし前回が酷かったら「せっかくのブルマ回なのに……」って言ってた可能性があるな。ならしょうがないのかな(謎理論)。 キムとジャクリーンの馴れ初めとなる非常に濃厚な百合エピソードであり、既に後輩からまで狸呼ばわりされている彼女の愛らしさががっつり楽しめるお話。キムもキムで新入生軍団のことを「三馬鹿」と呼んでいたり、すっかり女子寮の中は仲良しだらけである。ここからどうやってキムたちのコンビが一軍に昇格したのかは気になるところだのう。あの気分屋のキムが認められる結果を出したってことは、やっぱりジャクリーンが秘密を握って上手いこと手綱を握ってたってことだよなぁ。色々と妄想が捗る良い関係性ではないですか。一番重要なポイントは、生年月日はいいとして、あのスリーサイズが本当だったのかどうかだ! PR 今回はキリキリ成分がほとんど無い! 第5話。このまま丸く収まっていく作品になるならそれはそれで結構なことなのだが……それだとあと7話とか8話やる必要がなくなるな。 新たな進展は、突如として訪れた。誰も予想していないところからぽっと出で現れた刺客、山岸さん。のらりくらりとした風貌からは、一番最初「こいつなんか恐ろしい内面性を秘めているのか!?」と身構えたのだが、最後まで観ればなんと普通の良い子だった模様。今まで一体どこに隠れていたんだ。ドがつくくらいの天然キャラ、というか物忘れキャラらしい山岸さんは、藤宮さんの心に上がり込んできた記念すべき2人目のクラスメイト。順番から言えばもちろん長谷君の方が優先順位は高いのだし、大事な存在であるべきなのだが、いかんせん過去ログが残らない藤宮さんのこと、上手く彼女の最初のハードルさえ跳び越えてしまえば、そこには1番乗りも2番手も無い。むしろ同性の友達の方が藤宮さんがこれまでずっと憧れていた「友達」としてのニーズが高いようで、ぽっと出の山岸さんは、なんと見事にわずか一週で確固たる友達ポジションを手に入れてしまうのである。これ、「記憶を無くしたあと」の接し方は個人差が出る部分だろうけど、本当に最初に友達宣言して親しくなるまでなら、藤宮さんは案外ちょろいのである。本当に、今までは単に興味を持って近づいてくれる人が居なかっただけなんだろうなぁ。一応、山岸さんがこのタイミングで藤宮さんに興味を持ったのが長谷君による変革によるものだとするなら、一応長谷君の手柄ってことになるのかな。 非常にマイペースで独特すぎるキャラの持ち主である山岸さん。最初はなかなか分からなかったが、なんとCVは大久保瑠美。こういう方向性で攻めてくるキャラはなかなか新鮮。そして、訥々としたしゃべり方の中にも、何か不思議な迫力が感じられる。確かに物忘れは激しいようだが、なにやら芯の強い子ではあるようで、「友達になりたい」と思ってしまったその気持ちに揺るぎはない。月曜日になってみるまでは単なる「ちょっと引っ込み思案な女の子」程度の興味だったかもしれない藤宮さんに対して、週明けに真実を知ってもガンガン攻め込むストロングスタイルである。もう、教室の中であそこまで行ってしまったら、そろそろ来週以降は藤宮さんもクラス全員と打ち解けてもおかしくない気がする。どうせ山岸さんや長谷君みたいに「記憶のロストがなんぼのもんじゃい」みたいな連中に囲まれていれば、対人関係においてはそれでもあまり問題無い気がする。まぁ、クラス全員が友達になってしまうと、学校であった出来事がほぼ全て毎週リセットされるという地獄のスパイラルに突入することになるわけだが(その場合でも将吾だけは記憶が残っていそうな気もするけど)。結局、藤宮さんの症状は正の方向性の感情が負の方向性と対応関係にあるため、どんどん幸せが満ちていくと、それだけ失うものが多くなってしまうのが面倒なところなのだ。いくら山岸さんが頑張ったところで、そこを改善しなければ真のゴールは見えてこないのである。うーむ、そのあたりの難行は山岸・長谷あたりではどうにもならない気もするよなぁ。あと、そもそも口汚く噂を立てる連中もいたあの教室で、藤宮さんが本当の意味で全員と仲良くなれるとも思えないし。だとすると、やっぱりまだ秘密を打ち明けるわけにはいかないかなぁ。先生は一応知ってるみたいだから、いっそチャレンジしてみる価値はあると思うが……。 そんなこんなで強引に次のステップへと移行した藤宮対策。突然の闖入者に長谷君も気が気じゃないだろ、と心配になったが、存外満足げに眺めているようである。そりゃ2人きりでデートにいかれた時は嫉妬していたようだが、山岸さんとの交流の副産物として、より強力に記憶持ち越し能力が戻ってきているようでもあるので、一定の成果が得られれば文句は言えないだろう。とにかく「正常に」動くことは長谷君の本意である。多少自分の地位が危ぶまれるような状態であっても、最終的に藤宮さんがまともな生活を送れるようになれれば問題無い。うむ、なかなか良い滅私奉公であるぞ。これで屋上メンバーは一応4人。もう、これだけで卒業まで乗り切ってしまえばいいんじゃないかな。 ( ゚∀゚)o彡°りんぱな! りんぱな! 第5話。やっぱり1年生トリオは最高や! 2年生なんていらんかったんや!(問題発言) 待ちに待った1年生お当番回。しかも今回中心となるのは凜ちゃんである。修学旅行という学園ドラマの鉄板イベントをまさかの「主人公であるはずの2年生隔離」のために使うという奇策であり、こんなんで成立してたアニメなんて他に「生徒会役員共」ぐらいしか思い浮かばない。結果、「友情と努力のドラマ眩しい1年生」「保護者として、責任者として貫禄を見せる3年生」「トランプしてるだけの2年生」という対比が浮き彫りになったのである。いや、あれはあれで美味しかったとは思うけどね。放っておくと海未ちゃんはどんどんポンコツ成分ばかりが増していくことになるよな。ことりに至っては今回ほとんど台詞すらなかったやないか(まぁ、トランプタワー崩してへこんでる海未ちゃんによしよししてるところはなかなか良いシーンだとは思います)。 普段前に出ている面子が居なくなることで、ようやくスポットが当たった星空凜ちゃん。確かにμ‘sの中では最も目的意識が低く、これまでも添え物扱いが多かった彼女。しかし、1年生トリオが上手く回っているのは確実に彼女のおかげであり、油断すると思い切り破天荒にぶっ飛んだり(主に穂乃果、にこ方面)、逆にどんどん重い方に沈んでいったり(主にえりちか、海未、真姫方面)するμ‘sの中で、ほどよく一般人目線を交えてガス抜きしてくれる重要なポジションである。しかし、流石に2シーズンものドラマをやって、その間ずっと「添え物としての緩衝材」では、凜ちゃんファンだってフラストレーションが溜まる。彼女だって立派なアイドルであり、輝くものをたくさん持っているんだ、っていうのを見せつけるための単独エピソードである。ただ、彼女の場合は回りがどうこう言っても本人が一番の及び腰。元々あまり前に出たいタイプではなく、現時点においても自分のアイドル活動に疑問を持ち続けている1人である(海未あたりもまだその辺は割り切れてないだろうけど)。執拗に前に出ることを拒絶する様子を見ているとなかなかもどかしく、おそらく数多の凜ちゃん推しの紳士諸氏が、かよちん同様に「凜ちゃんが一番可愛いと思ってるよ!」と力説しながら彼女のことを応援したことだろう。そう、猫口好きの人間にとって、彼女の愛らしさこそがμ‘sNo.1なのである。 じっくり30分かけて行われた彼女の意識改革。まぁ、ぶっちゃけ突然のリーダー指名とか、本番当日に本人の意志を一切確認しない配置変更なんかを見ていると「いじめか!」と思わないでもないが、それを動機づけているのは、かよちんを中心とした回りのメンバーの熱い思いである。今回のいじめまがいの5人の言動を全て正当化する素晴らしい一言をかよちんが残している。「舞台に立ったら9人全員がμ‘s、そこに差なんてない」。これは良い理念だと思います。確かにセンターが云々っていうのはどうしたって発生してしまう問題だが(メンバー奇数だしな)、それでも、舞台に立つ人間は全員が自分のことを主役だと思って挑むのが、アイドルグループとしては正しい志だろう。凜ちゃんのように必要以上に及び腰になってしまえば、それはアイドルではなくなってしまい、ファンに対して失礼にもなってしまう。まぁ、逆に回りの8人をバックダンサー呼ばわりするほどに前に出てくるのも問題はあるのだが……あくまでも気持ちの問題で、常に自分が中心で、最高のパフォーマンスを発揮出来るようにしたい、というのが、ショーマンシップのあるべき姿である。そのあたりを切に訴えたかよちんの功績はやはり大きい。 そう、今回は濃厚な凜ちゃん回ではあるが、それを支える下地として、濃厚な1年生回であったのだ。普段そこまで描かれなかったりんぱなと真姫ちゃんの絡みも多く、やっぱりこのユニットって学年ごとのバランスが上手く出来てんなぁ、と感心する。多分、「来年以降のμ‘s」っていうものを考えていくと、自然にこの学年の中心は凜にまとまっていくことになるんだと思う。丁度穂乃果・海未・ことりのポジションにそれぞれ凜・真姫・かよちんが収まる形。すごくしっくり来るし、多分そっちの方が真姫ちゃんのポテンシャルが発揮しやすくなるだろう。何より、かよちんが迫真の表情で訴えた「一番可愛い女の子」である凜ちゃんが輝けるのが一番ではないか。もう、かよちんのあれは完全に告白でしたよね。その後の様子は完全に披露宴会場でしたよね。やっぱりりんぱなは鉄板すぎて動かしようがないなぁ。 私事になるんですが、先日、久しぶりに再会した知り合いが2名ほどスクフェスに手を出していました。かたやウン万円つぎ込んだ重課金勢でした。推しメンはことりでした。それを見たボクは「ふぅん」と漏らすだけでした。あまり2年生組に興味が無いからです。もう1人の知り合いは、課金勢というほどではありませんでした。推しメンはかよちんでした。「よろしい!」と頷きました。ボクはやっぱり1年生トリオ推しなのです。ただ、3人の中で誰が一番かと言われると、まだ悩んでいる状態です。今回のお話で、無事にかよちんが突き抜けました(凜じゃないのか)。 くぎゅぅぅぅぅぅぅ! 第5話。 もう既に来週のことに頭がいってますが……まさかの家出少女釘宮である。ほんと、どうでもいいキャスティングにも一切手を抜かない恐ろしい作品。今回ポルナレフに絡んだ外国人旅行者二人にしても、諏訪彩花と加隈亜衣で、何故か無闇に売り出し中のキャストが起用されているという。もう、「ジョジョに出演出来れば売れる」みたいな御利益があるんじゃないかと疑うレベル。来週のキャプテンテニールが本当に楽しみだよ。 さておき、今週はポルナレフVSアヴドゥルの試合がメイン。作中では初となるスタンドVSスタンドの能力をフル活用したバトルであり、正式にこの漫画が「能力バトル漫画」となるそのスタート地点と言える試合かもしれない。まぁ、いうても「めっちゃ早い剣術」VS「すげぇ炎」なのでまだバトルとしては地味なんだけども。一応、双方が奥の手を隠し持っていて、最終的にアヴドゥルが勝利するのは策略を使ったためであるので、このあとのJOJOの展開に繋がる流れが見えるかもしれない。ただ、その分の犠牲として(??)ポルナレフがやたらと騎士道精神を重んじるナイスガイになってるわけだけども。これ、原作で書いてる時点で荒木先生はどう思ってたんだろう。今回出てきた通りにポルナレフって試合が終わった直後から「軽い奴」にキャラシフトするわけだけど、だったら最初からそっちのキャラを強めに出していけば良かった気もするのだが……まぁ、「正々堂々正面から来る敵」っていうのが描きたかったのかな(実際はスープの中から襲ってきてたけど)。ポルナレフの能力の強さを考えれば、彼を闇討ち要員にしてしまえばチームジョジョの1人や2人くらいは殺せた可能性もあるし、そこはとりあえずマッチメイクのために出会いのタイミングだけでもああいう性格にしていたのかも。いや、一応あとの展開でもポルナレフって基本的に良い奴には違いないんだけども。このあとの敵で正々堂々正面から戦いを挑んでくれるのなんて、(ダービー兄弟はちょっと違うので)チャカくらいのもんだよな。 分身、アーマーテイクオフという、全シリーズ通してもここでしか見せないチャリオツの不思議技を駆使しながら負けるポルナレフ、よく言われることだが、「このシーンで剣針飛ばしておけば最悪アヴドゥルくらいなら死んでた」気もするのだが、それをやらなかったのはまだまだこのあとの人生のことを考えていたからなのか、それとも、実は剣針ってこのあと開発した新技だったのか。よく分からんが、考えてみるとチャリオツって色んなところが外れるのが必殺技っていうよく分からんタイプのスタンドである。この遠隔性能(?)が災いして、老後にうっかり棚の後ろからものを拾おうとしてとんでもない目にあってたしな。シンプルなスタンドのくせに、なかなか数奇な運命を辿っているもんである。PS版ジョジョを見てるとどうしてもチャリオツの剣って単なる針みたいなイメージなんだけど、アニメではちゃんと刃がある剣として描かれてるね。こっちの方が後々の設定につじつまが合うし、多分正しいのだろう。 今回はかなり原作に近い進行になっており、ポルナレフ、アヴドゥル両名の名台詞がたっぷり。これに加え、訳の分からないパースで立つポルナレフの謎ポーズまでもが完全再現。我々のコミュニティでは、あれを「すごい恰好のポルナレフ」略して「スゴナレフ」と呼ばれていた。いや、あそこだけを呼ぶための名詞がある意味が分からんけど。マジでそう呼んでた。あんなところまで完全再現なので、本当にアニメスタッフは頭がおかしいんじゃなかろうか(褒めてます)。 逆にオリジナル要素となるのは、たとえばポルポル君が女の子をクドくシーンがやたら長くなってる、なんてのがあるが、それよりも嬉しかったのは、ポルナレフとDIOの邂逅シーンが増量されていたこと。なんと、闇に紛れたDIO様の肩にはあのペット・ショップの姿が! これはめちゃめちゃ嬉しい改変。何しろ、ペットショップって作中ではイギー以外のキャラと一切絡んでないんだよね。「DIOの館を訪れた9人の男女」にも入ってないカウントだったし(ヴァニラアイス、ケニーGが入るっていのが一般的な見解で、アヌビス神は単に持ち物だし、ペットショップは最初から館に逗留していたと思われている)。考えてみれば、あの殺戮マシーンペットショップだって、DIOの力を恐れ、憧れたから守衛の任についていたはずで、一体どういう関係だったのか、っていうのはファンならば気になる要素。今回のオリジナル改変で、DIO様の肩にドヤ顔でとまっているペットショップを見て、「やっぱり飼い主と仲良かったんやな!」とほっこりした人も多かったのではなかろうか。まぁ、あの鳥、肩にとめるにはちょっとでかすぎる気もするけども……肩こりしたら冷湿布みたいで気持ちよさそう。吸血鬼が肩こりするかどうかは別として。 ちょいと私用で一仕事終えたので、自分へのご褒美として前々から欲しかったDVDを買った。それがサブジェクトにのっているこの人狼DVDである。発売は今年の2月だったのだけど、アマゾンのレビューとか見ててもそこそこ評判は悪くないみたいだったので、この機会にポチる。まぁ、大体この手のソフトなんてガチの声優オタしか買わないんだから、そういう人間は声優がわーきゃーやってるのを観るだけで満足出来るわけで、評判が悪くなるはずもないのだけど。かくいう私もそういう人種でね。割と面白かったので記念で記事あげ。 参考までに仕様を書いておくと(詳しく知りたい人はアマゾンのレビューが大体的を射てると思うのでそちらを見てね)、ディスクは2枚組で、それぞれ人狼1試合分を収録。私の買った豪華版では「完全版」と称してGMサイドから見た映像も別に収録されてるのだが、ぶっちゃけそこまで変わらない中身かもしれない(GMサイドで分かるのって、最初に役職判明する部分と、夜パートに人狼たちがどういう風に動くか、っていう部分だけなので、それ以外はほぼ一緒だったりする)。まぁ、どうせ値段にして500円しか違わないので、普通は豪華版買うと思うけどね。どうせ、私みたいな人間は1回試合を観たあとに各々のキャストの顔色や動向を伺いながらもう一周するので、豪華版の方が何かと都合は良い。 ゲームの中身については、ぶっちゃけ(人狼に関しては)素人集団なので、そこまで高度な駆け引きがあるわけではない。戦略的に見て微妙な部分も散見されるし、ルーリングもシンプルなので山場は分かりやすい。その分、人狼初心者にも取っつきやすい内容と言える。もちろん、彼女たちの本職は「役者」であるわけで、外野から見ても誰が人狼なのかはそうそう分かりはしない。初回視聴は犯人捜しをしながら充分楽しめるはずだ。また、これが彼女たちの持って生まれた天運なのか、適当にゲームをやっているはずなのに、何故か展開は割とドラマティックになる。実際の人狼をやってると、たまにサクサクと予言者が人狼を看破してゲームが終わってしまったり、適当に吊った人間が人狼だったりすることがままあるのだが、幸いにも、このソフトの人狼に関してはそんなことはない(まぁ、そんなもん商品にしないだろうけども)。分かりやすくも充分なドラマが楽しめるはずだ。所要時間は2試合とも1時間強。11人のキャストは割と漏れなく活躍するシーンがあるので、キャストの中に半数以上の贔屓の声優がいれば買っても損は無いのではなかろうか。もちろん、私のように「若手声優のガチトークを見てるだけで幸せ」という人間は言わずもがなである。みんなガチで勝負しているので、普段のトークでは見られないような一面が見られるのも素敵要素ですぜ。 以下、各キャストについての簡単なまとめをしておくので参考まで。もちろん、商品の性質上、極力ネタバレにならないように書いていきますんでね。<以下、アイウエオ順>
・荒川美穂 美穂姉ぇさんは真っ直ぐ美人。知性派かインパクト派かで言えば知性派寄り。年齢非公開だけどひとまず「美穂姉ぇ」と呼ばれ、他の参加者からは「いつも視線が真っ直ぐ」「ポーカーフェイス側代表」と称される(おかげでいらぬ嫌疑をかけられたりもする)。普段は割とおっとり目ではあるが、いざ吊られそうになったときの彼女の必死の抵抗はなかなかの見せ場となっている。
・大亀あすか 最初にこのDVD企画を見た時に「なんでおるねん、亀ちゃん無理やろ」と正直思った。そして当然インパクト派寄り。ただ、このソフトでは意外にも大人しい方の部類だったかもしれない。彼女の見せ場は1試合目中盤に訪れる。
・大久保瑠美 出演作の多さからか、回りのキャストの架け橋的な役割を務めていた印象が強い。どっちかっていうと知性派寄り。不思議と生存率が高く、2試合とも後半まで残ったため、なんかやけに辛そうな表情が目立つので、彼女の困り顔を見たい人にお勧め。名シーンはみかこしに「怪しいんだよ! この腹黒ピンク!」と振られるシーンだろうか。まぁ、確かにごらく部で人狼やったら……ねぇ。
・小松未可子 意外にも、今作で割と地味な方のスタンス。途中で「全く思考が追いついてない」と漏らすなど、案外こういうゲームは苦手だったのか、単に初めてだったおかげで手探りだったのか。2試合目になるとだいぶ慣れてきて、他のキャストいじりが勢いを増してくるのが良い。多分知性派寄り?
・東山奈央 意外や意外、今作最大の知性派として強烈な仕事をしてのける。奈央ぼうファンは彼女の雄姿だけでも一見の価値あり。台詞が完全に参謀役ポジションのものになっており、回りからの信頼も厚い。こんな子だったっけ?
・長妻樹里 今回のキャストの中ではキャリアが一番浅い。おかげで回りからは割といじられポジション。2試合目にもなると「ウルフ?」「ワイフ!」という謎のやりとりがすっかり定着していて、なかなかの愛されキャラである。おかげでどっちかっていうとインパクト寄り。あおちゃんとの謎の事務所繋がりがいちいちアツい。
・西明日香 自称「ドッジボールから延々逃げ続けるポジション」。普段は前面に押し出されるポンコツ成分はこのゲームにおいてはなかなか原動力にはならないので、割と傍観者っぽくなっている。全て直感で動くタイプなので、1試合目での演説シーンがなかなかの見もの。いちいち歪みまくる顔芸も見ていてハラハラするセールスポイントと言える。
・早見沙織 いつものはやみん。知性派かと思いきや、なんか「一般人代表」みたいな状態で終始オロオロしているので、主な仕事は回りに振り回される驚き役である。もちろん、だからこそ「裏の顔」にも期待はかかるわけだが。
・福原香織 今回最年長(生年不詳の美穂姉ぇを除くが、多分間違いない)なので、回りから妙な信頼感があり、本人もそれにのって微妙に大物ぶってるキャラになってるのが普段とのギャップでなかなか笑える。いや、でも案外本当に洞察力はあるのかもしれない。「退場間際の捨て台詞」という謎の芸を獲得する。
・村川梨衣 本作の主人公。いや、いつものりえしょんでしかないのだけど。いつも通りなので当然舞台は常に彼女を中心に回るのであります。本作最大のインパクト派であり、様々な場面で大活躍する。「りえしょんファンは買い」というのだけは間違いない事実である。回りのみんな、本当にりえしょんに優しい。
・悠木碧 元々ゲーム脳のきらいがあるので、この手のゲームへの順応は早い。いつも通りながらも陰で蠢く知略を感じさせる。2試合目では彼女を巡る謎がゲームの中心となる。 相変わらずサブタイトル関係ねぇな! 第5話。いや、一応関係してるけども。そこじゃねぇよ、サブタイにすべきはよ。 割かし真面目なシナリオが続いています。いや、今作における真面目ってのをどの程度の範囲で捉えたらいいのかがよく分からなくなってくるけども、とにかく作中人物はみんな真剣だった(毎回そうか?)。特に、孝一とリッツという対立構図ははっきりしており、ロボット搭乗者が2人ともかなり真剣だったらしいので、この作品のこっそりとした売りであるロボット戦闘の鈍くて重い感じは、充分堪能出来たのではなかろうか。まぁ、南極ロボが変形した時に「気持ち悪い」って直球な表現したり、ダイミダラーの造形を評して「道理で適当だと思った」と言ったり、相変わらず外見については酷いことしか言われていないのだが……いや、事実だしね。「チャクラの装填ポイントとして人体と同じ構造が必要」っていう理屈は分からないではないが、それがあの適当な造形の理由にはなるまいよ。既に後継ロボが作られてるんだから、その余裕があるなら右腕部くらい補強しても良かったんじゃなかろうか。でもまぁ、ダイミダラーが強くなっちゃうと、今回みたいな凄絶な大破シーンが描けなくなってたわけだから、これはコレでよかったと言えなくもない……のかな? プリンス勢力側は相変わらずのらりくらりとしたシナリオ展開で、いつも揉めてはくっつきを繰り返している孝一・恭子コンビが今回も微妙な軋轢でドギマギしている。孝一が阿呆なのはいいとしても、恭子さんのチョロさがホントに将来心配になるレベル。挙げ句あんな悲惨な最期で孝一を失ってしまい、これから先の彼女は一体どうやって生きていけばいいのやら。次週から主人公交替すんのか? まぁ、別に孝一が死んだなんて思っちゃいないが、5話目で一旦主人公を切り替えてくるってのはなかなか斬新である。どんだけ適当なんだ、この町の正義は。 それに対し、非常にまとまっており、友情・人徳にも厚くて応援したくなるのがペンギン帝国側。帝王様は割と話の分かる人だし、何よりもリッツのことを非常に大切に思ってくれている人格者。更に、そんなペンギンの愛に応えるようにしてリッツも熱いスピリッツで戦いに挑んでいる。どう考えても、普通の少年漫画の正義としての権利を持っているのは帝国側だろう。ビラ配りで丁寧に知名度を上げて今後の作戦に繋げようという、賢明かつ地道な活動スタイルも好感が持てるしね。まさに、この世界の住民のように「ダイミダラーが来ると困る!」と思いながら、ペンギン帝国を応援していきたい。しかしそれにしてもリッツは可愛いなぁ。熱血台詞も堂に入ってるし、ちょっとおかしくなっちゃったリッツも、狂気の中に素の状態の可愛らしさが見え隠れしていてなかなかキュートである。もう、リッツさえいればいいんじゃないかな。 ゲキ鬱展開キタワー、第5話。考え得る限り最悪の展開じゃないですかー、誰も幸せになって無いじゃないですかー、もう、この事態を収めるにはるう子が概念になるしかないじゃないですかー。 ついに明かされたWXIOSSの真実。「3回勝てば夢限少女」というプラス面での契約のみが明かされており、「まぁ、3回負ければゲームオーバーですけどね(ニッコリ)」と終了タイミングはほんの一部しか契約内容が公開されていなかった。どんだけ悪徳な金融業者でも、一応契約する際にはこっそり条項に書き添えておくもんだが、この世界の契約は、なんと提示義務がない。闇金の口約束みたいなもんである。3回敗北時のペナルティは、1つ、「セレクターとして関わった記憶を全て失う」。まぁ、これはしょうがないかもしれない。こうした措置をとっておかないと世間にはルリグ知識を持った女子中学生で溢れかえってしまう可能性もあるし、むしろ叶わなかった願いのことはさっぱり忘れて次の人生を歩めるならば単なるアフターケアともとれる。世の中には一週間で友達の記憶を全部忘れてしまう女の子だっているわけだし、いざ契約内容を知った上で記憶の保持に務めたいなら、それこそ日記に書いておくとか、回りの友達と結託し、互いに記憶を保証しあうギルドのようなものを結成してしまえば、ある程度フォロー出来るはずのものである。 しかし、2つ目がエグい。「願いがマイナスになる」。これ、どう考えても割に合わない。一衣の願いが万一叶っていた場合、世界中の全人類が彼女の友達と認識されるようになるっていう契約内容だったとしても、あまりにもその反作用が強すぎる。そもそも夢限少女なんてゴールは一切条件提示されておらず、「まぁ、そのうちゴール出来るかもね」という程度の概念であり、「夢は確かに叶う。叶うが……今回はまだ、その時と場所の指定まではしていない。つまり、ルリグがその気になれば、夢限少女達成は10年後20年後ということも可能だろう……ということっ!!」 ひどい! その割に取り立ては負けた瞬間だ。どう考えても倍率的には負けの方がでかいはずなのだから、勝った時の褒賞と負けたときのペナルティが1対1対応してたらアカンのである。これ、契約内容を全部知った上でだったら、1割も契約する人間いないだろ。ただのギャンブラーか破滅型の人間だけやで。まぁ、ルリグも条件については口外出来ない決まりになっていたのだろうけども……その割に花代さんはポロポロと情報は小出しにしてるし、晶は目撃したおかげでなんとなくその辺は察してるんだよな(ってことは伊緒奈も知ってる)。うーむ、るう子たちがやるべきは、まず契約内容を疑って徹底的に調査することだったんだな……。 ただ、分からないことが1つあり、何故一衣はあの待ち合わせ場所で試合に応じてしまったのか、というところが不思議ではある。彼女の中で「もう負けてもいいか」という思いがあったからこそ気軽に応じてしまっただけなのかもしれないが、友達がもうちょっとで来るかも、というタイミングで誰もと知らない相手からの申し出を受けるのはやや不自然な気がする。緑子さんは何かを懸念していたようでもあるので、ひょっとしたらセレクターになってしまった人間は、決着がつくまで嫌でもバトルし続けなければいけないような制約もあるのかもしれない。さぁ、全員破滅待った無しだ。しかし、それにしたって一衣の惨状は目に余る。あんなに軽い気持ちで設定したささやかな願い。視聴者側からも「いや、そんなもん使わないで真っ当な方法で友達作ろうよ」と総突っ込みを受けていた願い。実際、あっという間に叶っちゃった願い。その裏返しが、彼女の人生を全て崩壊させるまでの破壊力を持っていたのである。「一生友達が出来ない」縛りって、確実に人生詰んでる。多分、死ぬよりもずっと辛い。友達が駄目で、親しさを感じさせる人間と一緒にいると身体的苦痛を伴うってことは、友達はもちろん恋人も絶対出来ない。どれだけ周りの人間が献身的に彼女の事を思っても、彼女はそのたびにどんどん人間が怖くなっていく。確実にゲームオーバーやん。多分、早晩首吊るしかない。どうしてこうなった。「陽のイメージが反転して陰」っていうのは「魔法少女かと思ったら死体だったし魔女の卵だった」っていうのと全く同じ構図なんだけど、魔女になった女の子はまだ現世とは隔絶していたし、他の魔法少女に討滅してもらえる可能性もあったから救いがあったが(いや、あんま無いけど)、セレクター落ちの子たちは地続きの人生でペナルティと向き合わなきゃいけないから救われない。いや、たまたま一衣ちゃんの願いがピンポイントであかんところを突いてただけかな……遊月が負けたら弟君に一生口聞いてもらえなくなるか、弟君が突然死するかのどっちかだろうけど……あかん、やっぱきついな。るう子、早く概念になって助けてくれ。この世界からWIXOSSを一掃してくれ。主にタカラトミーが困るな。わけがわからないよ。しかし、いかんせんこの世界には暁美ほむらがいない。もう、どうにも救われない。 次回は、こんな状況下でも安定のド外道のあきらっきーといよいよ対戦。彼女の願いはなんなんでしょうね。もう、ここまで酷い展開になると、晶がボロ負けして、必死に追い求めた願いのマイナス査定を叩きつけられるシーンが楽しみで仕方ないわ。あいつのことだから「綺麗になりたい」とか「世界で一番愛されたい」とかかなぁ。「憎いアイツをぬっ殺したい」とかだったら笑える。そして、今回ついに伊緒奈の試合シーンが少しだけ公開。あれは畜生のデュエルですわ。1ターン目「思考囲い」から2ターン目「苦花」に繋げる顔ですわ。いや−、カードゲームまじ怖い。 そういや1日って映画安いやん、ということを思い出し、駆け込み視聴へ。ゴールデンウィーク中だからそこそこ混んでたけどね。まぁ、安く見られるならそっちの方がいいでしょう。
<一応、以下はネタバレ注意。まぁ、ネタとか特にないけども>
さて、世間的にはそれなりに評判も良いみたいなのだが……はぁぁぁぁん。凄かったです。これはたまらん。世界中の西明日香ご推薦です。どんな内容かを一言で説明すると、「たまこのラブストーリー」です。ホントにそれだけです。もっと細かくあらすじを書くと、もち蔵がたまこに告白します、たまこが悩みます、返事します。終わりです。本当にそれで終わりです。でも、これで良いのです。コレがよいのです。これがすごく良いのです。まったくもって比べるものではないけど、京アニ映画の中では一番好きかもしれない。もう、とにかくたまこが、もち蔵が、みどりちゃんが、かんなちゃんが。はぁぁぁぁぁぁん。 そうね、たとえば、152キロのストレートが投げられるピッチャーは最近の日本の野球界にもそれなりにいるけど、フルイニング、100球以上投げても球威もコントロールも落ちずに投げ続けられる人間はそうそういない。全盛期のダルビッシュでもキツイ。しかし、この映画はそれをやってのけている。ラブコメアニメ、青春アニメを見ると、クライマックスに盛り上がってきゅんきゅんすることがある。中二病なんかはアニメシリーズ2回でどっちもそうだった。特に2期は水族館、鹿児島、最終回で3回もきゅんきゅんした。でも、それだってテレビシリーズで3回だ。この映画は、開始直後から始まって、ほぼずっとこれが維持される。ずっとドキドキしっぱなしで、まさに視聴者が恋する高校生になれる。中の人の言葉を借りるなら、本当に「穏やかじゃないわね」。もう、ずっと涙腺を寸止めされてる感じで感情のコントロールが大変だ。 京アニが作る純愛ストーリーの破壊力はいつもの通りである。絵に力があり、動きに意味が込められているのはいつものこと。山田監督をはじめとするスタッフ陣の力に疑問を差し挟む余地はない。おそらく、京アニ作品ではこれまでだってやろうと思えばこういったものを作れたのだろう。しかし時代の要請か、はたまた気まぐれなのか、これまで、意外にも「ド直球のラブストーリー」っていうのはあんまりなかった。あらゆる作品に「ラブ」の要素はあるはずなのが、それはあくまでシナリオの流れの1つであり、そこにメインテーマが置かれたことがなかった。そして、満を持して北白川たまこと、大路もち蔵が挑戦権を手にし、見事にゴールにバトンを繋いだのだ。これが本気というやつだ。もう、何もかもかなぐり捨てて、それだけを描いた潔さは、充分にペイするだけの純度にまで仕上がっている。これだけシンプルな筋立てなのに、1つのドラマとして一切の無駄がなく、どこまでも周到に1つのゴールへ向けて紡がれていくその物語は、まさに「ラブストーリー」と冠するのに相応しい。 もうちょっと具体的に中身に触れると、今作の面白いところは、前半と後半ではっきりと主人公が入れ替わっているところ。前半はもち蔵視点を中心にし、「いかに告白するか」までを扱っている。そして、みどりちゃんに太鼓判を押された通りに、もち蔵はきちんと男を見せたのである。中盤のクライマックスとなった告白シーンは、もう本当にどうにかなってしまうそうなドキドキ具合。頑張った男の子。そして、そこから先はたまこのターン。何故かべらんめぇ口調に変貌するテンパリたまこは、「マジでこの子は一切これまでそういうこと考えずに生きてきたんか……」と絶句するほどのピュアピュアっぷりだが、それこそがたまこである。そして、彼女はアホで天然ではあるが、はっきりと自分自身の問題に向き合わなければならないことを自覚する出来る強さと、全てに最善の結果をもたらすだけの優しさを持ち合わせている。最終的にはクラスメイトに色々とアドバイスをもらう形になっていたが、彼女が真正面から「挫けて」漏らしたのはみどりちゃんただ1人。それ以外の局面では、全て自分で考え、自分の意志で動いて決着をつけた。そこにいたるまで、随分時間がかかってしまったが、そりゃぁ北白川たまこなのだからしょうがない。彼女があそこから二つ返事で答えを出したら、そりゃ嘘だろう。とにかく迷って、悩んで、苦しんでゴールへと至るまでの道程は、どんなにアツいスポ根ものよりも、努力があって、勝利があった。もう、こんな女の子がいるなら国で保護した方が良い。もち蔵は、末永く爆発してもらうしかない。 徹頭徹尾「ラブ」を描いた物語であり、そこには本当にグルグルとかき乱される男の子と、女の子の気持ちだけがある。2人して悩みぬくシーンは、要所要所でBGMすらなくなり、ひたすら2人の内面へと沈み込む演出となっている。きっかけとなったBGMを拾い上げると藤原啓治の熱唱ラブソングだったりするのも愉快だ。どれだけたまこが内へ内へと籠もりきったときでも、ちゃんと回りに家族がいて、友達がいて、商店街のみんなが居てくれるのがとても暖かい。誰もが皆「たまこがちょっとヘンだぞ」ということには気付いているのに、1人として「何かあったの?」と直接的に聞いてくる人はいない。みんな、必要とあらばたまこが自分から聞いてくるだろうことは分かっているのだし、そうしないということは、あとはたまこを回りから見守るだけでいいということを知っているのだ。何も親身に尽くすばかりが愛情ではない。こうして、「ただ周りにいること」が力になる関係がある。そして、男女の恋愛感情なんてものはどこまで言っても2人の問題なのだから、このお話における商店街全体のスタンスは、どこまでも模範的である。ほんと、「悪意の無い世界」が素晴らしい。「けいおん」や「たまゆら」などでも「悪意のない世界」というのは描かれていたのだが、その中心が「ラブ」なのって本当に珍しいし、とてもとても難度の高い作品だったと思う。よくもまぁ、ここまでのものに仕上がったものだ。あのエンディングの潔さも恐ろしいほど。これはもう、ずっときゅんきゅんしていよう。いくらでも未来予想図が描ける、「万人が幸せになれるエンディング」であった。 もちろん、たまこともち蔵以外の回りの人間の活躍もちゃんとフォローしないと片手落ちの感は否めない。ホントにね、テレビシリーズでも随分打ちのめされたんだけどね、みどりちゃんの表情が映るたびに辛くなるよね。たまこももち蔵も彼女の気持ちは理解してない状態でこれだけのドラマを作っちゃってるからなぁ……本当に切なすぎてどうしようもなくなる。でも、たまこのためにならどこまででも尽くしてくれる。なんかもう……幸せになってくれ……。たまこがただ1人、親友として弱音を漏らしてくれたのが自分だった、っていうことを理解したみどりちゃんの心境が、本当にどうしていいのか分からないのよね。嬉しいけど、悲しい。彼女の矛盾は解消することはないのだろうなぁ……。対照的に100%賑やかしポジションのかんなちゃん。今作のお笑いポイントの6割は彼女が持っていった(あと3割くらいがテンパリたまこ)。流石に1人じゃ家は建てられないと思うぞ。そんなん言われた恋人はどうしたらいいんだ。とりあえず土地用意しろ土地!(用意しそうで怖い) その他にも、わたくし的にはあんこちゃんは相変わらず重要なポジションだし、今作は北白川家・大路家の両親も本当に大事な役割を果たしている。特にたまこの親父さんは、2人の関係について(というかもち蔵の気持ちについて)は大体分かった上で、あの病院での台詞を言ってるんだよなぁ。「男だから」っていう理由で語りあえるあの関係性はすごく羨ましい。そして要所で締める喫茶店のマスター。まぁ、彼がどこまで分かってしゃべってるのかは謎のままですけどね。本当にいいとこだよね、うさぎ山商店街。テレビシリーズでこの「舞台」を丁寧にお膳立てし、外堀が完全に埋まった状態で、劇場版は直球のみを放り続ける。このディレクションはものすごい英断だったなぁ。アニメ映画の新しい指針になるかもしれない。いや、割とマジで。 さぁ、最後は当然中の人の話だ。もう、みんなで「綺麗な洲崎綾」を堪能しようじゃないか。やっぱりあやっぺは強いわ。マコがいようが、リッツがいようが(そしてあやっぺ本人がいようが)、たまこはどこまでもたまこになる。どこまでも純粋に目標に向かって邁進する中の人のピュアな部分が、全てここに特濃で現れ出ている。もう、それだけで充分だ。もちろん、もち蔵の中の人だってかなり頑張ってたんだ。告白シーンとか、本当にドキドキしっぱなしでしたしね。もう、とりあえず今作はこの2人で充分だわ。 めめちゃんの体操着姿がエラい事に、第4話。あれ、もう犯罪なんじゃないかな……そりゃアーニャちゃんじゃなくても頬を染めますわ。改めて見て、ブルマって文化は廃れるべくして廃れるんだなぁ、としみじみ思いましたね。幼きあの日に、何故僕はもっとしっかり目に焼き付けておかなかったのか。 今回は「3人のお話」ではなく、つぐみちゃん単体のお話。話し相手をちょいちょい変えながら、彼女なりの死武専での目標を模索していく。確かに、単に「武器になっちゃったから」っていう理由だけでいきなり異国の地のヘンテコ専門学校に送られてしまったのだから、将来設計なんて無いに決まってるんだよな。今回明かされて驚いたのは、「武器は遺伝」っていうところね。その理屈だとマカは武器になっててもいいはずなんだけども……まぁ、優性とか劣性とかがあるのかもしれません。しかも思春期頃に発現する可能性が高いって……随分迷惑な性質だよなぁ。全然武器のこととか考えずに、「そろそろ真剣に将来の可能性を考えなくちゃ」って思っていた中高生とかが、突然「あなた、武器です」って言われるわけでしょ? そりゃショックだわ。親御さんも赤飯炊いてる場合じゃないわ。多分武器はこの世界では特殊な立場だろうから、ひょっとしたら武器と認定された人間は職業選択が制限されるかもしれない(少なくともスポーツ選手とかにはなれないだろうよ)。ま、そりゃ死武専行くわな。そういや「先祖代々武器の遺伝子が……」って言ってたけど、トンプソン姉妹みたいな銃の家系は一体いつの時代に発生したもんなんだよ。確か、彼女らってオートマチックの銃になるよね。どんな世界だ。 そして、そんな悩ましげな武器の人間は、職人とは違う授業カリキュラムが組まれている。ま、そりゃそうか。武器専門の授業とか職人がとってもしょうがないし。アーニャたちが授業に行ってる間につぐみが暇そうにしてたってことは、死武専って大学みたいな単位制なのかしらね。しかもこの日は1日ずっと暇そうにしてたぞ。新入生なんだから授業入れとけよ。留年すんぞ。出来の良い先輩がくつろいでるからって油断したらあかん。 結局、つぐみは自分の目標を見つけることは出来なかったわけだが、何となく出来の良い同輩との親睦が深まったし、ルームメイトのエロい姿もたっぷり拝むことが出来た。そして何より、憧れの先輩が実は割と変な奴なんじゃないかってことも確認出来たのだ。これはこれでOKである。マカさんたちは授業時間中にあんなとこフラフラして何してんでしょうね。そういや、この作品ってまだキッド出てきてない? |
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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