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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 一応、前回M13のときにも書いたので、せっかくフルスポイラを書いたのだから、これはこれでやっておこう。先に言い訳を書いておくが、最近すっかり構築戦にも縁遠くなってしまっているし、スタンの状況ですらときたま記事を見て「へー、そんなデッキがねぇ」とか眺めているだけの状態であるから、予測や寸評は当然眉唾である。当然、ここに記載された情報が正しいものになるかどうかは、自己責任で判断をお願いしたい。

 


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 1話とは何だったのか、第2話。そうだな、この雰囲気になってこその畠山作品な気がする。ずーっと暗い中に、不思議な色彩が溢れていてステンドグラス越しに観てるみたいなドキドキがある。よくもまぁディティールを維持しながらこういう幻想性を引っ張り出してくるものだと思う。

 1話目のあらすじ紹介が終了し、今回から本格的に新作品へと突入した。1話目くらいは連載始まった時に立ち読みしてたので何となく覚えているが、「あの」ジュンを知っていると「何が始まったんや」と愕然とする。いや、元々のジュンも充分引きこもりだったわけだが……「中学時代に人間関係にミスって、そのまま不登校から大学でぼっち」とか、マジで勘弁してほしいプロフィール。バイト先での冷遇っぷりも見事なもので、よくこれで引きこもりから立ち直った状態で頑張れているな、と感心してしまう。一度社会復帰を志して大検受けた人間だから、そのあたりの精神面は強化されているということだろうか。考えてることはあんまり成長したようには見えなかったけども……。結局、今回はドールが1体も登場せず、無心にヤスリがけしてドールを作る孤独な大学生の様子が描かれるに留まった。いや、でもな、なんだかんだでちゃんとバイトの同僚の女の子には声かけられているしな。あの娘はええ子やないか。高森奈津美ボイスってのもポイント高いよな。

 お話の方はまだジリジリとして動かないので、あとはそのじっとりとした薄暗い空気を堪能するアニメということになっている。何せ今回も監督手ずからのコンテ回である。この人は画作りが特徴的なのにやたら手が早いようで、「さんかれあ」の時にも半分近くのコンテを自ら担当していた。そして「世界観の統制」ということを考えると、この手間は値千金である。きちんとディレクションが示されることで他の人もコンテ演出に手を付けやすくなるだろうし、何よりも視聴者が観やすい環境を作り上げてくれる。今回も、だいぶ話題になったらしい「謎の赤丸」などの独特な演出が目を引くものに仕上がっており、相変わらず退屈させない。まぁ、あの赤丸が「ミスじゃないか」と話題になるあたり、今の視聴者って一体どうなってるんだ、と不安にはなるが……演出意図が分からない、というならいいが(実際私もよく分かってないし)、あれをミスだと思うのは流石にどうかと思う。アニメ作って視聴者に届けた後に「演出なんで」とわざわざ説明するスタッフってのも、心苦しいものがあるよなぁ。

 とはいえ、形はどうあれ、視聴者が「画面を気にして」くれるようになるのは悪いことではあるまい。今後も色々と意匠を凝らした画が見られることが期待出来るだろう。

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○「ふたりはミルキィホームズ」 4

 再び帰還を果たしたミルキィホームズ。しかし、その帰還はどこかいびつであり、放送時間の前半パートは、何と中の人の顔出しバラエティが実写放送されるという、どないやねんな形態になっている。幸か不幸かミルキィについては中の人バラエティもすっかり定着しており、流石に「三十歳の保健体育」とか、そういう実写パートほどの誰得感があるわけではないのだが、やっぱりアニメシリーズで30分放送じゃないのは少し寂しい。

 そしてここはあくまでもアニメについて書く場所なので、まずはアニメパートだけに絞って書いていくことになる。「シリーズ3期目」と銘打たれているのをどこかで見た記憶があるのだが、残念ながらこの作品は僕らの知っているミルキィの3期目ではない。正確な表記をするならば、「ミルキィホームズAlternative」の続編とするべきである。基本がシリアスベースで進行し、作中ではミルキィホームズは駄目駄目のダメダメ軍団ではなく、きちんとヨコハマの英雄として描かれている。何より、怪盗帝国が登場しない時点で色々違う。この世界は、多分熊のパンチで崖下に転落してバリツしたり、ラードの神に愛された豚野郎が世界を牛耳ったりはしないのである。別にこちらの世界観が悪いというわけではないのだが、やはりミルキィといえば頭のネジが外れるどころか最初からネジをへし折る勢いでブン回す森脇・池端版を期待してしまうのは仕方ないところ。そういう意味では、残念な「3期目」になってしまった。

 もちろん、そうした期待感を取り除けば作品としては無難である。監督は錦織博、製作はJ.C.とノーマッドということで、ブシロードの源流となるブロッコリー系列を考えるならば、むしろ原点回帰で由緒正しい方向性とすらいえる。尺が短いおかげか画面のクオリティも悪くない水準で、藤田まり子の懐かしいデザインもきちんと機能している。このまま1クールやってくれるならば、ミルキィのアナザーワールドとしてある程度まとまった話は期待出来るだろう。そういう意味では、決して期待を裏切るようなものにはなっていない。あくまで「思てたんと違う」だけである。ミルキィ好きの人間ならば、これもきちんと視聴して新たな歴史としてお勉強を欠かさないようにはしたい。タイトルからも分かるように、今回はメインメンバーに白と黒が新たに加わるところが最大のポイントなわけだが、ひとまずこのシリアス世界で加入させておいて、是非とも破滅的ミルキィワールドに転写したときにどうなるのかを見せて欲しいものだ。今のところ、2人ともすげぇ普通だし。

 中の人については、白の方は今回がオーディションデビューということで、それと分かるくらいの質。まぁ、元々のミルキィだって似たような部分はありましたから。GAなんかもっともっと酷かったし。こういうデビューの仕方もある方が、業界の活性化を考えれば面白いところ。視聴者も一緒になって新人の技術向上を見守ろう。黒の方は割と普通。驚いたのは、この寺川愛美という声優は、実は歌手の愛美のことだったという。全然知らなかった。「Live for Life」とか、名曲揃いですよ。ミルキィ内でソロで歌うチャンスはあるでしょうか。その他、小衣ちゃんの部下の人が秋山殿だったりするのはちょっと楽しい。中上育実は声が個性的で楽しいね。こうしてみると彼女と井澤詩織が一緒に居た大洗ってすげぇ学校だったんだな。

 メインの中の人については今更語ることもないよね。むしろ実写パートの方が見物だし。放送開始初回からいきなり名物である「食い物を貪る三森すずこ」が見られたのは眼福。ファンサービスを心得とるなー。

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 しっぽりする、第2話。なんか色んな要素がじわっと来るアニメ。見慣れた景色しか出てこないというロケーションの問題に加えて、今回はお母さんが絡む家族のお話だから、特にね。タイトルに「家族」って入ってるんだからファミリードラマになるのは当たり前なんだけども。

 1話で中心となった弁天様はほとんど出てこなかったが、冒頭の能登ボイスだけで充分過ぎる仕事を果たしていた。なんでこんなにも能登は能登なのだろう。久米田絵のこまっしゃくれた女なんて色気はほとんどないはずなのに、この弁天様は実に妖艶な人なのだろうな、というのが嫌でも脳髄に染みこんでくる。彼女に食われたんじゃ、親父様もしかたあるめぇ。「狸なのだから鍋にされるのはよくあること」っておかあちゃんが言ってたのはすごく切なかったけども。他の女に旦那を寝取られるっていうのなら分かるが、他の女に旦那を食われるってのはやるせなかろうなぁ。

 今回は、母上様に加えて初登場の次男が登場。「面白く」をモットーに奔放に人へと化け変わる三男とは対照的に、人に化けるどころかいちいち変化することすら捨て去った完全な世捨て人(狸)であり、何故か選んだのは寺社の古井戸の蛙。「まさに井の中の蛙」と自虐的に笑っていたが、なるほど、自由に姿形と生き方を変えられるということは、こういう選択肢もありなのだな。……俺もこうなりそうな気がするなぁ……面倒臭いものなぁ。次男を演じるのは吉野裕行。こうして家族が出そろうとあまりにも個性が強すぎる一家であるが、それぞれの立ち位置は絶妙で、互いに反目し合いながらも理解し合う部分が根底にあり、互いに気にしながらも不干渉を守るその姿勢は、確かに「家族」のあり方なのかもしれない。自由人のお母様が平時にはそれなりに楽しそうに生きているみたいなので、今はこの状態で良いのだろうね。お母さんに心配かけるのだけは駄目だと思うけどさ。そう考えると一番心配なのは末っ子なのかなぁ。

 夷川発電所なる謎の施設で働いていた末っ子は、仲の悪い別な一家からいじめられながらも健気に働く良いショタっ子である。健気なのは大変結構なことだが、そこで頑張って何か得るものがあるのかどうかはちょっと不安。っつうか、あそこの疎水沿いであんな妖怪大戦争が勃発するのはどうかと思う。そこまで人通りの少ないとこでもないし、そもそも回り住宅地やで。日も落ちないような時間帯からライオンやら虎やらが暴れ回ってたら怖くて仕方ないわ。怪しげな人力とかも駆けつけるしさぁ。あの人力の演出は面白かったけども。流石にいくら京都でも、あのあたりまでは人力車は出てきませんね。

 結局、兄弟が力を合わせて最後に挑んだミッションは母親探しであった。あのビリヤード場がどこだったのかよく分からないが、鴨川沿いにそんなお店があったのかしら。逃げた方向も分からずに、長兄がテンパリ過ぎである。1話を見た時点だといけ好かないヤツかと思ったけど、今週のテンパリぶりを見たら割と良い奴な気もしてきた。「同志社方面に探しに!」って言ってたけど、そっち商店街とか人通り多いから、多分狸がいたら一発でばれるぞ。結局橋の下で救出された愛らしい姿のお母様。助けてくれたのはこれまた夷川の一家だったらしく。こちらは女の子で、声があやねるなんだな。今回のあやねるの声を聞いて、「あれ、この子ってひょっとして意外といい声してるのかも」と思えた。普段はまだまだ要精進な演技の部分ばっかり気になってたのだけど、今回は姿が見えずにどこか神秘的な声だけが聞こえてくるという演出になっていて、なんだかすごく気持ちの良い声だった。使い方を工夫すれば、案外この業界でも真っ当な売り方で伸びる子かもしれませんよ。

 なんの話だっけ。まぁ、今週も綺麗なアニメだったし、良いお散歩コースであった。これさえ見てればクソ暑い夏に外出せんでもそれなりに外に出た気分になれそうな気がする。

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○「Fate/Kaleid liner プリズマ☆イリヤ」 6

 ローリーローリーローリ〜〜〜小学生は最高だぜッ! 「元ネタがエロゲの」「小学生キャラが」「スピンオフで」「魔法少女に!」ユーノ君! 早く来てくれー!

 というわけで、ある意味Fateの新作、ある意味「なんちゃって魔法少女」の新作である。「なんちゃって魔法少女」は今や業界では定番になりつつある枠。その先駆けはおそらく「ナースウィッチ小麦ちゃんマジカルて」になるんじゃないかと思っているわけだが、その流れからどこぞのサブミッション少女がおり、最近だったらマジでオタクなイングリッシュとか、魔女っ子ミラクるんとか、なんかもういっぱいいる。そんな基幹産業に、また新たな少女が入門することになった。まぁ、「新たな」とは言ったものの、既に彼女の場合は過去にいくらでも魔法は使ってましたけども。主な仕事は「やっちゃえバーサーカー!」。切嗣さん、お宅の娘さん、こんな子になっちゃいましたよ……。

 で、どんな経緯であの「Fate」シリーズがこんなアニメになっちゃったのかは知らないが、ドタバタしてるイリヤが可愛いから、なんかもうどうでもいいや。驚いたのはこの作品も大沼さんとSILVER LINKの手によるものであるということ。1シーズンに元請で2本同時並行ってのはかなり珍しい。スケジュールとか大丈夫なんだろうか。どちらの作品も1話目は割と面白かったので、出来ることなら万全の状態で最後まで乗り切ってほしいものだけど。比較は難しいのだが、こちらの作品の方が「わたモテ」よりもさらに大沼さんのテイストが薄く、基本的に「絵が綺麗でぬるぬる動く」クオリティを武器にしているように見える。特にマジカルステッキ連中の動きはマジでキモいレベルであり、胡散臭さも相まって単にしゃべってるだけでもギャグになっている。もちろんその他の絵柄も面白く仕上がっており、イリヤのぷにっとしたデザインは非常に可愛らしいし、丸っこいだけじゃなくてディティールにもこだわり、金髪碧眼美少女としての持ち味を存分に発揮している。「Fate/zero」のときのイリヤも可愛らしかったが、こちらも負けず劣らずだ。

 そして、そんな幼女が風呂場で、つまり全裸で魔法少女契約を交わすことになり、放送時間の1/3くらいはずっと裸のままという、今のご時世じゃぁ色々大変そうなところとかが素晴らしい。何せ女子高生の遠坂凜さんを年増呼ばわりしてしまう世界なわけで、そのロリ度は今後も容赦無いことになりそうである。おかしいなぁ、別な魔法少女の世界では凜(の中の人)も立派な幼女だったのに……時空管理局から八神二佐を召喚してお仕置きすることは出来ないものだろうか。

 そんな凜のデザインも割とコンパクトにまとまっているし、過去作品とデザインを比較して明らかに違和感があるのは士郎ぐらいのもの。そして士郎は違和感があっても別に問題はないので、最終的に「イリヤ可愛いな!」と言えれば万事解決。えげつない性格のマジカルステッキとの掛け合いをメインに、今後もアホな詐欺漫才が楽しめそうである。それにしても、どこぞのインキュベーターよりも酷い勧誘ってのは初めて見たな……あれ、クーリングオフは利かないのかなぁ。

 ちなみにこれまでのシリーズで見たことのないキャラもうじゃうじゃ出てきているが、もう調べるの面倒臭いので全部新キャラのつもりで見てる。伊藤静演じる凜のライバルっぽいキャラとか、果たしてこのアニメのオリジナルなのか、それとも別作品のキャラなのか。そのうち気が向いたら調べる時が来るかもしれない。イリヤのクラスで一言だけしゃべったしゅが美キャラは、多分オリジナルだろうなぁ。単なる「小学生女子魔女っ子もの」って考えると、今後登場するキャストも楽しそうである。しかし、まさかこのタイミングで門脇舞以主演作品が2本も放送されるとはね。舞太のイリヤは純正ロリ力が高くて大変よろしい。謎の詐欺ステッキの中の人は高野直子らしい。これまた随分久しぶりに聞いた名前やな。宮川美保とか寺田はるひとか、懐かしい名前が散見されるのも、独特の作品文化が感じられてよいものです。

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○「魔界王子 devils and realist」 4

 ゼロサム漫画原作、監督は今千秋。それで大体説明が付く作品。そっち向け作品って「魔のもの」っていう要素が多い気がするなぁ。「今日からマ王」「黒執事」「伯爵と妖精」(最後は違うか?)……色んな既存の作品とイメージが被るのだが、どのようなレゾンデートルを見いだすべきなのだろうか。

 この手のアニメで非常に厄介なのは、アニメーションとしては決して質の低いものではないという部分。個人的に今千秋は監督として信頼出来る人だと思っているし、制作が動画工房ということで画面もクリア、作劇も安定している。正直、1話目だけを見れば「ベタベタやな」と思ったこと以外に特に不満は無い。いや、「ベタベタやな」はそのへんの萌えアニメを見てれば大体持つ印象なのだから、それもマイナスイメージとして解釈する必要も無い。つまり、何の問題も無い作品である。

 でも、やっぱり視聴のモチベーションは上がらないのだよなぁ。結局「黒執事」って最後まで観てなかった気がするんだよ。どうしても「それメイン」のアニメは最後まで視聴する根気が続かない。最近だと「八犬伝」もかなり厳しかったし。「世界一初恋」とか「AMNESIA」みたいに吹っ切れてあさっての方向にぶっ飛んでくれればネタとして楽しむことも出来るのだが、こちらはベーシックな作りだけに、話の筋も大体見えてしまうのが辛い。そして何より、1話目で徹底して女性キャラが出てこなかったのが辛い……こういうアニメでもなんとか1人くらい女の子が出てくるものなんだけどなぁ……すみません、ちょっとこれは視聴が続かないかもしれません。今期はこれと「BROTHERS CONFLICT」と「八犬伝」のどれからリタイアしていくのか、というのが時間削減の焦点になりそうである(全部切ればいいのに、とは思う)。

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 わぁいクズ作画! あかりクズ作画大好き! 第64話。……最近休み多かったんだからさぁ、もうちょっとなんとかならんかったかな。止め絵でショボショボなのはお馴染みだから構わんけど、動画の中割りもホントに酷くて、戦闘シーンで何が起こってるのか分からんとこがやたら多かったぞ。……まぁ、これでも「仕方ないか」って思えるのがオメガクオリティ。

 ショボ作画な上に栄斗メイン回という、構成的にもかなりどうでもいい臭いが漂うエピソード。一応サブタイトルが表す通りにパラスベルダへの攻勢に出た大事な話といえばそうかもしれないが、とくに「険しき道!」でもなかったし、ぶっちゃけ、昴の成長要素さえ気にしなければ無くてもいいくらいのものである。しかも、昴ってこれまで何度となく成長エピソードがあったはずなのに結局全然変化してないように見えるから、今回の栄斗の頑張りもなんだか無駄になってしまう気がするのだよ。まぁ、個別の友情エピソードは今後大事になってくるかなぁ。栄斗関係で収穫があったとしたら、「あ、この忍者、意外に仲間に信頼されてる」って分かったことくらい。栄斗の単独行動って確かに便利だからな。もう、直接戦闘に出てこないで諜報活動に専念した方がいい気もする。

 そして、光牙達主力部隊の動き以外にもちょいちょい気になる情報は出てきている。まず、黄金聖闘士たちの動き。ついに星矢が直接動く決意をし、何人かの白銀を引き連れてパラスベルダに挑むことに。なんと今週もアトミックサンダーボルトを使って執拗な射手座アピールに勤しんでいる。エフェクトもライトニングプラズマ的な光速拳の光が走っていたので、「お、流石黄金!」という貫禄が出ている、と思う。そして、今までどこにしまっていたのか謎の「神を殺す黄金の短剣」。その短剣はあかんやつやでぇ……誰が刺されるか分かったもんじゃないぜぇ……よりによって射手座が持つとか、すごく複雑な気分だろうよ……まぁ、実際にアテナに効くならパラスに効くに決まってるからね! 流石星矢、有効な対策法はバッチリですよね。まぁ、その割には「俺がやりたいから残りの黄金どもは留守番な!」と明言して戦力が確実に削られちゃった気がするけども。どうせアテナは命すり減らしてるんだから、留守番は極力減らして黄金が全力でパラスベルダ攻略に行った方がいい気がするんだけどな。

 しかし、そんな黄金たちの空気を読んだのか、パラス軍も今回久しぶりに1級が集まって相談ごとをしていた。新たに確認出来た事実としては、「やっぱり4人の1級はそこまで仲が良さそうには見えない」こと、「パラスの子守りは基本的にタイタンさんの仕事」、「他の3人はあんまりパラスに敬意を示しているようには見えない」など。しかも「ゆっくり見物させてもらう」とか言ってたところを見ると、まだ残りの3人は具体的に動きを見せないようである。どちらの勢力も、最大戦力の使い方が下手だ。まぁ、現在の実力差を考えるとタイタン1人でもなんとかなっちゃいそうだけどさ。

 そんなタイタンの居室にこっそり赴いて直々にお話する権利を持っていたのが、久しぶりに3級からの新キャラ、大鎌のパラサイトキュレーネさん(とグレイブさん)。あんな雑魚のくせにタイタンさんと直接お話出来るなんて恐れ多い。ただでさえ在庫処理が追いついてなくてどんどん溜まっている3級パラサイトにまた新しい手駒が追加され、当然今回も撤退エンドである。もう少し戦力は精鋭を選んだ方がいいと思うよ、この組織。コンビ芸で同じような技を使うっていうカテゴリも過去に姉弟パラサイトが居たから被ってますし。顔も量産型っぽいので「あぁ、雑魚か」という感想にしかならないのよね。ま、それでも昴は苦戦するけど。昴が情けなく見えれば見えるほど先輩の栄斗さんが恰好良く見えるから、今回は忍者アゲ回だったと思って敵の弱さにも目をつぶろうね。昴が追い詰められたシーン、相手コンビがアホじゃなかったら確実に昴は死んでからな。

 ま、色々無茶苦茶な回でしたが、とりあえず「栄斗さんは恰好いい!(ことにしておこう)」という結論に。次週は3度目の登場となるタルヴォスさんが光牙と龍峰相手に一騎当千の活躍を見せてくれるそうです。しかも新生クロノテクター(!?)を身にまとって。なんか、パラサイトの立身出世物語を見る方が面白い気がしてきた。

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 荒ぶるハイパー千葉アワー、第21話。今回は笑わせてもらいましたわ。なんだろね、恐竜モチーフの戦隊は名乗りを妨害される決まりでもあるんでしょうかね。「聞いて驚け!」「いや、聞かないね!」の流れはこの早さでやっちゃうのが勿体ないようなネタであった。しかもゼツメイツが名乗りあげてるときキングくつろいでるじゃねぇか! お互い様だよ!

 特別感満載のキョウリュウバイオレット登場回。中の人が千葉繁っていう時点で前回の予告から既に話題沸騰だったが、どんなイケメンキャラとして登場するのかと思ったら、もうまんま千葉さんイメージですげぇ楽しい。共演したキョウリュウキャストの人たちがうらやましすぎるわ! そして、史上初? 変身アイテムの音声出力がメタネタとして使われるという奇跡。「どこかで聞いたことがある声だ」って、ま、そりゃそうなんですけども。「この声を聞いたときに運命を感じた!」て、声のおかげで戦隊にスカウトされたのは間違いなく史上初の戦士だろうよ。しかも、今週の次回予告でこっそり「腰が痛い……」って言ってたってことは、これまでの20話分の次回予告も、全部Dr.ウルシェードがやってたっていう設定になったってことか?! デーボス軍が世界中で暴れ出したときに宇宙に出撃したってことは、確かに「宇宙からキョウリュウジャーを観察しながら実況してた」と考えると意外につじつまが合う気もする。これで万一キョウリュウバイオレットが殉職したらナレーション変わるのかね。

 今回は千葉さんのダンスが見られただけでもすげぇお得な回だが、そんな千葉さんのキャラに引っ張られたかのようにギャグ満載の実にキョウリュウらしい良エピソード。中でものっさんの扱いの悪さは戦隊史上類を見ないもので、まさかの人体武器の使用が認められてしまった。あれはプクプトルがものすげぇ強かったという解釈で良いのだろうか……鎧の勇者ってそういうことじゃねぇよな……。敵対するデーボス軍も、ヒョーガッキ、ウイルスン、ナガレボーシという「恐竜を絶滅させた仲良しトリオ」がゼツメイツというチーム名で再出撃。うん、絶滅の原因がどれなのかはまずはっきりさせてくれ。一応ナガレボーシがリーダーっぽかったけど。1体1体がものすごく強かったイメージの3キャラがすぐに復活して戦えるあたり、デーボス軍は層が厚いよな。しかも3人が集まって繰り出した必殺技が完全に過去戦隊のオマージュとなるボール系必殺技。お約束のパス回し構図からは「サンバルカンボール!」の声が聞こえてきそう。そりゃ初見のキョウリュウジャーたちも「なんかやばそう!」と思うよね。先輩の叡智が詰まった必殺技。

 そして戦隊では珍しく、単体での宇宙活動も可能になってしまった特大獣電竜、ブレズオン。でかいおかげかプテラゴードンなんかよりも強烈な存在感。しばらくは単体で活動出来そうなインパクトだが……当然合体するわけだよね。どこがどう組み合わさればいいんだろう。他の獣電竜と違って、「なんかその辺にいる」のではなく、博士が作ったドックに収納されてるのも気になる。ってことは、今後出撃するときには毎回博士のお孫さん(可愛い)がオペレーションしてくれるのかな。博士がこのままレギュラーとかになったら笑うわ。最初は「まとめて出てきたら流石に11人のキャラが薄くなるだろ」と心配だった先輩キョウリュウジャーたちだが、現時点ではデブ外人、勘違い侍、ハゲカンフー、そして千葉繁と、全員キャラが濃いので一安心である。……いや、大丈夫か、この戦隊。デーボスとの戦いが終わらず、将来的に現役メンバーもスピリットレンジャーになったりしたら、未来のキョウリュウジャーがのっさんスピリットと対面するときとかがあるのだろうか。想像するだけで笑える。

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○「ステラ女学院C3部」 6

 まだまだ鉱脈は残っているのだろうか、新たなジャンルから女の子の活躍を描く学園アニメがスタートした。戦車系女子が一世を風靡したことは記憶に新しいが、今度はサバゲー系女子である。

 タイトルからは当然どこぞの拷問機械少女のアニメが思い出されるし、設定や進行は異次元の擬人化アニメ「うぽって!」に限りなく近い。女の子が持ち付けない武器を手にして荒れ野を駆ける様子はそれこそ「ガールズ&パンツァー」にも見えるだろう。しかし、あくまでも今作はよくある「部活もの」の延長線上と見た方がいいだろう。「うぽって」は武器擬人化というあり得ない着想からスタートした、「必然的に銃で戦う」世界だったし、ガルパンでは今作と同じように主人公が最初に戦うことを渋ってはいたが、気付けば西住殿は戦車道のエリート血筋、結局彼女も戦車道が常識となった異世界で戦うことに迷いをいだくことはなかった。しかし、今作はあくまでも「何も知らない女子が突然サバゲに放り込まれる」お話。言ってしまえば「カスタネットしかたたけない平沢さんがいつの間にか軽音部に入部する」物語とほぼ同じということになる。そのあたりの近さは本作でも意識されてるのだろう、入部を強いられたときの「お茶を飲んでいるだけで綺麗な先輩達と楽しくお話しする部」はそういう世界への妄想飛翔であるし、キャラクターデザインやキャラの所作についても、「けいおん」などの萌え作品を参考にしたと見受けられるポイントが多い。この世界は、あくまでも「素人目線」から始まる身の丈にあった現実のサバゲー導入が最大のポイントになりそうである。

 導入は「憧れの女学院に入学が決定した夢溢れる新入生」視点から始まるわけだが、彼女が友達作りを苦手としており、初対面の人間相手にキョドったりして途方に暮れるところはちょっと釈然としないスタート。彼女がそこまで人付き合いが苦手なキャラにも見えてこず、「そら流石に入寮初日で緊張したり、孤独感を感じるのは仕方ないだろ」と思ってしまう。そこを強引に動機にしてC3部への入部にこぎ着けるのは、まぁ、ご都合主義というか、尺の問題というか。こうでもしてある程度強引に関わりを持たせないと、なかなか「素人がそっちの世界に足を踏み入れる動機」は作れないから。そして、こうした導入の違和感を除けば、1話目のシナリオ展開はなかなか魅力的だった。なにより、ボクも男の子ですので、銃火器にもミリタリーにも大した興味は無いが、「お外で自由にドンパチやる遊びは面白そう」「いっぺん真剣に戦争ごっこをやってみたい」という気持ちはどこかにあるもので。サバゲを何の衒いもなく真剣にやれる女の子の姿は非常に頼もしく映るのですよ。

 制作はGAINAX。ガイナは最近色々ごたごたしてて制作体制なんかも過去の看板とは随分変わっており、今作の場合も、アニメに(そういう方向からは)接してこなかった若手を監督として抜擢しているあたりに、スタジオとしての革新を求めていることがよく現れている。大体においてこういうチャレンジは痛みを伴い、作品に影響が出るものだが、少なくとも1話を見る限りでは、監督の川尻将由という人はよく頑張っていると思う。C3部の個性的な面々の掛け合いから何となく楽しそうなサバゲのノリを持ち出し、そのまま勢い任せに実戦に突入。主人公の目から「何となく盛り上がりそうなサバゲの現場」を体感させることで、作品の最大の売りであるリアルサバゲの楽しさを打ち出すことにまずは成功した。きゃぴきゃぴした感じを保ちながらも真剣に戦場で命の取り合いをしている女の子たちの姿は実に真っ直ぐで心強い。こういう第一印象は大事なことだ。主人公の子についても、単なる巻き込まれ型のふりをしながら、作中の言葉を使えばどうやら「変態」に属する子であることはほのめかされており、ギャグとしてのギャップの出し方も期待が持てる。世に数多ある「部活もの」アニメの中では、悪くない幕開けになったのではなかろうか。

 映像面での出だしはぼちぼち、シナリオも興味を惹くには充分だとするなら、後は中の人のお話です。正直言うと視聴中には気づけなかったのだが、メインヒロインは牧野由依だった。うん、久しぶりの名前だ。メインで出てきたのって「宇宙かけ」以来か? ちゃんとお仕事が出来ていたのは良かったですよ。そして、主人公を囲むC3部の面々は、1人あからさまな棒読みが居たのは仕方ないとして(まぁ、新人らしいのでね)、回りを囲むのは千和・茅野・米澤、そして沢城という完成度の高い布陣。嬉しいのは、千和・かやのんあたりの配役が「定番の声」って感じのカテゴリではなく、「なるほど、こういう使い方も出来るんだな」と面白い配置になっていること。特にかやのんについては最初「えー、これ誰だったっけ……」と悩むくらいに新鮮だった。ホントになんでも出来る子や。千和もあまり押しが強くないサポートメンバーに回るキャスティングって案外珍しいので、こういう仕事が聞けるのは楽しい。みゆきちは……今回あんまりしゃべってないけど、多分次週以降はいつも通りの仕事が聞けるでしょう。非常に個人的な好みなのだが、「千和とみゆきちの絡み」ってのが凄い好きなんですよ。ゆーたらモツとシチミのコンビ。この2人だけでも、アニメ10本くらいなら全部まかなえそうな圧倒的安心感がある。新人さんはこの現場で何かものすごいものをつかめることを祈ってますよ。

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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
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