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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 マジェプリだと思ったらジャイロゼッターになった、第12話。いや、嘘だけど、キャスト的にちょっと近い。超速で変形してたのも事実といえば事実。

 圧倒的日常エピソード、これまでもギャグとシリアスのめりはりははっきりしてる作品ではあったが、バトル要素一切無しでの日常回はなんだか久しぶりな気がする。一応おまけ程度にワイドショーの「MJP特集」でマシンの出撃シーンは流れてたけどね。どうなんだろう、この世界の地球人はああいう情報を求めているのだろうか。チームラビッツたちが英雄としてもてはやされているということは、やっぱりウルガル侵攻による危機感は全世界にあるのだろうが……あんまりそういう緊迫感って伝わってこないよね。軍部は劣勢続きの戦局に焦ってるのは間違いないだろうが、報道ではどうしても偏った情報しか出てこないから、多分大衆にまで危機感が伝播しにくいんだろう。まぁ、軍事統制下でのマスコミなんてこんなもんなのかな。

 そして、そんな政府の思惑に動かされるのが我らが残念ファイブの皆さんというわけだ。宇宙でバトるお仕事はそうそう頻繁に起こるわけではない。そういや前回も潜入ミッションだけだったから、2週続けてウルガル人たちはじっとしていたということになる。ウルガルからしたら慌てて地球に侵攻する必要も無いんだから、当たり前なのかもしれない。何せ数億年単位でのミッションのほんの一部だからね。しかし、ウルガルの侵攻について、地球側が楽観視する理由は何一つ無い。救国の英雄をあんなプロパガンダ興業のためにほいほい使ってしまっていいものなのか。流石に前線では常に厳戒態勢でウルガルの動向は監視してんだろうけどさ。世論から「軍人は遊んでないで現場で仕事してこいよ」っていう不満が出そうでちょっと心配。CMやら1日なんちゃらとかの名誉職はギリギリ分かるとして、幼稚園に出向く営業は流石にどうなんだろう。この辺も単なる宣伝活動だから仕方ないのかなぁ。

 というわけで、今回の(今回も?)主役はタマキとケイである。逆に言うと、野郎どもはアサギ以外は可哀想な扱いである。多分2人とも一言もしゃべってないな。イズルの方はまだ何してたか分かったけど、スルガに至っては何してたかもよく分からんし。延々宇宙空間に突っ立って6時間て、どんな罰ゲームだよ。最後に出てきた謎の戦艦は一体なんなんでしょうね。単に軍の虎の子の兵器で、スルガはオタスピリットがかき立てられて写真を撮りたかっただけなのか。でも、お前も軍人なんだから後でお願いすればいくらでも写真は撮れただろ、とは思う。初登場シーンを何としても収めたかったのかな。サブタイの「シークレットミッション」っていうのがひょっとしたらスルガのお仕事……ではないだろうなぁ。

 ちなみに、スルガは何してたかよく分からないところが可哀想だが、イズルは何してたか全部分かるだけに更に可哀想である。あんなになおざりな扱いの主人公もなかなか無いわな。唯一男性陣でそれなりの活躍を見せられたのがアサギで、どうやらロリっ子相手だったら余計なストレスを抱えずに活動出来るらしい。しかも行動の全てがイケメン風味である。これでちゃんと同年代の女の子にも同じような対応が出来てたらねぇ……よし、ロリっ子と結婚しよう。お父さんもOK出してるぞ!

 で、そんな野郎共の惨状を尻目に大活躍だった女性陣2人。しっかりとキャラを守りつつ2人の間に明確な友情タッグも成立したようで、いいことずくめのお話だ。どちらさんも可愛らしいのにへちょ絵が実に輝いており、先攻のタマキが練乳を吹いて猛アピールをすれば、返すケイも中の人の怨念が籠もったかのような恐ろしい長口上でやり返す。一進一退、どちらもコメディリリーフとしてのスタンスを譲ろうとしない名勝負であった。やっぱり、この作品の最大の見せ場は、平井絵からへちょ絵へのシームレスな接続だと思うんだよね。いや、めっちゃ継ぎ目はあったけども。

 結局、ラストに着ていた水着はヒモでもシースルーでもなかったが(まぁ、アレでも充分アウトな気もするが)、果たして依頼した企業側は、どの水着を誰に着せるつもりだったのだろうか。製品版の映像特典にその映像がついたりしないものだろうか!

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 完全に宗教アニメになってしまったよ、第11話。これまで延々「宗教」「信教」という言葉を使ってきたのだが、ここまでダイレクトに方向性が定まるとは。ある意味必然だったってことかしらねぇ。

 突如現れたレドの元上司、クーゲル中佐。どうやらレドが巻き込まれた謎の時空現象の犠牲者は1人だけではなかったということらしい。一応気になるのは「じゃ、一体何人巻き込まれてたんだろう」ということだが、2人が地球に流れ着いてから、レドの救難信号をクーゲルが受信して到着するまで一切他の仲間達が出てこないことを考えると、おそらく同盟の人間はこの2人だけと考えた方がいいだろう。つまり、このアニメのクライマックスは同じ教育、同じ信教を持っていた2人の同盟戦士のイデオロギーのぶつかりあいということになるはずだ。うむ、急に視界が良くなった。

 ついでに、これまでクーゲルさんが何をしていたのかを勝手に想像してみると、地球に落ちた直後の状況はレドと同じようなもんだろう。何が起きたのか分からず慌てふためき、必死に宇宙に帰る算段を模索したに違いない。しかし当然帰れるあてなどなく、レドはそこでふさぎ込み、ガルガンティア船団という新しい仕事先に慣れていくことに全力を注いだ。しかしクーゲルは違った。地球人類が「戦い方も知らない遅れた人類」であると認識し、習うことを選んだレドに対し、全ての環境を自らの支配下に置くことを選んだ。マシンキャリバーの力があれば船団の1つや2つをあっという間に制圧出来ることはチェインバーを見ても自明であり、クーゲルだってコクピットからろくにでなくてもそれぐらいは余裕である。そうして自分の主義主張を邪魔する人間は全て片付け、地球上で動く当座の人員も確保。統制を取るために、同盟仕込みの限界まで簡略化された「幸福」論でコントロールを得ることになった。いかにも怪しい宗教のスタイルを借用しているのは、地球の文明レベルに合わせた時にいちいち科学的なところを説明するとメンドイというのもあるし、過去の蓄積から、宗教的な道具立てというのが人心をコントロールするのに最適なものであることを理解していたためだろう。おかげで、臣民達の内心はどうあれ、完全な統制を持った1つの船団が一糸乱れずに完成している。

 クーゲルが産みだした船団宗教と、レドが暮らしたガルガンティアには天地の差がある。さて、このような違いは一体どこから生まれたのだろうか。中佐とその配下という役職の違いはあれども、基本的にはレドとクーゲルに与えられた状況はほぼ同じものである。2人は全く同じような方向に進んでもおかしくなかったはずだ。2人の行く先を変えた原因は大きく2つあるように思える。1つは推測でしかないが、「ヒディアーズと出会うタイミング」。レドはすっかりガルガンティア船団に溶け込んだ後にクジライカに遭遇したため、大きな混乱はあったものの、その混乱期が、のちに自分の行動を振り返り、迷いを生じさせる役割を果たした。おそらくクーゲルは、地球に降りてまもなく、あのヒディアーズを目撃したのではなかろうか。「殺さなければいけないもの」を見て、それに対して一切の対策を講じない地球人に焦りと同情を覚えたからこそ、彼は組織を作り出すことを思いついたのだろう。

 ただ、結局そんなことは些事であり、最大の違いは、やはり2人の人間性なのだろう。お互いヒディアーズの真実については地球に降りてきてから知ったはずなのに、レドは迷い、クーゲルは歯牙にもかけなかった。「本能のままに動き理性が無いヒディアーズは既に人類ではない」というのが彼の言い分であり、これまた「そうとも言える」ものである。もちろん、レドだってそのことは知っているだろうし、そう思い込んで吹っ切れようとしたこともあるはずだ。しかし、結局それは彼の1人では処理出来なかった。エイミーたちの主張を聞いてしまったあとでは、どうしても割り切って考える方向には結論づけられまい。しかし、今回クーゲルとの情報交換を行い、あっさりと彼の説得に同意してしまっている。もちろん迷いはあるだろうが、自分よりも強い「信教」を叩きつけられてなお跳ね返せるほど、彼の躊躇いは根強いものではない。心に疑問を抱えつつも、「先輩が言うならそれはそうなのかも」というくらいの気持ちで賛成することになるはずだ。

 暴れん坊のピニオンもクーゲル船団の理念に取り込まれ、「とりあえず非の打ち所がない」クーゲル理論には、レドは逆らうことなどありえない。このまま行けば、地球には2人の手による第2の同盟支部が出来上がる……はずだったのだが、残念ながらそんなに簡単にお話は終わらない。クーゲルの掲げる幸福論に真っ向からぶつかる存在、それがガルガンティア船団である。ガルガンティアの断片ともいえるフランジ船団は為す術もなく飲み込まれたわけだが、レドにとって、ガルガンティアは特別な存在である。それを脅かそうとする存在がある今、彼は再び悩まなければならない。生まれてからずっと浸かってきた同盟の教えに帰依するのか、それとも、地球にたどり着いてから新たに手に入れた不自由な幸福論を守るのか。ほんと、若い子には酷な選択であることよ。

 今回1つ気になった存在に、久しぶりに登場したラケージ海賊団がある。てっきり彼女たちもクーゲル船団に飲み込まれたのかと思ったのだが、ラケージたちの顔には、レドやピニオンが押しつけられた顔面の「刻印」がない。つまり、彼女たちはクーゲル船団にいながら、彼らの「教義」に則っていない。クーゲル教団が彼女たちのような異分子を放っておくはずがないと思うのだが、何か上手いことやって逃げ延びているのだろうか。ラストの筋書きがどう転がるのか、最後まで引っ張ってくれる。

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 キャットファイト上等、第10話。今週は世紀の腹パンアニメである聖闘士星矢がお休みなので、その分の腹パン成分を、こちらのキックで補うことにする。御坂さんたらご飯食べてなかったせいで戻さずに済んだらしいですよ。流石、メインヒロインは戻したりしないのです(割と色んなヒロインdis)。

 先週に引き続き、御坂VSむぎのんのガチバトル。小賢しい能力も多い学園都市において、こうした大砲どうしのぶつかりあいってのは案外珍しい。残念ながら御坂さんは満身創痍なので防戦一方だが、空気を読んだように麦野も適度な能力解放でお付き合い。メルトダウナーって、最初のうちはごんぶとの奴撃ちまくってたんだから、近接戦闘になったらあのごんぶとだけで勝てそうな気がするんだけどな。何故か今週は細いのをファンネル状の奴から飛ばしてくる戦法が主流。まぁ、麦野さんもごんぶとばっかりだと疲れてしまうのかもしれないけども。そんなんじゃフラッシュマンステージにゃ勝てないぜ。

 戦っているのは麦野なわけだが、陰の主役とも言えるフレンダの活躍も忘れちゃいけない。タマの取り合いでぴりぴりした雰囲気の中、彼女のおまぬけのおかげで御坂さんは助かるし、麦野さんは吠えるし、いいことずくめである。それにしても人形多すぎるよな。テープはったり人形並べたり、割と直前に仕事の依頼が来た割には、フレンダの準備万端っぷりは恐ろしい。多分あの工場内をかけずり回ってセッティングしたはずで、大量の人形を担いで駆け回るフレンダを想像するだけでちょっと笑える。そのくせ御坂を待ち構えてるときは「暇だわー」とか言ってたわけで、実はものすごく働き者なんじゃなかろうか。ま、それでも負けるときは負けるんだけどさ。結局主人公補正なわけよ。

 アホなお仲間のせいで面倒かけられた麦野さんは、今週が一番の見せ場。口汚い台詞を吐きながらビームを乱射するご尊顔は実に活き活きしている。ナイスバディのおみ足から繰り出される蹴り技などもダイナミックで、ホントこのアニメは作画、構成に恵まれているな、と惚れ惚れする次第。このバトルが終わったことで今期アニメ化の4割くらいはお役目を果たしたと言ってしまってもいいかもしれない。そして、なんと言っても麦野の中の人の活躍であろう。もーね、ホントに汚い台詞を吐いてる時の小清水は輝いている。中の人はあんなんなのに、割とお利口な役もきっちり回ってくるのだが、この麦野さんの場合、学園都市第4位という実力に裏付けられた知性を伴った実力を持ちながらも、基本的には下衆なので台詞がイカしているという、実にご褒美な設定。もっともっとこのキャラで活躍して欲しいのだが……もうアイテムの出番って終わりなのよね。

 次回からはずっと当麻のターン。……じゃぁ、もう、いいかな……。あ、でも弱ってる御坂さんを見るのは楽しいかもしれない。


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6月14日 ドラフト模様(DGM,GTC,RTR

ピック順 【Metallica】→【Serra】→【Sangriter】→【Thraxi】→【Mei】→

 

 5人戦ですよ。この世界ではやっていけないと言われていた5人戦ですよ。でも仕方ないよね、なんか知らんけど感染クリーチャーが1体いたらしいし。試合前までは現れるのかどうかもよくわからんかったけど、連絡をやりとりした結果、大分病によって酩酊状態らしいということが分かったので、大人しく5人でやることになりました。「わぁい! ただドラや!」(一同談)

 でもなぁ、今回のドラマは5人戦とかそういう次元の問題じゃないと思うなぁ。テーマは「友情と劇場」。


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 どないやねんのオンパレード、第11話。10話もの間悩まされ続けてきたものが雰囲気で打開されるという、ある意味ありがちな展開ではあるのだが、この突っ込み待ちな感じはなかなか容赦無い。「封印なんて気で吹き飛ばしちまえばいいのさ!」「なるほど、そうか!」→かめはめ波。おい宗朗。

 教科書通りの最終回1話前。この「もうとにかくまとめちゃうから」感は戦隊シリーズの最終回前に繋がるものがある。敵の強さがどうとか、味方の窮状がどうとか、これまで築き上げてきた一切合切を、とにかく「最後に巨悪と戦うから、その1点に集約させますね」という容赦無いまとめっぷり。正直、今回だけを見ても分からないことが目白押しである。まずは上で突っ込んだ宗朗の封印。ずっと悩んできた今期最大の問題であり、わざわざ武蔵が大切に持ってきた呪符を目の前で焼き捨てられてしまうという絶望的なシーンまで演出しておきながら、「いや、それ気合いで解けるから」という恐ろしい回答。そりゃま、確かにこれまで「気合いでどうにかしよう」と思ったシーンは無かったかもしれないけども。でも慶次との気の修行の間とかに気付いてもよさそうなもんだけどな。それとも、十兵衛たちのピンチを見て宗朗のヒーローパワーも一気に成長したということなのかしらね。

 そして、もう1つ分からんのが鎮護石を巡る駆け引きである。ややこしい奸計を巡らせていたのは相変わらずの嘉彦様で、①あからさまに胡散臭い罠的なロケーションで又右衛門を釣る、という作戦は冷静な小次郎が荷担したことによって失敗。しかし、②実は鎮護石を攻められても大して問題じゃなかった、という驚きのどんでん返しを披露。どうやら鎮護石そのものはやたらとディフェンスの高い物体だった模様。まぁ、そうじゃないと大日本悠久の歴史を支えたりは出来なかったんだろうけども。そして、そんな鎮護石本体に相手が手こずっている間に、完璧な防御結界を完成させる手はずが整い、ものの一時間で誰にも破壊出来ない完璧な結界が出来上がるとのこと。素晴らしい段取りである。

 で、相手方の巨悪(以下正体もよく分かってなくて面倒なので『ラスボス』と呼称)もそのことに気付いたのかどうなのか、これまで単独活動を認めて諜報や破壊活動を任せていたダークサムライたちを結集させ、最後の大決戦に挑む巨大化形態を準備。それこそ戦隊シリーズのラストバトルである。ラスボスの目的は、鎮護石の破壊よりも嘉彦が画策する結界の破壊なのだろうか。結界呪法を打ち砕くためには何をしたらいいのかよく分からんし、さっさと鎮護石本体を叩いた方が早いんだろうけど。小次郎たち単体ではかすり傷しか付けられなかったが、あの巨大ロボの破壊力だったら何とかなるだろう。

 結局、ラスボスは「大日本に仇なす邪悪な意志の集合体」ということでいいのだろうか。その中心に具体的な人物が居る様子はないのだが、意志自体がちゃんとしゃべってるんだから、誰か歴史的な大悪人をまとめ役に用意していてもいいと思うのだが。ラスボスの声はエフェクトのせいで誰なのかよく分からないんだけども、キャスト表に乗ってないから誰かの兼ね役だよな。ちなみに、キャストが他にいないおかげで嘉彦配下オペレーターのキャストが無駄に豪華なのがちょっと笑えるのである。

 で、そんなこんなで無茶苦茶な展開になっているのだが、悔しいことにそんなことはどうでもいい程度には盛り上がってもいる。特に、これまでこの2期シリーズで培ってきたダークサムライ達のヒロイズムがクライマックスを迎えており、今回は「全てのダークサムライたちが、復活に際して身体のどこかを犠牲にしている」という事実が明かされた。前回の又右衛門の四肢についてはなかなか衝撃的だったが、他の3人も各々五感を犠牲にして現世に舞い戻ってきたということである。Wikiを見ると原作だとそのあたりはもう少しフィーチャーされていたらしいのだが、アニメでは4人とも万全の状態で戦っているように見えたので、まぁおまけ程度の設定だ。むしろ小次郎なんて視力を失ったせいでもっと強くなっちゃったきらいがあるし。ただ、それでもやはりみんながみんな又右衛門と同じような負い目を感じているというのも事実なのだろう。結局「自分たちは死から舞い戻った自然の摂理に反する存在である」ということを自覚せざるをえないわけで、そこには操り人形として戦わなければいけないことへの悲嘆がある。吹っ切れて快楽を求めるために暴れる又右衛門、そんな彼女の悲痛な思いを理解して協力する小次郎の2人はまだ幸せなのかもしれない。

 悲劇の渦中に巻き込まれたのは残りの2人。武蔵は、仲間達が辛い現実の中で散り散りになる中、1人約束を果たすために柳生道場へ。対決を前にしてラスボスが動き出してしまったために彼女の願いは水泡に帰すかと思われたが、それに応えたのは十兵衛だった。エンディングでは十兵衛も「もっと戦いたかった」と語っていたが、わずかながらでも宿願を果たせた武蔵は満たされたのか、それとも、なまじ戦うことが叶ってしまっただけに、その後に待ち受けていた抗えぬ運命に絶望を深めるだけだったのか。結局、彼女も駒の1つでしかなかった。そして、武蔵よりも明確な形で運命に抗う決心をしたのが胤舜であった。彼女は元々他の3人ほど好戦的な性格では無かったこともあるのだろうが、おそらく十兵衛との交流を経て、自分たちが復活した意味を考え直したのだろう。同じ運命を抱えた又右衛門達に真っ向からぶつかる決意を固め、単身戦地に赴いた。しかし、彼女は元から依り代として選ばれた身。願いもむなしくラスボスのコアとなり、最後の望みを十兵衛に託す他はなかった。

 ここまでしてもらったからには、次回は何とかして4人に救いを与えて欲しいものである。彼女たちの不完全な状態を見るにつけ、もう静かに眠らせてあげるのが一番の救いであるように思えてならないのが悲しいところ。サムライブライドには彼女たちを救えるような力が与えられるのだろうか。そういえば、今回ぎったんにはそれなりの見せ場があり、ダルタニアンと組んでの白墨タッグはなかなか恰好良かったのだが、結局彼女は中途半端な立ち位置のまま終わってしまうのだろうか。それはそれでなんか勿体ない気がするんだけどな……。

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 芦屋という存在を考える、第11話。もう、なんかあいつ放送されてる時間の半分ぐらい寝込んでる気がしてきた。

 一気にラストに向けての締めに向かう展開。当然最後は「魔王は魔王だから倒さなきゃいけないよ」派と「魔王だけどもう単なるフリーターだから放っておいてもいいよ」派の抗争ということになる。その争いに「地球での魔王はいい奴だから殺すなんて許さないよ」派が加わった3人の絡みが今回のメインであり、その全部の派閥がヒロインで固められているのが実に阿漕であることよ。見やすくていいんだけどね、今回はAパートの作画が割とへなへなだったので、対比してBパートの議論部分は見応えがありました。やっぱり「迫真の顔を描く」っていうのがこれまでの顔芸で培われてきたので、シリアス顔もちゃんと溶け込むようになっているのが良いね。

 そんなヒロインたちの関係性だが、魔王に対する立場が二元的なものだとすると、その両端にいるのが鈴乃と千穂ちゃんということになる。鈴乃は、あの怪しげなケンタッキー店長にそそのかされたこともあり、エンテ・イスラでの記憶を鮮明にさせ、やはり何が何でも魔王の悪行を許すわけにはいかないという思想を固めた。これまで穏健でやってこられたのは勇者の顔を立てていた部分が大きかったのだろうが、流石に外野から突っつかれると辛抱たまらなくなったということだろうか。テンションとしては初期の勇者と全く同じなのだからおかしなところはないのだが、これまでずっと潜伏していた思慮があるだけに、最後に突然エンジンがかかっちゃったのはやっぱり違和感はある。裏付けを作るための回想シーンだったわけだが、回想に対して抱えていた思いはこれまでのギャグシーンでもずっと同じだったはずだからねぇ。どっちかっていうと回想で浮き彫りになったのって魔王軍以外の人間側が一枚岩じゃない現状だし、鈴乃も「人殺し」には違いないという事実であるから、あんまり裏付けにもなってなかった気がするし。むしろ鈴乃は魔王の存在を通して自分の過去の罪を見てしまっているのかもしれない。

 それに対して、ちーちゃんの立ち位置はとても明確。「何も悪いことしてないんだから魔王が殺される理由は無い」。すごくもっともなご意見。そして、今回嬉しかったのは、この二項対立の図式の中で、きちんと勇者ちゃんが自分の立ち位置を表明したことだ。「地球人としての千穂」「エンテ・イスラの急進派としての鈴乃」という2極の間に、「エンテ・イスラの穏健派としての勇者」というポイントが出来たわけだ。元々は急進派代表だった勇者が、様々なコミュニケーションを経て穏健派へと回ることの説得力は、これまでのシナリオできちんと補強されてきた。勇者も単なる妄信的な正義の提唱者ではなく、魔王という1人の人間を見た結果の判断として現在の立ち位置にたどり着いたことが分かるし、その上で監視をやめずに地球に滞在していることで使命も満たすことが出来ている。無茶苦茶だと思っていた勇者ちゃんのOL生活も、実は割と理にかなった選択だったってことですね。あとは、鈴乃が訴える急進的な(そして真っ当な)主張を退けるだけの実際的な証拠がフォロー出来れば完璧なのだが……こればっかりは魔王があの調子だからどうしようもないよな。

 ぶっちゃけ、ここで突然魔王が鈴乃の思っていた通りに本性を現して暴れ始める、っていう展開だったらものすげぇ面白いんだけど(千穂ちゃんのレイプ目とか見られそうだし)、残念ながらこの作品でそれは絶対にあり得ない。残りの話数でとりあえずのハッピーエンドに落ち着くためにも、魔王は鈴乃を背中で説得できるような良い仕事をして欲しいものです。あと芦屋は寝てろ。

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 今までのミッションの中で一番死にそうで緊張したよ、第11話。対人戦(対ウルガル戦)だとチート級の能力でどうにかなるだろ、って思えるけど、相手が自然トラップだと何が起こってもおかしくないからなぁ。チームラビッツだとどんなアホな理由で死んでもおかしくないしなぁ。

 火星に落ちたウルガル母艦の調査という、実に地味なミッション。ダニールさんと一緒ということで、更にテンションを上げる理由もなく、淡々とミッションは進んでいく。しかし、そんな低テンションではこの作品の名折れ。嫌でも盛り上げるために、今回は何故かタマキメインの描写が多いという、地味なんだかやかましいんだか分からない構成になっている。一応面倒な酸化鉄の嵐が吹き荒れる火星の地表面でのミッションということで、一番タフなローズスリーが活躍するのは自然な流れではあるんだけども。タマキちゃん、いくら何でもモニタに表示されてる機体熱暴走についてのアラートを理解してないのはまずいんじゃないだろうか。よく無事で帰ってこられたもんである。ピットクルーの3人はもそもそ動いてないで、もう少しタマキとコミュニケーションを取って大事なことは教えてあげよう。でないと彼女はどんどんイケメンの方にばかりいっちゃって仕事のことなんて何一つ覚えようとしないから。まぁ、そのあたりのむらっ気が残念ファイブの残念なところなのかもしれないけどさ。あいつ、塩辛で釣れるぞ。

 タマキのにゃんにゃんコントを横目に、今回は通信作業が捗らなくて蚊帳の外のケイさん、そして指示された通りに狙撃してるだけなもんだから本人はテンション上がってるのにいまいち活躍が目立たないアタルと、日頃突発的な活躍とコントで見せていた残念ファイブには珍しい、単独行で見せ場を作らなきゃいけない状況。残ったアサギとイズルに至っては、マシンの外装すら無いのでホント地味。こうして使い分けられてるのを見ると、本当に5人の機体って全然違う目的で作られて、全然違う機能を持ってるんだろうな。

 単なる潜入ミッションなので、こないだチームドーベルマンと一緒にやった例の作戦みたいな終わり方になるかと思ったのだが、アサギとイズルはウルガル母艦の中であまり見たくないものを見てしまっていた。下級兵卒役のウルガルは、なんと自我を持たない「生きた機械」であるという。ダニールさんは懇切丁寧に説明してくれていたわけだが、まぁ、確かに地球人ならば抵抗のある状態なのは間違いない。そして、ダニールさんもイズルたちの生い立ちは知ってるはずなのに、デリケートな問題をオブラートに包まずにガンガン突っ込んできやがる。そりゃま、気にしたって仕方ないし、ダニールさんだってウルガルなんだからそういう倫理観なのは分かるのだけど、一応あのお嬢さんの配下なんだからもう少し気を使ってもいいと思うんだけどな。それとも、「もうこいつらには色々ばれちゃったし、いっそのことウルガルの知識は徹底的にたたき込んでおこう」と思って包み隠さずに実情を話したのだろうか。どちらにせよ、イズルとアサギのテンションが下がるのは避けられない。

 そして、そのままそっとしておけば単なる暗い気持ちで終わったものを、アサギさんってば、わざわざイズル相手に真正面から掘り返しちゃうからね。まぁ、「戦うモチベーション」が一番大事な連中なのだから、自分たちの戦う意志に少しでも疑問が生まれてしまったら大きな問題になりかねないのだろうけども。「戦うために作られた、命令に従うだけのクローン」って、やっぱりテンションの下がる響きだわな。早くタマキみたいにそれどころじゃない生き甲斐を見つけて欲しいものである。ちなみに、ウルガル軍の下級兵卒の実体が判明したことで、少しではあるが、前回までの疑問も解けた部分がある。「ウルガルの母星、あの連中しかメンバーおらんのか」と思っていたが、遺伝子操作云々が進み、身分の低い連中から自由意志さえ剥奪されたのであれば、やたら荒涼としてたのもあり得る事態なのかも。まぁ、それにしたって文明の香りが感じられない場所だったけどな。

 「宇宙イカ」なんてものが登場して「こんなところでもヒディアーズと交戦せにゃならんのか」と妙な因縁を感じさせつつの次回である。今回がやや沈んだ印象のエピソードだったので、次回はなんかかっ飛んだ次回予告だった。ナースコスのタマキ・ケイはなかなかよろしい。そしてアサギのピットクルーのあの子が活躍しそうな予感。頑張れロリっ子、頑張れ日高里菜の精神で応援しましょう。

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 大量生産されて居並ぶチェインバーの図が怖すぎる第10話。そりゃ同盟はアレを大量生産してたのは間違いないんだろうけど、ジムとかと同じレベルの生産量であのスペックのマシンが配備されてるって、恐ろしいぜ。全部CV杉田とかだったら恐怖過ぎる。それとも、アナウンス音声は好きなように選ぶことが出来るのかしら(実際、中佐のマシンは声が違った)。

 さておき、今回もずっしり重たい話が満載である。終始フランジ船団の駐留している「霧の海」がベースだったこともあり、今作前半で彩りを見せた碧い海の姿は無く、暗く煙った世界が話の重さに拍車をかけている。ここからどうやったら幸せになれるのかがさっぱり見えてこないのが怖い。最終的にレドを救えるのはエイミー(姉弟)しかいないと思うのだが、レドがどうやってガルガンティア船団と接触できるというのだろうか。

 今回話の中心となったのは、まずはなんと言ってもピニオンである。ただ、今回のピニオンは正直言ってなんかよく分からないところまで突き抜けてしまい、見ていて嫌悪感を抱くレベルになっていた。彼の心情も理解出来るし、主張に理がないわけではないのだが、やはりやり過ぎだ、という回りの声が正直なところなのではなかろうか。フランジさんが思いの外思慮深い人だったので、その差が更に如実に表れている。

 亡き兄の面影を追ってクジライカ殲滅を誓い、それをかなえたところまではいいだろう。地球人のモラルからするとクジライカの討伐はタブーに近いものにも見えるが、これはあくまでも「信教」の一環でしかなく、チェインバーという武力が手に入り、打倒できるようになったのだから、「意思疎通の出来ないケダモノ」を狩り、旧文明の遺産という大きな見返りを求めるのは自然な行動である。フランジさんたちだって、そこまでは理解があったからピニオンについてきたのだ。しかし、そこから先は考える必要がある。ピニオンが選択したのは、サルベージした遺産の独占と、その武力による版図拡大である。元々「他の船を打倒して勢力を拡大する」というところまでは意識していなかったようだが、元々「弾はいくらでもある」と武力をひけらかしていたのだから、遅かれ早かれ「侵略」というルートを取ったことは間違いないだろう。現時点では「攻めてきた勢力を返り討ちにし、その見返りとして船団を大きくする」程度に留まっているが、更に軍備と人員が整えば、積極的に他者を侵害し始める可能性は高いだろう。

 彼がそのような行動に走った理由は、現時点では存在しない。先週まで大きな動機となっていた「兄の敵討ち」は既に果たされており、そこから更に独占と侵略に傾いたのは、ただ単に「野心」以外のなにものでもない。元々理解可能な目的である仇討ちにのみ使われていた武力が、目的を見失って暴走し始めている状態である。持ちつけぬ力を手にしたがために更なる欲求を持つというのは人として自然なものではある。「守らねば討たれる」という大義名分も、一応は理のあるところだろう。しかし、彼の場合にはそうなるだけの後ろ盾がいささか不足気味で、単に浅慮であるが故に先のない道を選んでしまっているように見える。ここから先はレドが思い悩む「人類どうしの争い」しか待っていないわけで、普通に考えれば挫折は早いだろう。

 ピニオンが「人類どうしの争い」へ突き進むとするなら、現時点でレドはそれを止めるはずである。深海で知ってしまった秘密に思い悩むレドは、ついに自らの目的を自問するようになった。今までただ1つ抱えていた目的意識は、喪失するだけでなく、真っ向から否定すべきものになってしまったのだ。レドがきちんと自分の言葉で「殺せない」と言ったことは、非常に大きな変化である。しかし、そこに怪しい影を落とすのがチェインバーの存在である。チェインバーの厄介なところは、彼の主張には齟齬が無いところだ。確かに、レドが訴える「戦えない理由」は共感出来るものであるが、それを説き伏せたチェインバーの主張も、反論の余地はない。エイリアンだろうが人間同士だろうが、結局は異なる目的を持った勢力が存在するからこそ戦争になる。ヒディアーズと人類は、折り合いを付けられない根源的なところで袂を分かった「完全に別種の存在」である。たとえオリジンがどうあろうとも、チェインバーの製造目的にそぐわぬものではないし、彼が主張するように、「ヒディアーズの存在を認めれば、人類の叡智たるマシンキャリバーは存在出来ない」のである。もちろん、純粋培養で同盟の兵士として産みだされたレドだって、アイデンティティの喪失という意味ではチェインバーと大差ないだろう。

 しかし、それはあくまで「機械的に」判断した場合である。現に地球人類はクジライカとの共存共栄の道を選んでおり、チェインバーの唱えるような「教義の相違」は現時点では存在しない。チェインバーはあくまで「全てを知り、互いを主張し合うからこそ起こる必然」について語っているのであり、互いに不干渉を貫くことさえ出来れば、2つの種が共存することに問題は無い。あとは、「知ってしまった」チェインバーとレドがどのように問題を処理するかだ。現時点でレドはまだ揺れている。いかに「殺せない」と悟ったとしても、長年養われてきた「教育」の成果はそうそう簡単に覆るものではない。そしてここに、更なる追加要素として同盟からクーゲルが登場する可能性が出てきた。もう、何がなにやら分からない状態になってしまったが、2台のマシンキャリバーが存在しているということは、一番恐ろしいのは「人類どうしの争い」で台頭する可能性が出てきてしまったこと。混乱しっぱなしのレドにこの状況を丸く収めることが出来るのだろうか。

 早く、ガルガンティアに、帰りたい。

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 パラス!パラス!パラス!パラス! 第61話。いや、パラサイト兵多すぎだろ。アテナの聖闘士や雑兵軍団だってあんだけの密集陣形組んだの見たことねぇし、「アテナ!アテナ!」とか言ってるのも見たことない。果たして今までの時代は一体どこに眠っていた連中なのだろうか。それぞれの雑魚にオリジナル武器を支給してるあたり、パラサイト兵の方が待遇良さそうな気もするな。

 今週は頭から尻まで、ナイスポージングとキメ顔に彩られた「玄武様超恰好いいだろ」回である。頼りなさそうな問題児が多い現役黄金聖闘士の中で、唯一問題無く「先輩」として使える便利なキャラだ。長年童虎さんが守り通した伝統ある天秤座聖衣の説得力も充分だし、このおにーちゃんなら跳ねっ返りの光牙だって叱られても黙っていられる。まぁ、言うに事欠いて「虫の居所が悪かったんだろ」って、なかなか光牙は精神的な成長が見えにくいのが難点だけども……。とにかく、玄武先生の披露する「戦いの心得」を学んで、また青銅聖闘士も一段上の実力を身につけられるといいですね。……いやぁ、あの「心得」どうなのよ。「その1! 戦いは数ではない! 小宇宙で決まる!」……うん、まぁ、そうだね。時には聖衣すらいらないからね。その後心得その4まで披露されたわけだが、多分教科書に書いてあったら苦笑いするしかない内容が取りそろえられている。ロビン戦法と大して変わらない説得力。いや、基礎は大事だよね。そんなことすら忘れてたのだとしたら、光牙たちには改めて指導したくなるのも当然だよね。

 結局、玄武さんの「俺は強いから強い!」という身体を張ったメッセージに、敵も味方も文句は言えない。考えてみれば、玄武さんって1期シリーズでもそこまで劇的な活躍をしたキャラではなく、今回同様に「俺は強いから強い!」と叫んでなんちゃって黄金聖闘士である時貞に辛勝したのが唯一の戦果。作中キャラクター同様、我々もあんまり彼の人となりを知らないのである。その上で、彼の言動にいちいち説得力が出るように、今週のエピソードだけで「玄武さんってきっと凄い人だったんだろう」感を溢れんばかりに盛り込みまくった。もう、これ以降は玄武さんは旧シリーズで言うムウやアイオロスのようなレジェンドクラスに認定されたものとして扱っていいのだろう(まぁ、旧シリーズのムウさんだってハーデス編までは一切バトってなかったのに大物感半端なかったからな)。聖闘士ってのは上下関係の厳しい世界なのだと思うのだが、なんだか納得いかなかったのは檄先生が「玄武様」って言ってたことである。そりゃ、パライストラの先生なんだから率先して黄金聖闘士に敬意を示さなきゃいけないのは当たり前だと思うのだが、玄武は紫龍の弟弟子である。そして、檄先生は紫龍の同期である。世代的には檄の方が上なんだよ。でも、ブロンズ引退組と黄金の間にはそんな些細なことは無視出来るほどの隔たりがあるのだなぁ。

 上下関係といえば、こちらもなかなか厳しいものがあるのだろう、パラサイトサイドのお話。今回は雑魚・3級・2級・1級と、全ての階級のパラサイトがそろい踏みした。再登場枠は「男らしさ」にこだわりを見せるハンマーのテーベさん。独特のデザインのおかげで並み居る3級の中でも特に異彩を放つナイスガイだが、前回は相手がチートキャラのエデンさん、そして今回は黄金相手に陣頭指揮を押しつけられるという、どうにも仕事に恵まれない可哀想な人。一応シルバー聖闘士だったらタイマンでぶったおした実力の持ち主なのに、ちょっと可哀想。今回も、玄武に初撃でぶっ飛ばされた雑魚兵士を見つめる表情が哀愁を帯びており、いきなり炸裂させた超必殺技も片手であしらわれて実に切ない。「3級では荷が重すぎる」って、出てきた時点で分かってたやん。わざわざぶつけないでさっさと引っ込めてあげてよ。

 テーベさんの直接の上司となるのが、初登場2級パラサイトのエーギルさん。これで4人目となる2級だが、直接的なガチバトルに挑むのは初めてのこと。便利そうな能力で玄武に真っ向からぶつかるも、しつこく「強さとは武器の強さではない!」って叫んでる人の前で武器の自慢をするというあまりに分かりやすい死亡フラグをぶら下げていたために特に理由もなく完敗ムードである。流石に黄金相手ではいかに2級と言えども分が悪いということだろう。現時点では、テーベさんがエネアドさんを(ハンデありとはいえ)たたきのめしていたことから、およそ3級≧白銀聖闘士くらいの図式があるわけだが、どうやらその上のレベルにいくと黄金>2級というのが実情のようだ。まぁ、やっぱり黄金は特別な存在だからね。なんとかこの穴を埋めるべく、ハイペリオンさんがあっさりと文字通りに「伝家の宝刀」をパスしましたよ。聖闘士でも数少ない「実体剣を持つ相手」をソードパラサイトの初戦の相手に選ぶあたり、なかなか心得ている。ま、どうせ2級に聖剣なんて扱えるわけがないので、来週は「剣の力で玄武を追い込んだけど最終的に剣の力を扱い切れずにエーギルさん自爆」っていうオチになるだろうし、聖剣の存在感をアピールするには丁度良い展開である。そろそろパラサイト側にもリタイアするキャラが出ていいころだろうよ。

 ま、今回の目立ちっぷりを鑑みるに、玄武さんの無双モードは次回で一段落して、しばらくは黄金も退場する流れになるだろう。今回教わった「心得」をブロンズ連中が実戦の中で身につけていく流れも必要だろうし。修行と進化を描くために、今後は1期シリーズにおける十二宮みたいな盛り上がるセッティングって出てくるのかしら。そして、イチさんはあれでちゃんと仕事が出来ているのかしら。



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