最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
シリアスとギャグの狭間、第7話。相変わらずこの辺のバランスが面白い。今回は多分シリーズが始まって以来一番の衝撃が明かされたかなりシリアス寄りのエピソードのはずなのだが、それでもどこか抜けているやりとりが笑いを誘う。下手すると食い合わせの悪くなるセッティングだが、上手いこと共存出来ているのがお見事だ。 前半戦決着。龍槍を手にしたヒメは基本的に無敵で、相手側が最終決戦ということで気を遣って出してくれた巨大トカゲも圧倒する。恭助とのコンビネーションも決まったし、ことは・秋名のタッグも見せた。アクション部分も前回に引き続きこの作品らしいクセのある動きが非常に愉快で、恭助が消火器ハンマー投げの後にわざわざ叫んでいるモーションとか、実に芸が細かい。まぁ、あまりに愉快な動きのせいで、ギンが桃華にぶっ飛ばされた時の顔とか、ゴロゴロ転がるシーンで笑えてしまうのが難ではあるが。ああいうところをスタイリッシュではなくベタッと迫力重視で描くのがこの作品らしい。 話の方は急展開で重要な真実が明かされた。いままで散々ちょっかいをかけてきたじいさんの正体は、体はアオの兄ギンであり、中身はチューニングで島流しにされた比泉分家のもの。美談だと思われていた分家チューニング事件が実は陰惨な過去の業であることが報され、七郷がチューニングのための指針などではなく、向こう側が送り込んできた次元合一のための楔であることも判明。これまで描いてきた図式が大きく歪み、秋名はますます自分に与えられた使命に悩まなければいけなくなってしまった。これまで「あちら側の世界」の存在というものは一切確認出来ていなかったはずなのだが、今回ギンが帰還したことで、少なくとも確実に「ある」ことが分かり、更にあちら側には確実に比泉や現世に恨みを持つ一党が存在していること、その狙いが次元の接続であることも判明している。つまり、あちら側が問答無用のパラダイスなどではなく、「繋ぐ意味」を見出せるような世界であることも分かったわけだ。漠然としか見えていなかったチューニングの意味についても、今後はギンの存在を加味した上で考えなければならず、比泉家当主の責任はどんどん重くなるのであった。 他方、もう1人の重責を担うものであるヒメの方は、今回の事件でお仕事は一段落といったところだろうか。コヒメの町長選についてはとんでもない横紙破りで決着がついてしまったし、今回現職の森野さんの執拗なまでの「実は割といい人」アピールのおかげで、そこまで目くじらを立てて対抗する必要もなくなったのだ。森野さん、確かに憎めない人だよ。おっさんが頑張るシーンは良いものだね。まー、9歳の町長も見てみたかった気がするけど……どんぶり1つで喜んじゃう町長はやっぱりアカンかな。で、町長選については一段落した代わりに、ヒメはギンに対する壮絶な恨みも抱えることになった。秋名が刺された時の回りの連中の反応は怖気が走るくらい真に迫っており、鬼兄妹の無言の鉄拳制裁に加え、ことは・ヒメと順にブチ切れていく情念がよく出ている。中でもヒメの「そいつ殺すから」は流石の福圓節。統一感を捨てて勢いを重視させたキャラ画の迫力もあり、相変わらず退屈させない画面である。今回も2話と同じ鈴木清崇氏のコンテ回。前に比べると慣れたので違和感は減ったが、相変わらず視点の切り替えが忙しくて退屈しない画作りになっている。 次回は一段落して別エピソードに移るかな、と思ったのだが、サブタイトルはまだ同じなのね。かやのん魔法少女とか、どこ行ったんだろう。 PR いつの間にか一般投票締め切りが迫っていた。気付けば8回目。毎度お馴染み声優アワードである。過去に一波乱あっただけに賛否は色々あるこの催しだが、現代声優文化を見る1つの指標としてはそれなりに機能していると思うのだよね。もちろん商業主義的な部分は否めないのだろうが、それも含めての声優産業だからねぇ。ファンがどのように見ているか、ということも、業界がどう持っていきたいか、ということも、これを見れば大まかな世論が分かると、そういう企画になっているのじゃなかろうか。 さて、今年も私はいち声優オタクとして、アワードの結果予想と自分の投票内容についてここに書いていこうと思う。3月には完全に個人的趣味で「グランプリ」の声優部門もやってるけど、そちらとは別に、ある程度世間の流れも考えた上で予想をしてみたいとは思っている。まー、どんだけ大上段に構えても、あくまでお祭りですのでね。今年は一体どんな花形が現れただろうか。
ママンはビーチボールなんかいらないんじゃないですかねぇ……第7話。露骨にサービス回を宣言しておきながら、きっちりガンプラバトルも怠らない。やっぱりこの作品だとどっちがサービスになってるか、っていうのはきちんと分かった上でしょうね。 いやでも実に良い水着だった。特に、ラルさんが……。確実におっさん体型なのに、上半身だけ割とがっしりしてんのね。流石にだるんだるんだとランバ・ラルのイメージが損なわれちゃうだろうし、かといってムキムキでも「単なる変なおじさん」のイメージから外れてしまうから、このくらいが良いバランスだったのかもしれない。いや、でも実際今作で一番活躍してるのってラルさんだろ。今回だって彼がいなかったらシナリオ成立してないし。単なる解説役のくせに運転手役を買って出ることでどさくさに紛れて旅行メンバーに入っているのは流石である。普段は一体どんな仕事してるんだろう……自営業なのかなぁ。でも、過去の一流ガンプラビルダーたちにも一目置かれる存在なんだよなぁ。ひょっとしてラスボスコイツじゃね? いや、ラスボスがランバ・ラルって流石に微妙過ぎるけども。 前半でたっぷりとママンのビーチボールを堪能し、おそらくセイが作ったであろうグフ型の砂山などを満喫し、その後は「この世界はガンプラさえあればなんでも出来る」を体現するバトルシナリオへ。何しろ地上げ屋のおっさんが3年前に見限ったはずのガンプラをずっと持ち歩いて活動している世界だ。多分、地上げ屋もトラック突っ込ませるより、アプサラスを直接旅館に放りこんだ方が早かったんじゃないだろうか。「あちらのお客様から!」っつって。それにしても、この世界のバトルはレギュレーションとか無いのかな。世界大会までいった機体って、そりゃモビルアーマーはなぁ。重量規定とかサイズ制限とか出力限界とか、そういうルールがないことには、いくらでも金に物を言わせたり、チート技は繰り出せるような気がするのだが……まぁ、実際のチートは今回X魔王の方だったわけだけども。 マオは初回登場時にはどうなることかと思ったが、今回再びスポットを浴びたことで、割と良いキャラになっていたと思う。仕草がいちいち可愛らしいのが見てて楽しいし、真っ直ぐな気質も主人公のライバルキャラに相応しい。どうしても関西弁キャラだと最終的に噛ませになりそうでしょうがないが(何しろもう1人「名人」がライバルにいるし)、きちんと友情パワーで繋がりつつ、共闘する様子が見られたので満足である。「3人でかかってきてもいいんだぜ」って言われた時には「セイも別な機体に乗るんか?」と思ったけど、結局いつも通りの配置だったね。オペレーターってこのゲームに存在するのかなあ。 あとはまぁ、委員長頑張れ。前半は眼鏡光りっぱなしやったな。 あかん……第20話。よりによってまどマギ見てきた当日にこの話はアカン。どんなテンションで見送ったらいいのかよく分からんようになって無闇に悲しかった……。 単に「悲しかった」と報告するだけの感想。やっぱり本作で一番好きなヒロインは八九時なんだよね。何がいいって、彼女が並み居るヒロインの中で唯一「まとも」だから。確かに幽霊(の幽霊)だし、噛み付く幼女ではあるんだけど、メンタリティが一番普通の女の子で、阿良々木さんが一番肩肘張らずにつきあえる関係を持っていたのが、八九時だった。だからこそ、彼女の最期を報された阿良々木さんは、身も世もなく彼女を守るために必死になったのだ。献身のために生き続けているような性格の阿良々木さんだが、あそこまで必死になるのは、やっぱり相手が八九時だったからだろう。いきなりあんな理不尽な理由で目の前からいなくなると言われて、納得出来る訳がないし、耐えられる訳がない。 更に悲しいのは、そんな現実を、幼い八九時が受け入れてしまっていることだ。彼女の側からすれば事情が分かっているからなのだろうが、(実年齢がアレとはいえ)あんな幼い子が、「自己の消失」という現実を冷静に受け止め、それをちゃんと第三者に伝えて、受け入れてもらおうとしているのが無闇に辛い。本当は本人だって辛いはずなのに、それを見せずに、最後まで明るく振る舞おうとしてくれている。そんな気遣いが出来てしまうことが本当に切ない。最後は、噛めませんでしたよ。そりゃそうですよ。無理ですよ。 感じ入ったのはそんな八九時のキャラクター性だけではなく、相変わらずキャスト的な話にもなってくる。同日に(4回目を)見てきたまどマギ映画で、流石に今回は余裕が出来たので「アフレコ時のキャストを想像しながら観る」というよく分からない試みをしていたのだが、唯一どんな顔でアフレコしているのか全く浮かばなかったのが、キュゥべえ役の加藤英美里だった。彼女は基本的に明るく快活な女の子をやる場合が多く、アフレコ時だって大体楽しそうに声を入れているだろう、というのが想像に難くないのだが、キュゥべえの台詞って、一体どんな精神状態で演じればいいのか、とてもじゃないが想像出来ない。本当に凄まじい役回りだと思う。そんな加藤英美里が、今回ド直球で「泣かせに」来た八九時。普段なかなか聞けないタイプの演技だっただけに、彼女の持つポテンシャルが遺憾なく発揮された見事なものになっていた。やっぱり色々と「持ってる」役者である。今日は本当にえみりん記念日。さぁ、あと一週間ちょいで彼女も三十路! 矢尾一樹の衣装www、第5.5話。うん、まぁ、謎企画だけどね。意外としっかり取材してたんじゃないでしょうかね。わざわざ感想書かなくてもいいんだけども、せっかくなので。 もう、いまや公式がわざわざ聖地巡礼してくれる時代ですよ。公式がわざわざ聖地を教えちゃうのってどうなの! っていう意見がある作品も存在するわけだけど、京騒戯画の場合はちゃんと京都テイストを前面に出しているし、今回の特番を見ていると、確かにこうして作品世界とのリンクを解説されると色々と面白い。背景や舞台設定だけでなく、明恵上人のように人物のモデルまでいるとなると、聖地巡礼の様子も1つの舞台演出として見ることが出来るだろう。有名な丸窓の映像なんかは改めて見ると確かに「アニメで是非使いたい」と思う気持ちも分かるし、最後の鳥獣戯画で盛り上がってるところなんかも、コレが元祖キャラもの漫画だってことを考えれば、アニメの特番で扱うのも納得出来る(?)というもの。やっぱり京都ってどんだけ使い古されても色々と面白いものが残ってるものよね。個人的には、エラく大回りで大変そうな旅行日程を見てて不安になりましたけども。初日の源光庵はなんだかやたら効率の悪いルートだったような気がするんだけどね。 で、番組そのものの話はそれくらいにして、せっかくだからキャストの話。うりょ子が今回のリポーター役に抜擢されたのは分かる。女性の方が映えるし、釘やキタエリが3日間も京都に拘束できるとは思えないし(いや、うりょ子が暇だってわけでもないだろうが)。しかし、隣にいた子は結局誰だったんだ? やたらガタイの良い子だったな。2代目ショルさんを襲名出来そうな。なかなか元気な子だったし、番組もそつなくこなしてたから別に問題ないのだが、「結局だれ?!」ってなったのが気になった。確認してないけど、矢尾さんと話してる感じなんかを見ると、今作でモブを任されてるってことなのかな。何でキャスティングされたのかがよく分からないので妙に気になったのである。キャスティング協力に青二って書いてあったから、「ははーん、さては青二の新人なのだな」って思ったら81だったし。久川綾、うりょ子と関西出身声優も多いから、ひょっとしてこの子も関西? って思ったら東京出身だし。いや、矢尾さんも事務所違うし東京出身だけども。不思議。 そして、矢尾一樹の無駄な存在感ね。あの人の恰好がファンキーなのはいつものことだが、不思議と京都の古寺にマッチしているように見えて笑ってしまった。こうしてみると本当に単なるいいおっちゃんやな。「スペシャルゲスト登場です!」って言われた時に「スタッフかな? メインキャストかな?」って思ったら矢尾さんだったので腰砕けたけど、考えてみりゃわざわざ来てくれたのって結構レアである。あのまま出家してそうでちょっと怖い。 11月15日 ドラフト模様(THS×3) ピック順 【Thraxi】→【Mei】→【Alessi】→【Serra】→【Metallica】→【Sangriter】→
今週のテーマは多分「いかにショボいパックを開けても挫けないか」だと。あと、上下の色被りの中での立ち回り。結局、「強いコモン」のようにピックのテーゼが決まってしまう場合、下家のコントロールと自分のデッキプランの両立を考えると本当にデリケートな作業である。 とりあえず確認のために書いておくと、来週も普通にドラフトは開催されます。
良い話風にまとめてんじゃねぇよ、第7話。くそう、前回、前々回とガチ陵辱展開が続いててかなりhshsしてたのに。まー、これが青年誌の限界ですわなー(いや、このままバットエンド一直線されても困るけども)。 結局、カズヤとの愛の力でマジキチ弟を打破するのである。本当は先週分で盛り上がっていたところの感想を書きたかったのだが時間がなかったから今週無理矢理書いている。もう、この作品は1期から「能登麻美子をいじめ抜く作品」という看板が楽しみで見ていたわけだが、前回がその真骨頂でしたからね。今回は弟さんもあっという間に情けない状態に突入しちゃったし、あろうことか最後に改心までして罪を無かったことにしようとしていたので、大変けしからんことである。どれだけ心を入れ替えても、お前のマジキチっぷりは忘れないからな! やっぱり視聴年齢制限のある作品に出てくる野島健児キャラはマジキチばかりである。あまりにおねーさんのことが好きすぎて相方であるホーリーさんのモーションも一蹴するかと思ったけど、ちゃんと据え膳だけは頂いているあたりは流石だけども。ホーリーさんもさぁ、もう少し男は選んだ方がいいと思うよ。あんなシスコンのどこに慕う要素があるのさ。答え・家の財産。 すげぇどうでもいいポイント1・サテラ先輩が決闘してる時にカズヤがボーッと見てるだけだったので「フリージングを使うのは卑怯なのかな」とか思ってたら、普通にルイス君は使ってきた。カズヤ、先輩が惨殺されようとしてるの見てるくらいなら助けてやれよ。すげぇどうでもいいポイント2・姉を人形のように支配しようと思いついたルイス君。そのきっかけとなった過去のエピソードで分かるが、幼少期の声は大量のドールのマスターになってたあの人。やっぱりお人形好きと言えば真田アサミボイスになる。すげぇどうでもいいポイント3・今作のオープンエンドを担当している鈴木このみは、まだ未成年だからAT−Xでこの番組を視聴できない。まぁ、許可されても見ないとは思うけども。 茶番! 第7話! もう、Aパート中盤あたりから大体オチまでが確定ルートという、本当に茶番! なんでこんな話が7話目やねん、と思っていたが、一応最後に鬼龍院さんが狙いを言ってくれたおかげで成立した。えー、でもマコ戦はもっと後の方のサプライズにとって置いて欲しかったなー。今作のジョーカーみたいなもんなんだしさー。いや、ひょっとしたらもう1回くらい反逆はあるかもしれないな。もしくは、流子のピンチにマコが喧嘩部の制服着て助けにくるとか。……でもマコじゃなぁ。 結局、最後に何か大オチが用意されているかと思ったけど、単に「家族総土下座」で終わってしまった茶番劇。今回得られた収穫は、「流子の半裸はエロくないのにマコの下着姿は何かエロい気がする」というただ1点だけだが(?)、満艦飾家の堂に入ったゴミクズっぷりなんかはなんだかすごく納得出来るものになっていた。まぁ、こいつらだったらこの展開でも大して心痛まないし、来週以降、平然と流子の家族面してても別に気にならない。そういう意味では恐ろしい連中である。ノリと勢いだけで全てが解決するこの世界、その「ノリ」の粋を極めたのが満艦飾家なわけで、正面から立ち向かったら勝てるわけがないのである。 むしろ、今回流子は上手いことマコに二つ星極生服を着せることで「弱体化させた」と言ってもいいかもしれない。勝手なイメージだが、めだかちゃんが球磨川とガチで殴り合うステージを強引に用意したのにどこか似ているような気がした。ジョーカーキャラはどこまで本気か分からないようなノリでのらりくらりとさばかれると絶対に倒しようがないので、今回のマコのように、無理矢理でも「シリアスの舞台」にあげてやらないと、同じ土俵にすら立てない。極制服をまとったマコは、全てを無にする最強の「オールフィクション」ならぬ「オールギャグ」を奪われ、シナリオの要請をこなしながら「敗北」したのであった。うーむ、不思議な感覚である。あいつに仲間を思う心があったとは思えないのだが……。まー、今回は訳の分からない部活動がたくさん見られたし、「一つ上のステージ」にのぼるための最後の大掃除だったと思えばすっきりするんじゃないでしょうか。 次回は四天王の1人、蟇郡のメイン回か。前回の猿投山が恰好良かったけど、一番登場回数が多くて目立っている蟇郡さんはどうなるでしょうね。今週の「意外と切り替え早い」シーンは不覚にも笑ってしまったけども。事前にデカレンジャー見ておくとドギーのせいで笑える度が1割増しやで。 問題尽きず、第7話。これまでは子供たちのいざこざと好きあった2人の問題という小さな関係が課題になっていたが、ここでついに登場、一番面倒な存在である「話の分からない大人」。陸も海も正しい意味で「海の男」たちが多いせいで、問題がこじれるのは超簡単。 前回のエピソードでまなか・ちさき間の問題も解決。これで、子供同士でわだかまりを持った連中はいなくなった(まぁ、紡とひかりの関係性はまだ火種を抱えているわけだが)。先週出なかったのでどうしたんだろうと思っていたあかり姉ちゃんも、旦那と一緒に普通に活動出来ているようだし、その様子をみても美海ちゃんはかんしゃくを起こさなくなった。お船引の準備のおかげで学年や性別を超えて子供たちの友情は深まったし、言うこと無し。もうこのままお船引再開までなだれ込んじゃおう、という勢いだ。しかし、そうは問屋が卸さない。ひかりの父ちゃんもなかなかの分からず屋だと思っていたが、陸も海も、関係者は基本的に単細胞である。非常に悪い意味での「大人」たちは、子供の頑張りをあっさりとないがしろにし、どうでもいい些細なことであっという間に関係破談。あまりに馬鹿馬鹿しい喧嘩の顛末は、絶対に子供に見せたくない類の光景であった。 一応フォローしておくと、今回の「馬鹿馬鹿しい喧嘩」は、「それくらいに陸と海ではわかり合うことが出来ない」ということを端的に表す事件である。きっかけが何だとしても、長年の歴史の中で根付いた差別思想はそう簡単にぬぐい去れるものではない。今回の喧嘩だって、互いに見下し合っているといういびつな関係性に端を発したものだし、親父さんが言っていた「言葉が通じるだけにわかり合えない」というのは真理なのだろう。そりゃね、同じ人間ですら国が違うだけで揉めるんだからね。生態系が違ったらそりゃ無理だわ。結局、お船引の件はうやむやのままぽしゃってしまい、あとに残されたのは「これでもまだあんな男と一緒に行くのか」というあかり姉ちゃんへのプレッシャー。しかし、「親父は問題をすり替えてばかりいる」と冷静だったあかりさんは逃避行の決意を固め、うろこ様からのダイヤモンドダストな妨害にもめげずに、一路地上へ向かうのである。ついでに光も大脱出であるが……どこに行くんだろう。住まわせて貰えそうなところって紡の家しかないよな……。 さて、相変わらずもめ事が自然発生する段取りは見事な本作。そんな中でも今回勃発した「種としての違い」は最も根源的な問題であり、これが十全に解決するようになれば、このアニメも終わるということだろう。まだまだうろこ様が明かしていない秘密なんかもあるわけで、現在分かりやすい形で浮上している「海と陸の相互理解」という目標にはまだまだ壁は多いようである。あれ、でも「海と陸の関係性」が最終テーマだとすると、まなかがくっつくのは紡ってことにならねぇかな。今回はとんとん拍子で「光が紡とまなかのために頑張る」という何とも寂しいシチュエーションが構築されちゃったし。この辺りの「光、それ違う!」感はたまらないものがありますね。良い奴なんだけどな、光。 そして、これまでも何度か俎上に上がってきたが相変わらず謎が解決しないのが、汐鹿生という存在そのものである。根強い差別意識があり、「根本的にわかり合えない」と割り切っている部分があるようなのだが、これまでの歴史の中で、一体どれほどの交流があったのかがよく分からんのだ。汐鹿生の生活水準が現代人とほぼ同じであること、水中の学校が廃校になったあとの措置として地上に転校していることなどを考えると、「豚と魚」と貶し合うほどに決裂した関係にも見えないのだが。汐鹿生がそこまで人類に仇なすような存在として認知されているなら、多分陸の人間は彼らを根絶やしにすることも出来ただろうし(過去の歴史の中でね)。少なくとも、大きな問題もなく共存出来ている時点で、そこまで酷い差別が生まれる意味もよくわからんのよね。汐鹿生って普段もずっと海の中にいるものなのかなぁ。だとしたら、陸の学校に行くために上がってきた3人って、すげぇ歴史的な存在ってことに……いや、違うな、あかり姉ちゃんは普通に地上で働いてたわけだしな。うーん、よく分からん。 おっさん同士の喧嘩の時の「陸の奴らは女も奪っていく」という発言もなんだか不思議である。そもそも、陸の人間と海の人間の間に子を成すと海に戻れない、という条件がある時点で、海と陸のトレードは完全に一方通行なのである。地上で不自由があるとはいえ、汐鹿生は陸の生活が可能。それに対し、地上の人間は絶対に汐鹿生の家で晩ご飯を食べることは出来ない。いわば汐鹿生は劣性遺伝子みたいな存在であり、放っておいたら個体数の減少は免れないものなのだ。それをさも相手が泥棒であるかのように罵るのはおかしな話。汐鹿生はもうちょっと自分たちの未来に危機感を持って保護政策を打ち出すように地上政府に相談した方が良い。 でもまぁ、今回のうろこ様の能力を観てると、汐鹿生の生活文化とか未来とかいうことを考えても「魔力で何とでもなるし」の一言で片付けられそうではあるんだよね。恐ろしいパワーなのは間違いないからな。今にして思えば、ぎょめんそうってどのくらいのレベルの罰則だったんでしょうね。 |
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Thraxi
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声優のこと全般
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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