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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
真のクライマックスはAパートだからな! 第92話。もうね、これが見たかったんだな、ってのがびしびし来る感動の展開。長かった1年、いや2年。我々の見たかった永遠のヒーロー・ペガサス星矢がそこにいた。 サブタイトルにある「星矢の本心」。含みを持たせて言っても、その答えは単純明快。「星矢は星矢」だった。アテナとパラスの対決は決着し、残るのはその配下「パラサイト」タイタンと、「射手座黄金聖闘士」の星矢かと思われた。しかし、向き合った2人の男の目はそんな義務的なものじゃなかった。ここ最近はずっと「アテナ」としか呼んでいなかった女性を「沙織さん」と呼んだ星矢。彼はもう、上っ面だけの「アテナの守護者」ではなく、幼い頃から城戸沙織と一緒に過ごしてきた1人の男。跳ねっ返りのわがまま娘に反感を抱きながらも、少しずつ惹かれ合っていった幼なじみの星矢。使命も立場もしったこっちゃない。目の前の女性を守りたいから守るだけの存在。 結局、「人間」だの「神」だのと小難しいことをこねくり回してはいたが、戦いの目的なんてものはもっと単純なものだ。「戦う行動原理」を巡るタイタンとの対話は、もう、しびれるほどの名言のオンパレード。「愛の女神」と「戦いの女神」の対決では、「戦いの女神」に従わなければならない人間の方が「犠牲者」なのだと説くタイタンに、星矢は「人を勝手に犠牲者にするなよ」と立ち上がる。「沙織さんを泣かせるな」。それだけが星矢の行動原理。女神アテナではなく、城戸沙織という女性のことを一番よく知っているのは星矢なのだ。「聖闘士はアテナの命令に従うものだろう」と問われても、したり顔で「俺は黙って命令に従うほど素直じゃない」と答える。戦う理由は常に自分の意志、「守りたい人がアテナだった、ただそれだけだ」。ただの腕白小僧だったあの頃から、星矢は何も変わっちゃいない。「模範であるべき黄金聖闘士が私情で戦っていると?」と問われ、素直に認める星矢を見て笑顔が隠せないタイタン。「アテナアテナと吠えるただの犬だと思っていたが」と問い詰められ、「アテナアテナと吠えていないと、他の聖闘士に示しがつかないだろうが!!」。 こんな星矢が見たかった! 僕らの星矢はやっぱりこれ! 黄金聖闘士なんて要職で大人しくしているよりも、やりたいようにやってこそ、それが男らしさに繋がるのである。吹っ切れた星矢を見て喜んだのは、何も視聴者だけではない。ようやく見せたその本心に、タイタンさんもご満悦。何しろ、敵だと思っていた目の前の男が、自分と全く同じ境遇にあることが分かったのだ。「自分と全く同じなもんだから、思わず笑ってしまったわ!」と昂ぶるタイタンを見て、星矢も「お前も思ったより無鉄砲で熱い奴なんだな」と笑顔の対応。もう、この時点でマブダチ確定。お互い面倒な女に惚れてしまったがために、使命にかこつけて暴れ回るだけの馬鹿な生き方である。こうなってしまえば、もうお互いに含むところは何も無い。本音と思いを拳に乗せて、ただひたすらに語らえばいい。晴れ晴れとしてすげぇ綺麗な目をしたタイタンとの、「男と男の決着」だ。最終決着は意外なほどにあっさりと、最大必殺技どうしのぶつかりあいだけであったが、このあっぱれな幕引きに、誰が文句のあろうものか。 ……いや、まぁ、アテナとパラスの和平という決着は、色々と突っ込みどころもあるんだけどね。今回に限った流れで言えば別にいいと思うよ。ちゃんと一度は剣を交えた上での決着であるし、星矢とタイタンという合わせ鏡の存在のおかげで、「アテナの愛」と「パラスの愛」が結局は根っこを同じにしており、2人ともまだやり直せるのだ、ということが分かるから。アテナが星矢を産みだし、それと同じようにパラスにはタイタンがいる。それこそが、パラスという存在が悪ではないという証明になるのだ。でもさ、流石に円満解決すぎやしませんかね。それで片付くならもう少し早く、先に示談を検討しろよ、って気がするじゃん。星矢も「いいさ、別に命令されて戦ってたわけじゃないんだ」って言ってたけど、それを言われたら聖剣一本折るために燃え尽きた紫龍たちの立場がないじゃん。パラスがこれまでの行いを償うのって、すげぇ大変だと思うぞ。……まぁ、去年のマルスさんだって同じことが言えたわけだけども。なかなか迷惑な姉妹喧嘩でしたとさ。 そして、「イイ最終回ダッタナー」と余韻を楽しんでいるところに、相変わらずのおじゃま虫っぷりを発揮する見事なエウロパさんの登場。2人の女神のエネルギーを奪い、星矢とタイタンの共同攻撃をはじき飛ばす余裕。窮屈な2級パラサイトの殻を脱ぎ捨て、なんかすごいっぽい新たなクロノテクターに身を包んだエウロパさんは「永劫輪舞」を回収して神パワーを展開。その餌にフラフラと呼び寄せられるのはもちろん昴だ。「神になりたがった男」は、長い長い旅の果てに「人間の強さ」を知ったはずなのだが、そんな蓄積を全てぶっ飛ばす身も蓋もない言動に走る。「人間は強いけど、それは一時の強さ。神は、もっと強い!!」だそうです。今まで何を見てきたんだ、昴。ケレリスさんたちも泣いているぞ。まぁ、多分今のところは完全に操られている状態だとは思うから、無茶するのはしょうがないんだろうけど。 改めてwikiなんかでお勉強しておくと、今回昴の中から覚醒した「刻の神」はエウロパに「サターン様」と呼ばれた。これは「マルス」が火星であり、戦争の神であったのと同じような存在で、「土星」を意味するローマ神話の神。そして、「土星」を表すサターンはギリシャ神話ではクロノスと同一視される。クロノスといえば当然「時の神」なので同じって理屈。ただ、正確には「時の神クロノス」はサターンと同一視される「大地の神クロノス」とは別人なんて話しもあるからややこしい。まぁ、その辺の混同が重なって「刻の神サターン」っていう存在が生まれてしまったのだろう。1期目が「マルス」で2期目が「サターン」っていうのはアニメシリーズとして座りがいいからね。 そんな目覚めてしまったサターン様との最終決戦が次週から幕を開けるわけだが、もう、タイタン・星矢を含めた全員でタコ殴りにしてなんとかならないもんだろうか。相手陣営は昴・エウロパ・ミラーだけのはずだが……氷河と瞬はどこで何をしてるやら。次回予告ではどさくさに紛れて邪武さんが映ってたんですけど、なんで出てきたのん? 「沙織さんが星矢に取られた!」って思って慌てて聖衣掘り出してきたのかしら。 PR うん、知ってた、第7話。ここまで予定通りの進行。今回のお話は割と7人のメンバー全員が個々に動けていたので、キャラを把握するには丁度良かったかね。まー、この時期まで未だに名前が定着してない事態の方が問題かもしれないけど。キャラ差が観測しにくいのは本当に大変だったのよね。キャラ絵が地味だし、声でも識別出来ないし。 まず、前回からの引きで一番はっきりキャラ付け出来たのは当然藍里である。「グループ内で一番下手」という可哀想なキャラ付けは可哀想だが、考えてみりゃ、現実のグループにだってそういう子はいるだろう。「努力で補おうにも補い切れない次元の差」というのを努力のみで埋め合わせるってんだから、ある意味では実に美味しい主人公ポジションともいえる。まー、このグループの場合は全員が素人に毛が生えた程度なので、藍里と同じくらいの努力を全員がしなきゃいけないはずなのだけど。まだ「うまくなる」前なので何とも言い難いが、藍里の性格も含めて、今後はグループ内のかすがいとして機能することが出来るだろう。焦点となる復帰の動機についてもそれなりに納得出来る筋立てになっていたし、感情の起伏の部分については、これまでのエピソードの中でもしっくり来る部類だったのではなかろうか。「何よりもWUGが好きだから」というのは割と大事な要素で、ラブライブで言ったら花陽ポジション、最終的には「好きこそものの」である。 そんな藍里の復活を力強くサポートした佳乃も、随分時間はかかってしまったが、今回ようやくキャラがしっかりと固まった。これまでは「真夢のせいでいまいち自分のリーダーポジションに納得出来ないでうじうじしてる子」といういたたまれない状態にあり、今回も冒頭では「都合のいいときだけリーダーとか言って面倒ごと押しつけてんじゃねぇよ!」という(至極もっともな)ブチギレを披露。「こりゃあかんのちゃうか」とハラハラしていたが、藍里の家に向かうまでの道で真夢と対話出来たこともあり、涙ながらの訴えで藍里を連れ戻すという功績を勝ち取った。「リーダーとか言われてもしらねぇよ!」というブチギレが自信を失っていた藍里の引き戻しに一役買った上に、目の前に真夢がいる状態で自分の心情が吐露できたのは大きい。これでお互いにわだかまりも解消され、「管制塔としての藍里と、模範としての真夢」というツートップがグループ内で形成されたわけだ。真夢が2人のやりとりを言葉少なに見守っているだけ、というポジションニングも実に心得た立ち位置である。 今回はっきりと基盤を固めたこの3人に、既に当番回をこなした実波、未夕で5人。残り2人のうち、でこっぱちの夏夜も、今回は実波との絡みなどで人の良さが前面に現れ、「お、こいつ意外と頼りになるし、いい奴だぞ」感が加わった。あのギスギスした場所で笑顔が出せただけでも大したもの。となると、問題は残りの1人である。今回矢面に立って問題の中心となったのは藍里だが、そのいざこざの中で一人割を食った形になったのが菜々美だった気がする。何しろ、他の連中が必死にまとまろうとし、最終的に藍里まで戻ってきて友情形成したどさくさで、「光塚へのステップだからこんなグループやめてもいい」とぶちまけているのだ。事が終わった後にはみんなすっかりそのくだりを忘れていたみたいだが……今回の事件で一番遺恨が残るのってあそこだった気がするんだよなぁ……。議論してる間も「時間がない!」って喚いてるばっかりで全然役に立たなかったし。グループで一番いらないの、この子じゃないでしょうかね? まぁ、まだお当番回が無いだけで、次以降に何かあるかもしれないけども。 こうして7人が結集して、無事にグループとしての基盤は固まった。今回早坂の計らいで「グループ内の関係」が無理矢理にでも醸造されたわけだが、彼が楽しんでいる「友情ごっこ」要素はとても大切なファクターである。ライバル(?)のI−1は完全能率制で「最も優秀な人材」が組み合わさって出来上がったグループだが、WUGは「駄目なところを補い合い、繋ぎ合うグループ」というスタンス。少年漫画や料理漫画でありがちな、「最高の食材を集めたからって最高の料理が出来るわけじゃないんだよ!」理論である。ま、現時点では食材の差が有りすぎて料理で勝負する段階じゃないけど、いずれは、ね。 次回はいよいよスクールアイドルフェス……違う、アイドルの祭典とやらがあるらしいですよ。そのイベントって、新しいアイドルの卵を探すイベントじゃないんですかね。既に事務所所属のアイドルが乗り込んで覇を競うイベントなんて、存在してるんだろうか。よく分からん。 海回の続きだけど水着はないよ! 第6話。まぁ、そういうアニメじゃないのは分かってるけどさ……前回も大して水着押しではなかったし。代わりに寝乱れたうか様が性的過ぎるのが問題点。 あれだけ揉めに揉めたけど、びっくりするくらいに簡単収束。これもまた女の子の関係性の一側面なのだろうか。暴走しだした神通力については、コンの必死の願いも届いたためか、大事にはならずに収まった。下手をしたらあのまま「墨染さんがいなりになる」という願いを叶える流れになっていたのかもしれないが、過去の反省を活かしたいなりが途中で「それじゃあかん」と気がついたおかげでブレーキがかかったようだ。ちゃんといなりも成長しているのが分かって微笑ましい部分であるが、うか様に譲り渡された神通力は「いなりが変化する力」だったのではないのか、というのが気になる部分。「暴走」ということで、変化の力を他の対象にも及ぼすような力も持ち得てしまうということなのかしら。うか様はいつにも増して苦しそうだし、「神通力を人間に譲り渡す」というあまり前例のないことをしでかしてしまったせいで、細かい制御が効いていないのかもしれない。結局うか様はそんな非常事態のことを知らないままで……どうなってしまうことやら。やっぱりこのうか様といなりの関係性だけはすごく心苦しいんだよなぁ。 暗いニュースばかりではなく、もちろんおめでたい話もある。前回のギスギスは丸太町さんに根本的な原因があったわけで、その彼女が三条さんの苦言であっさり反省していたため、女の子3人の間で起こったいざこざは、全てが丸く収まった。丸ちゃんは自分の我が儘な態度について謝罪し、墨染さんも、ちょっとナーバスになっていたところで漏れてしまった軽い嫉妬心に対しての謝罪。いなりも、なんかよう分からんけど、面倒は自分のせいだ、ってんで謝罪。みんなが他人を思いやって気を配れば、これ以上こじれることもあるまいて。三条さんだけが蚊帳の外だったのはどうかと思うが、まぁ、彼女から能動的に悪さをしたことはないからな(我関せずで逃げてたのはどうかと思うけども)。 3人の和平が結ばれただけで今回は一件落着かと思ったのだが、なんと、それに加えて墨染さんが自分の思いをまさかのカミングアウト。はっきりと「恋愛感情」と言ってしまうとは、近頃の中学生はそっち方面の恋愛についても随分オープンなものである。いや、むしろ同性間だったからこそ言ってしまえた部分もあるのかな? いなりは何となく知ってたから「知ってた、頑張れ」というだけだが、丸ちゃんは思いの外食いついてきやがった。「薔薇も百合も」とのことですが……いやぁ、3次元はまたひと味違うぞぉ。っつうか、腐だったら同性カップリングどっちもOKってわけでもないんだけどな。俺は百合はいいけどホモは嫌だぞ。まぁ、丸ちゃんの度量が広いってことでね。これ、丸ちゃん側から積極的に墨染さんに絡んでいく理由が出来てしまったってことで、下手したら4人の中で一番結びつきが強くなるのはこの2人なんじゃなかろうか。ただまぁ、4人の中に恋愛感情が混ざり込んでくると仲良しグループってややこしいことになる気もするんだ。男2女2の集団で1組くっつくと残りの2人も気ぃ使うからな……同性どうしだと大丈夫なんかなぁ。三条さんはそういうのにものすごく無頓着だろうしなぁ。 とりあえず中学生組は丸く収まったので、次なるステージはもう少し上。すっかり伏見家に居着いてしまったうか様の純真無垢な兄妹への家族愛(?)と、そんな無防備な女性(神)に気に入られて処理が追いつかない燈日兄。燈日はインドア派だし中二病ではあるが、幸いコミュ障でも非リアでもないので、うか様のあしらい方はそれなりに常識的。必要以上に神様となれ合ったりはしないが、一応女性なので邪険に扱ったりもしない。いきなり家族のアルバムを勝手に見始めるというデリカシーの無い行為にも、割と優しく対応してくれている。うか様、燈日との距離感がちょっとおかしいのは、子供の頃から見守ってるせいで親戚のおばちゃんみたいな心境なんだろうけど、そんなことしらない燈日にはちょっと刺激が強いよ。もう一歩引きましょうよ。数多の乙女ゲームでそういう距離感を学んだんじゃないのか。彼女は日がなゲームを繰り返すことで……アクションゲームのスキルは手に入れてるみたいだな。燈日、ソフトの持ち主のくせに負けてんじゃねーよ(こないだのレースゲームも含めて2連敗である)。あと、厨二シナリオ書きながら音読もやめてほしいですね。やっぱりあの男はうか様の相手としては問題が有りすぎる気がします。いや、くっつくのかどうかは知らないけどさ。うか様って乙女ゲープレイヤーだけど人間の男性に対するハードルは案外低いのかなぁ。それとも兄貴のスペックがお眼鏡にかなうレベルなのかなぁ。何にせよ結論は「羨ましい」。 メインヒロイン大活躍! 第19話。なお、ここでいうメインヒロインとは蟇郡さんのことを指します。すっかりツンデレキャラが板について、今回は愛情ほとばしって「いちゃいちゃ」とまで言われるようになってしまったじゃないか。もう、この2人が幸せになれば何も言うことは無いわ。 まさかの1ヶ月後。展開の速いアニメと言われて久しいこの作品だが、まー、面倒臭いところはずばんと飛ばして一番美味しいところだけやってくれればいいと思うよ。ただ、あの程度の戦力で1ヶ月は持ちこたえたあたり、COVERSも大した脅威じゃねぇな、って気もするんだけど。全盛期の本能寺学園が本気になればもっと短期間で全国制覇出来てたんじゃなかろうか。結局COVERS自体にはあんまり知性も無いみたいだし、単なる羅暁の道具扱いなのは拍子抜け。まー、結局は皐月が使ってた極制服の延長線上の存在だからなぁ。 真の敵がはっきりしたために、ようやく待ちに待った全キャラ共闘態勢が実現した。本能字学園四天王とヌーディストビーチの共演は、どのキャラもなかなか憎めないだけにずっと待ち望んでいたものだ。四天王は極制服が脱げちゃったせいで独自の活躍が難しいかもしれないが、そこは愛情と新兵器でなんとかカバー。蟇郡さんが鯨波みたいになって、いよいよここから大活躍だ! と思ったら……マコ1人救出して終わったな。理由もなく流子が強すぎんよ。蟇郡さんも「出番これで終わり?」みたいな困り方してたやないか。流子はあんだけ暴れられるならもっと前からやっとけ。そして、鮮血との痴話喧嘩も大概にしてくれ。そりゃ自分の生まれの秘密を明かされたんだからショックなのは分かるけど(まさか鬼龍院の親父さんと一身博士が同一人物とは思わなかったが)、流子と鮮血のいざこざは同じところをグルグル回り過ぎやろ。どうせ来週には仲直りして厚い友情を契るんだろうしさぁ。流子はもう少し賢くならなあかん。その点、四天王の皆さんの分をわきまえた活躍は見ていて気持ちが良いな。蛇崩さんは極制服無しの白兵戦でも割と強かったのが驚きだけども。下手したら単体では猿投山よりも強いんじゃなかろうか。犬牟田は……まぁ、どこまで行っても前線タイプじゃないからいいや。アイツの極制服が喪失する理由は無い気がするんだけどな。COVERSと仲違いしたことで根源的なエネルギー供給でも切れたのかな。 本筋はそんなとこだが、ドがつくシリアスのはずなのに小ネタの数々は相変わらず。ゆっくり脱ぐな。そしてゆっくり見るな。満艦飾ママの視点が常に美木杉の股間に固定し続けてたのはどないやねん。ママン,そんなに薄い本が出してもらいたいのかい? でも相手が美木杉だとエロくならないでギャグに終始しそう。エロでいえば今回は皐月さんの一人勝ちでしょう。執拗な尻スパンキングはなかなかのサービスシーンでしたぜ。おかあちゃんも趣味いいよな。早く皐月様の復活が拝みたいのう。 この世界にもゆるキャラっているのかよ、第二十話。想定されてる時代設定って大体昭和後半くらいだと思うのだが……おしおっしー、海水ブッシャァァァー。 ジリジリとしたお話が続きます。今回の主役は文句なしで美海。海からすくい上げたのに一切目覚めることのない「眠り姫」を巡り、美海の葛藤と光の不安が交錯する。あまりにイレギュラーなことが多すぎて、誰1人として「まなかの救出」の意味を把握出来ないでいる。何しろ、冬眠に入ってからというもの、勝手に上がってきたのではなくて無理矢理地上に引き上げたのはまなかが初めてだし、その結果目覚めないのも初めてのケース。当然、エナの剥離なんてのも前代未聞の事態だ。その意味を解釈出来る人間がいないので、みんながそれぞれに自分に都合の良い方向へ勝手に受け取るか、もしくは都合の悪い方へ嫌な想像を加速させるしかない。 光の不安は、「まなかの強奪は海神の冒涜に当たるのではないか」というもの。「お女子様の墓場」に眠っていたまなかはまさに人柱であり、それを奪い取ったらついでにエナまで剥がれてしまったというのは、どうにも気分の良い話ではない。あげく要は「水温が下がってきたかも」なんて不安を煽るようなことも言ってしまうし、何よりも目覚めないまなかを見ていたらどんどん心がすさんでいってしまう。仕方がないので、この焦りは全力でうろこ様探しにぶつけることに。今までは一応「様」をつけていたはずなのだが、今回は完全に「うろこ」呼ばわりである。こうして「神など自分たちと大して変わらない立場なのだ」と思っていないと、光の寄って立つ足下が揺らいでしまうのだろう。しかし、やっぱり無理のものは無理なわけで……結局、体調を崩して寝込んでしまうことになった。はぁはぁいいながら美海にのしかかる光はちょっとデンジャラス。 そして、そんな光の切羽詰まった様子に心痛める美海。汐鹿生に突入してまなかを救出することに尽力した美海だったが、当然、その時抱えた矛盾は一向に解消する気配はなく、「まなかがいるのに意思疎通出来ない」という半端な状態のせいで、やきもきは更に増すばかり。まなかのために精魂すり減らす光を見ていると、どうして自分はあそこに届かないのか、と純粋な嫉妬も抱いてしまうだろう。光のためを思えばまなかの目覚めに協力することは当然だが、「自分だけ違う」立ち位置で解決策を探す美海は、自分の本心を意識せずにはいられないのである。紡との対話では「喜ぶことが出来るのか」と自問自答していることから、現時点では「喜べない」ことは確定ということだ。確かに醜い感情ではあるのだが、払拭しきれないのは紛れもない事実。それもこれも含めて、前を向くしかない。そんな「不安」と「喜び」を面と向かって受け止めてしまった紡はやっぱりでかい男だ。最近はちさきに対する思慕を隠さなくなってきました。良い傾向だと思います。 その他、そんなちさきを見て「やべぇ、色っぽいおねーちゃんだ」とドキドキする要。そんな要とお話出来て嬉しそうなさゆ。子供たちの頑張りを見て、全部分かってしまっている感じのスーパー母ちゃんあかり。姫の目覚めの時はまだ来ないが、来ないなら来ないなりに、時間はすすんでいくものである。今回は、あまり大きな動きのないエピソードではあるのだが、そうした細やかな1つ1つの感情がさりげないシーンでにじみ出ているのが相変わらずグッと来るところ。今回のコンテは P.A. の中核・許琮氏。ちさきが海から上がって後れ毛をあげるアップとか、美海が光に「キスしろ」と提案する前にグッと一呼吸堪えてから明るく切り出すタイミングとか、そういう見せ方にいちいち情感が籠もる。 そんなしっとりと高まってきたムードを全てぶっ飛ばして……まなかの覚醒。なんじゃいそりゃぁぁぁ! テープか? おっさんの歌うテープが実際は効いていたのか?! ずっと寝てた割にはエラいハキハキしゃべるなこのやろう! 今回も新キャラは1体。そしてあんまり新キャラのキャラ特性を活かせたわけではないのが残念だが……割と面白い方の回だったかな。色々衝撃の事実も判明したし。
○第16話 「女3人寄れば…」 登場犬:沖縄、東京、岡山(生田善子) 初登場の岡山犬(きびだんご)は、何かを思い出そうとしてるのに出てこなくて困っている様子。そこで、沖縄と東京が何か協力してあげたい、と申し出る。「3人寄れば文殊の知恵さ〜ね」との沖縄の言葉に、東京は「文殊ぅ? じゅ、と来れば、寿限無って知ってる?」と突然の話題を振り、見事な滑舌での『寿限無』を披露する。そんな流れに乗せて、沖縄も「自分も長い名前知ってるさー」と、今度はピカソの本名を立て板に水で暗唱。見事さと意外さに感心する2人。でも、肝心の思い出したいことは全然出てこない。女3人寄ると、「姦しい」だけなんだなぁ。 新キャラ岡山は一切キャラ特性を見せず、単なる「困ってる人」役で出演。中の人は生田善子という名前らしいが、すまん、知らん。ま、今作はキャストの若返りを図ってるからしょうがないのかもね。代わりといってはなんだが、2週連続登場の東京犬が見事な早口を披露。本田貴子を呼びつけて寿限無をお願いするなんて、なかなか贅沢な番組である。更に、普段はおっとりゆっくりのはずの沖縄までが早口チャレンジ。ちゃんぎぶも見事な滑舌で声優業の面目躍如。これでもキャリアはそこそこやからな! ちなみに、普段やり慣れない早口をまくし立てた沖縄は、発言が終わった直後に力尽きて眠りはじめている。無理すんな。
○第17話 「変わってないよ」 登場犬:群馬、兵庫、東京、栃木 何故か花魁道中でしゃなりしゃなりと歩いて来る東京。髪は高島田(元々無いからズラだろうが)、綺麗な飾り帯に高下駄で、後ろには傘を持ったお付きの栃木犬まで引き連れてなかなか気合いの入った花魁姿を披露してくれている。「今日はわっちの晴れ舞台。江戸っ子は卒業、わっちは変わったでありんす」とのことで、普段のちゃきちゃきした態度を改めるために花魁修行に挑んでいるようだ。群馬はその姿を見て素直に盛り上がり、「花魁姉さん、いっち綺麗!」と褒め称える。しかし、隣で見ていた兵庫は素直に褒めやしないのが関西人の性なのか。「ウナギ最高!」と囃し立てるが、東京は「アナゴでありんす」と反論する。「そんなんゆーたかて、どっからどう見てもウナギやんけ」と絡むと、「ウナギ」「アナゴ」と押し問答。「ウナギもアナゴもおんなじようなもんやろ」と兵庫が流すと、「あんな脂っぽくてこってりしてるのと一緒にしねぇでくれよ! こちとらさっぱりしてるのが売りでい」と言葉が荒くなる。以下、続く問答。「やかましいわこのタコ!」「タコはおめぇだろこのタコ!」「なんやとぉ! 本性表したなこのウナギぃ!」「てやんでぃ、火事と喧嘩は江戸の華ってなぁ! どっからでもかかってきやがれ!」。にらみ合いヒートアップする2人。外野で慌てていた群馬は「東京、ちっとも変わってないがね」とため息をつくのであった。 先週の問題が解決しました、東京犬はドジョウでもウナギでもなく、アナゴだそうです。あくまで「自己申告」なので確定では無いけど、これまで経歴詐称してたキャラはいないので、多分本当だろう。そして、その本性は江戸っ子。一応もう1つの江戸文化である花街風の装飾を身にまとってみたものの、兵庫との東西対決の煽りを受けてあっさりとお里が知れた。まー、意味もなく絡む兵庫にも問題があるとは思うけども。奴は割とトラブルメーカーだよな。タコの分際で相手に「このタコ!」と言える神経がすごい。
○第18話 「きれいになりたい!」 登場犬:兵庫、茨城、岡山 何故か食料品3人がサウナに入っている。「サウナって本当に綺麗になれるん?」と聞く岡山に、隣県兵庫は「デトックス効果があって、美肌になれるんやで」と答える。兵庫はいつもの捻りはちまきを外して頭の上に手ぬぐいとして置いている。「毛穴すっきりや!」とワクワク顔の兵庫に触発され、残り2人も「もってもて〜」とやる気満々。高熱のサウナで20分ほどが経過すると、3人にはそれぞれに変化が。兵庫は当然、真っ赤なゆでだこ状態。「うち、ぷりっぷりになった!」と満足げだ。驚くべきは茨城! なんと、いつもトラブルを起こしていたあの「イガ」が外れているではないか!! 中から出てきているのはいかにもな「栗」(耳付き)。「俺はつるつるになったっぺ〜」とこちらも満足げ。ただ、つるつるになったのは単にイガをキャストオフしたせいじゃねぇかって気もする。まぁ、本人たちが幸せならそれでいいけど。で、残った岡山はというと……どろどろのぐちゃぐちゃですわ……そりゃな、団子だからな……旧作の神奈川と同じ状態だわ……「これじゃもてもてどころか、もちもちじゃが……」と悲しげでありましたとさ。 安定のデストロイオチ。しかし、この面子でサウナに行こうと思った時点で色々すげぇよ。「汗腺の皮脂が落ちてデトックス」といっていたが、タコはギリギリ「肌」があるが、残りの2人はデトックスするのか。そもそもあれは「皮膚」なのか。そして、茨城の脅威のキャストオフ。そりゃま、栗なんだから外れて当然ではあるが……なんで普段はずっと被りっぱなしなんだろう。なくてもいいんじゃないかな。ちなみに、あのイガは耳を出すための穴もあいている模様。便利なかぶり物だな。岡山がデストロイしちゃうのはお約束すぎるオチだが、他の2人の反応が新鮮だったからまぁいいか。旧作神奈川のように「もう一回やっていい?」ってわけにはいかないのかしらね。 おい、ついにくみんの出番無くなったぞ。第7話。まぁ、凸守が出てくれば僕は構いませんけどね。 「長い長い2人だけの日が始まる」はずだったのに、あっという間に終わってしまう悲しみの鹿児島行脚。おかしいやろ、修学旅行の日時が被るのは分からんでもないが、鹿児島旅行なんてマイナーな行き先がたまたま同じ地域の高校で被るとか。なんや、最近は鹿児島ブームでも起こってるのか? 今回わざわざ勇太たちと森サマで分かれて行動してたのに、ろくすっぽ観光スポットっぽいところにいってないやないか。桜島しかないのかよ(まぁ、僕は他に知りません)。そんな無茶な旅行日程に加えて、どちらの高校も自由行動の時間がやたら長く、班ごとですらなく個人での旅行をOKしている。最近の高校生ってこんなに自由なのか? ま、僕は高校時代に修学旅行すらない学校だったからよく分からないけど……(なんか、2つくらい隣の県に「研修」に出されて終わった。しかも入学直後の1年生の6月でろくにクラスメイトの名前も覚えてないタイミングで。あの風習は何だったんだ)。 そんな自由な旅行なら恋人同士もさぞかしむつまじい関係性を築けるだろうと思いきや、まさかの魔法魔王少女の乱入であっという間の終焉。前回の高密度な壁ドンパワーの高まりに今回はどうなることかと期待していたのだが、残念ながら思い描いていたような甘々展開にはならず、どっちかっていうと2期始まって以来の修羅場になってしまった。むー、残念。いや、1期があれだけ紆余曲折あったのだから、2期だって遠慮なくシリアスになってもらっても構わないのだけど、実は、もうこの世界ってシリアスになる要素は残されてないんだよね。だって、勇太も六花もお互いに相手しか見えてないから。一応七宮の登場でサブタイトルにあるような「三角関係」になっても良さそうなものだが、三角関係をこじらせるためには、勇太の気持ちが浮つかなきゃいけない。ハーレムものの主人公のように、八方美人でふらふらしないといけない。「ホワルバ2」の北原先生なんかは、うっかりどこにでもいい顔する性格が災いしてあんな修羅場を作り出してしまったのだ。勇太も割と色んなところで面倒見が良いタイプではあるが、彼の初恋は六花一本なので、迷いようがないのだ。そのため、お話を作るとしたら「六花の一方的なやきもち」になるしかないのである。 正直言って、今回の六花はあまり良い子ではなかった。そりゃま、あれだけ盛大に「2人だけの旅行」を煽られてから間にお邪魔虫が入り込んだら快く思わないのは分かるが、七宮は「迷子」であり、困ってる人を助けてあげてしまうのは勇太の美点である。そのあたりは六花だって分かっているはずなのだ。だからこそ、不承不承ながらも七宮のヘルプに賛同した。その後も、「不慮の事故」が重なってあんな展開になってしまい、「勇太は悪くない」ことは誰にも明らかなはずなのに、六花は拗ねてしまった。はっきり言って「面倒臭い女」である。いや、六花が面倒臭いのは分かりきったことだけども、今までのとはちょっとタイプの違う面倒臭さだ。まー、上述の通り「六花を拗ねさせる」以外にいざこざを作る手段がないのだから、ここは精神的に幼い六花に多少の悪役は引き受けてもらうしかないんだろうね。 「ちょっと六花の態度はいただけないわー」と思って見ていたのだが、森サマーには責められるし、勇太は自分のせいだと認めてしまっているのがどうにもこうにも。そりゃまぁ、あそこであーだこーだ言い訳してもしょうがないけどさ。何事も巡り合わせの悪さってのはあるものよね。そして、普通のアニメだとこの「巡り合わせの悪さ」が悪い方に加速する要因もあるはずなのだが、このアニメはそこでストップだ。もう、それ以上の辛いことは起こらない。最大の不確定要素であった七宮は、一切勇太へのアプローチをしないのである。今回だって、登場直後からものすげぇ空気を読んで、常に六花の立場を優先して行動してた。この作品世界の中ではトップレベルの常識人である。そんな彼女が何故魔法魔王少女を続けているのか、という話も今回語られたわけだが、これはこれですごく残念な話だったようにも思う。「変わらないことの体現者」っていうのが七宮の立ち位置(少なくとも目標)なわけね……ってことは、多分シナリオの起承転結を考えると、六花にはもう一山何かがあるってことだね。 おそらく多くの視聴者が完全にすっきりしていないであろう要素として、「結局六花の中二病設定は治らないの?」というのがある。1期終わりで克服したはずの過去の呪縛を逃れても、六花はいまのところ邪王真眼をまとったままの状態。そのことを笑って見ていられるうちはいいのだが、水族館デートの時に勇太が悩んでいた通り、流石にこのままでは人生も続かない。「いつまで邪王真眼を続けるのか」というのは、将来的に解決しなければならない1つの課題には違いないのだ。七宮が「変わらない六花の代替品」として勇太たちの前に現れ、別な理由から「変わらないこと」を宣言した。これを受けた六花が、鏡映しの自分を見て何を考えるのか。おそらく、中二病自体はこのシナリオで消失することは無いだろうが、七宮の訴えた「変わること」は、勇太との関係性に表れる。ラストのマッハパンチなみの破壊力を持った「スキ」は、そんな六花の成長宣言の大きな一歩だったと捉えていいのではないだろうか。大きくなれよ、青少年。そして爆発するがいい。 そういえば、凸守と森サマーがラブラブな電話で色々やらかしてましたが……あのホームページの制作者の正体は?? 先生、今回くみんが沈黙を守っていたのがすげぇ気になるんですが。 一週間ぶりのご無沙汰、第16話。これ、関西だと一週休みだったのに、その他の放送圏では普通にやってたんだよな。ただでさえ1週遅れに近い状態だったのに、どんどん差が開いていくのは大丈夫か。 さておき、一週空いても割と切り替えに困らないのがこの作品。何しろ毎回やってることが突飛なので、前回のテンションを覚えていなくても多分問題無い。今回は今回で徹底的にダウナー。ほぼギャグ要素無しのシリアスだけで展開したのって、ひょっとして初めてなのではなかろうか。それだけに、ここが最後のターニングポイントってことなのかもしれない。ちなみに、切り貼りのために作画がしんどかったオープニングにもようやくオリジナルの画がついた。曲調に反して割とどっしりした映像だが、変身前・変身後が重なる映像はこの世界のあれこれを端的にまとめてあって割と好き。 今回の要点は大きく2つ。1つ目は、延々地に潜り続けていた真野まりのようやくの覚醒、MMMの復活である。もう、この瞬間をどれだけ待っていたことか。やっぱりまりちゃんはウジウジしてるよりもあかんくらいにはじけていた方が可愛い。今回はメンバーとのノーガードの殴り合いもあって、実に溌剌としていて見応え充分だった。これまで隠遁生活を続けていたのは、てっきりファンの前で醜態をさらしたあの伝説のライブや、自分の不甲斐なさに対する総合的な鬱のせいだと思っていたのだが、直接の原因は萌との確執にあった。まさか、あのストーリー的には踏み台の1つでしかなかったキングトーチャーが、1人の少女にここまで大きな影を落とすことになっていたとは。窮地でブチ切れてみっともない本心をぶちまけるまりちゃんの悲壮さがゾクゾクするくらいに情けなくて、可愛い。それに対する瑞希の対応、そして一切ぶれない萌の懇願。どれもこれも、本音でぶつかり合っている親友だからこそ出来るコミュニケーションだ。まりの激昂、萌の必死の説得と、何度も泣かされそうになってしまった。結局、彼女たちも自分に無いものを他人に求め、うらやんだ結果の確執だったんだよね。まりは萌の純心に打ち砕かれ、その萌は呆れるくらいにまりのことを崇拝している。瑞希だって、まだ常識的だけど根っこは萌と同じだ。みんなメンバーが大好きなだけである。痴話喧嘩みたいなもんですがな。そして、オチに持ってくるのはゲロまみれのキスシーンってんだから心得てらっしゃる。戸松は今期無闇に百合百合しいなぁ。ブチ切れテンションの戸松、ほんと好き。 そして、そんなハッピーエンドの裏では総理の陰謀による包囲網は着実に固まりつつある。残りのヒーローは全て捉えられ、収容所の中でそれぞれに思い悩んでいる様子。特に「首謀者」たるレッドアックス要は拘束具でグルグル巻きにされる念の入れようだが(まぁ、本当に超人的能力を持っているなら妥当な措置だが)、その女房にまでは手が回っていないのが彼の天性の悪運といったところか。政府は「全てのヒーローを捕らえた」とほくそ笑んでいたわけだが、おそらく「レディアックス」は過去にレッドアックスと共に活躍し、現在は引退しているヒーローなのだろうね。レジェンドの手引きで、残りのヒーローたちも虎視眈々と復帰を狙っているのではなかろうか。まぁ、その中にフラメンピンクが含まれるかどうかは微妙なところだが……要さん、やっぱり不倫関係はあかんよ(なお、本人にその意識はあまりなさそう)。 唯一、未だ逃亡を続けていたもう1人の主人公、羽佐間。しかし、その忍耐もそろそろ限界。元々彼は正義のヒーローになりたくて頑張ってきたのだ。突然逃亡犯になってしまっては、心身共にやつれ果てるのも無理はない。テレビに引かれてふらりと入ったパン屋でも、最後の最後まで窃盗犯に身をやつすことを悩んでいたようだが、どんな状況においても、彼は法を犯すことなど出来ないのである。石原さんと一緒に移動していた今野が「彼は悪役が出来るほど頭が良くない。せいぜい正義のヒーローどまりですよ」と言っていたのがなかなかの慧眼である。どれだけ総理の悪行に怒りを募らせても、羽佐間は「法の執行者」と戦うことが出来ないのである。様々な戦いを続けてきたヒーローの最後の相手は、自分の中の矛盾との戦いなのだ。 満身創痍の羽佐間はホームレスの老人に助けられ、迷い、挫けたこのタイミングで、憧れのヒーローサムライフラメンコの活躍を聞く。フラメンジャーを名乗り、政府の支援を受けたヒーロー活動を続けていても、彼の根源は、祖父の考えたなんちゃってヒーロー「サムライフラメンコ」に他ならぬ。そして、そのヒーローは、世界など救えなくとも、目に見える範囲で人のために働いてきた。今一度原点を振り返り、羽佐間は目を啓かされた。自分と同じ志をもって、頼れる仲間、助けてくれる友人がいることを思い出した。夜明けの町の中を、一路後藤の家へと駆ける羽佐間。今再び、サムライフラメンコ復活の時である。 素直に良い話だったので非常に達成感があるのだが、唯一気になったのは、警察に事情聴取を受けた原塚さんの言動である。彼は元々製品開発にしか興味のない男ではあったが、彼は今のフラメンコについて何を思っているのか。最後の最後には協力してくれる立場になるのかなぁ。 こんな時間に焼き肉飯テロとか許すまじ、第6話。別にうまそうな食事シーンってわけでもないが、あれだけ懇切丁寧にホルモンの美味さを説かれたら腹減るやろが。 四天王最後の1人、マネー金上登場。最後の1人が5人目っていうカウントに良田さんが含まれてることにまず驚いたが、前回の騒動が一切なかったことになって全然別の話になってるのも驚いた。バイオとウッドマンは再登場したけど、ローズなにがしは出てすらこなかったし。統率感のない四天王だな(当たり前だが)。しかし、この最後の1人、なかなかのくせ者。最初に登場したときは男かと思ったのだが、胸もとのハイライトがやけに色っぽく、「あれ? 女?」と思ってたら、少しずつ女性らしさがこぼれ出てくるという。浴衣姿も様になってたし、何もしてなきゃ普通に良い女なんじゃなかろうか。そんな子と2人っきりで焼き肉デートなんて、耕作はどこまでも恵まれたハーレム主人公体質なのだな(なお、キスしたのは男)。ちなみに金上の中の人は東内マリ子という若手だが、緒方・齊賀・時田などに繋がるかもしれない「男前女性声優」枠の模様。意外にこの手のファミリーも増えてきた(ちなみに反意語は山本和臣)。 今回は何とも農業アニメらしい(?)お話で、作中でも「生産者様のため」とか、金の稼ぎ方のモデルとか、色々と生々しい話が出てくる。しかし、良田さんと議論してるくらいのところでは一応農産物の話だった気もするが、あっという間に単なる萌えオタ釣りの阿漕な商売に流れた。「消費者が求めているものを売ることの何が悪い」ってのは一応正論だよな。これに更に「消費者に渇望を誤認させる」っていう手練手管が入ってくると若干グレー気味になっているが、特にそうした戦略を使わず、真っ当に「売れる萌え商品」の路線に乗せるだけならば、確かに金上のいう通り、ノウハウを学ぶためのシミュレーションとしての練度はかなり高い。ここまで割り切って商売に全霊で打ち込める金上は、実は四天王なんて言葉でひとくくりにするのは申し訳ないような切れ者なのかもしれない。まぁ、問題はそれを県立高校でやってる、ってことなんだろうけどね。いや、でもあれだけ萌え卵路線でガンガン売って利益を出しておきながら、その後の闇商売は学校側が取り締まるってのもどうなんだろう。金上のアイディアで学校側もそれなりに潤ったんちゃうんかい。エゾノーだったらもう少し情状酌量してくれそうだけどなぁ。 意外に志が高く、くせ者ながらもいいインパクトを残した金上。彼女のおかげで他のキャラはちょいと今回薄い。金上にはA組の人間はひとまとまりで認識されていたみたいだが、「優秀な連中」と言われていたってことは、みのりや林檎も一応優秀な学生として機能してるってことなんだろうか。ちなみに一番の謎だったのは、継が途中で突然抜けることを宣言したところである。まぁ、あの男も(良くも悪くも)切れ者なので自分なりの判断で引き際を見極めたのかもしれないが、その後の展開で彼の行動の結末が描かれなかったため、正直よく分からんかった。継が手を引いたからみのりたちも耕作から離脱した、っていう描写だったのかな。結局金上に引きずり込まれた「大将」は耕作だけだったし。 そして、大した出番でもないのに一番の貧乏くじを引かされたのがウッドマン林太郎。あの弁舌で籠絡されてしまっては、彼には同情するしかない。結局一番の軟派思考はアイツなんだよなぁ。そして、自業自得の極みながらも、一切反省の色を見せないバイオ鈴木。彼女はどこにいても楽しそうで何よりである。今回もひでぇ台詞を惜しげもなく披露してくれていたし。色々残念だけど基本的に可愛いんです。今回嫌でも名前を覚えたのが「イラストレーターの切符先生」なわけだが、今まで全然知らなかったこの人の名前も、「バイオ鈴木をデザインした人」と考えると「よくやった」と感謝したいところである。椎茸アイのキャラは人気が出ますよ(適当)。ちなみにすげぇ余談だが、「バイオ鈴木」で画像検索を行うと、当然椎茸アイの彼女の画像がたくさん出てくるが、それと同じくらい「バイオハザードをプレイする鈴木史朗」の画像もヒットする。すげぇコラボ。 |
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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