最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
ホラーっすな、第3話。暗がりのラボの中で、しかも御坂の頭の中で進行していく「架空の」クローン実験のお話。オチがついてめでたしめでたし、と思いきや……というのはおっかない話では定番のセッティングですわな。事実関係を知っている状態で見ていても、なかなかおっかないものがあります。 非常にゆっくりしたテンポで進んでいる。原作のエピソードだとかっちり1話分ずつの進行で、最近のアニメじゃなかなか許されないくらいの余裕である。ことシスターズ編はデリケートな問題を多分に孕んでおり、御坂の心情を追いかける上でこうしたジリジリした雰囲気は欠かせないので、こういう制作体制で作ってもらえることは恵まれているなぁ、と思える。ゆっくりしていると言っても別に退屈してるわけじゃないし、少しずつ明るみに出る学園都市暗部の闇についての重苦しさが、おちゃらけた雰囲気の上にのしかかってくるのが心地良い。ささきのぞみの御坂妹声は、一番最初に「禁書」で聞いたときには「あかんなぁ」と思っていたのであるが、こうして久しぶりに聞くと、無機質な感じが実は案外上手いこと出ているのではないかという気がしてくるのである。 そして、何故かオリジナル要素として挟み込まれていたのが、初春たち3人のルームメイト軍団。どこをどう考えても一切必要のないシーンなのだが、私自身「今期は佐天さんたちに出番無いやんけ!」と叫んでいた身なので、挟まれるどうでもいい会話に文句を言うわけにもいかない。先週ついに能力に目覚めて(?!)有頂天だった佐天さんに、まさかの春上さんからの容赦無い鉄槌である。春上さん、あんた天然とかじゃなくて、単なる置き引きのレベルだと思うのだが、そこまで稼いでしまって良いんですかね……一応アニメになったら倫理的な問題から、佐天さんが一度たりとも自分で使うって言ってる描写が無いから、そのまま2人が拾ったカードは全部ジャッジメント預かりになったりするんだろうか。そう言えば、御坂がホテル借りたり服を買う時のお金も、原作だとたまたま持ってたマネーカードを使っちゃう描写があったけど、アニメではそうじゃなくて自腹で払ってたものね。流石にお嬢様が使い込みはまずいから……って、あいつ自販機に蹴り入れてジュースかっぱらうような奴だけどな(アニメだと一応100円玉飲まれたっていう台詞はあったんだっけ?)。 次週ついに御坂と妹の邂逅。すっとぼけた妹たちとの掛け合いは今から楽しみだが、その後に待ち構えてる鬱展開を考えると気が重い。あのゲコ太(?)バッジのくだり、切ないのよねぇ。 PR 前回に続いて、今回も無事にプレリに参加することが出来ました。が、もうさっさとネタバレすると戦績はひどいもんだったので、あんまり記事を書くモチベーションが上がりません。おかげで前回の全勝したプレリ記事に比べると、すげぇ適当になります。 普通の話やと思ってたのにラストの栄斗で全部ぶっ飛んじゃった第55話。もう、あいつホンマになんなん? 「忍者」「聖闘士」「ロックシンガー」←New! まぁいいや、栄斗に対する突っ込みはおそらく次週嫌と言うほど出来るだろうから、今回はあくまで龍峰のお話だ。実は「ついに紫龍が初台詞!」という歴史的な事件があったんだから、東京なんかよりも五老峰の方がよっぽどニュースだ。無事に五感剥奪から復帰しちゃえた紫龍。この1年の話は無かったかのように、平気でしゃべれるし、見られるし、歩けるようになっている。長い間不可解な精神世界での修練だけでコミュニケーションを取っていた親子がようやく分かりやすい形で交流することが可能になり、今回はたっぷり時間をかけて親子の水入らずの時間を楽しんだ。ホントに春麗は大人になったよなぁ。当時は「紫龍を戦いにいかせるな!」って言って老師に泣きついてた娘なのに、「聖闘士は戦うのが宿命」って最愛の息子を諭せるくらいに達観しちゃってるもんなぁ。母親としてその姿勢はどうなのよ、とも思うが、多分旦那が死にすぎたせいでもう慣れちゃったんだろうなぁ。いや、原作当初の春麗なんて下手したら小学生くらいの歳だったわけで、成長してるのは当たり前なんだけどね。 しかし、親の心子知らずというのはどこの世界でも一緒であり、紫龍がさっさと次のミッションに目を向けたのに対し、龍峰は「もうみんなで楽しく過ごせばいいじゃない」と駄々をこねる。元々戦闘にそれほど積極的でない龍峰が平和な世界で戦い続けたくないと思うのはごく自然な流れであり、紫龍もスパルタしてねぇでちゃんと「次の敵が来たみたいだから」って教えてあげれば良かったのに。おかげで一度は聖衣を投げ捨ててしまった龍峰は、丸裸なのを良いことに相変わらず雑魚臭が半端無い3級パラサイトにボコられることに。ちゃんとドラゴン相手に三節棍を送り込んでくるあたり、パラス軍もなかなか空気を読んでいる。そして、わざわざ「そしてこれがトリプルロッドだ」って自己紹介してもらっているのに、律儀に三節棍特有の戦法に引っかかってあげる龍峰の優しさ。あまりの空気の読みっぷりに敵側も気が引けたらしく、聖衣石を守って地面に這いつくばる龍峰を相手に、さっさと棍を突き刺せばいいのに鞭のような殴打を繰り返すという、不可解な攻撃パターンを見せた。ちゃんと相手が聖衣を装着するまで必殺技も出さずに待っててあげる優しさが、パラサイトには欠かせないものである。しかも持ち武器が三節棍のくせに必殺技に全然無かったしな。なんだったんだ、あいつ。 家族の絆を大事にしたおかげで、龍峰の聖衣も無事に覚醒。右手のナックル部分に大きな疑問を抱かないではないが、ドラゴン聖衣は素体の完成度が高いのでごてごてしたニュー聖衣もなかなかの存在感だ。ドラゴンシールドはどんどん軽量化して守備力が不安になっている気もするのだが、「流石のニュー聖衣は防御力が全然違う!」らしいので問題無いだろう。考えてみりゃドラゴン聖衣もペガサス同様に色んな黄金聖闘士の血を浴びてるから、覚醒するのは当然といえる。しかし、そうなると次週の狼座聖衣はどうなるんだろうね……ペガサスとドラゴンはレジェンドだから自動覚醒、子獅子座と鷲座は修復師貴鬼が手ずから直してくれたもの。東京のコンクリートジャングルでどうやって狼座聖衣が復元されるのか……栄斗、ホントに色々不憫な奴だ。 今回は(今回も?)昴には大した活躍の場は与えられていないが、画面によっては「昴ちっちゃ!」と思えるカットがちょいちょいあってなんか笑える。聖衣装着バンクを繋げたシーンは、分かっちゃいるけどもやっぱりテンションが上がりますな。昴の変身シーンのバックにはよく分からない星雲みたいな星座が表示されてるんだけど、あれって一体何なんでしょうね。 そして、今回ついに初台詞をもらった紫龍だが、CVは成田剣である。ナリケンさんなら問題無いかなーと思って見ていたのだが、どうやら他のCV鈴置キャラも割とナリケンさんが受け持っているのね。少なくとも宮野氷河とは比べる必要も無い安心感がある。いや、宮野氷河について文句があるわけじゃないけども。あれはあれで面白かったし。こうなってくると、俄然気になるのはやっぱりどこぞの不死鳥兄さんだけども……堀さん、声当ててくれるかなぁ。 朝から戸松! 朝から戸松! 第11話。日本は本当によい国でござる。良い子のみんな、末永くSphereのCDを買うような良い消費者になろうな。 一週間楽しみにしていた「朝から戸松」回である。なんかもう、キャンデリラメインの回はいちいちテンションが上がっている気がする。別にそこまで登場シーンが多いわけでもないし、戸松が見たいならライブDVDでもスフィアクラブでも見ればいいだけなのだが、「普段見られないとこにいる」というだけでよく分からないお得感があるのである。しかも登場シーンが多くないと言っても、多分戦隊ものの中の人の扱いではかなり特別な扱い。ライブシーンがあり、更にメインできっちり戦隊ヒーローとも絡んでいる。ゆーたらリラとかフラビージョみたいなお色気担当ヒロインのポジションである。キャラのテンションも充分中の人と同じだったし、早く戸松のソロライブでもあの歌が聴けるといいな! 今後もキャンデリラメインの回では人間体になる機会があるのじゃなかろうか。素晴らしいことである。 で、そんな戸松で充分満足したし、今回は「戸松! 戸松!」と言ってればいいだけの回かと思ったのだが、その他の要素も充分面白かったのである。メインとなる空蝉丸とアミィの絡みが予想外の方向性で楽しかったんだよね。ウッチーは過去の例を見れば一番近いのはガオシルバーポジション。もしくはゴウライジャーぐらいの立ち位置でもう少しフラットにキョウリュウジャーをジャッジする立場なんだと思ってたのだが、なんやねんあのキャラは。可愛いやないか。考えてみりゃ基本がコミカル路線のこの作品で、あんまりシリアスに先輩目線を強調するわけ無いからな。細かいところに色々とネタが仕込まれていて、モバイルからの呼び出し音がメインテーマの三味線バージョンだったのに笑ってしまった。今回は一応ラミレスも登場しており、早くも獣電竜が7体揃ったことになる。残り3体がどういう絡み方になるのかも楽しみだ。 そして、戸松キャンデリラが前に出てくると、それに負けるわけにはいかない、ってんで頑張るのがアミィである。空蝉丸との絡みでも良いキャラクターだったが、戸松と張り合うようにしてばっちりヒロインの存在感をアピールしているのは素晴らしい方向性。足技メインで戦うアミィの設定自体が実に阿漕なのだが、今回は変身ポーズの時の大胆な蹴り技の数々が実に良かった。一輪車アクションについては何でやったのかよく分からないレベルの見せ方だったが、最終的に「足がエロいよな」というのがよく分かる流れだったので問題無し。足がエロいメインヒロインに、足がエロい敵怪人(の中の人)。これが史上最大のブレイブの正体か。 4月26日 ドラフト模様(GTC×3) ピック順 【Thraxi】→【Metallica】→【Serra】→【Sangriter】→【Alessi】→【Mei】→
「ギルド門侵犯」環境最終戦。今回も参加人数の件ですったもんだがあり、約1名、かなりの暴虐ぶりを発揮して我々を全力で振り回してくれたひどい大人がいたが、まぁ、最終的には実に久しぶりの6人戦が達成出来たので良しとしよう。やっぱりラストが5人は厳しかったからな。次回からまた新たな環境に入るわけだが、願わくばこんなごたごたと面倒なことなしに、スムースな6人戦を維持したいものです。まぁ、今後は余計な心配ごともなくなったので、そう大きな問題は無いと思いますけども。 飯のうまそうなアニメである。第4話。フィクションであり、しかも割といいとこの設定の高校だと分かっていても、あの学食はどうなんだろうと思えるくらいに設備が充実してる。あんだけのメニューをまとめて処理出来る学食って、一体どんなおばちゃん達が頑張っているのだろう。いや、ひょっとして今の高校生ってものすごく恵まれた食生活を営んでいるのが普通なのだろうか……ちなみに私が高校生だったときの学食は、ぼやがあって取りつぶしになりました(実話)。 さておき、いよいよ突入、高校編。いや、「いよいよ」って言った割には未だにこの作品の全容はさっぱり見えていないわけだが、本当にこの「見えてこない感」の保たれた方が尋常じゃない。今回はあからさまに敵側となる変なおかっぱが登場。台詞がほとんど無いままに瞬殺された可哀想な式神、リカルド君を操って泉水子に迫ってきたことを考えればそりゃ「悪い奴」だし、わざわざPCサイトに地雷を仕掛けて女の子の顔に傷を負わせる外道だってことは分かるのだが、「じゃ、あいつがいたら何が悪いんだろう」というのはさっぱり分からないのである。 修学旅行でひたすら逃げ回っている時にも同じことがあったが、この作品における、泉水子の「敵」は一体何なのかは未だ分からない。様々な局面でどことなく雰囲気は描かれているのだが、「どういうもの」という明示は無い。この「見えてこない感」がいかにもジャパネスクだ。私が大好きな「もっけ」でも感じ入った、「日本の怪異」の不可解さがじわっと出ているようである。今回は一応明確な「敵」があるためにそこまで悩ましいものではないが、その敵の目的意識にしたって、世界征服だの暗殺だのといったご大層なものでもなさそうだし、あくまで「高校レベルのがきんちょの小競り合い」と言ってしまえばそれまで。そんなどうでもいいもののために、よく分からないものがせめぎ合っているという何とも捉えどころ無いお話が、1話目からずっと続いているのである。その割に、何故か視点がぶれることはなくて視聴するのに不自由は無いのだが、どこをどう機能させてシナリオが回っているのか、そこが分からないのでどうも据わりの悪い視聴体制である。逆に言うと「それでも見ちゃう」という不思議な引き込まれ方になっている部分はあるのだが。 そして、1話の時点でも気になったことだが、相変わらず台詞回しに変な癖が多い。癖というよりも「現実感の無さ」と言った方がいいのかもしれないが、泉水子やその周りの面々の台詞回しが、いちいち古めかしい。今時の女子高生が友達との会話で「とんでもない!」とか言わんと思う。他にも、普通なら「〜〜てる」っていうだろう部分を「〜〜ている」ときちんと発音するなど、別に日本語としては間違っていない(むしろ正しい)はずなのにリズムがすっきりしないパートがちらほら。そうした部分も泉水子たちのどこか世間から隔絶した雰囲気を出すための一要素なのだろうか。だとしたらなかなか面白い切り口なのだが、そういう効果がきちんと出ているかどうかは微妙。 でも泉水子が嫌いな訳じゃないんですよ。だって可愛いものね。はやみんボイスのおろおろ感とか、真響ちゃんに茶化された時のちょっと膨れた感じとか、とても可愛らしいです。この絵柄のはやみんキャラの前に突如乗馬部の人間が現れたりすると、「そのままサブレに乗って湘南の海を駆けよう」と誘いたくなるのは必至。 京都出身のお嬢様という設定! 第4話。すげぇ、完璧に中の人をトレス……してるわけじゃないけども……無闇にテンションが上がる。電子レンジを5回に1回しか使えない人が整備長の時点で色々おかしいけども! サブタイトルが「喪失」。流石にタマキが死ぬわけ無いだろうと思っていたら、むしろイズルがピンチになって死にかけるという展開。ここまでフルボッコという言葉が似合う主人公チームもなかなかいない。しかしそこは何とかラッキーもあって生存だけは出来ました。終わってみれば何が「喪失」だったのかという気もする。今回無くなったものっていったら、ローズスリーのブースターとリンリン教官の威厳くらいのもんじゃないですかね。まぁ、シナリオの重要性を考えるなら、アタルの話から「過去」とか、指揮官の無能な発言から「戦意」とか色々と無くしたものはあるんですけども。 順調に黒星を重ね続けるチーム残念ファイブ。第1話の段階で「なんで落ちこぼれの学生風情がいきなり最前線なんだよ!」と思ったものだが、マシンに乗り込むだけ乗り込んできっちり負けまくっているのを見ていると、だんだん愛着が湧いてくる。これで突然の種割れから無双とかいう展開だと興ざめだが、むしろなかなか思い通りにいかない展開が続いた方が、今後の成長への期待は増す。そういう意味では、実は現時点での展開も割と楽しかったりします。なかなか勝てない面々のフォローのために、しつこく「ポテンシャルは高いんだけどね! 問題が多すぎるのが悪いんだよ! ホントは凄いんだからね!」と必死のフラグを立てているのが笑える。それでも、少しずつ5人の友情パワーが高まることで、戦闘へ赴くモチベーションも上がっていく。そしてアッシュの性質を考えれば、具体的な成長イベントが無くとも関係性が向上して戦う気持ちさえ高まればそのうち勝てるようになるかもしれないのである。ご都合主義といえばそれまでだが、案外分かりやすくて便利な設定なんじゃなかろうか。 負け戦とはいえ、今回も5人がきちんと役割分担しつつ戦場で四苦八苦している様子は割と克明に描かれている。イズルが繰り出したアームパーツによるシールドのエフェクトなんかは面白かったし、どうやらタマキの機体も今後はもう少し別方向へのチューンがはいる模様。個人的には、ケイが使っている後方からの支援機っていうのが単にアナウンスするだけじゃなくてもう少し実際の戦闘シーンに絡めるようになれば面白いと思うんだけどね。あと、未だにアサギが空気。 でまぁ、やっぱり今作は主人公よりもおねーさん組の2人なわけですよ。リンリンのやるせない可愛らしさとそれを吹き飛ばすおっぱいレイカさんの破壊力。いいなぁ、本当にあの飲み会にはご同席願いたいなぁ(当然中の人目線で)。ビールから日本酒に繋ぐよなぁ。アテもそこそこにとにかく酒だけを飲み続けるよなぁ。みゆきちが一体どういう顔で付き合うのかが凄く気になる。しかも今回気付いたけど、敵側の姫ポジションが伊藤静じゃないか。もう、この作品の打ち上げとかすげぇことになってるぞ。是非ともお相伴に与りたい。そしてますみんと一緒に面倒臭そうに酔っぱらいの相手がしたい。更にピットクルー役の日高里菜ちゃんに無理矢理飲ませたい(犯罪)。柿ピーとは言っても食べ物で遊んじゃ駄目だぞ! 相変わらず勇者ちゃんが悩まし可愛い、第4話。後輩ちゃんの活躍によって女性キャラへの票も割れ始める頃だろうが、依然としてこの作品は勇者ちゃんで保っていることは疑いようがありません。制作陣の力の入れ具合が半端無い。 今回は全編シリアス展開ということでこれまでとは毛色の違うお話になったが、このぐらいのタイミングで作品の根幹部分に関わるシリアス要素がきちんと描かれたというのは、今後の物語を推し進める上で良い配分だったのではなかろうか。特にエミリアの過去が明らかにされ、彼女が単なるファッションとしての「勇者」ではなく、信念を持って魔王討伐を志した「正義の」人物であったことが分かるというのは、感情移入しながら視聴するためには重要なファクターである。どこぞの、魔王と仲良くなった勇者の場合は何を大義名分に動いているのかすらよく分からなかったからなぁ……。 対して、勇者視点で物語が進んだこともあり、魔王側のモチベーションについては、ほぼ明かされることなく終わった。勇者が「何故人を助けるのか」と涙ながらに訴え、その答えに期待はしたのだが、魔王の返答は「なんか、スマン」というはっきりしないもの。この部分については、おそらく最後まで明示されることは無いのだろう。「異世界では悪逆の限りを尽くしていた魔王が、人間界に降り立ったら健全なバイトクルーに」というのが本作最大のネタであり笑いどころなわけだが、それが「何故」起こったのか、という部分には、現時点ではおそらく理由付けは出来ない。敢えて言うなら「とても根が真面目な青年だったので、エンテ・イスラでは周りから『あなたは魔王なのでしっかりと世界征服業務を行ってください』と期待されていたのでそれに応えた」というのが無難な答えだろうか。魔王にとって、エンテ・イスラで村を焼き討ちするのも、マクドでキャンペーン商品を売りさばくのも、同じくらい大事なお仕事だったのだろう。そんな不条理な倫理観に振り回される勇者は本当に可哀想なのだが、転移したことで魔王が「切り替わって」しまったのだからしょうがない。今後は、人間世界で新たな倫理観をマスターした魔王としか対峙出来ないわけで、彼女が追い求めていた冷徹な魔王は既に存在すらしないのである(元から存在しなかった可能性もあるが)。なかなか難儀な関係性だ。 そして、今回もそんな悩める勇者ちゃんがガッツリと尺を取って描かれているのが眼福である。面白かったのは、魔王と言い合いをしている時の、行き場のない怒りを抑えている時の歯茎のアップ。なかなかああいう描写ってしないと思うのだが、力の入りようが分かりやすい面白いカットだった。くるくると変わる表情も実に愛らしく、まだまだ彼女を見てるだけでも楽しめそうである。また、今回勇者のサポートに回ってくれたお友達の梨香ちゃんも可愛らしかったのである。興味深いのは、中の人がフジイ・西明日香なのだが、彼女が梨香と全く同じで兵庫県出身という部分。残念ながら彼女は年齢非公開だが、普通に考えたら梨香と大体同い年くらいだろう。彼女も震災の影響は少なからず受けていたはず。キャスティングされて、どういう気持ちで演じていたのかは興味深い。いや、完全にリンクしてたら洒落になってないけれども。こういう話を見ていると、既にあの震災が「歴史的な事件の1つ」としてフィクションの中でも過去語りに含まれる時代になったのだなぁ、としみじみしてしまう。先の3.11も、いつかこうしてギャグがメインの小説の中に盛り込まれるような日が来るものだろうか。 「直球表題ロボットアニメ」 5→6 いっそ7点にしたろかな……いや、でもgdgdと違って今回は円盤買わないでスルーするつもりやしな(主に経済的な理由による)……いや、でもしょせん3枚だけやし……いやいや……まだポチるまでしばらく余裕があるから、悶々としておこう。 無事にやりきりましたな。いや、やらかし切りましたな。そりゃま、gdgdの前例から予想はついてたけど、最終回で本当にけじめつけるのが凄い。別に最終回だって今まで通りでそのまんま終わっても文句なんて無いのに、きちんと仕事をするのよ。余計なことしたら普通はファンからしたら鬱陶しいだけなんだけど、何故か文句のでないところに落とせる。この異常なまでの読みの鋭さは一体なんなんだろうね。しかも今回はgdgdの後釜だから二番煎じっていうディスアドバンテージまであったというのに。なんかもう、ホントに「凄い」しか言葉が見つからない。 キャラの1体1体に対する愛着で言ったら、ひょっとしたらgdgdの1期を超えたかもしれない。純粋な中の人ポテンシャルで見たらどうしてもgdgdの方に分があるものの、今作は新たな3者の絡み方、ポジショニングを確立させ、なんでもありのはずのフィールドで敢えて非常に厳しい縛りを設けたシナリオ設計にチャレンジしている。そうしたストイックなデザイン面が、うまくキャラの彫り込みに繋がったのだろう。毎週本当に同じことをやる続けるだけなのに、ここまで飽きさせずに新しいものを持ち込んで世界観を膨らませたのはお見事である。ニコ動を中心としてメタレベルに野放図な広がりを設けるというのもgdgd同様に見事なもので、「居酒屋かいぜる」とかもそのまま笑いながら見られちゃう設計になってるのが良い。まぁ、最終回のアレをやられた後だと、これからどれだけファンが無茶なフォローを行っても、本家に勝てない気もするのだが。 とにかく毎週大笑いしながら観てました、と言えば終わりだが……中の人かな。繰り返しになりますが、ボクはモリ派です。「なんなん?!」です。るみるみの輝きがやはり一際目を引くものだったと確信していますし、モリの立ち位置は本当に見事でした。しかし、最初はモリ一強だと思っていたものの、残り2人も着実に追い上げてきたのは事実です。フジイのあざとさはド直球で良かったが、モノボケパートでの中の人の「腹黒さ」が加味されるとやはりうまみが違う。そう考えるとやっぱりピクピクと同じデザインだったのだろうか。いや、でも西明日香の敢えて地雷を踏みに行く感じはまた別格であった気がする。そしてカトウ。なかなか難しい立ち位置だったのだが、漏電天丼あたりから加速していき、最終的には「無茶ぶりキャラかと思ったが、単なる畜生だった」という結論になりそうである。これまた中の人の頑張りも見るべき点だが。結局、おおっぴらにボケた締めのネタって、最終回を除くからカトウの「マ○ジン○ガー○Z」だったからなぁ。今後は荒川美穂の名前を見たら「陽毬の人」じゃなくて「カトウの人」っていう認識になるんだろうなぁ。そしてZAQである。色々やらかしてくれやがった。お見事としか言いようが無い。こういう仕事に付き合ってくれる便利なアーティストって、色々使い道がありそうで今後が楽しみだ。 毎週13分という実に短い尺のなかで、よくぞここまでと便利かつインパクト抜群のネタをたくさん見せてもらいました。今後も、このアニメのことは忘れずネタを思い出してニヤニヤしていきたいと思います。 |
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Thraxi
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声優のこと全般
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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