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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 八瀬かわいいよ八瀬、第4話。いや、ほんとにこの1話を見ての感想はそればっかりだな。現実での女性の好みの1つに「黒目がち」ってのがあるんですが、黒目しかない女の子も良いものですね(?)。

 前回が長男・鞍馬のお話だったので、順番に来て今回は次女(この言い方は違和感があるんだけどね。「長女」って言いたい気がするけど、意味的にはどちらも合ってるんだろうな)の八瀬のお話。鞍馬は「この変化の無い世界に飽き飽きし、それを打開する力を求め続ける」というキャラクター性があり、結果的には科学者の長となった。それに対し、八瀬は今回全く逆のキャラクター性を打ち出す。彼女にとって、この世界の全ては母親・古都との思い出の詰まった大切なもの。親に会えない寂しさは他の兄弟たちと同じだろうが、それでも彼女はこの世界を、この安寧を壊したくないと思っている。その結果彼女は世界を動かすことを拒み、物という物は捨てられずにたまっていくばかり。彼女が妖怪達と仲良く暮らしているのは、鬼として生まれた彼女の生い立ちがあるのは当然だろうが、それに加えて、「変わらないもの」としての安寧が、妖怪達にはあるからなのかもしれない。

 興味深いのは、唯一の女兄弟である八瀬の思い出は、全て母親についてのものだったということ。鞍馬の回想の場合、中心に出てきた「追うべき対象」は当然稲荷であり、それに付随する形で「両親」として古都も想起されていた。明恵の求めているものも似たようなもので、彼も父親と母親を等しく思っているだろう。しかし、八瀬の回想には稲荷の姿は一度たりとも描かれない。「絵から生まれた鬼の子」を誕生させたのは稲荷の力であるはずなのだが、彼女の中で「親」といえば自分と同じように絵画の中からこぼれ出たウサギ、古都である。性別による差もあるのだろうが、何よりも、彼女はその恐ろしい鬼としての力を全て受け入れた「母性」としての古都に絶対的な信頼を寄せているのだろう。母の教えは「変わらなくていい」「自分であればいい」というもので、それが「変わらない世界」である鏡都では圧倒的な力を持った。だからこそ彼女は、今でも伸び伸びと鬼に化けることが出来るし、その力でもって世界を牛耳ることが出来るのである。

 今回は、そんな八瀬の人となりを語るエピソードに合わせて「駅開き」という鏡都独特のイベントについても語られている。「ものが朽ちることも許されない世界」では不必要なものも決して壊れることがなく、処理する必要がある場合には不要物の集積所である「駅」に流されることになる。このイベントは、たとえば明恵にとっては「コトが壊したせいで何故か直らないものを片付ける」イベント、鞍馬にとっては「一向に変わることのない不愉快なものを処分する」イベント。しかし、八瀬にとっては「大切な思い出をどこかへ連れ去ってしまう」イベント。こうも見え方の違う3兄弟ではなかなか上手くいくはずもなかろうが、八瀬の思い出の中で、彼女と鞍馬の決定的な亀裂がはっきりと描かれた。捨てたくない彼女に対して、解き放ちたい鞍馬。両親への思いは同じはずなのだが、何故か決定的にかけ離れてしまうでこぼこ兄妹である。こういう思想部分で違ってしまうと、仲良くしろというのは難しいだろうが……コトはこの現状に風穴を開けることが出来るのだろうか。彼女がハンマーに付けていたストラップが、八瀬の思い出の人形だったようだが、そこからコトと古都の関係性は見えてくるのだろうか?

 色々と考えることも多いお話だったはずだが、それでもやっぱり今回は「八瀬かわいいよ八瀬」。鬼娘可愛いなぁ。暴れまくって泣きじゃくる八瀬たんにボコボコにされたい。

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 今年の学園祭イベント一発目はこちら。立命は立命でも琵琶湖キャンパスなので意外に遠かったりもするが、それでも近場でのイベントなのでそりゃ勢い勇んで参加するってもんですわ。

 


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 新章突入! 第78話。「なんでこんな時期に?」と思ったが、数えてみると休止も挟んでいたから話数的には大体秋クール開始時くらいのカウントになるのか。オープニングも一新し、なんだかこの時期に「1人だけ衣替えのタイミングでまごついた奴」みたいである。

 で、早速そのオープニングからして話題は尽きない。曲はなかなか良いのではなかろうか。女性ボーカルではあるが、きちんとアツさがあるし、後期クールらしいハードな感じも出ている。そして問題になるのは、その映像。もうネタバレ祭りの様相であるが、大体の視聴者はそんなこと承知の上で見ているから問題無いってことなのかね。堂々と拳を交える昴と光牙。昴の背後に立つ、いかにも神的な風貌の謎の男。そしてラストカットは全員集合絵なのに昴だけいないという。まぁ、そういうことだわな。昴と光牙の対峙カットの背後にでかでかと土星の絵が描かれていたので「土星? サターン? え? サタン?」とか思ったが、調べてみるとローマ神話では土星=クロノスみたいですね(「土星・クロノス」でググった結果)。正確にはローマ神話の神サートゥルヌス=ギリシャ神話のクロノスとか。まぁ、よく分からないですけど、そういうことですね。詳しく知りたい人は頑張って調べましょう。つまり、この「Ω」は火星と戦った後に土星と戦うお話だったと。

 その他オープニングではアテナ・エクスクラメーションをぶっ放す黄金3人の姿や、パラスの聖衣(クロノテクター?)姿、ブロンズ勢の見たことのない聖衣のフォーム、1級、2級パラサイトの勇姿などが公開されており、本当にカロリーが高い。今回は更に前回に引き続きオールスター総出演なので、現代アニメにはあり得ないレベルの高カロリーキャスト表なども見どころ。ちなみに、個人的にお気に入りのカットは2つあって、1つは土星が映る直前の、聖闘士達が下から上にひゅんひゅん上がっていくところ。これ、旧作オープニングでも全く同じ演出があった奴。こういうサービスが行き届いてるのが嬉しい。あと、もう1つは、必ず決めポーズで羽ばたいてる謎の男こと氷河さんです。アイキャッチでも同じポーズで羽ばたいてて素敵。今作でも、相変わらず立ち位置がよく分からん奴である。

 で、そんなオープニングで盛り上がっておいての新章であるが、今回はとにかくエウロパさんオンステージ。時の門をぶち壊し、外側から包囲する雑魚兵士はスチールや諸先輩方に任せていよいよ突入したオールスター勢。目の前に広がるのは4つの通路と、相変わらず神出鬼没な水先案内人エウロパ。今までも散々好き放題やってくれた素敵なおにーさんだったが、今回はあまりに無法な強さで意気軒昂な青銅軍団の鼻っ柱をぼっきぼきにへし折ってくれた。相変わらず、これだけのメンバーが揃ってしまうと青二才連中の情けなさが際だってしまう。まー、エウロパさんもあのミラーと肩を並べるくらい強いと考えれば、このくらい出来て当然なのかもしれないけども。最初にくってかかった蒼摩が完全になかったことにされて話を続けられたシーンが一番寂しかったわ。レジェンド勢も「ここで手を出したら彼らの成長のためにならない」とかじゃなくてさ、もうちょっと急いでる様子は見せようよ。アテナは時間がないんじゃなかったのか。エウロパさんの天性の煽り職人ぶりが見事に花開き、口を開けば「いや、それは言うてやるなや」という正論の連打。あそこまで堂々とアテナを小馬鹿にしてくれる侠気は大したものである。

 結局、上手い対策法も思い浮かばずにエウロパさんのエスコート通りに4チームに分かれて進軍を開始するアテナ軍。まぁ、次回からは「Ω」のお約束通りに、個別チームごとの戦いが開始されるわけですね。これで旧作ならば1対1の試合が多元中継的に展開されるわけだが、今作は必ずアテナ側がチーム戦になる。今後は世代を超えた夢の共演のオンパレードになるわけで、色んなところに萌えポイントが出てくる期待が高まりますね。ちなみに、萌えといえばすっかりロリっ子萌えの残念なお兄さんキャラが定着してしまったのがタイタンさん。今回は作画の影響もあってパラス様が無闇に可愛かったので、「こりゃタイタンさんがメロメロになるのも仕方ない」とガリアさんたちも諦めムード。「パラスを犠牲にしてあのお方を復活させるぜ!」と、既に隠す気すら無くなった1級四天王の中で、板挟みにあうタイタンさんが本当に不憫である。彼には最後までパラス様への愛を貫いて頑張って欲しいなぁ。

 さて、それでは今回決まった4チームの構成をメンバーの見どころと一緒に確認していこう。基本的には「若いブロンズに保護者としてレジェンドが同伴」というスタイルのチーム編成になっているが、何故か各ルートで人数がバラバラという、適当なチーム編成になった。まぁ、こればっかりはシナリオ重視だし、無理矢理分けようとしても若者連中はハービンジャーさんと一緒とか抵抗があるだろうし。星矢が「黄金は基本的にアテナの守護を担当するから、若手の監督はそれぞれに任せるわ」って言った時の紫龍の「え? 俺は? どういうこと?!」感が楽しい。

 第1のコース、「来訪者は神の裁きを受ける」という、アルフへイムの道(ちなみに、道の名前は全て北欧神話から来ているらしい)。色合いと次回予告から、こちらの守護はアイガイオンさん。突入メンバーは、我らが主人公光牙さんに、直情なお友達蒼摩、そのつがい(?!)ユナさん。一番青臭い問題児が居並ぶ「若造チーム」であり、保護者役は一番慣れている瞬が担当。ある意味最も「Ωらしい」チーム編成だが、それだけに、あんまり陰のドラマもなさそうな「シンプルに暑苦しい」チームである。次週、アイガイオンさんを前にしてどのようなチームプレイが見られるだろうか。

 第2のコース、「時空の狭間へと繋がっている」という、ニヴルヘイムの道。担当守護はおそらくガリアさん。こちらは、噂の問題児昴を中心に、その存在に気付いた監視役、エデンさんと偵察忍者栄斗がチーム編成された。エデンは何度も貴鬼と目配せしながら昴に注意を払っていたが、今回、エウロパさんが昴の拳を顔面で受けて「痛い痛い」と嬉しそうにするというなかなかキモいパフォーマンスのおかげで、必要以上に警戒が強まっている。エウロパさんも昴のところに親分がいることは承知しているってことで、当然四天王もその辺は理解してるんだろうね。ただ、貴鬼以外のレジェンド軍団が昴の危険性に気付いているかどうかは微妙なところで、今回は相変わらず真意が読めない「謎の男」氷河が子守役としてついていくことに。エデン・栄斗・氷河と、昴からしたら誰に話しかけてもろくに会話が成立しなそうで嫌な雰囲気。あ、栄斗は前に昴と友情成立させたからそこだけが繋がりかな。名付けて「凍る空気と愉快な偵察忍者」チーム。

 第3のコース、「踏み込んだものに究極の試練を与える」という、ドヴェルグの道。担当はハイペリオンさん。第二コースまででほとんどルーキー達を使い切ってしまったため、「あれ? もう少し話し合って決めるんじゃないの?」と困り顔の龍峰が中心のチーム。当然保護者にはお父上が付き、「父子水入らず」のドキドキ親子旅。最少人数の2人というどう考えても過酷すぎるルートだが、紫龍親子の道行きということで、もれなくパラドクス・インテグラ姉妹もついてくることはほぼ確定なので、ある意味一番賑やかな痴話喧嘩チームと言えなくもない。いざ紫龍とパラドクスが顔を合わせた時にどんな修羅場になるのかが大変興味深い。ちなみに、ついでに玄武の霊も出てくる可能性があるので、実は割と黄金聖闘士含有率も高い。

 第4のコース、「世界の終焉に通じている」という、ヴァナヘイムの道。当然最後の守護担当はタイタンさんだろう。こちらは、アテナとその護衛である大量の黄金聖闘士軍団という、どう考えても一番贅沢なチーム編成となる。星矢・ハビさん、貴鬼、フドウの4人。やべぇ。まぁ、これくらいの戦力で護衛しないと、史上初の「アテナを引き連れながらのバトル」という展開も安心して見られませんからね。1チームだけこんな重装備で(しかもタイタンさんの守護ってことはこのルートがパラスに通じてる可能性が一番高いわけで)、タイタンさんも「ちょwwwもうちょっと均等に分けろよwww」とか焦ってる頃合いかもしれない。ちなみに、チームバランスが悪くて劣勢になったチームは、どこでも早い者勝ちで1回だけ「呼ばれて飛び出るフェニックス」という切り札を使用することが可能です(ただし、その場合相手も「呼ばれて飛び出るミラーさん」を使用可能)。現在兄さんの鳳翼天翔で壊されたもの一覧。

1,ミラーさん

2,単なるドア←NEW!

 神殿を管理しているタイタンさんも「そこは手で開けてくれよ」と困り顔に違いない。

 さぁ、役者も舞台も出そろった。次回からいよいよガチバトルだ。……まぁ、いきなりアイガイオンVS瞬という、取り立てて因縁もなさそうな組み合わせだけど……。そういや、ラストで出てきた思わせぶりな男は一体誰なんでしょうか、この期に及んでまだ新キャラ?

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11月1日 ドラフト模様(THS×3)

ピック順 【Alessi】→【Serra】→【Thraxi】→【Metallica】→【Mei】→【Sangriter】→

 

 ゲーム中に割と盛り上がったこの環境のリミテッドのお話。「屈指の名環境」をご堪能頂けていますでしょうか。確かに、現時点であまり退屈してないのは凄いところ。言及されていたように、まだ完成されたアーキタイプも掘り尽くされていないようだし、これまでパッとしなかったカードにもまだまだ日の目を見る機会があるのかもしれない。ちなみに、構築が単色環境だー、という話でも割と盛り上がったわけですが、そんな中でこんなデッキがある大会で優勝したなんてお話も。カオス過ぎるわ。

 


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 2つ、いい事を教えてやろう、第5話。1つ、本能字学園のトイレは意味もなくトゲトゲがついててすげぇ用が足しにくそう。1つ、ピンポイントの出番でも、やっぱりマコは狂ってやがる。なんでだろう、ケーブルカーのくだりで爆笑してしまった。あんなくだらねぇのに。

 新キャラ、黄長瀬紡(きながせつむぐ)登場。ビジュアルだけ見て「おっ、キタンか。グレンラガンより1話遅いな」とか思ってたら声はカミナだった。どんなポジションのキャラになるかと思えば、早くももめ事がややこしくなる第3勢力である。「世界制服」を狙う鬼龍院と、それに仇なす流子という対立構図に、鬼龍院・流子のどちらにも仇なす「神衣狩り」の男。美木杉先生とは旧知の仲であり、「ヌーディストビーチ」という訳の分からない組織の一員であるらしい。まぁ、「服による圧政」を狙ってる人間たちが「服からの解放」を歌って全裸になるのは分からないではないが……いや、わからねぇけども。むしろ神衣覚醒した状態の流子や皐月が一番ヌーディストだよな。

 第三勢力は、これまで何故出てこなかったのかと訝しむレベルで強い。皐月との強さの差がどの程度かは定かでないが、体調が悪い(太り気味)とはいえ、ちゃんと覚醒した流子相手に勝ってみせたのだから実力はホンモノ。あのまま三つ星と直接対決していたらどんな結果になっていたのだろうか。芯の通った人間のようなので今後は味方として活躍する場面も多くなるだろう。気になるのは美木杉先生が離していた「キヌエさん」という存在であるが……まだ謎めいた(というか単に訳の分からない)過去も多そうだね。はたして、それなりにシリアスな昔話に絡んでいる人って何人ぐらいいるんだろう。マコの親父とかが絡んでたら嫌だけど……CVを考えると、あの親父が先の展開で化ける可能性って否定出来ないよね。何しろあの満艦飾家。史上最強は疑いようもなく、今回だって流子の一番のピンチに駆けつけ、制服の下の着やせした乳を惜しげもなく披露してくれた。あれ? マコちゃん意外にエロいの? あのキャラ相手にどういう反応したらいいのさ。今回も、確実に史上初となる、「ローアングル・ブリッジからの三回パン」という空前絶後の画面を実現。あの「マコ劇場」の爆発物みたいな危険性は、毎回ハラハラしながら見てるよ。きっと満艦飾家は全員あれが出来るんだろう。何しろ、「ふすまの間からのぞき見る」という行為を、一切縦に並ばずに一家5人でやれる家族である。確実に次元をねじ曲げる能力くらいは持ってる。ああいうさりげないトンデモギャグのインパクトがいちいち刺さるんだよなぁ。だんだん書くことも無くなるだろうと思っていたこの作品だが、毎回マコをいじることだけで盛り上がりが冷めない。助けて。

 あ、あと、内藤玲と森訓久がコンビで出演してるの久しぶりに見てちょっと嬉しくなった。もりしゃんたちのこの名脇役っぷり、好きだなぁ。

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 「とむろみさん」を付けたくなるサブタイトル、第5話。こういうインパクトのでかいサブタイトルっていいよね。「どろどろオムライス」とか。

 ある側面では大団円となった節目のエピソード。なんだか毎回節目みたいな印象で数々の問題が発生しつつ、それが千切っては投げで解決されていくわけだが、今回は多分1つの節目で間違いない。コンテワークも色々と凝っており、監督自らのお仕事である。ちさきを追いかけるまなかと電車の動きを合わせるカットとかが好きです。

 今回片がついたのは、あかりちゃんの不遇の恋愛エピソードである。「村のしきたり」によって隔てられていたとばかり思っていた「岡惚れ」(意味違う)だったが、実際には一番高いハードルは残された連れ子である美海ちゃんだった。彼女のことを思えばこそ、あかりさんはそろそろ無茶な恋愛を諦める腹づもりになった。相手の男も今ひとつ頼りなく、別れ話になだれ込もうとするあかりさんを見ても、止めているような、そうでもないような。「なんでこの男に惚れるんだろうなぁ」とは思ったが、泣きじゃくるあかりさんを抱きしめるシーンなんかではちょっとだけその男前オーラというか、包容力みたいなものは垣間見えただろうか。まー、こればっかりは付き合ってる当事者連中じゃないと分からない感情である。

 美海ちゃんによる家出事件でどさくさに紛れて復縁した形になるが、実際には、その陰では光が大きな仕事をしている。あかりさんが苦しんでいたのは、別に陸と海という禁断の恋愛事情だけではない。というか、その辺のしきたり云々については親父が神主という立場がむしろ都合よく働いて、なんだかなあなあに済まされそうな空気すらある。どちらかというと、お相手の先妻が持つ「大人」に憧れ、それを乗り越えるために背伸びしていた部分が問題だった。亡くなってしまったみをりさんの「母親代わり」を務めようと気丈になるばかりに空回りし、「死んだ母親」とあかりを重ねることに強い抵抗を感じていた美海の心は離れてしまうばかりに。その立ち位置自体を改めるきっかけが、光の「お前だって子供だ」という発言だったわけである。その結果、あかりは泣き崩れて本音をぶちまけた上で子供のように駄々をこねることになり、結果的にはその方が相手には素直に受け入れられることになった。そうよね、まだ二十歳とか、女子高生と大して変わらないわけでね。少しくらい弱くたって構わないはずですわ。

 この辺りのあかりさんの感情の揺れ、吹っ切れぶりのつくりかたは、流石のお仕事というしかない。P.A.のお仕事でもあるし、単純に「寄りを戻した」ではなくて「多少人間的に脆さを見せて依存を高めた」っていうシナリオ作りはいかにも岡田麿里っぽい生っぽさもある。そして、そんな恋愛を成就させたのは、「true tears」でも勝者となった中の人、名塚佳織である。かもさんが泣きじゃくる姿を見るとゾクゾクしますね。目がでかくてグリグリしている今作のキャラクターデザインはたまにどうやろ、と思う時もあるのだが、こうして甘々なシチュエーションを見せられると、これはこれでいいかな、という気もしてくる。

 ちなみに今回、もう1人女の子が泣きじゃくっている。美海ちゃんである。こちらは子供ながらに色々考えて、考えすぎた結果あんな行動に出てしまったわけだが、まぁ、やはりこちらは子供だからね。別に悪意からの行動でないことは分かるのだし、今回のことで思いの丈をぶつけ合ったのだから、無事に所帯を持つことが出来たら、あかりさんとはうまく「親子」としてやっていけるのじゃなかろうか。ただ、今回すごく気になったんだけど、美海ちゃんのピンチだっていうのに、親友のさゆちゃんが1回も出てこなかったんだよね……実は前回の美海の勝手な行動(自分が犯人だと謝罪する)については、2人での確認は取れてない状態のはずなのだが……どうなってるのかな。

 まぁ、とりあえず(しきたりをどうするかは置いといて)あかりさんの問題は朝日に照らされて綺麗さっぱり片付いたと見ていいだろう。となると、現在残っている問題は……ちさきちゃんですね。この子も本当に不器用だなぁ。「都合が良いんだか悪いんだか分からないとこにいる」ことにかけては天才的な紡に対して「私のウミウシになって」と訳の分からない申告をしてから告白タイムに突入したわけだが、これまた「どこから現れたのかさっぱり分からない」まなかに偶然聞かれてしまうというサプライズ。あんだけ開けた海岸線で、真正面にいる人間に気付かずにしゃべり続けるってどういう状態なんだろう。とにかく、うっかりさんのまなかは親友の気持ちを洗いざらい聞いてしまったわけで。「忘れて」と言われてもそりゃ無理なわけで。でもまぁ、ちさきが一人で抱えてドロドロしているよりも、いっそまなかに聞かれた現在の状態の方がまだ健全だろうなぁ。本人達のSAN値は下がりまくるだろうけど、「隠し事をしている」っていう悩みよりはまだ軽いはず。まなかは基本的に阿呆だから、こんな状態を上手く切り抜ける手段は気付かないだろうな……ちなみに、こういう修羅場的な場面で横恋慕を我慢してるキャラというと、「ネギま」の夕映のエピソードが好きでした。ちさきちゃんもああいう立ち位置になればいいと思う。

 聞くだけ聞いて放っておいてる紡がちょっと酷い奴な気もするけど、あいつはあいつでどうしようもないし。キンメが大量だと遅刻していい学校って、なんか羨ましいです。さぁ、来週はどんな問題が起こるかな?

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 今期生天目ヒロインは当たり年、第4話。メインクラスで3本もやってるんですよね(プリキュア含む)。声優の仕事サイクルってオーディションと仕事の関係で一気に波が来るとはいうが、こうしてみると非常に分かりやすい。

 美桜のお話を一段落させて、ここからいかにもギャルゲらしくサブヒロイン攻略の方に向かうんだろうな、と思っていたのだが、どうやらそうでもないらしい。ミス・ブシドー、茜ちゃんと、銀髪クール・リサが今回紹介されたわけだが、彼女たちはあくまでもサブのポジション。このアニメの中心はあくまでも美桜ルートということになるようだ。まぁ、その方がアニメで初見の人間には見やすくていいのである。サブヒロインたちは各々に思い人もいるようなので、そちらの方できゃっきゃうふふしてもらうのがベストである(ただし、女だ)。リサちゃんは色んな人とお話するときにいちいち頬を赤らめるのだが、赤面症なんでしょうかね。

 とはいえ、今回はやはり茜の人となり、そしてリサのキャラクターが分からないと駄目なエピソードとなっており、きちんと2人のキャラ紹介として機能している。ゲームの場合には攻略対象になっているらしいので当然と言えば当然のことかもしれないが、2人ともちゃんと魅力あるヒロインとして描かれているのが嬉しいところ。どうしたって「槍試合」なんて物騒なものがテーマなので相互関係はギスギスしそうなものであるが、今回の対決、2人ともちゃんと相手のことを認め合った上での「騎士道精神」に則った試合になっている。茜が生真面目なのは当然として、リサの方も、単なる「優秀な若者」ではなく、そんな中でも自分なりのジョスト観はあるようだし、相手を認め、敬意を払うことは忘れない。早朝練習の場で出会った2人なのだから、どちらも熱心なのは間違いないのである。

 そんな2人の紹介エピソードが、そのまま「ジョストの熱さ」を物語ることになり、それが美桜の克己心を揺さぶるという流れも、ベタながらもきちんとまとまっている。最終的に2人のバトルではなく、眠れる騎士である貴弘のミラクル過ぎる槍さばきに惚れちゃうあたりもそつがない。やはり、美桜が憧れるべきはジョストそのものである前に、貴弘である。ただまぁ、流石にあの文字通りの「横槍」は恐ろしすぎるとは思うけども……ジョストの試合中って、流石に馬を全力で走らせるわけでもないとは思うが、それでも一度駆けだした馬を追いかけるために騎乗するところから始めて、最高速度で間に合って、しかも真横から飛びかかって突きを放つって、そりゃ無理だろうよ。百歩譲って速度的に間に合ったとしても、思い切りすれ違う馬の前に飛び込んだのだから、あの直後で接触事故必至である。作中では描かれなかったが、貴弘の馬はどこからどうやってあの間をすり抜けたのだろうか。決闘などしなくても、安全保持義務違反で下手したら放校処分である。

 まー、その辺のトンデモプレイを見せられるのも、スポーツをテーマにしたアニメの醍醐味って奴ですけどね。多分、現実レベルでみたら茜の二段突きだって無理な技じゃないんだろうか。すれ違う馬上ってことは相対速度はかなりなものだし、そこであれだけ身体を大きく使ったモーションをキャンセルするなんて……出来るのかなぁ。凄まじい体幹と腕力である。これだけ見ていてもジョストって奴は相変わらず謎が多い。今回思ったのは、「高貴なスポーツ」だから別にいいのだが、これって間違いなく相当な金がかかる。普段の練習では模造品の槍を使っているだろうが、試合のたびに消費されるあの壊れやすい槍、アレ絶対安くないだろ。卓球部がピンポン球遣い潰すのとは訳が違う。あと、今回茜の鎧を見ていて気付いたのだが、決勝点にもなりうるあの兜の羽根。あれも個人個人で違うオーダーメイドである。ってことは、多分支給品でなくて個人で揃えている。まぁ、フェザーズフライなんてそんなに発生しないだろうからあんまり気にしなくてもいいのかもしれないけども。やっぱりジョスト専門学校ってすげぇ設定だな。

 最終的に、美桜は無事に正式なジョスト選手を目指す決意が固まった。貴弘も、身体に不安は有りつつも、急場であれだけの仕事が出来たのだから今後に期待が持てるだろう。茜もリサも、大会に向けて、友情パワーを高めながら準備を整えている。この世界で問題があるのは、ちばちーボイスのロリっ子だけである。今のところ、アイツが全ての元凶だからな……。

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 名前はジョージなのに声は十郎太という矛盾を抱えた第3話。そこは嘘でもいいからジョージ中田じゃねぇのか。特撮キャラ的にも。

 相変わらずのユルさがずるずるとたまらないお話。ほんとに羽佐間のやってることも、それを取り巻く連中の思考も適当極まりないのだけれども、ぬるぬると通り過ぎるテンポが気持ちよくて、思わず笑ってしまう。今回出てきた要丈治なんて、やってることだけ考えたら本当にひでぇ奴だぞ。人の話聞かないし、割と露骨に商業目的でパクってやがるし。それなのに羽佐間が「ヒーローだった」と言ってしまうだけで、何となく尊敬されていた過去も分かる気がしてしまう。多分これって、日本に脈々と根付いた特撮文化の下地をこっちが勝手にイメージしてしまうせいなんだろうな。「特撮デビューして、アクションを売りにして現在もアクション俳優」っていうと、やっぱり大葉健二や春田純一イメージあたりなんだけど、17年前に特撮デビューってことは、年齢的に現在近いのは昭英とかになるんだろうか。まぁ、キャラ的には(ビジュアルも)ほぼ確実に藤岡弘、だけどな。あのド天然キャラで勢い任せにキャラパクりから返上までの流れをやられると、本当に「どさくさに紛れて」って感じで定番の「偽物エピ」を片付けてしまったということになる。

 基本的に、ジョージが言ってることも(倫理的に問題があるとはいえ)特に間違っているわけではない。「力こそが正義!」なんていうと悪役っぽいけど、本来羽佐間がやろうとしていた草の根正義運動を本当にやりたいのなら、知名度が高く、よりリアルヒーローに近いフィジカルを持つジョージがおおっぴらに活動した方が、いくらか効果はあるだろう。似たようなモチベーションでノリノリの大先輩がおり、そこにすんなり入れ替わりが成立するならば、マジでそのままフラメンコ名義を譲り渡してしまっても良かった可能性もある(まー、動画見てた一般人があの入れ替わりに気づけないはずがないとは思うが、今のネット文化なら「またマスゴミのねつ造か」で片付くだろうしな)。しかし残念ながら、羽佐間の目標は活動目標にあるのではなく、ヒーローとしての存在そのものにある。どれだけ無謀な勝負でも、どれだけ憧れの先輩が相手でも、やはりフラメンコを名乗り続けるしかないのである。「今のフラメンコにはそれしかできないから」という弱々しい訴えが何とも不憫であるが、これこそが、彼の現在の立場を一番よく表した台詞といえるのではなかろうか。

 結局、ジョージのよく分からないキャラのおかげで、ドタバタしながらもフラメンコの地位は羽佐間(と後藤?)のところに帰ってきた。古参ヒーローレッドアックスのお墨付きとなり、正式に「ヒーローの弟子としてのヒーロー」になったことでひょっとしたらステージを1つあがれたかもしれないサムライフラメンコ。結局身体能力などは一切変わっていない状態で、有名税ばかりが増えていく状況だが、羽佐間は今後も続けていくことが出来るのだろうか。最終的に、地上最大の敵が石原さんになりそうで怖えぇ。

 ちなみに、すげぇどうでもいい話だけどせっかくだからこの世界の特撮ヒーローを確認しておこう。冒頭で羽佐間たちがショーを観戦していた5人戦隊(赤・青・黄色・黒・ピンクのスタンダードな構成)が、「先手必勝ギャラガーファイブ」。メットには¥マークのシンボルがあることから、どうもお金絡みのヒーローのようである。作中時間である夏にショーをやっていることから考えて、現在放送されているのはこのギャラガーだと思われる。その他、テーマソングが用意されているのが今回話題になった「武装超神レッドアックス」で、こちらはジョージ単体の1人ヒーロー。時代不明だが同様に1人ヒーローなのが1話で羽佐間が盛り上がっていた「真剣介錯ハラキリサンシャイン」である。多分、この斧と刀のヒーローがこの世界の仮面ライダー枠だと思われる(そう考えると、ジョージが藤岡弘、リスペクトなのも納得がいく)。そして、Cパートで後藤たちがカレーを食っていた戦隊が「超楽団アンサンブルー」(赤青黄緑ピンクの5人)。タイトルから考えるとブルーが主役みたいに見えるが、マスクのデザインを見るとレッドが四分音符なので、やっぱりリーダーはレッドか。イエローのマスクデザインが三連符なので割と気持ち悪いデザインである。「マスクに音符が描かれた戦隊とかwww」と笑いそうになったが、冷静に考えると実在してたんだから恐ろしい。あと、カレー食べるイエローが少ないのも事実ですね。多分一番食ってたのってバルパンサーだろうけど、シリーズ中のカレーの総量だとアバレンジャーも互角ぐらいか?

 なんか必要以上に戦隊のコトが気になっちゃう作品ですね。アニメの話に戻すと……戸松が今回台詞ほとんどなかったのに出てたのがちょっと笑った。お菓子食べてる「もぐ」っていう音と最後の「違うッ!」だけ。まー杉田も着実に台詞が減ってる気がするんだけど、それでも一番おいしいところ持っていくから存在感は相変わらずなのでね。「やべぇ、チョー気持ちいい」。分かります。

 そして、ほんの一言でも確実に分かる、モブ・井澤詩織の存在感。特徴のある声って、声優業なら正義だよなぁ。

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 潔いサービス回、第4話。このアニメにそういうサービスを求めている人がどれくらいいるのか定かじゃないが、どのキャラも適度にムチムチしており、年相応の体つきなのはなかなかエロいと思いました。そして、水着って露出度じゃねぇんだな、ということもしみじみ思いました。

 前半パートは慰労会と称したサービスイベント。何が起こっても不思議じゃない桜新町だが、せっかくなのでサービスに向けて異常気象を展開。おかげで「ドキッ、秋名以外は圧倒的女の子な水泳大会!」が実現。マリアベルさんの恰好がどう考えてもおかしかったり、じゅりさんは普段の恰好でも充分エロかったり、なんかフツーのサービスとも違う気はするのだが、事務所の連中はいつも通りの適当な盛り上がりを見せていたので、それはそれでいいんじゃなかろうか。演出方向は割と普通に落ち着いて来た今作だが、水中での細かいモーションや、肉質の見せ方なんかではちょいちょいこだわりが見えて面白い部分は残っているね。

 一通りサービスが終わると、Bパートはシリアスの方へ戻ってくるわけだが、ようやくここで「町長」ヒメにスポットが当たる展開になってきた。まず、その前段階として従妹のコヒメちゃんが登場。なんや、この一族はマフラー装着が義務なのかしら。ヒメのマフラーが黒ベースで割と地味なのに対し、コヒメちゃんのマフラーは年相応のデザインでちょっと可愛い。そして何よりコヒメちゃんの声が可愛い(CV小倉唯も最近は安定したブランドになりつつある)。

 コヒメちゃんを肩車しながら町をぶらつく町長さんのパトロールは実に微笑ましいのであるが、そんな中でもヒメが町長としてどう見られているか、そして、そのことを彼女がどう思っているか、ということが描かれている。脳天気な町民性なのか、多くの人は今の町内を温かく受け入れてくれているようであるが、やはり年齢の問題は払拭できるわけではなく、本心とまではいかないまでも、快く思っていない町民もいるようである。そのあたりの逆風に対して、ヒメがどのように「町長魂」を見せられるか、というのも1つのテーマになってくるのかな。でもまぁ、今回出てきた骨董屋のじーちゃんだって、そこまで本気でヒメのことを嫌っているようにも見えないけども。先代が立派だと跡継ぎが大変なのはどこの業界でも同じよね。しかもCV久保田民絵とかハードルが高すぎるよね。

 そして現れる、七郷を巡る問題。わざわざ秋名が丁寧に成り立ちを説明してくれたのに「知ってるわよそれくらい」って一蹴されてたのはちょっと笑ったけど、その説明はヒメじゃなくて視聴者に向けてされたものだからね。しかし、あれだけチューニングがどうこう言って「こっちとあっちの接続」を問題にしているはずなのに、いざ世界が繋がるとなるとそれも問題になるってのは面倒な状況である。互いの存在すらろくに確認出来ないような関係性の世界が繋がることで一体何が起こるのか、それを推察出来る人間なんていやしないと思うんだけどね。でも、この世界は「七郷が咲くのは困る」が大前提らしい。ふーむ、やっぱりちょっと見てるだけの人間には理解しかねる設定だが……今後の展開でその辺は補強されるのかしら。そして、ヒメのマフラーが外れる日はくるのかしら。あれ、水泳中も就寝中もずっと付けてるんだとしたら、相当臭……いや、なんでもない。

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プロフィール
HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
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↑越えられない壁
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