最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
な〜んか気にさせる第2話。1話と全く同じ感想になってしまうのだが、この作品はどこかに違和感を感じさせる作りになっている。この場合の「違和感」は全く悪い意味を伴っていないということに注意だが、「違和感」止まりなので何故そう感じるのかが今ひとつ分かっていない。 1つは音響に理由があるか。2話目も1話同様に話が複層構造になっており、1日の出来事が学校に行っているヒメ側と、事務所で仕事をしている秋名側から描かれており、大まかにAパートとBパートに別れて同時進行で描かれている。そして、こうした大きな構成の複層性に加えて、それぞれのシーンでも、常にいくつかの断片が複層構造を成しているのである。会話の奥で別の会話が起こっているし、来客があっても電話は続く。バトルの最中でも平気で外野は独白するし、誰かが何かを考えている間も、他者はそれぞれに思惑がある。こうした複層性は、より現実に即したものであり、「リアルな多面性」を表していると考えるなら、これ以上真っ正直な作り方もない。ただ、どうしても「アニメという舞台の作劇」に慣れてしまっていると、こうした多元的な造りには違和感を覚えてしまうのだろう。 そうした複雑な状況をアウトプットするためなのか、画面自体にもどこかクセがある。遠景からのフィックスは世界全体を捉えようとしている姿勢の現れだろうが、それ以外にも「人物視点」「モノ視点」と、カメラの方向がコロコロ入れ替わり、「誰が何を見ているか」をいちいち考えさせられることになる。悪く言えば非常に散逸的で、追いかけるのが大変なのだが、この作り方も音響の問題同様、物語の複層性を示すための方策なのだということは理解出来る。視点を1人の人物に定めず、常に揺れ動くことで、「多くの人々がそれぞれに生きている」という群像劇の賑やかさ、忙しなさが否応なく画面に現れることになる。慣れるまでにはまだ少し時間が必要かもしれないが、常に落ち着かない刺激を与えられることで、どうしても画面に見入ってしまうだけの効果が得られているのは困ったものだ。今回も監督コンテなのかと思ったら、鈴木清崇氏という人の手によるものであった。今作では副監督にクレジットされている人だが、前回の監督コンテ回よりも、更にまとまった構成の中でこの「違和感」を見せてくれているように感じられたので、おそらくスタッフ感の意志共有がかなりの精度で出来ているということなのだと思う。 ま、ややこしい話は抜きにしても、バトルシーンのけれん味あふれるアクション作画なんかは充分に見る価値があると思いますけどね。あと、エロいところが素直にエロいし。アオちゃんの縞パン可愛い。 色々面白ポイントが多いな、第2話。個人的に驚いたのは「ス↑モー→」じゃなくて「ス→モー↑」っていう発音だったという事実です。 前回面白かった部分が引き続き笑わせてくれるのがまず第一。シリアスにきちんとガンダムファイトが出来るだけの舞台設定がありながら、あくまでもテーマにしているのは「子供の遊びとしてのガンプラ」。学校の体育館でのバトルなので、そこまで真剣になりきらず、戦っている人間も、観ている人間も、そこはかとなくギャグテイスト。ゴリラ先輩が女子からひんしゅく買ってるのもちょっと可愛そうになるくらい。夕方アニメって基本的に長期作品になるので長い目で見ると決して画面の質が高くないことが多い(話数によってどうしてもムラが出てしまう)のだが、今作は天下のサンライズが自社製品のガンプラを売り込むために作っているアニメということで、日常パートもバトルパートも非常に高品質で見栄えのする画面が続くというのも見どころだろうか。ギャグのときのコロコロ動く子供らしい表情が実に可愛らしくて愉快だし、しゃきしゃき動き回るガンプラの「恰好いい」動きとのギャップも見事。アクション描写は敢えて「モビルスーツのバトル」ではなくホンモノの格闘戦に近いイメージを維持しており、ザク先輩がゲームを決めたのも、なんと「下段回し蹴り」である。見事な足払いを決めるシャアザクというのは何とも奇妙な光景が愉快。他にも、腰に付属してまだ抜いていない状態のビームサーベルをそのまま起動して下段攻撃を迎撃するアクションなど、なかなか本家では見られないようなギミックが楽しい。 キャラの立ち方も2話目にしてバッチリで、主人公セイはガンプラに対する熱意と、相反するおとなしさが嫌みにならないように両立しているし、適宜背景設定を説明してくれる導入役としても優秀。普通なら単なる空気が読めない嫌な奴になりそうなレイジの無茶苦茶さも、ギャグに落とし込むことによって「異物感」として良い具合にパートナーの存在感を増している。これで普通の人間設定だったらどうしようかと思っていたのだが、ラストできちんとサプライズを用意してくれたのもありがたい。奴は一体何者なのでしょうか。あ、あとラルさんね。オープンエンドの映像を見る限り、どうやら彼はレギュラーキャラとして今後とも名言を交えながらの解説を担当してくれるようですね。オープニングだと彼の背後には立派なグフの姿が見えましたが……ザクとは違う出番はあるんでしょうか。 ラルさんが説明してくれたガンプラバトルの仕組みもびっくりのものである。過去にもこうした依り代によるバトル遊戯はあったが(「エンジェリックレイヤー」とかね)、今作のガンプラバトルは、「ガンプラにのみ使用される特殊な素材に働きかけて、実際に動かす」というものらしい。確かに、実際にガンプラが破損しているのだから100%バーチャルではないと思っていたが、あれ、実際に動いて戦闘してるのかよ。なんやねんプラフスキー粒子って。ミノフスキー博士に謝れ。あと、ラルさん勝手に学校の敷地に入ってくるのはどうかと思いますけどね。 実際のバトルを見るとよく分かるのだが、主人公機がストライクっていうのはアニメ的な見栄えが良いからなんだね。ガンダムの基本カラーである白+赤+青のバランスがよく、一番「ガンダムらしい」画面が作れる上に、ほどよく現代風なのでモーションが組みやすい。「00」よりもリアル寄りでないデザインだったのがよかったのかも。オープニング映像が完全にSEEDだったのも割と愉快でした。まぁ、「燃え上がれ燃え上がれ燃え上がれ」って歌われてましたけどね。 わらかすところはきちんと笑わせておいて、2話目でいきなり主人公チームが敗北し、この世界の厳しさを知ると同時にかけがえの無いライバルを得た。なかなか熱い展開ではいないですか。シャアザクの迫力がライバルとしての存在感を引き立たせてますしね。選手権でどんなモビルスーツに出会えるのかが今から楽しみです。 双子座祭りじゃーーーーーい! 第75話! もうね、色々突っ込みどころだらけですよ。こんなちょろい展開なのに昂ぶっちゃう自分が恥ずかしいわ! まず外堀から埋めていくが、相変わらずどこに向かっているのか分からないアテナの大名行列はジリジリとパラス城に向かっていると思われる。両脇に黄金聖闘士を控えさせているのでそりゃ安全なのだろうが、いくら何でも生き残ってる鋼鉄聖闘士多すぎるだろ。下手したらハリメデさんが連れてたパラサイト兵よりも多いわ(まぁ、鋼鉄1人は雑魚パラサイト1人よりも弱いのだが……)。パラス側もここに一級全員送り込んじゃえばさっさと勝負がつくような気もする。でもまぁ、どうやらパラス軍も一枚岩ではないみたいなので、そういう作戦は採れないのだろう。前から何となくほのめかされてはいたが、今回久しぶりに出番があったガリアさんもパラスのことを呼び捨てにしており、タイタンさんほど興味は無いご様子。パラス軍の忠誠心ってのはどこに働いているのかなぁ。 そして、そんなガリアさんが「おもちゃ」としてスカウトしにいったのが、元黄金聖闘士のパラドクス姉さんだったというわけである。あのポセイドンが幽閉されていた由緒正しきスニオン岬に投獄されていたパラドクスさん。今回詳細が語られなかったので推察するしかないが、マルスの乱が収束した後、裏切った黄金の中でもまだ生存していた唯一の存在であるパラさんは、他の黄金の手であそこに収監されたのだと思われる(つまり、シラーさんは確実に死んだってことだよな)。アテナがどのようなジャッジを下したかは分からないが、流石にあれだけの重犯罪者をそのまま元の任務に戻すわけにもいかなかったのだろう。そもそも今回「アテナが大っ嫌い」と断言していた御仁なのだから、そのまま放っておく訳にもいくまい。で、おそらくその時にアテナが「結果はどうあれ、この女は双子座聖衣を身につけたのだから、多分世界のどっかにもう1人姉妹がいるんじゃねぇかな」と思いつき、身辺調査でもしたのだろう。その結果、ようやくこの度妹さんの存在が発覚し、こちらは人格に問題がなかったためにめでたく正式採用に至ったと、多分そういうことだろう。少なくとも春の段階では貴鬼が双子座聖闘士の存在を知らなかったのだから、採用は本当に直前だったか、よほど秘密裏に進められていたと思われる。 さて、そんなパラドクスさんだが、相変わらず乙女チックに花占いしているところをガリアさんの聖剣で救出されると、一も二もなく新しい職場に飛びつき、二級パラサイトに再就職。どんな命令を受けたか分からないが、当然のように狙うは龍峰1人である……って、あれ? 同じ現場に紫龍もいたはずなんだけど……そっちには飛びつかねぇのかよ。とりあえず、霧を発生させて1人だけ異次元に取り込む技は流石の元黄金である(龍峰が行方不明になった際、光牙が「前に進むしかないんだ」とか言ってたけど、この数ヶ月でお前らが一体どれだけ行きつ戻りつしていたのかと突っ込まざるをえなかった)。マッチメイクとしては、かつてセブンセンシズに目覚めるきっかけになった試合の復讐戦。かたやあのときから更に強くなった(はず)の龍峰、かたや黄金聖衣を奪われてしまったパラ様。普通に考えたら龍峰のワンサイドゲームになるはずなのだが、「あのときは手加減していただけよ」という身も蓋もない一言でパラ様が圧倒する展開に。うーむ、まぁ確かに、憧れの男性の息子だったから邪険に出来なかったというのはあるかもしれないけど……あのときもどう見ても本気だった気がするのだが……。 今回のパラ様は終始「憎しみ」モードで固定されていたので、余計な二重人格が無くなった分だけ強さが吹っ切れた、という考え方も出来るだろうか。「ワールドイズエンド」なんて無節操な名前の技を繰り出して終末感をアピールする。こうなってくると、ホントに黄金聖衣って強かったのかどうかもよく分からないな。当然決め技はあのときも龍峰を苦しめたクロスロードミラージュ。かつてはどうしようもない2択で精神ダメージを与える技だった気がするのだが、今回は「どの未来でもアテナとか駄目だし、アイツマジ無理だし」というアピールのためだけの技になっていた。まぁ、とにかく龍峰を苦しめた上でアテナをDISれるならなんでもいいのだろう。憎しみモードオンリーのせいで割と短気になっちゃったせいか、龍峰が必死に訴えてもさっさと鉄拳制裁に移行し、にべもなく命を奪おうとする。 さぁ、ここでついにインテグラさんの出番だ。やっぱりいたのさ双子の妹。今回の双子は、姉が「愛と憎しみ」の二面構造のくせに、妹さんは「清廉」のみの存在という偏ったステ振りになっている。贔屓が酷い。そりゃ姉もグレるってもんだよな。「昔から妹の方だけちやほやぁ!」と不平を訴える姉に対し、妹は「でもあんたの方が強いんだよな」と困り顔。小宇宙の応酬ではあわや千年戦争になりかけるが、パラ様の妬みパワーの方が上をいったようだ。「黄金聖闘士どうしの闘いは……」って言ってたけど、片方がはぐれ黄金でも千年戦争は成り立つんですよね(まぁ、スペクターでも成り立ってたからな)。死ね死ねビームを発する姉に妹が屈しかけたところで、姉妹喧嘩に割ってはいる龍峰。多分彼の目にも「あんな危ないストーカーより、多分こっちのお姉さんに粉かけておいた方が、将来の人生設計にプラスになるわ」という計算があったのだろう。流石に2人がかりだとパラ様も劣勢。大技ファイナルデスティネーションで勝負をかけるも、なんか上手いこと言ったインテグラの奥義・ギャラクシアンエクスプロージョンで異次元へと消え去ってしまった。もう、その技が使える時点で勝負決まってるじゃねぇか。しかもその技、多分GEじゃなくてアナザーディメンションだよね。 結果だけを見ると、「ぽっと出の初登場黄金聖闘士が突然敵幹部クラスをぶっ殺しちゃった」という酷い展開なのだが、なんかもう、パラ様のあまりのガチクズっぷりにどうでもよくなった。いちいち言動が乙女なストーカーおばさんが可愛すぎる。一体どこの世界で今まで金色が流行色だったのだろうか。先週の段階では、「パラス側にどう見てもパラドクス風の強敵が登場して龍峰が苦しめられるも、実はそれは双子の妹だった。今、満を持してパラドクスさんが龍峰救出のために立ち上がる!」みたいなシナリオを予想していたのに、まさか真逆で、パラ様は本当に落ちぶれるだけの存在、初対面の美人さんが純正黄金という酷いオチ。うーむ、でも強そうだよな、インテグラさん。パラドクスさんが「矛盾」、インテグラさんが「完全」。もう、名前の時点でおかしい。この双子の名付け親は一体何を考えていたのやら。 まぁ、とにかくパラ様の変顔、ドヤ顔、キチピー顔がたくさん楽しめたので、これはこれでお腹いっぱいのエピソードでしたよ。途中、龍峰の顔なんかはものすげぇ適当な作画になってたけども、パラ様姉妹は常に美しく描かれており、いちいち肉感的な唇にゆかなボイスが乗っていて、朝から公序良俗に反してる感がたまらない。2役でやりたい放題やっていたゆかなの存在感は凄まじいですわ。今後は正義側オンリーで活躍出来るみたいですので、残りの黄金聖闘士たちと仲良くやって欲しいですね。まぁ、パラ様の末期の一言は、まだまだ姉妹喧嘩が終わらないフラグにも見えるけどね……一度は双子座聖衣を着た人間が、アナザーディメンションから帰ってこられないとも思えないし。 そして、次週はいよいよ、そのアナザーディメンションを日帰り旅行か何かと勘違いしていたあの男の出番である。既にニュースで報じられていたおかげで驚きがなかったのはちょっと残念だが、1年半ずっとだんまりを決め込んでいたくせに、いざ登場となると全部を持っていってしまう酷い男。「地獄の業火のぬるさに飽きた」って、どんだけ厨二脳やねん。さっさと天翔しちまいな! フェニックス一輝! CV杉田智和! 何が起こっても幻魔拳! 10月11日 ドラフト模様(THS×3) ピック順 【Sangriter】→【Mei】→【Metallica】→【Alessi】→【Thraxi】→【Serra】→
テーロス環境3回目。オンラインも解禁になったことで、そろそろこの環境も本格始動といったところでしょうか。まぁ、我々は未だ見えぬパックの深淵を目指して手探りで彷徨うばかりですが……今のところ、「多色環境直後の単色環境」の割には、不平不満も少なくて開催者としてはホッとしてる限りです。なんでだろね、割と大味で、意外な部分は少ないセットだと思っていたのだが……怪物化の規格外のサイズとか、そういうのが案外新鮮なのかもしれない。あと基本セットなみに除去が乏しいから、盤面が賑やかになりやすいってのもあるかな。
○「俺の脳内選択肢が、学園ラブコメを全力で邪魔している」 4 タイトル見るだけでお察しなラノベ原作アニメ。視聴前から「こりゃ、酷い事になるぜ……」と固唾を呑んで見守っていたが、予想通りが6割、それ以外が4割って感じだろうか。 製作はディオメディアで、実に「らしい」原色多めの色彩は、元々あんまり得意じゃないので早速腰が引ける。1話目から動画面についてはうっすら粗が見えるくらいの仕上がりで、あんまりアニメとして飛び抜けたものが出てくるような期待感は無い作品。ヒロインの配置、キャラ設定なんかもいかにも考え無しなラノベらしく、素直に「痛々しい」と言ってしまっていいであろう状態になっている。ラストには空から少女が降ってくる展開になり(まぁ、流石にここは狙ってるんだろうが)、なかなか潔い、逃げをうたない救いようのなさといえる。 とまぁ、ここまでマイナス要素は並んでおきながらも、どこか気になる要素もあるというのが正直なところ。まず、独自設定である「脳内選択肢」はあまりに無茶苦茶で、もう、作者の思惑でなんでもやりたい放題の本当に酷い設定。挙げ句ラストの方の選択肢のように、2択にすらなっていないようなものまでOKという設定になると、完全に運命支配を理不尽なメタ意識に任せてしまうことになり、アニメとしても小説としても破綻してしまうことになる。全てが「神の意志だから」というので行動する主人公など、前代未聞である。これを一体どのようにしてシナリオとして成立させるのか、というのは気になるところ。まぁ、多分そんなことは大して難しく考えていないが故の設定なのだろうが……。また、作劇面についても、個々の演出を見ると不思議と目を引くパートがあるのは事実。ラストのブリッジストライクなんかは割と面白かったし、なかでも一番印象に残ったのはオープニング映像。全員で意味も無く粛々と逆立ちしていくビジュアルは、なかなか刺激的なものだ。こちらもあまり意味など無いのかもしれないが、ただでさえ理不尽なシナリオなのだから、いっそ画面も全部理不尽にしてしまえば案外面白い展開もあるのかもしれない。あまり期待せずに、緩く見守って最終的に「俺ガイル」あたりを越えるくらいの作品になればそこそこ、といった感じじゃなかろうか。 中の人は角川キャスト混じりながらも割と新鮮なキャスティングになっている。主人公が豊永利行、最後に登場した落ちものヒロインは佐土原かおり。佐土原かおりは何とかこのあたりで「角川キャスト」から抜け出した一仕事が欲しいところ。そして、周りのキャスティングは久しぶりに見た気がする辻あゆみの名前があったり、近藤唯という初めて見る名前があったり、何故かママン役でささきのぞみがいたり、メジャー路線を外しながらも、決してハズレとは言わせない配置になっている。まったく記憶に残らなかった「問題児」なんかのようにならずに、何とか「代表役」と言える作品に仕上げたいところだね。 やっぱり色々気持ちいい、第1話。前回の導入だけじゃ何が何だかさっぱり分からなくて、「まぁ、総集編みたいなもんだろうし、次回から1話目なんだからちゃんと理解出来るだろ」と思ったら、割と思ってたのと違う軸から攻めてきた感。 少女「コト」が主人公の物語で、彼女が都を舞台にして暴れ回る様子が0話で描かれたので、テレビシリーズはその後の話なんだろうな、と思っていたら、なんと世界の成り立ちの部分からストーリーが始まった。謎の坊主と、その手からなる兎の絵。不可思議な縁の2人が御仏の力で導かれて絵の中飛び込み世界を作った。その中では2人の「子供たち」といえる3人の男女が「変わらない絵の世界」に変化をもたらしており、「外」に出てしまった「親」の存在を待っている。主人公となるのは、上の兄姉が絵の存在だったのに対し、1人だけ人間だった「薬師丸」と呼ばれる青年。現在はその名を育ての親と同じく明恵と改めており、父の帰りを待ちながら、この世界のありように不満を述べたり、満足したり。基本的に「壊れたものが直る」「人が死なない」など、変化を否定する町の中にあって、自分の力で変化を起こせる数少ない存在の1人であったが、そこに飛び込んできたのが、母と同じ名前を持つコトと名乗る少女。新たに何が変わるのか。不思議な町の、不思議な出会いのお話であった。 あらすじだけを駆け足で説明しているはずの第1話だが、まったくはしょっている感は無く、1つ1つの要素はちゃんと理解出来るように構成されている。加えて、明恵と古都のロマンスなどもちゃんと情感が籠もっており、見ていて退屈させないだけのドラマが作られているのが偉い。やはり「気持ちの良い」アニメだ。「変わること」「進むこと」をテーマとしているようなので、今後も刺激的な「変化」や「進歩」が見られると良いですわ。 ○「のんのんびより」 5 今期きらら枠。と思ったらこれ芳文社作品じゃなかった。「アライブ」だってさ。まぁ、別に違いは無いけども。とにかく今期日常もの枠であり、あやねるが出てくる狸アニメである。 今作のテーマは「田舎」であり、作品の構成も「田舎あるある」がベースになっている。「あるある」なのだからある程度写実性もあるわけだが、基本的な概念は都会の人間が思い描く「理想の田舎」、もしくは「エンターテイメントとしての田舎」。実際に田舎を知っている人間からしたら「別にそんないいもんじゃねぇよぉ! こちとらガンガン人口減ってんだから、田舎暮らしがいいなんて言ってるぐらいなら実際に移住してみろやぁ!」と言いたくなる部分もあるわけだが、まぁ、そういう鬼気迫る作品ではないので、「きんいろモザイク」が「なんとなく外国人」だったのと同じように、「なんとなく田舎」を満喫すればいいわけである。 監督は川面真也氏で、当然制作はSILVER LINK。今作の目標は、とにかく「田舎らしさ」を画面からどれだけ醸し出すことが出来るか、ということである。「キャラ萌えもの」はそれこそ掃いて捨てるほどあるわけで、オリジナリティである「田舎」を前面に出していかないことには差別化は図れない。そこで川面氏が最も重きを置いたのが、なんと言っても「田舎のテンポ」だろう。作品の繋ぎ、ネタの間尺がとにかく長い。悪い言い方をすれば「間延びしている」ということも出来るだろうが、この作品の場合には、それが最大の武器となっており、何をするにものんびりゆったり。あくせく必死にアニメを見るのが馬鹿らしくなってくるようなスローテンポで話が進む。主人公の幼女が吹き鳴らすリコーダーの音も相まって、どこかこの手の作品の始祖である「あずまんが大王」を彷彿とさせるのである。つまり、この手の作品にはお馴染みのことだが、なかなか視聴者を選びそうなセッティングといえる。癒しを求め、ゆとりを求めるのならば、この作品がかけがえの無いものになるだろうし、刺激が欲しくて、変化が欲しくてアニメを見るならば、なかなかこの作品の泰然としたリズムを許容出来ないかもしれない。こういう「時間軸をフィーチャーした画面作り」というのは、漫画原作ではなし得ない要素であるので、積極的に押し出してきたのはなかなか面白い試みだと思う。 もちろん、そうしたチャレンジが出来るのは基礎の基礎が安定しているからであって、田舎の眩しい風景はディティールにも拘って描出されているし、動かすべき部分ではきっちり動かしてメリハリを付けている。間尺に余裕があるといっても、単に伸ばすだけでなく、シーンごとにきちんと差異が見えるように細かくデザインをいじる工夫も大切である。こういうところでちゃんと仕事が出来るのは、やっぱりスタッフの技量であろう。慌ただしい毎日の中で、毎週この間尺にスイッチを入れ替えられるかどうかはまだ分からないが、出来ることなら、せめて30分くらいこの時間の流れにつきあえるくらいの余裕はほしいものである。 中の人については、「阿澄隊長率いる若手問題児軍団」みたいな陣営になっている。佐倉・小岩井のじょしらくコンビが主軸を握り、そこを佐倉・村川のビビパンコンビでサポートする。こうしてみると、佐倉さんがどんどん人の輪の中心になっている気が……くそぅ、田舎のことなんか何一つ知らない都会育ちのくせに……。 ○「IS<インフィニットストラトス>2」 4 まだまだ2期もの。1期の放送から2年半ということで、今期の2期ものの中ではかなりブランクが空いた方の作品であるが、その間には原作者が出版元と云々みたいな話があったやらないやら。まぁ、あんまり興味が無いから個人的にはどうでもいいのだが、そんな紆余曲折を経てもちゃんとこうして2期が始まるのだから、それなりに人気があった作品ということになるだろう。 1期も「どこまでもありきたりなハーレムもの」という視点は今期も変わっておらず、むしろそういう方向で受けているということをしっかりと認識した上での製作なのだから、より萌え成分は高まっている。1話なんて、もうマシンを描こうなんて気はさらさら無い。単なるラウラ・シャルのあげ回である。キャラが可愛いのがこの作品の最大の売りなので、別にこれが1話でも何の問題も無いのだが、でもこれなら別の作品でもいいよね、という話になるのである。一夏は古式ゆかしい朴念仁主人公で、あれだけ発情し続けているヒロイン勢を前にしても修行僧のように無私無欲を貫くED野郎なので、なかなかそっち方面で盛り上がる展開が見られないのが悩みどころ。もう、ここまで5人が並び立っちゃうと、1人にゴール設定するのは無理なんだろうなぁ。潔く「ハーレム王に俺はなる!」と宣言してくれればまだ納得出来るストーリー進行になるのだろうが、この期に及んで「何も気付いてない」風を装うのがなぁ。 んーむ、まぁ1話もラウラやシャルが可愛いのは事実である。どのキャラも、中の人のことを考えると微妙に本筋からずらした設定になっていることが多く、たとえば麻里奈ならばツンデレ高飛車はいつも通りだが、普段はあまり見せないロリ寄りのキャラになっているし、花澤の男装キャラというのも珍しい(日笠の巨乳キャラはよくありますけどね!)。そういう部分を楽しむのが正しいわけなので、あまり肩肘張らずに、贅沢なキャスティングで脳内妄想を楽しむのがよかろう。私は幼なじみを無闇に応援する宗派の人なので箒に頑張って欲しいと思っていますが、それでもセシリアさんはずるいくらい可愛いと思います!(逆ギレ) 良い話やないか、第2話。Eパンドラの子達も、素直で真っ直ぐな子達ばっかりだし、それを受け止めたエリザベス先輩の対応も百点満点。えがったえがった。 えーと、今回わざわざ記事立てしたのはたった1つだけ言いたかったからです。「サテライザー先輩可愛いな!」 カズヤと相部屋になってラナにドヤ顔してるサテライザー先輩がめちゃくちゃ可愛かったので、それだけが言いたかった。にやけ顔を必死に隠しながらドヤる先輩がマジラブリー。接触禁止の女王は一体どこへ行ってしまったのでしょうね。 模擬戦を通しての純正品とE-パンドラの対決は、どう見てもE-パンドラ側が主人公になるべきだろ、みたいな設定で、集められた学園側が悪役みたいに見えてしまっていたのだが、最後にちゃんと責任感と包容力のあるエリザベス先輩が全てをまとめてくれたおかげで、すごく良い話になった。あそこで下手に「あなたたちも強い」とかいうのではなく、「あなたたちを強くするために私たちは応えていく」と言い切れるのは、やっぱり恰好いいですわ。 それだけに、今後起こるであろう人災を考えるとやるせないよね……。 |
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Thraxi
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声優のこと全般
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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