最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
○「魔界王子 devils and realist」 4 ゼロサム漫画原作、監督は今千秋。それで大体説明が付く作品。そっち向け作品って「魔のもの」っていう要素が多い気がするなぁ。「今日からマ王」「黒執事」「伯爵と妖精」(最後は違うか?)……色んな既存の作品とイメージが被るのだが、どのようなレゾンデートルを見いだすべきなのだろうか。 この手のアニメで非常に厄介なのは、アニメーションとしては決して質の低いものではないという部分。個人的に今千秋は監督として信頼出来る人だと思っているし、制作が動画工房ということで画面もクリア、作劇も安定している。正直、1話目だけを見れば「ベタベタやな」と思ったこと以外に特に不満は無い。いや、「ベタベタやな」はそのへんの萌えアニメを見てれば大体持つ印象なのだから、それもマイナスイメージとして解釈する必要も無い。つまり、何の問題も無い作品である。 でも、やっぱり視聴のモチベーションは上がらないのだよなぁ。結局「黒執事」って最後まで観てなかった気がするんだよ。どうしても「それメイン」のアニメは最後まで視聴する根気が続かない。最近だと「八犬伝」もかなり厳しかったし。「世界一初恋」とか「AMNESIA」みたいに吹っ切れてあさっての方向にぶっ飛んでくれればネタとして楽しむことも出来るのだが、こちらはベーシックな作りだけに、話の筋も大体見えてしまうのが辛い。そして何より、1話目で徹底して女性キャラが出てこなかったのが辛い……こういうアニメでもなんとか1人くらい女の子が出てくるものなんだけどなぁ……すみません、ちょっとこれは視聴が続かないかもしれません。今期はこれと「BROTHERS CONFLICT」と「八犬伝」のどれからリタイアしていくのか、というのが時間削減の焦点になりそうである(全部切ればいいのに、とは思う)。 PR わぁいクズ作画! あかりクズ作画大好き! 第64話。……最近休み多かったんだからさぁ、もうちょっとなんとかならんかったかな。止め絵でショボショボなのはお馴染みだから構わんけど、動画の中割りもホントに酷くて、戦闘シーンで何が起こってるのか分からんとこがやたら多かったぞ。……まぁ、これでも「仕方ないか」って思えるのがオメガクオリティ。 ショボ作画な上に栄斗メイン回という、構成的にもかなりどうでもいい臭いが漂うエピソード。一応サブタイトルが表す通りにパラスベルダへの攻勢に出た大事な話といえばそうかもしれないが、とくに「険しき道!」でもなかったし、ぶっちゃけ、昴の成長要素さえ気にしなければ無くてもいいくらいのものである。しかも、昴ってこれまで何度となく成長エピソードがあったはずなのに結局全然変化してないように見えるから、今回の栄斗の頑張りもなんだか無駄になってしまう気がするのだよ。まぁ、個別の友情エピソードは今後大事になってくるかなぁ。栄斗関係で収穫があったとしたら、「あ、この忍者、意外に仲間に信頼されてる」って分かったことくらい。栄斗の単独行動って確かに便利だからな。もう、直接戦闘に出てこないで諜報活動に専念した方がいい気もする。 そして、光牙達主力部隊の動き以外にもちょいちょい気になる情報は出てきている。まず、黄金聖闘士たちの動き。ついに星矢が直接動く決意をし、何人かの白銀を引き連れてパラスベルダに挑むことに。なんと今週もアトミックサンダーボルトを使って執拗な射手座アピールに勤しんでいる。エフェクトもライトニングプラズマ的な光速拳の光が走っていたので、「お、流石黄金!」という貫禄が出ている、と思う。そして、今までどこにしまっていたのか謎の「神を殺す黄金の短剣」。その短剣はあかんやつやでぇ……誰が刺されるか分かったもんじゃないぜぇ……よりによって射手座が持つとか、すごく複雑な気分だろうよ……まぁ、実際にアテナに効くならパラスに効くに決まってるからね! 流石星矢、有効な対策法はバッチリですよね。まぁ、その割には「俺がやりたいから残りの黄金どもは留守番な!」と明言して戦力が確実に削られちゃった気がするけども。どうせアテナは命すり減らしてるんだから、留守番は極力減らして黄金が全力でパラスベルダ攻略に行った方がいい気がするんだけどな。 しかし、そんな黄金たちの空気を読んだのか、パラス軍も今回久しぶりに1級が集まって相談ごとをしていた。新たに確認出来た事実としては、「やっぱり4人の1級はそこまで仲が良さそうには見えない」こと、「パラスの子守りは基本的にタイタンさんの仕事」、「他の3人はあんまりパラスに敬意を示しているようには見えない」など。しかも「ゆっくり見物させてもらう」とか言ってたところを見ると、まだ残りの3人は具体的に動きを見せないようである。どちらの勢力も、最大戦力の使い方が下手だ。まぁ、現在の実力差を考えるとタイタン1人でもなんとかなっちゃいそうだけどさ。 そんなタイタンの居室にこっそり赴いて直々にお話する権利を持っていたのが、久しぶりに3級からの新キャラ、大鎌のパラサイトキュレーネさん(とグレイブさん)。あんな雑魚のくせにタイタンさんと直接お話出来るなんて恐れ多い。ただでさえ在庫処理が追いついてなくてどんどん溜まっている3級パラサイトにまた新しい手駒が追加され、当然今回も撤退エンドである。もう少し戦力は精鋭を選んだ方がいいと思うよ、この組織。コンビ芸で同じような技を使うっていうカテゴリも過去に姉弟パラサイトが居たから被ってますし。顔も量産型っぽいので「あぁ、雑魚か」という感想にしかならないのよね。ま、それでも昴は苦戦するけど。昴が情けなく見えれば見えるほど先輩の栄斗さんが恰好良く見えるから、今回は忍者アゲ回だったと思って敵の弱さにも目をつぶろうね。昴が追い詰められたシーン、相手コンビがアホじゃなかったら確実に昴は死んでからな。 ま、色々無茶苦茶な回でしたが、とりあえず「栄斗さんは恰好いい!(ことにしておこう)」という結論に。次週は3度目の登場となるタルヴォスさんが光牙と龍峰相手に一騎当千の活躍を見せてくれるそうです。しかも新生クロノテクター(!?)を身にまとって。なんか、パラサイトの立身出世物語を見る方が面白い気がしてきた。 荒ぶるハイパー千葉アワー、第21話。今回は笑わせてもらいましたわ。なんだろね、恐竜モチーフの戦隊は名乗りを妨害される決まりでもあるんでしょうかね。「聞いて驚け!」「いや、聞かないね!」の流れはこの早さでやっちゃうのが勿体ないようなネタであった。しかもゼツメイツが名乗りあげてるときキングくつろいでるじゃねぇか! お互い様だよ! 特別感満載のキョウリュウバイオレット登場回。中の人が千葉繁っていう時点で前回の予告から既に話題沸騰だったが、どんなイケメンキャラとして登場するのかと思ったら、もうまんま千葉さんイメージですげぇ楽しい。共演したキョウリュウキャストの人たちがうらやましすぎるわ! そして、史上初? 変身アイテムの音声出力がメタネタとして使われるという奇跡。「どこかで聞いたことがある声だ」って、ま、そりゃそうなんですけども。「この声を聞いたときに運命を感じた!」て、声のおかげで戦隊にスカウトされたのは間違いなく史上初の戦士だろうよ。しかも、今週の次回予告でこっそり「腰が痛い……」って言ってたってことは、これまでの20話分の次回予告も、全部Dr.ウルシェードがやってたっていう設定になったってことか?! デーボス軍が世界中で暴れ出したときに宇宙に出撃したってことは、確かに「宇宙からキョウリュウジャーを観察しながら実況してた」と考えると意外につじつまが合う気もする。これで万一キョウリュウバイオレットが殉職したらナレーション変わるのかね。 今回は千葉さんのダンスが見られただけでもすげぇお得な回だが、そんな千葉さんのキャラに引っ張られたかのようにギャグ満載の実にキョウリュウらしい良エピソード。中でものっさんの扱いの悪さは戦隊史上類を見ないもので、まさかの人体武器の使用が認められてしまった。あれはプクプトルがものすげぇ強かったという解釈で良いのだろうか……鎧の勇者ってそういうことじゃねぇよな……。敵対するデーボス軍も、ヒョーガッキ、ウイルスン、ナガレボーシという「恐竜を絶滅させた仲良しトリオ」がゼツメイツというチーム名で再出撃。うん、絶滅の原因がどれなのかはまずはっきりさせてくれ。一応ナガレボーシがリーダーっぽかったけど。1体1体がものすごく強かったイメージの3キャラがすぐに復活して戦えるあたり、デーボス軍は層が厚いよな。しかも3人が集まって繰り出した必殺技が完全に過去戦隊のオマージュとなるボール系必殺技。お約束のパス回し構図からは「サンバルカンボール!」の声が聞こえてきそう。そりゃ初見のキョウリュウジャーたちも「なんかやばそう!」と思うよね。先輩の叡智が詰まった必殺技。 そして戦隊では珍しく、単体での宇宙活動も可能になってしまった特大獣電竜、ブレズオン。でかいおかげかプテラゴードンなんかよりも強烈な存在感。しばらくは単体で活動出来そうなインパクトだが……当然合体するわけだよね。どこがどう組み合わさればいいんだろう。他の獣電竜と違って、「なんかその辺にいる」のではなく、博士が作ったドックに収納されてるのも気になる。ってことは、今後出撃するときには毎回博士のお孫さん(可愛い)がオペレーションしてくれるのかな。博士がこのままレギュラーとかになったら笑うわ。最初は「まとめて出てきたら流石に1人1人のキャラが薄くなるだろ」と心配だった先輩キョウリュウジャーたちだが、現時点ではデブ外人、勘違い侍、ハゲカンフー、そして千葉繁と、全員キャラが濃いので一安心である。……いや、大丈夫か、この戦隊。デーボスとの戦いが終わらず、将来的に現役メンバーもスピリットレンジャーになったりしたら、未来のキョウリュウジャーがのっさんスピリットと対面するときとかがあるのだろうか。想像するだけで笑える。 ○「ステラ女学院C3部」 6 まだまだ鉱脈は残っているのだろうか、新たなジャンルから女の子の活躍を描く学園アニメがスタートした。戦車系女子が一世を風靡したことは記憶に新しいが、今度はサバゲー系女子である。 タイトルからは当然どこぞの拷問機械少女のアニメが思い出されるし、設定や進行は異次元の擬人化アニメ「うぽって!」に限りなく近い。女の子が持ち付けない武器を手にして荒れ野を駆ける様子はそれこそ「ガールズ&パンツァー」にも見えるだろう。しかし、あくまでも今作はよくある「部活もの」の延長線上と見た方がいいだろう。「うぽって」は武器擬人化というあり得ない着想からスタートした、「必然的に銃で戦う」世界だったし、ガルパンでは今作と同じように主人公が最初に戦うことを渋ってはいたが、気付けば西住殿は戦車道のエリート血筋、結局彼女も戦車道が常識となった異世界で戦うことに迷いをいだくことはなかった。しかし、今作はあくまでも「何も知らない女子が突然サバゲに放り込まれる」お話。言ってしまえば「カスタネットしかたたけない平沢さんがいつの間にか軽音部に入部する」物語とほぼ同じということになる。そのあたりの近さは本作でも意識されてるのだろう、入部を強いられたときの「お茶を飲んでいるだけで綺麗な先輩達と楽しくお話しする部」はそういう世界への妄想飛翔であるし、キャラクターデザインやキャラの所作についても、「けいおん」などの萌え作品を参考にしたと見受けられるポイントが多い。この世界は、あくまでも「素人目線」から始まる身の丈にあった現実のサバゲー導入が最大のポイントになりそうである。 導入は「憧れの女学院に入学が決定した夢溢れる新入生」視点から始まるわけだが、彼女が友達作りを苦手としており、初対面の人間相手にキョドったりして途方に暮れるところはちょっと釈然としないスタート。彼女がそこまで人付き合いが苦手なキャラにも見えてこず、「そら流石に入寮初日で緊張したり、孤独感を感じるのは仕方ないだろ」と思ってしまう。そこを強引に動機にしてC3部への入部にこぎ着けるのは、まぁ、ご都合主義というか、尺の問題というか。こうでもしてある程度強引に関わりを持たせないと、なかなか「素人がそっちの世界に足を踏み入れる動機」は作れないから。そして、こうした導入の違和感を除けば、1話目のシナリオ展開はなかなか魅力的だった。なにより、ボクも男の子ですので、銃火器にもミリタリーにも大した興味は無いが、「お外で自由にドンパチやる遊びは面白そう」「いっぺん真剣に戦争ごっこをやってみたい」という気持ちはどこかにあるもので。サバゲを何の衒いもなく真剣にやれる女の子の姿は非常に頼もしく映るのですよ。 制作はGAINAX。ガイナは最近色々ごたごたしてて制作体制なんかも過去の看板とは随分変わっており、今作の場合も、アニメに(そういう方向からは)接してこなかった若手を監督として抜擢しているあたりに、スタジオとしての革新を求めていることがよく現れている。大体においてこういうチャレンジは痛みを伴い、作品に影響が出るものだが、少なくとも1話を見る限りでは、監督の川尻将由という人はよく頑張っていると思う。C3部の個性的な面々の掛け合いから何となく楽しそうなサバゲのノリを持ち出し、そのまま勢い任せに実戦に突入。主人公の目から「何となく盛り上がりそうなサバゲの現場」を体感させることで、作品の最大の売りであるリアルサバゲの楽しさを打ち出すことにまずは成功した。きゃぴきゃぴした感じを保ちながらも真剣に戦場で命の取り合いをしている女の子たちの姿は実に真っ直ぐで心強い。こういう第一印象は大事なことだ。主人公の子についても、単なる巻き込まれ型のふりをしながら、作中の言葉を使えばどうやら「変態」に属する子であることはほのめかされており、ギャグとしてのギャップの出し方も期待が持てる。世に数多ある「部活もの」アニメの中では、悪くない幕開けになったのではなかろうか。 映像面での出だしはぼちぼち、シナリオも興味を惹くには充分だとするなら、後は中の人のお話です。正直言うと視聴中には気づけなかったのだが、メインヒロインは牧野由依だった。うん、久しぶりの名前だ。メインで出てきたのって「宇宙かけ」以来か? ちゃんとお仕事が出来ていたのは良かったですよ。そして、主人公を囲むC3部の面々は、1人あからさまな棒読みが居たのは仕方ないとして(まぁ、新人らしいのでね)、回りを囲むのは千和・茅野・米澤、そして沢城という完成度の高い布陣。嬉しいのは、千和・かやのんあたりの配役が「定番の声」って感じのカテゴリではなく、「なるほど、こういう使い方も出来るんだな」と面白い配置になっていること。特にかやのんについては最初「えー、これ誰だったっけ……」と悩むくらいに新鮮だった。ホントになんでも出来る子や。千和もあまり押しが強くないサポートメンバーに回るキャスティングって案外珍しいので、こういう仕事が聞けるのは楽しい。みゆきちは……今回あんまりしゃべってないけど、多分次週以降はいつも通りの仕事が聞けるでしょう。非常に個人的な好みなのだが、「千和とみゆきちの絡み」ってのが凄い好きなんですよ。ゆーたらモツとシチミのコンビ。この2人だけでも、アニメ10本くらいなら全部まかなえそうな圧倒的安心感がある。新人さんはこの現場で何かものすごいものをつかめることを祈ってますよ。 ○「君のいる町」 4 方言アニメ。当方、「47都道府犬」を応援していることからも分かる通り、「都道府県」という要素は割と好きなテーマで、当然方言が出てくるお話って結構好き。むろみさんも良かったですよね。今期は広島アニメが「たまゆら」で被っているという謎の現象が発生しているわけだが、このアニメも広島弁と福島弁という2つのツールが出てきている。ただ、作中で何となく小馬鹿にされているのを見るのがあまりよろしくない。そりゃ実際馬鹿にされたりもするんだろうが、そういうポジショニングって、すごく残念だよね。 まぁ、そんな細かい趣味趣向の話よりも、このアニメ全体の出来だ。全体を見渡すと……ちょいと首をかしげることになる。製作スタッフは、なんと山内重保監督が参加しているというのが驚き。山内さんは非常に癖の強い作風を持つ人なので、こうしてマガジン原作のアニメ、しかも恋愛がメインテーマの「いじりにくい」作品で参加してくるというのが想像出来なかった。更に、製作スタジオはGONZOである。枠でいったら「レヴィアタン」と同じ時間帯なのでそのままGONZO枠として引き継いだ形になるわけだが、やはりこちらのスタジオも、フツーの恋愛ドラマなんてのを受け持つのはなんかむず痒い。まぁ、帰ってきたGONZOは良くも悪くも毒気が抜けてしまった気がするので、何をやっても不思議ではないのだが。 そして、そうした意外な組み合わせから何が出来たかというと、「フツーのアニメがどこかちぐはぐに」という、あまり歓迎しにくいものになってしまっている。山内さんの独特の色彩センスは、マガジンの漫画の中でもリアル寄りのこの作品の場合、味わいというよりも違和感として先行してしまうし、持ち味である間の演出、独特のテンポについても、なんだか会話劇がもっさりして単に間延びしているように見えてしまった。まだ1話目で人間関係も分からないし、今後ちゃんとキャラが見えてくればその演出意図が見えてくるのかもしれないが、正直、1話目はなんだか退屈に見えてしまったのである。映像についても全体的にチープな印象が先んじて、毒気の抜けたGONZOに魅力が見つからないのは悩みどころ。今期は2本制作しているわけだが、こちらと比べると、まだ冗談が通じる「犬とハサミ」の方が見ていてむずむずしないで済む。まぁ、慣れの問題だとは思いたいのだけど。 もちろん、悪い部分だけではなく、ちゃんと見るべきモチベーションも存在はしている。1番は冒頭でも書いた通り、方言を前面に持ってきた作品なので、会話劇として色々と見せ方、聞かせ方に工夫が出来るベースがあるということ。主人公のキャストはネイティブの細谷佳正が担当しており、それこそ「広島犬」が頑張ってくれている状態。まぁ、細谷君の場合は聞いてて「上手い!」って叫ぶことはあまり無いのだが、良い言い方をすればナチュラルなトーンがずっと続いているとも言える。ここから何か「広島弁独自の強み」が出てくれば面白くなるかもしれない。ほぼろさんに勝つことが出来るだろうか。福島弁の方は……まぁ、ネイティブじゃないしね。あやねるが変な言葉話してる、っていうだけでちょっと笑える。ヤツの場合は地元民を煽っているようにも聞こえなくもないが。そういえばサブキャラでパイセン出てたな。こないだちょろいで言ってた「あやねるが卑猥な言葉をスマホで検索して大声で叫んでる現場」ってここなんだろうか。男性キャストが細谷・小野程度だったら確かに問題無い気もするな。 現時点では積極的に良い点を見いだしにくい作品ではあるが、ま、恋愛ドラマの1話目なんてそんなもんですよ。次以降のシナリオ展開をもう少し見守りましょう。 ○「ブラッドラッド」 4 逢坂君が魔王のお仕事を終えたら今度は吸血鬼ボスになったという作品。こうして似たような仕事を続けて任されるのって、役者としては良いのか悪いのか。きちんと仕事出来てるから決して悪いことはないのだろうけども。 全体を見て、大きく悪い部分は無い作品である。製作ブレインズベースで、奇天烈な色彩の魔界の風景とか、ちょこまか動くキャラクターのギャグテイストも決して手抜きということはないだろう。勝手な推測だが、原作ファンからしたら悪くないアニメ化になっているのではなかろうか。あとはこの手の設定のギャグが合うか合わないかという好みに依る部分が大きい気がする。そして、個人的にはあんまりその好みに合わなかったかな、というのが第一印象。具体的にどうと指摘するのは難しいのだが、たとえば書き文字で補足されるギャグがいちいち滑っている印象。「オタクだけど強い魔のもの」という設定も最近ではすっかり使い古されていて新鮮味がなく、その見せ方も特に魅力が強くなるものではない。設定上仕方ないのだろうが、最初に女の子にエラく食いついていたのに、幽霊になった途端にいきなり冷たくなってしまう様変わりも、なんだかキャラとして薄情なだけに見えてしまって損している。進行上起こった必然だと言うことは分かるのだが、まだキャラが定着していない段階でやられると、それが理屈の上でしか処理出来ないので辛いのである。回りのキャラとの掛け合いについても、どうもギャグのテンポが1つずつずれているようなもっさりした印象があり、本当に「何か1つだけ足りない」。慣れればこれが「はたらく魔王さま」みたいに気持ちよくなるタイミングが来るかな。うん、充分可能性はあるけどね。 中の人的には「今期の角川枠」。言い換えると「今期の野水伊織枠」と言っても良い。野水は毎回こうして角川枠だけで仕事をもらっているわけだが、そのたびにキャライメージが全然違うのが面白い。よく言えば「枠にとらわれない役者」であるが、今のところ残念ながら「なかなか印象が固定されない役者」でもある。黒ウサギやハルナあたりは好きだったんだけど、今回のおっとり系ヒロインはどうなるかね。その他の角川キャストには、クレジットに名前があるとやたら目立つブリドカットセーラとかがいる。まぁ、この子もイメージ固まらんけど、まだ固まるほど聞いてない、っていうのが正直なところ。そして千和はまた小動物である。こういうのを「良い意味で印象が固定されている」というのかね。 ○「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!」 6 これやで。そう、これがぼっち、これがコミュ障。どこぞの似非ぼっち気取りラノベとは違う、純然たる孤独。ぼっちというのは空気が読めなくて孤立するのではない。空気を読みすぎて、考えすぎた結果ぼっちになるのである。他人はぼっちを嫌ったりしない。単に、気にしないだけである。嫌われ者になった時点で、そいつはぼっち失格である。もこっち、可愛いじゃない! 原作は1巻だけ既読。話題になったときに買って読んだのだが、嫌いじゃないがそこまで追いかけるような内容でもないかと思い(読んでるとじわじわテンションが下がってくるのが辛いというのもあるが)、それ以降は読んでいない。おかげで1話の内容ぐらいは知っているわけだが、その先にどのような展開があるのか知らないので、「これ、1クールも続くのかよ」と軽く絶望する結果に(まぁ、多分原作も大したドラマの進展はないだろうけど)。これだけ沈み続ける展開を毎週やられるのはすげぇキツイよなぁ。いや、観るけどね。 製作SILVER LINK、監督大沼心の堂々たる制作陣。大沼さんの画作りが好きなのは再三書いてきたことだが、この作品もその例に漏れない。いや、正直作中の演出方向なんかは割と丸い部類で、シチュエーションも読みやすいし大沼心の入門作品としても扱いやすいディレクションになっている。その中にちょいちょいエッジの効いた表現が混ざっており、謎の書き文字「ドタドタ」走りや荒々しい線画による魂の咆吼など、ともするとずるずる低い方へ流れ続けてしまいそうな作品の空気を、ポイントを絞って捻ることで30分の尺を作り出している。やっぱりこの辺りの緩急は見事である。テーマ性を意識した遊び心に富むギミックは、ネットスラングなどのメタネタを多数転がしたこの作品にしっくりくるものになっているだろう。次回予告が何故かFrogman風なのが無闇に笑った。 そしてなんと言っても、もこっちが想像以上に可愛い! 原作絵がアニメ用にいくらかリファインされているのも理由だろうが、ちっちゃくてもそもそした動きが小動物っぽくて愛嬌があるし,なんと言っても中の人の功績が非常に大きい。この作品のほとんどの部分はもこっちの1人しゃべり、妄想だけで展開されていくのでたった1人のキャラにかかるウェイトが凄まじく重いのだが、それを受けきって見事に魅力に昇華したのは、橘田いずみの手柄であろう。普段のローなテンションをベースにしながら、荒ぶるときのギャップは気持ちいいし、いざリアルで声を出したときの蚊の鳴くような声が恐ろしく可愛いので困る。「サヨナラ……」のとことか、凄かった。是非とももこっちを橘田ヒストリーの大々的な1ページとして誇れるものにしてほしい。もこっちの残念さが際だっているのに加え、中の人の別方向への残念さを思い出すとなんか2乗に面白い。まぁ、中の人はある意味でこの上ないリア充ではありますけども。これまで明確な代表役が少なかっただけに、この衝撃は本当に大きいですよ。今期はレインボーダッシュとコレが同時に楽しめる、いず様ファンにはたまらないシーズンになりそうです。 かてて加えて、今作で驚いたのはオープニングである。こちらも「流石の大沼心」という映像の振り切り方に加え、「何故この作品でその曲にしようとした!」と思い切りすぎたデスなテイストが笑える。しかも歌唱担当が鈴木このみで、ファルセットを交えたサビでの飛ばし方が尋常じゃなく上手い。やっぱすげぇ子だ。まぁ、最後のアニメタイトルそのまんま言うトコはどうかと思ったけど。そこまで含めてのネタやね。対照的にエンディングはいず様歌唱で淡々と進むキャラソンなのだが、これもきっちりキャラが守られていて楽しい。合間に入るコーラス部分で本気のいず様が顔を出すのも嬉しいし。いやぁ、もう今作のキャッチコピーは「これが橘田いずみだ」とかでいい気がしてきた。 ○「超次元ゲイムネプテューヌ」 5 色々と謎の多い作品。出自に詳しくない身からすると、「まぁ、大体レヴィアタンと同じようなもんだな!」と思っている。多分、大体合ってる。 タイトルからも分かる通りに、「ゲーム」がテーマとなっているらしい今作。主人公ネプテューヌをはじめとした4人の女神は実際のゲームハードをモチーフとしており、その間で巻き起こるシェア競争、いわゆるゲハ戦争的なものを題材としている、というのが事前に得ていた知識だったのだが、1話を見る限り、そういう生臭い方向とはあんまり縁のなさそうなアニメに見える。別にギスギスしたところがあるわけじゃないし、ゲームネタなどのメタパロディも特に目立った印象はなかった。まぁ、そもそもそんなもんはアニメに出来ねぇだろ、っていうのが一番の要因だと思うけども。もしくは、私が気付いてないだけで作中ではものすごくシニカルなゲームネタとかが混ざり込んでいたのだろうか。所持している最新ハードがPS2の人間は、何も分からんし正直興味も無いのであった。そもそもネプテューヌっていうのが「架空の」ゲームハードっていう時点で、そこまで尖ったことをしようとは思ってないのだろうけども。 で、そうしたゲームネタの色はかなり薄いということにホッとしたりがっかりしたりしていたわけだが、それ以外の中身で言ったら純正の萌えアニメである。野郎のキャラクターは1人たりとも登場せず、幼女要素が強いキャラがきゃっきゃしたりうふふしたりするだけのお話。設定のおかげでその他ファンタジー世界とはそれなりに差別化出来ているかもしれないが、それでもおおよその空気でいったら「レヴィアタン」と変わらないと見ていいんじゃなかろうか。つまり、「レヴィアタン」を最後まで観られたのだからコレだって観てていいよね。相変わらず中の人も豪華だし、映像部分には問題もなさそう。製作は最近のりにのってるdavidだ。監督の名前は初見だが、来歴を辿るとシャフト作品からこちらのdavidにやってきた人らしい。監督第1作目としてコレってのはいいのか悪いのか定かじゃないが、設定としてはベタな部分が多いので、どのように見せ場を作っていくのか、腕が問われそうな素材である。 細かいネタ部分については分からないので、あとは中の人要素を楽しむしかないですね。メインは、先日イベントで酷い目に遭ってしまった田中理恵である。田中理恵がロリ度強めのキャラをやるのってすげぇ久しぶりだし、変身後の大人ボイスも含めて、久しぶりに純度の高い田中理恵成分が楽しめそう。変な難癖が付けられた形だが、是非ともそんな妨害を乗り越えてのお仕事を見せてほしいものである。その他で一番印象に残ってるのは、妖精ポジションがかないみかだったこと。キャラを考えればすごくベーシックな配役のはずなのに、みかさんのレギュラーがすげぇ久しぶりなんだもの。こんなとこで山寺宏一嫁軍団が顔合わせするってのも妙な縁である。みかさんはとりあえず乳揉んどけばいいんじゃないかな(流石にそういうことは出来ないもんだろうか)。 その他、女神役には阿澄・今井・サトリナという配置で、今井麻美率いるPS軍には、毎度のことながら幸薄そうな脇役ポジションのキタエリが控えている。サトリナ率いるXbox軍はまだ詳細が出ていないが、アスミス率いるWii軍は配下にゆいかおりがおり、全体的にロリ色強め。これも一応ハードの性格を表してるってことなんだろうか。トータルでみると、「うん、やっぱり中の人目当てでダラダラ観るのが正しい……レヴィアタンやな」。 【クラン名】 Bannar 【クラン名】の戦旗 (3) C アーティファクト (T):あなたのマナ・プールに(A)か(B)か(C)を加える。 (A)(B)(C)(T)、〜を生け贄に捧げる:カードを1枚引く。 導き石さんじゃないですかー! やだー! ……まぁ、3色出るからね。結局この世界のマナサポートは、コモンだけでも2色タップインランドが10種、そしてこのバナーで15枚存在している。「全景」「オベリスク」サイクルを有したアラーラよりも単純な枚数は多いのである。でもまぁ、アラーラの時には全景やオベリスクが割と大事で、引きたいタイミングで引けないこともあったのでこれくらいでもいいのかも。一応このバナーサイクルはオベリスクの上位互換なわけだし。ちなみに、全てのイラストとフレーバーがまとめて公式ページで紹介されているので、じっくり堪能したい方はそちらを参照。各々のキャッチコピーは「石は忍耐、根は記憶」「規律で堪え忍び、洞察で発見」「力で支配、残酷で統治」「速攻で攻撃、憤怒の一撃」「獰猛で生存、勇気で勝利」。この中だとアブザンがなんだかセレズニア臭がしてちょっと危ない気がするのと、スゥルタイの「力で支配」にちょっと違和感が。まぁ彼らのいう「力」は元々「魅力」なんだけどね。
Altar of the Brood 群の祭壇 (1) R アーティファクト 他のパーマネントがあなたのコントロール下で戦場に出るたび、各対戦相手は自分のライブラリの一番上のカードを自分の墓地に置く。 やったぜ! ついに来たぞ! このセットのライブラリ破壊呪文だ! ………………え? これだけ? え? ……青は何してるの? いや、果敢とかどうでもいいよ、早くライブラリを削るんだよ。なおざりでもいいよ。もうこの際「戦慄水(AVR)」でも贅沢は言わないよ。……無いの? 1枚も? ……一体何に希望を持って生きていけばいいんだ……ライブラリが削れない、土地も割れない。なんで私はこんな次元を旅しなければならんのだ……。このカードの意味は、よく分かりません。毎ターン土地を置けば相手のライブラリが1枚ずつ削れていきます。毎ターン加えてパーマネントを展開したり、トークン量産とかすれば、もっと削れます。だからなんだ。……「伏魔殿のピュクシス」とコンビ組んで「1マナアーティファクトミルデッキ」とか組むか?
Briber’s Purse (X) 贈賄者の財布 U アーティファクト 〜は宝石カウンターがX個置かれた状態で戦場に出る。 (1)(T)、〜の上から宝石カウンターを1つ取り除く:対象のクリーチャーは、このターン攻撃もブロックも出来ない。 突然生臭いアーティファクト。そりゃどんな次元の人間だって賄賂を貰ったら嬉しいだろうけど、戦争馬鹿とか修行馬鹿で溢れてるこの世界にこういう生臭いギミックってあんまりそぐわない気もするけどね。メルカディアとか、ラヴニカとか、フィオーラあたりの方が向いてる。今思うとメルカディアのアーティファクトの生活感はたまらんものがあったな。とりあえず、タルキール住民も宝石を貰えばやっぱり嬉しいらしく、そのターンは戦闘に関与しない。使用感としては「転倒の磁石(SOM)」みたいなもんで、アレの利便性が上がったと考えればかなり使いやすいカードなんじゃなかろうか。しかし、これで味方クリーチャーが裏切った時の腹立たしさは格別だろうな。「スーラク! お前もか!」みたいなことが起こりそうで怖い。一番イヤなのは「サルカン! お前もなのか!」。こんなもんになびかないナーセットさんこそが本物の求道者やね。
Cranial Archive 頭蓋書庫 (2) U アーティファクト (2)、〜を追放する:対象のプレイヤーは、自分の墓地をライブラリに加えて切り直す。カードを1枚引く。 カード名を見てもどんな物体なのかさっぱり意味が分からないが、……うわぁ。誰が何を意図してどうやって作った装置なのかさっぱりですわ。効果としては「不死の霊薬」的なところであるが、再利用出来ないのであんまり面倒なコンボとかには向かない。あくまでリミテッドで「そこのスゥルタイ死んでくれ」というだけのカード。もしくは単なるキャントリップ要員だが、流石に合計4マナは重たいかな。一応、こういうライブラリリシャッフルは土地だけ減っている分密度は濃くなるんだけどね。キャントリップを大量に詰め込んだジェスカイでグルグル回すとか? 一番の効果はイラストを見て相手がひくことだと思う。ただ、自分もひく。
Dragon Throne of Tarkir タルキールの龍の玉座 (4) R 伝説のアーティファクト・装備品 装備したクリーチャーは防衛を持つとともに、「(2)(T):対象の、あなたのコントロールする他のクリーチャーは、ターン終了時まで+X/+Xの修正を受けるとともにトランプルを得る。Xはこのクリーチャーのパワーである」を持つ。 装備(3) 既に死滅したはずのタルキールドラゴンの名を冠する伝説の置物。玉座のくせに装備品ってどういうことやねん、とは思うが、まぁサルカンならでかい玉座の1つくらい担げるかもしれん。いや、殴れなくなるってことは多分座るだけだと思うけども。伝説の名を冠し、設置も装備も重たい割には効果はそこまでのもんじゃない。確かにパワーのでかいクリーチャーにつければそれなりの突破力が手に入るが、「パワーのでかいクリーチャー」は殴るために出しているのであって、1人ぼんやりと立ちん坊させる時点でリソース運用は上手くいってない。起動にマナが必要なのも中途半端だ。リミテッドなら使えるけども、っていうレベルか。
Ghostfire Blade 幽霊火の刃 (1) R アーティファクト・装備品 装備したクリーチャーは+2/+2の修正を受ける。 装備(3) 〜の装備能力の起動コストは、その対象が無色のクリーチャーであるなら(2)少なくなる。 ちょっとびっくりした装備品。なにがって、名前に冠した「幽霊火/Ghost fire(FUT)」である。古いプレイヤーならご存じだろうが、これは未来予知に収録された「あり得る未来の可能性」の1つであり、そのフレイバーテキストには「精霊ドラゴン、ウージンの目を得た者のみが、彼の炎を見ることができる」とある。このウージンは後にウギンと名前がなおされた、あのエルドラージ封印の立役者のこと。つまり、サルカンやソリンがウギンを探してやってきたこのタルキールには間違いなくウギンの足跡があり、この「幽霊火」が示唆するような「無色呪文」の可能性があるということなのだ。現時点では「楔セット」だが、今後の第2、第3エキスパンションでこのあたりの伏線が回収されるのか、それとも投げっぱなしのままなのかは興味の尽きないところである。さておきこの装備品だが、普通に使うとレアリティがあがってコストをいじった「ヴァルショクの鉄球(9ED)」。しかし無色クリーチャーに着けられるならば装備コストは驚きの1マナ。完全上位互換となる。「えー、でもフレーバー優先で無色のクリーチャーとか言われても、アーティファクトクリーチャーなんてどうせおらんやんけー」と一瞬馬鹿にしようと思ったのだが、そんなわけはない。この次元には無色クリーチャーが溢れているではないか。そう、変異だ。なんと、このカードを置いておけば超お手軽価格で変異クリーチャーが4/4。更に一度つけてしまえば後は対象がどうなろうと知ったこっちゃないので、その後変異解除してもそのままこの修正は維持されるってこと。「サグのやっかいもの」に張って8/8トランプル呪禁とかを堪能出来るわけですよ。うはー。普通の増強だー。
Heart-Piercer Bow 心臓貫きの弓 (2) U アーティファクト・装備品 装備したクリーチャーが攻撃するたび、〜は防御側プレイヤーがコントロールする対象のクリーチャーに1点のダメージを与える。 装備(1) この世界に2枚しかない装備品の2枚目。弓術はマルドゥが極めたお家芸であるらしく、正確に心臓を貫くどこぞの宝具みたいな効果が売り物。この弓もそんなマルドゥの殺伐とした必殺技を提供してくれるもので、ちょっと形の変わったティムみたいなもんである。これによりタフネス1のクリーチャーをプチプチ潰すことが可能だが、残念ながらこの世界にはあんまりタフネス1って出てこない。そうなると、戦闘前提でダメージを上乗せしておく使い方になる。単にアタッカーのパワーが1点上がってる状態とみることも出来るわけで、そこまで熱烈な魅力があるカードではない。最序盤に1点が運命を分ける戦闘が多いならそれなりの威圧感はあるのかもしれないが……少なくともこの環境のリミテッドだとその期間は短そうなんだよなぁ。あと、オリエンタル世界のはずなのに、何故か弓のデザインが洋弓風味である。龍の骨から作られてるらしいが……龍の骨ってカーボンファイバーか何かかな?
Lens of Clarity 鮮明のレンズ (1) C アーティファクト あなたはあなたのライブラリの一番上のカードと、あなたがコントロールしていない裏向きのクリーチャーの表側を見ても良い。 これをコモンで収録したあたりに、今回の変異の立ち位置が現れているようである。オンスロートの時には「何が隠れてるか分からないぞ!」というびっくりどっきり感で売ろうとしたが、少なくとも構築級では活躍せず、そうしたコンセプトは成立しなかった。今回は改めて変異にチャレンジするにあたり、そうした選択肢の複雑化が機能するようには作るが、やっぱりそれってリミテッドが主な舞台なんじゃね、と。だからこそコモンでそこそこ取れるようにして、各プレイヤーに「1マナのコモンアーティファクトっていう最安値のカードだけど、わざわざ入れて使うかい?」と挑発しているのである。んー、使わなくてもいい環境はつまらないから是非「使いたい」環境にして欲しいけど、その時もこれを何枚入れればいいのか悩みそうだよな……重ねて出しても意味が無いのでデッキに1枚だけにしておきたいけども……つまり、プレイヤーの人数分以上出てきてもしょうがないので、やっぱりコモンだとちょっと邪魔だ。あれ?
Ugin’s Nexus ウギンのきずな (5) M 伝説のアーティファクト いずれかのプレイヤーが追加ターンを始める場合、そのプレイヤーは代わりにそのターンを飛ばす。 〜が戦場から墓地に置かれる場合、代わりこれを追放し、あなたはこのターンの後に追加の1ターンを行う。 ウギンさん、何してくれてんですか。いや、何が起こってるかよく分からんけど、史上初(?)追加ターン獲得禁止カード。うーむ、そんなもん禁止しても相手が嫌がるタイミングなんてほとんどねぇだろうが……まぁ、ひょっとしたらこのカードがサイドボードに大量に積まれるような地獄の無限ターン環境がどこかの世界で訪れるかもしれない。それにしても5マナのアーティファクトだけどな。で、当然そんな制御機能はおまけであって、本命は下の能力。これを破壊出来れば追加ターン。つまり安定して墓地に送れるならばこのカードは無色の「時間のねじれ(M10)」になる。そりゃ5マナかかって当然である。でも、「墓地に落とす手段」なんてのは「飛行機械の鋳造所(ARB)」や「クラーク族の鉄工所(5DN)」の無い環境では決して簡単なものではないのだが……そこで用意されたのがレジェンドルールである。これをデッキに4枚入れておけば、2枚目以降は完全に無色の「時間のねじれ」になる。……さて、このトレードはプラスなのかマイナスなのか……もし万が一このカードが流行った場合、相手もこれを置いてるから結局追加ターンが得られないという謎展開に。それはそれで見てみたい気もする。
Witness of the Ages 星霜の証人 (6) U アーティファクトクリーチャー・ゴーレム 4/4 変異(5) オンスロート当時の戦略でオフカラー変異ってのがあったわけだが、このクリーチャーなら絶対安心。そもそもカラーが無い。その分いかんせん魅力も大きくはない。5マナで4/4なら別に悪くもないから、とりあえず埋めとく分にはノーカラー変異としてカウントしといていいかも。どのくらいの順目でピックするかが難しいよね。結局今の環境で「黄金造りの歩哨」をデッキインしてるのって見たことないんだよなぁ(「金床鋳込みの猛禽」はこないだ使った)。
Bloodfell Caves 血溜まりの洞窟 (黒赤) C Blossoming Sands 花咲く砂地 (緑白) Dismal Backwater 陰鬱な僻地 (青黒) Jungle Hollow ジャングルのうろ穴 (黒緑) Rugged Highlands 岩だらけの高地 (赤緑) Scoured Barrens 磨かれたやせ地 (白黒) Swiftwater Cliffs 急流の崖 (青赤) Thornwood Falls 茨森の滝 (緑青) Tranquil Cove 平穏な入り江 (白青) Wind-Scarred Crag 風に削られた岩山 (赤白) 〜はタップ状態で戦場に出る。 〜が戦場に出た時、あなたは1点のライフを得る。 (T):あなたのマナ・プールに(A)か(B)を加える。 多色セットというのはマナソースの分量に気を遣う。それがセット全体を左右する重要なファクターであることは誰もが知っていることだからだ。その結果、大量の「導き石」がぶち込まれた「ドラゴンの迷路」は、パックとしてはいささかどころじゃなくチープで魅力の薄いセットになってしまっていた。今回のセットは、ラヴニカよりも複雑な楔テーマである。当然、そのサポートには普段以上の多色マナソースが必要になる。アンコモンに3色ランドが入ることは確定していたが、それだけで足りるのか? 同じ3色セットであるアラーラは土地に「全景」サイクル、更にアーティファクトに「オベリスク」サイクルを入れることで上手い具合に回っていた。流石に同じことをするわけにもいかないだろうし、実はアラーラやラヴニカと違って、このタルキールの「多色(楔)」はそこまで中心的なテーマではないらしいのだ(つまり、第3セットでは多色なんて無くなっている可能性すらある)。そんな状況で、どんなマナサポートをぶっ込んでくるか。その答えがこれだ。まんまゼンディカーの「隠れ家」サイクルと同じだが、今回はコモンになり、更に敵対色も全部入れて10枚。3色でなく2色土地10種というのがポイントになり、ここからどのようにデッキの色を散らすことになるのか、かなりピックの練度が求められそうな環境である。1点のライフについては……まぁ、もらっとけ。
Bloodstained Mire 血染めのぬかるみ (黒赤) R (オンスロートより再録) Flooded Strand 溢れかえる岸辺 (白青) Polluted Delta 汚染された三角州 (青黒) Windswept Heath 吹きさらしの荒野 (緑白) Wooded Foothills 樹木茂る山麓 (赤緑) 土地 (T)、ライフを1点支払う、〜を生け贄に捧げる:あなたのライブラリから土地Aか土地Bを探し、それを戦場に出す。その後、あなたのライブラリを切り直す。 さぁお立ち会い、このブロック最大のニュースは実はここなのではなかろうか。ついにあのオンスロートフェッチが帰ってきた。あまりにも古いカードのくせに下の環境では必須であるため、昨今ではデュアランについで高い土地カードセットとなっていた。しかし、そんな時代もついに終わりを迎える。ラヴニカでギルドランドが再録されたように、ついにあの伝説の5枚が帰還したのである。これで市場は適正価格へと落ち着くことだろう。ちなみに、再録発表直後の値動きがこちらになります。分かりやすすぎるな。これで、ラヴニカが去った後のスタンダード環境は、友好色がテーロスの占術土地とこのフェッチ、敵対色が基本セットのダメランというラインナップ。更にアンコに3色ランドも入るので、楔環境とは言ってもマナサポートは充分だろう。さて、我が家で眠っているオンスロートのフェッチを引っ張り出す時がくるのかね。
Flontier Bivouac 開拓地の野営地 (ティムール) U Mystic Monastery 神秘の僧院 (ジェスカイ) Nomad Outpost 遊牧民の前哨地 (マルドゥ) Opulent Palace 華やかな宮殿 (スゥルタイ) Sandsteppe Citadel 砂平原の城塞 (アブザン) 土地 〜はタップ状態で戦場に出る。 (T):あなたのマナ・プールに(A)か(B)か(C)を加える。 当然あるだろうと言われていた、3色タップインランドのタルキール版。色合いが違うだけでアラーラにあったタップインランドと完全に同じ仕様である。リミテッドはもちろん、構築でも充分使用に耐える良いデザインです。
Tomb of the Spirit Dragon 精霊龍の墓 U 土地 (T):あなたのマナ・プールに(1)を加える。 (2)(T):あなたはあなたがコントロールする無色のクリーチャー1体につき1点のライフを得る。 このセットのトリを飾る土地は、サイクルでもなんでもないところからポロッと1枚だけ紛れ込んでいるのだが、なんだか随分意味深なカードである。ここで書かれている「精霊龍」は当然ウギンのことであり、サルカンはここに導かれている。そして、カードの効果には「無色のクリーチャー」とある。そう、我々はこのパターンを知っている。「無色のクリーチャーなんてアーティファクトしかないじゃないですかー」と言って、神話レアから出てきた謎のカード「ウギンの目(WWK)」を前にあーだこーだと妄想を膨らませていたあの時期に。「ウギンの目」が収録されていたセットはワールドウェイク。まさかその直後にあんなワールドが劇的にウェイクしちゃうなんてね。このブロックは、第2セットが「運命再編」、第3セットは未だ謎の包まれたままのラージエキスパンションである。……来ちゃう? エルドラージさんたちが来ちゃう? もしくは、それに対抗するウギン由来の何か? 謎は深まるが、とりあえずリミテッドだと無色マナしか出ない土地を入れるのは勇気がいりますね。ただ、あの頃とは違って、この世界はアーティファクト以外にもある程度は「無色のクリーチャー」が場に出てる可能性は結構あるんだよね。……変異って、色んなところで上手いこと絡んでくるなぁ。
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