最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
「幕末義人伝 浪漫」 4→2 で、結局これって何だったんでしょうね。そりゃまぁ、途中で切っちゃっても据わりが悪いから最後まで見るには見たのだが……ひょっとしたら今期一番「なんで見てるんだろう」と悩んだ作品かもしれない。 基本的には、スタート時に想定した通りの作品。ベタな脚本に、江戸時代ルパンとでもいうべきキャラ設定、そして、そこからちょっとずらすことで何かを狙った風な変身ヒーロー設定など、およそ企画がどのように固まっていったのかは想像に難くない。そして、その枠を飛び出すことは徹底的に回避しており、どこかで見た展開にどこかで見た演出を当てはめ、どこかで見たようなキレの悪いエンディングを迎えたのである。……残念ながら、褒める部分は見あたらない。これを求めていた層が現代日本にいたのかと問われれば、「少なくとも私は知らないし、おそらくいないと思う」と答えるしかない。パチンコアニメってのは本当に謎が多いのよね。 こうした「箸にも棒にもかからない作品」というのは、「まぁ、それでも映像は悪くなかったし」というフォローを入れることが多く、たとえば「問題児が異世界から〜」だって筋立てで言ったらコレと大して変わらない。ただ、あちらは一応黒ウサギが可愛かったとか、そういう加点要素を見込んでギリギリ維持する部分はあったのだが、いかんせん古めかしいモンキーパンチ原作絵では、現代人はなかなか萌えられない。幼子の方がまだちょっと可愛かったか。峰不二子ポジションの阿国とかに盛り上がる要素がほとんど無いのである。一応、阿国の中の人の仕事が面白かったとか、相変わらずのキタエリだったとか、そういう中の人要素で加点するパターンもあるのだが、正直、この作品をそれで加点してしまうと流石に際限なしになってしまう気がするのでやめた。つまり、減点要素のみが残った。ギャグがね、ことごとくスベるんだよね。……うーん、まぁ、こういうのがたくさん作られた時代もあったんだしね、1期に一本ぐらいはね。……いや、たくさんはないな……。あ、オープニングは好きでした。 PR 封切り日に観に行きました。別に先着入場特典があるとかいう事実は全然知らず、たまたま日程的に都合が良かったし、「まぁ、ゆーてもそんなメジャーアニメじゃないし、初日でもそこまで混むことはないやろ」という目算もあっての、いつにない素早い行動である。まぁ、ぶっちゃけると、そんだけ大好きなんですよ、「いろは」。ちなみに、5人のヒロインからランダムで配られるらしい特典のイラスト色紙は、なんと巴さんでした。俺的には大当たりだよ! ひゃほう! まぁ、出来たら5枚コンプしたいくらいだけど、流石に無理だからとりあえずはこれで充分満足。
<以下、別に大ネタがあるわけじゃないけどネタバレを含みますので未視聴の方はご注意下さい。ついでに、以下の感想はとにかく「花咲くいろは」が大好きな私が書くものですので、面白いかどうかの参考にはあまりならないかもしれないことも付記しておきます> 「ビビッドレッド・オペレーション」 6→4 毎週感想を書いてきたものなのでまとめる要素は少ないが、改めて総括すると「おもてたんと違う」。まぁ、何事も先入観を持って見始めると良くないな、という戒めである。 まず、1話感想を読み直してみると、開始直後は「これは戦隊アニメだ」と思っていた。ということは、戦隊ものの中で繰り広げられるお約束の諸々を楽しみにしていたわけだ。実際、気合いの入った変身シーンやど派手なバトルアクションが1話では目を引いたのだし、これに萌えもののエッセンスを掛け合わせた新たな時代の戦隊ものが作られることを期待した(まぁ、それってプリキュアじゃねぇかって話もあるのだが)。しかし、回を重ねるにつれて、だんだん変身バンクの扱いがなおざりになっていった。それだけでなく、アローンとの戦闘要素自体がなおざりになっていった。これではせっかくのパレットスーツも合体ギミックも持ち腐れである。要所要所で面白いものは出ていたと思うのだが、いかんせんそのウェイトが軽すぎて、入れ込むモチベーションになりにくかったのは完全にミスだったと思う。戦闘に力が入らないとなると、戦隊ものに残された要素は「お約束の勧善懲悪路線」ってなことになるのだが、こちらも敵キャラのセッティングに失敗した感がある。カラスさんの無茶な敵対要素はシナリオ全体が破綻しているように見えてしまい、そこまで思慮の無い女子中学生が戦う相手としても、あまり相応しいものではない。れいちゃんを巡ったややこしい善悪の判断と友情を絡めるならば、それに抗する敵対勢力は、極力分かりやすい存在にすべきだった。それこそプリキュアみたいに。 メインシナリオに難が出てしまうと、残る要素としては高村監督頼みの萌え要素。つまり「百合」と「尻」である。こちらのファクターについては割と良かったはずなのだが、やっぱりキャラの造形というのはシナリオラインがあって初めて形作られるものである。心情が追いにくかったり、とってつけたような行動に出てしまうキャラたちでは、どれだけそこに萌え要素でドーピングしようにも、没入度が違う。同じ高村監督の「ストパン」の方は、キャラが多いにも関わらず破綻が無く、シンプルに楽しむことが出来たのは、やはりシナリオが分かりやすく、そこで生きている各キャラクターの個性が見やすかったおかげだと思う。今作の場合、不安定なメインシナリオを回すために時間を取られ、個々のキャラクターにまで時間を割けなかった印象がある。おかげで百合要素を推すにしてももう一歩、というところである。すると、残った要素は「尻」だけになってしまう。まぁ、ここはね。 というわけで、この作品は「股間からご来光を拝むアニメ」という結論になった。うーむ、唯一無二ではあるが……ストパンのズボンでも代用が利くからなぁ。ストパン見直せばいいと思う。一応中の人絡みで今作の功績を最後にフォローしておくと、1つは当然内田真礼の良い起用方法だと思うが、最大の功績は村川梨衣の発掘だろう。ん、まぁ、埋もれさせといた方が良かったんじゃないか疑惑もあるが……声優業界にまた新たな爆発物が誕生したのは、この作品のおかげ。りえしょん地獄の幕開けだ。 「gdgd妖精s」 5→5 安定の2期目と見るか、挑戦を続けた2期目と見るか。1期ですぐにファンになってしまった身としては、大きな変化を加えた今期はどちらかというと挑戦したシリーズだったと思うのだが、正直言うと、その挑戦はユーザーが求めていた方向だったのかな、というのはちょっと疑問であった。 今期ももちろん、ぐだぐだが売りのアニメなのだから基本的にはぐだぐだ。メンタイやアフレ湖も健在だったし、次回予告のひどさも相変わらず。オープニング、エンディングもバラエティに富んで毎回飽きない工夫は随所にちりばめられていた。ただ、今期のメインボディとなっていた部分の1つに4話あたり(うろ覚え)から始まったタイムパラドクスネタなんかがあり、ぐだぐだと言うにはちょっと頑張り過ぎたギミックもかなり盛り込まれた。新キャラもごく自然に3人増え、最初にネタにしていた「○○登場!」がネタでなくなってしまい、場所によっては妖精6人体制が基本になっていた。エンディング映像も、どうやらニコ動界隈でコンペを行ったらしく、制作陣のこだわりというよりも、ファン有志による披露試写会みたいになっていた。様々なギミックを多重に仕込んだ結果、ファーストシーズンの持ち味だった徹底したユルさが影を潜め、強く「笑わせるネタを仕込みたい」という意図が見えるようになってしまった。もちろん、こういう方向性は労力がかかっているわけで、楽しみが増えたと感じる視聴者も多かったと思うが、個人的には初期の雰囲気が好きだっただけに、なんだか無理をしているように見えてしまった。 まぁ、タイムスリップのギミックやその他小ネタには2期目であることの利点、つまり1期のセルフパロディなんかも含まれていたのでやっぱり楽しい部分は多いのだが、どうしても慣れが生まれてしまった部分はインパクト重視のギャグとしては振り切れないものがあり、アフレ湖は1期に比べるとちょっと物足りなかった気がする。ピク父の映像が完全に内輪向けになっていたし、房子ほどのインパクトのあるネタもなかった。素ピーカーもあんまり面白さがなかったしなぁ。同時進行で、今回抜けた脚本の石館さんが繰り出してきた「直球表題ロボットアニメ」があったおかげで、新鮮さの対比が出てしまったのもなんだか。 まぁ、ここまで文句を言ってても毎週笑わせてもらってたんだけどね。1期が好きすぎてちょいと高望みをした部分はあります。相変わらず中の人への無茶ぶりなんかは絶好調だったし、このまま本当にぐだぐだしてもらえれば別にいいや、という気も。 「しろくまカフェ」 5→7 終わってしまうことが未だに信じられない作品。いや、ぶっちゃけ1年の長丁場を放送し続けた方が脅威だとは思うのだが、すでにこの1年で生活の一部になってしまっただけに、「しろくまカフェ」の無い木曜日なんて信じられない。しろくま君に締めてもらわないと木曜日が終われない、そんな身体になってしまった。 改めて思い返しても、本当にどうでもいい世界だ。あり得ないくらいに理不尽な世の中だ。動物たちが我が物顔で闊歩する「普通の町」の光景は、どこまでもほのぼのしているせいで、その裏に隠された狂気がより鮮烈に感じられる。1年かけてゆっくりとピースがはまっていき、広い世界の全てが動物ワールドで満たされるまで、ただただ見守るしか出来ない自分の存在がとてもちっぽけなものに感じられる。もう、この世界は手の施しようがない。しろくまカフェはあるんだ。ラマさんの小学生時代はあるんだ。常勤で動物園に勤めるとシンガポールに転勤しなきゃいけなくなるんだ。全て、当然のことになってしまうのである。 もう、この世界に一度でも「いいかも」と気を許したら、そこからは土足で人の心に踏み込んでくる。どこまでも馬鹿にしたような話を、どこまでもゆったりと。確かに世界はサザエさんやちびまる子ちゃんに匹敵する「日常もの」であるが、その端々に伺える笑いの種は考え始めたら気が触れてしまいそうなカオスに満ちている。考えたら負けの世界なのだから、むしろ「考えずに観られること」を幸せに思うしかないだろう。全てを諦めれば、パンダ君は可愛いし、ラマさんだって愛らしい。グリズリーさんとシロクマさんは本当に男前だし、メイメイもパンダママも魅力的な女性キャラじゃないか。あとは、そこにある「日常」をたっぷりと堪能するだけである。 つくづく私は動物に弱いんだろう。そして「日常もの」に対するハードルも無闇に低い。そうした要素が全てプラスの方向に働いてしまい、今作は本当に大好きな世界だった。日常ものの辛いところは、何気なくフッといなくなってしまうために、最終回を迎えた時の喪失感が段違いなのである。「ひだまり」なんかも辛いところだが、日常に何一つ変化を与えないこの世界とのお別れは、より一層信じられないのである。常勤パンダさん1人との別れでもあんなに泣けたのに、いきなりパンダ君たち全員と別れなきゃいけないなんて、こんな辛い話も無い。真剣に、また春から録画していた分を1話ずつ流して心の平穏を保ちたいくらいである。 いやぁ、本当にいい世界だった。「2クールだと色々やれていいよね」っていうのが今期よく書いてる部分だが、そりゃ1年使えれば、どれだけ些細なことでもじっくりゆっくり出来る。パンダママとエゾリスママが2人してヤマアラシのコンサート観に行く話とか、ほんとどうでもいいし、オチもなにもねぇのに、それだけでいい。好きなキャラクターは、多分ほぼ全部。愛らしさでいうとメイメイだけど、渋いグリズリーバーの客たちだって同じように好きな気がする。やっぱり中の人で遠慮無くふざけてくれているのが大きいよなぁ。最初は「やり過ぎだろ」と思っていた無茶なキャスト陣も、もうこの布陣しかないっていう完成度になっていたからなぁ。多分、ペンギンさんは神谷キャラの中でも何か良からぬ金字塔を打ち立てたと思うよ。なかなかいないもの、あんだけ苛つくヤツ。ペンギンって地上でも最大級に可愛い生き物のはずなのに、ペンギンさんだけはムカつくのである。他にも、終盤になって「ここで石田彰かよ!」とか、最終回直前になってグリズリーママでひとネタかまして度肝を抜いてくれたり、本当にサービス精神に溢れるキャスティングであった。 是非、このままの勢いで、2期と言わずにサザエさんなみの長寿番組として復活してほしいものである。もう、NHK教育とかで放送を始めたらいいんじゃないかな。「日常」だって出来たんだから、これも問題ないやろ(次回予告は適当にいじろう)。 「絶園のテンペスト」 5→6 多分コレが今期最後の「2クールあって良かったね」枠。「新世界より」や「ロボノ」ほどではないが、最序盤はなかなか目的が見えてこずにしんどい思いをした作品だった。しかし、左門さん登場後はじわじわとその空気が変容し、なんかよく分からないニッチな方向での面白さが開眼した。一体どういう形容が正しい作品なのかよく分からないが、「屁理屈言い合いアニメ」とでも言えばいいのだろうか。世界の命運を握っているのは事実なのに、本当にどうでもいいことに心を砕き、周りにいる人間を徹底的に見下し続ける愉快な高校生のお話である。 「ガンガン連載」ってことで最初に魔法飛び交うファンタジーが出てきた時にはちょっと抵抗があったのだが、実際にこの作品で重要なのは魔法のドンパチバトルではなかった。もちろん「はじまりの樹」「絶園の樹」という大きな存在があるのでエフェクトバリバリの超能力バトルも大事な部分ではあるのだが、この作品の場合、そうした直接的な衝突を迎える頃には、およそ勝負がついてしまっている。最も時間を割いた吉野・真広・左門さんの三つ巴ぐだぐだ口論はほとんど武力が影響していないし、その後に登場した最大級の力を持った絶園の魔法使いが羽村っていう時点で真面目に戦う気が無い。史上最大の攻防になるはずの「はじまりの姫宮」葉風対「絶園の魔法使い」愛花の戦いだって、ほぼ語り合いだけで直接的な武力衝突はそこまで大きなものになっていなかった。基本的に「人ならざる超越的存在」との対決を描くお話なので、試合前から結果が分かっており、努力や根性ではどうしようもない場面しか無いのである。 そう考えると、いわゆる「ガンガンの漫画」とはちょっと毛色が変わってくる。ファンタジーだろうがスポーツだろうが、最終的に少年漫画の主人公なんて根性で成長を築いていくものだろうが、この作品の場合、主人公として設定されている吉野も真広も、登場時からキャラクターがあまりにも完成されているのである。いや、人としてはまだ未熟な部分はあるのだろうが、本人達にそんなつもりは一切無いし、キャラクターの描かれ方としても、この2人は誰がどう説得しようともてこでも動かない不動の存在として時間を止めている。そうなってしまうと、あとは成長性ではなく、それらのヘンテコキャラクターを使ってのプロットで勝負するしかない。その結果が、謎の恋人探しゲームだったり、時間を遡っての殺人捜査だったり、最終的には恐ろしい「樹」による末法思想だったりするわけだ。色々と捻くれているが、このシナリオラインは、色々と不意打ちが多くて素直に面白かった。そして、気付いてみればあれだけ不動の存在だったはずの吉野達も、最終回ではきちんと一回り大きくなっているのである。何とも不思議で頑固なキャラクターたちだ。 キャラがひねてて「動かない」ということは、その「固定されたキャラ」によほどの自信が無い限りは回せない設定だと思うのだが、本作はそういう意味では割と頑張っていたと思う。吉野と真広のとてもじゃないが高校生には見えない達観ぶりもそうだし、それに輪をかけて全てを悟っちゃった愛花のキャラも強烈。幸い葉風はこれよりもなんぼかまともなので、多分一番「成長物語」風だったのは葉風だと思うが、それでもとんでもない力を備えた姫宮には違いない。こんな連中を相手にしていたら、そりゃ左門さんだって心労でぶっ倒れてもおかしくない。左門さん、ほんと頑張った。だって、あと周りにいるのってフロイラインだろ、潤にぃだろ……うん、俺だったら全てを諦めて始まりの樹にスルーパスするレベル。中盤以降はこういう濃いキャラクターがドタバタしてるだけで何となく楽しかったものな。 よくもまぁ、これだけとりとめもない作品を、うまいこと魅力を抽出してアニメ化したものだと思う。左門さん同様に、本当に面倒くさい連中の面倒を見てくれたスタッフの頑張りはお見事。シェイクスピアを中心としてどこか戯曲的な演出も多く、最初は「なんか変な臭いがするな」と思っていたものだが、最終的に愛花の存在が確立する段になって、ちゃんとそうした演出方向にも意味が出てくる。1つ1つのパーツがきちんと考えられていることがよく分かる、実に良心的な作劇だったのではなかろうか。やっぱり安藤監督、好きですわ。さぁ、「いろは」の劇場版を観に行こうぜ! じじい何どさくさに紛れて戻ってるんだよ、最終話。多分あの謎のメビウスリングのおかげなんだろうけど、世界をまるまる1つ復旧して、小娘を送り届ける心遣いを見せて、あげく完全に自業自得で獣になっていたじいさんを戻す。アフターサービス良すぎるだろ。流石にカラスの暴走に責任を感じたんだろうか。いや、それならカラスが暴走してる段階で止めに来て欲しかったものだが。 さておき予定調和な最終回。色々と「そうなれば、そうなるやろ」という展開だったが、想定していなかった部分もちらほら見受けられた。そして、その想定外が、ことごとくなんか勿体ない方向に違っていた。まず、カラスさん暴走からの流れは想定通り。前回「いくら何でも無茶苦茶言い過ぎやろ」と憤懣していたわけだが、やっぱり「宇宙の偉い意志」は特に関係しておらず、長らくの中間管理職に嫌気が差したカラスの独断専行、無茶行為であることがちゃんと説明された。カラスさんたら、矢がまとめて手に入ったものだから、調子に乗りすぎて「やべえ、宇宙超えたわ。上司もこれでボコるわ」と死亡フラグを乱立。あげく、よく聞いていると最初は「地球をぶっ壊す」だったのに、最後の台詞のあたりでは「宇宙をぶっ壊す」になっていた。いやぁ、流石にそれは……グレンラガンでも無理だったんだし……結局、女子中学生のグーパンで敗れるという体たらくであった。 そして想定外だったのは、そんな調子乗りカラスさんに対抗するあかね達の行動が1つ目。流石に最終回だからそれなりの山場を持ってくるだろうと思ったのだが、なんと4人でやる行動が「同時多段変身」だった。単にこれまでのバンクを繋げて繰り返しただけ。正直、全員合体とかそういうギミックがあると期待していただけに、これはショボーンである。確かに個々の必殺技を連打する展開は、最終回に相応しい作画もあってアツいものもあるのだが、ドッキングって既に過去のモスラアローンに通用しなかったわけで、今更それをカラスに連打されても……って、効くのかよ。やっぱカラスさん口だけだよ。そして、全力でドッキングを終えるとあかね以外のメンバーは全員エネルギーをロストして沈んでいくという、完全に使い捨てカートリッジ状態である。まぁ、示現エンジンを乗っ取られたからエネルギー供給が出来てないってことなんだろうけど。文字通り「捨て駒」にしかなってなかった3人がちょっと不憫である。せっかくの「パレット」スーツなんだから、色を混ぜるギミックがもっと多くても良かった気がするんだけども。 そして、クライマックスに待っているのは当然救出したれいとのドッキングだが、ここも想定外といえば想定外。まず、れいちゃんの分のキーが出てこない。つまり、れいちゃんのパレットスーツがない。これはご不満だ。結局5人目のビビッド戦士は存在しなかったことになる。そして、ドッキングの配分はなんとあかね→れいの形であった。確かに「ビビッドレッド」というタイトル通りにするにはこの方向性が正しいわけで、逆だと「ビビッドブラックオペレーション」になってしまうのだが、だからといってパレットスーツも着てない一般人(?)を基盤にしたドッキングが突然行われる唐突さは美しくない。せめて他のメンバーで逆バージョンのドッキングが出来ていれば説明力もあったのだが。まぁ、異世界人のれいちゃんだからこそ、ドッキングの法則を無視出来たってことなんだろうけども。そして、個々の必殺武器が違っていたドッキングの最終版、ビビッドレッドが何を使うかと期待させておいてのパンチである。これまでの法則を考えればブーメランが正しいはずだが、流石にラストバトルでブーメランは無いだろう、ってことで、大気圏外まで上昇しての熱いパンチである。うん、まぁ、アツいといえばアツい展開なのだが、パンチの演出も割とあっさりめだったし、あんまりあかねにもれいちゃんにも肉弾戦のイメージが無いのが難点。基本的に勢いだけで押し切った部分である。 こうして、何とも据わりの悪い最終決戦が終わり、最後に最大の想定外、れいちゃんの帰還が待ち構えていた。いや、簡単に世界直りすぎだろ。そこは多少苦しい結末でも、「自分の世界はもう無いからあかねたちと友情を育んでいくれいちゃん」にすべきだったんじゃないか。最後の最後まで戦隊は4人だったよ……一応、ラストシーンで再び帰還してるので、2期以降でビビッドブラックが誕生する可能性はあるわけだが、カラスさんが滅びて何の憂いも無くなった世界で新戦力はいらないよな…… その他、エンディングバックではじじいの復活に加えて一色家のママンが無事に退院出来たことなども描かれており、「もう少しゆっくりやってよ」というもったいなさがちらほら。確かにすっきりしない部分を残しておくのも問題だろうが、いくら何でも適当過ぎるやろ。やっぱりこれで1クールは無理があったのでは……いや、せめてあと1話、あと1話あればなんとか……なぁ。結局一番苦戦した相手ってモスラアローンでしたやん。むー、色々と勿体ないお話であった。あ、でもカラスアローンのデザインは悪くなかったよね。あのモーションでもう少し色々とラスボスらしい動きが見せられれば画面映えしたと思うんだけどな。 「たまこまーけっと」 5→6 いい作品だったよね。特に何かものすごいことが起こるような作品では無かったけど、毎週ダラダラ見てる分には何の不満も出てこないし、「ダラダラしている」と言ってみたものの、実はそこまで余計な部分があったというわけでもなく、毎回やりたいシナリオのためのパーツが実はかなりの密度で詰め込まれていた。登場人物の数だけで見れば1クールものとしてはかなり多い方だったわけで、それらのキャラクターの人間性や関係性をしっかりと維持しながら、ごちゃごちゃした感じを出さずにすっきりと「ダラダラして」いたのである。 もちろん、こういう性格の作品なので、なかなか目的意識が見えないことにイライラする向きもあることだろう。そういう人がいることは間違いないだろうし、そういう人が間違っているとも思わない。アニメを見るモチベーションなんてものは人それぞれなのだから、「何か大きな『お話』が見たいんだよ」という人にはあまり向いていない作品だったのは事実だろう。「けいおん」などのいわゆる「日常もの」もそうした反発は大きいものだが、今作の場合、本当に「ただの日常」の占める割合が高く、イベントといっても商店街が最大規模というレベルなので、かなり純度の高い「日常もの」になっていた。おかげで合わない人には本当に合わなかったんじゃないかと思う。かくいう私はそこまで明確なスタンスがあるわけではないが、「けいおんが楽しかったんだからコレが楽しくないわけがない」というぐらいの楽しみ方。そこまで大きく評価が上がらなかったのはやっぱり「どこを褒めるという明確なポイントが見つけづらい」という悩みからだが、決して「褒めにくい」ことと「褒めたくない」ことは同じではないのである。まぁ、適当に「女の子が可愛い」とか「ロリっ子が可愛い」とか「主人公の妹が可愛い」とか「あんこちゃんが可愛い」とか、色んな言い方を探せばいいと思うよ。 本作で面白かったのは、どこまでを「リアル」と見るかという、真剣に議論すれば色々と盛り上がりそうなアニメ世界の議題の1つ。どこかで見聞きした「たまこまーけっとはあまりに非現実的な「夢の世界」の規模を大きくしすぎてしまった」という批判(?)があった。「けいおん」と比較したときに、主人公を取り巻く世界が現実離れしており、どこまでも緩く、ぬるく、あり得ないという部分は一緒だが、「けいおん」の場合にはせいぜい軽音部部室程度がその「あり得ない」空間であり、その外側にある社会には現実が適用できるという可能性があった。しかし、今作の場合、商店街全てが同じような「あり得ない」世界になってしまっているために、流石に夢見がちな視聴者もフォローしきれないくらいに現実感を失ってしまった、という論評だ。なるほど確かに、ここまで「ふわふわ」が広がってしまった世界というのは、もうリアルがどうこう言うのも馬鹿げているのは間違いない。たとえば銭湯のおねーちゃんが結婚する話なんかはそれが分かりやすくて、突然商店街の看板娘が結婚することになったのに、周りの人間はそれを誰も知らない状態であり、そのままお姉ちゃんが「結婚する」という事象だけがぽっかりと浮いたような状態で、夢うつつのままに処理された。多少なりとも「リアル」を考えるなら、やはりあのエピソードは不自然である。そうした違和感を、「リアル」を求める人が欠点としてあげつらうのは理解出来る部分だ。 しかし、お説の通りに「夢の世界」が広がりきってしまったというなら、もういっそのこと全てがファンタジーと受け止めてしまった方が話は早いだろう。個人的に一番好きなフィールドはレコードがかかった喫茶店のカウンターで、あの席で女子高生がコーヒーを飲んだり、やさぐれた親父さんが一人愚痴を言ったりするのもこの上なくファンタジーであり、それをぼんやりとした存在感のマスターが鮮明化させることなくぼんやりとしたまま包み込んでしまう。その他の商店街の店だって、言ってしまえば似たような「ぼんやりと包むファンタジーの要素」でしかないのだろう。少しだけ垣間見えた学校での恋愛要素も、みどりちゃんが陥った創作が出来ないというスランプも、たまこが巻き込まれた王家のお后捜しも、全てがそれっぽく見せておきながらも、結局は現実と接続などしない夢の世界のファンタジーでしかないのである。そうしてみれば、こんなにぼんやりと見られる「妙な形のファンタジー」もなかなか味わえないものだったのじゃなかろうか。もっとうさぎ山商店街が産みだすファンタジーを色々と楽しみたいもんですよね。 当然中の人には触れるが、今作はほとんどが若手新人を起用しており、流石に京アニが連れてくる若手は物が良い。たまこ役の洲崎綾は、今作がこれ以上無いくらいのステップアップになっただろう。年齢を見ればあまり若手といえるレベルではないのかもしれないが、ここから一気にキャリアを積んで、良い方向に伸びて欲しいものだ。他にも、クラスメイト役の金子有希、長妻樹里、山下百合恵といった面々も、キャラが良い具合に立っていたおかげで良いアピールチャンスになったのではなかろうか。個人的にはかんなちゃんが好きだったので、中の人がこれから良い仕事が出来ると嬉しい。そういやチョイちゃん役の山岡ゆりも、ようやくここで1つネームバリューをあげられたな、という感じか。あとはまぁ、すげぇ面子ばっかりだったからな……ぴかしゃが、準アイドル路線(芸人路線?)から早くも上手い具合に路線を変えて長生きしそうな方向に進んでいるのがなかなか面白い。元々何やらせても達者だから、いざ定着するとやっぱり強いわな。 気付いたらなんか泣いてたんですわ、最終話。なんでだろ、そんなに感動するとこ無かったはずなんだけど……最終決戦が決まったところでちょっとグッと来たけどそこまでじゃなくて、桃ちゃんが号泣したとこでつられて泣いた。やっぱり桃ちゃんがナンバー1! いやぁ、ホント久しぶりの放送で、しかも一気に2話放送という、なかなかひどい日程だったわけだが……すげぇなこれ。放送落とした時には「スケジュール管理ぐらいしなさいよ!」とか思ってたが、本放送でこのクオリティの最終回をやろうとしてたなら、そりゃ無理だろう。潔く諦めて時間を稼いだのも正解なんだろうな、と思わせるだけの説得力は充分だった。いや、多分これって時間が出来たから監督が調子に乗って「じゃ、地獄のようなスケジュールでしんどい作画にしようか」ってなった気がするんだけどね。既に11話からおかしかったが、もう、敢えて面倒になるような構図を選んでいるとしか思えないめちゃくちゃなカット割り。もう、とにかく戦車の迫力を出すために何だっていいからやろう、ってな気合いが入りまくりだ。多分劇場版クラスの労力が注がれてるのは間違いないだろうさ。なんか褒めるだけだと流行りに乗ったみたいで癪だし、どうしようかと思ってたのだが、ここまでのものを見せられたら諦めるしかない。ほんともう、ただただ「すごかった」 筋立てとしては特に取り立てるようなものもなく、予定通りに最終決戦をたっぷり2話使って描いた。みほが立案した様々な「作戦」なんかも見せてくれたわけだが、まぁ、基本はお話である。どう考えたってあの弱小軍団が量も質も上回っている黒森峰に勝てる道理など無いのだから。しかし、そこを「作戦で勝っている」ように見せるのが腕ってやつで。基本的には、日本人が大好きな判官贔屓がベースになっており、弱いことはプラスに働くんだぞ、ってんで機動力と的の小ささを活かした戦い方を徹底的に突き詰めている。おかげで生徒会長チームがこれ以上無いくらいに活躍出来たので個人的には大満足。何しろ、久しぶりの視聴ってこともあってメイン以外にどんなチームがいたかすらろくに覚えてなかったので、とにかくドンパチ賑やかにやって、一両ずつ相手戦車を撃滅していく様子が何となく見栄えすればいいや、というそれくらいの気分だったし。それにしてもディティールが見事だったわけだけども。ただ、視聴中に一番気になったことといえば、「大洗の隊長はプリキュア……会長もプリキュアだし、黒森峰の隊長も、副隊長もプリキュアだ……あぁ、プラウダもプリキュアやないか! プリキュアは戦車に乗ると強いな!」だった。 11話をまるまる使って「弱者の戦い」を描いたあとは、最終回のクライマックスが待っている。そこまでの流れでも「戦車ってこんなに機敏に動くのかよ!」と恐ろしいくらいのモーションの冴えを見せていたわけだが、ラストバトルに至る姉妹対決は更に上を行く全身全霊の作画である。市街戦のFPSとか、何人か関係者が死んでてもおかしくないレベル。そういや初回の戦車のモデリング見て「なんか軽くない?」とか思ってたな、俺。もう、あのときの忌避感はどこへやら。最後の最後なんて、単にみほがグルグル回って撃っただけなんだけどねぇ。きっちり過去の敗北から成長している姿に繋げられたし、何よりもチームの5人が完全に一つになっていることが分かるように描かれているので、本当にカタルシスがでかいのです。戦車好きの気持ちがちょっとだけ分かった気がしたよ。まぁ、今からミリタリーなんて足踏み入れたらエラい事になるから、絶対に触らないようにするけども。 そして、バトルが冴える以外にも、本作はなんと言っても萌えアニメである。もう、アフレコ現場も大変なことになってるだろうな、という女の子の群れ。最後に大洗のメンバー全員がみほに駆け寄るシーンとか、一体どうやってアフレコしたんだろう。マイク前の惨状が想像だにできぬ。しかも若手が多いからなぁ、すげぇ雰囲気になりそう。流石に全部の声までは追い切れなかったわね。もちろん一番可愛いのは桃ちゃんなわけだが、会長のキャラも実に良かったし、やっぱりメインの5人が実に立派だった。ガルパンがシリーズ化したら初代プリキュアみたいにこの5人も崇められる日が来るのだろうか。 結論、そど子はやっぱり可愛いなぁ! |
カレンダー
ブログ内検索
リンク
最新記事
(04/04)
(04/03)
(04/03)
(04/03)
(04/02)
(04/02)
(04/02)
(04/02)
(04/02)
カテゴリー
プロフィール
HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
アーカイブ
|