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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 現れ出でたる黒幕、第十話。分かっちゃいたことなのかもしれないが、この作品でこうしてあからさまな「悪意」に出会ってしまうと、やはりどこか物寂しい。阿呆で自分勝手な狸たちに、こういうもめ事はあってほしくなかったものであるが。

 いよいよ始まる偽右衛門選挙。矢三郎は、海星が漏らした「ごめん」の一言がひっかかり、矢一郎にも注意を促すが、彼女が警告した夷川の謀略は、下鴨の兄弟が想像した「最悪」の更に上を行っていた。家族が泣き濡れたあの総一郎の最期の一幕には、未だ明かされなかった悲劇がもう一面隠されていたのである。過去の偽右衛門選挙で敗れた早雲は、どこまで言っても追いつけない兄・総一郎との軋轢を最後の最後まで清算することが出来ず、最悪の形で決着を付けることにした。彼が結託したのは鈴木聡美。彼女の前だけではどうにも化けた姿を維持出来ないという総一郎は、弟の罠にかかり、あの夜、いともたやすく弁天の手に落ちた。金曜倶楽部に入りたいという弁天の思惑と、総一郎を亡き者にしたいという早雲の思惑が重なり合い、総一郎に非業の死をもたらしたのである。最悪の形で兄に「さよなら」を告げることに決めた早雲の胸中はいかなるものかと望みを賭けて見てみるものの、彼の別れの一瞥には、残念ながら人の、いや、狸の暖かみは感じられなかった。負け続けた弟は、兄を恨みの果てに謀殺したのである。狸界にあってはならない、混じりけのない純粋な殺意。総一郎は、弟のそこまでの覚悟と、自分たちで作り上げてしまった修復しようのない関係性を見て取り、全てを投げ出して一切抵抗せずに檻へと収まった。彼なりの、弟へのけじめの付け方だったのか、はたまた、逃げようのない状況でじたばたする見苦しい姿を見せぬためか。何にせよ、早雲の計画は成功してしまったのである。

 早雲の犯した罪について、全てを目撃していたのが海星だった。彼女は自分の家族を愛しながらも、そのような非道な行為に出た父をどうしても認めることは出来なかった。これまでは身内の恥と知ってか何とか胸の内に押さえ込んでいたが、この度、新たな偽右衛門選挙にあたって、早雲は予想通りにあのときの再現とでも言うべき謀略に出た。矢一郎も、矢四郎も、そして母さえも、全員が捉えられて絶対絶命の下鴨家。次週のタイトルは「捲土重来」とあるわけだが……はたして、この状況から起死回生の一手はあるのだろうか。そして、もしこの危機を脱したとしても、つつがなく偽右衛門選挙が行われるものだろうか。本当に、早雲は取り返しのつかないことをしてしまったものだ。

 今回は、後半のクライマックス、次第に高まる不穏な空気のピークに向けて、それに立ち向かう下鴨一家の繋がりが前半で紡がれた。早朝の矢一郎と矢三郎の会話は、矢一郎のくそ真面目さ、そして、なんやかんやと文句を言いながらも矢三郎を愛し、信じている誠実さが描かれている。この長男と三男の関係性は傍目から見てもなかなか良いものだ。水と油のように性格が違うはずなのだが、お互いに無いものがあるが故に、2人は不思議な信頼感で結ばれている。ただ、いかんせん矢一郎の器量がなかなか成長しないために、彼に「任せておけ」と言われても心配が無くならないのがもどかしい。結局、「気をつける」はずだった矢一郎は、割とあっさり敵の手に落ちてしまったし。

 そして、今回時間的にはかなり長めに描かれたのが、矢三郎と、井戸の底の矢二郎の会話。何故か知らないけど、私はこの「矢二郎と井戸を通して会話する」というシーンがお気に入りで、毎回矢二郎がなにやら悟ったようなことを言ってくれるとしんみりしてしまう。今回も、彼は彼なりに状況に対応はしていたようで、矢三郎同様の警戒状態にまではたどり着いていた。「いわば宇宙的規模の蛙さ」っていうくだりが非常にシニカルで、彼の人生観を如実に表しているようで面白い。また、海星の名前が出たときにちょっと動きを止めてしまう様子や、話が核心に迫るとおもむろに水に飛び込んでみせる姿なども、1つ1つ、彼なりに何かを考え、そして、考えてしまうが故についやってしまう行動だと思うと愛らしい。

 こうして兄弟3人が1つの問題にあたろうとしていた矢先に、父親の所業に耐えきれなくなった海星が、ついにあの夜のことを打ち明けにやってくる。彼女もさぞ悩んだことだろう、言うにもはばかられるような早雲の悪行である。当日の夜の様子が改めて描かれていたわけだが、早雲と総一郎という兄弟の1つ1つの会話の繋がり方が、非常に示唆的に2人の関係を表しているように見える。総一郎は早雲を信じ切っている(もしくは信じようとしている)ために、彼の言うことを全て二人にとって良いことであるという前提で話をしているが、早雲のしゃべっていたことのほとんどは恨み言であった。そこにあまりにはっきりと2人の内面の差が出ており、何となく成立しているように見えた会話も、実は全く会話として成立しておらず、総一郎の話は早雲の表面を上滑りしているだけである。最後の最後、総一郎が「お前はこれでいいのか」と問うた時だけ、早雲は「無言で去る」という、たった1度の「心からの反応」を示していた。総一郎は、そうした弟の姿を見て、この場所こそ、自分が死ぬべき場所、もしくは、死ぬことに意義がある場所だと悟ってしまった。もう、どうにも復元出来なくなってしまった悲しい兄弟関係。自分の息子達だけには、そんな悲劇を再び起こしてもらっては困る。だからこそ、彼は抵抗もせずに、ただ殺されることを選び、今際の言葉も、息子ではなく恩ある薬師坊にのみ残していったのである。いつみても、この下鴨総一郎という男の生き様は全てにおいて意味があり、思慮がある。存命ならば、さぞ楽しい偽右衛門の采配をふるっていたに違いなかろうに。

 しかし、総一郎は今や過去の人。そして、再びあの夜の悲劇が早雲の手によって引き起こされようとしている。下鴨一族のためにも、そして、完全に道を誤った早雲のためにも、矢三郎は、ここで阿呆の本領を見せることが出来るだろうか。是非とも快活な「捲土重来」のお話を見せて頂きたいものである。

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9月6日 ドラフト模様(DGM,GTC,RTR

ピック順 【Mei】→【Serra】→【Metallica】→【Thraxi】→【Sea-chicken】→

 

 ドタキャンが出たので中止の憂き目に遭うかと思われたドラフトだが、約1名、無駄にドラフト欲が高まった奴がいたおかげで、急遽ピンチヒッターを捕まえてのドラフト成立。基本セットドラフトだから初心者がいてもそこまで問題無いし、5人戦でも別にいいや、ってことで。まぁ、一番やりたがってた某氏は3引きくらいの時点で「ラヴニカにしときゃ良かった!」って叫んでましたけどね。

 それにしても、2回続けてやってしみじみ思ったが、やっぱり最近の基本セットって、強いな。初回はみんなアホだから強いカードがガンガン流れてるだけなのかと思ったが、2回目も普通に信じられない順目に信じられないカードが流れていた。意外と真剣にやれば奥の深い環境なのかもしれません。まぁ、もう2度とやるチャンス無いけど。

 

 


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 記録に残すのは久しぶりのたほいや。相変わらずブランクが空いたので、解答作成のエンジンがかかるまでちょっと時間がかかっているが、今回も完成度の高いネタが多数創出されたと自負出来る内容になっております。なお、使用辞書は広辞苑・ならびに大辞泉。

 

 

Round1・お題「ぬわる」

1:まわりのものにまぎれるように隠れる。

2:まぎらわしいもの。ぬわり。

3:演劇で用いられる舞台装置。日本では奈落。

4:四国地方の方言。滑舌の悪い様子。どもる。

5:いすわる。

6:赤子が機嫌をそこねて泣き出す。むずかる。

7:香辛料の一種。コスタリカの特産品。

 

Round2・お題「かずわる」

1:教えをこう、教わる。

2:何気ない、形式張らない。

3:かぞえる。

4:ポルトガル語でヒクイドリの意。

5:同時に2人以上の相手と交際する。二股をかける。

6:稼ぎを女に頼ること。

7:20世紀初頭のドイツの建築家。

(なお、本日のMVW(Most Valuable Word)に認定された)

 

Round3・お題「くろがまえ」

1:初心者が達人のふりをする様。

2:空手の型の一。急所への攻撃を防ぐのに適している。

3:古い築城法の一。

4:くらやみ。

5:明治時代の殺鼠剤の名称。

6:合掌造りに漆喰を施した門扉。黒造り。

7:将棋で王を最初の位置から動かさないこと。居玉。

 

Round4・お題「ねぎどの」

1:沖縄地方伝統のニワトリ料理。

2:イナゴの別称。

3:平安時代の貴族の寝室。位の低い貴族にあてがわれた。

4:平安期の屋敷に備えられた神事を行う部屋。

5:ねぎいどの神宮にある建物

6:神社で神主が普段控えている部屋。

7:波のない入江などに定置網を引く漁法。

(これ、単純に検索しただけだとgoogleでも見つけにくいな)

 

Round5・お題「だげれおたいぷ」

1:不能者の別称の一。ED。

2:手元を見ながらコンピューターのキーボードを打つこと。

3:銀板写真。

4:完成形。

5:タイプライターの一系統。現在使用されるキーボードの祖型となった。

6:19世紀末に考案された暗号系の一。違う種類の文字に一対一対応させて作る。

7:点描画の技法。大点で小点を囲む。

 

Round6・「るぶりけーしょん」

1:失恋。

2:社交性。

3:複製品。

4:17世紀のルーブル派の台頭。

5:機械に油をさすこと。

6:大規模な暴動。大混乱。

7:粘膜どうしの接触。

 

Final Round・お題「もうよう」

1:豚の歯。

2:川。

3:木目を連続させた模様。木様。

4:中国風の。

5:8〜10世紀に現エチオピアに栄えたモルモル王国の都。

6:江南の2大氏族を表していう言葉。

7:あさはかに使用すること。

(これもgoogleだとヒットしにくい。 大辞泉先生は容赦無いな)

 

 やっぱりこのゲームは、白熱させるんじゃなく、笑い転げるのが正しい遊び方なので、メンバーに才気溢れすぎて救いようの無い連中を入れるのが肝だね。

 

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○「ガッチャマンクラウズ」 5

 この度日テレプラスでの放送が開始され、ほぼ1クール遅れでようやく関西でも視聴可能になったので、こんな半端な時期に新番組スタートである。そういや「GJ部」も同じくらいのラグがあったが、何故読売はこうも関西に冷たいのだろうか。ノイタミナの約一週間遅れでもイライラするというのに。

 さておき、放送開始から割と時間も経っているわけだが、視聴していないながらも、回りからちらほらと聞こえてくる評判は割と良いようだったので期待しながらの視聴。ただ、1話目では正直なかなか見るべきポイントを絞ることは出来なかったので、今後の展開次第、というのが正直なところだろうか。ザクザク遠慮無く間の演出を切り飛ばしていく作劇法は割と視聴者を選びそうなスタイルだが、この方向性がはたしてどうなるのかが焦点になるだろうか。流石に世代じゃないので元祖「ガッチャマン」についてはほとんど何も知らないレベルだが、この作品はあんまり過去のアニメと比べる必要もなさそうなので助かる。1話目からして「比べても何の意味も無いぞ」と宣言してるようなもんだしね。何かというと比較されるどこぞの実写映画は可哀想だな(見てないけど)

 監督は中村健治。ただ、本作は1話目から監督がコンテ担当ではなく、いつものようなアクの強い演出もやや抑えめである(あくまでも「中村監督にしては」というレベルだが)。特色としては相変わらず原色を多用したとっ散らかったような色彩センス、それに縁取りに特徴を持たせたアイコン性の強いキャラクターデザインなんかがよく出ている。「つり球」は正直言うと狙った方向が分からなくてあまり得手ではなかったのだが、今作の場合は「勧善懲悪のヒーローもの」という基本線はブレないだろうし、少なくともメインプロットは見やすくなるのじゃなかろうか。後はそうしたベーシックなライン上でどの程度個性を出し、どの程度オリジナリティのある画面が作れるか、という部分の勝負になるだろう。基本的に中村さんの尖った画作りは好きなので、今後も遠慮せずに好き勝手やってほしいところだ。

 中の人については、とにかく内田真礼がかっ飛ばしているのが相変わらず愉快。相変わらずのお馬鹿キャラだが非常に速度が出ていて、なんだか小清水のお馬鹿パワーを受け継いだような感じ。空気を読まずにイラッとさせる感じもナチュラルに出ていて気持ちが良い。相方も逢坂君だし、特に心配する必要が無い安定のキャストですな。当然のように森功至も出演しているあたりはちゃんと旧作リスペクトも出来ているので安心。まぁ、私にとって森さんというと「マジカル頭脳パワー」以外にないんだけども。

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<青>

 

Aven Surveyor エイヴンの偵察員 (3)(U)(U) C

クリーチャー・鳥、スカウト

2/2 飛行

〜が戦場に出たとき、次のうちから1つを選ぶ。

・〜の上に+1/+1カウンターを1つ置く。

・対象のクリーチャーを、そのオーナーの手札に戻す。

 「選択」サイクルの青は、青コモンの花形である3/3フライヤー。ただ、下の選択肢も充分強いためにサイクル中では一番悩ましい2択になっている。この環境での基本は、おそらく下の方になるだろう。5ターン目に出して相手変異を1体でも戻せれば序盤の鉄火場である5〜6ターン目で大きくテンポアドバンテージが取れるし、その後2/2フライヤーがアタックを開始することを考えれば、コモンとしては破格の性能。相手変異の裏が見られるというのも重要な部分だ。それ以外でもオーラ剥がしやカウンター除去など、この世界でバウンスがやるべき必須業務を色々と担ってくれるだろう。ただ、必ずそっちがいいかというとそうでもなくて、例えば相手に「休息地の見張り」や「湯熱の精」がいるなら3/3は大きな意味を持つ。また、アブザンボーナスの恩恵を受けられるということも忘れてはいけないだろう。まー、環境に2点除去は多くないので、ひとまずバウンスを前提に考えて、急がないなら3/3、って感じか。こういう優良カードがしっかりダブルシンボルなあたりが本当に憎らしい。

 

Cloudform 雲変化 (1)(U)(U) U

エンチャント

〜が戦場に出たとき、〜はエンチャント(クリーチャー)であるオーラになる。あなたのライブラリのトップを予示し、それに〜をつける。

エンチャントされたクリーチャーは飛行と呪禁を持つ。

 変化オーラサイクルの青は飛行と呪禁。3/2で同じ能力だった「上昇する法魔道士(DGM)」がマルチカラーの4マナだったのだから、このコスト設定は至極妥当、むしろお安くさえある。上手いことクリーチャーを予示出来ればここから更なるサイズアップも見込めるわけで、白の「光変化」同様に一引きクラスの決戦兵器である。こうなってくると、やっぱり予示の精度を上げる「鮮明のレンズ」が俄然使いたくなってくるのだが……入れるかなぁ、どうしようかなぁ。

 

Enhanced Awareness 強化された知覚 (4)(U) C

インスタント

カードを3枚引き、その後、手札を1枚捨てる。

 インスタントになった代わりに1マナ重くなった「ふるい分け(10ED)」。コモンであることを考えればコストに見合った効果なのは間違いないのだが、やっぱり4マナから5マナになったことは色々と悩ましい。5マナのターンってのは、この環境では運命を分ける2つ目の岐路なのだから(1つ目は3マナな気もするが、ひょっとしたら2マナかもしれん)。出来れば手札の調整ではなくて変異解除からの陣営の整備に使いたいターンであり、青を含むカラーリングでも「雪角の乗り手」に「グドゥルの嫌悪者」、「氷河の忍び寄り」と正体を明かしておきたいクリーチャーがいっぱいいる。一応このセットの加入によって変異の数が減ってはいるが、「霊感」や「苦々しい天啓」などの4マナ域のカードでも大体同じことは出来てしまうので、デッキインする決心はなかなか固まらない気がする。一応、墓地に2枚カードが増えるのでスゥルタイ系なら可能性もなくはないか? あとフレーバー的にはインスタントが重要なジェスカイってことになるけども、このカードはジェスカイが求めてるのかな。

 

Fascination 陶酔 (X)(U)(U) U

ソーサリー

次のうちから1つを選ぶ。

・各プレイヤーはカードをX枚引く。

・各プレイヤーは自分のライブラリを上からX枚墓地に置く。

 ようやく現れた、純正品のライブラリ破壊呪文。ただ、なんだか色々と極まっちゃったみたいで仕様はかなりのポンコツである。上のモードだと1マナ重い「繁栄(6ED)」。かつては某コンボで一躍有名になったカードではあるが、今の環境で相手にも引かせて何がしたいやら。これを使いたいデッキはちょっと思いつかない。となると、相手のライブラリを攻めつつ自分の墓地を肥やすことでスゥルタイ系のデッキが使う……のか? 同じ仕事をする諸々のカードに比べてもクソ重いぞ。そもそもこれしかない状態でライブラリ破壊とか夢のまた夢だぞ。俺、賢いから知ってるんだ。そもそもコレ使うと多分自分が先にライブラリアウトで死ぬわ。よし、「テイガムの策謀」で妥協するんだ。

 

Frost Walker 霜歩き (1)(U) U

クリーチャー・エレメンタル

4/1

〜が呪文や能力の対象になったとき、〜を生け贄に捧げる。

 青らしからぬピーキーな性能が不穏な1枚。なんと環境では唯一、わずか2マナでティムールボーナスを達成出来る脅威の新人。これさえあればザ・中途半端だった「砂平原のマストドン」も3ターン目に4/3で登場出来るようになるぞ。まぁ、そこまで頑張らずともいいが、3ターン目に4点殴られるかもしれない恐怖は充分な脅威である。先手が2ターン目にこれを出し、後手が出遅れればそれだけで2マナ火力として充分だし、続くターンにお家芸である「凶暴な殴打」に繋げられるとファビュラスマックス。マジで死ねる。いや、先にこいつが死ぬんだけども。惜しい。でもまぁ、ほぼ確実に相打ち取れるだけでも2マナなら充分でしょ。他に替えが効かないカードなので、構築でも暴れる可能性はありまっせ。

 

Jeskai Infiltrator ジェスカイの浸透者 (2)(U) R

クリーチャー・人間、モンク

2/3

〜はあなたが他のクリーチャーをコントロールしていない限りブロックされない。

〜がプレイヤーに戦闘ダメージを与えたとき、これとあなたのライブラリのトップを裏向きの山に追放し、それを切り直してから予示する。

 予示を絡めたヘンテコギミックが楽しげなレア。単体で登場すれば、変異に一方的に勝てる2/3というステータスに、3マナパワー2アンブロッカブルというかっちりまとまったボディを持つ。更に、アンブロッカブルを利用して本体にダメージをたたき込むと、スーパー浸透者タイム。ライブラリトップのなんだか分からないカードと混じり合い、「さぁ、どっちが本体か分かるかな?」と予示に紛れるのである。さながらそれは忍びの技。分身の術で相手を惑わすジェスカイの申し子だ! ……いや、でもさ、それって単に2/2が2体になるだけだよ。弱くはないけど、別に強くもないよね。相手としてはアンブロッカブルがいなくなるだけ対処しやすいよね。しかも、どうせ裏向きで殴ったら死ぬから、多分次のターン殴らないよね。もし殴るとしたらもう片方の予示の方だけだよね。「そっちやんけ!」ってなるよね。そのうち別なクリーチャーも出てくるだろうから、アンブロッカブルじゃなくなるよね。……うん、レジャー向けの1枚かな。あ、でも次のターンに変異で止められても2/3だから予示解除すりゃ死なないのか。地味だけど4〜5ターン目の攻防ならアリっちゃありなのか?

 

Jeskai Runemark ジェスカイの呪印 (2)(U) C

エンチャント・オーラ

エンチャント(クリーチャー)

エンチャントされたクリーチャーは+2/+2の修正を受ける。

エンチャントされたクリーチャーは、あなたが赤か白のパーマネントをコントロールしている限り飛行を持つ。

 呪印サイクルの青は飛行を得る。白か赤のクリーチャーに付ければ確定で飛ぶわけなので、ジェスカイビートならば2ターン目「谷を駆ける者」や「ジェスカイの学徒」、「道の探求者」にこれを繋げるだけで手軽にゲームエンド。いや、マジで谷駆け呪印は理不尽に強い気がする。呪印サイクルのなかでは文句無しのトップだろう。今後の環境では、多少「帰化」「消去」のタイミングを早めておく方がいいかもしれない。これで充分強いってことは、「幽体の飛行(ISD)」ってどんだけやばかったんだ。

 

Jeskai Sage ジェスカイの賢者 (1)(U) C

クリーチャー・人間、モンク

1/1 果敢

〜が死亡した時、カードを1枚引く。

 手軽な果敢。ドロー効果は「検分するスプライト(RAV)」と同じで、回避能力ではなく果敢というこの世界らしいチューニングが施されている。「ジェスカイの長老」なんかで分かっていることだが、いくら果敢があるとはいっても、初期ステータスが大して高くないクリーチャーはそこまで積極的に殴れるもんじゃない。殴る場合には「相打ちでいいや」というくらいの諦めが必要。せっかく出した「長老」は相打ちだとしかめ面だが、このクリーチャーなら変異1体と相打ち出来るなら上々。いっそ積極的に「凶暴な殴打」で心中を図る選択肢まである。ただ、果敢のためにスペルを構える必要性を考えると、2ターン目これ、3ターン目変異というムーブは取りにくいのが気になる部分か。3ターン目に殴れる先手ならば悪くないし、相手が「跳躍の達人」「高地の獲物」あたりでごまかしてくる場合には使いやすいのだが。

 

Lotus Path Djinn 蓮道のジン (3)(U) C

クリーチャー・ジン、モンク

2/3 飛行 果敢

 白には「蓮眼/Lotus-Eye」の名を冠するクリーチャーもいたが、こちらは蓮の道である。Magic業界はどんだけ蓮が好きなんだと思うが、一応御本人に理由を聞くと、「蓮は肉体と精神が交わる場所にその根を下ろす」のだそうで。ふーん、知らんがな。そんなロータス・ジンであるが、まぁ、普通のコモンフライヤー。単に「ジェスカイの風物見」が1マナ重くなってタフネスが2増えたクリーチャーだが、同マナ域の「湯熱の精」に負けないだけのステータスを備えており、「石弾の弾幕」による巻き添え被害が回避出来るようになったので、1マナ重くするだけの価値は充分にある。カウンターを乗せたり、オーラを張ったり、様々なサポートの基盤としても重宝するだろう。今回のセットで全ての色に4/4アンコモンドラゴンが加わったのは懸念材料ではあるが、「果敢な一撃」1枚抱えておけばドラゴンとも相打ち出来るので、空の防衛線としても重宝する。

 

Marang River Prowler マラング川のうろつくもの (2)(U) U

クリーチャー・人間、ならず者

2/1

〜はブロック出来ず、ブロックされない。

あなたが黒か緑のパーマネントをコントロールしている限り、あなたは〜をあなたの墓地から唱えても良い。

 「氏族カラーボーナス」サイクルのスゥルタイ版は、ブロック出来ず、ブロックされない2/1。この元型は「墨深みの浸透者(SHM)」というアンコモンのマーフォークである。2マナパワー2のアンブロッカブルって超強いやないか、とカードが出た当時は思ったのだが、意外にリミテッドでもそこまで大回転はしなかった不思議なカード。まぁ、「傷跡(SHM)」とかタフ1を除去るカードは多かったし、当時はまだまだリミテッドで青黒は殴る色じゃなかったしなぁ。最近は青も黒もリミテッドレベルで充分殴り値が上がってきており、現在青のアタッカーといえば「ジェスカイの風物見」と「隠道の神秘家」の2巨頭である。このクリーチャーは、同じ3マナで似たようなアタック効率をはじき出すことが可能なので、充分過ぎるくらいに有用。かてて加えて氏族ボーナスはなんとデメリット無しの墓地から再召喚。個人的に「消耗する負傷」は「隠道の神秘家」対策に取っとかなきゃいけないと思ってる勢なので、いくら除去っても帰ってくる「神秘家」もどきはマジ勘弁。これさえ守りきれば勝てちゃう試合も多そうだ。うっかり探査で消し飛ばさないように注意な。

 

Mindscour Dragon 精神掃きのドラゴン (4)(U)(U) U

クリーチャー・ドラゴン

4/4 飛行

〜が対戦相手に戦闘ダメージを与えるたび、対象のプレイヤーは、自分のライブラリを上から4枚墓地に置く。

 6マナドラゴンサイクルの青は、青らしく常に明後日を見つめる。殴っておいて、更に攻めるのはライブラリだ。貴重なライブラリアタックカードなので個人的には応援したいところだが、どう考えても相手のライブラリよりもライフの方が先に無くなるのは確定しているので残念無念。こいつ独自の特徴、というか本来の用途は、相手にダメージを与えながら自分のライブラリを削ることである。アタックついでに墓地を肥やし、スゥルタイ戦力の充実を図るのだ。ただまぁ、6マナドラゴンが殴っている時点でゲームは終盤なわけで、そこから更に探査用の燃料を積み込んで間に合うのか、というのはラージサイズの疑問。まぁ、「死の投下」の安定運用と考えればギリ……。

 

Mistfire Adept 霧炎の達人 (3)(U) U

クリーチャー・人間、モンク

3/3 果敢

あなたがクリーチャーでない呪文を唱えるたび、対象のクリーチャーはターン終了時まで飛行を得る。

 ジェスカイ坊主らしい骨太な戦力。突っ立っているだけだと単なる丘巨人だが、スペルのサポートがあれば一気に4/4フライヤー。「果敢な一撃」で5点見舞えるようになるし、今回は赤に二段攻撃を手軽につけられるコモンスペルまで登場している。オーラが強化されたのも果敢持ちには追い風だろう。また、こいつは中盤に自分が殴れないような状態になっても、他のクリーチャーを飛行で支援する業務が行える。「長毛ロクソドン」あたりにアタックを任せてもいいし、決めるターンにまとめて2,3体を飛び上がらせてのフィニッシュも計画出来るだろう。「霧炎」という名前が付いたカードは軒並み優秀やな。

 

Monastery Siege 僧院の包囲 (2)(U) R

エンチャント

〜が戦場に出るに際し、カンか龍かを選ぶ。

・カン - あなたのドローステップの開始時に、追加でカードを1枚引く。その後、手札を1枚捨てる。

・龍 - あなたの対戦相手の唱える、あなたか、あなたのコントロールするパーマネントを対象とする呪文は、そのコストが(2)多くなる。

 「包囲」サイクルのジェスカイは、非常に限定的な仕上がり。おかげでマナコストは他に比べて軽いのだが、うーむ。まずカンを選ぶと、毎ターン追加でルーター1回。そりゃ強かろうが、現在は能動的にルーターをガシガシ起動する「ジェスカイの隆盛」が花盛りなわけで、同じコストで毎ターン1回を積み重ねるのは、氏族の相性的にどうなのか。後者の龍を選ぶと、自軍クリーチャーに「霜のタイタン(M12)」に似たバリアを張り巡らせる。これで相手側の行動を大きく遅らせることが可能になるが、当然「相手がこちらを対象とした呪文を打ってくる」ことが条件となる。こっちの動きなんか気にしないクソビート相手だとなんじゃそら。かなり自分と相手を選ぶカードである。どっちかっていうと、この「蓄積して意味のある」効果ならばジェスカイっていうよりもスゥルタイ戦術の方が噛み合っているかもしれない。何せカンの効果は「スゥルタイの隆盛」の廉価版になってるわけで、墓地を肥やしながらこつこつ質的アドバンテージを得ていくカードと考えれば割と優秀。速攻デッキで龍を宣言して蓋をするか、コントロール系でカンを選んでじっくり行くか。どっちにしても、まずこれより優先して入れるカードはありそうな気がするけどな。

 


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 「何故そこで愛?!」 第10話。やっぱりこのアニメすげぇわ。どこまでふざけてるのかさっぱり分からないのに笑えるんだもの。いや、笑っちゃ駄目なお話だけどね。シリアスパートではがっちり盛り上げておいて、そのシリアスの中に紛れ込ませたナンセンスで笑わせる。これがシリアスな笑いってやつかー。緒川流忍術、ギアより強いんじゃないかな……。

 神獣鏡(シェンショウジン)をギアとしてまとった未来。彼女が出撃してきた背後には当然ウェルがいるわけだが、どうやら「未来の強すぎた思い」が悪い方に利用されてしまったらしい。元々未来たち学園の生徒はそれなりにギアと親和する可能性があったらしいが(そんな設定があったのかどうかはよく分からんが)、それだけでは流石にギアはまとえない。ウェルの開発した謎システムにより、未来の気持ちが無理矢理増幅された結果、急ごしらえの奏者が産みだされたとのこと。未来の気持ちというのはあくまで「響が救われる世界を望む」だけであるから、それがあのような強大な武力になってしまったのは、およそウェルの口八丁というところだろう。「未来が強くなって戦う」→「ウェルの野望が果たされてフロンティアがひらく」→「なんやかんやで世界に平和が訪れる」→「響が戦わなくて良くなる」という論法である。明らかにワンステップ大きすぎる隔たりがある気がするが、その辺を上手く丸め込んだんだろう。ギアの影響力のせいか未来は半分洗脳状態みたいになっていたし、既にまともな判断力を持っていなかったのだと思われる。響との対話も、どこか噛み合っていない様子が寂しかった。

 未来の神獣鏡は、数ある聖遺物の中でもどうやら強力なものであるらしい。特に「聖遺物の影響力を無効化する」というとんでもない固有スキルを持っており、このせいでクリスちゃんの防壁も破られ、調を含む全員がまとめて大ピンチに。翼さんの機転で何とか一命を取り留めたが、聖遺物パワー云々以前に戦艦の外装が吹き飛んでいたんだから、多分物理ダメージだって相当なもんだったろうよ。しかし、天羽々斬って便利だよな……あのサイズのブレードを大量に出せる時点でチート武器くさい。まぁ、ギアなんてどれも似たようなもんかもしれないけど……以前のバイクでタンクスパーのときもそうだったけど、翼さんのギアの使い方はいちいちおかしいのである。「大量の剣を盾として使うけどチョコみたいにガンガン溶けるせいで回避が間に合わない」って、どんな図やねん。

 ギアの使い方で言うなら、今回マリア同様に間違った方向に吹っ切れることにした切歌ちゃんのイガリマもなかなか面白い。これまでは単なる「色んなリーチの鎌」だったが、今回やぶれかぶれで放った必殺技は、巨大なギロチンとなって相手をぶった切るという豪快極まりないものだった。あれが決まってたら翼さんがグロ画像になっていたかと思うと、切歌ちゃんもなかなか恐ろしい子である。前回がシュルシャガナの見せ場だったと考えると、まだ今ひとつ活躍が物足りないイガリマ。クライマックスに向けてフィーネさんが取り憑いた切歌ちゃんも渦中に巻き込まれるのは確実であろうから、今後もう1段階上のイガリマの活躍に期待したいところである。

 そして、新規ギアとして開発された神獣鏡の恐るべきパワー。集中照射モードでは問答無用のレーザーキャノン(相手能力無効化)を放ち、細かく動いても散弾のようにビームをまき散らすことが出来る多段ファンネルを展開する。あくまで「鏡」としてのモチーフを維持しながらも多彩に動く神獣鏡ギアのギミックは、まさに「シンフォギア」のバトルの真骨頂である。相手取る響も防戦一方だが、あれだけ動けるなら大したもん。ガングニールもユニゾンレベルが高い状態なので、ひょっとしたら機動性能もマックスになっているのかもしれない。そして、既にタイムリミットが近い融合状態ながらも、目の前に一度は殺してしまったと思っていた親友未来がいるのである。響の単細胞が爆発しないわけがない。友情パワーを振りかざした脳筋キャラというのは見ていて非常に気持ちが良い。暴れ回る未来を強引に押さえて、「絶対に離さない」というガングニールのテーマ(「撃槍・ガングニール」の冒頭)を歌い上げ、ものの見事に増幅された神獣鏡レーザーに2人してダイブしたのである。まぁ、これで未来の神獣鏡は破壊・解体されたと思うが……当然気になるのはガングニールの方だよねぇ。都合良く聖遺物だけを無効化出来る能力なのだとしたら、絶望的だった響の融合状態すらキャンセル出来るかもしれないわけで。ただ、神獣鏡レーザーは物理ダメージも凄いわけで……来週、響がどうなっているのか気になるところである。

 そして、なんと言っても気になるといえば……クリスちゃんだよなぁ。今回も賑々しく歌いながら派手なミサイルPartyを披露していたクリスちゃん。あまりに便利すぎる悪魔のアイテム・ソロモンの杖をウェルが好き放題にしているのを観て、先週あたりから繰り返していた通りに何度も何度も自分を責め続けている。確かに彼女は過去に罪を犯しているが、その償いのために現在のポジションで働いているのではなかったか。彼女が最後に取った謎の行動の真意とは一体??! 本当に、毎回毎回引きが上手すぎるアニメ。繰り返すが、クリスちゃんを不幸にしたらゆるさねぇ。

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 腐川さんよだれ口臭可愛い、第10話。事ここに及んで腐川さんはまだ可愛いのだ。ジェノサイダーもいいけど、やっぱり腐川さんの方が上かなー。なんの話ダー。

 既に10話ってことで、残すところあと4話。これで5章6章をまるまるやることになるのだろうが、筋を追うので手一杯だから多分最終回のカタルシスとか無いんだろうなぁ、と今から諦めムード。しかし、今週分の5章前半は凄かったよね。超展開なのはアニメではいつも通りだけど、この5章の凄いところは、アニメだけじゃなく、原作でも超展開だったところだ。今週明かされた様々な事実について、ぽかーんとしたのはアニメ組だけではない。原作プレイ時も、丁寧に筋を追っていたはずのプレイヤーたちの大半は「は? 何言ってんだお前ら」が乱舞したはずだ。もう5章からは「推理もの」というくくりから外れる展開になるし、正直ルールもクソもなくなるので、それまで頑なに守ってきた様々なルールがぶっ壊されていく中、プレイヤーはただチャートを追いながら見守るしかなかった。戦刃むくろ? 夜に苗木の部屋に来た奴は何がしたいの? モノクマ止まるの? 全国中継? 何がなんだか!! まぁ、5章は特にシナリオ上の破綻も多いしね……あとは勢いで見守るだけだ。

 というわけで、今週分の超展開は「非常に原作再現度が高い」ということが出来る。次から次に訳の分からないことが起こり、どこまでが本当でどこまでが嘘なのか、何を信じてシナリオを追えばいいのかが分からない展開。まぁ、これも含めてのダンガンロンパだと思えば、この5章こそが真髄なのかもしれません。きちんと死体もあって推理劇が展開される部分はある意味サービスみたいなもんだよね。これ、アニメ組に対してはいっそ霧切さんの登場を来週まで持ち越した方がもやもやして面白かったと思うんだけどね。彼女が登場した時点で「ひょっとして?」という疑念じゃなくて「どないやねん」にしかならないからね。いや、それが正しいんだけどさ。

 とにかくひたすら筋を追っていくだけのアニメなのだから、毎回アニメ独自の楽しさは探しているわけだが、今回は腐川さんのどアップアヘ顔だけでもペイするな。……うん? 流石にやるせないか? じゃぁ、モノクマの鮭サンドバッグとか。ホント、不満をぶちまける原作派に対抗するには「でも、アニメはモノクマが動くんだよ!」とアピールするくらいしか方策がないのが困りものだが、やっぱり動くモノクマは可愛いよね。まぁ、今週とかホントにそれくらいしか言うこと無いけど。

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 手に汗握るとはまさにこのこと、第22話。総力戦となるガチバトルは久しぶりなので、今回はまるまるバトルですわ。やっぱり盛り上がる。

 いよいよ開始された、地球の命運を賭けたラストバトル。作戦概要は前回説明された通りなので、今回はとにかく全力をもって進軍、撃滅である。戦闘になっちゃった理由が「たまたま敵の出撃と被っちゃったから」っていうのが何とも間抜けだが(だったら何でドーベルマンが偵察に行ったときにルティエルさんがあんなとこで張ってたんだよ、って話だが)、地球側は全ての国、全ての勢力を合わせた連合軍、ウルガル側は、とりあえずそこにいたっていう理由でルティエル軍とドルガナ軍の2大勢力とのバトルになる。まぁ、残念ながらイズルは予定通りにお留守番ですけどね。それにしても……オペレーションスタッフたちのあのまったりした空気はなんなんだろうね。どう考えても今回のおにぎりのくだりは必要無かったような……まぁ、ああして緊張感のあるシーンでも確実に抜いてくるのがマジェプリらしさなんだろうけども。そうかぁ、リンリンはカロリーが気になるか……スタイルあんなにいいのにねぇ。どっちかっていうと酒浸りのおやっさんの方がそういうことを気にした方が良いきもするのだが、現場で働いてる人間はそういう心配無いのかな。彼女はおにぎりにすら酒要素を求めているのだから大したものである。

 さて、戦局の方であるが、最前線で戦える機体はブルーワン・ローズスリー・ブラックシックスの3体。当初の作戦ではこの3機のうちどれか1つでもいいからゲートに到達することが勝利条件だった。敵の数はやたら多いが、「陣形が乱れている」ということでこれまでほどの圧力は無く、3機+連合艦隊の援護射撃で何とか地球側も進軍出来る状態。戦場が賑やかなのでアンジュさんもやたらめったらテンションが上がっているが、先週注意していた言葉遣いについては早速忘れている模様(それとも、気を遣ってあのレベルなのだろうか)。元々機動力に優れている期待はローズスリーなので、アサギは最初タマキにいかせようとしていたのであるが、タマキの視界に入ってきたのはあの特徴的なルティエル機。流石のタマキでも「パトリックの仇」ということだけは覚えていたらしく、作戦そっちのけでそちらへ突撃を開始した。普通はこういう場面で私情に流されて作戦無視ってのはこれ以上無いくらいの負けフラグなのだが、これまで多くの死亡フラグに打ち勝ってきたタマキの場合は、これすらも死には結びつかない。あと一歩というところまで追い詰められるも、スルガ+ゴディニオン砲台の援護がギリギリ間に合って何とか命を長らえた。脅威の巨乳対決は1対1ではドローという結果に。サイズだけならタマキだけどお色気ではどう考えてもルティエルさんやな。

 その後、結局手が空いたブルーワンが進攻の任務を請け負うが、援護要請を受けたルティエルが韋駄天の速さでディフェンスに戻ったおかげで、ここで再び、ウルガル幹部クラスとは3対1の構図になる。今回最大の見せ場はこのブルーワンとルティエルの対決シーンだろう。圧倒的強さでパトリックを打倒し、直前にはローズスリーすら一撃で落とそうとしていたルティエル機。戦力的に一番ぼんやりしていたブルーワンが一時とはいえ1対1の構図になってしまい、「うわぁ! アサギ死ぬぅ!」と思ったものだが、ルティエルの余裕の一撃をすんでのところで回避した。普段使っている刀での受け流しではなく、腕部から何かコイル状のエネルギーが出て相手の攻撃を受け流したように見えたが、アサギもひょっとしたらハーモニックレベルが極限まで上がっているのだろうか。見事にルティエルの虚を突くことに成功したアサギは、そのまま残った2人に敵機をパス。ここでアンジュの機転がさえ、なんとローズスリーから出ている実体ケーブルを利用してルティエル機をふんじばるという荒技に。相変わらず宇宙の戦闘とは思えない突飛な戦法で見せてくれる連中である。そのまま、パワー一番のローズスリーに拘束され、身動きが取れなくなったところにスルガからのゴディニオン砲撃が直撃。哀れルティエルさんは宇宙の藻屑と消えた。最後の最後まで美しさに拘る姿勢はなかなか立派な変態さんであった。

 強大な敵を撃破し、「どこで死亡イベントが来るんだ!?」と冷や冷やさせながらも、なんとアサギがあっさりミッションコンプリート。拍子抜けなんてものじゃないが、まぁ、元々は敵のいない隙を縫ってアンカーをさしにいくつもりだったのだから、ここまでのミッションが割とすんなり行くのも予定通りといえばそうかもしれない。見事な巨大レーザーでゲートが破壊……されませんよねぇ。そうですよねぇ。まだ22話ですもんねぇ……。さぁ、アマネさんの作戦が根本から狂ってしまった。頼りにしていたレーザーはゲートには効かない。実体弾で攻めろって言われたって、ここまで来るだけで大変だったのに、更に物量も押し込めなんて無理な話。となれば、当然誰かが直接撃つなり斬るなりしにいかにゃならん。そして、一番近くにいるのは最前線で戦っていた3人だ……さて、一体誰が命を賭して突っ込む役回りになるやら……。

 ちなみに、今週のジアートさんは「ボクの好きなあの子がいないから戦闘パス」とサボり宣言。イケメンキャラだから許されてるが、やってることは家事手伝いを嫌がってるもこっちと同じレベルである。地球側は最後の手段としてイズルの投入があり得るが、イズルを出すと相手側からジアートも出てくるという……ままならぬ。

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 何を言ってるだ、夏が終わるわけないだろ、第9話。だって、そんな、まだ、俺は、何も……あぁ、涼しくなってきた……

 その一週間、どれだけ生産的に生きてきたかをチェックするバロメーターとして最適なのがこの作品! いやぁ、今週はホントに胃がキリキリした。自分が本当に何もしないまま一週間を過ごしたからなぁ……いいんだ。言い訳したんだ。「今週一週間は本当に怠惰に過ごして来週から本気出す」って決めたんだ。だからいいんだ。もこっちとは、違う、ん、です………………。

 アニメだから! これ、楽しく観て心の平安を得るための道具であるアニメだから! 別に辛くないから! いやぁ、もこっちは残念だったね! 優ちゃんとの予定がキャンセルになっちゃってね! 優ちゃんは本当にええ子だというのがよく分かるねぇ。高校デビューで必死に回りに合わせているから大変、っていう設定らしいけど、とてもじゃないけどそうは見えないくらいに板についているじゃないか。可愛い制服着てケーキショップの店員なんて、女の子の憧れの1つじゃないか。素晴らしい適応力だよなぁ。まぁ、行ったこともないし、そんな知り合いもいないから全部憶測だけども。多分、叔父さんも優ちゃんがあんな風に可愛くなったからバイトをお願いしたんだろうしなぁ。これがもこっちだった場合は……以下オチ参照ね。

 Aパートのオチは今回素直に笑えるものだった。相変わらず間違った方向なら何故か引っ込み思案が消えてしまう謎のもこっちモチベーションにより、突如降って湧いた「ケーキ関係のアルバイト」。普通の引きこもりは、まずアルバイトという時点でハードルが高い。実際私は人生初バイトをするために電話をかけるまでに、一週間くらいは受話器を取ったり置いたりで悩んだりしたものである。多分、今新しくバイトを始めようと思っても同じことをするだろう。しかし、もこっちは(母親経由とはいえ)やろうと思ったらすぐ行動。しかも本人の希望は接客業だ。妄想シアターの中とはいえ、ちゃんとお客の相手をする自分がイメージ出来てるだけでも立派だ。ちなみに、妄想シアターの本当に酷い諸々については、もこっちのイマジネーションの限界なのか、それとも単なる駄目人間の拭い消えない臭気の表れか。妄想してる時のもこっちの息づかいのキモさは特筆ものである。中の人がよくこういう声出してるよね。

 まぁ、ケーキ関係のバイトっつっても色々あるわけでね……ちゃんと行く前に確認すりゃ良かったのに……いや、逆に考えると、コミュ障だったらライン作業の方が人と接する必要が無いから楽なんじゃないか? まぁ、実際そんなこと言ったら工場勤務の人にどつかれると思うけど。どれだけ人と接するのが嫌な人間でも精神が危うくなるのがライン業務だっていう噂もあるしな……でも、あのもこっちの仕事はどう考えても楽な気がするのだが……1日でやめていくらぐらいの稼ぎになったのかなぁ。

 傷心のもこっちが家に引きこもった後に訪れるBパート。今回はついに実の母親が敵キャラとして登場。この作品の良いところは、もこっちの回りの人間の言っていることは100%正論であるという部分。うん、単に出来の悪い娘だね。しかし、弟君は弁当まで自分で作るのか。よっぽど姉を反面教師として成長したんだろうなぁ。そりゃ比べられるのも辛かろう。中の人的には、出来の良い妹と比べられる兄貴をやってた分、その辛さも分かる気もするのだけどね。わずか1回の家事手伝いでキレるもこっちに対しての、おふくろさんの「私は毎日それをやってるんだ!」という台詞は本当に重みがあります。専業主婦って、大変なんだよね……いつの日だって母親への感謝は忘れないようにしています(感謝しながらすねをかじります)。

 その後、物置(?)での謎博覧会などを経由し、もこっちの一人飯のシーンで物語は終わる。直前の自宅台所のシーンでは3人分の食事が並んでいたように見えるのだが、もこっちは晩飯くった後に更にカップ麺とおにぎりを買ってきたのだろうか。ろくすっぽ動いてもいないのにそんなに食べたら……でももこっちは明らかにガリ体質だな。羨ましい。猫に懐かれるのも羨ましい。なんだ、もこっち、意外と幸せじゃないか! 猫さえいれば大体の世界は幸せだよ!(錯乱)

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