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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
ようやくお出ましの三男坊、第5話。実質主人公のはずなのにここまで引っ張られただけあって、なんだか随分情緒溢れるお話になっていましたね。あれ、でも「異世界から来たヒーローが人々を助ける話」と考えると、コトがヒーローで明恵はヒロインなのかな……。 ここまで確認してきた三人議会の面々は、鞍馬が「変化を求める」ために外との接触を画策しており、母との思い出を守りたい八瀬が「変化を拒んでいる」ために外との接触を否定していることが明らかになった。もちろん、八瀬は「変わること」が「失うこと」に直結していると考えているせいで変化を拒絶するのであって、最愛の母との再会が叶うのであれば、外との接続もやぶさかではないだろう。「両親に会いたい」という願いは、3兄弟に共通のものであるはずだ。 しかし、そんな中でもなかなか複雑な感情を持っているのが、今回登場した三男の明恵である。一人「人間の」子供である明恵は、今回その悲壮な出自が明らかになり、「両親」という言葉についてもなんだか複雑な事情があるようだ。現状で分かっていることは、彼は当然、古都と稲荷の本当の子供ではない(まぁ、絵から出てきた兎に子を成せるとは思えないし)。何らかの災害(人災?)に巻き込まれ、自宅の火災で両親を失ってしまった悲壮な少年を、稲荷が拾ってきたという。あの現場で割腹しようとしていたことを考えると、単なる事故などではなく悲劇的な背景事情があったのではないかと思われる。そして、そんな凄絶な現場からひょいと捨て犬でも拾ってくるかのように人間一人回収してきた稲荷が怖い。薬師丸に「兄」と「姉」が出来たのがこれより後であることは既に語られていたが、心に傷を負った彼がどのようにして「両親」との交流を行ったのかは定かではない。どれだけ優しい両親だったとしても、あんな事件の後では、ある程度時間を要する出来事だったのではなかろうか。 しかし、最終的には稲荷は息子に「明恵」の名を譲り、数珠と共にその力も譲り渡しているようである。外に出てしまった稲荷は「必ず帰ってくる」と約束し、その間、鏡都での「明恵」としての仕事をただ1人、人間である息子に任せたのだろう。受け取った息子の方は一体どのような気持ちだったのだろうか。その当時は少し寂しい程度のものだったかもしれないし、父親に委ねられたことを誇りにも思ったかもしれない。しかし、今となっては「帰らぬ父」に苛立ちと郷愁を覚えているのは間違いない。一度失い、奇妙な形で取り戻したはずの「両親」が、また失われているのではないかという不安は、彼を忠犬のごとき空しい日課へと駆り立てている。明恵としての責任を任されながら、何も出来ずにただ待つばかりの自分。コトに向かって「遊んでばかりいるな!」と怒鳴りながらも、気付けば自分も何もせずに日々遊んでいるばかりであることに気付いてしまう。「待つ」ことは自己満足であり、与えられた仕事ではないのだ。 悩ましい明恵。それを見て「悲しんでいるのは自分だけじゃない」と鼻で笑う兄と姉。そして、そんな明恵を気にしているのか、そうでもないのか、強引に外へと連れ出すコト。前回行われた「駅開き」のイベントは今週も続いていたが、どうやら「電車に乗る」というのが、何らかの「離脱」を意味するようである。捨てられた物品は電車に乗って一体どこへ行くのか。それは、兄弟たちが望む「外」であるのか。まぁ、阿吽の2人は「禁足地」とやらに行ってしまったみたいだけども。何とも凸凹な2人の旅路の果てに、ついに明恵は決心を固め、コトに「兎」が自分たちの母親・古都であったことを明かす。そして、その探索に協力することを告げると同時に、「見つかったときには、お前が俺を殺せ」と衝撃的な提案をするのである。 正直、現段階でこの明恵の提案の意味は分からず、推測するしかない。手がかりとなるのは、やはり今回出てきたハチ公のたとえだろうか。鞍馬はハチ公の物語を彼らしいニヒルな視点で捉えており、「待つことが目的だったのではなく、死ぬことが……」ということを臭わせている。つまり、ハチ公はもう、愛すべき主人の帰りが無いことを知っており、後を追うために、最も納得の行く形で自分の人生に幕を引いたと。そのハチ公に明恵を重ねてしまうと……いや、でも流石に稲荷も古都も「外」では生きているだろう。少なくともコトの「先生」は少し前までコトと対話しているのだし。だとするなら、「死んでしまった主人」のたとえは、「本当の薬師丸の両親」の方に向かうのか。一度は腹をさばいてしまった薬師丸。稲荷の気まぐれで命は助かったが、「始まりと終わり」を表す阿吽の話を引き合いに出し、その「出会い」へと収束し、命を絶つ所までを求めるというのか。 コトに食わせた石榴の実。現れて沈んだ二重螺旋。コトが落とした鏡のような装飾品。謎は減るどころか増える一方。うーむ、やはり一筋縄ではいかぬ作品。本当に退屈させないなぁ、と感心していたら……次回なんやねん。いや、僕は楽しみですけどね。うりょ子頑張れ。 PR めくるめく馬鹿の競演、第79話。この足りてない感じ、いかにも聖闘士星矢らしい攻防で手に汗握ったり、苦笑いが漏れたり。 個別ルートに突入した光牙達聖闘士チーム。個別ミッションを同時並行というと原作ではポセイドン編が一番分かりやすかったが(まぁ、何故かリュムナデス戦以外はバトルにタイムラグがあったが)、チームの人数が多いΩではすっかりお馴染みのもの。ただ、散り散りになって時間軸やそれぞれの対戦場所が分かりにくかったパラスベルダ市街戦に比べると、今回ははっきりと進路が示されているので分かりやすい。 今回のミッションは第1の道、アルフヘイムを行く光牙チーム。またの名を「アホの子の集まりと、その保護者瞬」。ルートの守護をするのは「ゴリラ顔に溢れる知性」でお馴染みアイガイオンさん。どう見ても武闘派面な上に武器の名前まで重爆雷斬刃なんて厳めしいので、普通に考えれば四天王の中では脳筋担当に見えるのだが、待機している私室は本棚で埋め尽くされており、心酔している様子の部下のスルトさんも「蒼き知将」などと崇めている。「その設定は活かされるのか?」と不安いっぱいだったが、確かに今回の悪戯半分みたいな戦闘は、単なる脳筋というよりも、多少なりとも戦いを上から観察して楽しむ知略はっぽく見えなくもない。 しかし、問題は対戦相手である光牙達が輪をかけてアホなことである。今回の敵、2級パラサイトのスルトさんは、「相手の攻撃を完全に反射する」「防御結界を解かずに内部からパワーを放出してアタック出来る」という特性を持ったミスティックストーンをパラスに授けられた。そりゃまぁ、いくら「パラス様からもらった」があんまり役に立ったためしがないとはいえ、それなりに強そうな触れ込みだ。力業しか持たない聖闘士達にとって、絶対防壁はいつの時代も厄介な相手である。「壁壊すミッション多すぎねぇかな」とか思ったりもするが、流石に光牙も壁に立ち向かうことには飽きてきたのか、途中で見事な閃きを見せる。「そうだ、破れないなら、無視して横通ればいいんじゃね?」と。光牙らしからぬグッドアイディア。ユナ曰く「でも、横から攻撃されたら……」。光牙答えて曰く「頑張ってかわせばいいんだ」。うーん、馬鹿っぽいけど、正論。 見事に「横を通る」作戦と「攻撃をかわす」ミッションを達成したかと思った3人だったが、なんと、「水晶のドーム」のクリスタルは単なる飾りではなく、スルトの攻撃を反射し、全方位攻撃を可能にするものだったのだ! 「ちくしょう、一撃目をかわしても、真後ろから二撃目を出されちゃ、避けることも出来ないぜ……」。……んん? いや、そこは避けろよ。反射したって直線攻撃には変わりないんだからさ。どう見てもドーム内の水晶なんて4〜5本しかないんだから、軌道が分かってりゃ避けられるだろ。なんでそこで諦めるんだよ。アホの子たちがアホの子過ぎるよ。 多分、この辺りのやりとりも瞬さんはこっそり物陰から見てたんじゃないかと思うんですよね。前回も「若者達の成長が云々」ってのはレジェンドが気にしてたところだから。しかし、流石にあまりに考えが至らない若手が心配になり、「全員で特攻しよう」というあたりで瞬さん登場。まずは基本的なことを教えてあげることに。「あのバリアはね、攻撃の小宇宙をそのまま返してるんだよ」。「なんだってー!!」。……いや、めっちゃ大声で「リフレクト」ゆーてますやん。どうやら光牙達は中学英語にも対応していない模様。蒼摩も下手したら「バーニングファイア」の意味を分からずに出している可能性すら。まぁ、とにかく、反射技だから攻撃は無駄。あとは相手の防御が消える瞬間、つまり攻撃時の隙を衝くという基本プランが浮上する。流石百戦錬磨の瞬さんである。 しかし、流石にパラス様謹製の武器はそのへんの少年漫画のお約束くらいは乗り越えた。「障壁は一方通行、外部からの干渉は一切受け付けないけど、内部から引き込む分には問題無い」(某インキュベーターさん談)とのことで、普通のアタックではどうやら突破出来ないことが判明する。若者を守るためにうっかり自分の防御を解いた瞬さんも傷を負ってしまい、光牙には「なんで俺たちを守ったんだ!」と責められる。「仕方ない、君たちの身体はもう限界だから」。いや、まだ初戦です。ここで限界だと、後々ヤバいです。 最終的に、「小宇宙をまとわず殴ればいいんじゃね?」というエポックメイキングな解法に行き着いた瞬さん。「逆にパワーを消して」というのも少年漫画ではお馴染みの戦法だが、実は聖闘士星矢の世界ではまだ無かった展開かもしれない。回りのサポートを受けた光牙が小宇宙0の状態で突撃し、見事に「単なる腹パン」でミスティックストーンを破壊。最後はレジェンドの見せ場、大技ネビュラストームを惜しげもなく披露し、見事に第1パーティーの勝利である。うーん、この「戦いに知略を用いてるはずなのにすげぇ馬鹿っぽい」感じ。たまりませんね。鳴り物入りで登場したスルトさんですが、やっぱり武器に踊らされるだけで大した人材ではなかったため、決着だけをみると3級以上に情けない最期であった。まぁ、レジェンドが出てきたおかげで軒並みパワーインフレは起こしてるから仕方ないのかな。そういえば、今回スルトさん(とアイガイオンさん)がしつこく「人間というものの可能性は云々」と嘯いていたが、パラサイト兵って人間じゃないんだろうか。今まで気にしたことなかったけど、異世界から来たエイリアンみたいなものなの? てっきり、単なる「パラス信者の人間達のパワーアップ版」だと思っていたのだが……もし人間じゃない連中による組織なのだとしたら、確実に人間だったはずのパラドクスさんとかが所属していた事実はどうなるんでしょうね。あと、エデン(まぁ、神の子wですけど)。 そして、次回は新たに「人間あがりのパラサイト」枠に1人追加。なんとなんと、次元の狭間に永遠に取り残されたはずの時貞さんが見事な復活。これでパラドクスさんに続き、黄金崩れの2人目が敵側として登場である。どんだけクズの集まりだったんだろう、マルス黄金衆よ。まぁ、流石にシラーさんは帰ってこないと思うので、この時貞でゲスト枠は打ち止め……だと思いたいけども。次回、マッチメイクは氷河VS時貞の、水瓶座因縁対決。完全に呪いの防具となった水瓶座聖衣がちゃんと氷河のところに帰ってきてくれるかが焦点となるだろうか。水瓶座という部分でもちゃんと因縁はあるのだが、次回サブタイトルを見て「そういえば時を止めるってのも関係が深いな」ということに気付いてちょっと感心した。時貞は元々時間を止める能力、時間拳を操る。その時貞がパラサイトになるのはある意味確定事項だったのかもしれない。そして、アクエリアスのカミュから氷河が受け継いだ凍気の技もまた、実は時間を止める技である。何しろ、「原子の運動を止めてしまうこと」により絶対零度を産みだす流派なのだから。なんとまぁ、そこまで考えてマッチメイクを用意していたのか。なかなか粋な計らい。次回、2週間後が楽しみですな! 11月8日 ドラフト模様(THS×3) ピック順 【Thraxi】→【Mei】→【Serra】→【Alessi】→【Metallica】→
今環境初の5人戦。やっぱり5人だと回り方ひと味違う。具体的に言うと、基本的に全員が色を絞る上に、まだ色を渡るようなスキルが無いので、固執しちゃうと共倒れ、棲み分けられたらイージーゲームが待っている。パック数が多ければもう少しリカバリーしやすくなるとは思うのだが、この数だとやきもきするしかない。でもまぁ、みんな別に不自由に引いてたって感じでもないんだけどね。コモンの使い方で勝負が分かれる環境なので、そのあたりの渡り方が勝負やな。
ヨーコ、カミナときて、ヴィラル(の中の人)も正式参戦、第6話。どこでロージェノムが出てくるかが最大の見どころ。いや、出てこねぇと思うけど。 四天王の1人、猿投山渦が参戦。これまでも四天王はほぼ出ずっぱりだったわけだが、直接流子に手を出してきたのは初めてのこと。そもそもシナリオの要請を考えると、3話の時点で大ボスである鬼龍院とガチバトルしてるわけで、雑魚敵である各部の部長も必要無ければ、四天王だっていらないんじゃないか、という印象があった。流子は最初からチート級の強キャラとして描かれていたわけで、それが四天王に負けてしまっては、皐月とやり合った事実とのバランスが取れないのだ。 そんな状況で何が起こるかというと、なんと逆転の発想、四天王の敗北からの成長・逆転という、主人公がぐるっと入れ替わった状態でのバトル構成である。なるほど、確かにピンチの時に目を潰すのは圧倒的勝ちフラグ。流石の流子もここまでやられたら一時は負けを認めるしかないだろう。ちゃんと皐月も猿投山のことを認める発言をしており、肩を並べるとまではいかずとも、現状では皐月に継ぐ「副将」クラスの実力になったと見ていいのだろう。流石の檜山ボイスである。まぁ、やってることは単なる面胴小手なんだけどさ。「剣道部部長」もテニス部やボクシング部と一緒で、普通に考えたら雑魚の一部だよなぁ。 ちなみに今回の流子の敗因は割とはっきりしている。「試合中にマコが来てくれなかったこと」である。マコが異次元の横槍を入れに来なかったのって、今回が初なんじゃなかろうか。「どうして出てくれないんだろう」と思って見ていたのだが、負けイベントじゃしょうがない。「マコのキチガイトーク」はヒーローにおける必殺技シークエンスみたいなもので、あれが出ると確実に流子が勝っちゃうからね。今回は満艦飾家の人たちも大人しくしており、見られたおかしなシーンといえば「狸寝入りのくせに鼻提灯は自在に出し入れ出来る」という恐ろしい能力だけだった。ひょっとして、マコって普段の教室でもああやって起きてるんじゃなかろうか。 その他、鬼龍院皐月の更に上の存在、母親の存在なども提示され、学園での戦争が序章でしかないこともきちんと臭わせている。何しろCV朴璐美である。なんか、すげぇ展開になりそう。まぁ、すげぇといえば次回なんですけどね。まさかまた満艦飾家メインの話なのか。嫌な予感しかしねぇ。 悔しいが笑ってしまった、第6話。やりたい放題やな。 基本的に、この作品はそこまで楽しんで観ているわけではないんですよ。メインシナリオが典型的なラノベ設定だし、取り立てるべきオリジナリティも見えない。京アニクオリティなので見ていて楽しいことは楽しいのだが、結局「氷菓」と同じ程度の印象になってしまうのは仕方ない。「虚ろな影」との対決がそこまで真に迫ってなかったのが勿体なかったんだ。まだ秋人にしても未来ちゃんにしても、あそこで命を張るほどのバックグラウンドが見えてなかったしなー。 で、そんな作品だから最近わりと適当に見てたんだけど、なんやねん今回。いや、露骨なネタ回だというのは分かるよ。京アニさんも分かってるからね、シリアスばっかりで引っ張っても萌え萌え言ってるお客さんがついてこないから、こうして露骨な釣り針を用意してるわけだ。ここで華麗に「そんな餌に」と言えればいいのだがやっぱりクマー。いや、笑うって。あれは笑うって。馬鹿だねぇ。これ、この世界は「妖夢を倒すよ!」というだけの世界なんだから、もう、妖夢の設定を好き勝手にいじれば何でも出来るじゃねぇか。「あの妖夢は、ムキムキの男性が水泳で全力を出している姿に興奮するんです!」っていう設定なら今度は秋人たちが泳ぎ出すんだろ、どうせ。しかも今回の妖夢のデザインが露骨に「お前ら」だしなぁ。単にアイドルに食いついてるだけの変態さんだしなぁ。臭いしなぁ。まぁ、臭くしたのは執拗なまでにひたすらシャワーシーンを描くためだろうけど。結局匂いとれてねぇし。これ、次週に続いたらびびるな。まぁ、とにかく何が言いたかったかっていうと、「馬鹿過ぎて楽しかったです」。 そうか……新しい京アニ作品のユニットは種田&茅原か……あ、みのりんは長門に続いて2本目か。さぁ、みんなで踊ってみよう。ちゃっかりコンテは石原さんと小川太一氏が起用されるという無闇な贅沢さだ。どこまで本気でこのエピソードを作り込みたかったのよ……。 中学生の水泳の授業! 第6話。そうかー、今のスク水ってあんな感じなのかなー。あれはあれでいいものだなー。でも、このアニメの中学2年生はちょっと子供っぽすぎる気がするなー。ちさきだけが特盛りって、偏りすぎやん。それにしても、この手のアニメの保健の先生って絶対に保健室にいないよね。 いつでも複数のもめ事が同時進行で進行しては、それを取っ替え引っ替えして解決していくのがこの作品の筋立て。これまでも数多の問題が浮かんでは、その予兆の大きさに反してあっさりと消えていった。今回のお話は、珍しくほぼ1つの問題だけを扱い、ごく自然にそれもやっぱり雲散霧消するという、いかにも「凪から」らしい幕引きとなった。この無体なスピード展開は、一体何を持って可能にしているのであろうか。 今回の問題はただ一言「ちさきちゃんたら困った子ね」ということ。前回とんでもないハプニングから秘めた思いをまなかにぶちまけてしまったちさきは必要以上に光を避けるようになったし、そこを繋ぎ止めようとするまなかも避けることに。そのギクシャクした空気は誰が悪いとも言えないのでなかなか面倒なものであるが、「どっちももう少し賢く立ち回れないものか」と思ってしまうもどかしい状況だ。もちろん、一番の責任(というか悩ましさ)はちさきにある。彼女の普段見せる「大人力」はいくら背伸びしたところでしょせん女子中学生レベルのものであり、こと自分の心情の問題になり、光との関係が関わってきてしまうと、これ以上無いくらいに不器用なものだ。「光に思いを寄せているが一歩引いて様子を見ている」のは、あくまでまなかや光の思いを考慮した結果であるのだから、その「身を引く」こと自体がまなかを困らせてしまっては本末転倒なのだが。 しかし、それに対するまなかの気遣いの至らなさもなかなかのものだ。もう少し光本人がいないところで膝を詰めて話すべき内容であって、どさくさに紛れて光とちさきの距離を縮めようとしたって、そりゃ上手くはいかない。まなかが気を遣えば遣うほど、それはちさきにとっては悩みの種になってしまうわけで、ろくに話もせずに「不器用な気遣い」だけを見せるという状態は、一番アカン対応であろう。まぁ、それが分からないからまなかはまなかなのだろうが。今回も、そんなまなかの泣き顔に解決策をもたらしてくれたのは紡君であったと。アイツ、ほんとに困った人がいるとどこからともなく現れるよなぁ。あの海辺に何体の紡がいるのかと訝しんでしまう。 結局、「巴日の思い出」の効果なんかもあり、例によってあっさりと1話で2人の関係性は修復された。もちろん、光との関係性が変わったわけではないのだから問題は根本的には解決していないが、上であげたような「ちさきの行動矛盾」について、ようやく本人も思いが至り、ひとまず「まなかのため」というところを中心につじつまを合わせることは出来たようである。野郎2人もそのあたりの女子たちの悩みは理解しているようで、やっぱり仲良し4人組の関係性って深いよな、という良いお話。これで問題もオールクリアー! ……ではないけどね。やっぱり紡を見てるときの光がずっとイライラしてたしね。少しずつ地上での友達も増えて、汐鹿生組も生活に馴染んできたところなのだが、やっぱり光のもやもやした我が儘根性は解消されていないようだ。まーねぇ、まなかがあの様子だとねぇ。良い気分ではないわねぇ。 でもまぁ、他の問題については今のところ順調に推移してるみたいですし。前回あれだけ取りざたされたあかりおねーちゃんは今回一切登場せず、「多分、それなりに上手くやってるんじゃない?」くらいしか分からない。そのあたりの経緯については、美海ちゃんが出てきて平和そうな顔をしていたことで全て説明してしまっているのだ。ただ、その美海ちゃんも光を見て頬を染めるんですけどね……そうかー、前回海で抱き合ったのはフラグだったかー。光りは本当に本人の知らないところでモテるな。クロールもろくに出来ないくせに。「汐鹿生がプールで泳ぐと意外と駄目」って、どないやねんと思う設定だけど何となく分かる気はする。確かに潜水専門の人が泳ぎの達人かどうかは分からないからね。でも、汐鹿生が公的に認められたこの世界って、競技水泳のルールとかどうなんてるんだろうね。多分「汐鹿生は参加出来ない」ことになってると思うんだけども。どう考えたって水中で呼吸できてノンブレスで泳げる人類の方が速いに決まってるからな。なんで光は律儀にブレス入れてたんだろう。塩素臭い水ではえら呼吸できないのだろうか。 しかし……それにつけても水着の女子中学生だよな……あれは……いいものだ……。目の前で胸をもみし抱くクラスメイトとか、男子全員前屈み必至じゃなかろうか。はて、自分が中学生だったときのプールの授業とか、さっぱり覚えてない。当時はどんな気持ちで授業に出てたっけなぁ。「裸足でスク水のまま掃除中のクラスに入ってくるクラスメイト」って、なんかすげぇいいシチュエーションだと思いません? サブタイトルからしてエロい話だー! 第5話。 そうでもなかったー! くそぅ! 期待させやがって! まぁ、別に毎週エロいからいいんだけどね! ちなみに「ワルキューレロマンツェ」でググるとエロいフィギュアの情報が上に来ます。あと画像検索するとモザイク画像がいきなり出ます。まぁ、エロゲなんだから当たり前だけど。 前回までで美桜の克己エピソードは一段落。正式に学園にも認められ、いよいよ「夏の大会」とやらに向けて各々のヒロインが心身ともに準備を始める物語が本格スタートである。メインとなる攻略ヒロインの最後の1人、生徒会長も今回ようやく表舞台に現れ、全員が出そろったことに。Aパートは生徒会長と貴弘のお話、そしてBパートはノエルと家庭事情についてのお話で、きちんと背景もフォローされ、後は好きなヒロインをつまんで下さい、という状況だろうか。まぁ、会長の方はどこまでの強キャラで、どこまで貴弘に気があるのかがそこまで明確になっていないような気もするのだが、持っている空気だけで何となく説得力はあるので、「もしマジでジョストの大会をやるなら、多分決勝の相手はこいつなんだろうな」くらいの感じにはなっている。何しろ部屋中が熊ちゃんで埋め尽くされるような奴だ。ただ者ではあるまい。 そんな会長とのお茶会では、本当は貴弘との関係や美桜への興味に焦点が当たるべきなのだが、一人だけ異次元に飛んでしまっておいしいところを持っていった感があるのは茜ちゃんである。同じ空気を吸うだけで失神してしまうレベルの憧れってそうとうなものだ。一体、何が彼女をここまでの真性にしてしまったのだろうか。そして、彼女は幸せになれるのだろうか(まぁ、どさくさに紛れて会長の部屋から熊を一匹ちょろまかしてきたみたいなので、多分今晩のおかずになるのは確定だろうよ)。そういえば、ナバボイスのキャラが百合百合しいのは自然な流れなので違和感はないのだが、憧れられる側ではなく、恋慕を募らせる側っていうのは珍しいかもしれないね。 一方、百合ではなくて姉妹愛が中心となるのがノエルである。過去に自分の責任で騎士を目指していた妹に怪我を負わせてしまい、その責任感からジョストを続けているというバックグラウンドが判明。これまでの軽いキャラとは裏腹に、ヒロイン勢の中では一番重たい目的意識があった。貴弘はどのヒロインを選んでも最終的に周りからすげぇ恨まれそうな設定になっていて可愛そうである(まぁ、ギャルゲ主人公なんてそんなものなんだろうけども)。出来れば彼女はセクハラ役に徹して欲しいので、あんまり重たい空気は保持しないでいただきたいものである。 そういえば、今回Aパートで美桜がノエルを探していて全然見つからないシーンで気付いたのだが、この世界の時代背景がいまいち見えてこない大きな理由に、「誰も携帯を持ってない」という事実がある。舞台設定はイギリスらしいので背景を見ても時代は分からないが、衣装を見る限りではお話は現代であるはず。それなりのに、女学生たちは誰一人電子機器に触れていないのである。おかげで、「ひょっとしたら中世のお話なのか?」とか思えなくもないような不思議な空気に。多分、誰もパソコンとか持ってないだろう。まー、ジョスト専門校なんてストイックな施設に入学するような連中だし、多少ネット環境が不自由でも文句はないのだろうが。でもノエルの家も回線引いてそうには見えなかったな……不思議な世界観である。 変態戸松キター! 第4話。ほんと、戸松が魔法のステッキを持つと決まってろくな機能がついてないよな。 サブタイトルから「うわぁい! エロい回に違いない!」と小躍りするわけだが、実はこの「アイドル」が目的語ではなく主語だったというトリックにしてトラップ。同じようなサプライズは「血染めのユフィ」でもあったかもしれない(流石に一緒にするのはどうかと思った上にネタバレである)。今をときめくアイドルが容赦無く悪人もそうでもない人も片っ端からたたきのめし、タマ○ンを踏みつぶすというある意味ご褒美プレイ。流石に見ている方も背筋が凍る。そこまでゴールデンボールに拘る理由は一体何なのか。魔法少女ヒロイン恐るべし。 というわけで、今回は爆裂ヒロイン真野まりのデビュー戦となる衝撃の1話。いや、前回のおっさん登場も相当衝撃だったとは思うのだが、おっさん、なんとわずか1話でハリウッドからのオファーが来ていなくなってしまった。てっきり冒頭部分の「師匠!」「弟子!」のやりとりからこのまま司令官ポジションみたいな鬱陶しいスタンスになるのかと思ったのだが、杞憂だった。あの人、基本的にいても邪魔なだけなので、さっさといなくなってもらった方がありがたいのは事実。まぁ、羽佐間はちょっと困ってしまう事態になったわけだが。結局、サムライフラメンコの「実力不足」は生兵法で解決するはずもなく、多少レベルが上がったからってすぐに新しいステージに突入したらそりゃぁ返り討ちに遭うに決まっている。イオを覚えたからってさまようよろいに戦いを挑むのは無謀、まずはアルミラージの攻略からだ。まぁ、ひったくり犯はそれなりにレベルの高いミッションだったとは思うけども。 サムメンコの窮地をどのように見ていたのかはよく分からないが、颯爽とデカい車で登場した新たなヒーロー(ヒロイン)フラメンコガール。あの衣装でハンドルを握るミスマッチに乾いた笑いが隠せない。筆記で7回も落ちるような奴はちょっと危ない。衣装についても、サムメンコと違って顔はほぼ見えている。一応ウィッグでごまかしてはいるが、その特徴的な声は隠しようもないし、乳に至っては隠そうともしていない。いっそ露出した方が本業のアイドル活動とは印象が違うからばれない、っていう狙いなんだろうかね。まぁ、羽佐間だってあんな適当な変装でばれてないから、そういうお約束の世界なのだろう(いや、羽佐間はバレてるな)。サムメンコにあってガールにないものは「良識」。逆にサムメンコが持っていなくてガールだけが有しているのは「武力」。いつの間にか「大魔法峠」のような武闘派アイドル魔法少女が爆誕していましたとさ。 真野まりの趣味趣向については、彼女の私室を見れば大体理解出来る。彼女の正体は「魔法少女オタク」であり、自らセーラームーンやプリキュアのような活躍がしたくて、サムメンコが作り上げた土台と名声をそのままそっくり強奪した形になる。あれ、でも彼女って確か撮影スタジオで羽佐間の「レッドアックス」を聞いて彼の趣味や正体に感づいたんだよなぁ。魔法少女オタクだけど、ある程度は特撮もフォローしているのか。ひょっとしたら単なる「東映作品ファン」とかか。プリキュアの片手間でライダーや戦隊を見ていても納得出来るけどさ。でも、その場合に杖に煙幕やスタンガン、モーニングスターなんかを仕込むものかどうか……ある意味田中ぷにえよりも極悪といえるかもしれない。一番近い魔法少女は……エスカリボルグのドクロちゃん? しかし、羽佐間は彼女の8割方脅しとしか言えないチーム契約を悩みながらも承諾し、いつの間にやらフラメンココンビはセット販売で(主にガールの方が)より凶暴な悪を撃つ危険な仕事に進出していく。ガールの無体な武力のおかげで何とか成立はしているが、確かに、このレベルまで来ると「正義のヒーロー」っていうか、「もうひとつの暴力団」みたいになってる。そりゃ住民から苦情も出てくるだろう。可愛い女の子キャラってことでごまかしてるけど、やってることは暴漢と一緒だからな。しかもタマ潰されるしな。もう、相手をボコボコにしてるときのガールの嬉々とした表情が恐ろしすぎてたまりません。「信用でっきなーい!」のところとか、もう、単なる戸松だけども。やっぱり戸松キャラは活き活きしてる。危険なエネルギーに充ち満ちている。 そして今回のオチは、実はまりちゃんは制服フェチでした、という斜め上の方向性。おかげで、新曲は変だし後藤には惚れるし、エラい騒ぎだ。まりちゃん、惚れるのは構わないけど、そいつ飯食いながら片手で手紙読むような行儀悪い奴だよ。 いきなりクライマックスな雰囲気、第5話。チーム一丸となっての総力戦って、この作品だと頻度が高いイベント。毎回何かしらの形で全員が戦闘に絡んでくるのよねぇ。 学園都市にもそんなのあったなぁ、なんてことを思い出させる、「妖怪だけ能力を潰されてしまう」というチート武器、対妖結界。突如襲撃した化け物トカゲを引き連れたジジイ(CV:斧アツシ)が用意した武器の強さは圧倒的であり、チーム町長ズも恭助、桃華、アオとほとんどが無力化されてしまう。半妖には効かない便利設定らしいのでことはだけは元気なままだったが、意外なことにヒメまでがぶっ倒れてしまい、あっさりと衝撃の告白を受けることになってしまった。ヒメの妖怪としての出自、そして、その事実を隠すまでに至った彼女なりの決意のお話。あっさり蘇った記憶にしちゃぁ、なかなか重たい内容である。彼女のマフラーの秘密も同時に明かされ、秋名との関係の深さを伺わせる。まぁ、正直言うと「妖怪である記憶を消す」ことが何故彼女なりの「決意」となるのか、そのあたりの意味はよく分からないのだが、幼少期の関係する記憶を全て吹き飛ばすというのは、誓約としてはかなり大きなものになっている。そこまでして守りたい何かが、ヒメにはあったということなのだろうか。 結局、「町の妖力を下げる」という逆転の発想で当座を凌ぐことに成功したが、当然問題は一切片付いていない。ジジイの要求はコヒメの町長選辞退にくわえて、ヒメの辞任まで含まれている。彼女の決意の話をされた後では、そりゃぁとんでもない話。骨董屋のじいさんの振る舞いなど、彼女が町長としていかに愛されてきたかは非常に分かりやすい形で描かれているので、なんとしても悪を打倒してもらわないことには話は片付かないのだ。まずは結界破壊と実働部隊の2チームに分かれてのミッションを成功させなければならず、決め技となったのは相変わらずチート級のアオのサテライトである。やっぱりサトリって妖怪としての格が1つ違うよな。まぁ、他の連中も全員チート級ではあるはずなのだが。いざ、決戦は東京タワー……って、昔の怪獣映画のノリやな。 今回は中心となるストーリーの語りの部分が多かったため、画面に遊びはあまり無いエピソードだったが、相変わらず細かいアクションの描写に一手間加えられている。冒頭、トカゲとやり合うヒメの槍撃は見応えがあったし、個人的に一番感心したのは、ヒメがトカゲに両腕をつかまれ、地面に叩きつけられるシーン。思わず「痛ッ!」て叫ぶくらいのたっぷりした重量がかかっている。相変わらずこだわりが見える画面である。 |
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プロフィール
HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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