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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
終わりよった……いや、最初からDVD全1巻の告知が出てたから分かっちゃいたんだけどさ。結局47キャラ作った意味がないじゃん。売り上げ次第で2期ってことなのかな? いや、そもそも売り上げ良かったら旧版をだな……せっかく豊富なコンテンツがあるんだからコラボ企画やれよ! 新旧愛媛対決とかさ!(ギャラの削減)
○第34話 「怪人がやってきた」 登場犬:群馬・茨城・兵庫・福島・沖縄・東京 懲りずにまだやる、ご当地戦隊ファイブドックスシリーズ。しかし、今回はついに念願の敵キャラ登場! って、前回は埼玉がせっかく敵キャラやってあげるって言ってたのに無視してたやんけ。いや、きっと「関東No.3」では敵として物足りなかったのだろう。今回の敵キャラは、なんとあの東京だ! 優しい大人のおねーさんである東京は、わざわざ仮面を被ってベルトをして、それなりにワルっぽい恰好を意識して登場。ベルトに大きく刻まれた「ANG」の文字は彼女がウナギではなくアナゴであることを必死に主張している(仮面にもAの装飾)。しかし、どうも「ラスボスがアナゴ」ということに今ひとつノリが悪い子供さん方。「ウナギかいな」と相変わらずの反応に加え、アナゴだと訂正すると「アナゴよりウナギの方がメジャー」「アナゴじゃあっさりしすぎ」と言いたい放題。割と通なお客さんだね。 普段からウナギに間違われる東京はそんな文句にあまり良い気持ちじゃない。気の短い江戸っ子気質で突っかかると、同様にいらちの兵庫が「このタコ!」と応酬して戦闘開始。アナゴとタコのぬるぬる大決戦である。結局、長く伸ばした兵庫の足が絡みついてしまい、なんかよく分からない状態に。めでたく「怪人タコアナゴ」と認定され、子供たちもちょっと満足げなのでした。 割と出番が多いですね、東京姉さん。CV本田貴子でこんなコミカルな役は最近じゃ貴重ですよ。でもまぁ、ネタ自体は前々からやってることの繰り返しなんだけどな。結局ご当地戦隊はどこへ行きたかったんだろうな。
○第35話 「ナンバースリーでいいの?」 登場犬:群馬・茨城・栃木・東京・埼玉 例のお話も今回で決着か? いつものように海岸で語らう3人組。「結局埼玉にナンバー3を取られてしまうのか」と口惜しそうな群馬と栃木だが、群馬は「千葉犬だって黙ってないと思う」、と喧々囂々。いつものように茨城に意見を求めるが、何故か突然悟りきった表情の茨城は「もう小さいことは気にしない、俺はナンバー1を目指す」と突然の大志を抱く。「そもそも東京がナンバーワンってことが変だっぺ、しょせん名産品だって少ねぇし、面積だって小せぇ」と、身も蓋もない発言。とにかく、茨城はナンバーワンを志して新たな戦いに挑む決意のようで、それを聞いた2人も、最初は「あの姉さんは一筋縄じゃいかないよ」と尻込みしていたが、強気の茨城を見て「確かに」と同意、2人も決意を新たにナンバーワンを目指すことを誓う。……が、茨城の「ケッ、どうせ海がないおめーらには無理だっぺ」という相変わらずの発言に怒り心頭。「茨城はマンネリなんね!」とマジおこ。結局、いつも通りの小競り合いに終始するだけであった。 なお、その脇には実は優雅に甲羅干しをしているグラサン姿の東京と埼玉がくつろいでたりする。「田舎の海って広いわねぇ〜」と完全に勝ち組の余裕を見せながら3人を高見の見物。ま、そりゃ相手にはしないわな……あれ、でも埼玉はそこで勝ち組気取ってていいのかな。埼玉も海無いよね……。 今回分かったことが1つある。これまでは「ナンバースリーになる」という宣言が一体何を目指したものかよく分からなかったのだが、今回栃木が「あの姉さんは一筋縄じゃいかないよ」と行っていたことから考えるに、どうも、各都道府犬の直接対決のことを指しているようなのだ。いや、実際に直接殴りあうわけじゃないだろうが。ただ、もしそうだとすると別に東京ってナンバーワンでも何でもなさそうだよな。兵庫ととっくみあいの喧嘩で互角だったわけだし。あと、茨城いい加減に自重しろ。
○第36話 「塾の時間だ!」 登場犬:群馬・茨城・兵庫・福島・沖縄・栃木・東京 記念すべき最終話なので、せっかくなので全文書き起こしてみよう。テーマは「方言に見る地方の良さ」。 舞台:森の青空学校風、眼鏡をかけた東京が「標準語こうざ」と書かれた黒板の前におり、他の面々は椅子に座って回りを囲んでいる。と、そこに遅れてきた兵庫がそそくさと着席する。 茨城「駄目だよ兵庫、また遅刻だよ」 兵庫「オゥ、すんまへん」 東京「『すんまへん』ではありません、『すみません』ですよ」 兵庫「ったく! いちいちうるさいやっちゃなぁ」 東京「キッ、なんですって?!」 兵庫「いえ、ナンデモアリマセン」 東京「では席について。はーい、今日覚える標準語は……」 兵庫「ハーイ、せんせー質問!」 東京「ムッ、なんですか、兵庫犬?」 兵庫「そもそもなんでウチら標準語覚えなあかんの?」 群馬「そうだいね、みんなが標準語って、なんかおかしい気がする」 茨城「そうだっぺ〜、俺別に間違ってねぇべ!」 栃木「だけどなまってると、田舎もんって馬鹿にされるべ」 東京「いえいえ、馬鹿にはしませんが、標準語はきれいでしょう?」 福島「だげんちょ僕、お国言葉が一番好きだなし!」 一同「うんうん!」 沖縄「方言にもいいところいっぱいあるよ〜。沖縄では、サヨウナラって言葉ではお別れしないよー」 栃木「えぇっ? どういうことでぇ?」 沖縄「またあおうねぇって気持ちを込めて、『またやーさい』っていうさー」 一同「へぇ〜」 東京「そいつぁ良い話だね!」 <終わり> エンディングテーマ後に、レギュラー全員が一列にならんで「またやーさい!」。また会える日が来るのかなぁ。 PR ネイキッドすぎワロタ、最終話! 最終的にこの作品で最も発信された言葉は「馬鹿」と「変態」っていう。……真面目に考えるだけ無駄っちゅうことやで! なんやこれ! な終わり方だろうか? いやいや、全てはシナリオ通りに。すごい勢いでスペースを縮小していくサムライフラメンコの活躍は、ひとたび「大宇宙さん」のところに到達したわけだが、気付けば「自分の身の回り」、更に「無二の親友」、最終的には「自分」へと帰着する。なんだか不思議な輪廻転生を見ているようで、「無限ループって怖くね?」という言葉が脳裏をよぎる。もし、最後に空き缶を投げ捨てた車の中に、また澤田みたいな奴が乗っていたとしたら……ガクブル。いや、世界が変質してしまっているから、再び悲劇喜劇が繰り返されることはないんだけどね。それにしたって、戻ってくるところが馬鹿過ぎるとは思う。 今回も色々と衝撃だったわけだが、まず一番の驚きは澤田灰司が実在の人物であったということ。既に死亡しているが故の概念設定だと思っていたのだが、なんと過去の死亡届は偽造されたものであり、あの少年はちゃんとそこに「いた」ようだ。だとしたら先週までの神出鬼没な活動や、川の中州から消え去ったことについてはどう説明するねん、って話だが、多分そこは「考えるだけ無駄」。既に羽佐間の力によって世界はありとあらゆる部分がねじ曲げられており、その羽佐間の眼前に「謎」が降り立つことはもう謎ではなくなっている。理由付けはいくらでも考えられるだろうが、たとえば「羽佐間自身がサムライフラメンコ・ダークネスの存在を一度は考えたために産みだされた歪み」っていうのはどうだろう。先週まで散々「羽佐間の内面」という正義の及ばぬ領域について考えていたが、その一端が漏れ出し、澤田を形成した。そのため、彼は一人の少年を依り代にしながら、まるで霊体のように自由に活動出来る能力を手に入れたということ。それでもトーチャーさんの無謀な科学力とか、フラメンコ星人の存在に比べればよっぽど普通。 ただ、もう少しスマートな「設定」を考えると、やっぱり澤田が自分で言っていたように「フラメンコと澤田はお互いに育てあってきた」っていう意見がすっきりする説明な気がする。あの日あの夜、フラメンコと澤田が出会い、そこから「フラメンコによる世界創造」が始まったわけだが、その裏では、「フラメンコの影」である澤田もゆっくりと醸成されていった。彼の行動はまったく目立ったものではなかったし、フラメンコが活躍すればするほどに大人しくなるという負の相関関係があったため、実際に動き出したのはフラメンコが一度停止した時だ(フラメンコが「動き出す前」には、澤田も同じように行動していたことは本人の供述通り)。そうして今、彼はフラメンコに致命的な影響を与えるまでに成長したのである。まぁ、その最後の一押しってのが、ヒーローとしての「愛」だったというのは誰の望みなのかはよく分からないが。今回も羽佐間は「誰も気にしなくても俺だけはお前を気にする」という、あの夜の殺し文句を澤田につきつけてショックを与えている。あれが「愛」だと表現されるのだとしたら、最終到達点である「愛」も、仕組まれた回帰の1つということになるのかもしれない。どうやらこの最終到達点としての「愛」はリセットボタンみたいなもんで、ネイキッドモードの羽佐間が後藤さんと愛を語らっていたシーンでは、澤田もどん引きしてましたけどね。 というわけで、最終的にたどり着いたのはホモの境地。いや、多分本人たちに友情以上の感情は絶対にないんだろうけど、羽佐間も後藤さんも犯罪レベルのキチガイだったもんだから、不可解な愛情表現は微妙に成立してしまっている。童貞こじらせたどうしが「愛ってなんだ」「知るかそんなもん! 俺の知ってる愛はこれや!」「それアカン奴や!」とぶつけ合ってるだけで、結局生産性は皆無。今回の顛末で何が解決したかといえば、あくまで本人たちの自己満足のみである。そう、実は何一つ表立って解決したことは無くて、羽佐間は相変わらずおかしな正義感を持ったままだし、後藤の彼女だって「旅に出た」が、これまでと何一つ変わらない存在感でそこにいたりする。何故ニカラグアに行った。後藤の中で彼女って一体どんなキャラやねん……結局、そこはさっぱり変わらないので、多分、後藤さんの携帯早撃ち技能がどんどん充実してるくらいの変化しかない。よくあれだけの短時間で別れのメール打てたよな……まぁ、学生時代から肌身離さず二刀流でメール打ってればあれくらいは出来るようになるのかも。 そして、この「自己満足の極み」こそがこのお話の原点回帰、胎内回帰、無限ループ。あれだけおかしな力を手に入れ、一時は平気で空を飛んだり宇宙人をやっつけていたサムライフラメンコも、ネイキッドという行きすぎた回帰を経て、また単なる変態野郎に戻ってきた。悪を取り除いたと思われた世界も、「またぽつぽつ事件が起こり始めてる」らしいので結局元通りだ。この一回りのループの中で得られたものは、男同士の裸を越えた薄気味悪い友情のみ。正義馬鹿と、分裂症ストーカーの傷のなめ合い。これが……愛かッ! そりゃまりちゃんだって愛想つかすわ! いやぁ、すごい話だった。まるまる2クール使ってここにたどり着くとは、まったく思っていなかった。しかし思い返してみれば、ギロチンゴリラが出現したあの衝撃の展開の時に、誰もが思った、「ずっと町内を守るヒーローであればよかったのに、どうしてこうなった」と。よかったな、みんなが望んでいたあのときのサムメンコがここにいる。はたして、みんなが今でもそれを望んでいるのかは定かじゃないが。この物語は、一人の男がヒーローになるまでの過程を描いた物語だ。すごくすごく遠回りしてきたけど、羽佐間もほんのちょっとだけ、成長出来たのかもしれません。詳しいことは石原さんに聞いて下さい。多分、知らないって言われる。 「銀の匙(第2期)」 5→6 ほんと、強く押し出す部分はないんだけど良いアニメ。無事に終わったし、そろそろ原作の買い時なのかなぁ、と思わされるだけで充分だろう。 アニメ的には1期と大きく変わった部分はないのだが、2期目はよりシリアスな問題に踏み込んだストーリーになっているので、八軒、駒場、そして御影と、人生に関わる多くの選択を迫られる部分はかなり重たい。そこでどのようにアニメとして見せていくかっていうのが大きな勝負どころだったわけだが、逃げることなく真正面から扱うことでこの作品の独自性にも繋がっていた。同時期に「のうりん」という似たような(?)テーマを扱った作品があったことでかえってテーマの独自性が際だつことになったのは面白いところで、こちらの作品はより事実に即して、生々しい「農家の声」が聞こえてくる。正直、一般視聴者、一般読者には受け止めがたいレベルの問題なのだが、やはり考える一助になるし、農業に関係の無い人間だったとしても、「夢と現実」という一般的な問題に還元してシナリオを受け止めることも出来るはずだ。いかにもノイタミナらしい、「意味のある」アニメ作りである。また、八軒という1人の青年主人公の成長物語としても非常に分かりやすい部分があり、その上で諸々の含蓄もあり、背筋を伸ばして見てしまう教訓を孕んでいる。そういう複層のドラマを綺麗な一本のストーリーとして見せてくれるあたり、やっぱりこの原作者は上手いんだろうと思う。 もちろん、そうしたシナリオ面は基本的に原作にあるものに加え、アニメになることで伝えやすくなる部分もあっただろうし、合間に挟む緩衝材としてのギャグの要素や、1つ1つのシナリオのゴールとなる達成感の描出など、ドラマティックに描かれることできちんとアニメ独自のプラスαがあらわれている。1期のときも同じだったが、手堅さの中でも「単なる原作通りでは終わらせない」というこだわりが見られるのはありがたい部分だ。アニメで馬メインの描写ってのはなかなか見られないんだけど(たまたま今年は「ワルキューレロマンツェ」ってのがあったが)、不覚にも「馬、でかいな」と驚いてしまった。これを見て乗馬に興味を持つ若者が……増えはしないか? 中の人については、八軒役の木村君が相変わらず良い仕事をしてるってのが第一だが、回りをサポートする面々もさりげなく見せ場が多い。中でもメイン級の仕事になった駒場役の庄司将之は声質があっててしっくり来ていた。あとはやっぱりメインヒロインの三宅麻理恵ね。彼女は本当に可愛い声なんだけど、もっと色々仕事増えないかね。 「とある飛空士への恋歌」 5→4 大体第1話を見た時のイメージ通りの進行でシリーズが終わった作品。1つの物語として見ればそれなりにまとまっているとは思うのだが、やりたいことを考えると、このアニメの土台で良かったのかがちょっと疑問の残る結果だ。うーむ、このお話って1クールで無理矢理まとめてやるようなものだったのだろうか。 正直なところ、途中からは割と適当に見ていただけなのでシナリオ面については制作側が意図した通りに全て理解出来た保証はないのだが,やっぱりちょっとのっぺりしている。クライマックスには激しい戦争があり、ばったばったと人が死んでいく部分もあるのでかなり壮絶な展開ではあるのだが、ドラマってのは別に人の生き死にの量で決まるわけではないからね。たとえば今作だったら「若い飛空士見習いたちがお国の事を思い、大切な人のことを思いながら決死の飛行を行う」あたりが最大のドラマであり、ミツオ君の壮絶な戦死なんかは割とグッと来るものはある。ただ、丁寧に描かれた「悲劇」ピークはそこであり、それ以降、主人公チームが悲痛な願いでおこなったあれやこれに関しては、言ってしまえば「人が死んでんねんで!」という話。ミツオ君の命を賭した純愛を見た後では、どれだけカルエル君が必死に愛を謳ったところで、「まぁ、頑張れ」という程度にしか結びつかない。また、これはアニメ視聴者だけの現象なのだろうけど、結局ことの背後に横たわっている国家関係が最後まで(口頭で説明はされているが)明示されなかったので、戦争に挑む覚悟であるとか、その後の交渉に関わる諸々にいまいち入り込めなかったっていうのも悩みどころ。今作は非常に珍しい作りなのだが、描写されるのが主人公サイドオンリーで、何故か相手となる「空の民」の内情って一切描かれないのよね。そのせいで、結局相手国の思惑がどうなっており、何故戦争が起こるのか、っていう部分が真に迫ってこなかったのである。 また、いざ「戦う」という時に、「空戦」という最大の特徴がそこまで迫力を持たなかったのもドラマに入り込めなかった原因の1つで、結局「広い空の上で、なんか飛行機がばんばん機銃を撃ってる」っていうだけのシーンになるんだよね。どれくらいの命中精度で、どれくらいの死闘なのかがピンと来ない。そりゃま、実際の戦闘機どうしの対決ってのはそう見えるのかもしれないが、いざ「生き死に」を問題にしてるシーンになるなら、もう少し「死にやすさ」が分かる画面が作れなかったものだろうか。どうも戦闘シーンは身が入らなくて見ていて退屈になりがちだったので、その部分が大きな失点になっている。 まぁ、そうは言っても最終話まで見ればドラマとしてはそれなりにまとまっているし、アリーのちょっと切ない恋心なんかはなかなか良いものではあった(何故か相変わらずフられた側の女ばかり気になります)。多分、原作をしっかり読めばもうちょっとドラマ部分については補強されるんだろうな、と思いつつ。でもまぁ、アニメとしては「駆け足でちょっと大変だったすし詰め戦記物」としてこれくらい。 ちなみに、そんな作品だったけどオープニングテーマは今期の中では頭一つ抜き出て好き。映像もドラマティックで良いよね。petit miladyって今まであんまり真剣に聞いたことなかったんだけど、こういう強い曲調でも歌えるんだったら案外良いユニットなのかも。竹達に音域あわせるとあおちゃんがちょっと辛い気もするけど。 「桜Trick」 5→4 んー、残念ながら期待してたほどはまることが無かった作品。ガチ百合なんだからもう少し伸びしろがあるかと思ったのだが……。 はまらなかった理由は色々と考えられるのだが、まず一番大きかったのは、石倉監督の持つ作品性があんまりあわなかったこと。「ひだまり」の時と同じような止め絵の演出、そしてひたすら幾何学的に簡略化させた背景設定など、デザインとしてはかなり独特な方向性。ひだまりは2期と3期の間に大きなギャップがあったものの、元々動きを求める作品でもなかったし、そもそも2期までの大沼・尾石ラインが既に色々おかしかったので、3期は3期で「こういう味もまたありかもしれぬ」と受け入れることが出来た(ただ、今思えば4シリーズの中では一番微妙だったかもしれない)。しかし、今作はひだまりのように穏当な空気だけで進む作品ではない。何しろメインテーマが「ガチ百合ップルのキス」なのだ。のっぺりとディティールを廃した画で構築されても、なかなか真に迫ったエロティシズムを感じることが出来ないではないか。 もちろん、実際に事を成す場面になればそれなりにディティールにも力は入るのだが、そこが逆に浮き立つようになってしまい、普段の空気との親和性が乏しくなる。おそらく狙いとしては「普段は極力日常ものの空気を維持しつつ、要所ではきちんと見せ場(濡れ場?)を作る」ということだったのだろうが、そこに区分けを作る意味が薄く、なんだか単に手抜きをしているように見えてしまう結果になったのだ。オープニングで見られる無体なダンス動画なんかも同様で、他の部分がシンプルな図案なのに、そこだけ動かされてもやっぱり浮わつく。出来ることならば、もっと作品全体を使って「背徳的な百合モーション」をプレゼン出来なかったものだろうか。コンセプトが貴重な作品だっただけに、そこの現れ方が意図とずれてしまっていたのは勿体ない。まぁ、それ以前に、「別にシナリオとしてそこまで面白いもんじゃない」っていうのが最大の原因なのかもしれないけども。そりゃね、冷静に考えれば「毎週ひたすらキスしまくるだけのカップルを見せられるだけのアニメ」って、拷問じゃんね。「こいつらどうせキスだけで終わってるわけないんだから、もっとその先も見せてくれよ」というドロドロした欲求が……いや、地上波で出来る範囲でね。 あと、あまりにもメインの2人の物語が集中し続けたために、あんまりサブキャラ勢が光ってなかった感じが気になる。生徒会長お姉ちゃんは頑張ってたし、途中から彼女メインみたいになってたけど、結局お話はこの3人で回してたからねぇ。それが原作の狙いだってんなら構わないのだが、どうもキャラの配置からすると「同時多発的百合」も割と大事な要素だった気がするので、それが見られなかったのも残念。もう、こうなるとひたすら毎回「どこで連中がキスするか」ということのみを売りにするしかないんだけど、流石にそれって1クール引っ張るほどのものではないよね。戸松・井口のエロい声を楽しみにするだけだったら、多分もっと他の作品で足りてるし、そもそも、この2人にそういうポジションを期待してるのかというとそんなことも無いし……。 結論・百合営業ってやっぱりイメージ戦略的に効果があるんだ。 「のうりん」 6→6 うん、やっぱり楽しかったよ。いや、毎週そんなこと書いてたから大体分かることだけどさ。 基本的には毎週はしゃいでた通り。基本線はパロディ多めのギャグアニメだが、そのギャグの混ぜ込み方はかつてなかったくらいに遠慮がない。ここまで他人のふんどしで相撲を取ることに迷いがないパロディアニメはそうそうなかっただろう。最近だと「ニャル子」や「アウトブレイクカンパニー」なんかはそうだったはずなのだが、あれはまだお上品な代物で、「まるまるネタにしてるんだから開き直れよ」という覚悟はこちらの方が上。そのため、あからさまなパロディに嫌悪感を示す層も多分に産みだした気もするのだが、まぁそこはそれ。パロネタって多すぎると嫌悪感を示す人は現れるし、使い方のセンスも問われるし、なかなか難しいものですよ。私個人としては、かなり無茶してたけど今作は割と好きな方。だって1クールやってきてのオチが「ふろんてぃあっ!」ってのはなかなか無い話でしょう。ラノベ文化もここまで来てしまったんだなぁ(感心4割、諦め6割)。 そして、本作はそんな「パロディ羅列アニメ」というだけでなく、きちんと農業テーマも真剣に扱っていたのが面白いところ。シリアスが無闇に入ってくることはこれまた批判的に見る層もいるようだが、やっぱり独自テーマである「農業」に突っ込むのに、単にギャグだけでは片付けられないものね。そして、扱うんだったら、ラノベアニメで出来る最大限のことをやらないと。ちょうど離農の問題、経済面の問題については「銀の匙」が同時期に扱っているわけだが。こちらは畜産ではなく「農林」であるから、野菜の流通販売の話、それに味と農薬、農業規模の話まで、ここでしか出来ない題材を、重たくならないギリギリの真面目さでちゃんと扱っているのだ。農業を本気でやっている人間からしたら馬鹿にしてると思われるレベルかもしれないが、一般視聴者への啓蒙だったらこれぐらいからはじめるのも充分アリだろう。そもそも「ライト」ノベルなわけだし、もっと興味を持つことが出来た人間が、改めて専門書を取ればいい。そこにいたるまでの1ステップ。それこそ「はじめてののうりん」というわけだ。子供相手には甘いシロップを薬として与えるのだから、働くことへの意識が低い若者へは、まずラノベから導入する。これはこれでありなんじゃないでしょうか。 まぁ、原作がそこまで真面目にかんがえてこれを書いているのかどうかは定かじゃないけどね。やっぱり、この作品の本質はギャグなわけだし。これは原作の力なのかアニメの力なのかよく分からんのだが、今作はキャラが全部良かった。主人公の耕作はアホだし情けないんだけどどこかに芯が通っていて、「こいつなら回りが惚れるのもギリギリ分かる」というレベルにいるのがラノベ主人公にしては珍しい。そして、回りを取り囲むヒロイン勢。メイン2人もさることながら、良田さんとバイオ鈴木がホント好き。目が変なキャラが美味しかったのか。ちょっと原作で彼女たちの活躍を追ってみたいという気にもなる。画がない状態でどれだけ魅力的かを見てみたい。いや、やっぱりアニメだから良かったのかな……大沼演出の「可愛らしさ」って格別よね。それこそベッキー(別次元のちびっ子の方)も大沼さんのお仕事だったわけで、良田さんとかバイオ鈴木がちゃんと可愛く見えたのってアニメ的なデザインのおかげだよなぁ。 あとは当然中の人ね。方言萌えって大事。「〜〜やら〜」が癖になりそう。でも、何故かあの方言使ってるのって中沢家でみのりだけなんだよな。謎である。 「バディ・コンプレックス」 5→5 「ノブナガザフール」と続けて最終回を見たせいで、なんか櫻井キャラの精神状態がいちいちやばくて笑える最終回になってしまった。ビゾンさん、最後の大活躍だけでも殿堂入り狙えるキャラになったよ。「俺のヒナにいぃぃぃぃ!」って叫んでるだけで楽しい。いや、本人は必死なんだろうけども。 さて、一応の最終回を迎えたわけだが、まだ続きはあるみたいだし、ひとまずの決着はヒナとの関係成立、そして青葉の未来定住決定くらいがテーマだろうか。ゾギリアとの戦争はまだまだ続いていくわけで、結局この世界に残ってしまったことが正しいことなのかどうかは判断がつかないが……タイムパラドックスものの常として、このループに突入しちゃった諸悪の根源が誰だかはよく分からないんだよな。ヒナがいなかったら青葉は未来に来なくて済んだ気もするけど、そうしたら好き放題のビゾンさんに殺されてたかもしれないし、そもそもビゾンさんに付け狙われる理由作ったのはヒナだし、ヒナが青葉に執着するようになったのは青葉が原因だし、その青葉がヒナに執着してたのはヒナのせいだし……うーむ、結局結論は出ないからこそのパラドックスである。 まぁ、そんなシナリオ面のディティールはさておき、ざっくりと大枠でみると非常に身の丈にあった、心得たシナリオ配分と映像クオリティだった。同時期にサンライズ製作で「ガンダムBF」をやっていたのはずるい気もするが、この作品だって大きく劣っていたというわけではない。むしろ、下敷きの無い新作タイトルでここまでのものを作り上げ、きっちり次に繋げたはじめの一歩の仕事としては立派な部類。戦闘シーンは基本的には「いつも通り」であるが、意識的にCGの使用を抑えた手描き優先のカットは非常に見応えがあり、少なくとも個人的には「ヴァルヴレイヴ」よりもこちらの方がよっぽど楽しかった。キャラクターの配置についても、「ナイスカップリング!」の時点で「ホモじゃないか!」と叫んだが(そしてやっぱりホモではあるのだが)、思っていたよりも「カップリング」の変な意味での押しつけは強くなく、きちんと世界設定としてカップリングシステムの技術的、道義的説明が成されていたために、独自の作品カラーを出す設定として充分に機能していた。途中で梶君が出てきた時には「やっぱりホモじゃないか! しかも三角関係になったじゃないか!」と改めて困ったものだが(そして実際そうだったが)、ちゃんと落としどころを分かっていてディオが冷静に戦闘機乗りとして処理してくれたのは助かった。ディオさんはツンデレてはいるけど、それなりに分をわきまえて常識的な範囲で動いてくれているのは助かるのです。 そして、1クールものの締めくくりとして用意してくれたタイムループネタの決着も、最終話がかなり急展開だったことは事実だが、何が起こっているのかはちゃんと理解出来たし、「ループからの脱却」の説明としてもそこそこの説得力。これまでのループものとの違いは、最後の最後で「ヒナだけループしてんのか!」って気付いて、一瞬で救えちゃったところ。青葉さん、察しよすぎやで。でもまぁ、綺麗に「ちゃんと1つの話が終わったなぁ」という感じが出たのは素直に上手いと思ったよ。2クールが決まってる作品って、ろくに結末も用意せずに幕を引いちゃうことが多いからね。今作はきちんとその辺を「腑に落ちる」状態で片付けながらも、最後の最後、土壇場で「続くんだ!」っていうのがびしびし伝わってくるワンカットだけで見せた部分。ビゾンさん! 頑張れ! まー、うっすら遠回しに褒めてるので、実は突っ込むと色々と難点のある作品だったりはするのだが、盛り上がった部分だけを取り上げても充分観る価値のある作品である。2期があるのだとしたら今から楽しみだよ。もう、ヒナちゃんがレイプ目になることがないだろう、っていうのだけが残念。今期はサンライズが2作立て続けに早見キャラの自我を奪ってマインドコントロールしてるんだよね……どっちのキャラも主人公追いかけて異世界に行くところまで一緒だし。アイラちゃんも実はタイムループしてフラナ機関にたどり着いた可能性が微レ存? 「ノブナガン」 5→6 今期なかなか視聴本数が削れなかった理由の第1位は当然「俺の意志の弱さ」であるが、それ以上に、今期は「割と面白い」が多かったシーズンだったのである。そんな「割と面白い」の一本がこれ。原作漫画をちょろっと読んでいたときの「アクの強い絵だなぁ」という印象はとてもいい意味でブラッシュアップされて見やすさを得て、すんなりと入れるいいアニメになっていた。 先に挙げておけば、当然課題もある。なんといっても個人的には主人公しおちゃん役の中の人が最後まで落ち着かなかった、っていうのが気になったのだが、人間年を取ると割とそういうところにも肝要になるもので、過去に「ゼーガペイン」とか「夢喰いメリー」とかで「ヒロインの声がくぁwせdrftgyふじこ!」と文句を言っていたのに比べると、随分穏やかな気持ちで聞けるようになってきた。まぁ、単に慣れただけかもしれないけど。でも、難しい役の割には色々面白い声も聞けたと思いますよ。武藤志織ちゃんは、今後伸びてくる人材になるのでしょうか? そして、そんな問題に目をつぶれば、今作は色々と新しい部分が多く、スタンダードなシナリオの中にも目を引く要素は散見された。AUウエポンというネタはありがちなもののはずなのに、出てくる偉人のチョイスがいちいちおかしいところが気になる。私が原作コミックを読んでいたのは「ニュートンだから重力操るよ」くらいまでで、その後「ジェロニモ」だの「スーホ」だの「ヴィドック」だのが出てくるとは思ってもみなかった。まず「誰やねん」が先に立つわけだが、それぞれの能力も「どないやねん」であり、ガリ子がピサの斜塔を模したヘンテコ機械にすっぽり収まってる図なんかは非常に微笑ましい。また、この手の能力バトルはすっかり食傷気味のはずだが、無闇に盛り上がったストーンフォレスト作戦での戦い方などを見ると、単純に能力を使うだけでなく、出来る限りそれらを複合させて戦略的に戦おうという意識が見て取れるのが面白い。敵が全く未知で行動の読めない進化侵略体というエイリアンなので、常に緊張感が持続するのもいい感じだ。最近のアニメでロボ戦闘が出てこないのに「バトルが割と面白い」のは貴重な要素である。 そして、それを盛り上げるための映像の妙なこだわりが雰囲気にマッチしていて良い。原作の癖のある絵をアニメに移したらこうなるだろ、という1つの試みだったと思うのだが、独特の色遣いや、ゴリッと線の太い動画面も、あんまり賢くない骨太な戦闘描写を盛り上げるのに一役買っている。単に「空中で落下しながらコアを狙撃する」なんてシンプルなミッションでも、この色彩と線画の組み合わせだけで、充分緊張感を表現出来るのである。こういう個性がちゃんとアニメで反映されるってのは、原作ファンには嬉しいこだわりだったのじゃなかろうか。製作を任されたブリッジはサンライズ分派のスタジオとのことで、スタッフもそこかしこにサンライズ絡みの名前が確認出来る。そのあたりから今作の個性の出方を分析するのも面白そうである。 中の人要素については、主人公のしおちゃんが上記の通りなので、割と渋めのキャストが光った印象。途中でwikiを見ててサンジェルマンがアニメオリジナルって知って割とびびったけど、DOGOOは中枢部のキャスティングが渋くて良いよね。明乃さんの土偶役が好きなんです。あと第一小隊のジェロニモチームも息が合ってて良かったし、なんといっても要所で出てくる信長公が渋いのよ。飛田展男のよろしい使い方って、「キチガイじみた個性」なのかしら。御本人はあんなに柔和な人柄なのにね。 |
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HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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