最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
○「ぼくは王さま」 ー これ、良いわぁ。でもごめん、点数は付けられない。普段見てるアニメとは基準が違うだろうからね。あと、多分これをずっと追いかけて毎週楽しみに観るってことは無いだろうから、今後触れることも無いだろう。でも、毎週必死に見るようなことはしないけど、いつかゆっくり眺めるために毎週録画して保管はしておきたい、そういう作品です。 こういうのを見ると、普段アニメ見てる時に何かとあくせくしてるなぁ、という気がしてくる。元々子供が見るアニメって、これでいいんだよなぁ。ふわっと愉快だけどどこかシニカル、教育的だけ何かとぼけている。やっぱり絵本の文化っていうのは誰しも触れていたものだから、すごく懐かしい気持ちになるんだよね。そういう部分を取り出すアニメ化としてはとても上手く出来ていると思う。ミニコーナー「あいうえおうさま」も、説明されている以外にも文字を表す要素が含まれていたりして気が利いている。年齢層の合う子供がいる家庭なら、お母さんと一緒にみてゲーム感覚でも楽しめるだろう。子供が出来たら見せたいアニメの第一歩である。 で、そんな無難な感想だけでは流石にモチベーションにならないので触れておくのは、中の人のことである。エキストラボーイズ&ガールズコンビ、チョーさんと新井里美の2人の本当に良いお仕事。チョーさんは既に子供向けキャラクターでは鉄板のワンワンがいるわけだが、こちらの王さまも見事なはまりっぷり、また、放送を見ていると、どうにもチョーさんのアドリブくさい台詞がちらちら混ぜ込まれている気がする。実にチョーさんらしいキャラである。きっとミズハスも毎週欠かさず見るに違いない(残念ながらミズハスはテレビみないけど)。そして、一番台詞量が多いのは、当然ナレーションを担当しているみっこである。「オオカミさん」以来すっかり持ちネタとして定着させたナレーション芸は本当にホッとする仕事。そう言えばご本人のお子さんもちょうどこのくらいの番組を見られる歳じゃないだろうか。お母さん良い仕事してるよー。中でもびっくりしたのは、テーマソングの歌唱までやっていることである。普段あんまり歌の仕事をしてるイメージは無かったのだが、ナレーションの声のまんま、とてもホッとする良い歌だ。 こういう番組をゆっくりと楽しめるのが、理想的な生活様式なのかもしれません。 ○「マイリトルポニー〜トモダチは魔法〜」 4 「沢城先輩、頼むから寝て下さい、もう仕事いいんで休んで下さい」(今期3度目) 基本的に朝の子供番組はスルーすることにしているのだが、なにやらブシロードの企みでミルキィホームズの3期目(仮)が始まると聞いて、とりあえず1話目だけは視聴することに。原案はハズブロ社の展開している女児向け玩具らしく、しかも調べて見ると80年代に発売されて今も売れ続けているロングセラーのようである。聞いたことが無かったのだが、日本国内でもそれなりに知名度がある作品なのだろうか。そして、何故馬なのだろうか。1年の尺が予定された作品らしいが、お話の筋は至極単純。悪い魔法使い(CV:本田貴子)によっておとぎの国の太陽が奪われて大変だから、光の女王さま(CV:井上喜久子)の侍従ともいえる主人公馬が頑張る、というお話のよう。月の女王が悪くなっちゃった理由がすげぇ理不尽で、「元々姉妹で太陽をあげる役と月をあげる役を担当していたが,月を担当していた妹は、自分が月をあげている夜の間はみんなが寝ちゃっていてつまらないので、ずっと月を沈めないといって反発。沈静化のため、太陽担当の姉が国に伝わる最大級の魔法で妹を月の中に封印し、その後は1人で太陽と月を兼任することに」って、1人で出来るなら最初からそんな不自由な分業制を提案するなよ。せめて交代制にしてやれよ。まぁ、とにかく大変な馬だらけワールドなのである。 ま、話の方はどうでもいいんだ。デザインは「パワーパフガールズ」なんかと同じ感じだが、もうこの手のやつは画がどうとか動きがどう、っていう判断は出来ないしな。基本的に抵抗はあるのだが、そこに文句を言っても仕方ない。多分見続ければすぐに慣れるんだろうけど、今までの人生においては面倒だったので慣れるための視聴はしてこなかったからね。問題は、とにかくブシロードが絡んでるってことでキャストなんだ。主人公の紫色の馬、トワイライト役は沢城みゆき。1話目なんて、もうみゆきちがずっとしゃべりっぱなしである。こんな早朝の番組から沢城ボイスで幼子を洗脳するつもりなのだろうか。日本の英才教育は進んでやがる。そして、沢城馬が訪ねた本作のメインキャラ勢が、ミルキィホームズなのである。このキャスティングにもちょっとした偏りがあり、馬は鮮やかな色でカラーリングされているわけだが、三森すずこ=ピンク、徳井青空=黄色、橘田いずみ=青は問題無い。しかし、何故か佐々木未来=白なのである。緑はどうした。緑色の馬が気持ち悪いから採用されなかったのか。いや、そもそも紫色の馬でも充分気持ち悪いが。なんか相変わらずみころんだけ虐げられているようで不憫である。ちなみに、メイン馬軍団は4人ではなく5人なので、更にクリーム色の馬で加藤英美里も加わっています。 で、この配役がなかなか面白い。まず、三森馬はもう、分かりやすい馬鹿ピンクである。淫乱腹黒ピンクに違いない。にじみ出るエロスに違いない。黄色は食い物絡みのお調子者だ。そらまるは馬だろうがなんだろうが違和感が無い。そして白いみころん馬はおしゃまな気取り屋さんだ。三森・徳井の2名はまんまシャロとネロなのだが、この白い馬のキャラは、またみころんの新しいキャラが出てきているので面白い。まぁ、新しいつっても佐々木未来キャラなんてエリーといぬっころしか知らないわけだが。これで2/3が畜生だね! そして、一番面白かったのがいず様演じる青い馬。なんと、コーデリアとは180度違うボーイッシュなぼくっ子なのだ。事前にキャストを知っていたから認識出来たが、事前知識無しで聞いていたら「誰や?!」となっていただろう。ちゃきちゃき動く青い馬、レインボーダッシュは見ていて一番面白い馬である。みゆきちといず様の絡みは是非とも今後の展開で見てみたい組み合わせだ。 で、こうして無事にミルキィホームズが揃って平等にめでたしめでたし、となるかと思われたが……オープニング歌唱がみもりんのソロである。かてて加えて、放送後のおまけコーナーはなんとみもりん実写で登場である。そりゃま、ブシロードスポンサーならそういう仕事もあるのは分かるが、何故ここでまたみもりん1人なのか。画面映えするからですか。そうですか。なら文句は言えないけども……いっそそらまるを起用して朝からひどいことにしてみるっていうのはどうか。みもりんが顔出し起用されるのは仕方ないとして、何故相方をやっているみゆきちは実写ではなくてキャラの映像なのか。スケジュール合わないからですか、そうですか。なら文句は言えないけども……沢城、休め。 結局中の人ネタのために見ただけですので、2話目を視聴するかどうかは不明です。 ○「RDG レッドデータガール」 4 今期のP.A.Works作品。一目でそれと分かる見事な背景美術に、更にキャラ原案がメル絵なので、色々とイメージが被る作品。キャラデザの担当は芝さんなので、なんかもう、それだけでも満足してしまいそうになる。 で、「鉄板のP.A.作品やで!」とパブロフの犬のように喜んで観はじめたところにイメージずとんの早見キャラなんかが登場したので有頂天になりかけたが、話自体は遠慮無くウェット。もう、一気に土曜の昼下がりの気分が下がる。低気圧の影響かもしれないけどどんどん下がる。可愛い女の子がいじめられたり落ち込んだりしただけで終わってしまった1話だった。一体どういう話なのか全く分からないし、今後どのように展開していくのかもよく分からないので、正直言うと1話目としては「?」というお話だった。 もちろん要素要素は分かるのだ。ヒロインの子は神社の生まれってことなので何か霊験あらたかなものが憑いているということなのだろう、電子機器が苦手なようで、パソコンに接続するとはるか海の向こうで仕事をしている父親にうっかり精神交感してしまった。そして、その事態が飲み込めなくなってテンパったら学校中の全パソコンがダウンという実にはた迷惑な存在。確かにこんな異能を持っていたらなかなか人とは親しくなりにくいだろうし、周りの人間が特権的に彼女を祭り上げてしまうため、歳が近い子供たちから忌避されるのも仕方ないんだろう。でも、現時点では彼女の何が悪いのか、どこまでが彼女の責任なのかが分からないので、単なる言われのないいじめにも見えてしまうのである。本人にもその逆境を覆すほどの意志の力がなく、沈んでいくだけの展開だし、転校してきた男の子はその若さ故か、自分が囲われた生まれへの恨みからか、とにかく辛くあたるのもやるせない。男の子の方の心情も分かってしまうため、結局「大人ってひどいよな!」というもやっとしたはけ口しかないのである。 そんなダウナー系のスタートを切ってしまったことに加え、設定が見えておらず、更になんだかキャラの台詞がいちいち芝居がかっているので、初回の没入度は今ひとつ。なんなんだろうね、多分小説原作ってことで1つ1つの台詞を原作に忠実にしているんだろうけど(推測)、その台詞がまさに「台詞」って感じで、日常会話として浮いているように聞こえるパートがちらほらあったのである。それが気になって、なかなか設定が入ってこなかった。これが単なる1話目であるが故の不自由さならばいいのだが、今後の展開に影響が出るとちょっと厳しい。出来れば「単に絵が綺麗な作品」で終わらないことを祈りたい。 後は個々のキャラクターにどれだけ共感出来るか、という勝負。メインヒロインははやみんボイスのお手本のようなキャラで、タイトルの通りに絶滅危惧種指定を受けるあり得ない田舎娘。お下げに太縁眼鏡でセーラー服も何となくもっさり。二次元にいたらものすごく可愛いか空気かの2択になりそうな子(えてして高確率で後者である)。声質のおかげで何とも「放っておけない」感が出ているので今後の成長物語は楽しみであるが、鬱々としなくなるまでどれほどかかるのだろうか。そして、ここまで地味な子なのになんで眼鏡はあんなビビッドな赤いフレームなのだろうか。あれも何か神社の呪術的なものが関わっているのかしら。 今のところはやみん以外のキャストにはそこまで興味が湧かないが、なんか学校の同級生のキャストがちらほら残念。あんまり見たことのない名前も並んでるので、ここは養成枠なのかしらね。宮本佳那子が筆頭ってのは流石に辛い布陣だなぁ。 ○「DD北斗の拳」 5 一言でいうと、「しょうもなwww」な作品。確かこれ、同じようなネタで5分だか10分だかのフラッシュアニメをやっていたと思うのだが、今回は満を持して(?)30分のシリーズ作品として再構成されて放送開始。一応録画はして見たものの、実を言うと私、キン肉マンや聖闘士星矢にはひとしおの思い入れがあるが、北斗の拳はそうでもない。当初の予定では1話だけ見て「やっぱり興味ないな」ということを確認して切るつもりだったが、なんだか嫌いになれない雰囲気だったので、もうしばらくのお付き合いになるかとは思います。 このテイストからアニメとしてそれなりに笑える出来になったのは、ひとえに監督が大地さんだっていうのはあるだろう。へちょ絵、抜きぎみのギャグといえばそりゃ大地丙太郎は先駆的な存在。同じジャンプ派生作品ならば「すごいよ!マサルさん」なんかもアニメにしているのは大地さん。全く同じノリで、今度は公式認定を受けた「北斗の拳」のギャグアニメである。いきなりオープニングから色々と笑える要素が多く、定番台詞なんかもしっかりとネタにして回しているので、北斗ファンでなくとも笑えるのである。こうしてみると、やっぱりアニメのテンポって大事よね。 まかり間違っても今期を代表するような作品にはなり得ないが、こっそりと追いかける分にはしばらく退屈しない作品になりそうである。中の人についても、ケンシロウが立花慎之介ってのは思ったよりも悪くないし、トキ役をセキトモ、ラオウに一条さんというのはかっちりはまっている。リンちゃんの中の人がゴーカイイエローってのは意外だったが、これも割と仕事しているのである。そして、リュウケン役で引っ張られてきたのが、ファンには嬉しいだろう、先代ケンシロウ役の神谷明御大ではないか。神谷さんもなんだか楽しそうにやっていて、すごく微笑ましかった。こういうの、なんか良いね。 ○「非公認戦隊アキバレンジャー シーズン痛」 ー 新番組みたいな総集編みたいな新番組。これが帰ってくることになるあたり、日本の特撮文化ってやっぱり凄いなぁ。 なんやかんやで1期はとても楽しませてもらったので、この2期も素直に楽しみだった。ブルーの中の人が変わるとか、そういう微妙な変更はあるみたいだけど、基本コンセプトは変わらないだろうし、何より「妄想世界での戦隊オタクバトル」というコンセプトでのメインシナリオは、すでに1期でやってしまっている。この手のパロディ作品というのは本当にネタの数、鮮度が勝負なので、2期目となるとなかなか鉱脈を掘り当てるのが難しくなるはずなのだが、それを一体どういう方向に見せてくれるのか、というのが予想出来なくて楽しみなのだ。普通、「難しいんだからマンネリ化して質は下がるよね」と思ってしまうわけだが、こちとら天下の東映様だ。何かしらやらかしてくれるだけの余裕と実績がある。1期のはちゃめちゃぶりを超えてくれるような見事なネタ作品の降臨に期待するのもあながち無理ではないだろう。 そして、開始直後の人形劇回想(?)でだらけきったところに舞い降りるオープニングのネタっぷり。これ、グダグダに見せかけて実はかなり貴重な放送だぞ。デモテープ版の仮曲なんて、一般人が聞くチャンスないんだから。しかもモモーイお手製の、それなりにホンモノ臭いデモバージョン。「こっからサビです」に草不可避。もう、この時点で「今期も本気やな」と確信できるスタートダッシュであった。まぁ、その後は回想を交えつつの中身だったのでそこまで情報量は多くなかったが、1期でお世話になった3つの公認戦隊、ボウケン、デカレン、ジェットマンを徹底的にフィーチャーし、懐かしいネタも交えながらの「ちょこっとだけヒーロー大戦」モードである。ボウケンジャー登場のSEの入れ方や「こころはタマゴ」にあっさり感動してしまう。流石に各戦隊の中の人までは用意出来なかったが、それでもちゃんと名乗りはやってくれる。一応本当の中の人のイメージに声を合わせようとしているのでボウケンブルーがちょっと甲高い声なのが笑える。そこから3日以上にもわたる激戦を繰り広げ、念願の巨大(?)ロボ戦も実現して回想兼新作は終わる。結論としては、「空き缶最強」であった。 で、いよいよ新作パートということになるが、なんと、気付けば現実世界にアキバレンジャーが進出開始。今回も新たな大それたレジェンドの登場が楽しみだが、どうやら矛先が向かったのはダイレンジャーらしい。乗っ取られてしまった17番目のスーパー戦隊、五星戦隊アキバレンジャーの登場に、リュウレンジャーの乱入はほぼ確定だろう。つうか、多分これまでの作品登場頻度から考えるとリュウレンジャーの中の人の天火星・亮の中の人の和田さんの登場はほぼ確実に思える。ダイレンロッド貰っちゃう? 大それた力で貰っちゃう? 今期も出来ればレジェンド2人以上の登場に期待したいな。 そしてオチはエンディング。エンディングはもう、ネタというよりも素直に信夫たちがうらやましい。過去の戦隊の名シーンに紛れ込むアキバレンジャーたち。バイオロボにフィーチャーしたり、ジャシンカ帝国のピンナップに混ざってみたり。ジェットマンの降下シーンに混ざってるやつは、多分死ぬと思うけど。もう、非公認とは思えない扱いの良さ。幸せな2期目に期待大。 ○「百花繚乱 サムライブライド」 5 2年半の時を経て帰還した墨汁アニメ。1期は墨汁演出のオリジナリティに興奮して見始めたものの、そんな要素だけではフォローしきれないくらいにシナリオが適当だったせいで、次第にトーンダウンしていった作品であった。基本的には萌えエロ作品なんだから画面に注意して中身はそれなりに作ってくれれば文句も無いはずだったのが、半端に演出が奇抜だったせいでそっちに期待してしまって、最終的には足を引っ張る形で大成できなかった感がある。そんなわけだからこの2期目も特に大きな期待は持たずに視聴開始である。 スタッフは構成の金月さんが変わった以外はほぼ一緒。画面を見れば分かるが、デザイン性や演出方向も1期のものをほぼ完璧に踏襲している。しつこいくらいにまき散らされる墨汁もそのままだが、初見では度肝を抜かれた墨汁も、慣れた状態で見るとそこまでのもんではなく、逆に「なんかうるさいわ!」ってな気すらする。ただ、やっぱりオリジナル要素であることは間違いなく、愛らしい萌え萌えオムライスにビチャッと墨汁とか、バトル中に墨の輪が周りを囲んだエフェクトが本当に宙を舞っているかのように遠景でも近景でも同じように表示されるところとか、こだわりも確認出来るし、独自の味になっているのは確か。胤舜が封印技を繰り出した際に広がった青い羽根のエフェクトと重ねることでより混沌としたイメージを作ったり、やはり墨汁あってこその世界ではある。1期では千が見せた墨汁足場のジャンプなんて技もあったので、今期も何か意表を突く使い方での独自性を見せて欲しいものだ。 1期最大の難点だったシナリオについては、2期目はいきなりのメイド喫茶設定で「おっ、シリアスは潔く諦めたか?」と思ったが、流石にそんなことはなかった。メイド喫茶で萌え路線のベースを確保しておきながら、更なる強敵ダークサムライを4人用意してメインキャラたちの精進を促す流れ。ま、大体どういう展開になるかは想像出来るが、ここからの勝負はストーリー展開そのものよりもその見せ方である。萌えキャラVS萌えキャラのエロバトルになるのだから、その部分で盛り上げてくれることを期待しよう。考えてみりゃこれって「閃乱カグラ」の後番組っていう立ち位置になってるんだよな。荒木又右衛門の恰好が葛城まんまだしな。AT−Xがスポンサーとして加わっており、当然放送では余裕の乳首解禁である。でも最近AT−Xも仕事しねぇから久しぶりな気がするわ。ちなみに、キャラの配置ではメイン組で一番好きなのはぐつぐつさんで、相変わらず不憫な(かつおいしい)立ち位置なので万事OK。又兵衛のキャラもお変わりないようで安心だ。あとは敵側4人がどういう風にキャラ立ちしてくれるかが勝負だね。1話から武蔵が割とトバしぎみだったのはよい傾向だと思います。 そして、そんな作品ならやっぱり中の人。1期で一番楽しんでいた要素は当然「悠木碧劇場」だったわけで、今作もそこがポイント。こういう分かりやすく媚びを売るあおちゃんは最近少なかったので、嫌が上にもテンションがあがる。釘・寿のタッグもだいぶ安定してきたし、後藤(弱)さん、ぐつぐつさんの中の人豊崎も良い仕事をする(画伯はいつも通りである)。そして、新キャラ4人は日笠・進藤尚美・戸松・しゅが美という布陣。こうして並べると進藤さんだけ場違いな感はあるのだが、久しぶりに彼女のはんなり京都弁を楽しむことが出来るというだけでもテンションがあがる。静流さん、カムバック。マジでこの人の京都弁は艶っぽいので好きです。更に戸松が加わったことでスフィア3人体制。1人足りない部分はマジ訴訟。あげくしゅがまで加わったので放課後ティータイムまで結成されている。しゅががあんまりしゃべらない役なのは残念だが、戸松・日笠が加わっただけでもやたらとカロリーが上がるのである。日笠が「萌え萌えきゅん」っていうのは狙ったネタなのか、たまたまなのか。まぁ、とにかく声だけでも構わないクラスの作品ってことだな! 日笠、今期も死ぬほどはたらいてる模様。マジで休め。 「僕は友達が少ないNEXT」 5→6 恵まれた2期目と言ってしまってよいのではなかろうか。割とラノベ作品の中では売れ筋商品のようだが、なるほど、普段から散々「ラノベだからな(ヘッ」とか言って何かを患ってる感じの私も、こういうので楽しんでる時点で結局単なる扱いやすい消費者でしかない。仕方ないじゃない、可愛いんだもの。 1期目から割と気に入っていた人間としては、色々とボリュームアップしたこの2期目は相変わらずの楽しさであった。キャラクターデザインなどが変わった映像面については元々1期目が好きだったので大きくは変わらないが、作品のコンセプトとして、2期目は当然「固められた人間関係で好き放題やる」という自由時間みたいなパートである。1期ラストで夜空との関係性という大ネタをやってしまったのだから、残されたものなんて出がらしみたいな状態になりそうなものだが、この作品の場合、「足りないなら後から適当に足せばいいじゃない」という非常に刹那的な解決策で阿漕な展開を狙った。原作でも話題になっていたようだが、最大のちゃぶ台返しは肉の許嫁設定のところだろう。ベースが夜空派の私は「なんじゃいそらぁ! 幼なじみ補正で勝ってた人間からそれを奪い取るとは何たる暴挙!」と思おうとしたのだが、今期の肉は更に輝かしい存在となっていたおかげで文句も言いにくい。そもそもこの手の作品で「設定を練り込んでいないなんて浅はかな!」と叫んだところでむなしく虚空に響くだけである。「肉可愛い! ならば第一候補に繰り上げるしかない!」という実にシンプルな商魂には大人しく「その通り、その通り」と道を譲るしかないのである。おかげで夜空は最終話のあのラストを迎える。うむぅ、これはこれで。むしろ不遇な境遇で夜空らしさが増したとも言えるので、ファンとしてはこれでいい気もした。 そして、2期目でややこしくなった人間関係を解決する方向で無しに、更なる混迷へとたたき込む外道展開も、こういうジャンルならば逆に王道。遠慮無く新キャラブーストでてこ入れが行われることとなり、ケイトと遊佐が燃料として投下され、(1期から分かっちゃいたが)満を持して幸村が覚醒。更に理科が暴走を加速させて一気にトップ集団に並び立ち、どさくさに紛れて抜き返すというミラクルも起こった。もう、何が起こっても不思議じゃないが、「どこまで阿漕なサービスを拡大させれば気がすむんや」という節操の無さである。もうこうなったらハーレム王のリトさんと同じスタンスになるしかないな、と思っていたところに、今作最大のオリジナリティ、自覚的難聴の導入だ。これは流石に驚いた。難聴主人公というのは古くからラブコメ文化、ハーレム文化では伝統芸として培われてきたものであるが、小鷹はその「聖域」に土足で踏み込んだのである。一触即発の小鷹と理科のやり合いに加えて、肉が炸裂させた堂々たる婚約宣言に切り返した世紀の名(迷)シーン、「え?! なんだって?!」は、完全にギャグでしかないはずなのに、隣人部の部室の空気を考えると胃が痛くなるような場面である。お約束をこじらせすぎたはずの作品が、気付いたら小鷹という帝王を中心に、何か見たこともない世界に突入していたのである。 この振り切り方は意外であったが、何ともふざけた隣人部の土壌が揃って初めて実現した奇特なデザイン。最後の理科との激闘(何が起こってるかはさっぱり分からんが)も含めて、まだまだ抜け道は残されているものだなぁ、と感心させられたのである。ま、一歩引いて観察すれば恐ろしいまでにお寒いし、現実感がかけらも無いひどい話だとは思うのだが、2期を通して見てきた身には、「これがはがないワールドなんやな」と妙に納得出来る展開だった。これ、3期目があったらものすごいことになりそうやな。決着を付けるしかないとなると……なぁ。 というわけで、混沌を極めた個々のキャラクターについて振り返ってみると、元々私の第一候補であった夜空は、今期も安定していた。肉や理科の猛追のおかげでどうにも負け犬にしか見えないのが辛いが、学園祭エピソードでのゴミクズっぷり、遊佐との対決での傲岸不遜ぶり、そして肉の婚約発言からの豆腐メンタルぶりなど、ともすると忘れがちな「残念ヒロイン」という言葉を見事に体現した、今作の支柱と呼べる存在である。最終的に、僅差でまだ夜空派でいようと思いました。麻里奈ボイスはご褒美です。だって、肉ってずるいじゃない。遊佐の登場のせいで、1期では顧みられることが少なかった柏崎星奈のハイパースペックにスポットが当たることが多かったから特にね。優位に立ち始めたせいで1期でお約束だった肉いじりが減ってしまったのも勿体ない。虐げられてこそ輝くキャラなのに。かな恵ボイスは兵器です。そしてこの2人と並び立つのは、今期完全にメインヒロインだった理科の存在だろう。理科は正直ヤバい。小鷹が理科とくっつかない理由が分からない。今作唯一の神視点の持ち主、出来ないことが無いハイパースペック、そしてまっすぐなデレ。ある意味肉以上のチートキャラである。福圓ボイスはラスボスです。 残りの面子、幸村は今回1話だけ光輝いたが、その後割と空気だったのが惜しまれる。あそこから更に押してたら、おいしい立ち位置のキャラだけにまくり返しもあったかもしれないのに。まぁ、これ以上メインクラスが出てきても仕方ないけど。マリアと小鳩については、今期はあくまでマスコットの位置だったから仕方ないかな。しいて今期放送分に文句を言うなら、「小鳩の出番が減ったこと」である。2人のじゃれ合いを見てるのが凄く楽しいので、出番が増えなかったのは悔しいんだけどなぁ。小鳩がクラスで女王のようにもてはやされてるシーンが凄く好き。凸守がクラスメイトに信頼されてるシーンに近い、親目線の安堵感がある。 新キャラのケイトはあくまでサポート役なので中心に来ることはないが、小鷹の難聴設定を覚醒させるキーとなったことは無視出来ない。あの立ち位置もなかなかおいしい。そして後半になって上手く話を回した遊佐の活躍。伊瀬ボイスが一番の癒しになるというのは意外である。これだけヒロインが押し寄せてきているのに、全員一定の「残念感」を維持し、しかも腐らないっていうのはなかなか凄いことだと思うよ。……気付くと何でこんなに感想が長くなったのか、よく分からなくてとまどっているよ。……今期のハヤテみたいに、1話で1ヒロインを扱ったオリジナルエピソードとかでもう1期やりません? ○「うたの☆プリンスさまっ♪マジLOVE2000%」 5 「沢城、休め」(今期2度目)。さて始まりました、あの狂乱の作品の2期目ですよ。ただ、観ていて気付いたんだけど、俺、別に1期も大して好きじゃなかったんだよね。しょせんそっち向け作品だし、ギャグとして観ても別に面白くなかったなぁ、という記憶しかない。 基本姿勢は今期も一緒である。相変わらず賑やかを通り越して狂気すら感じさせるオープニング映像(次週からはエンディング曲だろう)だったが、野郎が腰やケツを振るのを観てもテンションは下がるだけ。なまじその辺でアピールしようとしているせいで、拒絶度数もより高いものになる。男目線で見たら、どう考えてもこいつらキモいもの。生活感が一切無いし、何考えてるか分からないし、友達にしたいと思うキャラクターがいないだろ。そんな連中が6人集まっての集団生活なんて、とてもじゃないがイメージ出来ないし、したくもない。ハーレム作品を観ている女性ユーザーっていうのは、いつもこんな不快感と戦っているのだろうか。 と、ベースとなる印象は同じなのだが、2期目ということで余計な導入無しでのスタートは、やはり初速が出る。既に中心に春歌を置いたセッティングは完成しており、全員好感度100%からのスタートである、おかげで、1話の構成はAパートで全員が好き放題にメインヒロインといちゃつく導入になっている。見れば見るほど集団生活向きじゃない奴らが1つの建物に集まってきて1人の女の子をいじくり回している図はなかなかエグい。こいつら本当に他の連中のことをどう思ってるんだろうか。で、そんな固まった人間関係からは2期なんて生まれやしないだろう、と思ったら、何と上級生の投入である。まずもって「マスタークラスってなんやねん」とか、「既にSTARISHの連中でも恐ろしく客が呼べるくらいの知名度とスキルがあるはずなのに、それを監査する上級生って一体何ものやねん、スターにしきのクラスか」とかが分からないが、これを分かる言葉に翻訳すると、「一号生筆頭である春歌がようやく周りの人間から信頼を集めて学年をまとめ上げたため、そこに三面拳が出てきて更なる試練を与えた」状態である。まぁ、ステージを1つクリアしたら、更なる強い敵が出てきてインフレするっていう、少年漫画の基本パターンですよ。 気持ち悪いと思いながらも、この訳の分からないてこ入れの仕方が面白くて不覚にも楽しんでしまった。上級生が3人乱入し、しかもこれから寮生活を始めようとしている6人に対していきなりの同居生活。なるほど、こんだけのネタがあればしばらくは話も膨らみそうである。一応盛り上がりそうな要素ではあるのだし、とにかく野郎と野郎が絡むシチュエーションは変わらないので、真っ当なお客さんも大喜びだろう。新キャラ連中がどの程度受け入れられているのかは分からないが、大して興味のない身からすれば、新キャラも既存キャラも平等にキモいので特に関係はない。ここから一体何が出てくるか、それは腐った人たちの願望のみぞ知る、である。これでもし3人を仲間に加えて「9人のアイドル」になってしまったら……どうしよう、こいつらもある意味「スクールアイドル」だよなぁ。 まぁ、後は大人しくメインヒロインみゆきちを見てるだけにするので、好きな人はあとはご自由に。もうこのヘンテコな世界も、「AMNESIA」の後だから大して問題無いように見え始めているぜ。まだ春歌ちゃんは名前があるだけ幸せだな。ま、服装や文化のおかしさはAMNESIA次元に引けを取らんけども。そうだ、みんなで信濃旅行に行こう。それにしても、前はキャッチーだったテーマソングだが、「2000%」って半端な上になんか言いにくくないか? |
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プロフィール
HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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