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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「デート・ア・ライブⅢ」 5→5

 まじひくわー(挨拶)。どれだけ時が過ぎようとも変わらぬもの、どこか不安もありつつ、やはり僕らはそんなものから掛け替えのない安心を得ることができるのである。

 まぁ、作中では一切時代が進行してなかったわけで、5年前のアニメが久しぶりにノスタルジーを覚えるのは自然なことではあるのだが、今作が持っている懐かしさは、作品そのものへの郷愁だけではないんだよな。ラノベ文化全体への懐かしみ、あと、個人的にはプロダクションエース(声優事務所)が業界に攻勢をかけていたあの時期の挑戦の歴史への懐古。まぁ、俺はエースの姿勢はあんまり好きじゃなかったんだけどさ。

 長年のブランクなど一切気にした様子もなく、お話自体はまっすぐに2期からの続き。序盤は新キャラ・七罪編、そして後半は奇妙なタイムパラドクスを扱った折紙編。今回は描く必要があるシナリオが少なかったおかげで、かなりじっくりと1つ1つの要素を掘り下げることができたので、過去の2シリーズよりも印象がよかった気がする。原作の分量がどんなバランスなのかは知らないが、これくらいのペースでやってくれれば1期2期ももっと印象がよくなったんじゃないかなぁ。まぁ、作画リソースに関してはそこまで劇的に改善されてもいないんだけどさ。いや、でも今までで一番安定してたんじゃないかな。やっぱり潰れかけだった某スタジオよりかはJ.C.の方が信頼はできるな。

 それぞれのシナリオにもちゃんと見どころがあり、七罪編は実はミステリ(?)としてそこそこの緊迫感がある。相手の仕掛けてきたトリックによる軽めのどんでん返しなどもあり、精霊の巻き起こす無茶なトラブルの1つのサンプルとしては面白かった。あと七罪のキャラが素直に好き。歴代精霊の中でも上位に食い込むキャラである(他の精霊をランクづけしたことないけど)。そして折紙編については不遇のヒロイン(?)鳶一折紙という存在にひとまずの決着をつけてくれる救済とも言えるエピソード。彼女が長年の不遇で溜めたストレスへの回答としては結構誠実なもの。もちろん、我らがヒーロー・狂三の無節操な活躍も見どころだ。こうしてみると、ちゃんとここまで2期を追いかけてきたことへのご褒美としては充分なシーズンだったのではなかろうか。

 まぁ、これだけ手放しで褒めてても、「あくまでこれまでのデート・ア・ライブのクオリティを考えればね」というお話ではあるんだけど。ナレーションを聞いているだけで脳内に伝説の山田たえが現れるバグを何とかしたいです。

 

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「ブギーポップは笑わない」 4→4

 ごめん、分かんない。色々と視聴者に優しくない作品だったのは間違いない。やはり大事なのは「第一歩」なんだろうけど、今作はその一歩目を踏み出すためのハードルがやたらと高い作品になってしまっていた。

 まぁ、どんだけ言い訳しても「真面目に観てないお前が悪いのでは?」と言われたらそれまでなので自分の不真面目については先んじて謝罪しておくが……しょっちゅう書いていることだが、「真面目に観たいと思える求心力」がスタート時点で得られなかったというのが最大の問題点だったんじゃなかろうか。最初のシリーズでは時系列シャッフルなども交えてかなり難解なプロットになっており、「この世界のルール」を認識するのがかなり難しかった。厄介なことに、今作におけるブギーポップという存在は「キャラクター」というよりも「システム」に近い。普通の物語ならば「中心となる人物」に焦点を絞ってその視点で筋を追えば少なからず理解の助けになるはずなのだが、本作の場合はブギーポップ自身が傍観者であり、調整者でしかない。「参与者」たる主人公が存在しないという構造そのものが、視聴に際してのとっかかりを奪ってしまうという構造的な問題は如何ともしがたい。

 結局その部分は抜本的な解決を見出すことはなく、本作で採用された対策の1つは、「視聴者が忘れないうちに一気にエピソードを叩き込む」というとんでもないもの。まさか一週間に2時間分もお話を盛り込まれることがあろうとは……もう、劇場作品じゃない。このボリューム感はファンにはたまらないものかもしれないが、よくわかってない状態で観ていた人間からすると、「待って、ちょっと待って」って制御しなきゃいけない不安定な情報の洪水。それを泳ぎきるだけの意欲がある視聴者にはサービスだが、そこまでの体力がない人間には大きな負担であった。まぁ、一応は1つ1つのシナリオで切れ目があるので、あの2時間をスルーしても作品を楽しむことができるようには作られているのだろうけど……。

 いや、微妙なんだよな。基本構造は1つ1つのエピソードが独立しているので切り出して見ることができるはずなのだが、それでも通底して存在するキャラは間違いなくいるわけで、最低限の骨組みを理解しないと追加エピソードを取得しにくい。そして、1話目の時点で困っていた「キャラの区別がつけにくい」というハードルが重く大きく立ちはだかる。あんまりアニメ的に派手なデザインにするわけにはいかない作品なので、キャラが全員「普通の高校生」なんだもんなぁ。しかもその中で「シリーズを通して活躍するメインキャラ」なのか、「今回のシナリオでだけ関わるゲストキャラ」なのかを判断するすべがないのよ。今回のアニメだけで十全に今作を理解できた人がいるなら、かなりの根気と集中力を持った人なんじゃなかろうか。僕には、もうそれだけの体力が残っていない……。申し訳ない話である。

 まぁ、すげぇ無責任でざっくりした感想をまとめておくと、「こういうお話が前世紀の最後に登場してラノベ文化の一潮流を生み出した」と言われると至極納得できるな、ということ。ジュブナイルと現代キャラクターコンテンツの融和の鼻祖であると言われたら、なるほどそうなのかも、という得心はいった。やっぱり小説で読んだ方が馴染みやすい作品ではあるだろうから、今後機会があればこれを手に取ることも……ないかなぁ、どうかなぁ。

 

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B-PROJECT〜絶頂*エモーション〜」 5→5

 魔法の言葉は夜叉丸さん。1期の時と同じ結論だけど……なんかもう、「夜叉丸さん」って言葉が出てくるだけでちょっと面白い身体にされてしまった。結局、この人なんだったのよ……。出来れば永遠に夜叉丸さんには夜叉丸モードでいて欲しかった……。

 まぁ、ぶっちゃけあんまり真面目に観てはいないんだけど、「そっち向け」作品の中でも割と相性は良い方の作品で、その突き抜けた馬鹿さ加減というか、「ないわ〜」感が絶妙にクセになる。1クール使ってメンバーそれぞれのエピソード(ユニットエピソード)をオムニバスで繋いでいくっていうのが基本構造だったはずなのだが、いちいちそうしたエピソードの方向性がおかしい。いや、人数が多いから相変わらず個人レベルでは全く認識してないんだけど、「なんかよくわからんけど大量に集まったアイドルの謎コント」だと思えばシチュエーションだけで割と楽しい。オススメ(?)は私室脱出編。いや、絶対そんな風にはならんやろ、っていう。それぞれのキャラも確実に頭がおかしい連中が揃っているのだが、毎度毎度こういう作品を見ていると「よくある頭空っぽハーレム作品は女性サイドからはこんな風に見えてるんやろなぁ」という虚無な気持ちになれる。いいじゃない、アホな子は可愛くみえるものですよ。いや、アホな男どもを見てても別に可愛いとは感じないけどさ。

 アイドルアニメに必要な作画リソースには文句無し、突き抜けた何かがあるというわけでもないが最低限のバランスは維持しているので「音楽少女」みたいな可哀想なことにはならない。ライブシーンのCG描写も手馴れたもので、頭身の高いモーションを無難にまとめている(まぁ、やっぱりちょっとキモいとは思ってしまうのだが)。総じて、「まぁ、これくらいなら男が見てもそこまで問題ないのでは」というくらいの満足度。まぁ、僕の中で男性アイドルアニメの不動のセンターは「少年ハリウッド」なんですけどね。あれは次元が違う。まぁ、上の次元なのかは定かじゃないが……。

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「妖怪ウォッチシャドウサイド」 4→3

 結局なんだったんだろう。無印でなくてこちらでだけ獲得できるファン層って存在していたんだろうか?

 開始時から「ハァ? っざっけんなよチクショウが」としか思っていなかった番組で、せっかくの可愛かったり際どかったりする妖怪ウォッチワールドの強みを全く活用しない類型作品というだけでかなり抵抗があった。もともと今作最大の持ち味は妖怪というモチーフをポップなキャラクターにリライトしたことであって、くだらないギャグでもクドい下ネタでも、ケータたちが節操のないギャグとして展開してくれれば独自の持ち味になり、「ならでは」の楽しみになっていたのだ。しかし、このシャドウサイドはそうした可愛らしさとは無縁で、妖怪がただ純粋にキモい存在にしかなっていない。あえて最大の武器を投げ捨てて、誰も得しない要素で似たような構造を再現しようとしただけなのである。挙句終盤の展開では「いろんな妖怪が出てきてシチュエーションのくだらなさをイジる」という要素まで排除されてなんとも安易な「少年漫画っぽいメインストーリー」が展開されるようになり、メタ度の高いネタ回しを楽しみにしているダメな大人のファン層のニーズには一切応えられない状態になった。正直、(どれだけなおざりな状態だったとはいえ)最後まで自分が視聴を続けていた理由がよく分からない作品である。まぁ、前番組のイナイレがそれなりに面白いから、っていうのはあるかもしれないけども……。現状ではレイトン・イナイレと並ぶレベルファイブアニメの中では一番興味がわかない作品だったのは間違いないだろう。

 幸か不幸か、4月からはまた元の妖怪ウォッチに戻ってくれるらしいのだが、この1年で離れてしまったファンが戻ってくるものだろうか。コンテンツとしてははっきりと旬を過ぎてしまった作品だと思われるため、この1年の失点はかなりの痛手になっているはずだが……。こうしてみると、やっぱりポケモンって化物コンテンツなんだろうなぁ(俺はフォローしてないけど)。

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「火ノ丸相撲」 5→4

 ひとまず2クールお疲れ様でした。やっぱりジャンプ漫画ってのは筋運びに安定感がありますね。半年観ていても中だるみがほとんどなくて、毎回安心して友情で努力で勝利の物語を見ることができる。

 ただ、残念ながら今作はそこにアニメならではのプラスアルファを付加するところまでは至っていなかった。原作にそこまで思い入れがあるわけではないので構成をいじって序盤が駆け足になったところはそこまで問題にはしないのだが、やっぱりスポーツアニメとしての作画の頑張りがもうちょい欲しかったというのが正直な感想。考えてみれば、相撲ってのも本当に「瞬間の美学」みたいなものが大事になる競技である。野球やサッカーのように何十分も続くものではないので描くべきシーンはほんの一瞬。それでいて、描くべきものが身体と身体のぶつかり合いだけなので非常にシンプル。陸上競技を映像化するのが難しいのと同様、この相撲ってやつを魅力的に(そしてアニメ的に)魅せるのは至難の技である。そう考えると、案外漫画の方が相性は良かったんだよね。一番見せたいシーンを大きく、ダイナミックに切り取ることができるのだから。

 もちろん、アニメでも様々な手法を用いてこの「一瞬」を切り取ってダイナミックに見せることは可能なのだろうが、残念ながら今作は筋を追う部分が優先され、あまりそうしたアニメ向きの演出が意識されていなかったように思う。基本的に1枚絵の見せ方は原作コミックの絵に準拠しており、それは漫画なら完成しているが、アニメにして「通過するコマ」になった時にそこまで効果的にならないというか。まぁ、そもそもGONZOの限られた作画リソースでは限界があるってのが最大の難点だったんだろうけども。

 とはいえ、アニメで見られて良かったな、という気持ちもあるのは事実。野郎だらけでむさ苦しいアニメではあるのだが、それぞれの個性的な力士に声がついて動きがついて、そこに見える魅力ってのもありますからね。できることなら、今連載で展開されている大相撲編についてもアニメで観てみたいもんである。その時は、もうちょい腰を据えて迫力のあるアニメになると嬉しいんだけどね。実現したとしても、もうちょい原作が進んでからだろうからしばらくかかるかねぇ。

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「約束のネバーランド」 6→6

 やっぱ2期あるかぁ……まぁ、今やジャンプの貴重な弾の1つだしなぁ。ただ、これ以降をアニメ化する場合って現在進行形の展開に影響を及ぼす部分にも食い込みそうなんだけど、どこまでのアニメになるんかなぁ。

 さておき「第1期」であるが、やっぱりこの漫画おもしれぇな、というのが再確認できるよいシリーズであった。初読の連載分しか読んでないので改めてこうやってアニメで見返してると「おっ、こんなサプライズがあったんだっけ」って改めて驚くようなこともちょいちょい。自分のトリ頭に感謝である。単に「農園から出る・出ない」というだけの攻防なのだが、毎週毎週きちんと新しいトピックが立ち現れ、それらが存在意義を主張しながら絡み合っていくので、閉鎖空間でのバトルなのに全然中だるみしないし飽きもしない。それにも関わらず、あくまでも掲載誌がジャンプであるというラインは残していて、例えば頭脳バトルだからって「HUNTER×HUNTER」みたいに完全にちっちゃいお子さんお断りのプロットになっておらず、おそらく少年少女でもついていけるくらいのプロットにとどまっている。イメージとしては「ロビンソン・クルーソー」とか「巌窟王」とか、そういうナチュラルなサバイバルもので味わった興奮を変化球で投げている感じだろうか。もしくは「ホームアローン」みたいな頭脳戦? ダークな作品なのは間違い無いのだが、子供さんが読んでも理解できて、なおかつ大人が読んでもそれなりに説得力があるというバランス。この脚本は大したもんである。

 そんな完成度の高いプロットをアニメにするにあたって、製作陣が最も注意したのはやはりどういう雰囲気を前面に押し出すかということだろう。原作絵が荒いのでアニメの絵も割と大胆にリビルドする必要があったが、原作絵の持ち味である線の細さ、ちょっとした危うさみたいな部分は残しつつ、かなり色彩を落として牧歌的な和やかさとどんよりとした暗さの融和を図っている。特に今作は「夜のシーン」「日光が射さずにランプの明かりだけに頼る室内のシーン」が多かったので、明度と彩度の調整はかなり神経を使う部分だったはず。ランプの揺らめく光の中での悪巧みや腹の探り合いの図式が、また怪しさを引き立てもするし、ちょっと現実離れした異質さも演出している。そしてそこで敵サイド(ママ)が浮かべる悪い顔に、エマやレイたちも負けじと悪そうな顔を浮かべたりもする。これだけの材料でじっとりとへばりつくような心理戦が描かれるってのはやっぱりすごいことだと思うわ。最終話を見た直後だとどうしてもママの方に感情移入したくなっちゃうのが悩ましいけども……イザベラ、ジャンプ漫画史上でも屈指の「良い敵キャラ」だよなぁ。ぶっちゃけ大好きなので、原作でもいつ再登場するかはかなり気になってる。絶対出てくるとは思うんだけどね。CVが甲斐田裕子ってのも素晴らしいんだよなぁ。今作はメインのCVが本当にはまっててサイコーなのよね。すみれちゃんはもちろんだけど、真礼たそのあんなキャスティングなかなか見ないからね。やっぱり腕のある役者ですわ。

 さて、2期はまたしばらく間が空きますな。今作はこの「脱出前」と「後」でかなりはっきり作風が分かれるのでブランクが開くことによるデメリットはそこまで大きくはないだろうか。問題は本当にガラッと変わるからこの続きが面白く見られるかどうかだが……まぁ、1期スタッフを信じるしかないね。

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Bang Dream! 2nd Season」 5→6

 まずは一段落。始まった時点では色々と不安もあったシリーズだったけど、こうして賑々しい1シーズンを終えることが出来、きっちりファンのニーズに応えるアニメへと成長したんじゃなかろうか。

 思えば1期の時の諸々の課題は、やはりコンテンツの方向性が定まっていなかったことが大きな原因だったのだろう。各々のバンドの立ち位置などの細かい部分もそうだし、今後リアルとフィクションをどのように混ぜ込んで売り出していくかというセールスの部分、そしてどんな要素を打ち出す作品カラーにしたいのかという全体的なコンセプトに至るまで、1期はまだまだ「普通のアニメ」の枠の中で、1クールで「なんかそれっぽいもの」を描いてゲームなどのシリーズ全体のたたき台にしようとした。もちろん土台となる部分が必要なのは間違い無いのだから、今となってはあの1期もしっかり必要な要素を埋め込んでいく重要な作業だったのだな、ということはわかるのだが、やはり作品全体としてみたときに荒削りな部分が多く、それ一本で既存のファンを満足させたり、新たなファンを掴みにいくのは難しかったのではなかろうか(あの当時、どれくらい「既存のファン」がいたのかは定かでないが)。

 しかし時代は進み、今や一大コンテンツへと成長を遂げたバンドリ界隈。満を辞してそのフラグシップとして漕ぎ出したテレビアニメは、徹底して「バンドリイズム」を押し出すための要素を詰め込んだ、濃縮果汁みたいな味わいである。求められているのは音楽、ライブ、そしてそれを彩る様々なキャラクターの関係性。もっとわかりやすい言い方をすれば、カップリング。もう、とにかくそうした新情報を浴びせかけるようにして出し続ければ、すでに獲得している多くのファンたちは、ただ口を開けてそれが流れてくるのを待ち構えるだけである。現代オタク産業になだれ込む新たなウェーブは、間違い無く多くのファンの心をかっさらった。

 シナリオラインだけで見れば、まだまだ賛否は出るところなのかもしれない。結局今回も「必要性の怪しいギスギス」には違いなかったのだし、おたえを巡る一連の騒動にイライラしてしまう層も一定数いると思われる。しかし、最初から丁寧に紐解いていけばこのイライラも全てが「青春の痛み」の一部として受け止めることが可能であるはず。脚本の執拗さでここまでの基盤を築き上げたガルパスタッフが、そんなに簡単にぐらつくようなシナリオラインを今更組むわけもないだろう。まぁ、わたしゃ圧倒的おたえ推しなのでかなり贔屓目は入っているかもしれないが……たっぷりじっくり、痛みを伴いながらも彼女たちの進歩を見届けることができたことには満足している。そしてその結果「Returns」という名曲を紡ぎあげるに至ったのであるから、バンドの立身出世物語としては満点の出来であろう。

 さて、秋にはよくわからないライブを控え、RASを中心とした(?)ネクストシーズンは1月スタート、またしばらくおあずけを食らってしまうが……まぁ、ゲームがあるから無問題なんだよな。ガルパのコンスタントにシナリオを垂れ流してくる確実さは素直にすごいと思うわ。

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「私に天使が舞い降りた!」 6→7

 終わらねぇよ……終わってたまるかよ……俺の天使はそこにいるんだよ……みゃー姉……。

 好きでした。もう、ほんとそれだけです。何が良いかっていうのは毎週の感想記事で察してほしいところなんだけど、究極に身勝手な感想を一言でまとめるなら、「キャラデザがほんと好き」。なんかね、あのまるっこさ、もちぷにっとした感じが、刺さった。ロリッ子もそうだけど、みゃー姉の肉感がすげぇ好き。スレンダーな松本ですらやっぱり良い。あとは目の描き方とか、表情の作り方とか、そういういわく言いがたい部分の集合で、「キャラデザが好き」になるんだろうな。今作は背景作画なんかに意図的にふわっと淡いクレヨン絵みたいなテイストを取り入れていて、そこに絵本とかNHKの教育アニメみたいな、本当に子供向けのニュアンスが描かれているのでロリとの親和性が非常に高い。そのくせ、単に淡くてユルいというだけでなく、しっかり手数を使って描き込み、細かい表情の機微でもって様々な感情が表出されている。毎度毎度「ウザメイド」と比較することが多い今作。ぶっちゃけ中身で言ったら甲乙付け難いレベルではあるのだが、あえてこちらを上にする理由があるとしたら、それはまさに「キャラデザがツボったから」だ。みゃー姉も、ひなちゃんも、ノアちゃんも……みんな本当に天使だよ。これが来週以降に失われてしまうというのだから、リアル失楽園である。楽園追放である。私という人類が一体どんな原罪を犯したというのだ(YE NOT GUILTY)。

 癒しの源泉はとにかくみゃーさんであり、しばらくはみゃー姉万歳で引っ張っていたのだが、途中からのひなたの快進撃は恐るべきものであり、さらにそこを足がかりにするかのように、ノアも、花もみるみる高みまで這い上がってきた。私は常々自分がロリコンではないと主張し続けているが、多分本作はその点で全く問題がない。なぜなら、リアルの小学5年生がこんなに可愛いはずがないからである。多分、同様の癒しを得るために一番手っ取り早いのは自宅でウサギとか買うことだと思う。ハリネズミも可。

 もちろん、こうしたキャラクターが萌えに全振りできたのは中の人の功績も甚大である。もううえしゃま讃歌を歌い続けるのにも飽きてきた気がするが、上田麗奈という核弾頭の扱いを、今後の業界は厳格に話し合いで決定する必要があるだろう。そして一気に存在感を増したひなた役の長江里加。うーむ、確かにバーゼの時からなんかヤベェとか思っていたが……こんなところでなぁ……。さらに不思議なマッチングを見せたノア役の鬼頭明里、小依役の大和田仁美なんかにもチェックを入れておきたいところ。ロリがこなせるキャストは多いに越したことはないからな!

 まぁ、そんなわけで久しぶりに我が心の萌えエンジンをオーバーヒートさせてくれる素晴らしい作品でございました。これがきららでもなく、ましてやアライブなんかであるはずもなく、百合姫に掲載されているという事実は恐るべきものである。萌えの源泉は、一体どこに眠っているものか……心千々に乱れるわ。

 とりあえず小学5年生を数えて落ち着くんだ……。ハッピー、ハッピー、フレンズ、ハッピー、ハッピーフレンズ……。

 もう1回!

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「ガーリー・エアフォース」 5→5

 視聴前の印象「一昔前のラノベだ……」。

 視聴後の印象「一昔前のラノベだ……」。

 まぁ、それでいいんじゃないでしょうかね。実際はそこまで昔でもないみたいなんだが……なんだろ、あんまり難しいことを考えずに「さて、どうやって今までにないところから女の子とイチャイチャするシチュエーションを作ろう?」というのが原初からのラノベの目的意識であり(超暴論)、今作はそれを「なんか、飛行機の意思を具現化した女の子を用意したよ」という、誰でも考えそうな、でもあんまり実行しないような、絶妙なポイントから生み出してみせた作品。いや、だから完全にアルペジオではあるのだが、まぁ、船と飛行機でもだいぶ違うしさ(適当)。「艦これ」みたいな変な擬人化ではなく、ちゃんと飛行機自体は素体として搭乗可能であり、意識はサブとして乗り込んでくる女の子の形になっているというのは悪くない設定である。

 今作は女の子がそこまで可愛いとは思わなかったのだが、最低限飛行機パートの作画・作劇は維持されていたし、視聴に問題があるような作画トラブルもなく、きちんと予定通りの場所に着陸できた印象。全然問題は解決してなくて、むしろ「謎はどんどん深まるばかりだし、人類のピンチは続くだけだし……」みたいな終わり方なのでもやっとしているのも事実なのだが、これまたやっぱり「アルペジオ」だって1期は似たようなところで終わってるわけでね。今作はきちんと対ライノ戦という節目のバトルで話をたたんでいるので、構成についてはあまり文句をいう部分はない。

 まぁ、それだけなら「可もなく不可もなく」と言ったところだが、個人的にアニマのキャラ設定は割と好きだった気がするんですよ。デザインがどうこうではなくて存在そのものの与えられ方が色々と悩ましい部分も多く、いわばレッツイシュカンコミュニケーション。SFといえばSFだよね、これも。しかもグリペンにしろライノにしろ、何か意思を持った宇宙人が攻めてきたとかじゃなくて「いや、私たちも自分がなんだかよくわかってないから」という悩ましい状態でのコンタクトなので、いろんな方向に伸ばし放題なのである。あれ、考えてみたらこれも「アルペジオ」と同じか……。まぁ、ほら、タカオさんだってコンゴウさんだって最高に可愛かったじゃないですか。自分が定まっていない個性的な女の子に色々教え込むシチュエーションっていうだけでも希望が持てるってもんですよ。その結果がライノさんみたいになる可能性もあるけどね……。

 個人的にはそのライノを担当した白石涼子の仕事ぶりが良かったので最後の方はぐっと視聴のモチベーションがあげられた。うりょこは今まで男女含めていろんな役回りを担当してきたけど、今回のライノ役はなんか新しいところに入った気がしますね。お気楽なようで、どこかに狂気と悲哀をはらんでいる感じ。こういう声の出し方ができると、いわゆる「少年声」というだけで終わらないバラエティがあってよいのです。まぁ、最終的に好きなアニマはイーグルですけど(身も蓋もないな)。

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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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