|
最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
そりゃま、雨漏りは直した方がいいと思いますよ、第6話。あの独特のとんがり屋根の家でリビング真ん中の雨漏りっていうのも……どっかの接合面から雨水が浸透してると思われるが、多分屋根裏の構造部分がかなり水にやられてると思います。早めに業者に言わないと結構危ないですよ。 今日も今日とて小路の真剣勝負は続く。今回はいよいよもって木崎さんとのタイマン。1話目で最初に遭遇した時からただならぬ雰囲気だった2人だが、いよいよここで正式な直接対決が実現。そりゃもう、天一のこってりなみのドロッドロの関係性である。もう、そこだけに全振りで描いてくれている作品なので本当に迷いなく見られるのは大きな武器よね。「とにかく可愛くかけたらそれでええねん!」という信念の作劇である。ほんと、女子中学生の立ち居振る舞いとしてはいちいちおかしなところが多いはずなのだが……もう、この世界はこれでええねん、という達観にたどり着いちゃってるからね。明日小路という少女は、友達からも、視聴者からも同じようにキラキラと輝いて見えているに違いない。そしてそんな小路も、木崎さんのことは眩しげに見ているのである。目の大きさから考えて、木崎さんも相当な美少女枠に入るんだろうなぁ。 ほにゃららループと競い合うかのようにして「釣り」をテーマに持ってきているのだが、まぁ、正直こちらの釣りはリアリティなど一切なくても構わないし、なんなら魚など釣らなくてもいい。とりあえず2人して湖に飛び込み、「水も滴る」中でのコミュニケーションが取れれば目的は達成できるのである。もちろん、だからといって釣りシーンの作画に力を入れないというわけではなく、普段からキラキラと眩しい画面が、湖という背景のおかげでよりいっそう光輝いている。やっぱ今作最大の特徴はライティングの妙なので、湖からの照り返しであまりに美少女すぎる木崎さんの画が出てくるだけで全てが満たされるんですよ。水着だったりお風呂だったりというサービスシーンもあるにはあるが、今作もあんまりエロっていう要素は感じられないからね。多分、一番性的でドキドキさせられるのは図書室の内緒話のシーンですよね。耳元で囁いたのは木崎さんの方なのに、なぜか木崎さんの耳が大写しになる、っていうカットがあり、直接的に「口と耳の接近」を描かずにそのニュアンスだけが表面化するという見せ方。あまりにエロい。 名前呼びのハードルを超え、堂々と小路のお友達ランキングのトップに躍り出た木崎さん。親公認の仲となり、今後はさらに学内でも小路との絡みを増していくのだろうか。それとも、引き続きクラスメイトには皆平等に愛を振りまき続けるのか。小路の今後に要注目。
PR 田舎の名門女子中学を受験する子なんてモテない子しかいない、第5話。そうだったのか勉強になるわ。(個人の感想です) 引き続きクラスメイト観察。まぁ、多分このままずっと観察し続けるアニメになるのだろうが、今回はまさに「観察」という内容なので今まで以上に小路の興味対象が分かりやすくなっている。こないだまでが文芸部・写真部といった面々からの人文学的観察、そして今回は生物オタクを率いての生物学的観察……ってわけではないのだけども、結局ダイレクトに観測者が干渉者になってしまう小路には、あまり学術的な観察行為は向かないみたいですね。 というわけでAパートの中心は生き物大好き、ナチュラル志向な大熊さん。どこぞの秋山殿みたいな癖っ毛に目が行きがちだが、実は今作ではもっとも普通の目の持ち主でもある(?)。今回中心になった2名はあんまり怖い目の描写がないのですごく普通のアニメキャラっぽい。おかげで小路の眼力が発揮されるシーンではいつも以上の大迫力。最初に邂逅するところとか、ギアスでもつかってくるんじゃねぇかってくらいの禍々しさに満ち溢れてたもんな。ただ、今回地味チームの目の描写が普通だったことを考えると、もしかして小路の目の描き込みって「美人」の表れなんですかね? 確かに「目がぱっちりしている」って現実世界では割と美人の条件になることが多いけど、そうした顔の際立ちがあの目によって表現されてるのか。……だとしたらもうちょい遠慮した方がいいとは思うのだが……でもまぁ、作中人物が感じる小路の「魔力」みたいなものがばっちり出ているとも考えられる。なんであれ、「気にさせる」作劇になっていればそれはそれで勝ちなのかも。 大熊さんの中の人は小原好美。訥々と語る彼女の純朴さがすっと入ってくる良い配役。そしてBパートは怒涛の津軽弁少女・峠口さんのターン。これまでもちょいちょい挟まってはその独特な口調でインパクトを残していた峠口さんだが、まぁ、キャラとしては今まで出てきた中では割と普通なのかもしれない。いや、中学受験に対するイメージはおかしいのだけども……別にゴリゴリの津軽弁だからって自分の方言を恥ずかしがってる、みたいなキャラになってないのもホッとするところで、こんだけ田舎の学校なら、多分見えないところに彼女のような方言キャラもたくさんいるんだろう。それが普通であると思える環境はとても良い。津軽弁といえば当然三上枝織ということになり、いつも以上にフル回転で見せてくれている。やっぱ方言声優はこういう時にきっちり役が回ってくるので有利ではあるが、みかしーの場合は単に方言ができるってだけじゃなくて、ちゃんと「津軽弁で、かつ可愛い」がキープできてるのがでかいね。 他にもロリやらおっぱいやら、いろんなところが充実している1年3組。小路の観察はまだまだ続きそうね。
寮の部屋でかすぎね? 第4話。個々の部屋にキッチン完備の時点で割とすごいし、見た感じ2人部屋で20畳以上ありそうなんだが……凄まじくええとこのお嬢様学校なのか、それとも単にクソ田舎だから土地が余ってるのか……なんか後者な気がするけども。 引き続き、クラスメイトの輪を広げながら小路というキャラが掘り下げられていく。前回はAパートで谷川さん、Bパートで古城さんという配分だったが、今回はABパート通じて兎原さんを中心に置きつつ、さらにワトソン役(?)としての谷川さんをさらにつなげていく。紹介者としての兎原さんが自己アピールしながら周りのクラスメイトを幅広く展開し、記録者としての谷川さんがそれらのサブキャラを定義づけ、さらに視点を支えて明日小路という人間の輪郭を描く。何を急ぐこともなく、ただただ1話ずつ女子女子&女子という、あまりにも潔い構成の作品である。 女の子同士の交流のみを描き続けており、部活ものでもなければガチ百合ラブコメという路線でもない、こういう本当の意味での日常系アニメは実は久しぶりなんじゃないかという気がしている。きらら系が「特殊部活もの」「特殊お仕事もの」に重点を置いているうちに、気づいたら日常というのはエアポケットのようにアニメジャンルとして空いていた場所なのかもしれない。そこに、あまりにハイクオリティな映像を叩きつける暴力的な日常作品として今作が飛び込む。実に美味しい位置どりである。まぁ、こんだけゆるくて好き勝手な構成で他人を納得させられるのは、ひとえに抜きん出た映像技術があってこそなのだが。今回のエンディング、ただひたすら90秒小路が縄跳びを飛び続けるだけなのに、ちゃんと映像として面白いし成立してるのってすごいわ。 他にも、個人的にやたら刺さったのはよりにもよってクラスメイトではなくてちょい役で登場した演劇部部長のシーン。ふてぶてしい部長のキャラそのものも興味はあるのだが(演劇の専門家役に種﨑キャスティングをするのはあまりにも業が深いが)、その登場シーンでのライティングがやたら凝ってて、本当に1枚絵として成立しているので見入ってしまった。まぁ、今作は本当に1枚絵として成立するカットが多すぎて目移りしてしまうのだが。容赦ない描き込みが多すぎるせいで、かえってちょっと抜いたユルめのカットの方が際立つとかいう頭のおかしな状態になっとる。 ここまでクオリティが維持できているってことは、もう最後までこのレベルで行けると信じてもいいのだろう。まだまだ気になるクラスメイトはたくさんいるし、残りの話数も楽しみだ。 明日さんはコミュ強です、第3話。いや、マジで物語の構成は一緒なんだよな。個性的なクラスメイトが散りばめられて、メインヒロインがそこに1人1人絡んでいくっていう……古味さんとの最大の違いは、そこで振り回すのが、外野側か、本人か。 3話目に来ても作画の質が落ちることはなく、要所要所でインパクト抜群の映像を見せてくれている。CloverWorksの場合はどうしてもどこぞのエッグが脳裏にちらつくのでまだまだ油断はできないが、少なくともここまでの内容の充実っぷりは眼を見張るものがある。特別なことなどなくとも、青春の眩しさをカチリと1枚ずつ切り取っていくことで、充分に視聴に値する映像が作られている。映像の繊細さもさることながら、大胆に少女の姿を切り取っていくコンテ・カメラワークの賜物であろう。元々原作もそうして絵のパワーで攻めるタイプの作品らしいので、そのまんまアニメ化しているにしてもきちんと「アニメならではのプラスワン」が実現しているんじゃなかろうか。 Aパート、エロ写メ自撮りの谷川さん。エロ漫画だったらここから確実に陵辱まっしぐらの展開だが、送り先が小路だったら大丈夫。それにしたって、あんなちょっとの刺激でギリギリのエロ画像にまで発展させてしまう谷川さんの脳内が中学1年生女子としては放送禁止レベルだとは思うのだが……女子校だからこそ許される禁断の領域なのだろうか。その顛末があった上で「写真部に入りました」もどうかと思うし……。どうにも倫理観に乏しい学校なのかもしれない。ちなみに、目のサイズが一番小さいこともあり、顔だけでいったら谷川さんのデザインが一番観やすいはずなのだが、周りにクリーチャーレベルの目ばかりが溢れているせいで、むしろ谷川さんの方が異質に見えちゃうというかわいそうな状態。この世界だと、彼女は美人なのか、地味顔なのか。 Bパート、朗読文芸部の古城さん。こちらは小路の新しい一面を見出すための呼び水なのだが、そこに至るまでに遠慮なく百合的要素をたっぷり盛り込んだルートを突き進むのは偶然なのか恣意なのか。この世界、どうやら小路の周りにはラッキースケベならぬラッキー百合が溢れているようなのだ。もともと「セーラー服」というそれらしいツールが起点となっている物語であるから、そこから発展させた衣類の使い方がなんともフェティシズムに溢れている。「肌着+直ブレザー」とかのシンプルな破壊力ね。個人的には、学生時代に女子がブレザーだったこともあり、セーラーよりブレザーの方がイメージしやすく、なんか必要以上に想像力を掻き立てられるシチュになっていた。それにしても、「同級生が隣で寝ちゃったからメガネを取っちゃうやつ」ってどうなのよ。 この調子で今後も1人ずつ小路が籠絡していく展開になっていくんでしょうかね。こりゃぁサウザンドブッキングも遠くないぞ。
情報量が多い!! 第10話! こんだけ一気に舞台裏が明かされるとは……マジで、コミックス読むの止めといてよかった。ちゃんとアニメでびっくりしたかったからね。 ケイトたちの逆転の構図はおよそ予想通り。最後にエミリコが頭に怪我をしたことでそこを盾にエドワードがやいやい言う展開はあるのかと思ったが、別にその辺はどうでもよかったらしい。そしておそらくそれは、ケイトが予想を裏切り合格したところで、シャーリーというもう1組の「見せ場」があったからこそなのだろう。そうかぁ、まさかここでリタイアが出るとは思わなんだ……。今後もうラムと会うことはないってことなのかしらね。「顔のない人形」の謎もついでに明かしてくれたし、何だかいろんな方向に尊い犠牲である。そのくせ、話の流れ上ほぼ誰も退場を惜しんでくれる人がいなくなってしまったというのも容赦ない。「死」をじっとりと扱われればそれはそれで心にくるが、こうして軽んじられてしまうのもまた辛いものだ。 さて、明らかになったシャドーハウスの真実。まぁ、今までの展開でも別に嘘偽りを教えられていたわけではないので「どんでん返しが起こった!」というよりも「ようやく霧が晴れた」という感じではあるのだが、一番のどんでん返しがあるとするなら、それはシャドーと生き人形という存在の主従の逆転だろう。元来「シャドーそっくりに作られた生き人形が、シャドーの助けを借りて一人前になっていく」だと思われていたところを、実際は生き人形が最初になければシャドーは生まれることすらないという。最終的にはそうして「モデル」となった生き人形と同一化して1体の完璧な存在になりあがることが目的とのことなのだが、3階の連中ですら普段は「顔」を出していないわけで、まぁ、見え方が変わる部分はあまり問題ではないのだろう。今回のシャーリーの例を見るに、結局煤の集合体のような構造を持つシャドーの場合、依り代となって確固たる実体を持つことが肝要。そのための人形は、まさに人身御供ということか。そしてもちろん、同一化が目的であるなら、生き人形の「個」を認めてしまうケイトの思想は絶対にハウスに合致しないわけで……模範生のサラのような関係になれれば……うーん、それはそれで。 他にも、マリーローズのローズマリーが初登場し、「この中原麻衣は鹿島くんですわ」みたいなぶっ飛んだ印象が愉快だったり。わちゃわちゃとシャドーや人形が入り乱れるパーティー会場はそれだけでも充分カオスだったのに、気づいたら人形のマインドコントロールまで完了しているので状況は混沌の極み。いやぁ、エミリコのレイプ目もなかなか魅力的で……なんか変な性癖に刺さる要素の多い作品だな。
「顔」の顔がとても良い、第9話。こうして色が出てくると、やっぱりキャラの見栄えが違うなぁ。 今回のキャラ作画は普段以上に活き活きしているように感じた。特にショーンとリッキー。男の子2人のやりとりでこんなにほっこりするとは思わなんだ。他にも主人公ポジで一切ブレずに真っ直ぐな戦いを見せるエミリコが可愛いのは相変わらずだし、ここぞというシーンで見せつけるルウの笑顔は反則である。気がつけばこれだけ短い期間で人形たち5人の関係性が綺麗に構築されたなぁ。 改めて原作漫画を読み進めていたのだが(ポリシーがあるので絶対にアニメ放送された部分までしか読まないが)、以前読んだ時はどうやら3巻までだったようなので、今週分からは知らないお話に突入した。つまりここからお披露目の結末がどうなるかも全然知らないし、シャドーハウスの秘密なんてのは知る由もないので、アニメのラスト数話がどういう展開になるのかは素直に楽しみである。特にケイトが「このハウス、なんか怪しいやろ……自分はすす能力にも目覚めたし、こっそり訓練して強くなったるで」というこれまた主人公っぽいポジションで色々と考えている部分が楽しみ。そして先の読めないシャーリーの正体とかね。 そうそう、先週時点でのエドワードのあれが「そういう」意味だってのは正直よくわかってなかった。いや、あのエンディング見せられたら、もう細かい疑問とか吹っ飛ぶやん。 エミリコの「ぷくー」が可愛い、第5話。「表情があること」に意味がある生き人形の表情が良いのは良い(語彙)。 やっぱり先の展開が(一回読んだにも関わらず)気になるんでちゃんと原作買おうかなーと考え始める今日この頃。なんだろうね、この動きは少ないけどちゃんと緊張感がある感じ。やっぱり1話目から注目していた「シャドーの方は表情芝居が出来ないというデメリット」をうまく昇華して持ち味にしているのが今作のおいしいところだと思う。個性的なシャドーが出揃い、それぞれに生き人形を引き連れてのお披露目イベント。顔の見えないシャドーを理解するためには人形の表情を見なければいけないという作中世界の根源的な要素がきちんと面白みに繋がっていて、ケイト以外のペアはその連携を見ていればやはりどこか「似ている」部分が接続できていることが分かる。「今、どんな顔をしているんだろう?」と思った時に人形の方の表情を照らし合わせて「こんな感じかな」と想像するというのは新鮮な行程なので不思議な面白みがあるのだ。 そして、「照らし合わせ」のバリエーションが増えていくと、今度は相対的に「照らし合わせにくい」ケイト・エミリコペアの個性が引き立ち、2人の関係性に注目したくなってくる。ケイトは不機嫌になればススが出るので分かりやすいのだが、そこに必要な「不機嫌なエミリコの顔」という情報が、今のところ存在していないのだ。常にケラケラ笑うかしょんぼりするかと表情豊かなエミリコだが、これまで困ったり悲しんだりはしたものの、「怒る」という表情を見せたことがない。そのため、ケイトが一番必要としている(?)「怒り顔」が再現されないのである。この対比が矛盾したかのようにこのコンビの個性を際立たせているのだ。 他のペア連中も、「似ている」とはいえまだまだ半人前だからだろうか、ちょっと危ない趣味を持ってる(?!)サラ・ミアペアのような完璧な「顔」の任を果たすところまではいっていない。そのため、ちょっとしたズレがそれぞれのコンビの在り様をうかがわせるというのはケイトが分析していた通りである。どのペアも半人前とかいう以前に人としてどうかしてる部分もあり、シャドーの文字通りの闇の深さがどこかから滲み出しているようにも感じられるし、表面的なコミカルさはそのまま受け止められることによる「どこまで笑っていいんだろう?」みたいな不安定な進行は良いスパイスになっているんじゃなかろうか。 次回からお外に飛び出しての庭園迷路。こっからがまさにジャンプ漫画っぽい展開になっていくはず。今まで以上にドタバタするエミリコに注目だ。
「仲間が増えていく過程」はやっぱ見てて楽しいよね、第4話。こういうくだりでなんとなくワクワクしちゃうの、やっぱジャンプ漫画の血筋なのかしら。まぁ、これも一応「ジャンプ漫画」ではあるからね。 原作読んでる時に感じたかどうかは覚えてないんだけど、こうしてアニメを見ていると不安になってくるのが、「このハウスの設定、最終的に全部辻褄が合う形で回収されるんやろか……」ということ。例えば今回はエミリコが地図を広げており、ぼんやりとではあるが確実に館の見取り図が確認できる。「メモした大まかな地図」であるという言い訳はできるけど、将来的にこのハウスの全貌が明らかになった時にそのデザインに整合性が取れるかどうか不安になるのだ。玄関歩こうとしたら突然トラップが発動するところとか、「流石にそんな設備が常在してるのはおかしくね?」と訝しんでしまうのだ。矢が射出されるトラップってことは自動巻き直しとかじゃないし、あれって設備を管理してる係の者がいて、定期的にメンテしてるってことなんだよね。生き人形対策でそこまでしてるってことだけど、お影様があれに引っかかることはないんだろうか……。 まぁ、今の段階でそんなこと不安がってもしょうがないんだけど、とにかくこの黒く、暗い空間をなんとなく盛り上げるために出し惜しみせずにいろんな設定をぶっこんでるなぁ、という印象。少なくとも現段階で見ていて楽しいのは間違いないので、話作りの方向性としては正しいんだろうな。個人的にお気に入りなのは、これだけホラー寄りのテイストになってるのに1ミリも空気を読まずにすっとぼけるエミリコの底抜けの明るさ。壁ダッシュの後にショーンに指摘された時の「ほんとうにその通りですね」は不覚にも爆笑してしまった。こいつ、本当になんも考えてないな……可愛くて大変良い。 いい感じ、第2話。1話で受けた印象をそのままにちゃんと「部屋の外」にお話が拡張している。背景とかディティールがかっちり作られてるし、音響の回し方なんかにも気が向いていることがわかる。 びっくりしたのは、他のドールたちはシャドーとキャストがセットだったってこと。今回明らかになったのはミア&サラのコンビだったが、公式ページに確認に行ったらメインのエミリコたち以外は全員キャストが2役でやっている。なるほどそりゃそうか……と言いたいところだが、わたしゃまだこの世界の全容をしらないので、これがどういう意味を持っているのかはまだよく分かっていない(もしかしたら誰も知らないのかもしれない)。ここで重要になってくるのは当然、キャストが同じという一般的な組み合わせではなくて、唯一バラバラになっているエミリコたちの存在の特異性だろう。いったいどういうことなのか、その謎が明かされるまでは……アニメではやらねぇだろうなぁ。 今回はエミリコの目線から見た屋敷の大きさ、そして初めて外の世界と接する興奮と不安、それからこのハウス全体を覆う謎への疑念などといった要素が矢継ぎ早に展開されていく。人形のことでケイトが怒っちゃうくだりなんかはやや性急な感はあったものの、それ以外のパートでは相変わらず間の取り方が丁寧で、決してあくせくしないこの優美なハウスの雰囲気がきちんと維持されている。「ススだらけで汚い屋敷」なのに「荘厳にして優美」というのは両立するのが案外難しそうなモチーフなのだが、そのあたりに違和感が無いし、突発的に始まったミュージカルな流れなんかも浮つかずに「そういう世界だなぁ」と納得できるのも良い。出来ればエミリコの食べるパンがもう少し美味しそうだと嬉しいのだが、残念ながらあれは本当に美味しくはないパンだろうから致し方ないのである。 ここからもっと世界が広がっていくとなると、ますます繊細なバランス調整が求められるとは思うが、この感じだと以降もいい具合に処理してくれそうだな。 |
ブログ内検索
リンク
最新記事
(12/11)
(12/10)
(12/09)
(12/08)
(12/08)
(12/07)
(12/07)
(12/07)
(12/06)
カテゴリー
プロフィール
HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
アーカイブ
|

