最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
あの白猫、もしかしてレギュラーキャラなのか? 第4話。だとしたら……アニメーターってのもいろんなお仕事があって大変だなぁ……。 サブタイに「思いきや」って書かれてるけど、普通にイチャイチャ回だったんじゃないですかね? ただ、今作の本懐として、どっちかってぇと恋太郎を中心としたイチャイチャではなく、女の子どうしのイチャイチャが繰り出されるのである。何回も書いてる気がするが、ヒロインの数が増えようがなんだろうが、礎となるハカリ・カラネの両名がブレずにいつでも最大強度で攻めてくるのが強い。目力を代表とした作画力の強さも含めてね。「日本のアニメは目の中の描き込みの量が異常」っていう話を聞いたりするが、今作を見てると「でも目って口以上にものを言うパーツだし、その絵にいろんな感情を乗せようとしたらこだわっちゃうのもしょうがないよね」とは思う。溢れ出る作画力ってのは、やっぱり可愛いヒロインを描いてこそである。 そんなわけで、「三者三様」となったヒロインのバリエーション。もちろん新加入の静だって決して負けてはいないが、やはり押しの弱さはこれだけ勢い任せのアニメではビハインドになってしまうだろうか。冒頭で他2人が驚いていた「キャラの濃さ」の象徴たるボイスアプリも、実際にそれで自然な会話ができてしまえば別に浮き立つほどの特徴でもないし。あと、限られた自動音声のみでしゃべるキャラは前クールで散々活躍してたし。……そう考えるとハカリ(の中の人)は自動音声キャラに縁があるな。 でもまぁ、「いくらなんでもサンプリングしたあの本の単語のバリエーション豊富すぎるだろ」とか、いろんなツッコミを考えてたら視聴はあっという間。一番気合が入っていたのがサラリーマンの名刺バトルだったのは謎だが、そこも含めてワンカットも気を抜かずに描いちゃうのが今作の魅力なのだろう。個人的には今のところ行きすぎた性欲(?)描写が強いハカリさんがトップティアな気がしていますが、多分容易くひっくり返るレベルの差だ。カラネさんがツンデレにもうちょいバリエーションを発揮してくれれば破壊力も増すんだけどなー。
PR 画面が完全にネトゲ嫁、第3話。まぁ、それこそ作監の影響なのでしょうがないのだが……まじで似てんなヲイ。 というわけで3人目の彼女、静が正式参戦。原作であの話し方だということは知っていたのでどんな演出になるものかとハラハラしていたが、序盤は全部恋太郎が読み上げるという形で補っており、アプリの導入によって音声面での問題も(アニメ的に)解決した。どうせなら読み上げも本人ボイスでオーバーラップさせてほしかったところだが、それだとあのシチュエーションの説得力が出ないというか、恋太郎が親身になってあれだけのことをやる動機が弱くなってしまうので致し方ないか。今後は積極的に会話に絡むこともできるようになったので、その辺については多分特別感もなくなっていくのだろう。 キャラの造形があまりにあまりなので「どんだけいい話っぽく描いたところで、お前が変な奴であることに言い訳はできねぇからな」とは思うのだが、世界とは不思議なもので「無口なこと」がそれだけで美徳というか、萌えポイントになってしまう現実がある。今後もそこまで台詞を挟まずに関係性をつなぐことで、クソやかましい初期面子2人ともバランスをとりながらやっていけることだろう。 もちろん、今回のお話だけを見れば最初の2人は比較的空気。こうしてキャラが増えれば増えるほど1人に裂ける時間が少なくなってしまうわけで、そのうちに100人というお題目も何の意味もなくなっちゃう……というのが現時点での一番の不安なわけだが、正直3人目くらいならまだ大きな問題ではないですね。というか、恋太郎が忙しくなることは最初から分かってるので、どちらかというとヒロインはヒロイン同士の絡みでキャラを深めていくデザインを優先している。もう、ハカリとカラネは完全にコンビ芸になっちゃってるしな。この2人の仲が良いのは何よりである。いや、カラネの方がだいぶ無理してる気はするが……。女の子どうしの絡みでもう1作品作っちゃうくらいの気概でぜひ頑張っていただきたいものである。 あとこれまで触れてこなかったけど、エンディング映像が可愛いよね。あのデザインだとありえん人数でのハーレム構築もどこかファンシーに見えちゃうからズルい。
ふと、「グロいババアの教頭が男子生徒を襲ってディープキスを迫っているシチュエーションが、もはやギャグとして使えない時代が来ているのでは」と気がついてなんとも不安な気持ちになった、第2話。これ、「年長者の性加害を肯定している」って方向性もあるし、さらには「女性の性愛をまるで懲罰であるかのように描いている」って方向性だってある。……あかん、余計なとこには触れない方がいいや。 というわけで、こまけぇことは気にせずにバカをフルスイングしてくれる安心の2話目。案の定、作画クオリティが落ちるなんてことはなく、ほんとのほんとに無駄な可愛いキャラデザがそこかしこにばら撒かれている。描き込みの量が凄まじく、「京アニか!」って思えるくらいに瞳のディティールなんかも作り込まれてるのが圧巻で、これ、1キャラ1キャラ全部瞳の中のデザインまで変えてるよね? まぁ、あまりにもディティールにこだわってるもんだから時として限度を超えてクリーチャー感すら出てしまい、「これ、一歩間違えばちょぼらうにょぽみっぽくなるな……」っていうすげぇラインになってるんだけど。美少女を美少女として描写することがギャグに繋がるなんて、誰が考えるよ。 そうして圧倒的リソースを割いているというのに、やってるのは本当にバカなだけのラブコメってんだから最高に最低な無駄遣い。でもほんとに馬鹿馬鹿しい三角関係を転がしてるだけなのに、なーんかディティールに無駄なこだわりも感じるんだよな。原作読んでた時にも思ったんだけど、今回の「ファーストキスの順番隠蔽プログラム」、無駄にちゃんとしてんだよ。いや、やってることは何一つちゃんとしてないんだけど、理屈の上では徹底的に「ファーストキスの順番が誰にも分からないようにする」っていう目的は達成できてて、必要なところに全部ランダマイザを挟んでるから、(参加者の善意を前提としているとはいえ)細部まで行き届いた理想的な解答になってるんですよ。まぁ、そういう馬鹿みたいなところに全力を注ぐべき作品なんだろうな、っていうのがこの2話目で伝わってくるのはすごく良いと思います。そんでハカリ=エロ、カラネ=暴力という属性配置もこれで完成。ツンデレがただの暴力と紙一重であるという事実、やっぱりどう考えてもギャグむきだったわ。 さて、3人目のロリっこ、長縄まりあも登場しましたね。こちらも初登場から可愛いに全振りしたキャラデザだぁ。ちなみに「あれ、結婚したのって長縄まりあだっけ?」って思ったけどにちかちゅだった。だいぶ違う。そういや中の人の話でいうと、今回ぱんつにじゃれる猫の声がだいぶ印象的で、キャストを確認したら「矢野茜」って書いてて、「矢野茜? そんな声優は聞いたことがないがどこかで……」って思ったら、アニメーターの矢野さんじゃねぇか! あのSHIROBAKOのキャラのモデルにもなった「可愛すぎるアニメーター」として取り上げられた矢野さん。確認したら「プリマドール」ですでに猫役の声優デビュー(?)していたとのこと。このままずっと猫役だけやり続けて、最終的に麦穂あんなみたいになったら笑う(ならねぇよ)。
祝・夜帷の声優確定! 第20話。 あ、ごめんなさい、話はそれだけです。放送開始時から気になっていた夜帷さんの扱い。キャストが誰になるのかってぇのが最大の注目ポイントだったのだが、なんとまぁ、ここでも出てきた鉄腕佐倉さん。もう、次回が楽しみで仕方ないわね。早見VS佐倉の(元)アイム声優対決、ここ数年でいろんな絡みが見られるようになってていちいち幸せです。次回はSPY×FAMILYという作品の中でも最も衝撃(笑撃)のあのシーンがあるわけですが、さて、佐倉さんがどんなお仕事ぶりを見せてくれることか。 あ、アニメの方はふつーにまったり見てます。ボンドがレギュラーになったおかげで画面の端々がかわいいのがいいですね。2期になってちょいちょいアニメオリジナルを挟むようになっているのだが、作品を長生きさせたいという制作側の意識の表れだと考えていいんだろうか。ジャンプ+アニオリってぇとあんまりいいイメージはないのだが、今作はジャンプ漫画言うても「家族もの」だし、「ちびまる子ちゃん」とか「あたしンち」みたいなものだと思えば、もしかしたらご長寿アニメにもなれる……か?
は〜〜〜、コンちゃんかわええ、カワユス、かわヨ……第9話。こんなにも少年少女が可愛いアニメ、久しぶりな気がする。 先週までシキの重めの話が続いていたが、今回はエピローグも含めてガラリと景色が変わって楽しいお話盛りだくさん。まずシキの家族は(異形の連中をカウントしなければ)全員生存ルートで、無事に「家族」を形成することに成功した。お母ちゃんもいい人だし、ほんと、石田彰さえいなければ世界が平和になるということがよくわかる構図だ。強いて誤算をあげるなら、先週まではおとなしかったシキの妹、アヤ(綾)が想像以上にしたたかだったという部分だろう。恐るべき色ボケ8歳児。まぁ、お子さんの恋愛観なのでお遊び程度のものではあるのだが、男所帯だった探偵事務所に乱入してくるとずいぶん雰囲気も変わるものだ。てっきり今作の萌え担当はアキラだと思ってたのだけど……(それもどうなの)。 そして、そんな積極的な8歳児がカバネに熱烈アタックをしかけちゃったもんだから見事にソウルジェムが濁っちゃうのがコンちゃんである。ここまでは、一番その手の話題を気にするアキラですら割と上っ面だけのきゃぴきゃぴ具合だったもんだから本気で扱われていなかったコンちゃんのお気持ち。それが「ライバル」であるアヤの登場により一気に表面化されることになってしまったのである。超面倒なことに、コンちゃん自身もその感情の正体を全く理解できていないし、カバネは知識として知ってるかどうかも分からない。このデコボコすぎる「恋人未満かつ友達未満」な2人の関係は今後どうなっていくのだろう。 それにしても、嫉妬心にかられてあれやこれやと転げ回るコンちゃんの可愛らしいこと。自分の方がアヤよりも大人だってんで背伸びしようとして空回りしちゃうのが可愛いし、絶望して目から光が失われるのも可愛い。ぐるぐる混乱して狐に戻ったって可愛いし、鬼気迫る形相で腕を食べちゃうところだって可愛いといえば可愛いのである。対抗するアヤもこまっしゃくれてて面倒な子で、一切風紀を守るつもりがないへそ出し扇情ルックで悩殺しにくる8歳児に対して、コンちゃんはなす術がない。でもまぁ、どっち側のアプローチもカバネにとっては一緒くたなんだけどね……。カバネさん、本当に女泣かせというか、もうざっくりまとめて「他人泣かせ」なのよね。被害者って意味ではシキだってかわいそうだし。知識と常識がないくせに、何故か判断力だけはきちんと備わっていて理路整然と対話だけが成立しちゃうっていうのも本当に面倒くさい。アヤが加わったことで、色々と俗っぽい知識を蓄えてくれると良いのだけどなぁ……。それにしたって「これは困ったぞ、とりあえず殴ろう」はやめたげてよ。 コンちゃんが来てる「FOX」っていうデザインのパーカーが欲しいな、と思ったお話でした。いや、違うな、欲しいのはコンちゃんそのものだった。近所の公園の樹を揺すったらカブトムシみたいにボロボロとコンちゃんが落ちてこないもんかな。
最終的に蚊の姉が妹2人を食っちゃったのはμ’s原理主義者の陰謀だな? 第6話。生徒会長3人が集まってこんだけの地獄絵図になるとは……。 今週はミハイ騒動編の決着ってことで、奴の酷さがよくわかるお話になっていた、くらいの感想で終わりなのだが、1つだけ御報告があって記事立てしている。というのも、先週、コンちゃんのあまりの可愛さに「コンちゃん可愛いねぇ」というパッションのみの感想をあげたところ、「確かにコンちゃんが可愛いのは認めるが、4話での隠神狸フォームの可愛さを無視するとはなんたることか」というご意見が拍手コメの方に送られてきて、「いやはや全くその通りだ」と反省したためにこのように書かせていただきました。いや、別に毎週記事立ててるわけじゃないんだけども……。 しかし、我々がタヌキ愛好会の流れを組む一派なのは間違い無い。「有頂天家族」が最高の作品であったことは疑いようが無い事実であるし、たほいやを通じてたくさんのタヌキを生み出し、タヌキ知識を深めてきた(非実在タヌキしかいないが)。そんな私が、あれだけ活躍したタヌキを無視してキツネに走ってしまうのは不義理も甚だしい次第である。お詫びとともにここにご報告させていただく。え? 別にそんなこと期待してないって? まぁ、いいじゃない。 ちなみに完全に個人的な思い出を語ると、私の実家は、幼い頃はまじで何にも無いクソ田舎で、近所には鬱蒼とした森があり、近所の牛舎から牛の鳴く声が聞こえるという、リアルのんのんびよりであった。ある日、家族で外食して車で帰宅する際、家のすぐ近くの野良道で、ヘッドライドの前を横切る影があった。慌ててブレーキを踏んだ親が「犬か? 猫か?」とライトを照らすと、それは猫にしては大きく、犬にしてはまるまるとしすぎた生き物であった。そう、確証こそ無いが、あれはおそらく近所に住む野良タヌキだったのだろう。イタチかハクビシンの可能性もあるけれども。 そんなわけで、やっぱりタヌキというだけでも愛着はひとしおなのである。隠神さん、タヌキフォームを確認したあとだと後ろ髪のもふもふ感とかがそのまんまで、CV諏訪部順一のくせにやたら愛着が湧くので恐ろしい。そして、新キャラのせいでキツネの悪辣さがさらに加速しているのである。うまいこと共存してる隠神さんは大人だなぁ。 結論:それでもコンちゃんは可愛い(あれ?)。 コンちゃん可愛くない? 第5話。いや、本当にそれが言いたいだけなんだけど……。 基本的な品質がなかなか高い今作。少年少女がたくさん出てきて奮闘しているだけでも見どころではあるのだが、そんな中でも一際輝く存在がコンちゃん(表記は紺ちゃんが正しいようだ)。アホの子なんだけどカバネの野郎も似たようなタイプのアホの子なおかげでいいペアリングになっていて、今週描かれた手繋ぎデート(??)はそれだけで色々期待できてしまうようなシチュエーションであった。お互いにそういうことを1ミリも気にしないような性格なのも良いところ。この2人が少しずつ成長して、お互いを意識しあうまでになったらそれはそれで素敵だなぁ、という。まぁ、カバネの方はどんだけ成長しても変わらない気はするけど。 コンちゃんの最大の見どころは、個人的には勝手に名付けた「ハイブリッドゆみり」状態にあるところだ。花守ゆみりが芸達者なのは論を俟たないところだが、彼女の武器は大きく2つあり、1つはなでしこらを代表とする高音域での純正萌えキャラ路線。そしてもう1つはショタも含めたクール系低音路線。どちらもピリッとした存在感があって聞いていて楽しい。そして、コンちゃんはそんな両方の音域を自由自在に行き来できるポテンシャルを持っている。通常時はそこそこクール系で決めているくせに、可愛い時はカーンと音域が上がって一気に女の子らしさが出る。ハーサカがドギマギした時に素が出ちゃう感じに似ている。そんなわけで、今後とも是非、コンちゃんには活躍してほしいと思った次第である。 話は以上だが、今週は新キャラ・ミハイの登場など、ますますキャストブースが特濃になっている。そんな中で登場した昆虫怪物軍団が、エリチカ・ダイヤ・せつ菜さんという謎の生徒会長トリオだったのは爆笑ポイントである。「なんでわざわざこんなキャスティングに????」ってびっくりしたのだが、確認したら本作の音響監督が……そういうことらしい。業界人はこんな遊び方もできるのか。無駄に贅沢すぎて羨ましいな。
いちいちキャラがクドいな、第3話。ジャンプ漫画のヒロインとしては随分型破りなのが出てきたなぁ。今のお子さんたちのスタンダードヒロインがこれだとしたらびっくりだな。 ジャンプアニメが普通に面白いと、こっから先も感想書いたらいいのかどうか迷うので困りますよね(好きにしたらええがな)。まぁ、多分書かない気はするんだけど、「楽しいですよ」っていう意思表示のために一応記録をしておく。おかしいなぁ、全然こんな気持ちになった印象はないんだけど、マジでリアルタイムだと2話目以降読むのやめてた可能性はあるな。もしくは、「ふつーのジャンプ漫画の展開だから」って雑に処理してたのかもしれん。基本的に絵が荒い漫画が苦手なのであんまり集中できなかった可能性はあるな。だとしてもこの野薔薇のキャラは強烈だから印象に残ってそうなもんだけどな。 いや、でも本当にこいつがメインヒロインかどうかも分からないんだよな。次の事件で誰か死ぬって言われてるんだから死ぬ可能性もある(絶対無いだろうが)。多分、現代のジャンプ漫画で「正ヒロイン」みたいなものを尺度付けしようとする見方自体がまちがってるんだと思う。純粋に「男も女も平等に、チームを組んで戦いますから」っていうキャラの並べ方が現代風なのかもしれません。 そう考えると、例えば今作とデザインが大体同じBLEACHなんかと受ける印象が違うのも分かる気がしますね。「怪異を退治する呪術バトル」っていうデザインは同じだし、なんならホロウのデザイン理念なんかもかなり似てる気はするんだけど、そこに向き合う「ヒーロー像」みたいなものが時代を経て変化している。BLEACHだったら最初に織姫が「ヒロイン」としてポンと置かれて一護が動くけど、今作だと野薔薇さんは絶対にそんなポジションにならないということがこの時点で分かる。おっちゃんの歳になると、そういう当たり前のような違いも新鮮に感じられますわ。まぁ、そんだけ「ジャンプ漫画」っていうもののステレオタイプを固定しすぎてるってことなんだろうけどねぇ。 シナリオライン以外で触れておくと、1話目の時にも感じた「バケモノの異物感」の出し方がまずうまい。CG加工で作られるクリーチャーデザインなのだが、そうしてレイヤー1枚を隔てているみたいなぎこちなさが、うまいこと「この世ならざるもの」の違和感を創出している。CGの使い方がうまいあたりはいかにもMAPPAの制作だが、今回のコンテ担当の人はどうやらポリゴンピクチュアズの系譜でもあるようなので、おそらく業界全体でそうした「新しいCGの融和策」みたいなものは率先して次のステップに進めようという動きがあるんじゃなかろうか。加えて監督独自のアクションの見せ方もあり、ベタなバトル展開も飽きずに見ることができるのはとてもありがたい。何度も言ってるけど、やっぱりこういうところでジャンプ作品は恵まれてるなぁ、と思う次第である。そして、瀬戸ちゃんがこういう飛ばし方してるのを見るのも楽しいなぁ、と思う次第である。田舎から出てきた瀬戸ちゃん、とりあえず突撃しておけばいいと思ってそう。
約束されし大団円、最終話!! 余計な言葉は必要ない。ここに終わる以上の選択肢などありはしない。 年末年始がゴタゴタしてたので、ゆっくり見たいと思ってたらこの時期になってしまったのだが、やはりゆっくり観てよかったと思えるだけの最終回。何も意外なことなど起こっていないのだが、全てが収まるべき場所へ収まり、物語が終りを告げる。これこそが最終話に求められた役割である。しっかりとエピローグを取ってくれるのは傑作の条件の1つだ。今作の場合、第1クールのラストがアレだったから特にね。 強いて意外だった点を挙げるならば、思いの外しっかりと「勝った」という事実以上に「負けた」という側面にも光が当たっていたことだろうか。審査員のおっちゃんが言っていた通り、熾烈を極めた三つ巴の戦いはどこが勝ってもおかしくない大会。時瀬が勝ったとは言ったものの、他の2校の優勝も充分にあり得たことは、審査員3人で分かれた意見に如実に表れている。感情を揺り動かした時瀬、古典音楽をこれ以上ない形で魅せた珀音、そして完璧な調和を生み出した姫坂。前回言われていた通り、ここまできたら評価は審査員の「好み」のレベルで分かれてしまう。今までの展開からして、時瀬が勝ったのはそうした「運」があったというだけでも説得力はあったはずだ。 その上で、今作は「負けの美学」を提示する。姫坂は負けた。かずさは自分たちの音を「揃えることだけしか考えていなかった」と卑下した。仲間との結束を信じきれなかったかずさが打ちひしがれ、チカに志の差を見せつけられた。姫坂の敗因は、きっとかずさが一番よくわかっている。その上で、きちんと穂積さんからのフォローも入っており、「弱いから負けた」というネガティブなニュアンスは極力感じられないようにもまとめ上げている。最後に雄叫びをあげたかずさの姿は、立派だった。 珀音も負けた。神崎は自分が本気を出すのがあまりに遅すぎたことを悔やみ、これまでの慢心が、完成形を時瀬に譲ってしまったことを悔いた。珀音が勝っていたならその勝因はもちろん神崎だったはずだが、負けてしまった今、敗因も間違いなく神崎にあるのだ。しかし、だからと言って彼を責めるなんて見当違いのことは部活内で起こるはずもなく、終わったことへの悔しさは、おそらく来年以降への大きな糧になる。先生は今年で最後だったが、神崎の部活はまだ終わらないのだ。新たな誓いを胸に、珀音はまだ強くなれる。 勝ったのは時瀬だ。そして、その勝利を支えたのがチカ、引っ張ったのはさとわちゃん。母親との雪解けは、今作が間違いなくハッピーエンドで終わったことを告げるものである。光太のせいであんな風にはなっちゃったけど……耳まで真っ赤のさとわちゃんがほんと可愛かったから万事OK。そしてチカはもう、お母様からの公認をもらっちゃったような形になる気がするんですが、今後の2人の関係性ってどうなっていくんでしょうね。さとわちゃんは、今までの人生でどれだけ苦労したかを考えれば、あとは幸せになるしかないと思うんだけども。もののついでのように晶さんちの家庭までハッピーにしちゃうあたり、時瀬高校箏曲部の陽のエネルギーは圧倒的であるな。 物語は終わらない。原作は3年生編へと続いているのだろう。ただ、こうしてアニメが完璧な形で終りを迎えた今、正直原作を追いかけるかどうかは悩んでいる。ぜひ、この続きもこの度のような素晴らしいアニメーションで見せて欲しいからね。
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Thraxi
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声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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