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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 お久しぶりです。第21話。こんだけ長期間にわたってアニメ感想書くの休んだのは久しぶり(ここウン年なかったこと)なので、もう文章の書き方を忘れかけている。サボってた分を取り返すために、ちょっとずつ追いかけながら溜まってる録画を消化していかないと。

 というわけで久々の感想だが、よりによってやたら欠損だらけのアニメ。この世界には最初から欠けてる人もいるけど、後からぼこぼこもげる。

 全面戦争の各戦況。まだどちらに傾くというほどでもなく、ただ各所で上位竜がぶつかり合っている様子が描かれ、全てが一進一退。人間の底力、実は結構すごいのでは?

 注目すべき戦況、1つ目は当然ラグナVSカムイだが、こちらはラグナがあくまで「善戦」レベルで未だどこまで通用しているかは分からない。ただ、その後の侵攻具合を見るとカムイはラグナとやり合うのが楽しすぎて、もうティアのことなんて気にもしてないみたいなんだよな。ネビュリムに全部任せて信用してるってことなのかもしれないけど。

 ただ、残念ながらそんなネビュリムの必死の防護策も「先代」には見事に突破されてしまう。元々クリムゾンが組み上げたシステムの流用だったということなのだろう、答えを知っている問題を解くように、クリムゾンはあっさりとアルテマティアが匿われている謎空間へ。ネビュリムの相手はスライム先輩が受け持っているようだ。未だ時操魔法が戻らないティアは、乗り込んできたクリムゾン相手に「竜への変身」という最後の手段で迎え撃つ。竜王スタイルになっても真っ白で綺麗なティアのフォルム。残念ながら焦りが先立っているので王の威厳も気品もないのは不憫である。もちろんアルテマティアとの直接対決を見越してクリムゾンも万全の姿勢で挑んでおり、以前ラグナに釘を刺された「死ぬ気のないやつが戦場に出てくんな」理論に反抗するためか、厳重なセキュリティの裏に隠していた心臓を装備しての参戦。クリムゾンがここまでのリスクを冒してくれるのは珍しいこと。まぁ、それによって何が変わるのかは分からないけども。

 必死のティアと、覚悟のクリムゾン。竜の王どうしの対決は未だ予断を許さないが、ここからヘルプが入らない前提ならば、場慣れしているクリムゾンの方が有利には見えるな。そうしてみると、今回の突撃&分離作戦は(どこまでがクリムゾンの狙いか分からないにしても)うまいこといってはいるんだよな。

 その他、ゾラさんはギリギリで駆けつけて奥の手を披露したフーさんとの戦闘。そして銀器姫の最後を看取ったナサレナの胸中は。……流石にあれは死んだよなぁ……ナサレナがこの状態で教団に戻ったかどうかは分からないけど、この後ラグナたちが教団と何の悶着も起こさないとは思えないよね。その時ナサレナはどうするつもりなのかしら。

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 まさかの幕引き?! 最終話! 終わるんかい! そこで終わるんかい! ……まー、途中から薄々「コミックの巻数を考えたらどう足掻いても2クールで終わるわけないし……ひょっとして連続3クール作品なのか!?」とか期待したりもしたが、無情にもここでアニメはおしまい。現時点でどこを探しても2期の報は見つからなかった。

 どう考えてもここで半端に終わってしまったことはマイナス評価にならざるをえないのだけど、これだけどっしりした尺でここまで描いてくれたわけで、普通に考えたら2期の「完結編」は製作してくれるんじゃないかなぁ。その予定が1つもない状態でこのエンディングを提出したとしたら肝が太すぎるだろ。まぁ、過去にもそういう例が無かったわけじゃないのでここでほんとにアニメがおしまいの可能性もゼロじゃないのが怖いが……完結してる漫画作品の完結しないアニメは流石にどうよ。

 ヘルクとヴァミリオ(とアズドラ)の物語としてみれば、今回のお話はそれなりに「節目」になっているので「なんとなく最終回っぽい」という点に不満はない。特にここまでず〜〜〜〜〜っと眉間に皺を寄せていたヴァミリオ様が「晴れた!!!」とのことで、今まで見たこともないような軽快なステップとともに高らかに炎をばら撒いている様子は2クールもの間ずっとファンが待ち望んでいた姿であり、ここまでの2クールを「ヴァミリオが主人公の物語」としてみることができた。ヘルクだってもちろん主人公なのだろうが、そんな悲劇のヒーローを周りから支え、種族の違いも飛び越えて一番深いところで理解し合えるってのが今作の最大のテーマなのだろう。そういう意味では、ヴァミリオちゃんのはつらつ笑顔が見られたことが最大のハッピーエンドと言っても過言ではない。

 ただ、そこからちょっと目を離すとアスタとシャルアミがあの状態のまま完全放置だったり、島の魔女が何者だったのかがさっぱり明かされていなかったり、アニメ視聴だけでは絶対に解消できないフラストレーションが溜まりまくっている。これを解消する手段はアニメ2期を放送してもらう以外にないわけで……せめて嘘でもいいから「鋭意製作中」は欲しかった。「製作決定」だけでもいい。なんなら「クラウドファンディング開始!」でもいい(いや、それはよくないか)。でないと、とりあえず原作読んじゃうかどうかの判断もままならぬし……なんとかしてくれサトタツゥ!

 最後の最後にまたあのとぼけた空気が戻ってきて、ピウイが画面いっぱいに映るカットが増えたのも「らしい」も幕引きでしたね。今回わざわざ表に引っ張り出してきたのは、やはり最後の最後で人類の希望を握っているのがピウイであるという伏線……かどうかはわからない。あと地味に「あ、ちゃんと帝国四天王って(元々は)4人いたんだ」っていうのがヴァミリオちゃんの回想から判明したのも収穫といえば収穫。「なんで四天王なのに2人しかいないの?」っていう謎は、「すでに2人しか残っていない四天王っていう立場が、仲間をたくさん失ったヘルクと重なっている」という舞台設定だったわけだね。そんな身の上で一番苦しい「全部救う」という選択肢を選んだヴァミリオ様、やっぱ最強主人公ですわよ。ぜひ、ここから先もみんなで支えてあげてくれ。




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 さぁ、ぼちぼち最終局面、第23話。ようやくお話はヴァミリオとヘルクのところへ。こうしてみると、エルダ様に幕を開けた(?)エルフっ娘ムーブメントの1人としてヴァミリオをカウントすることができるんだな(個人の感想です)。

 シャルアミ・アスタの危機、そしてアズドラの敗北。いろんな戦局が気になってしょうがないが、それらをいったん差し置いてずっとお預けをくらっていたヘルクたちの様子へとようやくカメラが戻される。ヘルクたちも「長旅だけどあっという間だった」と言ってはいたが、こちとら随分長いこと待たされたような気がしてますよ。せっかく再会できたピウイにはまたすぐにお別れみたいな展開になっちゃったけど……今後、黒い騎士との対決みたいに再びピウイがキーになる展開があるんでしょうか。あったとしても意味わからんけど。ただ、ピウイの出身地であるあの島って、いまだに謎の存在である魔女さんがいた土地でもあるんだよね。実はめちゃめちゃ重要な何かを握ってる可能性も微レ存。ちなみにピウイも含めた御一行の中で、最後までヴァミリオの呼び方が微妙に安定してなくてちょっと笑った。多分ヘルクとピウイはずっと「アン(ちゃん)」呼びだったけど、サポートに回ったハルピィも夜の間は「アン様」って呼んだから「あれ、そこはアンで統一なのか?」って思ったら翌朝になってふつーに「ヴァミリオ様」って呼んでた。まぁ、ヴァミリオ曰く「四天王は一般魔族にあんまり顔を見せてない(アズドラがおかしい)」らしいので、もしかしたらハルピィの中でも「この人がヴァミリオ様でいいんだよね?」みたいな不安があるのかもしれん。

 そうして和気藹々とした楽しい旅路もついに終わりを迎え、人間の国にほど近い駐屯地でヘルクとラファエドが激突。ラファエドさんについては先週時点でもまだ「もしかしたら悪い人じゃないのかもしれないけど……」みたいな僅かな期待が残っていたのだが、今週の様子を見る限りでは大勢は変わらないみたい。そりゃミカロスに比べたらよほど人道的なことを言ってくれてはいるのだが、何かしら大きな目的があるのだろう。ヘルクのあれだけの苦悩と献身を見てなお、彼になびくことはなさそうである。まぁ、実の娘を悪魔の兵器に仕立て上げた時点で、彼に後戻りはできないのかもしれないけれど。そしてヘルクに対しての最終兵器である「彼女」の投入についても、ミカロスの提案をすぐに受け入れてしまった。もう、ヘルクと分かりあうことは出来ないってことだ。

 そうしてラファエドが全力でヘルクをつぶす決意をしたが、そこで注意を向けざるをないのが脇で支援するヴァミリオの存在。これまで彼女がフルパワーで戦う機会ってのは実はほとんどなかったのだが、いよいよ四天王の本領発揮か。そして彼女は圧倒的な武力もさることながら、まっすぐな信念と他人を思いやるその精神性も大きな強さ(これはアズドラにも言える)。下手したら打ちのめされたまま落ちていく一方だったかもしれないヘルクをすくい上げ、ここまで連れてきたのは間違いなくヴァミリオの手柄。ラファエドの漏らした「再び良い仲間に巡り会えたのだな」というのは、彼なりの素直な賛辞であろうし、そうして幾度となく友情を築いて立ち上がってくるヘルクを打倒しなければならない懊悩でもあったのだろう。一度へし折ってそのままであれば、ヘルクだって、ラファエド本人だって、こうまで思い悩むこともなかったのだろうから。

 それでもヘルクは立ち上がり、ヴァミリオはそんな彼を信頼している。帝国の最後の砦は間違いなくこの2人の友情の力である。人間サイドは、この心をへし折るためには手段を選ばないだろう。さぁヴァミリオちゃん、正念場だ。

 

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 総力戦、第22話。今シーズンは2クールアニメで真っ当にクライマックスに向かってる作品があんまりないので(これ以外だと、一応呪術は毎回クライマックスみたいでエラいことにはなってるけど)、素直に1つのゴールに向かってる感が出てくると俄然盛り上がってきますね。

 「1つのゴール」とは言いつつも、そこに向かう断片は相変わらず多い。そして、フェーズが動いたことによってこれまでとは違う側面からも変化が起こっているのが注目ポイント。今回の主役は、アズドラ、シャルアミ、そしてなんとエディル!

 アズドラさんはある意味では想定通りの立ち回り。全力でミカロスを叩き、ある程度はダメージを与えていたものの、相手は手段を選ばぬ外道である。最後の最後には極悪な切り札を用意しており、アズドラは大きな制限をかけられた状態で指導者としての判断を迫られることになってしまった。ミカロスの言う通り、たくさんの部下を守ろうと奔走したアズドラさんと、数多の部下を平気で切り捨て、むしろ武器として利用尽くしたミカロス。戦局は明らかであった。まぁ、一応まだアズドラさんが死んだと明示されたわけではないので、魔族のしぶとさを見せつけ、なんとか生き延びてほしいところではあるのだけど。

 一転、人間国の王城ではアスタがシャルアミを連れての脱出行。シャルアミは大人になっても変わらねぇな、と思って見ていたが、より図太く、よりヘンテコになっている部分もあるのかもしれない。それでも、何も分からないままに幽閉されていた城壁の中でも唯一過去の思い出だけは彼女を慰めてくれていたようで、ヘルクやクレスの名前を出す時の笑顔だけは本当に楽しそうに見えた。

 そしてそんな彼女がわざわざラファエドらによって幽閉されていた理由は……なんと彼女の能力にあった。本人もよく分からぬままに固有能力の「特定物質の散布」というすげぇ大雑把なスキルを利用されていたシャルアミ。おそらく今回のように幻術か何かで彼女の意思を奪い、覚醒物質の散布に利用したということなのだろう。彼女が覚醒せずに無事なままで幽閉されていた理由もこれでなんとなく想像できて、散布役の彼女だけは、すべてを失って覚醒兵や新世界生物になってしまっては都合が悪かったのだろう。あくまで彼女は「現在の能力のままで」計画の中枢に置く必要があったのだ。そして、それを企てて実行していたのはどうもラファエドさん本人だったように見えてしまうね……王がすでに傀儡状態なのは間違いないと思うのだが、今回ラファエドはきちんと王と「対話」しているように見えた。完全にお人形さんというわけではなく、ラファエド(とミカロスも?)が上に置いておく程度には、何かしら主君のようなものは存在している様子。……まぁ、新しい世界を作るための方便かもしれませんが。ラファエドさんが本当に悪人なのかどうかは最後の最後まで保留したいところだが、単にミカロスが極悪だから対比でそこまで悪くないように見えてるだけかもしれない。実の娘が、自分の能力でこの世界を作り出してしまったことに気づいたらどうなるか、親として考えはしなかったんだろうか。

 覚醒兵はそうして作られ、さらにミカロスの「解呪」によって新世界生物へと至る。この絶望的な状況に意外なところから希望の光をもたらしたのがなんとエディル君だった。ヒュラに対して並々ならぬ執着を持っていたエディルだったが、その執着が限界突破して感情は反転。いつの間にやら露骨に良い関係になるという、この緊迫した状況にあるまじき変な空気。こうしてギリギリのシーンでもどこか抜けたような雰囲気を残してくれるのも今作の良さだろうか。しかし、今回エディル君が受けた仕打ちを考えるとあまり笑ってもいられないが……でも、前からずっと「ヘルクが一目置いてる人間側で一番善人っぽいやつ」がここで術に抗っているというのだから、今後の彼のブレイクスルーはちょっと期待しちゃうよね。何より、ここでエディルが終わってしまったらヒュラさんが不憫で仕方ない。おそらく、今回ちらりと見えたエディルの「真の覚醒」の片鱗こそが、ヘルクたちが反撃に打って出る最大の鍵となりそうだ。なにより、もう1人の「ヘルクの最愛の仲間」が自我と覚醒の狭間で戦っているのだろうから……。

 そして次回予告では早くもヘルクとラファエドが対峙している様子が描かれていた。まずはシャルアミの扱いをはっきりさせてほしいところだが……流石にお父さんは娘を無碍に扱ったりしないよね。ね?

 
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 ドルーシさん、久しぶりの登場だったのに……第21話。せっかくこのタイミングで新技を披露したというのに、相手があまりに悪すぎて瞬殺だったのマジで可哀想。まぁ、ことここに至っては魔族全員が可哀想なのだけど。

 前々回がついにヴァミリオとの連絡がついた回だったのにその後ヴァミリオにターンが回らず、前回シャルアミの登場から人間国内の秘密が明かされるかと思ったらそれも今回スルー。ちょっとだけセリフがあったピウイも寂しそう。本当にいろんなところに場面が移って忙しいアニメである。今回は人間VS魔族の最前線と思しき「シン城」という場所が第1の舞台となり、人間軍の武器についに「魔物の使役」というパーフェクト悪党要素が追加された。まー、これまでも散々エグいことやってたので今更何を驚くものかという気もするが、「魔族はこれまで、魔界の瘴気や魔物から人間の国を守っていたんだぜ」という事実を知ってしまっていると、その魔物をけしかけて帝国を攻める人間という構図はほんとに畜生としか言いようがない。こんだけの窮地を演出されて、未だ焦らず対処できてるアズドラさんはマジでやり手だな。

 身代わりの計という、三国志みたいな作戦でミカロスを一旦は出し抜いたアズドラ。ミカロスは武力も相当なもんで、かつて勇者兄弟をいいようになぶったことからも基礎戦力は折り紙付き。そんな怪しげな魔術師を相手にも横綱相撲を崩さないアズドラさんの株は上がる一方。あのヒュラさんすら苦戦した相手に眉一つ動かさずに対処できるのはまさに四天王の貫禄。さらにそんなアズドラさんの過去の武勇伝もミカロス目線から語られ、帝国四天王が並じゃねぇことはよく分かった。きっとヴァミリオちゃんにも同じような武勇伝はあるのだろう。

 そして、その裏ストーリーとして語られる怪物・ミカロス誕生秘話。……いや、何がどうなあってあんなイかれたモンスターが生まれてしまったのかは厳密には分かってない部分もあるのだが……まぁ、ここまで人間サイドがやってきた悪さの根源は全部こいつだったと確定してしまっていいだろう。今更人間の王なんてもんが正常に機能してるとも思えないし。

 こうなってくると、前回シャルアミが登場したのは唯一残された最後のまともな人間、ラファエドさんを繋ぎ止めている何かを示唆するものだと考えるしかない。分かりやすいアイディアとしては、ミカロスが陰謀の片棒を担がせるためにシャルアミを人質にとってラファエドさんを脅迫しているとか、そういう構図に見えるが……どうなんでしょうね。結局、前回冗談半分みたいにしてシャルアミのところにたどり着けちゃった事実があんまり深刻さを感じさせないのだけど。

 事態の全容はまだ分からないが、「多分今のミカロスはすでにアズドラさんの手にも余るような状態なのだろうな」というのはなんとなく伝わってきた。今回のサブタイが「フェーズ2」なのだから、多分ここからさらに先へ進むプランは見えているはずだ。アズドラ・ヴァミリオの手に負えなくなった時に、果たして人間のヘルクが何かできるのだろうか……しょうがない、ピウイに頼ろう。

 

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 ここでシャルアミ!? 第20話。以前ちょろっと登場した時になんだかやけに気になるキャラだな、とは思っていたが(CVの影響もあるが)、まさかこんなところで鍵を握ることになるとは。いや、まだどんな鍵を握ってるかはさっぱり分かりませんけどね。

 前回、ようやくヴァミリオとアズドラの接続に成功し、いよいよ事態が進展すると思われたが、なんと今回へルクチームの描写は一切なし。さらにアズドラ軍も描かれはしたが、こちらも前回宣言した通りに「何もせずにただ持久戦」の構え。つまり、2つの局面が何一つ動かないという想定外の展開であった。魔族チームは順当に天使を返り討ちにしているが、天使の成長ペースがどの程度かが予測不可能なので、どこかでしんどくなってひっくり返される可能性が常に付き纏っているのが怖いところ。幸い、ヒュラさんの戦いっぷりなんかを見ているとまだまだ余裕そうではあるが……アズドラが「気になる人間がいる」と言っていたので、まだ天使勢にも隠し玉は残されていそうである。でもまぁ、こんだけ不穏な空気が漂っている中でも、常にユルい空気を忘れないのが魔族勢なんでそこはありがたいですけどね。ホンさんにちょっかい出して遊んでるアズドラさんかわいい。簡単に踊らされて慌てるホンさんがもっとかわいい。

 そして、2つの局面が動かずに唯一動いたのが、これまでもちょいちょい登場していた魔族軍スパイのアスタであった。彼女にここまでスポットが当たる回が出てくるとはね。いや、なんか同じような「隠れる→逃げる」を延々繰り返してただけのような気もするけども。あのいっぺん通りかかった書斎とかはのちの伏線になってくるんでしょうかね。あんだけ駆けずり回って、道中手に入れた情報って途中に天使たちが話そうとしてやめちゃった「最終フェイズ」のことだけだよなぁ。まぁ、もしかしたら建物の構造自体が何かしらの情報になっている可能性もあるけど。「人間界では特異すぎる規模の大建築」「過去に人間同士でこの城を巡って争いがあった」などの情報はどこにどう効いてくるのかはよく分からない。

 そして、そんなアスタさんが最後に辿り着いたキーパーソンこそがシャルアミ。幼少期から様子のおかしな子ではあったが……それは大人になった今でも変わらないようだ。……大人に、なってるよね? へルクたちに初めて出会ったあの頃からあんまり変わってないようにも見えるのだが……ただ、やはり不思議なのは彼女が未だ覚醒に至らずにのほほんとしているという事実。まぁ、ラファエドの娘なら彼から何かしらの特別待遇を受けて覚醒の雪の被害を受けずに済んだという可能性はあるのだが、だとしてもあんな妙なところで幽閉状態にされている意味もよく分からない。父親目線で、「娘を無惨な天使の姿にしたくない」は分かるけど、その後の処置として天使たちに面倒を見させて軟禁状態ってのはいいんだろうか。他に方法がないとかかなぁ。でも、幽閉されてるシャルアミ本人に全く危機感も緊張感も無いのが解せないんだよな。あれはもう、この子の持って生まれた性格からくるものなのか……。謎は深まるばかり。

 まぁ、調子のはずれたヘンテコゆみりキャラがたっぷり堪能できたのでそこはヨシとしましょう。次回予告はかなりシリアスめの人間勢、そしてアズドラさんあたりの姿が。「フェーズ2」ということで、ぼちぼち天使軍団に大きな転機が訪れそうである。

 

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 夜明けとともに、第19話。よかったよぅ……この空気が帰ってきてくれた……正直ここ数話は話の内容もあってかなりしんどかったので、色々と元通りになってくれて本当に嬉しい。

 まぁ、冒頭はまだ回想シーンの残滓みたいなものが残ってて鬱々要素はあったけども。最後に確認したのは、多分今作におけるラスボスはやっぱり平川さん……じゃなくてミカロスなんだろうな、という部分。ラファエドさんも敵国中枢に残り続けてはいるんだけど、彼の振る舞いはやっぱり悪役のそれではないんだよね。どうせ王はもう傀儡なんだろうし、裏で全てを仕切ってるのは多分ミカロス。存分にゲスっぷりも披露してくれており、今作のハッピーエンドは奴をぶち殺すことでしか訪れないということだろう。ヘルクは怒りの矛先がはっきり分かってかえって良かったんじゃなかろうか。あとはアリシアさんが万に一つの可能性として「正常に」取り返せる場合があればベストだが……普通に考えればそれは望みすぎなんだよなぁ。エディルみたいな状態で戻ってきてくれたらワンチャンあるかもしれん。

 てな諸々を全てへルクが語り終わったところで、ちょうど夜も明ける。ヴァミリオちゃん目線からも改めて「1話のへルクがこっから出てくるのだな」ということを確認しつつ、お互いにようやく胸襟を開いて話すことが出来た。へルクからは勇者殺しが託され、ヴァミリオからは自分の正体という新事実を暴露。今までなんの疑問も持たずに「管理委員のアン」を信じてたヘルクもすごいのだが、とにかくまるまる19話を費やして主人公とヒロインの友情タッグ成立である。このシーンが見たかったのだよ。これでいいのだよ。待った甲斐もあるってもんですわ。

 ヴァミリオちゃんも久しぶりだったけどピウイが喋ったのはもっと久しぶり(ホンさんはもっともっと久しぶり)。いつもの空気が戻ってきて、今作特有のびみょーにズレたゆるい空気も久しぶりに出されたから美味しい美味しい。ちなみにオープニング映像に映っててずっと気になってた「鉄道」だが……特に意味もなくしれっと出てきて出番が終わったな。まぁ、ピウイが楽しそうだったのでよしとするか。

 ついにアズドラとの接続も復旧し、へルクとヴァミリオという最大戦力がいよいよ投入されることになる。アズドラのしたたかさには舌を巻くばかりだが、こうでもしないとへルクとヴァミリオのフル回転の活躍が見られないだろうからね。さぁ、人間たちがあれだけ抗っても勝てなかった天使の攻勢に対し、ヴァミリオたちはどこまで巻き返しを図れるのだろうか。

 ……ところで、「帝国四天王」ってあと2人誰なん? そもそもいるのん? 今期は別作品で「四天王だけど3人」ネタをすでにやってしまっているが……。

 

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 ガチ鬱展開はこのアニメで見たいものではなかったのだが……第18話……。いや、別に不相応なシリアスでもなし、ここまでの積み重ねがあったのだから当然の帰結ではある。今期で比較すれば「はめつのおうこく」の方がよっぽど鬱の規模もでかいのだが……やっぱり初期のあの空気感の作品だと思っちゃうとなぁ……。

 とはいえ、ここまで散々疑ってきた「1話目のあのヘルクへの接続」は無事(?)果たされそうである。ヴァミリオちゃんが散々ツッコんでいた初期ヘルクのあの危なすぎるノリ、あれはドがつくほどにシリアスな人間界の惨状から直接つながるわけではなく、苦しんで苦しんで苦しみ抜いたヘルクが、最後にアリシアの遺言(?)を受けて生み出した決意の仮面。彼はいつどこでアリシアに再会してもいいように、まさに文字通り「張り付いたような」笑顔を維持し続けており、それが偶然にも魔族連中からは好評だったり、ヴァミリオからは不審がられたりしていたわけだ。

 そして、そんなヘルクが帝国にきてやらかしていた奇行の数々についても、「これだけの悲劇に見舞われたヘルクがギャグってていいのかよ」という方向では解消されなかった問題が、「ヘルクが心の底から人間を滅ぼしたいと思っていた気持ちだけは伝わってきた」という斜め上(斜め下)の設定によって一応の正当化を果たしている。ヘラヘラしながら適当なことを言っているだけに見えたヘルクが、実際には裏で泣きながら悲痛で切実な訴えを魔族に対して行なっていたということになる。……多分、この話を全部聞いたヴァミリオちゃん、当初ヘルクを邪険に扱ってしまったことに責任感じちゃうんじゃないかなぁ……。

 人間サイドがヘルクの離反前にすでに覚醒を完成させていたという事実も驚くべきことだが、発動した直後の地獄絵図では「覚醒に耐えられなかった者は皆同じような姿に変貌し、精神が壊れる」という説明がなされていたため、後になって帝国の襲撃を先導していたような「顔あり」の天使連中については、ある程度覚醒のタイミングで耐性を持っていた人間ということになるのだろうか。まぁ、だとしてもエディルの様子を見る限りでは王のコントロールには抗えなかったようだが……これ、マジで後になってアリシアが攻めてくる可能性もあるのがイヤすぎるんだよな……まぁ、エディルだけでも充分イヤだってことはわかってしまったが。これだけきちんと完成してしまった天使軍団、帝国の連中は対策できるんでしょうかね……。

 でもまぁ、次週はようやくヴァミリオちゃん復活か。何か、この鬱々とした気分をひっくり返すような展開に期待したいですね。

 

 

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 ねー、ヴァミリオちゃんは〜、第17話。これで2週続けて登場してないことになる。ヴァミリオ成分が足りない……というかピウイ分が足りない……。

 「長い回想はモチベが下がる」とは申しますが、流石にちょっと退屈になってきたな。いや、お話はちゃんと進んでいるのだし、現在のヘルクを形成する大事な要素だってのは理解できるんだけど、もう、だいたい流れはわかっちゃってるわけで、あと気になる部分といえば「1話目のあの謎テンションのヘルクにどうやってもつながる気はしない」っていうことくらいで、それってあんまり回想を重ねても解決しない問題な気もする。いや、こっから先でうまいこと「よしっ、魔王選抜戦で楽しく遊ぼう!」っていうヘルクのテンションが作れるんだったら神展開だけど。

 まぁ、今回「なんか色々辛いな」って感じてしまったのは、展開自体が今まで以上に鬱々としていたせいもあるかもしれない。人間の王に抗うことができないクレスの最後の抵抗、そしてなんとかヘルクを救わんとするアリシアたちの苦闘。最終的にパーティ一行がどれくらい存命なのかはまだはっきりしていないが、これだけボコボコ大切な人たちを失ってしまったら、いかに勇者ヘルクとてやってられないだろうし、実際今回は今までになかったくらいにヘルクがずっと顰めっ面。あの胡散臭い笑顔が張り付きっぱなしだったヘルクには似つかわしくないお話であった。いや、この状況で笑ってられるわけないんだけどさ。こんだけ感情を表に出して自分を責め続けるヘルクってのも見てて辛いものがあるよね。

 希望があるとするなら、次回のサブタイトルが「笑顔」であること。映像を見る限り、まだ次回で回想が終わる気もしないのだが……それこそ1話目のヘルクに接続するような何かが出てくるなら、多少なりとも救われるかもしれない。救われてください。何はともあれヴァミリオ&ピウイをください。

 

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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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