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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 うーむ、悔しいがこの引きは上手い、第4話。アニメで面白いと思ったときに「悔しい」っていうのもなんだか妙な話だが、この作品の場合は、「面白いとは思いたくない」っていう抵抗が少なからずあるので複雑なのよね。

 毎週書いてるからもういい気もするが、本当に主人公・スバルのキャラだけどうにかならないもんですかね。いや、しゃべり方がイラつくとか、オタク気取りがウザいとかそういうことじゃなく(もちろんそれも大きいけど)、キャラとして全然固まらないんだよ。結局、こいつなんで自称引きこもりなの? コミュ力高いじゃん。「こんな変な話し方する人間のどこかコミュ力高いの?」と思う人もいるかもしれないが、そういう人はコミュ障じゃないから安心して良い。本物のコミュ障ってのは、まず人と話すことが出来ないのだ。全ての前提に「知らない人と話すことが嫌」っていう感情があるわけで、その感情が対面式の会話では爆発するために、何もしゃべれなくなったり、訳の分からないことをまくしたてたりしてしまう。それがコミュ障。しかし、この主人公は見知らぬ人間と対話することに一切の迷いがない。普通に考えたらむしろ社交性はかなり高い。なんでこいつが元々ヒキニートをやっていたのかが分からない。そのくせ筋トレを怠らない(異世界でもそれなりに動けるための都合のいい設定)、裁縫はやたら上手い(技術スキルまで高い都合のいい設定)、努力も嫌いじゃない(格好良いことをしてもおかしくない都合のいい設定)と、どんどん初期の想定からキャラが離れてしまっている。もう、これだったら最初っからさわやかで社交的なサッカー部青年とかを異世界に転生させれば良かったのでは? こういう奴がオタク気取って気持ち悪い台詞を吐いてるのが本当にムカつくんだよなぁ……。

 まぁ、正直言うと今作のキャラは満遍なくムカつくんだけどさ。おそらく、今作の作者はシナリオラインを練る部分には相当時間をかけたのだろう。手垢の付いた「異世界転生」や「ループ」といった材料を、何とか目新しいものにしようと必死に考えて、見事にこの設定に辿り付き、筋立てを作りあげた。今回のラストシーンの衝撃はその見せ方も含めてかなりよく出来ており、求心力は高い。ただ、そうした「興味を引くシナリオ」を動かすためのキャラの1人1人のこととなると、あんまり練られてないというか、安易なキャラ設定で満足してしまっているきらいがある。スバルだって「とりあえずこういうノベルならオタクが主人公だろ」というところからスタートしているのだろうし、今回登場した双子のキャラ付けなんかも、通り一遍の「双子テンプレ」に乗せられたお寒いもの。台詞回しに魅力は感じない。ピエロ子安のしゃべり方にしても、多分「どこかしゃべり方に特徴をつければキャラが識別できる」ってことであんな口調になってるんだろうけど、実際に発話してみたら違和感しかないことはすぐに分かる。今後、シリアスな展開で様々なギミックをこの屋敷に仕掛けていくことになるだろうが、いざというときにこのキャラ設定が雰囲気をぶち壊す足枷になりはしないかと今から不安である。

 まー、この辺りは結局「ま、ラノベやし……」ということである程度諦めるしかない部分ではあるのだ。そうした煩わしい部分に目をつぶれば、今作の設定の確かさは頭一つ抜けている。いや、先週懸念した通り、死に戻りの起点が勝手に移動しちゃうあたりはあまりにご都合設定でどういうことやねん、とは思うが、正直、そのあたりは些事にこだわる必要も感じない。「こういう設定の方が面白い」に素直に従った結果の産物だろうし、実際、今回ラストシーンで「おおっ」となった人は多いはずだ。まぁ、5日も6日も死に戻ってしまうと、普通に考えたらかなりストレスが溜まるだろうから、スバルはボチボチ精神に異常を来してもおかしくない気もするが……。少し深刻な状況になった方が、こいつの場合は口数が減って丁度いいかもしれない。

 あと、パックがモフモフ可愛いということがはっきり分かったのは朗報である。永久モフり権を要求した部分だけは、スバルというキャラに賛同してもいいぞ。

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 ただひたすら、麻美子に腸をえぐってもらいたい、第3話。もう、とにかくその一点に尽きます。えぇ。

 サブタイトルを見る限りだとここで一段落ってところだろうか。無事に最初のミッションである麻美子「腸狩り」を撃退し、姫様エミリアとのコネクションも繋いだ。これまで全く不安定なままだったスバルの身元もこれで一息つけるようになった。……でもなぁ、これって死に戻りの能力はもう使えないんじゃないのか? いや、回数制限とかそういう話でなくて、今後どこかでまた死んじゃったら最初のリンゴのところまで戻って今回のハードゲームをやり直さなきゃいけないんだろ? いや、もうあの無敵騎士を連れてくればいいことは分かってるんだからハードでも何でもないかもしれないけど、鬱陶しくてそんな話やってられないでしょ。出会いの物語も4周5周もやったらそら飽きるわ。となると、スバルはもう死ねない。だとすると、もう「単なるうざい奴」でしかないわけで……どうすんだこれから。まさか、死に戻りのポイントが前にずれ込むなんてことはないよな。流石にいくらなんでもそれは設定が小狡すぎるが……。

 まぁ、基本的に「スバルがウザいしムカつくし設定が雑だし見てて苛つく」って部分は変わらないのだが、今作は麻美子が素敵なのでそれで万事OKということにしている。いわゆるループものの設定はすっかりやり尽くされた感があるし、今作は特に目新しいコンセプトが盛り込まれているとも思わないのだが、序盤のこの「対腸狩り戦」を延々繰り返す展開は、「徹底的に強すぎるキャラ」を演出するのには悪くない構成だ。普通のファンタジーだとどれだけ「強すぎる」敵キャラが出てきても最終的にはそれを乗り越えて物語が進むので、「強さを存分に見せつつ、それでもなお主人公サイドが勝つ」という展開は非常にデリケートなバランス配分が必要になる。その点、今作は実に分かりやすい。だって、負けてるもん。何回も負けてるもん。スバルは実質「不死」の能力を得ているわけで、最終的にはその個性を使って強敵を打ち倒すという、遠回りな「俺ツエー」設定には違いないのだが、そこにいたるまでに、腸狩りさんは徹底的にスバルをボコってくれているし、まわりの面々にも一切容赦がない。敵キャラの強さを表すのに、「何度もゲームオーバーからのリセット連打」というのは分かりやすくて便利な設定なのである。

 となると、この世界で魅力的に映るのはそのチートクラスの敵キャラの方ってことになってしまうわけだが……。スバルの方が何かよっぽどな知謀知略でこの窮状を打破する設定なら主人公サイドも「格好良い」「強い」ってことになるのだが、残念ながら、結局今回は「別なチートキャラを連れてきておしまい」という、あまり賢くなさそうな解決だった。まぁ、これも一応はコンティニューを繰り返した恩恵なのだから頑張りのご褒美とも言えなくもないが……せっかくのループものの結末としては微妙なところか。ま、最後にもう一回腸を狩られたのだから痛み分けということで良しとしましょう。

 繰り返しになりますが、とにかく「色気の塊の麻美子」VS「僕っこゆーみん」の対決が本当に最高でね。パックのふてぶてしさは良いキャラになってるわ。いっそのこと来週から腸狩りさんを主人公にした殺伐暗殺ファンタジーでも始まらないもんかなぁ。

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 いい、最終回だった……カナー、第10話。最終回だからっていい話なんかにさせねぇぞ、って気概に満ち満ちていますね。今期はこの枠が角川10話枠なんだなぁ。最近はプリヤとかこれとか、10話で終わるのが勿体ない作品が多いのは嬉しいのか悲しいのか。

 前からちょくちょく話には出ていた謎メカ、機動要塞デストロイヤー。そのサイズ、やってる仕打ちはどこぞのオブジェクトと似たり寄ったりなので、今の感覚だと割と人間の手でも何とかなりそうな気もするけど、出現場所が駆け出し冒険者の町だからなぁ。普通に考えたら緊急クエストなんてムリゲーである。しかし、そこは主人公パーティの強み、たまたま化け物に良く効きそうな武器を2つも持っているじゃありませんか。1つ目、クソみたいな女神だけどディスペルマジックは一応神レベル、アクアさん。試合前からさっさと逃げだそうとするなど、今回も下衆の精神が際だっていたアクアですが、本気になると浄化関係の魔法だけならめぐみんばりの高出力。以前デュラハンを押し流した水の魔法はあんまり格好良くなかったけど、今回のディスペルマジックはそれなりに見映えもしたし、いくらか女神としての名誉を挽回出来たんじゃないでしょうか。まぁ、こんだけハイスペックなことが分かれば分かるほど、「じゃぁなんでカエル相手に素手で挑んでたんだよ」っていうおつむの残念さばかりが際だつわけですが。

 秘密兵器その2,頭のおかしい火力。例えていうなら「心魂破(10ED)」みたいなもんですかね。後は野となれ山となれで、身の丈に合わない大火力をぶっ込む頭のおかしい奴がいる。今回はそれに加えて、偉いリッチのウィズさんも力を貸してくれたおかげで、なんと町の防衛を果たしたのは綺麗にプリキュアの2人。このキャスティングは当然狙ってやってないわけで、今作が神がかった星の下に生まれていることがよく分かる。キュアップ・ラパパとエクスプロージョンが炸裂して、見事にオブジェクトが停止。この時に単に立ってただけのダクネス、そのポーズがあまりに様になってて、約束されし勝利の剣くらいなら発動出来そうな風格だった。今回、ダクネスは「格好良いけど何もしてない」ポジションなんだ。本当に根は良い子なのがよく分かるんだけどね。なんでたった1点だけこんな残念になってしまったんでしょうね。

 その後、自爆装置云々と熱暴走云々という謎の天丼で2回のピンチが繰り返されるが、1回はウィズさんのテレポートで、そしてもう1回はアクアエネルギー注入によるめぐみんの特大エクスプロージョンで解決する流れになる。ただでさえ上位職の多いパーティだが、リッチも強すぎるよな。しれっとエクスプロージョンが撃てるし、なんか色々と便利な魔法覚えてるし。普通のRPGだとリッチっつってもそこまで便利なモンスターのイメージないんだけども。まぁ、とにかくカズマといちゃいちゃすることで無事にテレポートは成功。カズマは「ラックが高い」って言ってる割に今回その辺は全然活かされてないんだよな。まぁ、主人公の宿命ですかね。そして、このエネルギー体テレポートの際に読み解かれたデストロイヤー設計者の爺さんの独白パートが、ある意味で今回のクライマックスかもしれない。相変わらずインパクト絶大の仕事だと思ったらチョーさんなんだよな。楽しすぎるわ。この世界の住人ってみんなしてこんなんなのか。素晴らしい世界ですね……。

 最後のめぐみんの活躍については、「熱暴走でヤバい機械をエクスプロージョンで抹消ってどういうことやねん」という疑問は残るのだが、まぁ、ここで何かミッションを用意しておかないと、カズマが単に突っ込み入れてるだけの人になってしまうからな。ウィズがアクアに触れないということで、スキルを覚えたカズマがエネルギー導管役を代行。ここに来て突然セクハラで訴えられるとかいう理不尽もありつつも、何とか任務をこなした。この期に及んでセクハラで文句を言うめぐみん、あんた先週何してたんだよ。

 中盤はずっと「自分たちの館が大爆発」オチだと思ってたのだが、そこはちょっと違って「エラいさんの屋敷ぶっ飛ばしちゃったから前科者になっちゃった」エンド。まぁ、どうせ億単位の借金背負って前科者みたいな扱いだったんだから大してかわらんわな。冒険の旅はまだまだ続く。いい最終回だった。

 けど、終わらない。良かったよ、2期目があって。巷では「あまりにも人気だったから急遽2期が決まった」なんてうわさがまことしやかに囁かれてますが、そんなことって実際にあるのかね? 流石に分割2クールじゃねぇのか?

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 もう薄い本すら必要ないんや! 第9話! 今回のエロシチュエーション、昨今のエロアニメの中でも突出してた気がしますね……いや、このアニメは決してエロアニメではないのだが……やっぱりダクネスさんとその他諸々のファクターって、何か1つでも歯車が狂ったらセクシャルハザードが起こってしまう危険性を孕みまくった状態なんだよな。

 もう、今回はストーリーが云々を語る意味は全く無い。とにかくいかにしてこのエロが成されたかを考えることしか我々に出来ることはないのだ。そしてこれを解明することが、「何故カズマはこんな性的なメンバーに囲まれているのに一切欲情しないのか」とか「普段どのように処理しているのか」という部分を解決する糸口になる。まず、カズマさんも(2回も死んでるけど)健全な青少年なので、人並みの性欲はある。そのラックでもって確実に「お宝」をスティール出来る特異体質からも確認出来るだろう。業界のレジェンドであるリトさんと違って相手が女性だろうが平気で外道な行いも出来る素質があるし、普段からそういった凶行に及ばない原因に「仲間想いだから」とか「モラルを遵守するから」といった理由は通用しない。その上で、わざわざ金を払ってまでして(有料だよね?)サキュバスさんのお店に出向いたということは、やはりそうした対象としてはメンバー3人を見られないということであろう。「関係性が壊れるとまずいから言い出せない」とかじゃないんだ。普段からムラムラしてる様子もないし。暖炉の前での宵の一時、アクアもダクネスもだらしないおっぱいがぶるんぶるん揺れてホントにけしからんくらい無防備だったのに、カズマの冷ややかな目線はアクアのこれ以上育たない知性なんかに向かっていた。カズマの中で、アクアやダクネスは性の対象ではなく、「ダ女神」と「イカレた女騎士」でしかないのだ。こんなに作画班が乳を揺らしてくれているというのに。アクアの垂れ乳は昨今のアニメ作画では類をみないくらいに残念なのに!(だからこそそそるものがあると一部で評判です)

 しかし、そうした「視界の外」にあった性的欲求も、サキュバスの一押し、「夢かもしれませんね」で割と簡単に瓦解したのが今回の最大のポイントといえるだろう。風呂場に入ってきたダクネスを前に、(おそらく童貞で間違いない)カズマがどっしりと構えていられたことは、「夢である」という誤解もあるだろうが、普段から性の対象として見ていないという事実もあるのだと思われる。その上で、勘違いをしたことでサービスを求めたというのは、ドライな打算もありつつ、「まぁ、改めて見てみればこいつも良い身体してるじゃねぇか」という、本人の台詞そのまんまである。ようやく、ダクネスの「残念成分」を取っ払って、女性としての肉欲部分に食い込むことに成功したのだ。今までどれだけ残念成分によるバリアが強力だったのかってことだよなぁ。どれだけ性格が悪かろうが、人格に問題を抱えていようが、あれだけのむちむちパッツンボディ(さらにルックスも標準以上なのではなかろうか)を前にして一切欲情しないというのは、よっぽどダクネスに懲りていたということ。ダクネスの全ての人格を見ないようにしていたということ。それがようやく、今回開け放たれたのである。

 そして、この「うっかりカズマの性の解放」は、普通なら成立するはずがない。もし風呂場に入ってきたのがアクアだったらカズマはゴッドブローによって一瞬であの世に送られていたはずだ。しかし、悲しいことに(?)入ってきたのはダクネスだった。常識を知らず、押されれば答えてしまう性癖の持ち主だった。これでダクネスが一も二もなくホイホイと言うことを聞いちまったら、それはそれでお話は終わりだ。何しろすぐさま「実は夢じゃなかった」ということが判明するわけで、一度の過ちは既成事実として刻印される。ダクネスの方は「カズマはサキュバスに操られていた」という諦め方が出来るが、カズマの方は、万一ダクネスに手を出していたら、その事実はずっと彼の中に残り続け、なし崩し的に、グループ内にセフレを囲う状態になっていたに違いない(とてもじゃないけどダクネスとカズマが真剣につきあえるとも思えないが、一度既成事実を作ってしまったカズマがそれだけで終わらせるとも思えない)。つまり、確実にこれまでカズマを押しとどめていた「残念成分」によるフィルターは外れていたのだ。ひょっとしたらそのままの流れで他の二人も食い物にした可能性もある。まぁ、それはそれで見てみたい展開ではあるのだが……それは成人指定マークが付いた書籍に譲るとしよう。

 ここでダクネスが守ったものは、自分の貞操に加えて、彼女のヒロインとしての魅力であった。「普段ドMと自称してて、エロいことなら何でも受け入れちゃう変態騎士」というレッテルを貼られていた彼女だったが、「実際にことに及ぶところまで押されると実は戸惑う」という、最強クラスの恥じらい設定が付与されたのである。その割にボディウォッシュまでならOK(?)だったり、ユルさもしっかり維持しており、男からしたら「良いの? 駄目なの? はっきりしないともうどうにも止まらないよ?!」という絶妙なライン上にある。いや、ライン上じゃなくて確実にアウトなんだけども。「奥手なくせに押せばオチる」。これもう、駄目じゃん。カズマ、次の夜にもう一押ししてくれればいいのに。……でもしないんだろうなぁ。あんな恐ろしい肢体が目の前に用意されているというのに、夢の世界に頼ってしまうんだろうなぁ……。なんだろう、無性に悲しくなってきた。

 何が悲しいって、こんな事にものすげぇ真剣に筆を割いて書き綴ってる自分に悲しくなってきた。なんで日本にはサキュバスがいないんですか?!

 あ、とりあえずかやのん色々ありがとうございます! ありがとうございます!

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 キュア爆裂にキュアリッチーが合流、第8話。これが伝説のプリキュアなのか……。まぁ、どちらも異世界の戦士という意味では同じようなもんですよ。

 マジで「あれ? 俺一週飛ばした?」と思うスキップ展開にちょっと面くらうお話。今回登場した新キャラ・ウィズとの出会いの物語は綺麗さっぱりカットされており、突如カズマたちが訪れたお店で思い出話が語られるだけになっている。おそらく原作ではちゃんとその辺のくだりをやっているんだろうが、アニメでは「アニメにして美味しい、濃いトコロ」を優先したシナリオ作りの結果こうなったんだろうな。実際、その甲斐あってか(?)今回の話は普段に増して突っ込みどころ増し増しの非常にカロリーの高いお話になっている。やっぱりアクアが元気なお話は見ていて最高だ。中の人的に「大先輩堀江由衣に無謀にも食らいつく狂犬雨宮天」みたいな展開が愉快で楽しい。ここ最近のユイ・ホリエの安定感は流石にレジェンドの風格だな。

 せっかくなので細かく突っ込んでいくと、冒頭、相変わらずの馬小屋生活で凍え死にそうな2人からスタート。どう考えても「寒い」といってるアクアの衣装がおかしすぎる気がするのだが、あのミニスカエロコスチューム(エロいとは言っていない)は女神のプライドで脱ぐことが出来ないのだろうか。前回の雪山では一応防寒具つけてたはずなんだけども。そして、燃料が絶えそうというタイミングで真っ先に防寒具であるジャージを燃やそうとするあたりがアクアさんのネジの外れっぷりがお見事。いや、最低でもそこは着ようとしろよ。なんで燃やすんだよ。あのジャージはカズマにとっては「唯一の日本の思い出」として大切なものだったようだが、確か土木作業やらなんやらのときにもずっと着ていたものですし、結構戦闘経験も重ねてますので……もう相当ボロボロなんじゃないかなぁ。馬小屋生活も続いてるし、洗濯もろくに出来ない気もするし……捨てたら? どこぞの初心者冒険者もパンツ買うのに苦労してたけどさ……。

 スキルポイントが溜まったのでせっかく出来たリッチーの知り合いにスキルを習いに行くカズマ。なるほど、クルセイダーやらハイプリーストやらリッチやら、カズマの回りには肩書きだけなら大層な連中が揃い踏みだ。確かに普通の冒険者は「知り合いのリッチからスキルを教えてもらう」チャンスはそうそう無いだろうし、他のパーティに差をつけるアドバンテージにはなるだろうか。FFの青魔道士みたいなものだと考えれば、上級モンスターからのラーニングが身内で片付けられるのはラッキーだ。まぁ、最終的にはドレインタッチっていうあんまりレア感の無い能力になったみたいだが……そもそもカズマって相手からMP吸う意味あるのかな。スティールってMP消費技なん? 一応、「いざとなったらめぐみんからMPを奪って爆裂を未然に止める」みたいな使い方は出来そうだけどさ。

 ウィズさんとアクアの対決も見どころが多く、不良女神が心優しい死者の王にいちゃもんをふっかける際の潔いクズっぷりが色々笑える。ウィズさんはこの世界でもトップレベルの爆乳持ちだが、それを押さえる上下の謎バンド(例の紐的な?)を握り締めてぶるんぶるん揺するアクア様には渾身の「いいね!」を送りたい。あの衣装、どういう構造やねん。あとなにげに「アクシズ教団は頭のおかしい人ばかりだから危ないんです」という貴重な情報も得られた。そうかー、やっぱりこんな女神じゃなー。納得の危険集団ですわ。また、ドレインの習得シーンでは「アクアの髪の毛のわっかの中から見た風景」という謎アングルも初披露。意味はさっぱり分からんが、少なくとも過去に例がない映像だったのは間違いない。あのわっかもどういう構造やねん。あと、ついでにウィズさんの思い出話からデュラハンのベルディアさんの残念過ぎる現役時代も明らかに。あんなに紳士だと思ってた人なのに……、色んな意味でストライクな人だったなんて……。まぁ、しょうがない……かな……。デュラハンもリッチもレイスのようなアンデッドモンスターなので、ひょっとしたら相性は良かったのかもしれません(一方的に)。

 で、そんなウィズの仲立ちもあって行われた幽霊屋敷討伐が今回のミッション。ホラー的なシーンはマジで怖いシチュエーションのはずなのだが、今作はどこまでもギャグなので安心して見ていられますね。初めてのベッドにうっきうきのカズマ、寝酒を奪われて号泣の女神。あれ、でもあの酒奪ったのって誰なんだ。人形を操ってたゴーストがわざわざ酒を飲むかな……。まぁいいや。どっちかっていうと女神があれだけ貧乏を訴えてたのに一升瓶だけは後生大事に抱えてたことの方が問題だ。寝食を犠牲にしてでも寝酒が欠かせないとか、どんだけのクズなんだよ。あ、でもこのシーンで来てたパジャマ(?)は割と良さそうな服だったな。肩口が開いてるデザインだからパジャマとしてはどうかと思うが……ダクネスから貰ったんだろうか。

 怒れる女神(時々花鳥風月)が暴れる中、カズマとめぐみんの「何の力もない」2人に襲い来る苦難。当方、個人的嗜好により、今回のめぐみんの放尿シーンだけでもお腹いっぱいです。ありがとうございます。そうかぁ、紅魔族でもトイレは……そうかぁ。帽子と眼帯はずして素の状態のめぐみんはホントに単なる小娘可愛いですね。最終的に漏らしてればパーフェクトだったのだが……そういう作品じゃない? そうですね。いやでも、限界ギリギリのめぐみんに対してドレインを使って体力を奪えていればあるいは……(以下、薄い本にパス)

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 今期安元キャラまとめ

 「巨大ロボットを強奪して暴れ、燃料切れの末に逮捕」

 「アイドルのいじめの噂をネットで流した罪で惨殺」

 「ゴブリン」

 「散々辱めを受けた上でよりによってダ女神に浄化される」 ←NEW!

 第6話。もう、デュラハン(ベルディア)さんが可哀想過ぎてね……。良い奴だったのに、無茶しやがって……。

 しかし、過程はどうあれ魔王直属の部下を1体討伐して3億手に入れたのは事実だったりするカズマパーティ。改めて今回の熱戦を振り返ると、カズマ以外の人間は全員上級職という「外面」に相応しく、それぞれが充分に強力な能力を持っているんだよな。なかでもダ女神アクアはかなりのチートキャラであり、「アンデッド相手だと割と無敵」「水関係の魔法なら底知らず」「駆け出しのくせにザオリク使い放題」といった洒落にならない設定のてんこ盛りである。「こんだけあったら結局俺ツエー展開になるやんけ!」と言われそうなものなのだが、それでもこんだけへなちょこでぐずぐずしていても文句を言われないのは、ひとえにアクア様の人徳(神格?)ゆえだろう。最初にデュラハン相手にターンアンデッドを仕掛けて「めっちゃ効くのかよwww」って意外過ぎた直後に雑魚アンデッドにおっかけられて涙目になるという完全な設定矛盾なのだが、「アクアならしょうがない」の一言で処理されるのは流石である。だって、僕らは格好良く不浄なる者を退治していくアクアさんなんて見たくないですもん。雑魚モンスターに追っかけ回されてみっともなく命乞いするアクアさんの方が輝いてますもん。都合のいい時だけは「カズマさん」って呼ぶんだよな。底の浅い媚び方してるアクアさん最高。

 そして、当然雑魚レベルならば一掃出来る攻城兵器持ちのめぐみんは強いに決まっている。今回はカズマの指示によってほぼ詠唱のラグも無しで爆裂魔法をヒットさせて紅魔族の面目躍如。堂々と「頭のおかしい姉ちゃん」呼ばわりしてくる町の連中もどうかと思うが、まぁ、事実だからしょうがないか。今回のエピソードでは前半パートでさっさと退場させられたのも、めぐみんの持つポテンシャルの高さの表れと言えるのかもしれない。ただ、その……連続お城爆裂犯としての罪状はちょっと……。あれだけデュラハンさんが怒ってて、下手したらダクネスはマジで殺されてたかもしれないという実情を全く理解していないかのような再犯。やっぱり頭おかしいやんけ! 太くて固くて大きくて……しらねぇよ! そして引率のダ女神! あかんやろ! 緊張感なさ過ぎるくせに魔王退治の高望みだけは捨てないという厄介極まりない組み合わせである。なお、爆裂魔法の時に吹き飛んだ眼帯、特に必要無いことがはっきりした模様。

 そして今回大活躍だったダクネス。やはり上級職クルセイダーの肩書きは伊達ではなく、一時的とはいえ魔王幹部のデュラハンさんとタイマンで渡り合った実力は本物だろう。おそらくレベルもそれなりに高いのではなかろうか。多分、唯一の性格設定である「超ド級M」のせいで、命中率のパラメーターが0になっているだけなのだと思われる。その分、ダメージを回復に変換する機構とかを搭載してるんじゃないかな。そう考えれば壁役としては冗談抜きで優秀。さらに、敵がデュラハンさんみたいな真面目で優しいタイプだった場合には相手に不当な醜聞を押しつけて精神的なダメージを与えるというサブウェポンまで。ホント、デュラハンさんが可哀想でしたが……「キレ芸でテンション上げてる安元の前でかやのんが喘ぎ声を上げてる」って現場を想像するとすげぇカオス。隣には奇声を上げるダ女神もおり、福島氏の突っ込みのテンションも振り切れるってもんだ。

 そう、そんな福島氏のカズマであるが、今回はまさに異世界ラノベものの主人公っぽい仕事をこなした。地味にフリーズとか魔法の種類も増やして着実に成長してるし。参謀ポジションとしてはそれなりの見せ方だったんじゃないかな。まぁ、冷静になって振り返ると「水が弱点のアンデッド」が敵キャラで手持ちの武器に「水を司る女神」がいるんだからマッチアップの時点でズル過ぎるんだけども。一応「水に弱い」っていう弱点を見つけた部分は敢闘賞か。あれだけの爆裂に耐えた上で単なる水ですら怯えるってことは、よっぽど属性によるダメージ補正がでかい世界なんですかね。そして、散々策を試みて最後の最後は「デュラハンだから首スティール」というオチ。まぁ、そうなりますわな。デュラハンさんは首とられると本体は動けなくなるのか? 池袋のデュラハンは全然違う仕様ですけどねぇ。もしくは同時に放送されてた「亜人」だったら別な首を生み出すっていう想像するだにおぞましい解決も出来そうだけど。まぁ、突然のサッカーにテンパったということにしておこう。

 今回の最大風速シーン、デュラハンマジ切れだが、第2位はデュラハンの「ファッ?」ですね。中の人も割とよく使ってるのですげぇナチュラル。

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 案の定、ボチボチ作画が適当になってきた第5話。まぁ、ある程度なら覚悟はしてたし、今作は作画が適当になっても「これもまた味」みたいなノリでごまかせるので別にいいや。

 なんかもう、色々と価値基準がねじ曲がっちゃってる病巣の根深さが確認出来る残念過ぎるお話。これまでめぐみんとダクネスという追加キャラが存分に魅力を振りまいてきたが、その影でしっかり存在感を見せつけていたメインヒロイン(????)アクアさん。目立たなかった回など無いにも関わらず、今回は堂々とメイン回(?)である。まぁ、メインっつってもメインディッシュ的な意味だけど。主にワニの。水の女神だからピュリフィケーションなら無尽蔵に使い放題という、割とチートな能力を持っていたアクアさん。それが出来るならもっと有効な対魔王戦略もありそうなもんだが、彼女は「癒しの女神」としての自分に面倒臭いプライドを持っているようで、何故か戦闘になるとからきし。だってメインウェポンがゴッドブローなんだもん。いや、今回そこそこ活躍してましたけど(主にカツアゲに)。そんな浄水器みたいな役割の女神にうってつけのクエストがあったのに、このパーティ、いちいち事に当たる態度がおかしくて、「檻にぶっ込んだ女神を湖に浸けとく」という、備長炭みたいな活用法でチャレンジ。あれって別に急がずとも良かったんだろうから、ワニが来るまでの時間を浄化に当てて、ワニが来たらさっさと退散して翌日のんびりやってもよかったのでは。3日もあれば終わるやろ。なんでアクアは「逃げたら負け」みたいな変なこだわりを見せていたんだろう。本当にめんどくせぇな。

 結果、カエルに続いてワニにもトラウマ、というか外部世界全般にトラウマ。普通に考えると、あんな体験したならむしろ檻の中っていう閉鎖空間に対してトラウマ持ちそうだけどな。その辺は被虐の専門家であるダクネスさんに聞いて見ないと分からないかも。ドナドナ女神を引き連れて帰投するも、そこにあらわれたのは量産型勇者の1体、CVからするとすげぇDTっぽい魔剣使い。まー、確かに冒頭のチュートリアルに出てきた神様がゲーム中盤で檻に入れられて連行されてたらパニクるよなぁ。気持ちは分かる。そして、それなりに鬱陶しいながらもアクアのためを思って行動していたのに、ダ女神は完全に今の堕落した生活に没入してしまっている。あいつの性格なら「馬小屋生活から今すぐ解放してやる」って言えばよろこんでカズマにケツまくるかと思ってたんだが、どうやら、カズマとのパーティまで含めて「愉快な芸人生活」のようで。まー、世間知らずな馬鹿女神が突然民草に落とされ、ようやく手にした「それなりに安定した生活」があのライフスタイルだったわけで、他の生活手段に変化することを想定出来なくなってしまっているのだろう。多分、魔王退治とかする気概は全く無いな。

 2人の「勇者」の間で噛み合わない交渉が続き、最終的にカズマたちは「なんかこいつムカつく」というので返り討ちにすることが決定。こうして見るとカズマの順応力は大したもので、唯一の必殺技であるスティールを上手く使いこなし、魔竜すら一撃で屠るソードマスターを完全に手玉に取った。こういう時に余計なモノローグとか差し挟まず、有無を言わさず卑怯な技で叩きのめしてくれるカズマさんは良い主人公ですよ。ことさらに「俺は卑怯だから」とか、そういう台詞はいらないんで。彼の場合、異様に高いラックを活かして「一番欲しいものが盗める」という信じられないスペックになったスティール一撃で、魔剣使いなんてちょちょいですわ。まさにチーターである(チーターって言葉は某ドアートオンラインの専門語じゃないのか)。

 パンツ剥ぎ勇者は本来同じ境遇にあるはずの相手勇者を叩きのめし、その同僚の女性パーティをセクハラで撃退し、魔剣は即売却。アイツにしか使えない魔剣のはずなのにそれなりの値段で売ることは出来るんだなぁ。まぁ、一応神器だしなぁ。一方のアクアさんは収益減から怒りのゴッドブロー。だからさ、もう少し冷静になれば、絶対にお前はもっと楽な暮らしが出来るんだぜ? そのへんに気付かない→知性が低い。イライラしてる最悪のタイミングであいつが来る→ラックが低い。結局カズマの運とアクアの運で帳消しなんだよなぁ。

 魔剣使いはそのままどこかへと消え、今回のお話はめでたしめでたしかと思いきや……安元、もとい、デュラハンキターーー! やっぱり怒ってたーーーー! そりゃそうだよな、あの展開で「来ない」は無いよな。フラグべきべきだもんな。準備して待ってたよな。魔王軍の幹部なんだから他にも色々とお仕事あっただろうに、激務の合間を縫って冒険者のために心配りの行き届いたおもてなしを考えてただろうな……デュラハンさん、不憫……。

 さて、今回1発も爆裂してないので、そろそろめぐみんが撃ちそうな気配もするが……。あ、ダクネスさんは適当に悶えててください。

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 今回のコンテがアランスミシーだったのは何だったんだろう、第4話。別に品質に問題があったようには見えないのだが……なんか名前でも明かせない理由があったのか、それとも、単にギャグなのか。今作の場合は後者な気もするが。

 無事にパーティがまとまり、ここからいよいよ冒険の始まり! にならないのがこの世界。各人の思惑がバラバラなのはしょうがないとして、それ以前にクエスト自体が発生しないので出撃すら出来ないという。RPGの最序盤にクエスト自体が無いって……詰んでるやん。レベルあがらんやん。どんなクソゲーなんだ。でもまぁ、カズマは人生というクソゲーに慣れているからすっかり順応してるけど。カズマが落ち着いていられる理由は、なんと持ち前のラックを最大限に活かし、前回のキャベツミッションで小金持ちになっていたため。命懸けでジャイアント・トードの討伐をして5万、他人が打ち落としたキャベツを回収して売りに出すだけで100万。この世界の規準が色々おかしい。しかも、逆にラックが最悪のどこぞのダ女神はあれだけ大量に飛来したキャベツの中からピンポイントでレタスだけを選ぶという駄目駄目っぷり。いや、レタスも一緒に飛んできたのかよ。区別つかねぇのかよ。そして価値ないのかよ。もう、訳わからねぇよ。とりあえず、アクアがあの手この手でカズマに金をせびろうとするみみっちさやこすっからさが最高です。中の人が普段からSキャラなので、虐げられるポジションでのたうち回ってるのを見るのとても美味しい。その上で、夜のほにゃららをネタにしてカズマを強迫するのはそれはそれで美味しい。しょうがないよなぁ、男の子だもんなぁ。回りにエロい格好した女の子がいっぱいいるんだもんなぁ。この世界は風俗とかないんでしょうかね。

 さておき、そんな女神は結局前の生活に戻ってバイト三昧。唯一のクエスト先であるジャイアント・トードにトラウマ持ちが2人もいるのは致命的。いっそマゾクルセイダー連れていったら役に立たないかな。確かカズマは前回アクアが食われている状態で動かなくなったジャイアント・トードを退治することに成功していたわけで、ダクネスが食われてるところをカズマが叩く作戦なら上手くいきそうな気もするんだが。少なくとも単にめぐみんの爆裂を眺めてるよりは経験値積めると思うんだけどね。結局、まっとうなクエスト案は通らず、ダクネスは「実家で筋トレ」という謎メニューに(それってスキルアップするのか?)。

 謎メニューといえばめぐみんも一緒。あいつ、単に爆裂させたいだけだよな。暇だからって付き合ってやるカズマもお人好しだが、あれでレベルアップしたりするのかしら。そしてもちろん、はっきりと対象を取っての大爆裂なんかやってたら、問題が生じるのは誰でも予想出来ることでして。いやー、デュラハンさんには色々笑わせてもらったわ。もう、登場時のテンションからして出オチ感満載。ほとんど素の安元だった。そのくせ無駄に誇り高いから高位モンスターのくせに雑魚冒険者を直接殺しに来ないあたりが超紳士。少なくともカズマにとってはどのパーティメンバーよりも良い奴に見えたんじゃなかろうか。デュラハンさんからしたら、単に安眠妨害されたから文句いいに来たら逆に喧嘩ふっかけられた形だからね。完全に被害者だからね。むしろデュラハンさんが来てくれたおかげで雑魚モンスターが隠れてしまったってんなら、近隣住民にとっては恩人の可能性すらあるからね。魔王軍の幹部って、一体なにをしにきたのかはよく分からないんだけど、すごく話の分かる人みたいだし、案外魔王って奴も良い人なんじゃなかろうか……。

 まぁ、そんなこんなでお怒りのデュラハンさんを前に、めぐみんが中二病全開、ダクネスが女騎士イベント満開。もう、かやのんにとんでもない台詞を言わせたいだけの作品になりつつあるな。いいぞもっとやれ。アフレコ現場が本当に楽しそう。安元羨ましい。そしてシメは、相変わらず空気を読まなすぎるダ女神のフラグへし折り攻撃。なんなのアイツ、優秀なの? 駄目なの? いや、優秀なのは分かるけども……デュラハンさんはきっと自宅で楽しみに待ってるよ! まだ未熟な冒険者たちが、仲間のためを思って、必死に自分の城に乗り込んでくるイベントを楽しみにしてるよ! 多分城の中に明らかに余計な宝箱とか置いてくれてるよ! 行ってやれよ! どこまでも予想の斜め下を行く見事な冒険者たち。次なるミッションは?

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 ダクネス陵辱シーンは中の人実写版でやってもらえませんかね、第3話。っつうか、もう、女騎士シーン全般を中の人でやってほしい。エロいということを全存在をかけて表現し尽くしてほしい。

 てなわけで、おそらく最後のパーティになるであろうダクネスの正式参戦。少年漫画といえば「駄目駄目だって言われてるけど何か1つだけ優れた点があって、それを上手く使ってのし上がっていく」っていうのが定番なわけだが、今作の場合は「全体的に優れてそうに見えるけど何か1つ致命的に駄目な点があって、それのせいで一事が万事で駄目」っていうセッティング。確かにクルセイダー(一般的な文脈だと聖騎士クラスになるのかな)という立派な肩書きを持つダクネスなのだが、人のために身を捧げる高位存在が、目的と手段をはき違えて被虐を快楽にしてしまったらそりゃもう色々駄目だ。色々とゲーム脳でおかしなことが乱立する世界ではあるが、女騎士が「モンスターに陵辱されるところまで女騎士の役目」って理解してるあたりが完全にトんでいる。いや、別にそれ常識じゃないですよ。本当に一部の限られた層でのお話ですからね。

 そんなダクネスさんが正面からカズマにパーティ入りを志願してくるわけだが、第一ラウンドはそのお友達の盗賊っ娘からのスキル伝授のお話。この世界のゲーム設定は色々と便利過ぎる気がするのだが、アビリティを獲得する時にそのアビリティ保持者とコンタクトをとるだけで条件が満たされるってのは結構簡単。まぁ、ポイントが必要なので無計画に全部貰っていくわけにはいかないのだろうし、前回レベルが3上がって獲得したのが3ポイントってことは、レベルアップ1つにつきポイントが1点もらえるシステムだと考えられる。冒険者のレベルなんてせいぜい100に到達するかしないかだと想定すると、あんまり無計画にアビリティを広げるのも考えもの。今回カズマが盗賊系スキルを3つまとめてもらったのだって、長い目で見れば正しいのかどうか。でもまぁ、索敵とか潜伏は悪くないだろうし、当座の資金源としての「ぬすむ」だったら効率は良いか。全部1ポイントでもらえるってのは割とゲームバランス適当だよな。

 しかし、カズマの最大の武器はそのラックの高さであった。おかげで、ラックが関係すると思われるスティール能力では必ず最大の「お宝」を盗んでしまうという。今週は「グリムガル」とこれで、同じ異世界ラノベが同時にパンツ話をするという謎のリンクである。片や、破れたパンツを買い換えるまでの苦難のお話、片や並み居る女性キャラのパンツをことごとく脱がせていくお話。まぁ、どちらも「履いてない」事件だから一緒やな! 盗賊っ娘さんのパンツが案外可愛かったし、めぐみんはちゃんとパンツもコーディネートを揃えているのは良い心がけだ。この世界はパンツの購入に四苦八苦する心配はなさそうだね(ニッコリ)。もう、カズマはあのスティール能力一本で色々やっていけそうな気もするんですが、とりあえず薄い本を捗らせるところからかな。それにしても、スティールの防ぎ方とか、全部グリードアイランドまんまなのがいっそ清々しかったな。

 後半戦は、もう、何がなんだかよく分からないレイド戦である。そうか、キャベツアニメだったのか……。「魔王に苦しめられている絶望的な世界」だと思って来たら、キャベツが謎の生態系を持つ狂った世界だったよ。キャベツが生命体になるのは百歩譲って分かるとしても、その行動原理が「人知れず世界の果てでこっそりと息絶える」って、生物としての本能とか完全無視じゃねぇか。レミングみたいなもんなんでしょうかね。あのキャベツは畑で栽培したものではなくて自生したものなんだろうが、毎年同じルートを通って進軍してくるってことは、毎年同じ場所で同じようにキャベツが産まれるってことだよな。発生源を突き止めればわざわざ面倒な討伐イベントなんかせずとも簡単に美味しいキャベツが楽しめる気がするのだが……(この手の設定を真面目に検討しても意味が無いことは重々承知しております)。

 とにかく、被虐の女騎士が真っ先に陵辱される相手がキャベツという、あまりにもハイレベルな設定ではあるものの、絵的にエロいので結果オーライ。作品が作品なだけにそこまで際どくはならなかったけどなー。もう少しやぶれてもよかったんだけどなー。あの鎧、どういう素材で出来てるんでしょうね。その他、焼きキャベツ作りに余念が無いロリっ子めぐみん、すっかり水芸の人になったダ女神など、もう、世界の運命はどうにもならないところまで。あれ、でも花鳥風月って獲得必要ポイント5なんだよな。アクアはなんで習得してるんだ?? まさか、ハイクラスのジョブはレベルアップ時にもらえるポイントが多いんでしょうかね。何にせよ、スティールの5倍のコストを払ってアレを習得するクソ女神って……。あいつ、カズマは知らなかったキャベツ襲来の話を事前に知ってるっぽかったし、すっかり街の人と打ち解けて宴会ねーちゃんになってるっぽいんだよな。アクアを崇拝する宗教の人たちが可哀相すぎてしょうがない。

 これだけ荒唐無稽なことをやらかしつづけても、全てを浄化してくれるエンディングが本当に有能。

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