○「メダリスト」 6
とても真っ当なアニメ化、ラストで米津が流れてきた瞬間に「あぁ、金かけて作る気なんだな……」ってのはよく分かった。なんて不純なアニメの見方だ。
原作は未読。以前からちょいちょい話題になってるのを見かけたことはあったし、なんならどこぞで叩き売りだった電書の1巻だけ持ってる気もするが、アニメ化が決まったというので読まないようにしていた。まぁ、もしよければ放送後に読みますわ。
というわけで原作についてはよく知らないわけだが、まぁ「普通のスポ根なのだろう」というのが事前の想定だし、少なくとも1話目は順当な出だしで特に予想も期待も裏切らず。興味を惹かれた部分があるとすれば、フィギュアスケートというやや馴染みの薄い素材について、華々しい世界からじゃなくて「習い事としては文句なしで金がかかるで!」というよく分からない世知辛さから入ってるところがちょっと面白い。そうなんだ。そんなに機材とかにお金かかるイメージもないのだが……レッスン料が高いのかしら?
そうして「小学生女児のスポーツ」を扱うという意味ではこないだ終わった「オーイ、とんぼ」に通じる部分もあり、ヒロインを可愛く描いた上で才能を発揮しきらきらしている様子を見せてくれれば面白さは自然とついてくる。そういう意味では「金がかかって」映像が強靭なものであることは純粋な武器。制作のENGIは良くも悪くもかっちりとしてアクの強い線が特徴的だったイメージがあるが、本作においてはそこまで押し出しの強い画だとは感じない。もしかしたらこれまでENGIの特徴だと思ってた要素はずっと監督を任されていた三浦和也の特徴の1つだったのかもしれん。今作を任されたのは山本靖貴で、ENGIでの監督役は初であるが、実績を考えれば特に不満のない配置だろう。原作つきの人気コミックなら「真っ当な」アニメにしてくれるんじゃなかろうか。
あとはまぁ、中の人の話になるんですが、この布陣なのに一番に小清水ママンに目が(耳が)いってしまうのは私の悪いところでな……怖い役かと思ったらちゃんと可愛いとこあっていいじゃん。そしてコーチ(の先輩?)に配置された加藤英美里も面白い配役。えみりんはもうちょい柔らかめの(というかロリめの)仕事が回ってくることが多いので、成人女性やってるの久しぶりに見た気がするわ。肝心のロリっ子・いのりちゃん役の春瀬なつみという名前はあんまり印象がなかったのだが、「アイマスのU149の1人にいた」と言われたなんとなく思い出せたような。ロリロリしい音域でちゃんとお仕事ができる人っぽいのでこちらもあまり心配はなさそう。他の小学生女児にどんな子が出てくるか楽しみですね(Show you guts cool say what 最高だぜ)!
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