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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
物語は人生に必要か? 第6話。いちいち答えづらい問いを投げかけてくる作品である。考えたこともなかったことをホイと投げ込まれると、人は戸惑ってしまう。そして、そんなたくさんの瞬間を切り取った作品が、このアニメな気がしている。 高代槙生という女。その1人の人間をいろんな側面から彫り込んでいく、そんな回だった気がする。これまではだいたい1話の中で視点が切り替わって「それぞれの言い分」が出てくるものだが、今回はほとんど槙生中心視点で固定されたエピソードである(ちょっとだけえみりちゃん目線も出てきたけど)。今作は視点の切り替えや場面・時点の切り替えに非常に観念的なテクニックが多用されており、1つの画面に別な空間・別な時間が同居する描写がたびたび登場する。おかげで視点の切り替えも何の違和感もなくしれっと行われるのだが、今回みたいな固定視点での話は珍しかったかもしれない。それだけ、今回は槙生にフォーカスした話だったということ。 槙生と実里。 遺品整理もあらかた終わった実家。そんな中で槙生が見つけたのは、実里が実の娘の朝のために書いていた日記帳。また槙生が知らなかった姉の側面が転がり落ちてきた。姉のことが「嫌い」だった槙生。しかしそれは自分からの本当に一面的なものの見方であり、ここまでのお話でも「母から見た実里」「娘から見た実里」といろんな姉の姿に悩むことも多かった、また新しい姉の顔が垣間見えたことで、合わせて自分のこれまでの態度までもが、何か意味を持ってしまうんじゃないかと思い悩むのである。 槙生と朝。 今一番ホットで、槙生の頭痛の種でもある朝。気づけば季節は流れて早くも夏休み。前回のパソコン騒動も一旦落ち着いたのだろうか、ちゃんと部活に通えているらしい朝は学校生活もそこそこ充実しており、(毎朝のお弁当も何とかクリアしているようなので)最低限、2人きりの共同生活は成立している。しかし、夏休みに朝がずっと家にいるという事実は槙生からしたらあまり好ましいものじゃない。普通「ずっと一緒にいる」ことが苦痛だなんて漏らしてしまうと、それは「人としてよろしくない」とか言われる。こと保護者の立場にある槙生のこと。「朝が1日中家にいるのはイヤ」とか言い出したら、それこそ虐待だの何だのと言われてしまいそうな世の中である。しかし、その感情に嘘はつけない。別に朝が嫌いだとかいうわけじゃない。そこにいるのが朝じゃなかろうと、槙生からしたら「誰かと一緒にいるのが苦痛」は持って生まれた性分なのだ。こればかりはどうしようもない。それなのに、朝は「普通のことじゃないの?」と日常のあれこれにダメ出しをしてくる。それはまるで、かつての姉の姿を見ているようで。「普通」は人それぞれなのに、この世界はそれを押し付けてくる。 槙生とえみり。 朝との距離感に悩みは絶えないが、その外側から踏み込んでくるえみりもなかなかに豪胆だ。まぁ、最初に来客にお茶の選択権を与えるあたりで「この人、なんか変だから普通じゃない絡み方してもいいかも」くらいのことは思われたのかも。あれも不思議な話で、確かに「来客にお茶の選択肢を複数出して選んでもらう」光景はあんまり見かけるものじゃない。誰かの家に遊びに行けば、そこで出された茶を黙って飲むものである。しかし、どうせ飲むなら好きなお茶の方がいい。だったら来客が複数の選択肢から選ぶシステムの方が理にかなっているではないか。槙生のポンコツ対人センサーはそのように反応するのだろう。結局、それが「なんか変な大人」認定されることになり、えみりからしたら槙生単体がちょっとした違国。それでも、朝の保護者として一定の信頼はおける人物なわけで、その結果があの雑がらみである。大人の恋バナに興味津々のえみりちゃん、最終的に槙生から「匿う」物語を提供してもらいました。 槙生と塔野。 物語を生み出す人と、物語がいらない人。確かになぁ、考えたことがなかった。人生に物語は必要なのかどうか。私はこんだけアニメに溺れている人間なのだから、間違いなく「必要な人」だとは思うのだが、何故必要なのかと言われたらその答えはスッと出てくるもんじゃないし、「必要ない」と考える人も理解はできる。こんなところでも、人間は1人1人違うものかと呆れるばかりだが……そんな「想定外」を埋められるからこそ、自分以外の人生を享受する意味ってあるんじゃないかな。塔野さんには、多分分かってもらえないけど。 槙生と笠町。 というわけで最後に辿り着いたのは、槙生ちゃんの中では醍醐と並ぶ良き理解者であり元カレの笠町であった。欲求不満を抱えた年頃(?)の女と、自分の都合で振ってしまった元カレの連れ合い中華料理。槙生の人となりを理解して受け入れてくれる笠町を相手に、生きにくい槙生の内面はポロポロとこぼれ出てくる。人付き合いが苦手すぎて、ここから先に進んだら相手に迷惑をかけてしまうというブレーキ、あまりに共感できて本当にしんどいが、槙生ちゃんは今回、ビールの勢いでそこにちょいとアクセルを踏んでしまった。女にとって都合のいい男でいいよ、と笠町はいうが、それって世間的には「男にとって都合のいい女」にも見える訳で……付き合いの距離感なんて人それぞれ。お互いが一番いいつながり方を見つけるのが、大人の人間関係なのかもしれませんね。まぁ、それでえみりちゃんたち女子高生が納得してくれるかは分からないけど。 PR
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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