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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「日本三國」 6

 スタート時の日本地図から多くの人同様にどこぞのベストマッチ大好き科学者を思い出したが、なんか、それどころじゃない展開になって不覚にも引き込まれてしまった。

 正直、開始数分の世界設定を説明してる時点では小馬鹿にしながら観てやろうかとすら思っていた。「日本分裂」はネタとしてありがちだし理解できるが、そこから何やかんやあって文明レベルが明治期相当にまで落ち込むっちゅうのは流石に無茶苦茶やろと。一度進化した文明がそのままロールバックするように「戻る」なんてことは現実的にあり得ず、衰退するにしてももっと別な「令和を知っている日本」として後退するはず。「ま、単に戦前期くらいの道具立てを使って日本国内で三国志がやりたいだけの設定なんやろな」と思ったわけだ。まぁ、多分とっかかりがその辺から来てるのは事実だと思うし、「日本の狭い国土を分断して現代兵器で戦争なんてできっこないし、それなら文明レベルを世界的にショボくすればええやん」というアイディアや、まさに「昭和レトロ」ならぬ「戦前レトロ」を描く面白みみたいなものを狙った設定のはずだ。

 そうした設定は無茶だとは思うのだが……その世界でやろうとしてるドラマの仕立てが周到である。理屈屋すぎる主人公と、綺麗な対比を描く行動派の嫁さん。どちらも魅力的な人物で、腐敗した国家体制を痛快に批判して非業の死を遂げるところまで予定調和。ここで主人公がどう動くかというのが見ものだったが、まさかの「レスバ」という選択をし、見事に仇討ち(の一部)を達成する。なるほどこいつは軍師キャラ。1話目で余すことなく主人公の人となり、そして大きな目標を提示する文句のない1話目だった。悲劇の主人公の復讐劇の幕開け、構図こそ違うがどこかに【推しの子】のあの1話目すら思わせる出来である。

 そうして劇的なドラマを描くために白羽の矢が立ったのは、これまで「魔法使いの嫁」のためだけに動いてきた超限定スタジオのスタジオカフカ。「まほよめ」のクオリティを見ればその精緻な仕事ぶりは明らかだが、今度はその技巧が「フェイク戦前」という珍妙な世界へと向けられた。極限まで色調を落として白黒フィルムを意識させる色彩設定、人物の表情描写などはあえてコマ数を落として「古さ」「おぼつかなさ」を見せながら、決して技術力が不足している訳じゃないことを見せつける動画の配分。これもまた新しい「レトロ」の描き方。ほんとならキャラデザのこのクドさは私なんて苦手な部類だと思うのだが、嫁さんのキュートな表情なども含め、画面に見入ってたらあっという間に1話目が終わってしまった。これはなかなかパワフルな作品が出てきたもんだ。

 惜しむらくは、これも原作漫画がまだ「既刊6巻」とのことで、大した量もなさそうだし、絶対に完結しないだろうという……うーむ、ここは素直に新鮮な作品に導いてもらえたことを感謝するべきなのか……。

 
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