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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 ジジイが活躍するアニメは良いアニメ、第4話。やっぱりじいさんが語ると重みが違う。「ステージを譲ってなんかやるもんか」のくだりなんか、すっごい好き。まさに老若男女が「歌う」アニメよな。

 順調にペースが落ちずに毎週楽しめる作品になっている今作。今回はメインとなる合唱部(時々バドミントン部)の「歌」の要素はそこまでクローズアップされなかったが、その分、メインの3人の心情部分が丁寧に彫り込まれており、今後形成されるであろう合唱部の完成形がより密なものとなる布石が打たれている。唯一立ち位置を異にする教頭が一切登場しなかったおかげで、ちょっとツンケンした仲にも不思議な安心感があり、ジジイパワーも相まって非常にハートフルなお話。「true tears」や「花咲くいろは」の時もそうだったけど、何故かP.A.Works作品は放送時期と作中の季節がガッツリと噛み合うようになっており、視聴者側も夏の湘南の空気を充分に堪能することが出来るのも良い。海のシーンが素晴らしく綺麗で、うろこ雲のたなびく映像なんかは感心を通り越して圧倒される出来だ。

 今回は大きく分けて2つのテーマを見たい。1つは、和奏が出会った新たな母親の姿。ながしかと思われた謎のラテン軍団コンドルクインズは、実は和奏の母親、まひるの知己であり、彼女から様々な思いを受け継いだ伝達人だった。未だもって何故音楽をやめてしまったのか定かでない和奏だが、彼女には「音楽をやめることはできない」と言い残したまひるさんの血が流れており、実際、現時点ではトラブルメーカー来夏に引っ張られる形ながらも、少しずつ合唱部に歩み寄る形になっている。時代を超えて伝わる母親の思いに和奏はどのように応えていくのか、それが、この作品の最大の焦点となるのだろう。

 しかし、現時点において和奏はまだ「歌わない」ことを頑なに守り続けている。そのことは、出てくるキャラクターが片っ端から歌い始める本作において異質であり、その「距離」は明確に意識して描出されている。今回それが最も顕著だったのは、合唱部4人が別々の場所、別々の時間に各自で歌の練習をするシーンが繋がるカットに現れており、全員が口ずさむ歌が綺麗に繋がるかと思いきや、最後の和奏のカットだけは、ご丁寧に沈黙を守ったままだ。これだけ打ち解けた空気でも未だ動かぬ和奏の思いは、果たしてどのように変化していくのだろうか。そして、ここまでもったいぶってあがったハードルを、和奏(の中の人)は飛び越えて歌うことが出来るのだろうか。まぁ、出来るんですけど。

 2つ目のテーマは、そんな和奏も絡んだ女子高生3人の友情の構図。具体的には、和奏と来夏、来夏と紗羽の2つの関係。和奏と来夏については非常に分かりやすい。独自に動き始めた和奏が、来夏を思って合唱曲の楽譜を通じた交流を図り、そこに来夏は自然に「近さ」を感じた。下の名前で呼び合うことが出来るようになり、関係が進展したことは非常に分かりやすい。言ってしまえば「下準備が整いつつある」状態だ。

 そして、旧知の仲である来夏と紗羽については、見ていてニヤニヤ出来る力強い友情の結束力が見て取れる。コンドルクインズにご執心ですっかり元の志を忘れてしまうお調子者の来夏。それを見て、せっかく誘われて付き合ってやっている紗羽は不機嫌になり、彼女を叱咤するために実にストレートな言葉をぶつけることになる(怒っている紗羽ちゃんも可愛い)。一見すると「友情にひびが入ったシーン」に見えるのだが、ここで見事なのは紗羽の状況把握能力である。怒鳴るだけ怒鳴っておけば、あとは来夏がきちんと方向修正を行い、やるべきことをやってくれるのだ、ということについて、一切の疑念を持たずに信頼しているのである。合唱の練習に顔を出さなかったことについて、普通なら「サボりやがった」と思ってもおかしくないはずなのだが、「来夏はきちんと自分の思う通りに動いてくれている」ことを確信しており、実際、夕方に出会った時のサムアップについては、一言も言葉を交わさずに来夏に合わせていた。当然、来夏の方もそんな紗羽のことを理解しており、勝手に動いて、勝手に片付けたのである。こういう「言葉を必要としないコミュニケーション」ってのは、画で見て映えるのできゅんきゅんします。それにしても、合唱部について一番真面目にやってくれてるのって紗羽ちゃんなんだよね。弓道部は大丈夫なんだろうか。

 あとはまぁ、たっぷりと素敵な画面を堪能すればいいと思うよ。紗羽ちゃんが馬可愛い女の子だとすれば、和奏は自転車可愛いのである。そして、これが一番大事なのだが、まひるさんは人妻可愛い。結局世界を統べる最大の原因となるのは、大原ボイスの人妻なのですよ。彼女もそれなりにお歌は出来るのだ。

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