思わずキルミン! 第8話。だって、あおちゃんとしゅが美の直接対話って言われたらそれしか思いつかないもの。個人的にはあのシーンだけでも大満足でした。なんかもう、好きな声優どうしが絡むのを見てるだけで満足してしまう不自由な身体です。
今回は割とおとなしめのエピソード。謎が解決されないままに次回に引いたというのが一番の理由だろうが、中心となっていたのが相手側は胤舜、味方側は従者2名というのがそこまで大きな動きになっていなかった理由だろうか。半蔵が次回予告でやたらとテンションを上げていたわけだが……あのフリだと次回マスターサムライには絶対なれないような気がするのだが……いや、でもあと該当する人物がいないしなぁ。①半蔵だけマスターサムライ化、②べーたさんだけマスターサムライ化、③2人仲良くマスターサムライ化、④全然関係無い別な新キャラがマスターサムライ化、⑤突如寝返った胤舜がマスターサムライ化。さぁ、どれ?
とまぁ、茶化してはみるものの、なかなか重たい話ではあるのだよね。ぐつぐつさんですらあっさりと覚醒したというのに、従者組2人は主人に義理立てする必要があるせいで、おちおち宗朗とキスするわけにもいかず、なかなかマスターサムライにはなれない。覚醒イベントを経ないことには戦力としてカウントしてもらうことも出来ず、直接ダークサムライとの戦いに絡むことも出来ない。そして、義理立てしているせいで表には出さないが、実はこの2人だって結構な度合いで宗朗に対しては好意も持っているのである。まぁ、ハーレム設定については置いとくとしても、一番大事な「主人への忠義」という部分で力になれない歯がゆさは2人とも少しずつ募っているだろう。又兵衛も半蔵も、目の前で主人を通り魔にいいようにされるという屈辱を味わってしまったために、その悔しさもひとしおだ。是非とも次回は2人で覚醒イベントをクリアして、一矢報いてほしいものである。
そんな通り魔騒動に裏で関わっている様子なのが、ダークサムライで一番目立っていなかった宝蔵院胤舜である。目立ってはいなかったが、実は初戦では宗朗に呪いをかけるという一番重要な役割を果たしていたりもする。今回、一番御しやすい(?)十兵衛との接触を経て、実は敵味方の隔てが無ければ案外素直で良い子だった、というフツーの事実が判明した。これまでほとんど自分の意見、キャラクターを押し出してこなかったわけだが、いざ蓋を開けてみれば、なんのこたぁない、普通の可愛い子だった。今のところ、作中で一番可愛いまである。今回の通り魔騒動の中心人物なのは間違いないようなので、是非とも次回も活躍して欲しいところだ。ちなみに通り魔騒動に関しての「鎮護石」などのターム、そして通り魔の正体などについては、一切が謎のまま。通り魔は胤舜とも敵対関係にあるようだが、これが今期のラスボスの正体に関わってくるのだろうか? 武蔵と小次郎も、「何故自分たちが目覚めることになったのか」と不安げな台詞を口にしていたが……どうも、ダークサムライたちは本当の意味で「悪い奴じゃない」ようである。気のいい連中も多いのだし、このままなんか適当な巨悪(今回の通り魔みたいな不定形の化け物でもなんでもいいや)が何となく現れて、最終的に2大勢力和解からの共闘っていうのが一番平和的なエンディングな気がする。まぁ、あんまり面白くなさそうなのが難点だけども。
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