繰り返し見てたら今のオープニングでも構わないような気がしてきた第2話。噂によると3話から「本気版オープニング」がみられるらしいのですが、一週早い関東ではどうなってるんでしょうかねぇ。この辺のタイムラグがもどかしいのう。
さておき、2話は当然、1話の続きである翌日のお話からスタート。今回は「365」までとは違って、新1年生との絡みを見せるために新年度の出来事はきちんと時系列順に描いていくことになるのだろうか。まぁ、原作ストックもほとんど無いし、しょうがないとは思うけど。そのため今回は期をまたぐような時系列シャッフルによる小ネタは一切無く、さらに尾石さん不在の影響からか、画面も随分すっきりしてしまっている。好みの問題ではあるのだろうが、背景がイメージの場合でもやたらとあっさりした印象で、何とも据わりが悪いのが正直なところ。会話の場面でも各キャラクターのアップが多くて画面が単調になりがちだし、やっぱりひだまりはこれまでくらいのバランスの方が面白いんじゃないかと、無い物ねだりをしてしまう。思い返してみれば、2期までだって「顔のアップが多くて単調なつなぎ」という意味では大して変わらなかったはずなのだが、その画面をあの手この手で飽きないように虚飾で飾り立てていたのが、いわゆるシャフト演出だったはず。どうも今期はそうしたギミックが少なく、単にひだまり荘での先輩と後輩の交流を描くアニメになってしまっている気がする。それでいい……って人もいるんだろうけどね。なんか物足りないのですよ。
そのためか、いくらか画面に変化があるBパートの方が面白く見られるエピソードになった。ばってんをとって洗髪するゆのっちはなかなか新鮮な画面だし、シンクロ風に足をばたつかせる宮子や、世界が嫉妬する髪の流れ、鏡を通してゆのを直撃する西日ビームとその後のネガポジ反転画面など、場所が変わった方がギミックは多かったように思う。この後も1クール分きちんと作らなきゃいけないから色々と大変ではあるだろうが、アニメのひだまりは単なる4コマ萌えアニメでは終わらない、シャフトの意地と技術をつぎ込んで欲しいもんである。
そうそう、新入生キャストの話だが、どうも小見川千明を毛嫌いしていたのはちょっと先入観が強すぎたようである。基本的に成長してない気はするのだが、やはり音域がこれまで聞いてきた役(つってもマカと潤しかいないけど)よりも高いため、そのちょっと拙い発声もなずなの役作りの上で面白い効果が上がっている。これを期に棒の汚名を返上できるようになればいいのだが……まだ無理かなぁ。乃莉役の原田ちゃんは本当に地声の位置がよく分からない人。特に苦しそうな様子も見えないんだよなぁ。
なずな氏といえば、普段漫画を読んでいる時はあまり色合いを意識しないせいか、きれいな白髪の彼女のカラーリングに違和感がある。「でもどこかで見たことあるなぁ」と思ったら、可愛い彼女と何か似てた。
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