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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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10月14日 ドラフト模様(KLD×3

ピック順 【Serra】→【Thraxi】→【Chrolony】→【Sea-chicken】→【Alessi】→【Sangriter】→【Mei】→

 

 環境第3戦。とはいえ、オンライン組はそれぞれに練習しているし、我々とて先週お伝えした通り、週末に謎のドラフトイベントが発生したため、実質的には4,5戦目といったところ。こんだけ急激に経験値を蓄えた環境は久しぶりなので、なんだか戸惑ってしまうな。今後も環境が変わったら時間短縮ドラフトイベントみたいなのを開催して一気に経験値を高めるのはありかもな。

 そして、前回は数年ぶりの「挑戦者」が参戦してくるという歴史的な事件があったわけだが、当然、ドラフトを始めたばかりで一番楽しい時期の彼が今回いないわけはなく、試合は実に久しぶりの7人戦。今後はしばらくこの7人戦の時代が続くことになるのだろうか。人数が増えたことによって、総当たり戦を実施している我々は当然試合数が増える。かなりの長丁場になることを懸念し、どこぞの年寄りなんて「そろそろ勇退しますかね」なんて言い始める始末だが、我々は、そんなこと言ってるおっさんが一番普通にドラフトを楽しんでいることを知っている。7人戦になったことによる変化は、大きく以下の点。

1.世間一般の8人ドラフトに近づき、パックがいっぱい剥ける。

2.常に待機状態の人間が1人出るので、試合が終わってもすぐに次の試合へとくるくる回り、実は6人戦の時よりもダウンタイムが減る。

3.あと、ちょうど14枚だからピック表がなんか綺麗に見える。

 と良い事づくめであった。下手したら6人戦より終了時刻が早かった可能性すらある。勇退を仄めかしたご老人も、終始「楽しい」と連呼してゴキゲンな様子でした。やっぱり、若い血が入るのはいいもんですね。

 

 とか言ってるそばからナニだが、欠席報告がすでに数件入ってしまい、「まぁ、それならいっそ無い方が」という結論に到ってしまったため、来週のドラフトはお休みです。いったんクールダウンの時間でしょうかね。モダンのデッキでも磨いといてください。

 




    AL SE TH SA ME SC CR

AL  ー  ○  ○  ○  ×  ×  ×  3ー3 4

SE  ×  ー  ◎  ○  ◎  ◎  ◎  5ー1 1 ○

TH  ×  ×  ー  ×  ×  ◎  ×  1ー5 7

SA  ×  ×  ◎  ー  ◎  ◎  ×  3ー3 5 ○

ME  ○  ×  ○  ×  ー  ◎  ◎  4ー2 2

SC  ○  ×  ×  ×  ×  ー  ○  2ー4 6 ○

CR  ○  ×  ○  ◎  ×  ×  ー  3ー3 3

 

 

1位 【Serra】 緑黒 <霊基体の匪賊 新緑の機械巨人 当然の結論>

 7人戦のフルマッチという精神的にもしんどい長丁場の乱戦を制したのはこちらの御仁。ここまで成績はそこそこだったが、今回の勝ち越しで一気にトップ集団に並び立った。勝利の理由はとてもとても明白。だからさ、緑をさ、放置したら駄目なんだってば。散々「緑が強い」「緑がヤバい」と言い続けているのだが、やっぱり誰も行かないんだ……。まぁ、今回はいつもより多いパックを剥いているにも関わらず、なんと「亢進するサイ」が0枚、「水辺の虎」「ピーマの先導」がそれぞれ1枚ずつと、なかなか序盤で緑に行く選択肢が無かったのが最大の理由ではあるのだが。普段と違って、今回は「一人分の超強いデッキ」を作るのがせいぜいのカードプールだったということだ。そうしてみると、さほど緑がヤバいわけでもないのか。でもまぁ、そんなわけで他の人間が見向きもしなかった緑を悠々と回収。開けたパックから「新緑の機械巨人」なんて特大ラッキーもあり、対戦した相手は誰もが「あんなん無理に決まってるやんけ」と口を揃えるデッキの完成である。もう一色の黒も全く緑に引けを取らないラインナップになっており、「霊基体の匪賊」2体が光るし、「短命」も2枚とれている。そして、緑になくて黒が優れているのは、何と言ってもコンバットトリック。「活力の奔流」や「隠然たる襲撃」といったカードのおかげで、緑の止まらないレベルがますますマッハである。うーむ、でかい。これで公式記録としては緑含みのデッキが3連勝。そろそろ歯止めをかけたいところだが……。

 

 

2位 【Mei】 白赤() <模範操縦士、デパラ 配分の領事、カンバール 光袖会の職工>

 緑のカードが少なくて不人気だった分、今回人気を集めたのは白。それでも「プロペラの模範」が1枚も登場していなかったり、相変わらずコモンの偏りが強烈なのだが、こちらのデッキは「単にドワーフを増強するだけで強い」でお馴染みデパラさん、「沼なんか1枚も入れてないけどプリズムからまかり通る」カンバールさんなどのレジェンドをちら見せしつつ、「模範的な造り手」などのアーティファクトシナジーを「無謀な炎織り」などが彩って堅実に攻めるボロスカラー。「霊気嵐のロック」など、特にシナジーというわけでもないがカード単体のパワーが高く、気付けば4つも勝っていた。ピック表を見ても他のデッキに比べてどこかが突出していたという印象はなく、基本となる白クリーチャーに赤の火力で丁寧にサポートを加えた、というくらいなのだが、この環境はシナジー要素が強いとはいえ、やっぱり基本はコスパを考えたクリーチャー選択から始まるということである。ちなみに、金属術的要素のフォローや「カンバール」のための黒マナのために「オパールのモックス」なんてカードも入っています。どこまでも贅沢なデッキやで。

 

 

3位 【Chrolony】 黒白 <密輸人の回転翼機 改革派の貨物車 領事の権限

 前回参戦の新人。「そう簡単に勝たせてはやらぬ」とか粋がっていたはずの年寄り連中をたやすくなぎ倒し、あっという間にこんな位置に。うわぁ、おじちゃん達弱すぎるー。まだまだカード選択は試行錯誤が続く段階だが、すでにプレイングは安定しており、例えば相手ターンエンドに「夜市の見張り」を細かく搭乗させてライフを削る、といった小技もきっちり使いこなす。そしてどうやらこのカラデシュ世界では機体ギミックがお気に入りのようで、この「夜市の見張り」も心持ち早めのピックになっているし、1引き2枚の機体に加えてさらに「航空艇」で今回最多の3枚の機体を採用している。まぁ、うち1枚は問答無用の「回転翼機」なのだが、本人曰く、これが一番活躍しなかったそうである。その他、本来機体カラーといえばボロスだがそこで黒がメインになっている積極的な理由は何と言っても2体集まった「機体修復職人」。これにより、中盤が割と混戦模様になりやすいこの環境で消耗戦を積極的に仕掛けていくことが可能になっているし、「楕円競走の無謀者」や「作業場の助手」など、珍しい墓地ギミックを豊富に備えて「使いたいカード」を何回も使い回せるデザインはなかなかに夢が溢れている。対戦してる側としては「改革派の貨物車」が1回帰ってくるだけでも割と悲鳴だしな。わたしゃすでに負けてしまっているので、なんかもう、特に指導することもありません。

 

 

4位 【Alessi】 白赤 <耕作者の荷馬車 溶接の火花 小物作りの達人

 3人目の白ユーザー。こちらは赤の要素が「チャンドラの螺旋炎」「溶接の火花」と火力にほぼ特化しており、何と言っても「焼夷式破壊工作」の安心感が格別。この1枚でひっくり返したゲームが多数あったようだ。メインとなるアタッカーは白由来のものがほとんどで、特にデッキのカラーを決定づけたのは「全ての要素が悪い方におかしい」でお馴染みの「空中対応員」、そして「これが強くていいのか分からないけどやっぱり強い」という謎のジレンマを抱えた「空渦鷹」×2。このあたりのフライヤーがフィニッシャーになってくれる安心感があるため、地上はトークンと「第九橋の巡回員」なんかを絡めた泥仕合にしてしまっても何とかなる。白が割れているとはいえ、今回はその分カードが豊富だったので質もそんなに低くないし、地味な部分は「発明者のゴーグル」「放射篭手」の装備品コンビで乗りきった。まぁ、この辺りの配分がそこまで積極的にシナジー要素を押し出さずに取り回す白の落としどころなのだろう。いや、でも本当に3/4飛行の「絶妙に止まらない感」は使ってても使われてても不安になるレベル。

 

 

5位 【Sangriter】 白黒 <空鯨捕りの一撃 博覧会場の警備員 空鯨捕りの一撃>

 なんと1引き2枚が「空鯨捕りの一撃」ということで、本日4人目の白ユーザー。こちらもクリーチャーの基本線は白で構築されており、一体どんだけ白が溢れていたんだと恐ろしくなるくらいだ。今回は「光袖会の職工」が多かったおかげで、「何となく白でいいかな」感が強くなったのかしらね。あと「砦のマストドン」も割と多いし、そこに「空鯨捕りの一撃」が2枚確定してれば、そりゃ白になるよな。ただ、流石にクリーチャーが全員に最強レベルで行き渡るなんてことはなく、こちらは黒側からも「プラカタの柱行虫」や「襲拳会の部隊」といった「フツーの」連中も顔を連ねている。まぁ、このレベルでも充分使えるってのがカラデシュクリーチャー陣の凄いところだが。あまり積極的に運用したいようなギミックはなく、単に白黒両除去で捌きながら中堅クリーチャーが殴るだけ。良くも悪くも「中盤もつれやすい」というこの世界のデッキの傾向を明示しているデッキといえる。俺みたいにアホなデッキ組んでる人間には確実な回り方で勝つが、一定レベル以上のデッキが相手だと一点突破で負けてしまうか。このくらいになると後はレア1枚とかの勝負になってきそうだが、多分まだまだ調整すべきバランスがあるだろうなぁ。

 

 

6位 【Sea-chicken】 白青 <奔流の機械巨人 雲先案内人 鋳造所の検査官>

 本日5人目の白ユーザー。これら5人が全員メイン級の扱いで白を運用出来ているのがすごい。ただ、こちらのデッキはいくらかピック中の取り回しにミスってしまったようで、試合も序盤から「今日はもう勝てない」とサジを投げていたデッキである。全体像をざっくり説明すると、「珍品売り」あたりが「鼓舞する突撃」で突っ込んでくるデッキ。「鼓舞する突撃」に代表される、白(ボロス)で横に広げて突っ込んでくる戦術はこの男の十八番。前の環境でも「恩寵借用」を1引きしまくって強引に相手を蹂躙しているシーンが度々目撃されていた。今回も狙いは同じで、1引き「奔流の機械巨人」で再利用出来るところまで狙ったのだろう、白青ビートを志している。しかし、上で散々書いている通り、今回はいくら多いとは言っても白クリーチャーは取られすぎる。2パック目「雲先案内人」の存在もあってサブカラーを青に決めてしまったのも悩ましい部分で、青だけではなかなか「並べて突っ込む」をサポート出来るクリーチャーの選択肢が無い。「鼓舞する突撃」だけなら3枚も引いてしまっているのだが、使う前提となるクリーチャーがショボければ画に描いた餅である。結局、「突撃」を撃つ前に相手に攻め入られて消耗し、突撃しきれない試合展開が多くなってしまった。いや、それでも2勝は出来てるので、それなりに通用しちゃったという見方も出来るのだが……。

 

7位 【Thraxi】 青赤 <つむじ風の巨匠 蓄霊稲妻 ドビン・バーン

 やったぜ! めったに取れない7位という順位をこのチャンスとばかりにガッチリキャッチ。いやー、駄目だったね。一言でいうなら「いつもの俺」である。1引きは本当なら「街の鍵」1択なのだが、前回のドラフトラッシュの時に一度使っていたため、せっかくだから誰も成功したことのない方向性のピックにチャレンジしようと思い「つむじ風の巨匠」スタート。後はこの巨匠に全てを任せるためにエネルギー絡みのイゼットカラーをかき集めるだけ、というピック。その結果、やっぱり青にはクリーチャーがろくにいないし、赤だってエネルギー絡みのカードでそこまで揃えられるわけじゃない。結果、クリーチャーの数が一桁台といういつも通りの素敵な結果に。この方向性に拍車をかけたのは3パック目で出てしまった「機械医学的召喚」で、これのためにインスタント・ソーサリーが合わせて11枚。勝ちパターンとしては「召喚」を引いてから数ターン猶予があれば勝てるし、溢れるエネルギーを注ぎ込む「巨匠」が来てくれればそれでも何とかなる。エネルギーチャージギミックとしては今回「抽出機構」が大活躍してくれて、これで「亢進する亀」×3を延々バウンスし続けてエネルギーに転換し、ひどい時には30点以上のエネルギーを抱えながらただひたすら「巨匠」を待ち続けるなんて最低な展開も(その試合ではデッキの一番下にいましたがね!)。 反省会で指摘された通り、流石にもう1枚くらいはエネルギーを積極的に運用出来るカードが無いとシビアだなぁ。「機械医学的召喚」じゃなくて「電招の塔」だったらベストマッチだったんだけどな(レアにそんなこと言われても)。ちなみに、ドビンさんはサイドボードから出てきませんでした。いっそ入れてしまった方が余計な展開が多くて面白かったかなぁ。

 

 

 

今回のピック表

 

Serra】(緑黒)→【Thraxi】(青赤)→【Chrolony】(黒白)→【Sea-chicken】(白青)

                               

 【Mei】(白赤)←【Sangriter】(白黒)←【Alessi】(白赤)

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