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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 下がジャージで上がブラの破壊力な、第3話。別に風呂シーンに限らず、日常的には割とよく見るスタイルなのでやけに生活感が出てリアルなのがヤバい。隣に麗奈がずっといる、っていうその存在感がヤバい。少しは溢れ出るエロオーラを自重して欲しい。

 以上、リビドー全開の感想はここだけに留めておくとして、今回もてんこ盛りで非常に忙しい1話になっている。いささか久美子が便利に動きすぎやな、っていう感じはあるかね。元々「性格が悪い」でお馴染みの、地雷を踏み抜きやすいキャラだったのだが、いつの間にやら色んな先輩の心の隙間にスッと入り込んで、「別に好きな後輩じゃないけど、成りゆき上こいつにしゃべるくらいはいいや」みたいなポジションに落ち着いてるのがずるい。もっと緑輝と葉月を使ってあげてよ。どんどん2人の存在感が薄くなってるからさぁ。

 まぁ、1年生が薄くなるのはしょうがないといえばしょうがない。今回のメインはあくまで2年生。悩める2年生チームとあすか先輩という面倒な連中を相手に、久美子は望まず東奔西走である。まず板の上に上げられたのは鎧塚先輩。全体練習でついに彼女の問題点がやり玉にあげられたのだ。進言したのは「そこそこ使えるチャラ男」くらいに思われていた橋本先生。流石に滝センの友達だけあって、性能はピカイチだった様子(そういや今回巨乳美人先生に一言も台詞が無かったのは納得いきません)。「音に表現力が」とか「三日月感だせよ!」とか、例によって素人が聞いてもよく分からない注文が多いのだが(まぁ、その道の人もわからんのかもしれんが)、こういうレベルからが本当の地区レベルの戦いということなのだろう。滝センが特に反応しなかったってことは、橋本の指導は間違ってないってことだしね。むしろ、理にかなった指導を追求している滝センの場合、なかなか「表現力」とか「気持ち」とか、そういう指導がやりにくいのかもしれない。自分では気づけなかったり、言いにくかったりする部分をさらにえぐり込むために、適材適所で橋本を招聘したのだろう。

 そして、そんな橋本が落とした爆弾が、鎧塚先輩の「淡泊な」演奏を非難するものであった。普通に考えて、久美子ですら「淡泊」と気付いていたのだから、滝センもその部分は気付いていたはずだ。それでも彼が今まで鎧塚先輩に何も言ってこなかったのは、言うべき方法が見つからなかったのか、それとも彼女の内面を知っていて、指導するわけにはいかないと線を引いていたからなのか。彼のことだからどうも後者っぽい気もするんだけど。滝センもあすか先輩に似た「度の過ぎたリアリスト」みたいな属性があるので、「余計な刺激を与えてオーボエが欠けたら困る」みたいな打算があったのかもしれない。橋本がフランクに文句を言ってくれる方が、鎧塚先輩にもあたりがソフトになる、っていう計算まで考えづくなのかも。

 合奏練習の結果、久美子はついに前作で超えられなかった壁を乗り越えることに成功する、なんて進歩エピソードを挟みつつ(まぁ、見るべきポイントは当然麗奈の絵顔だ)、久美子は本日の第一試合にして天王山、あすか先輩との個人面談に挑む。そこで知らされたの衝撃の事実だったが、よくよく考えれば、久美子の持っている情報だけでも導き出せる「妥当な」答えでもあった。なるほど、鎧塚先輩の「希美アレルギー」は本当に深刻だったんだな。そして、この話を聞いたおかげであすか先輩の株は持ち直すことに。先輩、割とまっとうな理由で鬼になってたんですね。もっとひでぇ理由があるのかと思ってました。まぁ、「いらん手助けより一本のオーボエ」ってのは「らしい」判断とは言えるのだが、このくらいの判断は他の人間でもするだろう。実際、後半パートで優子も同じようなジャッジを下しているわけだし。あすか先輩が鬼なのは、こうした事実を(警告したとはいえ)サラッと久美子に話してしまったところ。まぁ、あれだけ真剣に来られたら断る理由も無いんだけど。説明した上で「久美子はこれで苦労するだろうけど、望んだ上でのことだからあとはシラネ」というのが流石である。彼女が中川先輩のことを考えてあげてるだけでもちょっとした奇跡なのかもしれない。なお、対談シーンのあすか先輩は特有のエロスと残虐性が絶妙にマッチした最高の作画状態だったことをここに付け加えておく。

 場面変わって第2戦、久美子VS橋本。その前に麗奈のほっぺをギュッとやってるシーンとかもあるが、あそこで一切言葉をかわさずに「行ってくる」になるあたりは流石の高坂さんですね。そして、そんな麗奈の様子を微笑ましげに見守る橋本降臨。よく見るとその前のカットから足だけは画面に映り込んでたりする。そして、この橋本がぶん投げる爆弾発言。言った後の本人がマジで「やべっ」みたいな顔してたが、いくら何でもガバガバすぎんだろ。こういうことをたまたま聞いちゃう、超高校級の家政婦みたいな能力を持っているのが今期の久美子さんなのです。さぁ、滝センは既婚だったと言う事実が明かされてしまったぞ……って、麗奈はそんなこともしらんかったんか。一応は旧知の仲だったわけでしょ? 結婚してるかどうかぐらいは知ってても良さそうな雰囲気なのだが……あの様子だとマジで知らないよねぇ。久美子はどのタイミングで言うのかしら。この2人の間で情報共有されずに「秘密」が生まれるのって、一体どれくらいぶりかしら。久美子さん、間違っても麗奈を裏切らないようにだけお願いしますね(あ、滝先生は新山先生と付き合ってないそうです、良かったネ!)。

 第3戦は久美子の家政婦体質がフル回転した場外の1戦、久美子VS優子。夜中に廊下で議論してる時点で中川先輩たちも「聞いて下さい」って言ってるようなもんだと思うのだが、とにかく揉めてる2年生チーム。優子の方は鎧塚先輩のことを全部分かった上での行動なので、そのベースはあすか先輩と一緒。あすか先輩は鎧塚先輩には一切関わらずに希美を切って捨てているのが凄まじいが、優子の方は希美とも関係が深く、かえってそのあたりの処理は苦労してそうだ。デリケートな鎧塚を何とかなだめすかしながら部活に参加させているあたり、実はこの部で一番の気遣い屋さんの可能性すらある。そして、回りの人間から「あの子は事実を知ったら困っちゃうでしょ」と腫れ物扱いされてる中川先輩が可愛そう。まぁ、かつて3年生に暴言を吐いたことからも分かる通り、多分良くも悪くも素直で単純な人なんだろう。彼女がもし「希美が入ると鎧塚先輩が押し出される」なんて板挟み状態を知ってしまったら、確かにどうしようもなくなって希美に変なこと言い出しそうだし。優子はそれを理解した上で、自分が憎まれ役になって背負い込んでいるのである。うーむ、良い奴。そして、たまたま見つけた久美子とジュースを飲み交わして1期の遺恨を解消するための歴史的会談。久美子は先輩に会うたびに飲み物おごられてんな。

 今回の会談で、2期に入ってから上がりっぱなしだった優子株がさらに上昇。1期の中瀬古先輩の件について、「一切間違っているとは思っていない」と断言するあたりに彼女の迷わぬ百合パワーが籠められているし、その上で、実力主義の有用性を認め、現在の部活の意義を認める発言もしている。なんと大人な判断なのだろう。目の前にいる久美子は憎らしい後輩には違いないが、彼女の努力・実力を認めた上で、「アンタは好きじゃないけど、いいとこは認めてあげないと」というスタンスなのである。こういう先輩が最終的に一番有意義な存在になったりするんだよなぁ。このドラマは間違いなく「鎧塚攻略」が次のミッションになるわけで、その際に最も有用なキーパーソンは間違いなく優子。1期のコンペの時のような素晴らしい活躍を期待しましょう。

 お部屋に戻った久美子は、例によってご褒美マッチであるVS麗奈戦。まーた布団の中で睦言を囁きあってるよ……まぁ、今回は顔も近づけなかったし手も握らなかったけど。それでも私は布団の上の麗奈の笑顔を見て「ウェァァァアア」って変な声が漏れました。そしてこのシーンで久美子は麗奈にも「コンクールが好きか?」という質問を投げかけており、それに対する麗奈の返答が実に印象的。彼女は「コンクールのシステムに文句を言っていいのは勝者だけだと思う」と言い、さらに「ポジティブにとらえたいから嫌いではない」とも言った。これまで同じ質問に答えた鎧塚先輩や優子の否定的な意見とは真逆のもので、なんだか不遜に聞こえそうな、いかにも麗奈らしい物言いではあるのだが、この発言の裏には、これまで麗奈が積み重ねてきた血の滲むような努力がある。「勝者だけが見える世界」を実力で見に行く。それはつまり、この世界に潜むどんな理不尽であっても、自分はただひたすら練習を積み重ね、実力だけで踏み越えていくという、彼女なりの宣言なのである。それでこそ高坂麗奈。彼女が「特別な存在」であり続けるのは、彼女の高潔な精神性の成せる御業なのである。

 以上、今回の合宿における人間関係の諸々は全て終了かと思ったら……なんと、エクストララウンド、朝靄の中から聞こえてくるユーフォの旋律。そこには、ただ無心に愛器を奏でるあすか先輩の姿。朝日に煙る自然の中に立つあすか先輩の凛々しくもどこか物憂げな姿は、あまりにも神々しい。しかし皮肉なことに、ここで見せたあすか先輩の表情は、これまでの鉄面皮の女王のものとはどこか異なっている。何か、彼女の「中」に入り込むための突端が見えたような、そんな描写である。つまり、この朝の光は彼女の後光ではなく、彼女が天上から降りてきた天孫降臨の光。個人的にはあすか先輩には常に「完璧」であって欲しいと願っていたが、流石に2期ではそうも言ってられない。「ラスボス」田中あすかはこれから一体どんな表情を見せることになるのだろうか。

 そして、次の曲が始まるのです。

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