最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
○「ウマ娘 プリティダービー」 6 ヤァみんな! P.A.Works大好きおじさんだよ! 2クールぶりの登場だけど、元気だったよ! それにしても自由な世界である。まぁ、擬人化文化も極まっているので競走馬なんてまだ哺乳類なだけマシだし、もともと競走馬ってのはそれ自体にファンがつくアイドル的な要素のあるものなのだから、そこから萌えに転じる発想は、むしろ普通とすら言えるものだったのかもしれない。そう考えると今作はアニメーション作品になるのは遅すぎるくらいのもんだが……多分、アニメファン層と競馬ファン層ってのがほとんどかぶることがないだろう、っていうので企画としては進めづらかったんだろうね。それがようやく、こうして形になったわけだ。私みたいに競馬に欠片も興味がない人間は、無事に形を成した完成形のみを見せてもらうことになるわけだが、なかなかどうして、しっくり来るデザインじゃないですか。 単純に考えて今作で武器にできる長所は、やはり「競走馬自体がアイドル的要素を多分に含んでいる」というところだろう。そりゃま、顔を見たからってそこに美人(美馬)かどうかなんて要素は見出しにくいかもしれないが、例えばレースでの活躍であるとか、スタイルであるとか、生い立ちであるとか、掘り下げられるバックグラウンドが豊富なので、キャラクターとしては作りやすい。知らない人には新しい物語として受け入れてもらえば良いし、知ってる人には元ネタが伝わってニヤリとさせられる。知名度の低さは、むしろ戦国武将の擬人化なんかよりも新鮮味があるという部分で充分ペイできるだろう。1話目から大量のキャラが押し寄せて来るので、この手のアイドルアニメのお約束として「誰が誰だかさっぱり覚えられんわ!」という悩みはあるものの、そこに出てくる名前は私のような門外漢でもなんとなく聞いたことのある名前が多く、自然に抵抗を減らしてくれる効果がある。もちろん、監督含めてスタッフの人たちも「視聴者が一気に覚えられるわけがない」っていうのは承知の上なので、覚えずとも進行できるようにデザインされているし、1話あたり2〜3人ずつくらい把握していけばいいように作られているだろう。アイマスなんかのアニメだと既存のファンがたくさんいるので新規ファンとの折り合いのつけ方が難しく、最初のハードルで一見さんお断りの空気が出ていたりしたものだが、今作はプロジェクト自体がまだ若く、新規層の取り込みを中心に据えているので見やすいのはありがたい。 転じてデメリットであるが、基本的に、実際の画面は地味である。何しろ競馬なのだ。競馬から「騎手が乗って馬が走る」要素を取り除いて女の子に置換してしまっては、単なる女の子の陸上競技である。そりゃま、陸上競技アニメだって成立しないわけではなかろうが、やっぱり単純なレースってのは画面が単調になりがちで、ドラマ作りも気を遣う必要がある。また、「全力疾走するレース」って、実はアニメーションで描くのが難しい題材の1つでもある。過去にも陸上部員を描いた学園アニメなんかはちょいちょいあったのだが、「短距離走の疾走感」をアニメーションにするのはかなりの技術を要する。フォーム、モーション、そして背景との兼ね合い。そうした部分でのデリケートな作劇は、さしものP.A.WORKSでも苦戦は必至。1話目では様々なギミックでもってこの「レースシーンの単調さ」を埋め合わせる苦労が見て取れたが、果たしてシリーズアニメとして続けていくことができるかどうかはまだ分からない。萌えと燃えのバランス調整が今後の展開の鍵を握るだろう。 まぁ、なんだかんだ言いながら、初回は一気に2話見せてもらったこともあり、素直に萌えアニメとして受け入れやすいものだったと思う。とりあえずシンプルな主人公気質のスペシャルウィークが可愛いというのが第一だ。「ウマ娘ってなんやねん」という擬人化作品にお約束の疑問についても、ノリと勢いでごまかしているのでそんなに気にならない。まぁ、世間様が「なんか分からない亜人たちにレースさせて盛り上がっている図」って、実は結構グレーな匂いもするのだが……その辺は気にしないほうがいい思う。ウマ娘の夢は日本一の走りを見せることなのだ。多分、そういう倫理観が出来上がってる世界なんだ。興味深いのは、作中では「馬券を買って人々が盛り上がる」というシーンが一切ないところ。今のところ、彼女たちのレースは「競馬」というよりも「陸上競技大会」に近い。今後「賭け事にされている」という描写が出てこないのであれば、余計な荒み要素もなくて良い気がする。まぁ、競馬じゃないとしたら日本の法律ではギャンブルご法度ですからね(あの国が日本かどうかは分からんが)。 色々と今後も気になる要素が多い本作だが、個人的に気になるのはやっぱり中の人のこと(平常運転)。ソシャゲ発の作品ということで、そりゃもうキャストは完全に女子校状態だ。トレーナー役の人はアフレコ現場で本当に肩身の狭い思いをしていることだろう。座長となるスペシャルウィーク役は、最近流れが来ている和氣あず未。彼女の場合、シンプルな元気系お馬鹿キャラを作ってもどこかに優しさというか、穏やかさが見えるのが良い。そのほかはもう、名前が多すぎてどこから触ったらいいのかもよく分からないが……意外だったのは、1話目で割と前面に押し出されていたハルウララ役の子が一番の新人だったこと。首藤志奈という名前だったのだが、面白いキャラだったので今後の活躍に注目。何しろハルウララって言えば、俺ですら知ってる異色の存在だからね……。 PR |
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