最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
「学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD」 6→6
毎回の感想で大体のことは書いてしまっているので、このまとめで改めて書くようなこともあまりないのだが、まぁ、面白かったですよね。ここまで徹底した「ホラーもの」っていうのは最近のアニメでは珍しいし、その中で売りにすべきポイントはちゃんと押さえてアニメの画面を作れていたと思う。荒木監督は、こういう大見得の切り方がうまい。 再三書いているのは、シナリオラインに対する不平不満。極限状態の人間を描く、というのは陳腐ながらも実は難度の高い部分で、この作品は、そのあたりの基本線となるキャラクターの行動原理、状況判断がいちいちおかしい。ちょっと触ったら即死、というゾンビの設定は慣れてしまえば単なる1敵キャラかもしれないが、実際に直面したらあんなに怖いものはないだろう。事実、1話2話あたりではそのあたりの恐怖が最大限に描かれており、背筋にダイレクトに来る描写が素晴らしかった。しかし、だんだん慣れてくるとメインテーマであるはずのゾンビの扱いがおろそかになり、だんだん麻痺してきたキャラクターの切迫した感情にリアリティが無くなる。一体何を目的に動いているのか分からないシーンが増えていったのは閉口した。人間ドラマを書くために恐怖描写に筆をさきにくくなった、というなら仕方ないが、そのドラマが弱いのでは話にならない。 とはいえ、それは原作に依拠した問題点だろう。アニメ作品として見た場合、そうした欠落のあるシナリオラインをなるべく誤魔化し、画の魅力で見せてやろうという気概がそこかしこから感じ取ることが出来た。一番分かりやすいのはアクションの描き方で、多少嘘くさい「アニメ的な」動きを更に誇張させ、そこに乳アクション、尻アクションを交え、この作品にしかない、オリジナルの見せ方を確立させた。乳抜き、股抜き狙撃なんて大馬鹿なシーンはその最たるものであるし、感極まった毒島先輩の晴れやかな「濡れるッ!」は後世まで語り継がれる名シーン(迷シーン?)となるだろう。 作画も1クール通じて安定しており、大人の事情で修正がガシガシ入っても、なんとか我慢して見ることが出来るくらいのクオリティにはなっていた。製作陣は毒島・平野あたりに愛情があるのか、この2人が絡むシーンでのエッジを聞かせたキャラ描写はたまらないものがあり、バトルにギャグにと大活躍していたのが印象深い。その分主人公が弱いっていうのが相変わらず悩みの種だが……ま、ハーレム設定の野郎主人公なんてこんなもんですよ。案外終わってみたら平野が主人公になってるかもしれないしね(昨今の萌えアニメなら、絶対に平野の方が主人公に向いてる)。 トータルで見ると、画のクオリティや構成の妙、オリジナリティなどはかなり高めの配点で、中途半端に終わってしまった難ありのシナリオでやや減点、といったところ。なんとか続編を希望したいところだが、原作ってあとどれくらい残っているんだろうね。間に入るCMを見ると、この原作者、他の漫画やってるじゃない。……無理かねぇ。 で、キャストの話。今作は主人公チームの鉄板キャストも魅力の一つ。諏訪部・檜山は言うに及ばず、沢城・麻里奈のゴールデンエイジコンビ、さらに下にはキタエリと竹達もいる。犬役でダチャーンとかもいる。いいとこ持ってきたもんだ。こういう緊迫感のあるシナリオだと、やっぱり素の実力が物を言いますな。さらに脇を固めるでは、クライマックスを盛り上げた中田譲治・榊原良子の高城夫妻。ほんと、締めるところを締めてくれる存在感はかけがえのないものです。MVPは誰だろう。順当に行けば沢城か檜山だろうが……個人的には、紫藤役のきーやんも捨てがたい。変態役って、楽しそうだよね。 PR |
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