最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
5月の劇場通いシリーズ第3弾は、世界一顔がいいおでん屋のマスターが鑑賞出来るこちらの作品です。こちらは絶対に観ると決めており、事前に予告していた作品となります。ほんとは連休中に観てもよかったんだけど、①上映してる劇場が仕事場の行き帰りに寄るのに都合がいい。。 ②休み明けに心の拠り所を残しておいた方が精神衛生上良くない? の2点から、月曜日に視聴するという強引なスケジュールとなった。ちなみに5月の劇場通いシリーズはラストもう1本を予定しているが、5月中に観に行けるかどうかは未定。 さておき今作については……折り返し前に簡単に書いておくと、「史上最もわんぱくな戦隊だったゼンカイジャーと、史上最も無秩序な戦隊だったドンブラザーズ。いかに五色田介人がいたとて、この2つの世界をまとめ上げることなんて出来るのかァ〜〜!?!?」→→→→→「すみません、無理でした」という作品。……これを許しちゃいけない気がする。ほんと、劇場でわざわざ上映する作品としては絶対ダメな部類なのだが……それでも「まぁ、ドンブラだからしょうがないよね……」っていう感情と、瞬間最大風速で爆笑してしまうシーンの数の多さで……評価に困る作品になってしまった……ねぇ、まじで両作のファンの人はどう思ったか知りたいよ。
<てなわけで、ネタバレ……カオスバレ?注意>
わざわざ書く必要も無いと思うが、当然私が一番頭を抱えたのは「もう、これコラボでもなんでもないじゃん……」という2戦隊の絡みの少なさ。Vシネクストの劇場視聴もそこそこ数は増えてきたし(これ観てて気づいたんだけど、なんで「ゼンカイ×キラメイ」のVシネ見逃してるんだろう)、VSシリーズも割と観ているが、多分過去作と比較してもダントツで「2戦隊の絡みが無い」構成である。まぁ、強引に絡められても「そんな無茶苦茶な絡み、別に観たくなかった」みたいな脚本もあるにはあるが、やはりVSシリーズの醍醐味は異なる世界観の2作がどのように相乗効果を生み出し、戦隊の垣根を超えた友情を深めてくれるかという部分。個人的にはトッキュウジャー×ニンニンジャーなんかの「これ、どないして絡めたらええねん……」みたいな2戦隊が絶妙に補完し合う脚本に感心することもあった。 しかしまぁ、今作は綺麗にバラバラ。なんでだよ。よりによって「並行世界を渡り歩くことができる」戦隊のVSが全くのバラバラってのは……まぁ、いろんなところに行ける分、コラボ作品の新鮮さが薄れてしまう部分を恐れたのかもしれないが……それにしたってさぁ、本当に時間にしたら「冒頭20分でゼンカイ、中盤20分でドンブラ、ラスト20分で絡みパート」という構成になっており、最後の最後まで「単に2本立てで頭の悪いゼンカイエピソードと頭のイカれたドンブラエピソードやってるだけやんけ……」というハラハラが続き、そして結局この2つのシナリオを一切絡めず、まとめず、「なんとなく同じ空間に移動してまとめて敵を倒すだけ」という構成。これをコラボ作品と銘打って売り出すのは詐欺にも近い所業である。本当に許されざる作品だ。 しかし、しかしである。本当にしかしである。……それぞれのパートはふつーに楽しいのが…………………………なぁ……。しょうがねーじゃん! ゼンカイはおもろいねん! ほんでドンブラは狂ってんねん! みんな頭の悪いゼンカイエピソードは好きだし、頭のイカれたドンブラエピソードは大好きやねん! どっちも楽しんでしまっているので、最後にまとめパートで共闘しているのを見れば、そこで「ここまで単品として2本の作品が楽しかったが、ちょっとおまけとして合流パートもあって贅沢だなぁ」と思ってしまうねん。あかんで、これ騙されとるぞ。正直、「これを認めてはダメになってしまう」というファン目線の警鐘はガンガンにかき鳴らされているのだが……でも、セっちゃんが後半で叫んでる通り、「全然からまへんのかーい!」というのはもう自覚した上でメタネタにしちゃってる感があるし、それを逆手に取っちゃってる斜に構えた姿勢も、「ドンブラならしょうがない」になっちゃうんだよな……なんでもありの心の広い戦隊が、なんでもありの心が壊れた戦隊を受け入れてしまうと、もう何が正解なのか分からんのよ……。 一応2パート別々に思い出せたことを羅列していくが、まずはゼンカイパート。ゼンカイについては……ステイシー&ハカイザーの立ち位置がズルすぎてほんと好き。特に作中屈指の悲劇の象徴だったこの2名がただただ平和に過ごしながら、思い出したように暗黒にチェンジしてパート感覚で戦ってくれてる世界がほんとにゼンカイすぎて泣きそう。パパさん、変身アイテム無いからってそんな……。残りの面々も、「やっぱりこれが(これも)五色田介人だなぁ……」と思える介人に引っ張ってもらえると安心感あるよね。ゾックスさんたちには、まぁ反省してもろて。今回の収録だけでゾックスはどんだけのものを食わされたんだろう。柏餅だけで体重一気に増えそうで怖い。 そして「純製の後日談」のフォーマットをがっつり守っていたのがドンブラパート。それまでの馬鹿馬鹿しさに極振りした御陽気ゼンカイジャーからテイストがねじれの方向に向かい、バカはバカに決まってるんだけど、全く陽気ではなく狂気しか感じさせない「ニューエイジドンブラザーズ」の反吐が出そうな活躍っぷり。よくもまぁ、正義のヒーローをここまでこきおろせたもんだと思うぐらいにクッソ汚いドンブラザーズは子供達には見せられないよ。まぁ、ジロウはTVシリーズの時からあのまんまだから別にいいけど……個人的に一番心にキたのは「みほちゃんはそんなこと言わない……でほしい……」って部分ですかね。登場シーンが本当に一瞬だったのに深く深く傷跡を残すみほちゃんの存在感。この世界の設定として「翼はみほちゃんの元カレ」っていう認識であってるんか? 翼もそれでええんか? まぁ、ソノニがいるから別にいいんだろうけど……。 大御所気取りのはるか、先生目線の猿原については「まぁ、しょうがないかな」くらいの気持ちで見守れるが、社長になった雉野つよし、本当に鬼畜でしかなくて「好感度……」ってなるからたまらん。ジロウといい雉野といい、ここまで徹底して好感度を上げずに成立させてる戦隊、後にも先にもこいつらだけだよ。僕の心を支えてくれるのはドンブラの良心、ソノザさんだけや……(あと顔がいいけどゲボ吐いちゃうおでん屋)。そしてあとは自動的に消滅するラーメンだけや……(まじであれなんなの)。 そうして地獄のような大野稔アワーをたっぷり堪能し(?!)、最後にやってくるのが「特に理由もなく混ざっちゃった2戦隊の最終決戦」だ。まぁ、ラストバトルっつっても敵はカシワモチワルドと機界鬼の2体だけだけどな! 手を入れ替えてパワーアップしたかどうかもよく分からない相手、繰り出す雑魚兵士もいつものモブでしかない相手。そんな相手に、史上最もカオスな2戦隊の共闘が巻き起こる。戦隊どうしのタッグが、まさかロボ様の仲間連中にCGが絡むカオスカオス&カオスになるとは……でも、やっぱりこの共闘パートは嬉しかったけどね。特に度がすぎたコミュ障のぶつかり合いとなったピンクコラボが好き。マジーヌと雉野、どれだけ時間を共にしても一生分かり合えなそう。 他にもねぇ、結局「ふえぇ、ゼンカイジャー、やっぱり楽しかったよぅ、毎週見たいよぅ」と思い出を刺激されるシーンは多いし、「ドンブラの続きが見られるというだけで脳がバグっちゃうよ!」とありもしないエデンの園を夢見てしまうし、そんなバグり散らかした状況下でも「いや、でも普通にキングオージャーも面白いから現状に不満もないしな」と思ってる部分もある。ほんと、ここ最近のスーパー戦隊の撮れ高(チャレンジ精神ともいう)は異常である。そんな幸せな時代に生まれたこの謎だらけの徒花でもって、ひとまず五色田介人の1つの決着としませんか? ……結局アイツのことなんも分かってないやんけぇ! おい、ムラサメ! ちょっと秘密のオペ室に忍び込んで情報探ってこい! オーダーとってる場合ちゃうぞ!
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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