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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 揺るぎなき王者のブレブレっぷり! 第36話。でも久しぶりに真っ当なセイントセイヤバトルを見た気もする。ここに来て未だ蒼摩と栄斗の扱いが悪すぎる気もするけども……光牙→一人セブンセンシズに目覚めずにハービンジャーさんに冷や汗をかかせる。龍峰→いの一番にセブンセンシズに目覚めてパラドクスさんを完全粉砕。ユナ→なんかよく分からんけどセブンセンシズに目覚めてシラーさんpgr。蒼摩&栄斗→2人がかりで必死になって、ようやく聖衣にヒビ1つ。…………まださ、この2人の活躍パートは後半なんだよ、きっと。

 というわけで、今回は完全にミケーネさんオンステージであった。今期ゴールドの中では現状唯一といっていいチンピラ臭のしない聖闘士なのだが、理性を持った状態でマルスについている、という時点でアカン存在だったのは間違いない。どうあがいても恰好良く散る手段なんて無いはずだったのだが、なんか今週のエピソードだけを見るとそれなりに良い人だった気もしてくるから不思議なものだ。獅子座って、こういう欺瞞に満ちた手練手管でイメージを守る戦略に長けている気がする。アイオリアだって、結局最後までサガに騙され続けてた単なる青二才だもんなぁ。

 これまでの黄金聖闘士が全員生い立ちまで明かされていたのに対し、ミケーネさんの出生などは結局謎のまま。ただ、マルスさんが地球征服大作戦に打って出る前からお知り合いだったらしいので、多分そんなに高貴な出自では無いだろう。そして、旧知である彼だけの特権として、マルスがマルスになる以前の、彼の正体を知っているようだ。ルートヴィグさんというのが本名で芸名がマルスってことになるわけだが、ついに謎の闇小宇宙のヴェールを脱いだマルス様のご尊顔(一部)が見られたので、ちょっとずつ核心に迫っている感が良い味わい。でも、「結局単なる人間やん」という時点で神々の闘いとしては微妙なニュアンスになっている部分もあり、加えて「ミケーネさんって、結局人間らしさが残っていた時代からマルスに妄信的に付き添ってて、その後も忠義忠義いうためについていってるだけやないか」と言ってしまうとそれまでである。

 でもまぁ、下手に私利私欲をちらつかせて戦うよりはピュアでいいのかもしれない。マルスさんの方もミケーネを大事にしている様子があったし、多分あの2人は幼い頃からの長いつきあいで、忠義というよりも友情や家族愛みたいなものが強い関係性なんだろう(勝手な想像)。で、ミケーネさんもマルスの野望がどうこうよりも、「アテナもマルスも言い分があって、一概にどっちが正しいとか言えないみたいだし、それだったら僕は知り合いのマルス家の方を大事にしようかな」っていう近所づきあいを重んじる人なのだ。だからこそ、マルスに「うちの息子の家庭教師頼むわ。前線で戦わなくていいから、あいつの面倒だけ見ておいて」と頼まれたら忠実にその使命を果たし、息子さんが初めての反抗期を迎えたことを知り、「マルスさんちのエデン君も立派になったなぁ。そろそろお父さんに息子が成長した姿を見せてあげてもいい頃だよな。俺が大事なのはマルス家だけど、マルスさんもエデン君もどっちも大切なご家族ですし」と思って一度身を引いたのだ。なんだ、すごく面倒見の良い近所のおっちゃんやないか。

 もちろん、最低限のレベルで父と子の親子喧嘩を後ろからサポートする役目は担っている。エデンがどちらの道を選んだとしてもおっちゃんは応援する態勢だったのだろうが、もし彼がオイディプす選択肢を選んだ場合には、当然エデンが手を組むのは現在必死に十二宮を登っている連中である。大事なご子息のお友達候補がどんな連中なのか、ミケーネさんはちゃんと確認しておく必要があるだろう。ゴールドらしい作法できちんと相手をして、そこそこ見どころがありそうだと判断したからこそ、「うちのエデン君をよろしくね」ということで玄関の扉を開けたのだ。多少おせっかいが過ぎる気もするが、これも全てマルス家が健全な家族関係を構築できるようにするためのお仕事である。ブロンズ2人が死ぬ気で戦っているのにずっと上の空で「エデン君、今頃なにしてるかなー」って考えたのはナメプってレベルじゃねぇけど、子どもの喧嘩に親が出るのも無粋ですしね。

 なんだ、こうして見るとミケーネさんがどんどんいい奴に見えてきたな。「ライトニングボルト使えよ」とか思ってたし「キングスロアー(king’s roar)ってなんやねん、キングスエンブレム(king’s emblem)ってどないやねん」とか思ったけど、「獅子座は正面から本気でブロンズをいじめたりしないよ。遠くから雄叫びだけ聞かせて、怖じ気づくようなひ弱な連中だけ追い返すよ」という門衛の仕事だと思えば納得も出来る。いや、「最大奥義」って言ってましたけどね。結果的に黄金聖闘士の最大奥義がどこの誰とも分からないなんちゃって忍者1人のブロックされてましたけどね。ミケーネさんは本気でぶつかってブロンズを粉砕することが出来るんだろうか……。

 結局、ミケーネさんがバトルで手を抜いていたことの一番の被害者は、それを相手取った蒼摩と栄斗である。長い長いお休みを経て、ようやく活躍のチャンスだったのに、結局「ショルダーパーツにヒビ1つ」という慰め程度の戦果しか得られていない(一方栄斗はヘッドパーツ完全粉砕)。セブンセンシズに目覚めた様子も無いし、渾身のライオネットボンバーで相手が眉1つ動かさずに「へぇ〜」くらいのリアクションだったのは泣けてくる。そもそもキングスロアーが「2人組で戦って相手を打ち破るためのチュートリアル用」みたいな技だったのに、今まで大してコンビ愛を見せたことがない2人で攻め込んでいる時点でなんか間違ってる気がするんだ。お前ら別に相性良くないんじゃないか。せめて合体技くらい見せてくれれば盛り上がったところなんだが、栄斗の技があまりにも胡散臭くて、蒼摩も絡みようが無かったのである。冒頭、九字を切るシーンがちょっと恰好良かったのがせめてもの救い。この2人がタイマン勝負でゴールドを倒せる日は来るんでしょうか。

 次週、いよいよ十二宮前半の最大の山場である処女宮に突入。当然のように5人がかりでもフルボッコになるのが乙女座のお約束だ。原作ではフルボッコタイミングで一輝兄さんが登場するという最大の見せ場があったわけだが、今回はようやく覚醒に至ったエデンさんが旧作よろしく助けに駆けつける展開だろうか。いや、だからエデンさんは直接教皇の間に両親を叩きに行けよ。マルスさんが人間っぽい姿を見せちゃったもんだから、その脇にいるメディアさんの黒幕感が半端無くなってるし、とりあえずおかーちゃんに小遣いとかねだってみるのはどうだろう。

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「えびてん 公立海老栖川高校天悶部」 4→3

 今期最初に終了した番組は、10話という中途半端な話数であり、なおかつ既に先行配信されていたせいで特に新番組という気もしなかったらしい、この作品。ゴールしたとはいうものの、あんまりゴールテープを切った感慨が無いのは残念至極。

 改めて新番チェックの時の感想を見てみたら、最終話を見終わった後の印象とほとんど変化が無かった。今作を語る上で外せない要素は当然「パロディ」ということになるだろうが、そもそもパロディをやるための土台が無いんじゃ話になりませんよね、というお話。おそらくこの作品を楽しく見られる人というのは最低限元ネタを知っている人間ということになるだろうから、半数以上もの元ネタがピンと来ない私のような人間が楽しめないのはある意味必然なのだろうが、問題なのは、果たして元ネタを認知出来たからといって、この作品が楽しかったのかどうか、という部分なのである。

 ネタ不足、先細りと言われて久しいこのアニメ業界。昨今の作品では様々な形で「パロディ」という方向性が模索されているが、一通りの方向性は出そろった感があり、単に「パロディをやりました」というだけでは作品としての売りにはなるまい。せっかくなので他作品でのパロディ要素を見てみると、個人的にお気に入りだった作品としては、近年ならたとえば「パンティ&ストッキング」なんかがある。奇しくもメインヒロインの中の人が一緒だったりするが、あちらの作品の持つ破壊力は尋常じゃなかった。何故「パンスト」がパロディを土台に置きながらもあそこまでの爆発力を有したかといえば、絶対的に揺るがないオリジナリティの上に立脚していたおかげである。画面のデザインもそうだし、徹頭徹尾下ネタに繋げるというネタの方向性が、あの枠でしか実現しえない最低のパロディ要素を構築していた。また、もっと近い事例では「戦国コレクション」もパロディを前提とした作品である。こちらの場合、「パンスト」と比較してもオリジナリティが弱く、依って立つ基盤がない、という意味では「えびてん」に近いものがある。実際、「戦コレ」はどうしようもない話数は本当にどうしようもない場合もあったのだが、そんな中でも脳髄に響く致命的な脚本も少なくなかった。こちらの場合の勝因は、元ネタをあり得ない次元にまで咀嚼し、新たなコンテンツとして再構築する徹底した翻案が、「新しさ」を産みだすのに繋がっていたことだと思われる。

 他方、こちらの作品はどうだったかというと、「パンスト」のような強烈な個性によって立つことが出来なかったのは1話目の時点で予想出来ていたこと。その上で、「戦コレ」のように元ネタへの偏愛をこじれさせて新たな面白さに繋げようという意識は残念ながら感じられなかった。やっていることはスタイルの模倣、表面的な映像レベルでの「間借り」であり、労力を割いた「真似」をみれば「なるほど、確かに似ている画面だ」とは思えるかもしれないが、それが面白さを産みだすかといえば、決してそうはなっていなかっただろう。「戦コレ」は多数の主人公が毎話毎話切り替わって全く雰囲気の異なった作品世界をモザイクのように繋げていたが、こちらの作品ではあくまでメインとなる天悶部の面々は変わらず中心におり、その固定された世界が、パロディという名目であっちへふらふら、こっちへふらふらと落ち着かないネタ回しに奔走していた。これでは本来原作には存在していたのであろうメインシナリオなど味わうことが出来るわけがないし、パロディとしても掘りさげることは難しい。やろうとしていた方向性は分かるのだが、いくら何でも安直すぎる発想であり、これを面白いというのは難しい。おそらく権利関係やらなんやらで色々と手をかけた部分もあったのだろうが、もう少し有効な使い方は無かったものかと悔やまれる。

 中の人については、今期のエース枠だったのであまりコメントも無いのだが、やはりメインでしゃべっていた阿澄佳奈の存在が、いいような、悪いような。基本的にアスミスって声が一種類しかないタイプの声優なのだが、そのせいでこのアニメのパロディ部分は、全部「ひだまりラジオの冒頭の茶番パート」にしか聞こえなかったんだよなぁ。ジョジョパロが入ってくれば完璧だったのに。あ、でも野矢役をやってた伊瀬茉莉也は良いバランスで落ち着いてきたな、とは思う。少年声も嫌いじゃないよ。あとは名塚・しゅが美という不思議な連携を感じさせるボイスが毎週聞けるというのもナイスではあった。しゅが美のおねーさんボイスは貴重ですから。

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行橋可愛いなぁ、第9話。あともがなちゃんも当然可愛い。単なるスペシャルと、戦闘向け技能を持たないアブノーマルという、作中でも異色の対決です。でも、例によってそんなに尺は取れません。

 今回は原作3話分をまとめた程度なので、時間幅だけをみればそこまでカットされた要素は多くないのだが、実際に比較すると、もがなVS行橋戦については、「何故そのように動いたか」という説明の部分がほとんどカットになっている。おかげで、原作を知らない人間が見たら一体どういう風に見えるのかがかなり不安。そもそも行橋の能力が何なのか分からない状態であの対決を見て、状況を正確に把握できるのだろうか。幸い、Bパート以降に王土が登場して「行橋の能力は王土の逆である」っていう説明があったので最終的に理解することは可能だろうけど、バトル中に行橋がどういう思考プロセスを辿って戦っていたのかが分からないのはちょっと勿体ないところ。まぁ、実際には原作でもト書きによる説明が多いから、アニメでどういう演出にしたら見せられるかを考えると難しいパートではあるんだけど。構成を見ると、どうやらこの試合についてはとにかくもがなちゃんがめだかちゃんのことを好きなんだ、っていうことさえ伝わればいいや、という割り切り方なんだろう。実際、そういう見せ方もありだったとは思うし。これでもがなちゃんがこの後も大活躍するキャラクターになってくれれば説得力もあったんだけどねぇ。遊園地には行くけど動物園は嫌い系女子。

 もがなちゃんメインで進行してしまったので、かなり要素を省かれてしまったのが行橋の方である。回想パートでも彼女が一体何を考えて生きてきたのか、何を悩んで王土に出会ったのかが分からないし、バトル中の手練手管も描かれていないので、なんかアブノーマルのくせにすげぇ弱い奴に見えてしまう。いや、実際強くはないんだけども。王土との友情についてももう少し書いてもらった方が次の展開の衝撃も増す気がするだけに、そのあたりもちょっと勿体ない。でも、次のクライマックスに尺を裂きたいんだろうし、これくらいで無難な落としどころなのかなぁ。もうちょっと声を聞いていたかったもんです。

 そんなわけで、王土が登場した後の展開についてはカットも少なく、善吉との喧嘩や真黒さんとのやりとりなんかはしっかり描かれている。流石今期のラスボスを務めるキャラは扱いが違う。正直、原作ではどれだけ偉ぶっても「なんかこいつ小物臭い」と思っていただけに、アニメ版では尊大さがちょっと増しているようにも見えるのがちょっと嬉しい部分だ。基本的にこの作品の敵キャラって、めだかちゃんが無敵すぎるからほとんどの連中がこけおどしになっちゃうのが難点なんだよね。そういう意味じゃ、やっぱり球磨川の旦那は頑張ってたんだな。

 そういや関係無いけど、アニメの進行に合わせて連載中の原作でもリアルタイムで小ネタを挟むという、いかにも西尾維新らしいサービスが小憎らしくて良い。以前はアニメで「表の六人」の登場に合わせて原作でも登場させたりしていたが、先週分では、「裏の六人」の登場に合わせてめだかちゃんが上峰さんのアブノーマルを披露するというよく分からないサプライズがあった。めだかちゃん、いつの間に裏の六人と接触してたんだろうか。ってことはひょっとして湯前さんの「宙ぶらりん」も「完成」させてるのか? 無敵やないか。

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12月6日 ドラフト模様(RTR×3)
ピック順 【Alessi】→【Thraxi】→【Serra】→【Mei】→【Sangriter】→【Metallica】→
 
 記念すべき第100回! でも! 俺の! 成績が悪いので! テンションが上がらない! 絶対この世界のパックはドS。ベルギーで梱包してるおばちゃんたちの悪意が働いているとしか思えない。

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<以下の文章は、放送当時に執筆されたものである>
 
○第22話「華と月」
 脚本・国井桂  絵コンテ・藤原良二  演出・星野真  作画監督・日高真由美

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こんな寒い季節には、一家に一台赤の王、第10話。便利だな周防さん、ちょっと気合い入れるだけで足下首筋ぬっくぬく。そりゃぁアンナだってお気に入り。

 予想通りの展開ではあるのだが、予想以上に話が進まなかった、という感じのエピソード。吠舞羅が学園島に進軍し、それを後手番のセプター4が追う展開。前回焦点となっていた白銀の王は今回姿を見せないどころか話題にも上っていません。まぁ、一応事実として死亡扱いになってるから当たり前といえば当たり前なんだけども。結局、「赤と青は仲が悪いよね」というイゼットギルドのことを完全に無視した展開で、二人の王が袂を分かったところで今回はおしまいである。ま、1話目以来なかなか顔を合わせる機会の無かった2人だし、こうして最後の面会の終わらせておいて、あとは怒濤の展開になだれ込むんだろう。そう思いたい。

 もちろん、チェックすべきポイントも少なくない。一番大きな新出情報は、周防の「王としての存在」が非常に危ういものである、という事実であろうか。これまで何度となく出てきた「ダモクレスの剣」という言葉。ラジオのせいで杉田とツダケンさんがマジ顔でこの語を言ってもどうしても下ネタにしか聞こえてこないのが難点だが、どうやらこの剣こそが、王を王たらしめる要因となっているようだ。既に周防の「剣」は損傷著しく、何かの拍子でぶっ壊れるとエラい事になるらしい。なんちゃらクレーターの惨劇とか言っていたが、王が無茶をすると世界がひどいことになるのは既に実証済みなのか。とにかく、王が無茶をして王でいられなくなると、本人達以外のところにも被害が及んでしまうと、そういうことらしい。そらぁ宗像だって止めたいと思いますよ。なんであんなにスキンシップがお盛んなのかは分からないけどさ。近い近い、顔近い。

 また、赤の王の存在も同様であるが、この世界の「王権」というものがどうやら思っていた以上に移ろいやすいものだ、ということも今回のエピソードで見えてきた。言われてみれば、確かに周防はちょっと昔まで単なるチンピラだった描写はあったんだ。十束と出会ったタイミングでは、彼はまだ赤の王ではなかった。それが、何のきっかけなのかいつの間にか王になっていた。つまり、王権は生得的なものではなく、後天的に(しかも突発的に)与えられるものであるらしい。そこには血統も関係しておらず、「無色の王」も三輪一言の死後に突如社に与えられた可能性があるわけだ。しかも無色の王はジョーカー扱いで能力も不明。うーむ、いかにも主人公らしいチート設定である。回りに集まっているネコもクロもかなりチートっぽい能力だが、今までの流れからすると、社の能力は「チート能力を集める能力」だったりするんだろうか。何それずるい。

 とりあえず、これまで分からないなりに頑張って視聴を続けてきた甲斐もあって、少しずつ1つ1つのワードの意味が解説されるようになってきたのはありがたい。「王権」の存在が分かったし、ダモクレスなんて言葉も、まだ分からないことだらけだが何となく雰囲気はつかめてきた。こうやって少しずつ不安にならない程度の秘密を維持しながら情報を小出しにしていくバランスについては、この作品はなかなか上手いな、という気がする。シナリオ構成も意外に隙が無く、たとえば今回のエピソードも、実は「吠舞羅の連中が学園島に乗り込んで情報収集をする」というくだりは、過去に八田と鎌本が1回やっているはずなのだ。それにも関わらず、あまり「同じことを何度もやっていてしつこい」という印象になっておらず、ちゃんとお話は未来に向けて進んでいる感じがするから不思議なものだ。そのためにわざわざ「吠舞羅全員出撃」とか「草薙メイン視点で回す」とか、いちいち変化を付けているわけだけどもね。これまで根無し草だった社たちも、とりあえず「菊理たちを助ける」という目的が出来たので行動原理が見やすくなったし。なにより、菊理ちゃんの出番が増えればそれだけで嬉しい。

 そういえば、八田と猿比古の関係についても、今回1つ掘りさげられていた。猿比古については……予想通りのキチピーというか、分かりやすい嫌な奴というか。まぁ、彼のいうことも分からなくはないんだけど、ああいう事情で「裏切り」に及んだなら、八田が猿比古を忌み嫌うのは分かるけど、猿比古の方が八田にちょっかい出すのは何か違和感があるよね。やっぱり根本的に合わない2人なんだろうなぁ。また、猿比古の上司である淡島さんも、今回「宗像に平謝り」というなかなか珍しいシーンを見せてくれた。そんなに頭を下げられても、主に胸元にしか注意が向きません。それにしてもセプター4の制服、デザインはエロいのに肝心なとこでガードが堅いよな。あのサイズであんだけ動いたんだから、少しくらい揺れてもいいはずなのに。ガードが堅ければ堅いほど、最終的に薄い本が厚くなったりするんだぜ。

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 ひでぇアニメだな! 第8話。今までのシナリオもたいがいだったが、今週分は特にひどい。みほが「速攻が、慎重論か」と悩んでいる2択の時点で戦術家としては既におかしいのだが、一度選択した慎重論を味方の声に乗せられて変更するあたりが確実に死亡フラグで、そのまま何のひねりもなく罠の中へいらっしゃい。どう考えても、つまらないアニメの代表格である。

 にも関わらず、なんだろう、このにじみ出る違和感は。やっぱりこの世界観を構築した時点である程度の勝ちは決まっていたのかもしれない。瞬殺されたイタリア軍に続く戦力として現れたロシア軍(ソ連軍?)は、あまりにもキャラが立ちすぎており、相手にする大洗もなかなか大変そうだ。しかも「試合会場はルーレットで決める」などという無茶苦茶なルールまで登場し、セーラー服を着た女子高生が一路空母で極北へ向かうというサプライズである。ちょっと待て、一応設定としてはどこの高校も日本の施設なんじゃないのか? 戦車道っていきなり国際試合から始まってたの? ってことはダージリンさんとかアンチョビさんは全員本名だったのか? もう訳が分からないよ。しかも空母ごとロシアに輸送されたってことは、大洗学園の人間は全員強制的にシベリア送りにされてるってことだよ。華さんのママンに至っては自分の意志でロシアまで上がってきちゃったよ。どんだけ狭いんだこの地球。

 そんな突飛な世界だが、やってることはグダグダの極み。結局アニメで「戦車対戦車の集団戦」なんてテーマをやろうという時点で色々と無茶なわけで(映像面ではかなり頑張っているが)、結局細かい戦術など見せられるわけもないし、そもそも雪上での素人相撲に戦術もなにもあったもんじゃない。はなから15対6の時点で勝てるわけない試合なのだから、ある程度無茶苦茶になるのは承知の上だが、いくらなんでも今回は大洗軍がアホ過ぎるだろう(まぁ、今まで賢かったことは無いのだが)。何がひどいって、自分たちが勝手に盛り上がってみほの戦術を無視して突貫したにも関わらず、最終的に追い込まれると「みほの言うことを聞くから」と全て軍師の責任にして丸投げしているというところ。いくら素人とはいえ、無責任すぎるだろうに。

 もう戦術云々については「1クールで終わる駆け足アニメだから仕方ない」と切り捨てるとして、今回のトピックスは主に2つだろうか。1つ目は、突如現れた謎の条件「優勝しないと即廃校」である。確かに会長がみほに戦車道を勧めて引き込む強引な手口なんかにちょっと怪しげなニュアンスはあったのだが、まさかそこまでの重大事件だったとは。でも、普通に考えて無理に決まってるじゃんね。なんでそんな条件が出てきちゃったのよ。しかもそれを知っているのが生徒会幹部だけって、残りの全校生徒は突然知らされても対処のしようがなかろうに。一体誰の圧力なんだろうか。空母の維持費がまかなえなくなったとか、そういうことなのか? まぁ、たかだか女子校1つであの運営費は無茶に決まってるが。そして、今回は生徒会組の悲壮な決意ばかりが目立ったので、普段のおちゃらけた雰囲気があんまり出ていなくて残念。桃先輩が吠えてもギャグになりきれず、なんだか切なくなってしまった。まぁ、彼女が叫んだり、何か作戦を支持したりすると、全てが負けフラグにしか見えないのは流石だけども。思い出写真では柚子さんの貴重な水着姿がおがめましたよ。

 そしてもう1つのトピックスは、やはり強豪、プラウダ高校である。「地吹雪」「ブリザード」の異名を持つ上層部2人のキャラもなかなか強烈だが、極北を舞台に戦う女子高生の時点で色々とおかしい。堪能なロシア語、全校総出でのロシア民謡(軍歌?)の合唱、そして郷土料理トークなど、アニメ業界ではなかなか見られない徹底的なロシア推し。先週に引き続いてイタリア人が見たら抗議されても文句は言えない。ここまでロシアがフィーチャーされたアニメなんて、「DTB」以来じゃなかろうか(割と最近だな)。みんなでペリメニ喰おうぜペリメニ。

 特筆すべきは、やっぱり新キャラの中の人たちであろう。「小さな暴君」カチューシャちゃんの中の人は金元寿子。ひーちゃんも侵略したり粛正したり、なにかと忙しい。そして、参謀役のノンナの中の人、上坂すみれ。同志上坂の堪能なロシア語とロシア愛が詰まったキャラクターである。律儀に中の人の胸部装甲までもがキャラに反映されており、「中の人の方がアニメキャラ臭い」とまで言われる異分子が実に活き活きとしておられる。「ロシアミリタリー声優とか、どこにニーズがあるんだよwww」とか思ってたものだが、役に立つの早すぎだろ。この人が数時間前には別作品でミョルニルハンマー振り回していたというのが信じられん。いや、考えてみりゃ、ミョルニルハンマーも北欧神話に登場した武器なのだから、案外ロシア軍隊と遠くない存在なのかもしれない。

 中の人ついでに触れておくと、前回発掘した戦車のおかげで、大洗にも6つ目の部隊、風紀委員チームが誕生し、そど子が正式参戦することになった。やっぱり声が変。そして、何故か全員同じ顔のカモさんチーム。三つ子か! ウィキを見ると残り2人の名前もきちんと掲載されていた。「ごもよ」に「ぱぞ美」。……道満清明か!

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みんな幸せになればいいじゃない! 第10話。

 
 森サマーはすごくいい奴。

 凸守はもっとすごくいい奴。←NEW!

 くみん先輩は畜生←NEW!

 
 ずるっこい作品である。文句を言えなくなっちゃった。やっぱりシリアスはどないやねんと思うのだが、やりたいんなら好きにすればいい。その結果六花ちゃんがもっと可愛くなるなら問題なしということにしようじゃないか。傘を使うシーンとか、対照的に活き活きと2人で写真撮るシーンとか、これまであったツールを効果的に使いつつ、あくまで見せる部分として六花のギャップを前面に押し出しているのは流石である。

 でも、やっぱり一番のハイライトは告白を受けた凸守のリアクションだよなぁ。多分部活の中で一番大人な判断力を持ってるのって凸守だよなぁ。今週最大の収穫は、ミョルニルハンマーはオプションが豊富だと判明したこと。結果、多分凸守は若くしてハゲる。

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 やっぱ記事立てしよ。ちなみに過去に当ブログで結婚云々を取り上げたのは3組だけ。御前の場合にはそれくらいの盛り上がり方だってことで(舞太の時もちょっと悩んだんだけど)。普段巡回している声優系のサイトを見ても、やはりどこもこぞって取り上げている。影響力はなかなか大きいようだ。やっぱり誕生日が挙式・入籍には一番向いているんでしょうな。旦那の方も記念日をあんまり多く覚えなくてもいいって言う戦略的メリットがあるし。今年はこれくらいかな、と思ったけども……12日にもう1件くらい報告がないかな……。あってくれると嬉しいんだけど……無理かな…………とりあえず、御前おめでとうございます。
 
 御前の場合は普段からあのテンションだったので、予想以上にぬるっとした結婚報告である。今年連発した結婚報告の事例を見ると、大体かしこまった様子でブログに報告記事を立てる形式で発表することが多い。一応今回も同じ形式にそっているわけだが、ブログタイトルとか切り出し方がいつも通りのテンションである。まるでおまけみたいにしれっと「ついでに結婚したし」である。おかげでネタなのかマジなのか理解するまでにも時間がかかる始末。記事の中には「旦那」ナバの名前も当然出てきており、過去に一度結婚式を経験している関係上、「え? また?」みたいなトコもあったわけだ。でも、見たところマジである。この芸風でこれまでもこれからも突っ走ってくれるのかと思うと、実に心強い。これ、ラジオでむーちゃんあたりにいじられないもんかなぁ。
 
 ちょうど、御前のデビューしたあたりが私のアニメ視聴開始のタイミングとほぼ被ることもあって、なんやかんやで結構思い入れの深い声優さん。なんと言ってもナバとのコンビ芸が極まっており、「野望神社」のすばらしさは女性ユニットの中でも群を抜いていた。おかげで百合営業の開祖みたいな見られ方をするときもあるが、彼女が凄いのは決して「百合営業」ではなく「おっさん営業」だったというところ。女好きキャラを維持しながらも、それをメインで売るのではなく、あくまで1つの属性として飲み込み、ネタに昇華させたところにある。ジャンピングニー伝説とかも含めれば、ファンになればなるほど、「早く誰かもらってやれよ……」という気持ちが募るという、絶妙なファン心理を突いた心憎い御仁なのだ。最近は役者としても良い仕事が多いし、このまま順調に仕事もプライベートも充実させていって欲しいですわ。旦那さんはお酒強い人だと良いけどな……
 
 しかし、こうしてみると狙ったように「ハヤテ」声優が次々片付いていくな。ハヤテが、マリアさんが、そしてついにヒナギクまで。となると、ナギとか伊澄とかがどうなるかだ。雪路はキャラのままだったら絶望的だが、さて……

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Thraxi
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
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