最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
4月20日 ドラフト模様(DKA ISD×2)
ピック順 【Mei】→【Alessi】→【Metallica】→【Thraxi】→【Sangriter】→【Serra】→ いよいよこの環境も残すところあと2回、というドラフト。しかし、そんな郷愁の念に浸る余裕は我々には無い。なにせ、長きにわたるドラフト史上、初のチャレンジが試みられたのである。普段使用している場所が、この春先にはちょいと使いづらい。場所を奪われた我々が選択した「新たなる地平」、それは、夜中にフリータイムになっているカラオケボックスであった。コミュニティの中でも「ヒトカラ上等」の急先鋒たる3人を含む謎の6人組は、大量の土地やスリーブを持ってカラオケボックスに出現し、広い部屋をキープしておもむろにパックを向き、延々カラオケ画面が流れ続ける中でドラフトを行った。別にそれだけならば「単に場所が変わっただけ」なのだが、画面を見ているだけで「ドラフトとか置いといてマイク握ろうぜ」という人間にとって、この環境は最大の難敵だったのである。「負けた人間だけが憂さ晴らしで歌える」というよく分からないルールの下、絶叫と熱唱が混じり合うドラフトが幕を開けた。なるほど、「闇の隆盛」って、ひょっとしたらこのことだったのかもしれない。あまりの隆盛っぷりに、なんか裁断ミスったエラーカードがいっぱい出ちゃうくらいに。さて、来週はどうなることやら…… PR
阿久根登場、第3話。今回も順調に原作を消化してます。順調なだけに、普通のアニメとしては大して書くこともないんですが、一応、簡単にチェックだけしておきましょう。
この作品に関しては、先に中の人の話を。まず、なんと言っても初登場となった阿久根。キャスト発表時から何かと話題になっていた浪川破壊臣だが……うーん、個人的には「やや否」方向。どうも集英社作品は浪川の使い方を間違っているような気がする(いや、あとヒソカだけだけども)。確かに、今回放送されたあたりとか、その後しばらくの阿久根は「人気投票で平戸ロイヤルに負ける」というゴミクズのようなキャラであるし、戦挙編では出番が一切無いという不遇さもあり、声のイメージとかはどうでもいい気もするのだが、多分作者が阿久根の不憫を見て「生徒会はもっと魅力的なキャラで構成すべきだ」と考えたんだろう、その後の彼のキャラ設定は、そこから大きく成長している。特に彼の内心に大きく踏み込んだ後継者選び編での活躍は輝いていたし、今やすっかり「破壊臣」の名前に負けないだけの「メインキャラ」なっていると思う。そういう阿久根の「本当の姿」(まぁ、実際には後付けなわけだが)を見ると、浪川変態ボイスはちょっと釈然としない。このままの声で鰐塚との対決とかやられても、説得力が無い。まぁ、そんな先までアニメでやるわけないんだけどさ。今ぐらいのギャグメインの間は、ちゃんなみでもいいのかしらね。 そして、今回のもう1つのメイントピックである鍋島先輩。個人的な希望として「高木礼子」っていうのを出してたんだけど、流石に時代が違ったらしく、関西弁キャラってことで寿美奈子が採用された。そして……うーん、こちらもちょっと。前から言ってるんだけど、美奈子の関西弁はなんか不安になるのよ。関西弁ネイティブじゃない私が言っても説得力がないんだけど、なんかお仕着せのものに聞こえる時がある。そして、方言の問題を除いても、美奈子の声だとお行儀が良すぎる気がするんだ。鍋島先輩は、もっとずっと人としての器がでっかいんだよね。スペシャルの中では阿久根と肩を並べる人物として描かれているわけで、アニメでもおそらく雲仙姉との対決くらいまではやると思われる。そのときに美奈子ボイスはちょっと優しすぎる気もするんだ。まぁ、こちらは慣れの問題ではあると思うんだけど。それこそ豊崎めだかと同じ路線の悩みかなぁ。まぁ、せっかくなので、後は「戸松と彩陽がどこで起用されるか予想しようぜ!」というくらいしか。前から言ってるように、僕は彩陽は安心院さんを希望します。戸松は……いまんところ無い。パッと浮かんだところで須木奈佐木さんとかどうだろう。絶対アニメにでてこねぇけど。 あとは今回登場したのだと、鹿屋先輩と城南先輩くらいか。鹿屋先輩は奈良徹。まぁ、今後ほとんど登場しないから別に良し。城南君も以下略。実は鹿屋先輩って、この後もちょいちょい顔は出すんだよね。「めだかの敵」っていうビジュアルのときに、善吉はいつもご丁寧に鹿屋先輩のことを思い出してくれる。多分、極端な悪人面だから漫画の絵として使いやすいキャラなんだと思う。鹿屋先輩は、あんなビジュアルであんな性格のくせして、学園を牛耳るのにわざわざ生徒会長選挙に立候補するという、可愛い発想の持ち主なのである。隠れた萌えキャラ。トゲ付きバットで机ぶっ壊してにんまりとか、守りたいその笑顔。しかし、安心院さん編を知った後で「支持率98%」云々言われてもお寒い気持ちにしかならんよなぁ。 最後に1つ小ネタ。今回も原作に忠実とは言っても、大きくいじられたシーンが1つある。それは、善吉が鹿屋先輩の教室に乗り込んで武器を吹っ飛ばすシーン。原作だと単に蹴っ飛ばしただけなのだが、アニメ版では武器が派手に吹っ飛び天井に突き刺さるという演出になっている。どう頑張ってもあの状態から突き刺さるのはおかしいのだが、当然これは後の宗像戦への伏線になっているわけだ。攻撃手法もこの時点でサバットを意識したような描かれ方になってたりする。こういうところで原作が出来なかった手心を加えるっていうのは、アニメなりの面白い改変だと思います。
ショボンヘルメットがすごく可愛い、第2話。あれってオーダーメイドなのかな。すごくコスチュームにフィットしてたんだけど……欲しいなぁ。声が小見川のくせに可愛いのはずるい。
さて、1話目は「よく分からん」という評価だったエウレカ、第2話は無事に主人公アオがロボットに乗り込み、ようやくきちんとエンジンがかかった感がある。なるほど、これならば前作の蓄積をプラスに働かせた上で、ちゃんと「新しい」面白いものも出てきそうな気がする。俄然期待感があがった。 メカもののお約束であるボーイミーツロボットのプロット。意志を持って乗ったり、巻き込まれて乗ったり、はたまた最初から乗っていたりとパターンはあるが、今回はその中でいうと「巻き込まれ」+「ロボットに呼ばれて」という感じ。正式にエウレカとの血縁が明らかになったアオは、やはりニルヴァーシュとの因縁は浅からぬ仲。コーラリアンの血が反応したのか、名前を体現するかのように髪が青く染まり、ニルヴァーシュを呼び覚ました。「呼ばれて」要素については、そうした外面上の変化が強く運命を意識させるので、素直に見られる流れになっている。前作のエウレカもそうだったが、この作品はメインキャラクターの外面の変化というものを大胆に使ってくるので、刺激が多くて面白い。また、「巻き込まれ」要素についてもアクションがきびきびしているので盛り上がりが多く、モンスターに戦艦が狙撃され、そこから転がり込むようにIFOに乗り込むまでの展開がなかなかアツい。その後の戦闘シーンも相変わらず綺麗だったし、敵モンスターの変形ギミックも色々と楽しい。全体的に、画質の良さがそのまま作品の勢いを後押ししているのは良い状態だと思う。やっぱりエウレカセブンはトラパーに乗ってからが本番やね。 後の課題は、中の人たちなんだなぁ。アオの中の人、本城雄太郎は、前回そこまで悪くないかと思ったのだが、今回のように叫び台詞なんかが入ってくると、どうしても拙さが耳につく。今回活躍してくれたパイロットの女の子らもまだ新人のようだし、誰がメインになってお話を引っ張っていくのか、というのはまだ不安な状態だ。この中から次世代の小清水が出てくるかもしれないと思えば、楽しみっちゃぁ楽しみなんだけどね。
想像を絶する第3話。
いや、この作品、絶対に毎週感想を書くことは無いと思うんだけど、無視してるのもアレなので、一回だけ確認しておきたい。今期、一番頭がおかしいのが、これな気がするんですよ。いや、細かいネタはすっごいベタなんです。たとえば今回の動物たちが自分の生態について文句言うシーンなんかは、まぁ、その辺のギャグマンガならあるでしょう。ラッコが「おなか痛いからあのパフォーマンスはもうやりたくない」っていうとか、別に面白い要素じゃないです。もちろん、パンダ君がずっと寝てたせいでシロクマさんたちが来てくれたことに気づかないところだって大して面白くないし、ペンギンさんが必死にごまかした「じゅうたんですよ」のくだりなんかはお寒いレベル。 でもさ、やっぱり「シロクマ館にはシロクマ立ち入り禁止」はおかしいと思うんだ。普通の人間なら、「シロクマたちがカフェをやってるような世界に、動物園は無いな」って思うじゃない。意味が無いって、思うじゃない。ましてシロクマさんがすぐに行ける距離にある動物園に、シロクマ館は作らないじゃない。そこんところを、一切の迷いもなくネタにするあたりが、どこか飛んでる部分だと思うのですよ。これはまぁ、夕方放送でぴったりのアニメ……なのかなぁ…… 今週はラマさんが素敵。いいじゃないねぇ、草食べてるだけでも。あと笹子さんは安定して可愛い。
思いの外あっさり風味、第2話。今期真剣に見るアニメはどのあたりになるかなぁ、と思いながらつらつらと作品を見ていますが、この作品はそのうち一本になる可能性があると思っとります。
初見の時に引き合いに出した作品に「BLACK LAGOON」があり、その後でこれの原作漫画も掲載誌が同じだ、ってことに気づいたりしたんだけども、この作品はどうも「BLACK LAGOON」と比べると、方向性はある程度「軽め」というのが分かりやすい区分のようである。今回のエピソードは、「武器を売りに行く」→「事実上軟禁される」→「強引に突破を試みる」→「悪知恵で綺麗に突破!」という一連の流れが、実にスムースに展開してワンエピソードを成している。よく言えば非常にすっきり、爽快な流れであり、悪く言えばちょいと話が急で、お話にひっかかりがない。ブラクラはとにかく1つ1つの出来事について、オサレ台詞をくどくくどく垂れ流して粘り着いていたのだが(そしてそれが味になっていたのだが)、この作品にはそういう要素はほとんどない。所々にちょっと洒落た(というか洒落ようとした)言い回しは出てくるのだが、少なくともこの2話の場合、そうした要素は本当にお飾り程度で、演出上もあまりそこに注目を求めていないように見える。 もちろん、だからといってつまらないかといえばそんなこともなく、どこまでも人を食ったようなココの愛らしさと格好良さは悪くない水準だと思うし、今回一番目立っていた百合風味溢れるバルメとミルドの絡みなんかも、背後に何があったのかさっぱり分からないにも関わらず、2人のココに対する感情なんかも相まって、ちゃんと伝わってくるものがあった。ミルドのキャラがいい感じにトんでたのが気持ちよさの原因かなぁ。百合だからっつうのもあるけど。基本的にミリタリー要素はさっぱり分からない状態で見てるので、どうしてもそういう部分に目がいっちゃうんですよね。ちなみに今回のコンテは岩畑剛一さんという方。ちょいちょい名前を見た気がしたので調べたら、元永監督の下でずっと仕事をしている人で、私のお気に入りの「刀語」のオープニングコンテもやっていると。今週の決闘シーンの流れとか、ラストでココが駆け抜けるシーンとか、好きですよ。 あと、わざわざ今回の話数に触れたかった理由として、ミルド役をやってくれた恒松あゆみがぶっ飛んでた、というのがすごく印象的だったから。声を聞きながら「これ誰やったっけ!」と悩みながら結局分からず、スタッフロールを見てたまげたのですよ。そうかぁ、こういうのをやっても楽しいんだなぁ。恒ちゃま、地道ながらも確実に面白い役で実績重ねてるなぁ。
○「つり球」 4
ノイタミナ2枠目にして、安定の中村健治作品である。であるが。 さて、よく分からんものが出てきたなぁ。CMとか見てた感じでは「なんか『君と僕』っぽくね?」という印象だったのだが、幸か不幸かそれとはちょっと様子が違う。ということは、「見ない枠」には入らないってことだ。しかしこれ……何をするアニメなんだろう。正直、1話目では全く分かりません。いや、中村さんのことだから初回で分からないことなんて普通なのかもしれないけども、これまで見てきた数々の中村作品と違って、本当に、怪しさとか難解さ以前に、ぴんと来ない。 一番の理由は、やっぱり描いている題材だろう。昨今よく話題に上る「聖地商法」を臭わせるような江ノ島のアニメ。普通はそういう狙いならば出来る限り現実に即したものを作中に埋め込んで親和性を強調するわけなのだが、いかんせん絵を描いているのは中村さんなのだ。フツーの風景に落ち着くはずがない。作中に登場する海も、駅も、島も、どこか頓狂はカラーリングで、ざくりと切り落とした中村節に仕上がっている。これじゃぁ流石に、わざわざ「このアニメのために江ノ島を観に行こう」っていう流れにはなりにくそうな気がする。そういう商売がいいか悪いかは別にしてね。とにかく、そうした「よく分からない部分」に筆を裂いており、普段監督が見せてくれているような「現実にはあり得ないもの」の絵面が、今回は中途半端に現実に擦り寄ってきてしまっている。それに加えて、主人公達が何を始めようとしているのかも分からないときている。いや、タイトルを見りゃぁ「釣りアニメ」になるであろうことは理解出来るわけだが、そもそも釣りアニメってなにさ。私は生まれて1度たりとも釣りをやったことがないので、「釣りアニメ」って言われても「うわぁリアルな質感」とかいう感想は一切出てこないだろうし、そもそも中村さんの作品にそういうものは求めてない。うーむ、じゃぁ何を見ればいいんだろうね。 もちろん、全てを1話で判断するのは早計。特にこの人の場合は真意を読み取るまで時間がかかるんだし、1話の印象がぴんと来なかったからといって視聴をやめるつもりはないです。また、逆説的な物言いになるが、「現実に半端に寄せた中村画」というのは、今までやってなかったことであるのは事実なわけで、ひょっとしたら、今後この画が見たこともない面白い効果を生み出すこともあるかもしれない。「聖地」の話だって、たとえば「現実はこんななのにアニメだとこういう画になるのかよ」という、比較対象として面白く見られる可能性だってある。楽しみ方は押しつけるもんでも押しつけられるもんでもない。次回以降に感じたままに、この作品の良いところも見ていこうと思う。 中の人の話……はあんまりないなぁ。あ、でも主人公が新人さんなんだってね。全然そんな風に思わなかったわ。本当に男の子の新人はそつのないのが多いよなー。おばあちゃんが平野文さん、というのはとても素敵なキャスティングですね。
○「坂道のアポロン」 5
今期ノイタミナ1枠目。なんだかオープニングでYUKIの歌を聴くと、初期のノイタミナが帰ってきた感じがしますな。 で、少女漫画原作ということで全く知らない作品のアニメ化。一言でいうなら、「男子高校生版のけいおん」である。いや、確実に間違った表現なのだが、一抹の真理はあるはず。どちらかといえばこのアニメは割と「真剣に音楽と向き合う」形になると思われるので、真っ当な「頑張る主人公」を描くドラマの基本設計からいえば、こちらの方が圧倒的にスタンダードな作りといえるだろう。これを先に放送して「バンド活動したい」っていうモチベーションを生み出してから「けいおん」が多少邪道な「バンド」の姿を描く、っていう方が、流れとしては綺麗なのかもしれないけど。 スタッフは、なんと久しぶりの渡辺信一郎。そして制作が虫プロという謎の布陣。作画面については、少女漫画独特の癖もあるのですぐに入っていける、という感じではないのだが、流石に描くべきポイントは心得ているなぁ、という印象。やっぱりこのテーマの作品ならば音楽に関わるシーン、演奏シーンが最も大事なポイントになると思うのだが、今回描かれたドラムの活躍だけでも、そういうところに時間を割いているのはよく分かる。同じノイタミナ枠の「のだめ」もなかなか面白い描かれ方がなされていたので、この作品についても、そっち方面の面白さは期待したい。あとはまぁ、「男主人公たちの友情のかわし合い」っていうのがどこまで真に迫って描けるか、というところかな。どうも、昨今の風潮だと野郎ばかりの作品は変な層が湧いてくるから怖いのだが……いや、少女漫画原作ならある程度狙い通りなのかな。せめて我々にも見やすい方向性の描写を心がけてほしいところです。1話目は少なくともその辺は気にならなかったのでね。 中の人的な部分については、男メインなのでそこまで語りたくなるもんでもないが、細谷佳正がまた新しい方向性で仕事をもらっているのがなかなか面白い。幸い彼も西の方の出身なので、ごつごつした九州方言の言い回しにもそこまで違和感はないし、今まで朴念仁ばかりやってきたイメージが強いが、今回みたいな豪放磊落なキャラも案外悪くない。この数年で確実に安定感は増している。そして、女性キャラは、場所柄だけに長崎出身の南里侑香を起用。これは面白い使い方である。やっぱり最終的には「都道府県出身声優」がものをいう時代だぜ。
これって原作まだ既刊が5冊だけなのか、第2話。そりゃまぁ、このペースでやっても大丈夫、というかこのペースじゃないと駄目なのかもね。
さて、鳴り物入りで、というか鳴り物をならして見始めた作品の2話目。「ゾンビ少女もの」と聞いていたのに、まさかのまさか、なんと2話目もゾンビにゃならんかった。一応飼い猫はゾンビ化したみたいだけど、ヒロインはまだ生身です。そして、生身でなまめかしいです。今期はゾンビ(予定)だの幽霊だの、生命力のないヒロインがアツい気がします。ちなみにゾンビの相手主人公はフルヤ君、幽霊の相手してるのはニイヤ君、なんのリンクだ。いや、漢字で書くと降谷君だからそこまで繋がってないけどな。 1話目のような「得も言われぬすごみ」みたいなものは、流石に2話目となると少なくはなったが、今回も要所要所での見せ方は刺激的。本当に不思議なんだけど、シナリオ的にそこまで大きな盛り上がりが見えるわけではないんだけど、何故か目が離せない魅力がある。どういう部分かと言われると、やっぱりヒロインの礼弥が映っているシーンかしら。崖を登るところの細かい関節の動き、千紘と接する時の細かい「男の子に慣れてない」感じ、そういうところが可愛い。「可愛い」でありながら、変態親父が撮影する写真なんかをみると、やっぱり何ともなまめかしい。このバランスがたまらんのです。蘭子さんの足コキプレイ(違う)のところなんかは実に「それらしい」描写がえげつないし、分かりやすいサービスカットなんかもガッとくるし。背徳的な空気を上手いこと自然に昇華している。ボーリングの玉とか咲き乱れるアジサイとか、シャフト系からの流れでくる「オブジェクトの置き方」もじっくり見たいポイントだ。 なんか、大した根拠もなく手放しで褒めると申し訳ないな。まだちょっと説明に時間がかかりそうなので、頑張ってみよう。いや、次回以降に監督がコンテ切ってくれる保証はないんだけどね。 ちなみに、中の人的な部分も少しずつヒートアップしてます。「アキバレンジャー」を見たおかげで内田真礼についての印象はがっつり固まりました。その上で番組ラジオを聞くと……この子、強いぞ。今までどんな修羅場くぐってきたんだろう。この安定感は、一体どこから来るものなのか。今後も注目して見ていかねば。
「未来日記」 5→5
まだ終わってない番組があったんですよね。これが今期最後? 違います、もう一本残ってます。さっさと新しい春を満喫しないとな! さて、そんなわけで多少長丁場ながらも無事に完結した本作。終わってみれば、なかなか良いアニメだったのではなかろうか。正直言うと、中盤かなり中だるみしてしまい、視聴のモチベーションが下がっていた時期もあったのだが、そこから少しずつ持ち直し、「なんだったんだろうなぁ」という実に不可思議な後味の最終回まで、無事に視聴することが出来ました。やっぱりこの手の作品は、どうしても「設定を追いかける」ところに労力が裂かれてしまうのは難点であり、「つじつまを合わせる」ところに色々と腐心しているのが見えて感じ入ってしまうものがあります。原作は、結局どういう締め方で、どういう評価になっているんだろうねぇ。アニメの終わり方だと、賛否は分かれそうな気がするんだけども。 私個人の感想としては、確かに最終回を見て「なんじゃいな」という気にはなったが、多分、突っ込みを入れるとしたら、その前の段階、つまりバトルロイヤル形式だと思っていたところに、ねじくれたループ設定が食い込んだ時点だ。ループ、デスゲーム、どちらも綺麗に終着させるのが非常に難しいものだが、これらを組み合わせたのは、より難しい結論を出すためではなく、むしろ難解に難解を掛け合わせてうやむやにする目的だろう。実際、ループが始まってからの「神」を巡るルールはなんだかよく分からないものになってしまっている。そのあたりの時点で既におかしさ、この漫画の限界は見えていたわけで、それが綺麗に着地しないだろう、ということも予想出来ることだ(そもそも綺麗に終わることはあんまり期待してなかったことは、既に新番チェックの時点で書いているけどね)。だったら、エンディングがどうこういう局所的な部分よりも、シリーズ全体として、「なんとなく」何がやりたかったかを見る方が、正当な評価である気がするのだ。 それでは、このアニメがシリーズ全体を通して描きたかった最大の「売り」とは何か。それはおそらく、「由乃と雪輝」なんじゃないかと思う。典型的な駄目駄目タイプの男の子と、それをつけ回して徹底的に愛し抜くヤンデレヒロイン。由乃については、その目的意識やゆがんだ思想など、かなり良い線まで「ヤンデレ」のエッセンスを見せてくれていたと思う。もちろん2週目だのなんだのという裏はあるわけだが、それが「良いヤンデレ」を描くためのとっかかりとして機能しており、作中でも「最愛の人とのデスゲーム」という一見無茶と思える要素を最後まで責任を持って処理している。我妻由乃というキャラクターが最後まで走り切れたことは、1つの収穫だろう。そして、そんな由乃に支えられる形で、天野雪輝だって、立派に少年漫画の主人公をやっていた。序盤から中盤にかけて、由乃を信じたり疑ったり裏切ったり、ふらふらしているところはみっともないが、他のアニメにありがちな「理由もなくふらふらしているやつ」ではないのだ。そりゃ、人間誰だってあんな女の子に追い回されたらまともな思考判断なんて出来るはずないんだし。あのシチュエーションにおける「雪輝の視点」は、最後の最後に立派な「主人公」にたどり着くまで、こちらも一貫した主義を貫いたんだと思う。もちろん、サブでもみねねやムルムルなど、愛すべきキャラがいっぱいいました。 結局、総体として見れば「ちょっと粗いシナリオのフツーのアニメ」であるが、「ヤンデレ美少女サイコロマンス」として見れば、この作品はとても面白かった。徹底的に絵にこだわり抜く細田監督の特性も活かされており、訳の分からない無茶なバトルシーンも安定して作られていたし、最終回直前に見られたようなトンデモバトル動画を見せられると、「相変わらず元気だなぁ、とにかく人の度肝を抜く動きが描きたい人なんだなぁ」としみじみ思う(25話はコンテ描いてるの竹内哲也だけどな)。良いアニメを見せてもらいましたよ。 そして、今作で一番の見どころは、なんと言っても中の人の躍進である。いっつも「中の人の話」というと同じような名前しか並ばないのは声オタの宿命であるのだが、今作に限り、頑張った人は大体若手の知名度の低い面々だ。まず、開始前から期待していた雪輝役の富樫美鈴が一仕事。彼女の場合はエース所属なので「ごり押し」気味(と見られやすい)キャスティングが多くなってしまうのだが、今作を見る限り、「ちゃんと出来るから仕事が回ってくるのだ」ということがはっきり分かる。是非ともエースの看板として、これからも色々な役にチャレンジしてほしい。そして、完全にノーマークだったのが、ムルムル役の本田愛美。ムルムルがここまで重要な役になる、ということが予想外だったこともあるのだが、最後の最後まで、きちんと「ギャグメイカーとしてのムルムル」を守りながら、自然にシリアスの流れにも棹をさした。この一役は実にお見事。そして、一発必中、我妻由乃役の村田知沙。なんだか妙なところから飛び出してくるゆのっちボイスは中毒性が高かったですね。さぁ、ここからもう一歩、この「未来日記」から明日の声優スターが飛び出してくることに期待したい。 |
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声優のこと全般
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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