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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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無事に視聴出来ました。ただ、今回は週末の封切りにあわせて観に行くことが出来なかったために、色々と損はしました。フィルムが無くなってることは知ってたから別にいいのだけれど、パンフまで売り切れってどういうことやねん。毎回必ず映画を見たらパンフだけは買うようにしてるんだけど(でないと感想書くときのデータが少ない)。再入荷狙ってもう一回劇場に行くしかないんだろうか。売店に掲げられていた売り切れを知らせる張り紙で、店員が描いたキュゥべえが「訳が分からないよ」って言ってたのがやたら腹が立ったわ。お前のせいやろが!
 
 というわけで、無事に一週間経っての後編です。今回は、前編以上に「地上波版のまとめ」という性格の強い仕上がり。何しろ、前半は8話分を2時間だったところを、後編は4話分を2時間なのだ。極端な話、そのまんま地上波版を繋いだだけでも問題無いレベルである。実際、帰宅後に違いを確認するために9話を見直したのだが、思ってた以上にそのまんまだった。もちろん、ブラッシュアップしている部分もたくさんあるし、何より劇場の大スクリーン、大音響で視聴することは充分に意味があることなので、決して無駄足だったとか言うつもりは無いです。むしろ、こうして繋いでまとめて見たことで新しい発見もたくさんあったし、密度の濃い脚本の完成度が確認出来た気がします。やはり、1クールものとしてはここ数年でも屈指の作品なんだろうなぁ。12話の枠の仲でやりたいことを全部やりきったっていうだけでも、金字塔といえるのかもしれない。
 
 地上波でもインパクトが強く、怒濤の展開だった9話から最終話。わざわざ復習する必要も無いだろうが、この際なので私情を交えまくり、主に「泣き所」だった3点をピックアップしていきたい。劇場作品は恥ずかしげもなくワンワン泣く人ですので。3点のうち2点は地上波版と全く同じところなのだが、なんと言ってもまずは10話である。特に3週目のまどかソウルジェムをほむらが自ら砕くまでの流れは何度見ても涙を禁じ得ず、「暁美ほむら」というキャラクターを一気に完成へと導いた重要なシーン。短い時間にまとめられたおかげで更にまどかとほむらの出会いからの物語への没入度が強くなり、より一層切なくなったといえる。劇場オリジナル要素として、9話と10話の間に墓地をイメージした新規カットが挿入されており、ほむらの決意の強さが確認出来たのも面白いところだろう。予想通りに、「暁美ほむらのテーマ」である「コネクト」もきっちり使われ、10話の盛り上がりはほぼそのままでした。ただ、今回は「ほむらとまどか」という関係性を強く打ち出すため、「コネクト」映像のラストカットが2人きりだったのが随分印象深かった。一応後編だけを切り取った意図はその辺にも現れているのだろう。これだけのお膳立てが整えられると、「コネクト」も歴史に名を刻む一曲になった気がする。
 
 2点目も地上波と同じ泣きどころだが、11話、最終話のまどかママ関連の全て。当時の感想でも触れているが、避難所の場面でまどかの「背中を押す」という行為が、どれだけの意味を持ったことか。まどかママは、彼女が置かれている苦境も、絶望も、何一つ知らない。「娘が分からない」とぼやいていたことからも、「感づいて」はいたが、当然「知って」はいなかった。その状況で、娘の背中を押すことなど、普通は出来ないだろう。どれだけの辛さを持って、娘へ声をかけたのか。それを考えるだけで涙が止まらない。歳のせいか、どうも娘よりも親の方への感情移入が強くなってしまう。最終話での鹿目家のシーンも同様で、ママさんは「存在しない」娘のことをきちんと覚えて、最大の愛を注いでいてくれたことがはっきりと描かれている。当時は気付いていなかったのだが、1話でまどかのリボンを選んで背中を押したシーンが、これらのシーンのための伏線になっていたというのが驚きであった。
 
 そして3点目は、地上波では割と見過ごしてしまっていたポイントだった。見過ごした、というよりは、「考える余裕がなかった」という方が正しいんだと思うけど。当時はまだ「種明かし」されてない状態で視聴していたので、全ての要素をカバーしながら視聴するのは無理だったので、改めて全てを知った上で見たらかなり衝撃的だったポイントが少なからずある。その最たるものが、今回冒頭を飾った第9話である。
 
 8話までが「マミの物語」と「さやかの物語」、10話以降が「ほむらの物語」「まどかの物語」であるなら、9話はその間隙、「佐倉杏子の物語」である。放送当時は、「また一人魔法少女が消えた」という事実を追うので手一杯だったが、今回改めて杏子の奮戦ぶりを見て、彼女の人生が詰まった話数だったんだな、ということが確認出来た。杏子とさやかという愛憎入り乱れた2人の魔法少女の存在を、当時の感想では「利己」と「利他」というキーワードで切ってみたわけだが、彼女の最後の戦いは、どこまで言っても「利他」の権化である。「相手を傷つけることが出来ない」という戦いに挑み、後ろにはまどかを抱え、必死に耐えることのみを強いられる状態を、彼女は自ら望んで作り出した。オクタヴィアとの戦いに挑む前に「そんなの、あたしが許さない」というフレーズが出てくるわけだが、ここで彼女がまどかの悩みを押しとどめたことは、最終的にまどかが魔法少女としての道を選択する最後の一押しとして機能していたことも重要で、「命を賭けてまでやらなければいけないことが出来たら、そのときに考えろ」と伝えた杏子の「利他」の精神は、最終的にもっとも大きな「まどか」という存在を通じて実現したのである。
 
 演出としても、劇場版では他の魔法少女同様に変身シーンが大きくグレードアップして見事な演出で彩られた。カウントダウンがわりにパクついていた団子(映画化にあたって焼き団子が色つきの4色団子になりました)の串が、そのまま彼女のトレードマークである多節槍のイメージに変化するという演出も面白く、彼女の魔法少女としての才能も垣間見えるシーンである。そして、地上波ではあまり重きを置いていなかった彼女のアクションとして、「ひとりぼっちは寂しいもんな」のときのモーションがある。「最後まで呼び続けろ」とまどかに指示を出し、「もしさやかが記憶を取り戻すとしたら、親友としてのあんたしかいない」と言っていた杏子だったが、気付けば、最後まで名前を呼び続けたのは杏子自身だった。そして、全てが無に帰し、自分の願いが叶わないと悟った杏子が自然に取った姿勢は、「かしづく」というものだった。かしづき、手を合わせ、杏子はオクタヴィアに対して「礼拝」の意を示していた。彼女の複雑な生い立ちを考えると、彼女にとって「神」とは、そして「崇拝」とは、一筋縄ではいかない憎悪と郷愁の対象であろう。その彼女が、自分の人生を捧げる決心をし、「利他」のために投げ出す時に取った行動が「礼拝」であったということが、どうしようもなく切なかった。ご丁寧に、この後の墓所のシーンでは、沈みかけの陽光が反射して十字(クロス)をかたどるという演出もなされており、彼女が最後にすがった信仰の残滓を感じさせるものとなっている。おそらく、今回一番泣けたシーンは、この杏子の最期だったと思う。
 
 こうして考えると、キャストの話をするときに「杏子:野中藍」というのは何とも絶妙なキャスティングだった気がする。他のキャストと違って、どうしても野中だけは「普段やらない役」だったのでミスマッチを気にしていた部分はあったのだが、考えてみれば、この作品自体がミスマッチの塊みたいなもんだった。この不協和音の中で一際輝いていたのが、奇妙な不和からもっとも綺麗な収束へと導かれた杏子だったんじゃないかと、そんな気もするのだ。
 
 もちろん、最終話までを見てしまえば、やはりまどかとほむらの中の人のパワーが圧倒的であることは疑問の余地も無い。悠木碧と斎藤千和の手によって作られたクライマックスこそが、シンプルにして圧倒的なこの作品の大看板であろう。結局、誰一人外せないっていう結論になるだけなんだけども。どうせなら最後に、キュゥべえのデザインの恐ろしさっていうのも、そういう「隙の無さ」の1つとして挙げておきたい。あの赤い眼が、あれほど恐ろしく見えるっていうのは……一体どこまで狙って作ったものだったんだろう。一気に見るとキュゥべえの悪行も信じられない密度で押し寄せてくるので、怖気走るあのデザインもより一層禍々しく見えるのですよ。やはりここ数年の「悪役」の中では文句なしでトップレベルの存在だ。
 
 さて、全てが終わったと思いきや、まだ新作一本が残っているのだね。これだけの作品だと何をやっても蛇足にしかならないと思えるので、新作ってのはおっかないのだが……予告映像を見る限りでは、なるほど確かに「続編」である様子。ただ、それだとさやかちゃんの出番が作れない気もするのだが……どうするんだろうね。さて、早く来年にならないかな。

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 番組の開始も最後も全裸の主人公がお送りする第2話。ゆのさんは実は屈指の脱ぎキャラだったりする。それなのにセクシャルな部分を感じさせないのは流石やで。……いや、今回は流石に「温泉回」ってことでそういう部分も垣間見えた気がするけど。

 3年生組が別行動を取る修学旅行編の後半戦。ヒロ沙英がいつも通りに夫婦漫才をしているのは場所が変わっても一緒なのだが、残されたゆのっちの方がちょっとだけ悩んでいるのが新鮮なところだろうか。実に5年ぶりに訪れた正の湯で、目標となる先輩像を目指すことになる。ただ、「黙って手を握り返してあげる」先輩像は、既にホームセンターに行ったときにちょっと失敗してる感があったのだが。幸い、ゆのっちがあまり先輩向きのキャラでないと言っても、なずな氏はそれ以上に不安なので、一応形にはなってるんだよね。これで乃莉みたいなのが2人来てたら、ゆのっち挫けてたかもしれない。良かった。

 今回気付いたことその1。ひだまりキャストは、キャラのバストサイズと綺麗に反比例気味。沙英・ヒロが逆。宮子・ゆのも逆。なずな氏だけはやや適正だが、乃莉は明らかに違う。あの声で宮子に「おっぱい触ってもいいですか〜」って言ってるわけだが、実際に現場でも登山してる気がしておっかない。まぁ、ミズハスならダチャーンの扱いにも慣れてるから対処に問題はなかろうが。そういやダチャーンと新谷の絡みってあんまり聞いたことがないけど、この2人で放置するとどうなるんだろう。いや、真面目に考えるこっちゃないんですがね。でも、昨今の規制だらけの世の中で、あれだけ堂々と「女子高生の入浴シーン」が描けるアニメっていうのも凄いな、と思って。ものすごくきわどいシーンなんですよ、ホントは。でも、一切そういう心配がないのが偉い。宮子なんかは一応髪の位置で隠すように配慮されてるけど、ゆのっちとか、もう隠そうとすらしてないしな。深夜アニメというよりは「あたしンち」とかの方が近いレベル。

 今回気付いたことその2。一年生組って、クラスが違うのに割と日中から仲良いよね。ゆのっちがストーカーしてるシーンでは2人が一緒に歩いてたわけなんだが、あの時は2人してどこに行こうとしていたんだろうか。学校にいる間は2人とも自分のクラスがあるわけで、当然教室に別々の友達がいるだろうから一緒に歩く必要はないだろう。となるとあれは放課後だったということになるのだが、2人して放課後に連れ立ってお出かけするっていうのがあまり想像出来ないんだよね。上の学年が両方ともクラスメイトなもんだから、こういう関係性が今ひとつイメージ出来ないのである。まぁ、お隣さん(上下)なんだから仲が良くて当然なんだけども。それにしても、髪降ろした乃莉さんも良いですね。

 今期は、2話続けて龍輪さんの手によるコンテってことで、やっぱりイメージが1期くらいのシャフト濃度が高かったときに近づいているような気がする。冒頭のゆのの夢シーンなんかはまんま「絶望先生」にあったような構図だったし。このままもう少し尾石さんや上坪さんのテイストに近づいたバリバリのシャフト節が見られれば嬉しいんだけど……流石にもう、そういう作品じゃなくなってるよなぁ。っつうか、尾石さんは本当に何をしてるんだ。早く「傷」完成させて他の現場に戻ってきてよ。

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相変わらず今期は視点が定まらない。どうしたもんかな……
 

 
○お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ 第2話「みだらね(休み時間だからお兄ちゃんに会いたいよねっ)」

 テンション変わんなかった……第2話。すげぇ、結局背景設定にも一切説明がなかったし。ひょっとしてこのまま走りきる算段なのか? だとしたら恐ろしいアニメだな。

 一応展開があったのは、兄の方の職業(?)が判明したこと。あんだけ妹のアタックを綺麗にスルーしながら、よりによってそんな仕事してるんかい、っていう突っ込みはもう諦めるとして、ラノベ主人公にしちゃ珍しく、明らかにアドバンテージになる才能を持ってるのね。ただ、これを妹が知らないっていう設定は無理がある気がするけど。どうやって生計立ててるのかっていう疑問は湧かないもんだろうか。

 ちなみに、2話目になると既に秋子の中の人に慣れつつある。やっぱり中学生だとするなら達者な方だと思うんだが。あおちゃんが紫やったときよりも年下、みゆきちのぷちこと同じ年齢。そう考えると、実は大器なのかもしれませんよ。城戸衣吹、覚えておくと今後役に立つかもしれません。ちなみに、この娘の出身地は青森県。最近、青森県が急激に声優の産地としてアツくなっている気がする。みかしーものぞふぃすも青森だ。何があったんだろう。
 

 
○神様はじめました 02 「神様、ねらわれる」

 寝起きの早口台詞シリーズは毎回やるんだろうか、第2話。あのあたりのテンションのみもりんがなんだか微妙な気がするのは何故だろう。このまま「スクラップド・プリンセス」の次回予告みたいになったら笑えるけどなぁ。

 今期は似たような少女漫画原作が3つ重なっているわけだが、これは早くも他2作品の路線から離脱しましたね。まぁ、大地作品だから当たり前といえば当たり前だけど、なんだかアホなふざけ方にシフトしてます。神様云々は別にいいのだが、今回出てきたカラス天狗のキャラクターが実に古くさく、「奈々生もこんなの目当てに頑張って学校行こうとすんなよ」と思ってしまう。少女漫画って大体アイドルが学校来るよね。ま、妖術があるからそれを使ってもててた、っていう解釈も出来るけどさ。ダチョウを追いかけてる様子はなかなかシュールで面白かった。そして、ナレーションのバニラが案外作中に絡んで来るのも笑ってしまった。「ナレーションの変な声の人」っていうのは作品をいじってくるのがお約束なんだよな。若本しかり、みっこしかり。
 

 
○バクマン。 第2話 「毎晩と融合」

 岩瀬可愛いなー、第2話。

 ……あぁ、あと書くこと無いな。アニマックスだかAT−XだかのバクマンのCMで、モデルになった実際の編集者とキャラクターが対比されてるのがあって笑えた。服部哲のホンモノがイケメン過ぎる。ハーフて。
 

 
○ジョジョの奇妙な冒険 第2話 「過去からの手紙」

 既に映像がどうとか言う文句は忘れて馴染みつつある第2話。やっぱりいちいち台詞読まれるだけで笑えるんだよ。

 オープニングも完備されてすっかり整った感のある状態。オープニングを見ればますます「ゲームの間に挟まってるムービーっぽいな」と思うんだけども。各シーンをあまりに何度も読み返してるせいで全部のシーンが大事に見えてくるのが困る。一瞬だけどジョルノとか徐倫が出てきているのは良いんだろうか。流石にそこまではアニメでやらんだろうに。曲も愉快なのだが、何となく「うみねこ」のエンディング思い出した。何でだろう。

 「酒! 飲まずにはいられない!」が聞けただけでもいいや。

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 今公開する意味はあんまり無いんだけど、一応報告、兼備忘録としてまとめておく。何故今この作業をやったかというと、環境が変わって、家にあるカードの新旧入れ替えをして片付ける必要があったから。キューブからカードを取り外して元のエキスパンションに収める作業は、今やっておかないと後々面倒なことになるもので。次にキューブが行われるのがいつになるのか想像も出来ないが、そのときには今回更に枚数を削ったこのキューブに、新たなエキスパンションから数枚のカードを加えたものになるんだと思う。
 気付けば公式キューブの500枚に少しずつ近づいてきてるんだな。今回は各色から19枚ずつ、無色枠から22枚を削除し、117枚のカードが減った。これでキューブ全体は728枚。最初のキューブからは300枚以上減ったことになるんだな。
 
   

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○「えびてん 公立海老栖川高校天悶部」 4

 一週間前に始まっていたのに、忙しいタイミングで1話を見ていたのですっかり感想を書くのを忘れていた作品。今週2話目見てそのことを思い出した。慌てて感想を書きたくなるような作品でもなかったのでこれでいいや。しかもアニメとしては夏クールにニコ動で先行配信されてたらしいし。慌てる必要は無かった。

 1話は最初から最後まで徹底的に「聖闘士星矢」をやり続けるお話だった。オープニングはそのまんまだったし、他のシーンでも細かいところに「気付かれなくてもいいや」クラスのネタも挟んでおり、アニメになったことを喜んで全力で遊ぼうとする気概が感じられる。2話目は「セーラームーン」になり、こちらもかなり色々と頑張っているのが分かる。まぁ、単に毎週この調子で有名作品のパロディをやって遊んでいくんだろうね。

 パロディに力を入れているのは分かるし、おふざけとして成立しているのは間違いない。ただ、結局それだけの作品ってどうなのよ、というのが一番の疑問。何らかの作品世界があり、そこにパロディを盛り込んでいく分には構わないと思うんだ。過去にも色々とパロディメインの作品はあったし、ギリギリのところを攻めてくれればそれだけでも充分売りになっていた場合はある。ただ、結局パロディというのは借り物であって、付録であるってことは意識しなければいけない。それだけで何かが成立するわけではないのだ。この作品の場合、1話目から全力でパロディだったので、その「寄って立つところ」が分からないのが悩ましかった。天悶部ってのがなんなのか分からないし、キャラクターたちが何を目的にパロディごっこをやっているのか分からない。作中のキャラたちもパロディのつもりで遊んでいるだけなので「アニメの画面でやるギャグ」としては意外性が薄く、なんだか学芸会を見ているような気になってしまう。原作はラノベかと思ったら漫画原作なのね。これってどういう部分を楽しむのが正しいのかなぁ。

 再三書いているように、パロディ部分はかなり力を入れており、「再現すること」に対するこだわりはなかなかのもの。ただ、そういう部分を見ると楽しいとか、笑えるというよりも感心が先に来てしまって、ギャグとして振り切れなくなってしまっているのが勿体ない。まぁ、もう少しキャラクターに馴染みが出てくれば、キャラクターそのものの個性とパロディ部分の両方が楽しめるようになって、複層的な楽しみ方が出来るのかもしれないけど。現時点では、「アスミスって現代声優の中ではあんまりオタク要素が無い方のキャラなのに、なんでこんなにパロディキャラばっかりやらされるんだろう」とか思って見ている感じである。アスミスとしゅが美が出てるアニメっていうだけで、別に文句を言う気も起きないっていうのが一番の問題点。

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○「イクシオンサーガ DT」 5

 異世界オチものだ! なんかすげぇ久しぶりに見た気がする(犬日々はカウントしない)。「オンラインゲームに行く設定」はものすごくいっぱいあるのに、「異世界に落ちる設定」はなんだか久しぶり。

 食傷気味のゲーム世界だが、今作はそんな世界に反旗を翻すべく、なんだか斜に構えた設定になっている。落ちてきた主人公は生身のまんまビーターだったり妙な能力を持っていたり、そんな都合の良い設定は(今のところ)無い。何故かずっとヘッドホンを首にかけっぱなしという謎設定こそあるものの、ずっと回りの人間が戦っているのを見てぽかんとしているだけだ。これは案外見ていてホッとする。もうゲームの設定どうでも良くなったし。ま、その他の設定についてはいかにもなファンタジー設定なんだけど、主人公も突っ込んでいたように、どこかずれていて絶妙にギャグに傾いているのがポイント。福山キャラは時折声が野太くなるオカマ、梶君のキャラは地面に埋まり、神谷キャラは髪型が突っ込み待ちな上、次回予告を見ると、今週の顛末のせいで爆笑問題の田中状態になるらしい。なんだこれ。スタッフを見れば、なんとこちらにも高松信司の名前がクレジットされているではないか。今期は「ジャイロゼッター」との2本立てなのね。忙しそうだな。

 まぁ、どこかずれているとは言ってもその他のアニメ的な部分は取り立てて見るべきものでもない。絵もどこか古くさいし、デザインに合わせたかのようになんだか動画も粗い。制作はブレインズ・ベースなんだからやろうと思えばバトルの演出なんかももっと力を入れて描くことは出来ると思うのだが、多分監督やスタッフの意向でわざと適当に描いてるんじゃないか、って気もする。もう、番組タイトルの時点でひとネタ回しているわけだし、こんだけ緩いギャグ展開に力入れても仕方ないし、どっか隙のある作りにしたい、っていう方向性なんじゃなかろうか。なんでもかんでもとにかく高品質を求められる昨今ではちょっと好意的な解釈な気もするが、これはこれでいいのかな、という気がしてしまうのは思うつぼなのか。でも、こうやって適当に見られるのがあると、それはそれで助かるんですよ。

 中の人の話は、まず主人公役の江口君がいい感じ。若手の中では一歩先に行くテンション芸だと思ってる。他の面子もかなり濃い中で、きちんと主人公出来てるだけでも偉い。なにせ見方が福山&カズ中井、相手側には神谷・杉田・鈴村・梶連合軍。いい加減もっとバリエーションつけようぜ、と言わずにいられないラインナップ。一番新鮮だったのは、よく分からない優遇されてた割に出番少なかった新谷さん。

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 新展開かと思った? 残念! 総集編でした! 第28話。ん、まぁ、良い子のお友達のことを考えたら、この辺でいっぺんインターバルを入れるのは悪くないと思いますけど。ただ、前回の次回予告が詐欺だった気がするのは納得いかねぇな。心の準備をして見る総集編だったらまだ良かったんだけど。

 というわけで、心機一転、オープニングも変更しての仕切り直し回である。一応オープニングにも触れておくと、前期と違って今回は完全新曲。曲調はちょいとゆっくり目になったが、「ペガサス幻想」→「聖闘士神話」という元祖の流れに近いものもあるので、そのうち耳に馴染むようになるだろう。また、映像ではレジェンドが登場するカットなんかもあり、前期に引き続いて賑々しくて悪くない。結局、いまだにエデンさんが仲間っぽくなってないのがちょっと寂しいけども。一輝さんでさえもうちょっと早くデレたぞ。

 総集編を見ていて新たに気付いたことは、アリアと光牙の出会いのシーンが割と意味深かったんだ、ということ。意識混濁状態だったアリアに光牙が触れると光の小宇宙が共鳴してアリアが覚醒する、っていうシーンがあったんだが、あれって、今思うと光牙を媒介して沙織の光の小宇宙が反応した描写だったんだな。光牙と同じ生まれを持つアリアは闇と光のどちらに振れてもおかしくない存在で、それまでマルスの膝元で育ったせいで光に目覚める機会が無かったが、光牙が光の小宇宙を受け渡したことで、新たなアテナへの道が拓けたと。ちょうど、本来闇であるはずの光牙がずっと光のふりをしてきたのの逆パターンってことだね。まぁ、それだと光牙が闇に覚醒したタイミングがよく分からないけど(生来闇なのだったら、何度もあったマルスとのバトルで目覚めてもおかしくなかっただろうに)。

 あと、1つ気になったのは、「サンクチュアリってどういう統制下にあったんだろう」っていうこと。マルス軍が攻めてきた時点で、既にサンクチュアリは半壊状態だったんだよね。多分ハーデスとの戦いで黄金聖闘士がほぼ全滅したあとだったんだろうけど。だから、星矢たち「レジェンド」がなんとか頑張ってマルスを撃退したと。ただ、その後の去就が約1名ひどい。「星矢→たった1人のゴールドとして、沙織を守ったりなんだりで大忙し」「紫龍→常人だったら死んでもおかしくないくらいの傷を負って隠遁(ついでに天秤座聖衣の管理も担当)」「瞬→魔傷により小宇宙が燃やせなくなり、事実上の引退。生身の自分にも出来ることがないかと考え、医療活動に従事」「一輝→?」。そして、「氷河→どう見ても元気で、光牙相手にダイヤモンドダストをぶちかませるくらい小宇宙も高まっていたのに、何故か氷原の洞窟に座りっぱなし」。おい、仕事せぇや。

 というわけで、次回からはいよいよ晴れ舞台の十二宮編ですよ。次回予告で「心の傷を癒す間もなく」って言われてたわけだが、ただでさえ豆腐メンタルの光牙さんは戦う気になってくれるだろうか。幸い、十二宮っていうステージは何故か1面がライフ回復+セーブポイント扱いの白羊宮という親切設計なので、そこで旅の準備を整えることになるんだろうけど。今回唯一出た新情報が、やっぱり牡羊座は貴鬼だったんだ、っていうところだね。順当にムウから引き継いだってことなんだろうけど、「シオン→ムウ」という超超エリートの血筋である牡羊座を引き継ぐのって、結構なプレッシャーだよね。きちんと聖衣の修復したり、光牙達の精神的成長イベントをこなせるかどうか、注目が集まる。

 現時点で明らかな黄金はわずか5名。貴鬼は通してくれるから良しとして、次がいきなり獅子宮のミケーネ、続いて天秤宮の玄武、人馬宮は素通りで、魔羯宮がイオニアさん……なんかスッカスカやな。多分それぞれの宮にちゃんと何かイベントはあるんだろうけどさ。今になって振り返ると、十二宮の設定って本当に無茶苦茶だ、白羊宮から入って、1面がパワーアップイベント、2面がチュートリアルで(おい)、3面が強制敗北イベント。ようやく試合が始まるのが4面あたりから、みたいな。4,5,6の「巨蟹宮」→「獅子宮」→「処女宮」のレベルの上がり方が明らかにムリゲー。今回デバッグを担当したマルスさんは、ちゃんとステージレベルを調整出来ているといいんだけど。

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10月12日 ドラフト模様(RTR×3)
ピック順 【Metallica】→【Mei】→【Sangriter】→【Serra】→【Thraxi】→【Alessi】→
 
 新環境2週目。既にスタンダード環境などはラヴニカ仕様で回り始めており、環境の頭に特有のカオスな空気が満ちているようですね。今回は5つのギルドがしのぎを削っているわけだが、まず台頭するのはどの勢力になるのだろうか。そして、我々のドラフトについていえば、台頭すべき勢力はやはり5ではなく6が適正だ。2週間の安息日を乗り越えて、無事に最後の戦士が復活を果たした。……果たした、っていうには短すぎるブランクな気もするけど。世の中には大事なものがある。それは、「諦め」。

 今回はそんな諦めが突出したのか、ラヴニカドラフトが開催されたのが深夜1時、終了後にふらふらになりながら、何故か明朝8時から「パックを剥きましょう」という流れになり、在庫として抱えていたイニストラードのパックを開けての連続ドラフトになった。朦朧とした頭でやったイニスト勝負は記録など一切残していないが、得られた収穫としては、「ラヴニカ面白いかもな!」という後ろ向きなプラス意識。さらばイニストラードよ。

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○「めだかボックス アブノーマル」 5

 1期休んでの分割2クール目。まぁ、ほぼ完全な「続き」でしかないので、あんまり新番組として語るべきこともないのだけれど。

 基本的に、1期目も割と満足して見ていた身としては、装い新たな2期目についても特に不満は無い。デザインはそのままだし、おそらく演出方向も変わらないだろう。一応2期目はアブノーマル編ということで次第にいかにもジャンプらしいバトル展開にシフトしていく時期なので、嫌でも雰囲気は変わっていくとは思うが、それが特に影響をあたえることもなさそうだ。世間では、球磨川が登場して明確なバトル編になるこのあたりからがようやく「本番」みたいに思われている節があるが、個人的には、リアルタイム連載ではこのくらいの時期が一番不安だった記憶がある。個人的に生徒会編でも充分好きだったってのもあるが、そうした日常ものからバトルにシフトしていくというのは、ジャンプでは典型的な「駄目な方向転換」だからだ。実際、今になって考えてみても、高千穂戦なんかはバトルものとして特に面白い要素は無いのである。古賀ちゃん、名瀬ちゃんあたりになればキャラの良さが出始めるからそこまで悪いもんじゃないとも思えるのだが、基本的に完璧超人であるめだかが屁理屈のみの強さで敵をなぎ倒していくという展開は、あんまり褒められたもんじゃないと思っていた。ま、だからこそ持ち直して連載が続いたのが嬉しかったんだが。アニメにするならこういうパートの方が映えるんだろうけどねぇ。

 というわけで、このアブノーマル編になって変わったトピックスを2つだけ挙げておこう。1つは、2期目ということでオープニングが変更されている。元のオープニングにそこまで思い入れがあったわけではないので変わることに異存はなかったわけだが、バトルアニメを強く意識した、「古き良き」ジャンプアニメを彷彿させるお馴染みにの演出、アングルなどがなかなか笑える。まず、いきなり冒頭で出てくるのが半纏と安心院さんっていうのが謎。そもそもアニメでどこまでやるつもりなんだ。せいぜいマイナスまでだったら安心院さんはあの封印形態で出てくるチャンスないだろうに。その他、大挙するキャラクターたちに各々見せ場を与える忙しい画面が展開され、色々と小ネタが見て取れる。まず、アニメでは登場シーンまで制作されるのかもよく分からないのに、半袖がスキル(リアルイーター)を発動させている。まぁ、喰ってるのは人じゃなくて飯だけど。歌詞に合わせて彼女の目がどアップになるカットは、意味が分からないだけにインパクトが強い。そこから名瀬・真黒という黒神ファミリーのカットを挟み、アブノーマル編の(一応)ボスキャラ、王土の過去の風景へ。この辺のカットは色々と想像出来て楽しい部分です。そして、サビに合わせて「表の六人」の残りの見せ場パートになっている。宗像が投げたブーメランの軌跡に添ってチーム負け犬や「裏の六人」が浮かぶっていう演出があるのだが、なんだかここだけ見てると宗像が主人公みたいである。んで、最後はめだかと王土の直接対決で締め……なのだが、何故かよく分からない巨大ロボに搭乗している王土と、エロいボディースーツで跳躍するめだかちゃん。……どんなシーンだ。みたことねぇよ。我等が大ボス球磨川さんは、最後の最後にちょろっと顔を見せるだけであるが。この作品の象徴である「箱(ボックス)」のアイコンを、彼のトレードマークであるネジで形作るっていうのは結構良い演出。こうしてみると本当に詰め込み過ぎのオープニングだなぁ。

 で、もう1つのトピックスは当然中の人の話。新キャラに限ってのお話ですが、まず今回登場した雲仙姉。ジャンプ作品ではお馴染みの伊瀬茉莉也であるが、もう、数字言語がホント大変。あれやっただけでも大したもんだぜ。しかも副音声ではフツーの日本語音声も収録されるという意味の分からないサービスつき。こういう馬鹿なとこ、嫌いじゃぁないぜ!

 そして、「表の六人」のキャストがついに聞けたわけだが……個人的には、希望してたのが1つも当たらなくてちょっとしょんぼり(いや、当たるわけないんだが)。まぁ、なかなか的を射たキャスティングになっているとは思うんだけど。高千穂役の野村さんは素直に良いと思うキャスト、古賀ちゃんが米澤円っていうのも、思いつかなかったけど良いところだと思う。宗像役に「元祖善吉」の神谷兄ぃってのはどうかと思ったけど、後のことを考えると、宗像は準レギュラーレベルにまで活躍するキャラなんだし、まぁ、ありかな、とは思う。行橋がアスミスは……ちょっと可愛すぎる気がするけど……善吉が実際に抱きつかれて初めて「女?」って気付くくらいなんだから、もう少し中性的な声の方が良かったと思うんだけど。そして、名瀬ちゃんである。沢城は便利だ。多分、問題無くくじ姉役が出来るだろう。でも……名瀬ちゃんは私の中では明乃だったんだよぅ。もっと「ダウンした声」っていう部分をフィーチャーしてくれよう。ハスキーな名瀬ちゃんが聞きたかったんだよう。みゆきちの乱用は、なんだか「とりあえずマヨネーズ付けりゃ食える」みたいな発想な気がする。悪かないけど、ねぇ。

 そして、ある意味最大の注目点だったのは……平戸ロイヤル! 沖香苗! ……結論、「プリキュアはアブノーマル」。

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声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
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