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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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アクエリオンからうる星まで、意外と守備範囲広いぞ第8話。「戦闘中は控えて」っていうのがアニメネタのことを言ってるんだとしたら、フレアさんたらエレナが言ってるネタ全部分かってるってことなんじゃなかろうか。

 前回はすこぶる鬱展開だった上に結局何が起こったのかが不可解だったのだが、今回はそんな記憶はさっぱり忘れて、フツーのロボットものっぽい展開になった。いいのかアオ、結局ナルは行方知らずのままだぞ。トゥルースの存在は無視するしかないのかよ。まぁ、ゲネラシオンブルはあくまで民間企業ですし、個人の事情を優先してる暇なんてないんだから仕方ないのかもしれませんけどもね。

 今回はアメリカからの依頼を受けて中東のシークレット討伐。そして、スポットが当たったのはパイドパイパーの面々が持つイデオロギーと、社長の思惑の対比である。「企業なんだから稼ぎが最優先」という重役と、理想を掲げた木っ端社員がぶつかるってのははるか昔からのお約束構図なわけだが、今作の場合、かたや仕事を始めたばかりのガキと反抗期真っ盛りの小娘、かたや世界の軍需をがっつり掴んだ経済人と、どうにも分が悪い構図。特にフレアの過去のエピソードは「いや、そこはお前が折れろよ」と思う程度のものなので、あまり反骨心を感じることが出来ないのである。「娘と妻と、どちらか1人を犠牲にすればもう片方が助かる」なんてシチュエーションはドラマでは時々見るものだが、ここでの選択で「娘」を選ぶのは仕方ないことだろう。どちらを生き延びさせても、生き残った方には永遠に罪悪感がついて回るのは当然だ。そして自分の愛情も娘と妻では選びようがない。となると、生かすことで未来を残す娘が選ばれるのは自然な流れ。「娘の命を犠牲にして生きた母親」よりかは、「母親の犠牲で生きた娘」の方が、まだ未来に希望がもてるのだから。

 そのあたりの事情を、まだ娘さんは分かっていない。いや、ひょっとしたら分かった上でもそう簡単に感情に片が付かないだけなのかもしれないが、「私はママが好きだった」と漏らす程度ということは、多分あんまり深く考えていない。自分が死んで母親が生き残れば、今自分が抱えている罪の意識が、その愛する母親にのしかかっていた、ということを考えれば、むしろ父親に感謝してもいいくらいだと思うのだが……まぁ、割り切れないかねぇ。この父娘には、早めに和解して欲しいところである。

 あとはまぁ、そんな思春期のもやもやを抱えた若者2人が頑張ってシークレットを撃破するだけの簡単なお話。最初に見たときはシークレットはネウロイだと思っていたが、今回のモーションを見るとどっちかっていうと使徒かもしれない。前回登場したのがメリーゴーランド型の妙に手の込んだものだったのに対し、今回は折り鶴から爆撃地雷に変形する割とシンプルな造形。本当にあいつらは何がしたいのだろう。そして、今回はニルヴァーシュ達の機銃であっさり破壊されてしまったが、個体の強さにも随分差があるってことなんだろうか。まさにシークレットである。

 分かりやすい話だったから全体的には悪くない流れ、次回は再びトゥルースさんに話が戻るみたいだし、ゆっくり馴染んでいきましょう。基本的に、おっさんが活躍出来るお話は嫌いじゃないです。

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A国とかB国とか言われても分かりにくいよ、第8話。イギリスを舞台にして「A国」って言われたら、普通「英国」だと思うじゃんね。出来たら嘘でもいいから適当な国の名前を付けて欲しかったもんだ。ブリタニアとか、ロアナプラとか。

 今回もとにかくココさん無双な毎度お馴染みなお話。しかし、これまでの対戦相手がアメリカ軍のヤンキーだったり声だけやたら渋いおっさん達だったりしたのに対し、今回は元舞台女優のマダームが相手ということで、全体的に画面も華やか。女性相手の方がココはちょっと腰が引けているのが面白い。株式がどーたら、武器導入がどーたら言ってるのに、その首脳会談の現場に女性が3人っていうのも、何ともあり得ない画面である。

 相変わらず、ココが何をやっており、どこがどうなって勝ちを拾ったのかよく分からないのだが、その雰囲気だけで押し込んでしまえるだけの説得力と魅力があるのが本作の良いところ。今回も、ココが必死に根回しした頭脳戦が云々という部分よりも、マダム・トロホブスキーとの対決での「武器屋の精神対マダムのお遊戯」という精神面でのぶつかりが描けていれば問題無い話だったので、分からないことはさして問題ではなかったはず。

 ただ、そのあたりのことを踏まえた上でも、今回のお話は多少勿体なかったかな、とは思う。正直言って、原作を知らない人間からしたら追いかけるのがものすごく大変なのである。シナリオがぎっちぎちに詰め込まれていて遊びの部分がほとんど無く、どうしても「とにかく進めるために回している」という慌ただしさが目に付いてしまうのだ。今回だって要所要所でいい台詞もあったし、たとえばルツの人生訓など、個別に扱っても面白そうな題材もちょいちょいあったのだ。ひょっとしたら2話に分割しても尺が余らないくらいに色々あるところを、無理矢理1話に押し込めてしまったために、どうしても余韻がそがれてしまうのは勿体ないところ。これまで2話分割した2つのお話の出来が良かっただけに、もう慌てずにゆっくりやって欲しいな、というのが素直な希望だ。これが真下耕一だったら確実に2話になっていただろう(あの人なら下手したら3話だって出来ない話じゃない)。

 しかしまぁ、こうしてギチギチだから出てくるテンポの良さっていうのもあるだろうし、ディティールよりも全体的な雰囲気を重視して見せるのもこの作品の良さなのかもしれない。「追いかけるのが大変」なだけで決して「理解が及ばない」ような破綻したものになっているわけではないし、「理屈が無い」という難点を勢いだけで吹き飛ばして駆け抜けたと見れば、この詰め込み感は1つの解決策と取ることも出来る。ココ・ヘクマティアルの人生は、このアニメで表すにはちょいとジェットコースター過ぎるのかもしれませんな。

 大丈夫、見たい部分は全部見られた。ルツを相手にお食事をせしめるために年相応の無邪気な楽しさを見いだしていたヨナが可愛かったし、めでたく再登場して準レギュラークラスっぽくなっているショコラーデも良い配置(あんなアホみたいな子を飼っておくほどCIAが不用心だとは思えないんだけども)。今回のゲストキャラであるトロホブスキー夫人も、どこか世間から浮いたような無邪気さが今までの敵キャラに無い不思議なアクセントになっていた。中の人は永遠の淑女・高島雅羅様。こうして出てくるだけで存在感が尋常じゃない。そして中の人が心配になるくらいにひたすら喋り続けるココのヒロイン的存在感。良いキャラである。しかし、同室内を下着姿でうろついていると、バルメに貞操を奪われるんじゃないかと不安になるのだが、ひょっとして2人は同じベッドで寝ているんだろうか……薄い本がアツくなるな。おっぱいがどうこういう話してたけど、ココは設定ではどれくらいのサイズなんだろう。バルメとは差がきちんとあった方が、百合百合したときに画面が映える(持論)。

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 それベジタリアンと違う、第8話。おおらかすぎるだろ降谷家。千紘もよくその状態で一緒に食卓囲む気になったな。

 ストーリーがようやく進むことになった1話。おかげで予想通り過ぎる展開なので書くべきことは多くないのだが、事ここに及んでまだ大したスピードではなく、少しずつ少しずつ千紘と礼弥の間を埋めていっているのが、ものすごい尺の取り方だとは思う。まぁほら、女性の買い物って本当に長いからね……一時間以上も死体を散歩させて大丈夫なのかよ、という心配は気にしないことに。

 堂々と外出したことが意外なのは、そうした「衛生面」の問題だけではなく、千紘が現在礼弥の置かれている状態をなんだか軽く見ている気がするという問題がある。興ざめな話をするなら、「一度死んでいるはずのよそのお嬢様を連れ回している」という状態になるわけで、散華の家があんなおかしな家庭じゃないとしても、普通は死体の引き渡しやらなんやら、どう考えても表に出すことなんか出来ないくらいに面倒なことになっているはずなのだ。にもかかわらず、「まぁ、動いてるからいいんじゃね」くらいの軽い気持ちでショッピングに赴いてしまっており、そこは当然、散華の家から刺客が襲ってくるわけだ。今までの親父の所業を聞いていれば容易く想像出来る事態だと思うんだけどねぇ。いささか不用心ではあるな。もっとも、とにかく自由を謳歌したいという礼弥の希望を最優先させているからこその結果なんだろうけれども。

 ここでまとめておかなきゃいけないのは、果たして誰が礼弥の「現状」を知っているかという問題だ。千紘・わんこ、そして当の本人は間違いなく認識しており、まぁ、じいちゃんはアレでいいだろう。萌路は見たところ認識してないみたいだし、もちろん千紘の親父さんも気付いてないはず。では、散華のパパさんは、今どういう認識なんだろうか。数少ない「娘の死を直接見た人間」なので、礼弥が死んだことは認識しているはずだ。その上で、更に娘に何が起こったか、ちゃんと把握できているのか。今まではそのあたりが全く分かっていなかったのだが(何せパパさんの登場シーンが少ない)、今回の顛末を見る限り、どうやら大体の事情は理解しているらしい。襲撃犯たちが「ものすごい力で」と報告する時も事情を知っている風だったし、そもそも「娘が異常な状況下にある」ということを理解していなければ、単に千紘に「娘を返せ」と正面から恫喝してやればいいだけ。それをしない、それが出来ないってことは、少なからず世間に言えない状態になっていることは把握しているのだろう。

 では、そんな状態の娘に対して、今度はどういう態度に出るべきだと考えているのか。これが現状分からないままだ。あれだけ溺愛し、自分の所有物として礼弥を手放さなかった団一郎。彼の愛した「娘」は一度失われ、文字通り以上の「傷物」になってしまっている。1つの可能性として、この時点で彼の興味が潰えた、ということも捨てきれないが、今回の執着を見る限りは、まだ彼は娘を手元に置きたいという意志があるらしい。しかし、その割には千紘たちに対する圧力が弱い気もする。かつては娘に余計なことを吹き込んだ同級生を転校・引っ越しにまで追いやった狂信者が、事実上娘を籠絡した男に一切手を出していないというのは、流石に心境が変化していると見るべきだろう。今回の荒事についても、襲撃犯は3人ぽっちでそこまで大きな作戦でもない。なんだか半端な状態で礼弥に襲いかかっている。果たして団一郎の今の心中はどんなものなんだろうか。残りの話数でちゃんと片が付けばいいのだが。

 なんて無粋なことを色々と考えるのも、やっぱりなかなか筋が進まないから。ただ、この作品の場合はそれで中身が薄いって気もしないのが不思議なところで、今回は単に千紘と礼弥がデートしているだけで終わってしまっても問題無かった気もするくらいだ。いや、違うな、わんこの銭湯シーンの方かな……女子中学生がカフェの代わりに銭湯を使うとか、女子高生が鬱憤晴らしの「やけ風呂」に入るとか、不思議な風習の町である。ものすごくどうでもいいことなのだが、何故かこの銭湯のロッカー、20番だけ無い。なんか意味があるのか、単なる作画の間違いなのか。

 エンディングが流れて、神妙な気持ちで視聴を終えようとしても、次回予告で全部吹っ飛ばしてしまうのがこの作品の良いのか悪いのか分からないところである。萌路はあの次回予告の仕事にそれなりの誇りを持っていたのだな……。

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たまには書きたい、第6話。この作品、私はアニマックスで追いかけてるので、放送休止も挟んで2週遅れなんですよ。おかげであんまり感想を書く気も起こってなかったのだけども……やっぱり1回くらいは触れておきたいので、特に気に入った今回だけ記事あげ。

 実は、今期は割と「色々書きたいんだけども」と思う作品は多かったりするんです。「坂道のアポロン」なんかはかなり気に入ってるし、実は「アクセル・ワールド」も安定して見てられる品質だったりする。「クイーンズブレイド」のアホさかげんは言わずもがなだし、「これゾン」の調子の良さも密かに注目したい要素だ。でもなかなか追いつかないので、結局習慣付いた作品の感想しか書けないという。何とももどかしい。そして、そんな作品群の中でも特にお気に入りがこの「黄昏乙女」なわけだ。今期は本当にゾンビやら幽霊やら名状しがたいものやら、人外ヒロイン花盛りですよね。

 今回6話は、小清水演じる敵対(?)ヒロイン有子が登場し、ちょいとばかり怪異調査部に危機をお届けしてみよう、というエピソードなのだが、普段から出していた絶妙な「ユルさの中にシリアスの欠片が混ざる」というバランスを大きくシリアス方向に振った話数になっている。普段は怪異である夕子さんが最終的に小此木の手によってギャグとしてしめられるのだが、今回は夕子さんが基本的に見ている側、そして、桐島有子が珍しく本当に「怖いこと」を目撃してしまう。

 そして、この「怪談」の演出がいいあんばいで決まっている。まぁ、小清水のナイス演技に助けられる部分も多いのだが、大沼さん率いるSILVER LINKの演出は、元々「曰く言い難いもの」を描いてきた新房流の傍流である。そして、今や新房シャフトは人気に後押しされて、次第に毒気が抜けつつある。現在、シャフト魂を受け継いで変わらずエッジの効いた演出で見せてくれるのは、ひょっとしたらSILVER LINKの方なのかもしれない。もちろん「化物語」みたいな突き抜けたレベルまで行くわけじゃないが、今回のエピソードにおいても、自分が生み出してしまった怪談のせいで追い込まれ、行き場を失う桐島の焦りや恐怖がじわじわと募る様子が本気で作り込まれていて、先週までの軽いノリの延長線上にあるはずだったのに、しっかりと「怪談」として怖いという立派な仕上がり。もちろん、要所要所で小此木さんがブレイクして引っかき回してくれる部分も面白いので安心だ。

 演出が見ていて面白く、メインヒロインはきっちり存在感があって可愛らしく、その脇の福圓先生が活き活きとしている。更にオープニングとエンディングも良い。欠点が無いアニメ。今期のヒロイン大賞は夕子さんと礼弥ちゃんのどちらのものになるのか。いや、小此木さん対わんこでも良い試合になるけども。ただ、実は最近ハルナやトモノリも捨てがたいんだ。……ほんとに人外しかいないな!

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 結局忍者ってなんやねん、第9話。まぁ、楽しそうだから別にどうでもいいんだけどさ。星座、小宇宙、属性、忍術……どんだけ色んな要素がまざっとるねん。

 前回の黄金聖闘士ショックから一週間。今回はとりあえず手に手を取っての脱出回ということになるわけだ。シナリオとしては実にまっとうな流れで、そのこと自体には突っ込み要素はあまり無い。ゲキ先生がおっさん独自のかっこよさを追求してくれていたのが最高にCOOLで、裏切り者の校長の下で働いてなけりゃサンクチュアリでの要職も務められたんじゃねぇか、っていう英雄っぷりだ。でもパライストラが壊れちゃったら明日から無職になるのかなー。あんな山ほどいた学生たちが全員光牙達みたいに志を持って動いてるわけじゃないだろうし、路頭に迷った有象無象の学生の面倒見るのだけで手一杯になりそうだけどね。しかし、パライストラの規模って結局どれいくらいだったんだろう。今回見た限りじゃ、客席スタンド埋め尽くすくらいに学生がいた気がするんだが、あれだけの人数を限られた手勢で押さえ込もうとしたマーシアンたちの気骨には感服する。どう考えても多勢に無勢だったと思うんだけど……。

 一方、パライストラを闇結界で覆って満足したイオニアさんは、マルスのところに戻って立ち上げ式を行っていた。「イオニアは教皇の座を約束されたからマルスについた」って、随分俗っぽい理由な気もするけど、マルスさんがやろうとしてるのが「新たな十二宮の創造」だったとなると、確かにその教皇職っていうのは面白い。全く新しい体制を作って切り盛りしようってんだから、むしろ名誉欲とかじゃなくて、ベンチャー企業を立ち上げてみたいっていうフロンティアスピリットに近いのかもしれん。そのためにわざわざアテナまで新設してるんだし、マルスさんたちも結構努力家だ。でも、それなら別に十二宮を踏襲せんでも、単に新しいポジションを作れば良かったんじゃないかって気もする。黄金聖衣っていう権威を利用したかったんだろうか。それなら「新たな十二宮」じゃなくて、現存する(既に形骸化した)十二宮に改めて着任した方が楽だし……謎だ。

 そして、今回最大のトピックは、仲間聖闘士の最後の1人、忍者聖闘士の栄斗だ。光牙の入学以前に既に投獄されていたって、なんでマーシアンたちはわざわざ長らく養ってくれていたんだろう。光牙もそうだけど、「捕縛」→「拘留」→「コスモ吸い取ってポイ」っていう流れだとして、「拘留」はいらないんじゃなかろうか。わざわざ牢屋まで準備してぶち込んでおく必要は無いと思うのだが……まぁ、順番待ちとかあったのかな。普通に考えたらアテナの欺瞞を看破した光の聖闘士なんて真っ先に処分しとくべきだったはずだけどな。マルスさんは優しい。

 栄斗は忍者だ。だから属性は土だけど火も水も使える。なにそれずるい。あれか、「本当は放出系だけど操作系も強化系もそこそこ使えます」みたいなやつか。はやくも属性システムが揺らいでる気がするけど大丈夫か。ま、でも思ってたよりも取っつきやすい性格の奴みたいだったので、キャラとしては悪くないかな。今回見せてくれた狼座の聖衣装着シークェンスはなかなか面白くて、あっさりめのペガサスなんかと比べると物々しくて良かった。ウルフも出世したもんだ。ちなみに中の人はこれの放送30分後からウサダだ。たっつぁん、日曜朝の顔みたいになってるやん。

 そういえば、今回エデンが一切登場していないわけだが、それはきっと中の人がチューバロイド役でゴーバスに出演してて忙しかったからだ。もちろん嘘だ。エデンは一輝ポジションだろうからつるまないのは構わないが、結局一切光牙と接点が無いまま終わってしまったので、今後本格的にサンクチュアリ決戦が始まった後で助けにくる理由がないんだよなぁ。なにしにくるんだろうか。ポジションを先代と対応させると瞬=ユナということになるので、エデンが助けにくるのはユナに惚れているから……ではなさそうだなぁ。キャラ対応をまとめておくと、星矢→光牙、ユナ→瞬、龍峰→紫龍、エデン→一輝なので、当然栄斗→氷河ということになるのか。……蒼摩ェ……。

 次週、性懲りもなく更に黄金聖闘士登場? それって星矢のことなのか、それともまた別の誰かなのか。もう、期待しないで待つことにするが、ここで一発ミラクルを見せて欲しい。「まさか! あのジャミアンが黄金聖闘士に!?」

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 雁夜さん……………………第21話。散々理解してきたつもりではあったが、改めて確認しよう、このシナリオを書いた奴は、外道だ。

 2極の戦い。その「清々しさ」は全く逆の様相を呈している。綺礼によっていいように使われたバーサーカーが一芝居打ったため、予想以上に早く訪れたセイバーとライダーの直接対決。その幕は、まず壮絶なカーチェイスによって開けられた。高位の騎乗スキルを有するセイバーの手にかかれば、単車も弾丸を超える。もう、どう見てもこっちの方がクラスとしてはライダーじゃねぇか、という恐ろしいスピードで、空飛ぶライダー戦車に迫る。対するライダーは剛良く柔を制する、とばかりに力業で潰しにかかるが、そんな手で参るようなセイバーさんではない。結局追いつかれることになり、正面からの真っ向勝負に。流石にそうなってしまうと、セイバークラスとライダークラスでは勝負は明らかってことか。まぁ、ライダーさんは魔力供給が完璧でないっていうビハインドもあるし、最終兵器はアーチャー戦に取っておかねばならないという制限もあったので、この一敗は先の問答の意趣返し、ということで受けておかねばならないものだったのだろう。セイバーはセイバーで、真正面からぶつかり合ったライダーに、やはり人質を取るような卑怯な手管など無いことを悟り、双方納得ずくの状態で再びの休戦へ。命の取り合いの割になんだかなぁなぁで終わるのはどうかと思うが、今更セイバーにそれを言っても仕方あるまいな。「より質の悪い害悪」が潜んでいることはほぼ確定しているわけで、現時点でライダーを潰すのは得策ではない、という打算もあったのかもしれない。

 しかしまぁ、前半パートのカーチェイスシーンは凄まじいものだった。これぞufotable、というスタイリッシュかっとびアクションである。考えてみりゃ「バイクと空飛ぶものとの追いかけっこアクション活劇」って、ufotableの金字塔である「フタコイオルタナティブ」の1話目と同じシチュエーションだな。あれもすごかったが、今回は全く別ジャンルでやっぱりすごい。10年近く経つのにあの遺伝子はきっちり残っているものなのだなぁ。ちなみに「フタコイ」の時の中の人はイリヤとかアーチャーだ。恋太郎もすっかり金ぴかになって。

 閑話休題、もう1つのトピックは、そんな派手で分かりやすい対決を尻目に巻き起こる、ドブ臭い外道どもの饗宴。まず、水を得た魚のような活き活きとした表情が印象的な綺礼さんによる、雁夜さん引っかけ・どっきり大作戦。一応「琴峰教会のアンパイア役」っていう肩書きで近づいたってことでいいんだろうか。雁夜さんは時臣の名前を出されて冷静じゃなかったっていうのもあるんだろうけど、突然琴峰の人間(しかも元々アサシンのマスターだった奴)に妙な相談持ちかけられて不審に思わなかったんだろうか。しかも理由も聞かずに令呪使い潰してるし。前に命を助けられた恩義でも感じてるのかしら。でも、あのとき助けたのが綺礼だって知ってるのかしら?

 そんな綺礼さんに同じ臭いをかいで寄ってきたのが、妖怪ジジイ、臓硯。鬼畜対決は年の功でジジイに軍配があがったのだろうか。いや、正直どうでもいい対峙ではあるんだが。「どっちが上手に雁夜をいじめられるか勝負しようぜ!」って、小学生みたいな発想だよなぁ。まぁ、人間ってのは富も地位も飽いてしまうとどこかおかしくなるもんだとは思うが……この人、声のせいか妙に福本キャラっぽいイメージになっちゃうよね。くじ引き強いだろ、絶対。あんなジジイを見たら一気に興が冷めそうなもんだけど、この期に及んで綺礼さんはまだ楽しそうにしているのも本当にひどい。アーチャーさん、あんたがわざわざマスターを取り替えてまで見たかったものは、こんな外道劇場だったのか。

 というわけで、雁夜さんだ。一言で言うなら、完全にピエロでしかない。訳も分からないうちに綺礼の陰謀に荷担しており、その綺礼は最大の敵である臓硯の同類。そして唯一の報酬として提示された時臣との対決は永久に叶わぬままに終わった。手に入れたのは、唯一の生きる意味であった最愛の人のぬぐえぬ怒り。失ったものは、それ以外の全て。既にみまかったケイネス先生も相当ひどい死に様だったが、彼の場合は一応「愛するソラウのために頑張った」という免罪符が与えられていたのだが、雁夜の場合、「目的」「義侠」を含めた全てを、生きながら剥奪されたのである。本当にどうしようもない。そして、このどうしようもない状況を作ったのは、基本的に雁夜自身なのがまた情けない。あの局面で、限界状態とはいえ、愛する葵に手をかける心理は、正直理解の及ぶものではない。結局彼は、情けない自分に対する負い目を背負い続けて生きてきただけで、「葵のため」「桜のため」というのは方便でしか無かったということなのだろう。だからこそ、葵に認められていないという事実を受け止めることが出来なかった。どこまでも哀れな男だ。

 そして、そんな雁夜の極限状態を演出するコンテワークがまた恐ろしい。放送コードの問題なんかもあるのかもしれないが、なんと、「黒」である。あの化物語の「黒齣」とはわけが違う、本当に何も無い、ただの黒い画面。それをストロボ風に止め絵で繋ぐことによって、これ以上無い状態で雁夜の独白の白々しさ、空しさを演出する。あおきえいは、よくもまぁこういう恐ろしいことが出来るもんだと思う。普通に描いてくれれば、まだ雁夜さんの必死の訴えを和らげることも出来ただろうに、「絵で描かない」ことで完全に逃げ道をふさいでしまうってのは……もう、これに関わってるスタッフもみんな鬼畜だ!

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お話進展、第8話。いよいよもって風紀委員会編に突入。あとはここから現在の流れに繋がる展開になっていきますわな。

 今回の最大の注目ポイントは、まとめて登場する風紀委員会のキャラだろうか。顔見せだけの雲仙・呼子はおいとくとして、ほぼメインでしゃべりっぱなしの鬼瀬が今回のキーパーソン。個人的なキャスト希望は、以前も書いた通りに植田佳奈だったりする。「理屈をこねるキーキーうるさい眼鏡チビ」は何故か植田佳奈のイメージだ。現在、ちょっと趣は違うけども「アクセル・ワールド」でも植田佳奈が眼鏡チビの役やってるでしょ。そういう感じ。門脇舞以・植田佳奈・牧口真幸で個人的3大眼鏡声なんだけど、中の人的には舞太だけだな。

 で、そんな舞太の話から無理矢理繋げてみたが、鬼瀬の中の人はなんと大橋歩夕だった。正直、あゆたっちゅうのはちょいとがっかり気味のキャストではある。あんまりキーキーうるさいイメージじゃないし、実際にこの作品に必須の要素である「とにかくまくし立てる」台詞回しになると、やっぱりあゆたは拙いのである。でもまぁ、これでも昔に比べたら随分達者になったもんだよね。初期のナンダヨーっぷりは本当にひどかったから。そんな歴史を振り返れば、この鬼瀬役も1つの道標として暖かく見守ってもいい気もする。正直、そこまで悪いもんではないし、多分何回か聞いてればそのうち馴染むだろう(少なくとも阿久根よりは)。あぁ、でも「あんまりだぁぁ!」はもう少しキメて欲しかったかなぁ。

 そして、最後のCパートでちょろっと登場したのが、今回のラスボスである雲仙と、その愛人(?)呼子先輩である。雲仙は「まぁそのあたりのキャストだよね」という予想通りの配置。個人的には朴璐美姉さんだとちょっと低すぎるだろ、という気もしてたんだけど、実際に聞いたら「これかな」という気がしてしまうから現金なもんだ。来週の殺戮劇場に期待したい。そして風紀委員ハーレムの統率役である呼子先輩だが、ここで使ってしまっていいのだろうか、小清水がキャスティング。良い配置である。まぁ、あみっけを配置して問題のあるキャスティングってあんまり浮かばないんだけど。あとは……木金コンビとかはどうでもいいか(知らんし)。キャストクレジットが「木」と「金」だったのは笑った。まぁ、そうとしか言いようがないけども。実は地味に作中で唯一(唯二)九州の地名が関係無いキャラクターである。

 さて、作品自体はまだユルい空気をまとわせつつも、少しずつシリアス方向へ進んでいる。ノベルス版を読んだ後だと、めだかちゃんがこのタイミングで風紀委員会相手に軽率な挑発行為に出ているのはなんだかおかしな気もするのだが、その辺は後付け設定の妙だと思って気にしないことにしよう。アニメになって目を引いたのは、鬼瀬が使っている手錠メリケンが割と面白い武器だった、という部分。漫画だと全然気にしてなかったけど、実際にやられると「どんな武器やねん」って思うな。あれ、自分の手も痛いだろうに。そして、今回地味に原作からの台詞カットが多い。このあたりからだんだん原作のペースが積め気味になっているのでアニメの枠に収めるのに苦労している様子が確認出来るが、主に生徒会と風紀委員の不仲について言及する台詞が無くなっていただけなので、本編に大きな支障は無いだろう。ただ、尺がきついはずなのに、何故か原作には無い鬼瀬の眼鏡が外れるという謎のシーンが挿入されていた意味はよく分からない。眼鏡キャラなら一度はやっておかなきゃ、ってことなんだろうか。個人的には十二町先輩でそれをやって欲しいけどな。

 最後に、今週も半袖は可愛かったな! アニメになって改めて気付くのは、実は各キャラクターには細かく「持ち台詞」が決められているっていう部分。善吉の「カッ!」とかね。「そいつは上等」とかもよく言うかな。で、そういう「固定された台詞回し」って、どうしても不自然になってしまうことが多いんだけど、半袖の「あひゃひゃ」笑いだけは一切不自然にならないんだ。不自然きわまりないはずなのに。すごいことである。

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作画班んんんんん!!! 第8話。今まで散々作画がアカンとは言ってきたけど、今回はほんまにあかんやろ。中盤以降は多少盛り返したけども……序盤のええかげんさは多分トップだぞ。仕事してくれサンライズ! どこに労力裂いてるんだよ! AGEか! AGEが悪いのか! それなら私はベイガンを絶対に許さない!

 というわけで、序盤は完全に作画ギャグ劇場。キャベツなどと同様に作画崩壊キャプなんかでしばらく盛り上がれそうな見事な画面のおかげで、ろくすっぽ中身も入ってこないような状態。せっかくの修学旅行だというのになぁ……。これが御石様の起こした奇跡ということなのか……でも、何故か凛子のカットだけあまり崩れない謎。お勧めのカットは、船の予約をする夏海のシーンだ! あと電車の中。記念写真はホラーレベル。

 中身は悪くないんですよ。田舎の中学生による、思い立っての集団旅行。視点が面白くて、特に盛り上がるようなものがあるとも思えない東京への旅路でも、ほんとに些細なことから盛り上がれる優香の才能のおかげでなんだか楽しそう。初めて見るフェリーの中でのサプライズの連続なんかは、いかにも子供っぽい様子が実に微笑ましい。ここに来てようやく紗季の引っ越しに関する心情面にもスポットが当たったのはドラマとしても真っ当だし。ここからしっかりハッピーエンドに持って行って欲しいもんだよ。多分、ある程度思い入れを持って見られているんだから、視聴開始時よりもこの作品は好きになっていると思うんだ。ほんと、勿体ないよなぁ……

 やっぱり4人が含むところなく和気藹々としているを見るのが一番楽しいです。中の人的にもね。冒頭、ローソンのベンチで相談してるシーンでの、優香の「カカカカカ」っていう笑い声がすごく好き。

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夢オチ回にしてNTR回。第7話。今回の完全に脱色されたみたいな色彩は最終的に「ここまで夢」と分かるように作られていたんだと思うんだが、ず〜っとそれが続くもんだから最初はテレビがおかしくなったのかと不安になった。大丈夫と分かった後も、今度は目がおかしくなってきた。人間の感覚ってのは恐ろしいものです。

 鳴り物入りで登場したトゥルースだったが、なんと今週はあっさりとゲネラシオンブルの中枢に食い込み、あまりにあっけなくアオやニルヴァーシュとの出会いを果たす。更に滑空するニルヴァーシュ上でも平気でアオをこけにし、そのまま撃墜、更に郷里の女の子をかっさらっていくおまけ付き。一応今回のエピソードの大半はアオが見た夢、ってことになっているわけだが、ナルがトゥルースと一緒に消えてしまったいきさつに関しては、大体あの通りだと思って間違いないだろう。つまり、ナルはときめく少女の憧れを持って、トゥルースと駆け落ちしたということだ。

 現段階では相手方の目的はさっぱり分かっていない。トゥルースも青髪であることを考えるとコーラリアン絡みの存在であることは間違いないと思われるが、エウレカとの関係性も謎のままだし、当然彼がナルにモーションをかけた意味も分かっていない。現時点ではっきりしてるのは、「チート級に強い」ということだけである。ここまで好き放題やられて、果たしてアオたちはここから逆転の手があるのだろうか。いや、まず敵対する理由があるのかどうかもよく分からないけど。個人的には、今週は井上モードオンリーだったのが非常にご不満である。おねーさんモードにも変身しなさいよ。でないと盛り上がらないでしょー。今期の井上和彦は、やたらと青髪の悪役が多いよね、こいつ然り、フリット然り……(あれ?)

 アオが苦悩していた夢世界は、現時点では一応「嘘」ではあるのだが、ナルが突如覚醒してトラパーにのって飛行可能だったり、スカブコーラルの力を利用してトゥルースと2人で飛びそうだったり、色々とミラクルである。このまま立て続けにアニメを見ると実は御石様ってスカブで出来てるんじゃないか、って仮説すら出てくるレベル。ただ、空飛ぶ女子中学生に実害は無いが、唯一心を通じ合えるはずだった幼なじみに手ひどく裏切られることになったアオはキセキの一言じゃ片付かないショックであろう。ここまで見事なNTRは久しぶりに見た気がします。最終的には「姫の奪還」がこの物語の1つのテーマになってくるとは思うのだが(ナル=前作のエウレカポジションだろうし)、右も左も分からない現在のアオに、はたして何が出来るのだろうか。先の見えないアニメだ。

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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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