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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「しろくまカフェ」 5

 なんだこれ? 事前情報で「訳の分からないキャスト」だけは知っていたので一応予約録画しておいたんだが……また妙なアニメがはじまっちゃったぞ。

 漫画原作ということだが、当然原作未読。だが、これの原作があること自体は理解出来る。「ふくよも」とかね、なんとなくのんびりゆっくりした動物ゆる4コマみたいな、そういう漫画って昔からあるわけだし、アニメの絵を見る限りでは、多分割と嫌いじゃない路線だと思う。……でもさ、このアニメ化はすごくない? 何がすごいって、まずは絵がリアル。ときめき絵がリアル。パンダなんて目がほとんどかかれないし、他の動物にしても、なんでそこだけ、と思えるくらいにディティールがしっかりしている。いや、人間も割と等身高めできちんとした造形なんだけどさ。細かいパーツパーツで手を抜かずにデザインしてあって、シロクマ、パンダだけじゃなくてペンギンもラマもナマケモノも、なんだか妙にリアルなのである。そして、それがふつーの町中に溶け込んでいるという……こりゃぁキルミンもびっくりだ。

 そして、そんな「リアルのばかばかしさ」を逆手に取るように、訳の分からない設定が初見の視聴者を悩ませる。自堕落の極みのパンダ君だが、何故か住んでるおうちは中国風の豪邸。パンダの両親は一体どこからそんな稼ぎを得ているのだろう。そして、しろくまカフェにはたくさんの人間たちが訪れて賑わっている。「あぁ、この世界は普通に動物たちも人語を解して一緒に生活している世界なのか」と納得しそうになるタイミングで、何故か動物園が存在しているという訳の分からない事実が明かされる。どういうこと? 動物園で「常勤パンダ」と「非常勤パンダ」って。そんなん、別に金払って観に行かなくても町にいるんだろ? 何のための施設なん? パンダが人語を解していない風を装ってファンサービスする意味は? パンダにツキノワグマのバイトをお願いする意味は?! 訳が分からない。そして、常勤パンダがおり、パンダ君の母親も当然パンダであるにも関わらず、主人公っぽいパンダの名前は「パンダ君」なのである。絶対混乱するやろ、何なのこの世界!

 そして、そんなリアルとギャグ、シリアスとシュールをの狭間を漂う玄妙なるバランスを大きく揺さぶるのが、どう考えてもおかしいキャスティングである。桜井孝宏を筆頭に、福山潤、神谷浩史、小野大輔、中村悠一、宮田幸季、森川智之……なんだこれ。なんでわざわざ集めた? 何を狙ったキャスティングなんだ? これ、夕方5時半のアニメやぞ。いらんいらん、そんな金のかかったキャスティングいらん! でも、この贅沢さだからこそ生み出される、無駄の極みともいえるカオスな味わいも恐ろしい。よりによって何で森川さんが「パンダママ」やねん。出オチって言われても文句言えないレベル。……神谷兄ぃはまさか2年連続でペンギン役をやることになるとは思ってなかっただろうな……今回のペンギンはうんこ食わないだけマシだけどさ……それにしても福山潤のパンダは本当に全力でいらつく感じがたまらん。これを良い子のアニメタイムに放送して、日本は若者をどういう存在にしたいのだろう。謎は深まるばかりである。

 さて、来週も見るか……

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「キルミーベイベー」 5→5

 はっきり言うとね、この作品ね、途中で「飽きた」んですよ。1話は色んなところのインパクトで心をもぎ取った飛び道具みたいな作品だという印象だったのに、同じ刺激がずっと続いたら人間は慣れてしまうわけで、中盤は割と「飽きたな」と思っていたんです。

 でもね、これって正確には「飽きた」じゃないな、ということに気づいたのはしばらく後でしたね。正確には「馴染んだ」というべきだったのかもしれない。あの世界に、やすなのボケに。エトセトラガールズに。そうなると、後はダラダラ見続けても不満が出ない、まさに「日常もの」4コマの世界。いや、この作品のギャグは決して「日常もの」ではない気もするんだけど、他に表現のしようもないし。要所要所で良い感じに抜いたボケを詰め込んでいくショートショートスタイルは、全体を覆う徹底的な緩さにベストマッチしており、「つまらないと思う」ことすらも放棄させてくれたんだと思います。

 そうして改めて見ると、やっぱりこの作品は危篤だ。何せ、ほとんどのシーンがやすな達の教室、しかもやすな達が座っている後列窓際ポジションがほとんどだ。周りにはクラスメイトの姿がなく、ほぼ2人だけで会話しているだけ。おかしいだろ、これ。いくら「ひだまり」でも「Aちゃんねる」でも、もう少し変化はあるわ。どう考えても保たないもの。それでも、この作品は保たせてしまっているんだ。クラスメイトがいなくたって、背景を適当にごまかしたって、ボケの質自体がそこまで高いわけじゃなくたって、見ていて不快にはならないのだ。不思議なもんだなぁ……

 個人的には、やっぱりエトセトラガール・ボーイの働きが大きいと思っており、「カマキリです」を挟み込むタイミングが実に味わい深い。こういう形の尺つなぎ、空気抜きって、本当に作り手側のセンスですよね。いくら新井里美とチョーさんが頑張っても、ちぐはぐな内容だったとしたらやりようがない。「思い切り脱力できる風」に用意された間尺だったからこそのエトセトラである。結局この作品は、「やすなとソーニャ」成分とエトセトラ成分だけで出来ているのだなぁ。あぎりさんは調味料程度、没キャラは……いいや、別に。

 というわけで、本当に少数精鋭でお送りした謎の作品でした。やすな役の赤崎千夏は、これのおかげではっきりくっきり声を覚えることが出来ました。今作が成立した大部分は彼女の手腕によるものです。また、相手役を果たした田村睦心も、望まれたことをきちんと果たしてくれたし、どうなんだろうと不安だった高部あいによるあさぎさんも、聞けば聞くほど癖になる「あさぎ節」がお見事。あまりにも独創的すぎて、この人が他の役にキャスティングされて成功するかどうかが全く想像出来ません。

 どこまでいっても唯一無二。すごい作品になったものである。わさわさ。

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2011年度・俺的アニメグランプリ
 
 気づけばこれも3年目。年度末の締めくくり行事の1つ(もう1つは声優アワードね)、アニメグランプリでございます。始めた時点ではどうしようもない企画だったけど、継続は力なり、と申しますし、そろそろ……どうしようもないな。昨年度版はこちら

 毎年のことなので一応断り書きしておくと、タイトル賞の選出は何故か毎年「仮装大賞」の賞に依っている。毎年「選出方法は見直した方がいいかも」って書いておきながら、結局慣れてしまってこの方法を続けているのだ。もうずっとこのまんまだろうな。ちなみに、タイトル部門以外の賞は、基本的に3位まで取り上げてある。

 今期エントリーされたのは、ある程度最後まで視聴していた以下の90作品。ん? 90本? ……ちょっと多すぎる気がするんだけど……マジか。過去の履歴だと、4年前から76本、74本、59本、67本となっていたのだが、まさかの大幅増。まぁ、アニメの形式もバリエーションが増えて、90作品といっても五分以内で終わるものが結構あるし、分割2クールが別作品として数えられているので、そこまで多いわけではない……はず。あれだな、やっぱり今年度からレコーダーを導入して気兼ねなく保存出来るようになっちゃったのが原因だろうな。「録ったんだから見ないと」っていう性分だから何かを犠牲にしても全部チェックはしてしまうんだよなぁ。このせいで適当な視聴体制が定着したら本末転倒だな。少し反省しないと。

 そして、劇場作品については2年前から数えて7本、4本ときて今年は6本。まぁ、このくらいの数が妥当なのかな。実際は今年から追加した趣味である戦隊もののせいで、「ゴーカイジャー」3本観に行ってるんですけどね。そして、現時点ではいささか不当なのは承知しつつも、劇場作品については敢えてエントリーからは外している。こんだけ地上波で数があるんだから、わざわざ違うフィールドの作品いれることもないでしょうしね。
 

 
○一応ある程度見ていたエントリー作品(アイウエオ順)
「青の祓魔師」「アクエリオンEVOL」「アスタロッテのおもちゃ」「Another」「あの夏で待ってる」「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」「アマガミSS+plus」「妖狐×僕SS」「UN−GO」「異国迷路のクロワーゼ」「いつか天魔の黒ウサギ」「うさぎドロップ」「うたの☆プリンセスさまっ♪マジLOVE1000%」「Aチャンネル」「怪盗天使ツインエンジェル〜(略)」「神様ドォルズ」「神様のメモ帳」「神のみぞ知るセカイⅡ」「君と僕。」「逆境無頼カイジ 破戒録編」「境界線上のホライゾン」「キルミーベイベー」「gdgd妖精s」「GOSICK」「30歳の保健体育」「C」「C3 シーキューブ」「THE IDOL M@STER」「新テニスの王子様」「侵略!?イカ娘。」「Steins:Gate」「スイートプリキュア」「SKET DANCE」「セイクリッドセブン」「世界一初恋」「世界一初恋2」「ゼロの使い魔F」「戦姫絶唱シンフォギア」「戦国乙女〜ももいろパラドックス〜」「そふてにっ」「TIGER&BUNNY」「たまゆら〜hitotose〜」「男子高校生の日常」「ダンタリアンの書架」「探偵オペラミルキィホームズ第2幕」「ちはやふる」「デッドマン・ワンダーランド」「テルマエ・ロマエ」「電波女と青春男」「DOG DAYS」「トリコ」「Dororon えん魔くん メ〜ラめら」「夏目友人帳 参」「夏目友人帳 肆」「No.6」「偽物語」「日常」「にゃんぱいあ The Animation」「ぬらりひょんの孫〜千年魔京〜」「猫神やおよろず」「ハイスクールD×D」「バカとテストと召喚獣にっ!」「花咲くいろは」「パパのいうことを聞きなさい!」「緋弾のアリア」「Fate/Zero」「ブラック★ロックシューター」「BLOOD-C」「BRAVE10」「ペルソナ4」「変ゼミ」「ベン・トー」「僕は友達が少ない」「マケン姫っ!」「真剣で私に恋しなさい!」「魔乳秘剣帖」「まよチキ!」「まりあ†ほりっく あらいぶ」「輪るピングドラム」「モーレツ宇宙海賊」「森田さんは無口。」「森田さんは無口。2」「ユルアニ?」「ゆるゆり」「47都道府犬」「よんでますよ、アザゼルさん。」「リコーダーとランドセル」「輪廻のラグランジェ」「ロウきゅーぶ!」「WORKING’!!」
 
 
○今期視聴した劇場アニメ作品
「攻殻機動隊 S.A.C. SOLID STATE SOCIETY 3D」「そらのおとしもの 時計じかけの哀天使(エンジェロイド)」「戦国BASARA -The Last Party-」「UN−GO episode:0 因果論」「映画 けいおん!」「ストライクウィッチーズ劇場版」

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「戦姫絶唱シンフォギア」 5→5

 気づけば毎週律儀に感想をあげていたのだから、僕はこの作品を楽しんで見ていたのだ。じゃぁ、あんまり邪険に扱うのもよくないですよね。でも、振り返ってみると、この作品は面白かった…………のか?

 いや、面白いんですよ。おあちゃんはすごく可愛いし、彩陽がいかにもな声優ソング、アニソンっぽい歌を歌ってくれているのも結構なプレゼント。善人の皮を被った悪逆非道の沢城先輩がラスボスって、色々とご褒美の多い作品だったんですよ。でも、こうして良かった点をあげつらっていって全部中の人ネタっていうのはどうかと思うんですよ。他に楽しんだところは……えーと、ノイズがどこまでギャグか分からないところとか、無茶苦茶な設定とか、「結局絶唱ってなんやねん」とか……ほらぁ、突っ込みどころだけだぁ。

 そういう意味では、妙な作品、っていうのが落としどころなんですよね。結局アニメ作品としての作画面では褒めちぎるような出来でも無かったし、勢い任せのシナリオは受け入れきれないような部分も多かったし。でもね、この作品の場合は「チャレンジすることに意義がある」という便利な言葉でごまかせそうなんですよ。「歌ってバトル」という既に陳腐にすらなりつつあるコンセプトを突き詰め、それを何とか画面で表現しようと頑張った部分は評価したいし、一部では面白い効果も出ていた。次に「キャラソンバトルもの」という謎のジャンルで作品を作りたいなら、この「シンフォギア」が良い比較になるのは間違いないのだ。出来たらもう少し洗練されたデザインのバトルシーンにして欲しいもんだけどね。

 さ、みんなでもう一度あおちゃんの可愛い歌でも聞こうじゃないか。

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○「ZETMAN」 5

 原作未読。そこそこの知名度だと思うけど、ヤンジャンとかほとんど読みませんし。桂正和に心酔するような歳でもないですし。なんでこのタイミングでアニメ化なのかよく分からないけど、タイバニのヒットで調子に乗ったか!(いや、時間的にあり得ないんだけど)

 さてどんな作品なんだろうと思って観たら、なるほど普通だ。いかにもヤンジャンに載ってそう、というか、ジャンプに載ってそう。変身ヒーローものとしてはスタンダードな進行だし、ちょっとダークな味付けもほどよい具合。それこそ「タイバニ」で桂正和絵がアニメの画面に割と映えることは示されたので、しっかりしたスタッフで作り上げれば、それなりのものにはなりそうだ。……っていうくらいしか今は言えないかねぇ。

 作画面に関しては、1話ということもあってかなり気合いが入っていた。バトルシーンはもちろんのことだが、1枚1枚の作画がしっかりしているので、原作絵もイメージしやすい。バトルに関しては、異形のものの戦いをアピールするためか、アングルの取り方とか動きの保たせ方がちょっと独特な間合いでもって表現されており、なかなか面白いものになっている(上手いもの、なのかどうかは微妙だけど)。こういう画がずっと見られるなら、引き続き追いかけてみようか、という気にはなるかな。今期のマンパは前後が微妙なんで、そこらへんでの妨害はあるかもしれないけどさ。

 中の人については……特に無いな。1話は朴璐美回だったわけだが、次回予告を見ると幼少期編は終わっちゃうみたいだから出番無いっぽいし。個人的には、こういうあっけらかんとした女性像だと本当に生き生きする早水リサが割と良い感じ。そして金持ち家の妹さんが花澤、母親が久川綾。中の人的にも、ふつーに母親と娘くらいの年の差なんだよなぁ。

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○「クイーンズブレイド リベリオン」 5

 安定供給される「そっち方面」作品の今期担当分。制作は当然アームス、本作で「クイーンズブレイド」シリーズも3作目、OVAを入れたら結構な長期シリーズになる、らしい。残念ながら私はこのシリーズはほとんどノータッチだったんだよね。観る媒体が無かったから。1期は少し追いかけていたんだけど、面倒になってやめてしまったレベル。何せほら、この手の作品だし……中の人が豪華、っていうイメージ以外は特になく、他の成分については「クェイサー」や「魔乳」でフォロー出来るしなぁ。

 というわけで、ひさしぶりにちゃんと観られる環境での視聴であるが、ストーリー的にはこれまで展開してきた無印シリーズとは一線を画すものになっているらしい。前作までの主人公であるレイナは既におらず、遠藤綾ボイスの似たようなキャラがメインを務めることになる。世界的には「クイーンズブレイドは廃止され」っていってる時点でなんか間違っている気もするのだが、まぁ、「ノーファイヤーズ」みたいな概念だと思えばいいのかしら。これまでの成り行きをリセットして観られるなら、ビギナーとしては助かります。この手の作品でシナリオとか気にせんでええやろ、と言われればそんな気もするけど。

 1話を見る限りでは、基本線は相変わらず。予想通りの展開に、丁寧に胸の部分だけ破れる戦闘は伝統芸能レベル。ただ、意外なことにシナリオ面でも割と気になるポイントがあって、これはこれで毎週楽しく観られるんじゃないか、という気もしてくる。第1シリーズの時には生半可にキャラを知っていたせいで、「どうせこのキャラならこういうシナリオをやるんだろ」というお約束消化としての側面が強かったのだが、今作の場合、事前に誰がどういうキャラだか一切知らない状態なので、各キャラ間の絡みで何が起きるのかが分からないのが良い方向に機能しているのかもしれない。

 相変わらず元気そうなエリナが今何をしてるのか、みたいな前作からの引き継ぎ要素もありつつも、茅原ボイスの幼女がメインとなって何をしていくのか、とか、あいなまボイスの1人だけキャラデザ違い過ぎる幼女が今後どうなってしまうのか、とか、画伯ボイスの訳分からんシスターがどこまでぶっ飛ぶのか、とか、櫻井浩美ボイスのストリッパーは一体何がしたいのか、とか。うん、1話を観ただけだと基本的に何も分からないな。結局、女の子がいっぱい出てきてキャットファイトするのが観られればそれでいいのかも。もしくは、ひさしぶりに斎藤彩夏が大活躍していたのを観て、それだけで満足してしまったのかも。斎藤彩夏って井口とかと同い年なんだなー、ずっと前は本当に幼い子だとばっかり思ってたのにねぇ。

 というわけで、基本的には有象無象の大量消費アニメにカウントされるべきジャンルだと思うのだが、個人的には割と楽しめそう、というお話。それにしても、明らかに猛烈な宇宙海賊が1人いたんだが、ありゃぁ一体何だったんだろう。しかも中の人が御前って……あんた船長じゃなくて船医ですやん。

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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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