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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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  もじゃ毛バースト、第15話。てっきりサブタイトルから豆じいがものすごいところでサポートに来る話かと思ってたのに……全然関係無かった。当たり前か。一番印象に残った部分は、「結名さん、最低2泊の旅行の割に、なんか荷物少なくね?」です。嘘です。多分マンゴーアイスチキン南蛮添えです。

 前回のエピソードで、「効率化を狙う旅館経営」と「従業員を人として見た旅館経営」という2極対立を狙い、そこから緒花たちのイデオロギーを計るのが目的なのかと思っていたのだが、結局、そうした部分については主人公補正がかかるのが意外と早かった。色々とハプニングは起こっているはずなのだが、それがあまり大事にならずに穏便に収束するだけだったので、肩すかしを食らったというのが正直なところ。それもこれも絶大なるシャワー丼の効果なのか……すごい言葉だな、シャワー丼。ものすごく興味深い語形成なのだが、いかんせんサンプルとして特異すぎるからあんまり参考にならないのが悔やまれる。ホビロン・ボンボるに続き、いちいちおかしな言葉を考えないと気が済まない世界なんだろうな。ただいまンボル〜。

 さておき、結局今回の肩すかしの主犯格となったのは、前回かき混ぜるだけかき混ぜてくれた結名であった。「旅館の仕事は嫌いだからやらない」と言ってのけ、そのまま我が道を突き進むものかと思っていたが、番頭さんが意外にクールで素っ気なくしてくれちゃったおかげで、お嬢様としては面白くなかった模様。ツンデレというにも幼すぎるような態度で、初めての旅館の仕事にチャレンジする流れを自らで作ってしまった。ふーむ、そこは徹底して袖にして欲しかったものだが。前回までの余裕ぶった超然とした態度は、回りからちやほやされて女王様で居られたが故のものだったらしい。ひとたび他人に目を離されると、自分の方を見て欲しくて容易く食いついてしまう。なーんだ、意外とお子様じゃないか。

 結名のお子様ツンデレを誘発させたのは、窮地に陥ってもある程度冷静に行動出来た番頭さんの努力の賜ではある。また、もじゃ毛こと暴走機関車緒花が走り出したせいで、自然とみんなの目がそちらに向いてしまったことも一因だったろう。本当に、自分が注目されないのが嫌な性分なのだ。そして、実際に風呂掃除に参加してみると、なんとこれが初めての労働経験。大変には違いないが、万全のアフターケアを受けて「仕事も案外悪くない」とのご感想。単なる食わず嫌いならぬやらず嫌いだったのか。そりゃまぁ、接客業でお客さんに喜んでもらうっていう経験は、いつ誰がやっても悪い気はしないもんですよ。何だか妙な展開だったが、結名にとっては小さくとも大きな一歩。これで福屋旅館も、跡取りの心配はしなくてよくなるのかな?

 今回は、ある程度恣意的に「福屋の娘」たる結名と「喜翠荘の娘」たる緒花が比較されている。自分から率先してハプニングに飛び込み、機転を利かせて苦境を乗り越えて見せた緒花と、完全に受け身体勢で意に沿わぬ仕事に巻き込まれ、初めてであるが故になかなかうまくいかない結名。番頭さんは「同じはずなのに違うもんだな」という感想を漏らし、2人の娘っこの吟味をしてみせた。ただ、流石にこの比較は結名には酷だろう。確かに血筋としては同じ「旅館の娘」には違いないが、かたやずっと大旅館の娘として生まれ育った箱入りであり、かたや怪物じみた母親に引きずり回され、実際に旅館に関わりだしたのは最近という、雑草みたいな娘。そりゃ、強度に差があるのは当たり前なのである。どう考えても、修学旅行中に旅館の中居を志望する女子高生の方が普通はおかしいだろうに。

 それでももじゃ毛は止まらない。この猪突猛進っぷりは相変わらずの四十万の血であるが、そんな全力疾走の中にも、いつの間にやら身についた中居のノウハウなど、女将の指導が行き届いていたのが分かるのはにくい演出。とっさのトラブルにも動じずに機転を利かせられるアドリブ力は天性の肝っ玉の強さによってもたらされたものだろうが、接客業では最も重要な要素である。番頭さん、真剣に嫁に貰う算段をしてみるといいかもしれません。一応喜翠荘は跡取り息子がいるから大丈夫かもしれませんよ。

 そして、今回最大のクライマックスとなるのが、緒花たちにも、そして視聴者たちにもご褒美となった、女子高生4人のお風呂シーンである。旅館ものというジャンルのおかげでお風呂サービスの多い本作であるが、今回は広い露天風呂に友達同士というシチュエーションが開放的にさせたのか、いつもよりも更にきわどいあれやこれが目白押し。なんだその不自然な形の木の枝は! でもまぁ、緒花の場合はエロっていうより全裸ギャグって言う方が正しい気もするけどね……何にせよ眼福。みんなで鼻から吸って口から出す練習をしておきましょう。

 次回は……縁のメイン回? なんだろうな、この心躍らない感じは。

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 井口が次回予告するとどうしてもクイズが出そうな気がする第2話。火憐だぜー、月火だよー。なんやかやでメインヒロインの花澤とならんで井口のインパクトが無駄にでかいのが良い作品。

 そして、思いの外スポ根である。1話の時点でギャグや萌え要素はそこまで多くないのかもしれない、と思っていたら、2話目はほぼまるまるスポ根である。なんだろうね、ここまで捻りの無いまっとうなスポーツものって、昨今のアニメじゃ逆に貴重なぐらいだよね。「バスケがしたいんです……」とか「諦めんなよ!」みたいな展開って、今時見られるのってマガジンかチャンピオンくらいだものねぇ(ジャンプはまっとうなスポ根が育たん)。最近だとこういう「スポーツがやりたい少年少女」を売りにしたアニメっていうと、「おお振り」が一番近いのかな。回りが見えずに自分勝手にスポーツに打ち込んだせいで村八分にされてしまった主人公って、まんま三橋の過去だし。今作では才能を見いだしてそれを支えてやろうしたのが安部とモモカンじゃなくて長谷川姉弟だったと、そういうことだわな。

 肝心要のバスケの勝負シーンは相変わらず頑張っているのが一応分かる出来。なんとか躍動感を出すために色々と四苦八苦しているようで、スポーツメイン、アクション作画メインで引っ張ろうとする姿勢は評価したいところだ。ただ、いかんせん動いてる女の子のデフォルメ体型がなぁ。バスケボールってあんなにでかかったっけ?……別に小学生が主人公でも構わないけど、キャラデザをもう少し「真面目なバスケ」向きにしてもらえてればもっと見応えのあるものになったと思うんだけどな。まぁ、そうすると今食いついている視聴者層の一部は離れる可能性もあるわけで、なかなか両立は難しいところか。

 「コーチはロリコン?!」って、主人公は単に真面目なだけなのにひどい言われようだよな。確かに小学生の小競り合いにまともに介入する男子高校生ってちょっと大人げない気もするけど、考えてみりゃ高校一年生と小学六年生なんて、4つしか歳が違わないんだしな。私なんて普段の遊び相手は5つも10も歳が……いや、何でもない。

 そういや、前回書き忘れてたんだけど、エンディングテーマ作ってるのがモモーイだ。相変わらずの作風で安心することしきり。最近裏方仕事が多くてめっきり声優業は減ってしまったんだけど、たまに顔が見たくなります。

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 ○「ゆるゆり」 5

 ついに現れた、実は案外今期は出てきていなかった純正日常系作品である。ひらがな4文字、女学生の日常、さぁ、毎度お馴染みタイムの始まりだ! 

 とはいいつつも、この作品は掲載誌が「百合姫」というとんでもない名前の雑誌であり、名前にもそのものずばり「ゆり」の文字。密かにリリアン女学園に憧れる身としては、「あら、どのような心の交流を見せて頂けるの? ひょっとして性別が逆転した『世界一初恋』くらいの密度はあるんじゃなくて?」なんて期待してたんだけど、いざ始まってみれば、一番近い作品は「苺ましまろ」という……いや、監督繋がりなら「みなみけ」の方かな。まぁ、とにかく割とアホ、というか間抜けな方向でした。百合を待っていた分の期待感は、一体誰に頼んだら返してもらえるんでしょう。ごきげんよう。

 で、そんな期待はずれな作品になってしまったわけだが、「日常系ギャグアニメ」では「みなみけ」「みつどもえ」という2本の実績を持つ太田雅彦監督。なかなかの手練れである。原作は知らないので推測するしかないが、多分原作もそこまで大笑い出来るような漫画では無いだろうし、アニメにしたからって人気が大爆発、ってなテイストでもないだろう。そんな中にもきちんと笑いのポイント、アニメで際立たせたら美味しそうなポイントを選び抜き、的確に映像化させて確実にニーズに応えている。実際に大爆笑するようなシーンは一度も無いわけだが、タイトル通りの緩さに、適度な刺激とニヤニヤが加わると、まぁ、こんなもんなら文句はないかな、というくらいの結論に落ち着くのである。ひょっとしたら、ここ数年で生み出された作品の中では「けいおん」が一番テイストの近い作品なのかもしれない。

 百合要素はおまけ程度に据え置くとして、メインとなるのは狂言回し京子の無茶な言動がメイン。キャラ的には「みなみけ」の夏奈に比べるとまだ勢いが足りないが、適度な性欲との絡め方はちょっと新鮮。そして主人公であるはずのあかりが「特徴がない」ことを最大の特徴とする部分は、意外な変化球であった。この手の作品の主人公なんて確実に天然系でせめてくると思っていたのだが……今後どうやっていじっていくのかは興味深いですな。そういや、なんでこの手の作品って大体4人組で構成されるんだろうね。「苺ましまろ」「けいおん(同学年だけ)」、「らき☆すた」もそうだし、「Aチャンネル」「ひだまりスケッチ」もそう。はっきり5人の作品って、ぱっと浮かぶのは「GA」くらいだ。4人が構成しやすいのかな。ただ、この作品の場合は学年が違う人間が2対2で分かれてるのが新鮮だな(あ、ましまろもそうか)。こうして色んな作品を比較していると、やっぱり松岡美羽が化け物であることがよく分かるのである。どんだけ必死にボケても「美羽の下位互換」にしかならないし、どんだけ厳しく的確に突っ込んでも「千佳の下位互換」にしか見えないんだよなぁ。

 さておき、女の子いっぱいの作品なので中の人の話をしたいわけなんですが、今作はメイン4人をほとんど若手の知名度が低いキャストで構成されている。かろうじてネッサ役津田美波と最近気になっていた大久保留美だけは認識できるが、他2人は全然知らない。そして、この4人が絶妙に「まぁ、目くじら立てるほどではないか……」っていうくらいのスキル。決して褒められないのだが、まだ聴けるくらいの。ま、まだまだ若いですからね、この作品をきっかけに精進して欲しいと思います。やっぱこうして聞くと大久保留美が一番安定してるかな。この子は近々一山当てそうな気がする。そして、こんな4人が担当しているのがオープンエンドの楽曲なのだが、エンディングが割と好みでした。コールアンドレスポンスを基調としたお祭りソングなんだけど、案の定曲作りがfuntaであった。ちびちび仕事してくれてるfuntaなんだけど、UNDER17と絡んでた時期からのファンなのですよ。この手の文化はきちっと受け継いでいって欲しいもんだなー。

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 ○「神様のメモ帳」 5

 今期3つ目のラノベ原作作品。もっと多いかと思ったら意外にまだ出てきてないな。まぁ、最近は漫画原作もラノベ原作もあんまり区別が付かないけどね。

 オープニングは、岸田メルのキャラ絵ということで「花咲くいろは」を思い起こさせる雰囲気。ただ、開始数分で野郎主人公と分かり、しかも例によってモノローグが多くて持って回った「肥大した自意識」トークが多く、「はいはい、ラノベラノベ」という印象。更に現実感の薄いキャラクターが立て続けに登場し、ニートがどうのこうの言い始め、あげくニートと名乗っているくせに探偵を名乗るとかいう自己矛盾を孕んだヒロインが登場したあたりで、「これは痛々しい、今期の電波女枠か」というしんどいイメージを固めてしまう。

 で、そこで初めて気がついたのだが、何と1話目が1時間放送という特別形態の番組だったのだね。前半部分では事件への導入と舞台設定の紹介を描いただけで、正直イラッと来る部分が多いし、事件そのものも地味だし、身勝手な介入の仕方だし、分かりにくい。1話目としてはあまり親切な導入とは言い難い。しかし、これが1時間枠の前半となると話が変わってくる。ちゃんと解決までを一気に書いてくれるなら、対象の分かりにくさも許容出来るし、これだけ地味で、わざわざ取り立てるのも面倒臭そうな事件の方が、逆に「だからこそこいつらが介入している」という舞台裏の設定は説得力を持ってくる。少しずつ意志を持って動き始める探偵団と、それに振り回されながらも自己を失わず、要所要所でちゃんと「考える」ことをしてくれる主人公。事件が分析され始め、解決へ向かうあたりから、次第に没入度が上がっていく。そして、アリスがその答えを詳らかにした時、何故かキュッときた。よく分からない感情だったが、なんか、そういうところに落ち着くのがまっとうなようで、それでいてちょっと残念で、結果として、キュッときた。この印象は、決して悪いものじゃない。

 改めて振り返ると、監督・コンテに桜美かつし、演出には神保昌登の名前がクレジットされており、クライマックスに向けてのどうにもやるせないようなあの切なさは、桜美監督の得意分野であったことが思い出される。今回物語の主役となった木村未来や佐久間翔子といった人物の造形についても、メインキャラたちのようなクドい味つけはなされておらず、あくまで1人の人間の陥った若さ故の悩みを素直に描出する方向に描かれている。事件としては陳腐かもしれないし、探偵の行動が面白いものだったかは定かでないが、1つの人生のエピソードとしては、悪くない描かれ方だったのではなかろうか。

 この視聴後感は、1時間という特別枠で描かれたが故の恩恵である。これが前半30分で区切られて「問題編」「解決編」のようなブツ切りになっていたら、最後の翔子と聡の感情はあまり共有出来ないものだったであろう。未来の視点を中心として、少しずつ佐久間翔子という人物の造形を掘り出し、それを一気にゆがめていくことで、今回の結末が得られたのだ。これは、気を配って時間枠を伸ばした制作サイドのナイス判断である。こうして紹介がてらに一通りまとまった事件を見せてもらえれば、次回以降は話が寸断されてもある程度はついていくモチベーションを維持することが出来るだろう。今期では珍しく、脚本部分に期待してみたい、ちょっと気になる作品である。あとはまぁ、アリスのキャラが痛々しくないギリギリで踏みとどまれるかだなぁ(現時点でややアウトなんだけど)。

 中の人については、珍しく男性キャストから行ってみよう。主人公鳴海を演じるのは、松岡禎丞という聞き慣れない名前。それもそのはず、まだ若いアイムの新人である。「割とどこにでもいそうな声」と言ってしまえばそれまでだが、初めて聞く割には随分安定した仕事ぶりだったように思う。男性新人はなかなか出てきにくいのが現状なので、是非とも頑張って欲しいところだ。その他、メインヒロインアリス役には、「ロウきゅーぶ」でも登場していた小倉唯。今期いきなりメインで2本とは、なかなか気合いが入っている(事務所的にね)。そして、「メイン2本」なんて仕事量を軽々と凌駕するのは、園芸委員こと彩夏役の茅野愛衣。前期のめんまに続き、今期は「神様ドォルズ」「神様のメモ帳」の神様2連打。全く毛色の違う役だが、どちらもばっちり行けてるところを見ると、プッシュされている理由も分かろうというものだ。面白くなってきましたな。しかし、何回聞いても小野Dのヤクザもんは迫力ねえな。静雄ちゃんみたいな愛されキャラになるのがオチやで。

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R・ドロシー・ウェインライトォォォオ! 第15話。まさかのビッグオー来ましたよ。さとう監督! 誰に突っ込まれたいねん! 登場直後にCV矢島晶子で吹いたんだが、そのまま進んでいったらドロシー(違う、シス)の生みの親の声が宮本充でやがんの。違うよ、ドロシーの開発者はロジャースミスじゃないよ。いやー、わらかしてもらいました。このまま行くとヒーローTVは「ビッグオーショータイム」を始めるんですなぁ。ひょっとしてパラダイムシティの原型ってここなんだろうか……ついでに放送後のCMでビッグオーのBDの宣伝まで入れてきやがった。……買うか。

 とまぁ、小ネタはさておき、今回の主役はスカイハイ。虎鉄の能力が減退してる疑惑とか、バーナビーの親がアンドロイド開発の草分けだったとか、色々と後に繋がるお話もあったけど、そんなんどうでもいい。今回は1から10まで全てスカイハイだ。お話の中身が、久し振りにやたらしっかりしていたので、そんな印象が強い。そして、スカイハイさんは基本的に愛されキャラなので、とても暖かい目で見られる内容になっていたのが大きい。たとえそれが悲恋になるだろうことが早々に予想出来たとしても……

 ジェイク事件の傷跡は、意外にもスカイハイの心の中にまで残っていた。大活躍していたキングオブヒーローは、ジェイクと対峙して、初めてテレビカメラの前で敗北を喫した。そのことが原因で彼は軽いイップスに陥っていたのだろう。それを打開してくれたのが、偶然にも彼が出会ってしまったアンドロイドのシスだった。彼女からしたらたまたま適当な受け答えをしていただけのはずなのだが、相変わらず思い込みが激しくて一人上手なスカイハイさんは、そんな自動音声の返事でも立ち直るきっかけにしてしまった。そのついでに、たまたま深夜に起こったアンドロイド暴走事件でも見事な活躍を見せ、彼の悩みは一気に解決。ランキングではまだ2位だが、きっとすぐに立ち直ってくれるはずだ。二度と来ないあの娘を待ちながら……

 うわぁぁぁ! 泣けるがな。いや、なんかスカイハイが主役だからどこか滑稽ではあるんだけど、こんなに切ないお話もなかなか無いぞ。ホントにスカイハイは良い奴だよなぁ。リアルであのシティの住人だったら間違い無くスカイハイを応援するよなぁ。だっていつもの台詞回しでしゃべろうとしたらシスに遮られて、「うわっ、決め台詞言えてねぇでやんの」とか思ったら、その後に続いた台詞が「また明日、明日また」だぞ。泣けるわー、この人なんか知らんけど泣けるわー。でも顔濃いわー。

 あれ? そういえば今回牛角さんって出番あったっけ……

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 ○「怪盗天使ツインエンジェル〜キュンキュン☆ときめきパラダイス!!〜」 3

 タイトルなげぇよ。それにしても……なかなかすごいものが出てきたぞ。「Rio」→「戦国乙女」と繋がったパチンコ原作アニメが今期も継続しており、アニメ業界がいかにパチンコと密に繋がっているかが確認出来る状態になっている。そして、「Rio」はどっかぶっとんだ悩める作品、「戦国乙女」はなんだかんだ言って最終的にアリだった気がする作品と、実は案外嫌なところに突き刺さる作風が続いているのである。さて、今作は。

 一言で言うなら、古い。全てが古い。年代でいうなら丁度10年前、とにかくなんでもいいからアニメにしちまえ、ってんでありとあらゆるアニメが作られ、露となり消えていったあの時代の臭いがする。キャラクターデザインを皮切りに、どうでもいいシナリオ、設定、そしてギャグのノリ、中身、テーマソングの構成、キャスティングに至るまで、どれをとっても現代風に見えない。制作を手がけるのはその当時から一線級のJ.C.であるし、監督はまさかの岩崎良明。これは……ひょっとして新たな形のおっさんホイホイなのか?

 一言で片付けるなら、面白い要素など特にない。タイトルが長いくせに怪盗でもなければエンジェルでもパラダイスでもない。ギリギリ意味を持つのは「ツイン」の部分だけだが、オープンエンドを見る限りでは既に釘宮ボイスの3人目の存在が仄めかされており、あっという間に「ツイン」ですらなくなりそう。何がやりたいかさっぱり分からないのに、何をしているのかはすごく分かりやすい。あったよなぁ、こういうアニメ。そんで、あの当時だったら何も考えずに「ほー、これがアニメですかー」みたいなノリでちょこちょこ見てるくらいの。つまり、トータルすれば欠点らしい欠点も無いように見えるのだが、そもそも無いのは制作者のコンセプトの方だったりするのだ。アニメにした、という事実が発生した時点で役目を終えている作品な気がする。

 それでも、「一周回って面白い」という一番使っちゃいけない概念がむくむくと鎌首をもたげるのがこまりもの。檜山ボイスのイケメン生徒会長が出てきただけなら苦笑いで済むけど、それがタキシード仮面様になったらやっぱり笑うよ。もう、配役のセンスとかネタ回しとか、正しいんだろうけど全部古い。あー! なんだろうな、このもやもや感は。駄目だよゆかりん、あんたのキャラクターは檜山ボイスの変態仮面と夜の町で遭遇したらろくなことがないだろう(主に海成市上空あたりで)。もう、なんかどうでもいいや。毎週見る要因は中の人的なもの以外に見あたらないが、古くさい岩崎演出を見ているだけでどこか安心してしまう自分がいるっていう……岩崎さんとか渡部高志とか、J.C.STAFFは古参の小ずるい監督を揃えすぎたと思うよ。くそう、岩崎さん、もっと目の醒めるような仕事しようよ。あたしゃあんたのファンなんだよ。

 中の人的には、メイン2人、田村ゆかり・能登麻美子コンビが意外にこれまで絡んでこなかった組み合わせだけに、なんとも新鮮。敵役に新谷っていう配役も、絶妙にどこかに届いてない感がたまらない。一条みゆ希や清川元夢などを贅沢に配しながら、何故か悪役の手下はヤング師匠っていうね。なんか小野坂さんだけ浮くわー。こういうアニメで声当ててるの久し振りだからかなー。新谷にぞっこんラブっていう設定があり得なさすぎるからかなー。

 最後に一つだけ。ユニットで歌うのはいいんだけど、あの田村ゆかりの歌に麻美子をデュエットさせるっていうのは、軽めの罰ゲームなんじゃないか? 釘が上手いこと間に入ってるからごまかせてるんだろうか……アイドル声優は大変だね!

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 7月8日 ドラフト模様(NPH,MBS,SOM

ピック順 【Thraxi】→【Metallica】→【Alessi】→【Mei】→【Serra

 暑いよー、なんでクーラーも無い夜中に肩寄せ合ってドラフトやってんだよー、マジで人死にがでる可能性があるよー。でも冷えピタ貼れば大丈夫だよー。せっかく大箱で買ってきたのに、なんでみんな冷えピタしないんだろう。色々捗るぞ。

 もう来週はM12の発売。バリバリ剥きたいけど、剥くための環境がない。俺のチャンドラさんに会える日はいつになるやら。

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 ○「バカとテストと召喚獣にっ!」 5

 1年ちょっとの間を空けての2期目。久し振りのはずなのだが、その間のラジオがあるのであんまり懐かしい感じもしない。そして、ラジオのせいで完全に別な作品としての楽しみがベースになってしまっているせいで、アニメの中身とか正直あんまり頭に入ってこないっていう……どなたか「ひとみごっつ」をお持ちの方はいらっしゃいませんか? すごく欲しいんですが。

 さておき、2期目である。2期目といってもスタッフはまったく変わっておらず、せいぜいオープニングテーマが変わったかしら、という程度の差。そして、おそらく1期で一応本筋と呼べるストーリー部分は追ってしまったのだろう、もう、お話とかどうでもいい適当極まりない中身。タイトルが「バカとテストと召喚獣」なのに、テスト要素も召喚獣要素もなく、ひたすらバカのみをクローズアップする内容になっている。……そして、この作品の場合、それで正解である。正直、毎週こういう中身でいいんじゃないかな。1話目は各キャラの活躍のバランスも取れてたし、冒頭から玲さん出ずっぱりだし、ムッツリーニの活躍も増えてるし。これが理想の「バカテス」な気がしてきた。翔子のテンションなんかが無駄に凝ったエフェクトで描かれるおかしな力点もいい塩梅です。

 映像などについては、特に言うことはありません。大沼監督の適度なおふざけはクド過ぎもせず、かといって淡泊というのでもなく、この作品の馬鹿馬鹿しさを適切なさじ加減で色づけしてくれていると思います。あとはもう、各キャラと中の人の無駄なリンクを楽しむだけです。この作品はねぇ、何故か中の人要素がそのまんま見やすいんですよ。下野母さんもそうだけど、何故か女性キャストはキャストとの乳リンクが成立するっていうね。おかげで(?)普段は常にローテンションのミズハスが活き活きしてる感が出るのです。何ででしょうね。

 やっぱり原田ひとみは化け物であり、馬鹿者である。それが分かるだけでいいじゃない。そして、キャストの中で一番好きなのは津田健次郎大社長だったりするんですけど。ナレーションのついでに波のエフェクトまで「ざざ〜ん」ってやってる社長の声に思わず吹いてしまう。フリーダムだなぁ。

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 ○「神様ドォルズ」 4

 全く前情報が無い状態で視聴。タイトルからてっきりラノベ的な日常萌え作品まであるんじゃないかと思っていたのだが、一切そんなことは無くてハードな幕開けだったので度肝を抜かれたくらいである。まぁ、このタイトルで日常ものをイメージする時点で病気な気もするけど。

 見ていて一番インパクトが大きかったのは、なんと言ってもオープニングである。モザイクのように映像の断片が途切れ途切れに散らばるイメージも強烈だが、それにも増して曲の不安感が恐ろしい。我が心の歌い手石川智晶の歌唱、歌声にはホッとする面もあるはずなのに、ワンフレーズごとにもどかしさを残すリズムのズレが、どうにもならない据わりの悪さを印象づける。これ、ものすごく歌う難度が高い。流石としか言いようがない。オープニングのインパクトだけで、もうお腹いっぱいになった感がある。アバンで「あちゃー、こういうシリアス路線の話だったかー」と思ったらあのオープニングに突入したおかげで、一気に身が引き締まって視聴体勢が出来上がった。そういう意味では素晴らしい出来だと思います。

 ただ、正直言うとオープニングがクライマックスだった感は否めない。「村の因習」「隠された力」「意志を体現するロボットのようなくぐつ」など、色々と興味を引くパーツは多く、それらを機能させるための下準備段階といえばそれまでなのだが、話が分かりやすい割には、入ってくる内容が少なくて次回への興味があまり持続しないのである。主人公の青年が村から脱走した悪役に突然襲われるわけだが、それは主人公の過去に動機があるらしい。でも、その部分については一切語られず、主人公は訳知り顔でこの苦境を苦々しく思っている。そして、それを予期してか村からは幼女の援軍がやってきている。「カカシ」と呼ばれるくぐつを操る少女だが、援軍で来たってことは強いのかと思いきや、敵を前に一蹴されており、わざわざあんなでかいものを引き連れて押しかけてきた意味が分からない。とにかく、色々分からない。

 もちろん、まだ放送1話目なのだから分からないことが多い分には構わないのだが、そのことが「謎が解かれる次週以降が楽しみだぜ!」というモチベーションに繋がってこないのが難点。主人公が既に色々と了解済みでこの状況を受け入れているせいで、感情移入が全く出来ないというのが問題なんだろうか。導入部の演出を考えると、主人公は「普通の青年」であるという風に見えていたと思うのだが、そのおかげで「じゃぁ、この子の視点で物語を追えばいいのか」と思ったら案外そうでもなかったために、予想とズレてしまったことが問題なのかもしれない。既知の事実が少ないという意味では、主人公が憧れてた女性の方がまだ視聴者視点に近いのかもね。

 現時点では、シナリオラインにそこまで引かれるものはなく、映像・演出についても「可もなく不可もなく」レベル。90年代を彷彿させるちょっと古めのキャラクターデザインは、最近では珍しいくらいだけれどいくらかシリアスめなので他の作品との差別化は図れているかな? まぁ、素体は悪くなさそうなので、今後のストーリーの盛り上がりに期待です。まぁ、1話視聴時点で分かることなんてそんなに無いしね。個人的には、岸誠二の監督作品っていうだけで不安になってしまう部分はあるんだけどね。「Angel Beats!」の時といい、オープニングみたいな短い映像をつくる手腕は見事なものだと思うのだが。

 キャラクターでは、上述の通りに感情移入がしやすいおねーちゃんが一番好印象かな。パースが間違っているようにしか見えないロケット乳の阿漕さもたまりませんが、中の人が茅野愛衣というのが絶妙。かやのんはこういう役でもすっと入ってくるんだなぁ。これまでロリ系の役しか聞いてこなかったから、実に新鮮です。そして対抗となる能力者少女役には、安定の仕事ぶりに定評のある福圓先生だ。ほんと、この人はいつまでたっても初々しさが残るような声音が印象的。強く耳に残る仕事ではないのだが、さらっと聞かせてくれるのはこの人だけの仕事です。うむ、中の人的にはなかなか楽しみかも。

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Thraxi
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声優のこと全般
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
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